JPH10216627A - 塗膜付き積層模型 - Google Patents

塗膜付き積層模型

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JPH10216627A
JPH10216627A JP12557497A JP12557497A JPH10216627A JP H10216627 A JPH10216627 A JP H10216627A JP 12557497 A JP12557497 A JP 12557497A JP 12557497 A JP12557497 A JP 12557497A JP H10216627 A JPH10216627 A JP H10216627A
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JP
Japan
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laminated
coating
laminated model
model
coating film
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Application number
JP12557497A
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English (en)
Inventor
Shozo Okawa
祥三 大川
Toru Nonoyama
透 野々山
Mikiro Nakamura
幹郎 中村
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NAKAMURA TECHNICAL KK
Toyoda Koki KK
Original Assignee
NAKAMURA TECHNICAL KK
Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寸法安定性に優れているとともに、塗膜表面
外観にも優れている塗膜付き積層模型を提供すること。 【解決手段】 積層模型本体26が保護塗膜28で被覆
されてなる積層模型。保護塗膜28が紫外線硬化形塗料
で形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層模型本体が塗膜で
被覆されてなる積層模型に関する。特に、耐摩耗性が要
求される積層模型に好適な発明である。
【0002】
【従来の技術】模型を製作する方法として、薄板からコ
ンピユータ制御により積層模型を製造する方法、いわゆ
るLOM(Laminated Object Manufacturing) システム
が提案されている(特許第2517338号公報参
照)。
【0003】図1〜2に基づいて、概略を説明する。
【0004】LOMシステムは、接着剤が裏面に塗布さ
れた薄板12を所定位置(作業台)14に連続的に搬送
し、該所定位置で積層接着した後、CADデータからの
信号に基づいて断面形状カットして模型を形成する方法
である。即ち、新薄板12の積層→既積層体への接着→
断面形状カットの各ステップを繰り返して積層模型10
を製作する(図2参照)。
【0005】ここで、薄板12の搬送は、薄板供給ロー
ル16と引き取りロール18とで行う。積層接着は、圧
着ロール20により行う。また、カットは、CO2 レザ
ー22等により行う。24は、x−yキャスナーであ
る。
【0006】こうして製作した最上段のカットが終了し
た積層体10は、余分な周璧部分を取り除いて、積層の
模型本体26を得、該模型本体26の表面は研摩したあ
と、通常、外観向上及び耐摩耗性向上等のために保護塗
膜28を形成していた(図3参照)。
【0007】この保護塗膜の形成は、通常、アクリル系
樹脂等を溶剤に溶かしたラッカー形塗料を、刷毛塗り等
により、重ね塗りして行っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
溶剤形塗料で保護塗膜を形成した積層模型は、寸法安定
性が良好でないとともに、塗膜表面外観が必ずしも十分
とは言えなかった。
【0009】本発明は、上記にかんがみて、寸法安定性
に優れているとともに、塗膜表面外観にも優れている塗
膜付き積層模型及びその製造方法を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(1) 本発明の塗膜付き積層模型は、上記課題を、下記構
成により解決するものである。
【0011】積層模型本体が保護塗膜で被覆されてなる
積層模型において、保護塗膜が紫外線硬化形塗料で形成
されてなることを特徴とする。
【0012】上記構成において、保護塗膜が、ウレタ
ンアクリル系オリゴマー、アクリル系反応希釈剤、光重
合開始剤及び体質顔料を必須成分とする紫外線硬化形プ
ライマー塗料で形成された下塗り層と、ウレタンアク
リル系オリゴマー、アクリル系反応希釈剤及び光重合開
始剤を必須成分と溶剤で希釈されたを紫外線硬化形上塗
り塗料で形成された上塗り層とからなる構成とすること
により上記課題を確実に解決できて望ましい。
【0013】(2) 本発明の塗膜付き積層模型の製造方法
は、上記課題を、下記構成により解決するものである。
【0014】積層模型本体が保護塗膜で被覆されてなる
積層模型の製造方法において、前記保護塗膜を、紫外線
硬化形塗料を積層模型本体に塗布後、紫外線を照射して
形成することを特徴とする。
【0015】上記構成において、ウレタンアクリル系
オリゴマー、アクリル系反応希釈剤、光重合開始剤及び
体質顔料を必須成分とする紫外線硬化形プライマー塗料
を前記積層模型本体に塗布後、紫外線照射をして下塗り
層を形成し、続いて、ウレタンアクリル系オリゴマ
ー、アクリル系反応希釈剤及び光重合開始剤を必須成分
とする紫外線硬化形上塗り塗料を前記下塗り層上に塗布
後、紫外線照射をして上塗り層を形成して、前記保護塗
膜を形成することにより上記課題を確実に解決できて望
ましい。
【0016】また、上記紫外線硬化塗料の塗布を、低圧
温風塗装機を用いるスプレー塗布により行うことによ
り、汎用のエアスプレー塗布等に比して、塗膜付着性が
良好であり望ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態を説明
する。
【0018】(1) 前述と同様にして、LOMシステムに
より、積層模型本体26を製作する。
【0019】このとき、積層する薄肉シートの材質は、
紙、プラスチック、金属を問わない。また、薄肉シート
の肉厚は、通常、0.05〜1.0mm、望ましくは、
0.1〜0.5mmとする。
【0020】(2) 上記積層模型本体26に、紫外線硬化
形塗料により、保護塗膜28を形成する。紫外線硬化形
塗料を使用することにより、従来のラッカー形塗料を使
用する場合に比して、塗布前後の寸法安定性及び塗膜外
観性に優れている。
【0021】即ち、アクリル系樹脂等のベースポリマー
を溶剤に溶かしたものであり、また、通常、重ね塗りを
行い、溶剤が完全に揮発するまで、即ち、指触乾燥する
まで、時間を要する。このため、積層体接着剤または薄
板材質によっては、積層薄板間の接着層さらには薄板自
体が膨潤して寸法安定性に悪影響を与えると推定され
る。
【0022】また、積層薄板は、図3に示す如く、積層
体の薄板相互は、マクロ的に見た場合、階段状に形成さ
れており、塗膜に厚肉部が交互に形成され、該厚肉部で
は溶剤が十分に揮発する前に表面塗膜が形成されるおそ
れがある。このため、塗膜にボイドやクラックが発生し
て、塗膜外観に問題が生じる。
【0023】さらに、薄板が紙製の場合、ラッカー形塗
料の場合、上記、塗膜が完全に硬化するまでは、耐透湿
性に欠け、薄板が吸湿し膨潤し、寸法安定性が更に低下
するおそれがある。
【0024】これに対して、紫外線硬化形塗料の場合、
原則的に溶剤レスである。スプレー塗布等の場合は、粘
度調製のために、シンナー等の溶剤で希釈することがあ
るが、溶剤相対量がラッカー形塗料に比して少なく、ス
プレー塗布途中で大部分が揮散してしまい問題がない。
紫外線硬化させる前に、温風等で溶剤揮散も容易に促進
させることもできる。
【0025】そして、上記保護塗膜28として、ウレ
タンアクリル系オリゴマー、アクリル系反応希釈剤、光
重合開始剤及び体質顔料を必須成分とする紫外線硬化形
プライマー塗料で形成された下塗り層28aと、ウレ
タンアクリル系オリゴマー、アクリル系反応希釈剤及び
光重合開始剤を必須成分とする紫外線硬化形上塗り塗料
で形成された上塗り層28bとからなりものとすること
が望ましい。
【0026】即ち、(i) 下塗り層28aとして、体質材
を含有させた紫外線硬化形プライマー塗料を使用するこ
とにより、積層模型本体10表面の階段状凹凸の凹部を
平滑化(目止め)することができるとともに、当該塗料
は上記理由により、薄板用接着剤層や薄板自体を膨潤さ
せるおそれがない。
【0027】そして、(ii)上塗り層28bとして、紫外
線硬化形の上塗り塗料を使用した場合、下塗り層により
階段状凹凸は平滑化されているため、全体に均一な保護
塗膜が形成される。そして、階段状の凸角部の下塗り層
28aが薄くても、上記同様の理由で、塗布後の塗膜が
溶剤をほとんど含まず、薄板相互の接着剤層や薄板自体
が溶剤によって浸食されない。
【0028】体質顔料としては、沈降性硫酸バリウム、
炭酸カルシウム、カオリン等を挙げることができる。
【0029】なお、塗膜厚は、下塗り・上塗りとも、例
えばスプレー塗りの場合、通常、20〜60g/m2
塗布量で形成される厚み、通常、0.05〜0.5mm、
望ましくは、0.1〜0.3mmとする。
【0030】上記保護塗膜の形成は、紫外線硬化形の下
塗り塗料を積層模型本体10に塗布後、紫外線照射をし
て下塗り層28aを形成し、続いて、紫外線硬化形上塗
り塗料を前記下塗り層28a上に塗布後、紫外線照射を
して上塗り層28bを形成して行う。
【0031】ここで上記各紫外線硬化形塗料を塗布する
場合、図4に示すような低圧温風塗装機30を用いてス
プレー塗布により行うことが望ましい。低圧温風塗装機
30は、塗料タンク31を備えた塗装ガン(スプレーガ
ン)32にブロアー33から大量の低圧温風を供給し、
塗料と一緒に噴霧ノズル32aからジェットエアの流れ
となり外に噴霧させる機構を備えたものである。低圧温
風塗装機30は、塗布圧が低圧で、大量のエアで押圧す
るように模型本体に対して塗料を吹きつけるので、コン
プレッサ式のエアスプレー塗布に比して、塗料の跳ね返
り(飛散)が少なくて、模型本体に対する塗料のほとん
ど(約90%以上)が付着する、即ち、付着性が良好で
ある。通常の、エアスプレー塗布では、塗料の約2/3
が模型に付着せず飛散してしまうと言われている。この
ため、低圧温風塗装機を用いた場合は、穴や凹部に対す
る塗布性(付着性)も良好となる。
【0032】模型は通常一品ないし少量生産であり、通
常、上記スプレー塗布は手で塗装ガン32を把持しなが
ら、模型表面に沿って移動させることにより行う。これ
に好適な低圧温風塗装機は、取扱性の見地から、送風能
力:1500〜3000L/min 、送風圧力:0.25
5kgf/cm2 (約0.025MPa)前後であるものが、望ま
しい。
【0033】また、上記紫外線照射の時間は、ランプの
強度により異なるが、通常、例えば、照射強度145nW
/cm2の場合3秒以上必要である。
【0034】紫外線照射も、塗布の場合と同様、紫外線
照射装置を手で把持して模型表面に沿って順次移動させ
て手作業で行う。この手作業紫外線照射には、例えば、
図6に示すような、把手35及び冷却ファン36を天井
部に備えた箱状の紫外線照射装置37を使用することが
できる。図例中、38は紫外線ランプ、39は反射板で
ある。上記紫外線照射装置37の好適な仕様としては、
照射紫外線波長:365nm、照射強度:145nW/cm
2(約1000Wランプ)である。
【0035】なお、積層模型にねじ孔等の細孔が形成さ
れているときは、ねじ穴の奥までの塗布が困難である。
この場合は、低圧温風塗装機30の塗装ガン32の先端
の噴霧ノズル32aを図5に示すような細長噴霧ノズル
32bをアダプター等を介して取り付けると共に、図7
に示すような把手41とコネクタ42と紫外線ランプ4
3とを直列させた棒状の紫外線照射装置44を用いて、
前記細孔に細長噴霧ノズル32b及び紫外線ランプ43
を挿入して、それぞれ、塗装及び紫外線照射を行う。
【0036】なお、上記では手作業を前提としたが、積
層模型であっても、多量生産するような場合、ロボット
に塗装機ないし紫外線照射装置を把持させ、予め制御部
に入力した経路で移動させてもよい。その場合は、上記
塗装機や紫外線照射装置より出力が大きて重量が重いも
のでも使用可能である。
【0037】さらに、図8に示す如く、積層模型45
が、一対の下分岐管部46、46及び上分岐管部47を
有するもので、一度に穴部の塗装・照射が困難なような
場合、下記の如く、LOM造型及び塗装・紫外線照射工
程を複数段(下記の場合は3段)繰り返して行う。
【0038】LOMシステムを稼働させて、Aライン
の高さまで造型して、下分岐管部46、46の底部側相
当部を造型する。
【0039】LOMシステムを停止させて、不要部の
内、該下分岐管部46、46の穴部48、48相当部を
除去して溝穴部を形成した後、該溝穴部の表面に紫外線
硬化塗料を塗布して紫外線照射を行い、保護塗膜を形成
する。
【0040】再度、LOMシステムを稼働させて、B
ラインの高さまで造型して、下分岐部46、46の上分
岐管部47との接合部まで造型する。
【0041】LOMシステムを停止させて、不要部の
内、該下分岐管部47、47の穴部48、48相当部を
除去して穴部48、48を形成した後、該穴部の保護塗
膜未形成部分の表面に紫外線硬化塗料を塗布して紫外線
照射を行い、保護塗膜を形成する。
【0042】再度、LOMシステムを稼働させて、製
品最終高さまで造型する。
【0043】LOMシステムを停止させて、不要部で
ある上分岐管部48の穴部49相当部及び外側部を除去
して積層模型45を完成し、該積層模型45の外側表面
及び穴部49に紫外線硬化塗料を塗布して紫外線照射を
行い、保護塗膜を形成する。
【0044】(4) なお、本実施形態では、いわゆるラピ
ッドプロトタイピングの代表的なLOMシステムにより
製造した積層模型を例にとり説明したが、適用する積層
模型はこれに限られるものではない。例えば、他のラピ
ッドプロトタイピングの代表例である光造形システムに
より製造する積層モデルでもよい。光造形システムと
は、光硬化樹脂にレザー光を照射して固化し、それを何
層にも積み重ねて三次元模型を製造する方法である
(「技術情報みえ vol.3 No.4」第3頁参照)。
【0045】
【発明の作用・効果】本発明の塗膜付き積層模型及びそ
の製造方法は、上記の如く、溶剤をほとんど含まない状
態で塗布され、しかも瞬時に硬化する紫外線硬化形塗膜
で保護塗膜が形成されているため、薄板及び接着剤層が
溶剤により膨潤・浸食されることがない。
【0046】従って、積層模型の薄板や接着剤層が溶剤
により膨潤・浸食され易いものであっても、寸法安定性
に優れている。また、薄板が紙製であっても、保護塗膜
が瞬時に硬化することにより、保護塗膜が完全に硬化す
るまでの耐透湿性の欠如により、薄板が吸湿し膨潤する
ことなく、寸法安定性に優れている。
【0047】また、積層模型の階段状表面に基づき保護
塗膜に厚肉部が交互に形成されたとしても、該厚肉部で
も溶剤が実質的に存在しない。このため、溶剤が十分に
揮発する前に表面塗膜が形成されることによるボイドや
クラックが発生することがない。従って、塗膜付き積層
模型に塗膜外観不良が発生するおそれがない。
【0048】更に、上記保護塗膜として、ウレタンア
クリル系オリゴマー、アクリル系反応希釈剤、光重合開
始剤及び体質顔料を必須成分とする紫外線硬化形プライ
マー塗料で形成された下塗り層と、ウレタンアクリル
系オリゴマー、アクリル系反応希釈剤及び光重合開始剤
を必須成分とする紫外線硬化形上塗り塗料で形成された
上塗り層とからなるものとした場合は、積層体表面の階
段状凹凸の凹部を平滑化(目止め)することができ、上
塗り塗膜により全体に均一な保護塗膜が形成することが
できる。従って、積層模型の塗膜外観をより優れたもの
とすることができる。
【0049】また、紫外線硬化塗料の塗布を、低圧温風
塗装機を用いるスプレー塗布により行うことにより、積
層模型に対する塗料付着性が良好で、穴部や凹部に対す
る塗膜付着が容易となる。
【0050】
【試験例】本発明の塗膜付き積層模型について、耐寸法
安定性の試験を行った。
【0051】(1) 塗料は下記表示の塗料を使用した。
【0052】市販ラッカー形塗料…ベースポリマー:
アクリル系樹脂、体質剤:亜鉛華 下塗り紫外線硬化形塗料… 体質顔料:37.5wt%、アクリレートオリゴマー:1
1.0wt%、 アクリル系反応希釈剤:49.0%、光重合開始剤:
2.5% 上塗り紫外線硬化形塗料… ウレタンアクリレートオリゴマー:30wt%、アクリル
系反応希釈剤:10wt%、有機溶剤:59wt%、光重合
開始剤:1% (2) 試験方法 25mm□の薄紙(厚さ:0.1067mm)を積層して
形成した積層模型試験片(25mm×25mm×95mm)
に、表示の各塗料を低圧温風塗装機を用いて塗布して後
述の条件で塗膜硬化をさせた後、室温・相対湿度約60
%雰囲気中に放置して、長さを24時間ごとに測定し
た。
【0053】なお、下塗り塗膜及び上塗り塗膜ともに、
紫外線波長:365nm、照射強度:145nW/cm2の紫
外線照射装置を使用して、1 cm2当たり3〜4秒となる
ように移動させて硬化させた。
【0054】(3) 試験結果 紫外線硬化形塗料で被覆した実施例1・2は、塗膜レス
(比較例)及び従来のラッカー形塗料(従来例)に比し
て、格段に寸法安定性に優れていることが分かる。
【0055】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】LOMシステムの概略システムの構造図
【図2】図1のシステムにおける造形サイクル図
【図3】本発明を適用する積層模型の一例を示す概略断
面図
【図4】本発明の積層模型における紫外線塗料の塗布に
使用する低圧温風塗装機の概略図
【図5】図4の低圧温風塗装機に穴部塗布用に細長ノズ
ルを取り付けた概略図
【図6】本発明の積層模型における保護塗膜の硬化に使
用する紫外線照射装置の概略図
【図7】本発明の積層模型における細長穴部の保護塗膜
の硬化に使用する紫外線照射装置の概略図
【図8】本発明を適用する分岐管部を有する積層模型の
一例を示す斜視図
【符号の説明】
10 積層体 12 薄板 14 作業台 26 積層模型本体 28 保護塗膜 28a 下塗り層 28b 上塗り層 30 低圧温風塗装機 32 塗装ガン 37 紫外線照射装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 幹郎 愛知県蒲郡市形原町南大明地18番地

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層模型本体が保護塗膜で被覆されてな
    る積層模型において、前記保護塗膜が紫外線硬化形塗料
    で形成されてなることを特徴とする塗膜付き積層模型。
  2. 【請求項2】 前記保護塗膜が、ウレタンアクリル系
    オリゴマー、アクリル系反応希釈剤、光重合開始剤及び
    体質顔料を必須成分とする紫外線硬化形プライマー塗料
    で形成された下塗り層と、ウレタンアクリル系オリゴ
    マー、アクリル系反応希釈剤及び光重合開始剤を必須成
    分とする紫外線硬化形上塗り塗料で形成された上塗り層
    とからなることを特徴とする請求項1記載の塗膜付き積
    層模型。
  3. 【請求項3】 前記積層模型本体の材質が、紙であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の塗膜付き積層模
    型。
  4. 【請求項4】 積層模型本体が保護塗膜で被覆されてな
    る積層模型の製造方法において、前記保護塗膜を、紫外
    線硬化形塗料を前記積層模型本体に塗布後、紫外線を照
    射して形成することを特徴とする塗膜付き積層模型の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 ウレタンアクリル系オリゴマー、アク
    リル系反応希釈剤、光重合開始剤及び体質顔料を必須成
    分とする紫外線硬化形プライマー塗料を前記積層模型本
    体に塗布後、紫外線照射をして下塗り層を形成し、続い
    て、ウレタンアクリル系オリゴマー、アクリル系反応
    希釈剤及び光重合開始剤を必須成分とする紫外線硬化形
    上塗り塗料を前記下塗り層上に塗布後、紫外線照射をし
    て上塗り層を形成して、前記保護塗膜を形成することを
    特徴とする請求項4記載の塗膜付き積層模型の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記紫外線硬化塗料の塗布を、低圧温風
    塗装機を用いるスプレー塗布により行うことを特徴とす
    る請求項4又は5記載の塗膜付き積層模型の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記積層模型本体の材質として紙を使用
    することを特徴とする請求項4、5又は6記載の塗膜付
    き積層模型の製造方法。
JP12557497A 1996-12-03 1997-05-15 塗膜付き積層模型 Pending JPH10216627A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2003074273A1 (ja) * 2002-03-01 2005-06-23 シーアイ化成株式会社 化粧シートおよびその製造方法
CN105058799A (zh) * 2015-08-21 2015-11-18 北京中鸿胜境景观设计有限公司 一种采用3d打印技术进行胎体制作的方法

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