JPH10216600A - 特に紙またはボール紙からなる、走行する材料ウェブに、液体状またはペースト状媒体を直接的または間接的に塗布する装置 - Google Patents
特に紙またはボール紙からなる、走行する材料ウェブに、液体状またはペースト状媒体を直接的または間接的に塗布する装置Info
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- JPH10216600A JPH10216600A JP9370550A JP37055097A JPH10216600A JP H10216600 A JPH10216600 A JP H10216600A JP 9370550 A JP9370550 A JP 9370550A JP 37055097 A JP37055097 A JP 37055097A JP H10216600 A JPH10216600 A JP H10216600A
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- B05C—APPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C11/00—Component parts, details or accessories not specifically provided for in groups B05C1/00 - B05C9/00
- B05C11/02—Apparatus for spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to a surface ; Controlling means therefor; Control of the thickness of a coating by spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to the coated surface
- B05C11/023—Apparatus for spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to a surface
- B05C11/025—Apparatus for spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to a surface with an essentially cylindrical body, e.g. roll or rod
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- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
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- D21H23/02—Processes or apparatus for adding material to the pulp or to the paper characterised by the manner in which substances are added
- D21H23/22—Addition to the formed paper
- D21H23/32—Addition to the formed paper by contacting paper with an excess of material, e.g. from a reservoir or in a manner necessitating removal of applied excess material from the paper
- D21H23/34—Knife or blade type coaters
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- D21H—PULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D21H25/00—After-treatment of paper not provided for in groups D21H17/00 - D21H23/00
- D21H25/08—Rearranging applied substances, e.g. metering, smoothing; Removing excess material
- D21H25/12—Rearranging applied substances, e.g. metering, smoothing; Removing excess material with an essentially cylindrical body, e.g. roll or rod
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- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 先行技術の欠点をできる限り回避でき、高品
質の塗布層を形成できる上述の種類の簡単且つ有効な装
置を創成する。 【解決手段】 塗布ドクタ６および第２ドクタ要素８
は、本質的に剛な共通のドクタベット１０に保持し、対
向ロール表面およびドクタベット表面とともに塗布室１
４を形成し、共通のドクタベット１０には、媒体２を塗
布室１４に供給する少なくとも１つの管路１６を設け
る。
質の塗布層を形成できる上述の種類の簡単且つ有効な装
置を創成する。 【解決手段】 塗布ドクタ６および第２ドクタ要素８
は、本質的に剛な共通のドクタベット１０に保持し、対
向ロール表面およびドクタベット表面とともに塗布室１
４を形成し、共通のドクタベット１０には、媒体２を塗
布室１４に供給する少なくとも１つの管路１６を設け
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項１のプレア
ンブルに記載の、特に、紙またはボール紙からなる、走
行する材料ウェブに液体状またはペースト状媒体を直接
的または間接的に塗布する装置に関する。
ンブルに記載の、特に、紙またはボール紙からなる、走
行する材料ウェブに液体状またはペースト状媒体を直接
的または間接的に塗布する装置に関する。
【０００２】この種の装置は、いわゆる、塗布設備の枠
内において、例えば、紙、ボール紙または繊維材料から
なる、走行する材料ウェブの片面または両面に塗布媒体
（例えば、インキ、ノリ、含浸液など）の１つまたは複
数の層を設けるために使用される。
内において、例えば、紙、ボール紙または繊維材料から
なる、走行する材料ウェブの片面または両面に塗布媒体
（例えば、インキ、ノリ、含浸液など）の１つまたは複
数の層を設けるために使用される。
【０００３】いわゆる直接的塗布の場合は、塗布装置か
ら液体状またはペースト状塗布媒体を、直接に、塗布中
に循環する対向面（例えば、エンドレスベルトまたは対
向ロール）に支持され走行する材料ウェブの表面に塗布
する。他方、媒体の間接的塗布の場合は、液体状または
ペースト状塗布媒体を、まず、担持面として役立つ対向
面（例えば、塗布ロールとして構成された対向ロールの
表面）に塗布し、次いで、材料ウェブが通過するロール
間隙において塗布ロールから材料ウェブに移行させる。
ら液体状またはペースト状塗布媒体を、直接に、塗布中
に循環する対向面（例えば、エンドレスベルトまたは対
向ロール）に支持され走行する材料ウェブの表面に塗布
する。他方、媒体の間接的塗布の場合は、液体状または
ペースト状塗布媒体を、まず、担持面として役立つ対向
面（例えば、塗布ロールとして構成された対向ロールの
表面）に塗布し、次いで、材料ウェブが通過するロール
間隙において塗布ロールから材料ウェブに移行させる。
【０００４】
【従来の技術】上述の使用目的のために、例えば、自由
ジェットノズルを備えた配量装置を有する塗布装置を使
用する。この種の塗布装置は、よく知られているよう
に、簡単に且つ比較的容易に操作でき、真の摩耗部分を
有していない。従って、上記塗布装置は、比較的に保守
容易であり、一般に、最大１５００ｍ／ｍｉｎのウェブ
走行速度において使用される。この場合、上記塗布装置
は、引裂の危険性の比較的高い引張りに敏感な、例え
ば、薄い紙に特に好適である。
ジェットノズルを備えた配量装置を有する塗布装置を使
用する。この種の塗布装置は、よく知られているよう
に、簡単に且つ比較的容易に操作でき、真の摩耗部分を
有していない。従って、上記塗布装置は、比較的に保守
容易であり、一般に、最大１５００ｍ／ｍｉｎのウェブ
走行速度において使用される。この場合、上記塗布装置
は、引裂の危険性の比較的高い引張りに敏感な、例え
ば、薄い紙に特に好適である。
【０００５】他方、塗布設備をより高速（例えば、１５
００ｍ／ｍｉｎ以上）で運転すべき場合または特殊な貫
入深さを達成すべき場合または材料ウェブに特に僅かな
塗布重量で塗布すべき場合には、よく知られているよう
に、ドクタ要素（ナイフ、バーまたはローラ付ロッド）
と抑えバーとの間に形成された塗布室を介して液体状ま
たはペースト状媒体を塗布する塗布装置を使用する。こ
の塗布装置の場合、液体状またはペースト状媒体を、あ
る程度、過圧に保持する。
００ｍ／ｍｉｎ以上）で運転すべき場合または特殊な貫
入深さを達成すべき場合または材料ウェブに特に僅かな
塗布重量で塗布すべき場合には、よく知られているよう
に、ドクタ要素（ナイフ、バーまたはローラ付ロッド）
と抑えバーとの間に形成された塗布室を介して液体状ま
たはペースト状媒体を塗布する塗布装置を使用する。こ
の塗布装置の場合、液体状またはペースト状媒体を、あ
る程度、過圧に保持する。
【０００６】配量装置と、配量装置に配され塗布中に走
行する材料ウェブを支持する回転対向ロールとを有し、
特に、紙またはボール紙からなる、走行する材料ウェブ
に液体状またはペースト状媒体を直接的に塗布するため
の上記カテゴリに属する塗布装置は、ドイツ実用新案８
４１４９０４．３から公知である。配量装置は、ドクタ
ベットに固定された配量ドクタと、対向ロールの回転方
向とは逆方向へ配量ドクタから離して設置され、配量ド
クタおよび対向ロール表面とともに、供給間隙を介して
媒体の供給を受ける塗布室を形成する抑えバーとを有す
る。配量装置には、通常、排出面が設けてあり、過剰に
塗布され塗布室から抑えバーを越えて流出する媒体は、
重力の作用によって上記排出面を介して排出され、捕集
装置に捕集され、次いで、媒体循環路に再び供給され
る。
行する材料ウェブを支持する回転対向ロールとを有し、
特に、紙またはボール紙からなる、走行する材料ウェブ
に液体状またはペースト状媒体を直接的に塗布するため
の上記カテゴリに属する塗布装置は、ドイツ実用新案８
４１４９０４．３から公知である。配量装置は、ドクタ
ベットに固定された配量ドクタと、対向ロールの回転方
向とは逆方向へ配量ドクタから離して設置され、配量ド
クタおよび対向ロール表面とともに、供給間隙を介して
媒体の供給を受ける塗布室を形成する抑えバーとを有す
る。配量装置には、通常、排出面が設けてあり、過剰に
塗布され塗布室から抑えバーを越えて流出する媒体は、
重力の作用によって上記排出面を介して排出され、捕集
装置に捕集され、次いで、媒体循環路に再び供給され
る。
【０００７】しかしながら、塗布室を備えた通常の塗布
装置には、各種の欠点がある。即ち、例えば、現在、塗
布される媒体量と過剰のまたはオーバフローする媒体量
との比は、約１：１０である。即ち、塗布装置の運転
中、多量の媒体を循環させなければならず、従って、大
形で高性能のポンプ、フィルタ、管路、調節機構が必要
であり、かくして、塗布装置の消費エネルギが増大し、
運転費が高くなる。従って、現在使用されるこの種の塗
布装置は、経済的観点から、もはや競合できない。更
に、上記塗布装置によって達成される塗布品質も必ずし
も十分でないことが判明している。
装置には、各種の欠点がある。即ち、例えば、現在、塗
布される媒体量と過剰のまたはオーバフローする媒体量
との比は、約１：１０である。即ち、塗布装置の運転
中、多量の媒体を循環させなければならず、従って、大
形で高性能のポンプ、フィルタ、管路、調節機構が必要
であり、かくして、塗布装置の消費エネルギが増大し、
運転費が高くなる。従って、現在使用されるこの種の塗
布装置は、経済的観点から、もはや競合できない。更
に、上記塗布装置によって達成される塗布品質も必ずし
も十分でないことが判明している。
【０００８】少なくとも１つの配量装置と、配量装置に
配され間接的塗布の場合には液体状媒体を受容しまたは
直接的塗布の場合には材料ウェブを案内する対向ロール
とを有し、塗布装置に、塗布ドクタと、対向ロールの回
転方向とは逆方向へ塗布ドクタから離して設置され塗布
ドクタとともに媒体塗布チャンバを形成するクリーニン
グドクタとを備えた形式の、特に、紙またはボール紙か
らなる、走行する材料ウェブに液体状またはペースト状
媒体を直接的に塗布する上述の種類の塗布装置は、本出
願人のドイツ特許出願Ｐ４４４４７７９．５から公知で
ある。塗布装置には、液体状またはペースト状媒体を塗
布室から本質的にロールの回転方向とは逆方向へ流出さ
せる開口またはダクトが設けてあり、この際、流出媒体
の少なくとも１部は、塗布室外で、クリーニングドクタ
に続く対向ロール表面範囲または材料ウェブにぶつか
る。クリーニングドクタは、クリーニング用媒体による
洗滌または前加湿に使用される開口またはダクトを備え
たナイフ状ホルダによって支持されたドクタロッドを有
する。
配され間接的塗布の場合には液体状媒体を受容しまたは
直接的塗布の場合には材料ウェブを案内する対向ロール
とを有し、塗布装置に、塗布ドクタと、対向ロールの回
転方向とは逆方向へ塗布ドクタから離して設置され塗布
ドクタとともに媒体塗布チャンバを形成するクリーニン
グドクタとを備えた形式の、特に、紙またはボール紙か
らなる、走行する材料ウェブに液体状またはペースト状
媒体を直接的に塗布する上述の種類の塗布装置は、本出
願人のドイツ特許出願Ｐ４４４４７７９．５から公知で
ある。塗布装置には、液体状またはペースト状媒体を塗
布室から本質的にロールの回転方向とは逆方向へ流出さ
せる開口またはダクトが設けてあり、この際、流出媒体
の少なくとも１部は、塗布室外で、クリーニングドクタ
に続く対向ロール表面範囲または材料ウェブにぶつか
る。クリーニングドクタは、クリーニング用媒体による
洗滌または前加湿に使用される開口またはダクトを備え
たナイフ状ホルダによって支持されたドクタロッドを有
する。
【０００９】上述の先行技術の場合に極めて不利な、塗
布媒体量と過剰またはオーバフロー媒体量との比は、こ
のタイプの塗布装置によって著しく改善され、形成され
た塗布層の品質も、クリーニングドクタロッドの自己ク
リーニング作用にもとづき、更に向上される。しかしな
がら、この有利な塗布結果の達成には、可成の設備費が
必要であり、従って、全装置の製造費に鑑みて、塗布結
果を同一としてまたは更に改善するとともに、塗布装置
の構造を更に簡単化するのが望ましいと云える。
布媒体量と過剰またはオーバフロー媒体量との比は、こ
のタイプの塗布装置によって著しく改善され、形成され
た塗布層の品質も、クリーニングドクタロッドの自己ク
リーニング作用にもとづき、更に向上される。しかしな
がら、この有利な塗布結果の達成には、可成の設備費が
必要であり、従って、全装置の製造費に鑑みて、塗布結
果を同一としてまたは更に改善するとともに、塗布装置
の構造を更に簡単化するのが望ましいと云える。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、先行技術の欠点をできる限り回避でき、高品質の塗
布層を形成できる上述の種類の簡単且つ有効な装置を創
成することにある。
は、先行技術の欠点をできる限り回避でき、高品質の塗
布層を形成できる上述の種類の簡単且つ有効な装置を創
成することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】この課題は、請求項１の
特徴を有する本発明に係る装置によって解決される。
特徴を有する本発明に係る装置によって解決される。
【００１２】特に、紙またはボール紙からなる、走行す
る材料ウェブに液体状またはペースト状塗布媒体を直接
的または間接的に塗布するこの装置は、少なくとも１つ
の媒体塗布装置と、配量装置に配され間接的塗布の場合
には液体状媒体を受容しまたは直接的塗市の場合には材
料ウェブを案内する対向ロールとを有し、塗布装置は、
塗布ドクタと、対向ロールの回転方向とは逆方向へ塗布
ドクタから離して設置され塗布ドクタとともに媒体塗布
チャンバを形成するクリーニングドクタとを有する。こ
の場合、塗布ドクタおよび第２ドクタ要素は、本質的に
剛性の共通のドクタベットに固定され、対向ロール表面
およびドクタベット表面とともに、上述の塗布室（塗布
チャンバ）を形成する。共通のドクタベットには、媒体
を塗布に供給する少なくとも１つの管路が設けてある。
る材料ウェブに液体状またはペースト状塗布媒体を直接
的または間接的に塗布するこの装置は、少なくとも１つ
の媒体塗布装置と、配量装置に配され間接的塗布の場合
には液体状媒体を受容しまたは直接的塗市の場合には材
料ウェブを案内する対向ロールとを有し、塗布装置は、
塗布ドクタと、対向ロールの回転方向とは逆方向へ塗布
ドクタから離して設置され塗布ドクタとともに媒体塗布
チャンバを形成するクリーニングドクタとを有する。こ
の場合、塗布ドクタおよび第２ドクタ要素は、本質的に
剛性の共通のドクタベットに固定され、対向ロール表面
およびドクタベット表面とともに、上述の塗布室（塗布
チャンバ）を形成する。共通のドクタベットには、媒体
を塗布に供給する少なくとも１つの管路が設けてある。
【００１３】本発明の意味において、塗布ドクタおよび
第２ドクタ要素としては、特に、ドクタロッドまたはロ
ーラドクタ要素が対象となる。しかしながら、別種の適
切なドクタ要素も考えられ、この場合、塗布ドクタおよ
び第２ドクタ要素は、同種のドクタ要素としても異種の
ドクタ要素としても構成できる。塗布ドクタの場合、い
わゆる、剛性ブレードまたは可撓性ブレード運転方式で
運転できる掻取ナイフを使用すれば、プラスの結果が得
られる。塗布ドクタが、平滑なまたはパタンを設けたま
たは荒地加工したまたはコーチング処理したドクタ表面
を有していれば好ましい。更に、必要に応じて、過剰の
媒体をオーバフローさせ得るよう、塗布ドクタに孔また
はスリットを加工できる。第２ドクタ要素は、塗布室の
抑え要素、密封要素または限定要素としておよび／また
はクリーニングドクタ要素またはクリーニングドクタと
して構成するのが好ましい。第２ドクタ要素をクリーニ
ングドクタとして使用する場合は、概ね、パタンを設け
たまたは荒地加工したドクタ表面が有効である。必要に
応じて、第２ドクタ要素を駆動することもできる。この
場合には、駆動装置を設ける必要である。塗布ドクタも
駆動する場合は、第２ドクタ要素および塗布ドクタのた
めに共通の駆動装置を設ければ合目的的である。塗布ド
クタまたはクリーニングドクタ（第２ドクタ要素）の直
径は、約１０−４０ｍｍの範囲にあれば好ましい。一般
に、塗布ドクタおよび第２ドクタ要素は、同一の寸法ま
たは異なる寸法を有していてよい。共通のドクタベット
に設けた媒体供給管路は、例えば、ドクタベットの縦方
向へ並置された多数のボアまたは別の開口（例えば、間
隙、スリット、ノズルなど）から構成できる。管路は、
適切なアダプタ装置を介して媒体供給装置に結合するの
が合目的的である。更に、本発明に係る装置には、塗布
室から流出する過剰の媒体を捕集するそれ自体は公知の
捕集装置を装備でき、かくして、過剰の媒体を媒体循環
路に再びもどすことができる。
第２ドクタ要素としては、特に、ドクタロッドまたはロ
ーラドクタ要素が対象となる。しかしながら、別種の適
切なドクタ要素も考えられ、この場合、塗布ドクタおよ
び第２ドクタ要素は、同種のドクタ要素としても異種の
ドクタ要素としても構成できる。塗布ドクタの場合、い
わゆる、剛性ブレードまたは可撓性ブレード運転方式で
運転できる掻取ナイフを使用すれば、プラスの結果が得
られる。塗布ドクタが、平滑なまたはパタンを設けたま
たは荒地加工したまたはコーチング処理したドクタ表面
を有していれば好ましい。更に、必要に応じて、過剰の
媒体をオーバフローさせ得るよう、塗布ドクタに孔また
はスリットを加工できる。第２ドクタ要素は、塗布室の
抑え要素、密封要素または限定要素としておよび／また
はクリーニングドクタ要素またはクリーニングドクタと
して構成するのが好ましい。第２ドクタ要素をクリーニ
ングドクタとして使用する場合は、概ね、パタンを設け
たまたは荒地加工したドクタ表面が有効である。必要に
応じて、第２ドクタ要素を駆動することもできる。この
場合には、駆動装置を設ける必要である。塗布ドクタも
駆動する場合は、第２ドクタ要素および塗布ドクタのた
めに共通の駆動装置を設ければ合目的的である。塗布ド
クタまたはクリーニングドクタ（第２ドクタ要素）の直
径は、約１０−４０ｍｍの範囲にあれば好ましい。一般
に、塗布ドクタおよび第２ドクタ要素は、同一の寸法ま
たは異なる寸法を有していてよい。共通のドクタベット
に設けた媒体供給管路は、例えば、ドクタベットの縦方
向へ並置された多数のボアまたは別の開口（例えば、間
隙、スリット、ノズルなど）から構成できる。管路は、
適切なアダプタ装置を介して媒体供給装置に結合するの
が合目的的である。更に、本発明に係る装置には、塗布
室から流出する過剰の媒体を捕集するそれ自体は公知の
捕集装置を装備でき、かくして、過剰の媒体を媒体循環
路に再びもどすことができる。
【００１４】本発明に係る装置は、塗布ドクタ、第２ド
クタ要素およびドクタベットの特殊な配置および塗布装
置に対するこれら要素の特殊な組合せにもとづき、この
種の通常の塗布装置に比して、構成部材数が著しく少な
い極めて簡単な構造を有する。即ち、本発明に係る塗布
装置の製造費は、製造技術的観点にゆいても運転経済的
観点においても可成り低下される。更に、本発明に係る
装置の塗布装置は、極めてコンパクトでスペースを取ら
ない構造を有し、従って、狭い空間条件においても好適
に使用できる。更に、驚くべきことには、塗布された媒
体量と過剰のまたはオーバフローする媒体量との比をド
ラスチックに、即ち、約１：２の数値に減少できるとい
うことが判明している。即ち、塗布装置の運転中に循環
する媒体量も最少化され、従って、より小さく低廉なポ
ンプ、フイルタなどの使用が可能であり、装置の製造費
および運転費が、決定的に減少される。更に、特に、塗
布ドクタおよび第２ドクタ要素の共働およびその内在的
な自己クリーニング性質によって、極めて均一で高い塗
布品質を達成できる。対向ロールの唯一つの所定の回転
方向で運転するよう塗布装置を設計した通常の装置とは
異なり、本発明に係る塗布装置は、基本的に、対向ロー
ルの異なる回転方向または変化する回転方向においても
使用でき、しかも、装置自体の構造的変更は必要なく、
従って、本発明に係る装置の使用範囲は、公知の先行技
術に比して更に拡張される。即ち、双方のドクタ要素の
適切な選択および構成によって、対向ロールの回転方向
を変更すれば、塗布ドクタは、第２ドクタ要素の機能を
果すことができ、逆に、第２ドクタ要素は、塗布ドクタ
の機能を果すことができる。
クタ要素およびドクタベットの特殊な配置および塗布装
置に対するこれら要素の特殊な組合せにもとづき、この
種の通常の塗布装置に比して、構成部材数が著しく少な
い極めて簡単な構造を有する。即ち、本発明に係る塗布
装置の製造費は、製造技術的観点にゆいても運転経済的
観点においても可成り低下される。更に、本発明に係る
装置の塗布装置は、極めてコンパクトでスペースを取ら
ない構造を有し、従って、狭い空間条件においても好適
に使用できる。更に、驚くべきことには、塗布された媒
体量と過剰のまたはオーバフローする媒体量との比をド
ラスチックに、即ち、約１：２の数値に減少できるとい
うことが判明している。即ち、塗布装置の運転中に循環
する媒体量も最少化され、従って、より小さく低廉なポ
ンプ、フイルタなどの使用が可能であり、装置の製造費
および運転費が、決定的に減少される。更に、特に、塗
布ドクタおよび第２ドクタ要素の共働およびその内在的
な自己クリーニング性質によって、極めて均一で高い塗
布品質を達成できる。対向ロールの唯一つの所定の回転
方向で運転するよう塗布装置を設計した通常の装置とは
異なり、本発明に係る塗布装置は、基本的に、対向ロー
ルの異なる回転方向または変化する回転方向においても
使用でき、しかも、装置自体の構造的変更は必要なく、
従って、本発明に係る装置の使用範囲は、公知の先行技
術に比して更に拡張される。即ち、双方のドクタ要素の
適切な選択および構成によって、対向ロールの回転方向
を変更すれば、塗布ドクタは、第２ドクタ要素の機能を
果すことができ、逆に、第２ドクタ要素は、塗布ドクタ
の機能を果すことができる。
【００１５】本発明に係る装置の好ましい実施例にもと
づき、ドクタベットは一体に構成される。かくして、構
造を特に簡単化でき、ドクタベットに設ける管路の構成
も容易化でき、例えば、簡単な貫通ボアとして管路を構
成できる。しかしながら、本発明は、一体のドクタベッ
トに限定されるものではない。ドクタベットは、必要に
応じて、複数の部材から構成することもできる。
づき、ドクタベットは一体に構成される。かくして、構
造を特に簡単化でき、ドクタベットに設ける管路の構成
も容易化でき、例えば、簡単な貫通ボアとして管路を構
成できる。しかしながら、本発明は、一体のドクタベッ
トに限定されるものではない。ドクタベットは、必要に
応じて、複数の部材から構成することもできる。
【００１６】本発明に係る装置の別の有利な実施例にも
とづき、ドクタベットは、ドクタベットホルダに可動に
取付ける。必要に応じて、ドクタベットをドクタベット
ホルダから分離できるよう、着脱自在の取付方式が好ま
しい。ドクタベットホルダにドクタベットを可動に取付
けることによって、塗布装置の塗布ドクタおよびクリー
ニングドクタは、対向する対向ロール表面または材料ウ
ェブに整合状態で当接され、以下に詳細に説明する如
く、押圧され、即ち、形成された塗布室を可能な限り十
分に密封できる。
とづき、ドクタベットは、ドクタベットホルダに可動に
取付ける。必要に応じて、ドクタベットをドクタベット
ホルダから分離できるよう、着脱自在の取付方式が好ま
しい。ドクタベットホルダにドクタベットを可動に取付
けることによって、塗布装置の塗布ドクタおよびクリー
ニングドクタは、対向する対向ロール表面または材料ウ
ェブに整合状態で当接され、以下に詳細に説明する如
く、押圧され、即ち、形成された塗布室を可能な限り十
分に密封できる。
【００１７】更に、ドクタベットホルダが、ドクタベッ
トを取付ける可動のおよび／または弾性変形自在のドク
タベット保持要素を含んでいれば好ましいことが判明し
ている。このようなドクタベット保持要素としては、本
質的に全マシン幅にわたって延びる薄い可撓性ナイフま
たは保持ナイフが特に好ましく、上記ナイフの自由端
に、例えば、クランプ、螺着などによって、ドクタベッ
トを取付ける。もちろん、基本的に、他の適切なドクタ
ベット保持要素も使用でき、例えば、必要に応じでヒン
ジ状に構成できる複数の取付点または部分を介してドク
タベットをドクタベット保持要素に結合できる。ドクタ
ベット保持要素に対するドクタベットのこのような取付
方式およびその構成は、特に、対向ロールの回転方向の
反転時も塗布装置を運転すべき場合に、極めて重要であ
る。
トを取付ける可動のおよび／または弾性変形自在のドク
タベット保持要素を含んでいれば好ましいことが判明し
ている。このようなドクタベット保持要素としては、本
質的に全マシン幅にわたって延びる薄い可撓性ナイフま
たは保持ナイフが特に好ましく、上記ナイフの自由端
に、例えば、クランプ、螺着などによって、ドクタベッ
トを取付ける。もちろん、基本的に、他の適切なドクタ
ベット保持要素も使用でき、例えば、必要に応じでヒン
ジ状に構成できる複数の取付点または部分を介してドク
タベットをドクタベット保持要素に結合できる。ドクタ
ベット保持要素に対するドクタベットのこのような取付
方式およびその構成は、特に、対向ロールの回転方向の
反転時も塗布装置を運転すべき場合に、極めて重要であ
る。
【００１８】別の有利な実施例にもとづき、本発明に係
る装置は、ドクタベットに直接的または間接的に作用
し、共通のドクタベットに固定された塗布ドクタおよび
／または第２ドクタ要素を所定の圧力で対向ロールへ押
す押圧装置を含む。即ち、塗布ドクタと第２ドクタ要素
と対向ロール表面とドクタベット表面とによって形成さ
れた塗布室が効果的に密封されるのみならず、押圧力を
適切に調節すれば、所望の縦方向パタンおよび／または
横方向パタンを形成でき、第２ドクタ要素の掻取作用お
よび／またはクリーニング作用を制御できる。本発明の
意味において、押圧装置は、本質的に全マシン幅にわた
って均一におよび／または区画毎に異なる態様で、ドク
タベットの各範囲または相互に異なる複数の範囲に作用
できる。塗布ドクタベットおよび第２ドクタ要素のため
に、共通のまたは別個の押圧要素を設けることができ、
この場合、上記押圧要素による双方のドクタ要素の負荷
は、相互に依存してまたは別個に加えることができる。
押圧要素としては、例えば、押圧チューブまたは別の適
切な操作部材（例えば、機械式、空気圧式、液圧式、電
気式、電磁式操作部材）が考えられる。押圧装置は、例
えば、塗布表面の縦方向パタン、横方向パタンおよび所
定の浄化度に依存して、塗布ドクタおよび第２ドクタ要
素の押圧力を調節する調節装置の調節回路に結合するの
が合目的的である。
る装置は、ドクタベットに直接的または間接的に作用
し、共通のドクタベットに固定された塗布ドクタおよび
／または第２ドクタ要素を所定の圧力で対向ロールへ押
す押圧装置を含む。即ち、塗布ドクタと第２ドクタ要素
と対向ロール表面とドクタベット表面とによって形成さ
れた塗布室が効果的に密封されるのみならず、押圧力を
適切に調節すれば、所望の縦方向パタンおよび／または
横方向パタンを形成でき、第２ドクタ要素の掻取作用お
よび／またはクリーニング作用を制御できる。本発明の
意味において、押圧装置は、本質的に全マシン幅にわた
って均一におよび／または区画毎に異なる態様で、ドク
タベットの各範囲または相互に異なる複数の範囲に作用
できる。塗布ドクタベットおよび第２ドクタ要素のため
に、共通のまたは別個の押圧要素を設けることができ、
この場合、上記押圧要素による双方のドクタ要素の負荷
は、相互に依存してまたは別個に加えることができる。
押圧要素としては、例えば、押圧チューブまたは別の適
切な操作部材（例えば、機械式、空気圧式、液圧式、電
気式、電磁式操作部材）が考えられる。押圧装置は、例
えば、塗布表面の縦方向パタン、横方向パタンおよび所
定の浄化度に依存して、塗布ドクタおよび第２ドクタ要
素の押圧力を調節する調節装置の調節回路に結合するの
が合目的的である。
【００１９】更に、本発明に係る装置は、別の有利な実
施例の枠内において、共通のドクタベットの管路を介し
て塗布室に供給される液体状またはペースト状媒体の圧
力を調節する少なくとも１つの圧力調節装置を含む。圧
力調節によって、対応して、塗布室に導入された媒体量
の調節も達成できる。管路および圧力調節装置の構成に
応じて、圧力調節のための圧力変更を本質的に全マシン
幅にわたって均一におよび／または局部的に異なる態様
で実施でき、圧力調節によって、形成された塗布層の性
質を補足的に制御できる。圧力調節装置も調節装置の調
節回路に結合すれば合目的的である。この場合、押圧装
置と関連して既に説明した調節装置が対象となる。
施例の枠内において、共通のドクタベットの管路を介し
て塗布室に供給される液体状またはペースト状媒体の圧
力を調節する少なくとも１つの圧力調節装置を含む。圧
力調節によって、対応して、塗布室に導入された媒体量
の調節も達成できる。管路および圧力調節装置の構成に
応じて、圧力調節のための圧力変更を本質的に全マシン
幅にわたって均一におよび／または局部的に異なる態様
で実施でき、圧力調節によって、形成された塗布層の性
質を補足的に制御できる。圧力調節装置も調節装置の調
節回路に結合すれば合目的的である。この場合、押圧装
置と関連して既に説明した調節装置が対象となる。
【００２０】
【発明の実施形態】添付の図面を参照して、以下に、本
発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
【００２１】特に、紙またはボール紙からなる走行する
材料ウェブに液体状またはペースト状塗布媒体２を直接
的または間接的に塗布する本発明に係る装置の図１に示
す有利な実施例は、媒体２の塗布装置Ａと、塗布装置Ａ
に配され、間接的塗布の場合には媒体２を受容し、直接
的塗布の場合には材料ウェブを案内または支持する対向
ロール４とを有する。対向ロール４の回転方向を図面に
矢印で示した。
材料ウェブに液体状またはペースト状塗布媒体２を直接
的または間接的に塗布する本発明に係る装置の図１に示
す有利な実施例は、媒体２の塗布装置Ａと、塗布装置Ａ
に配され、間接的塗布の場合には媒体２を受容し、直接
的塗布の場合には材料ウェブを案内または支持する対向
ロール４とを有する。対向ロール４の回転方向を図面に
矢印で示した。
【００２２】塗布装置Ａは、本質的に剛な、本実施例で
は一体の共通のドクタベット１０に保持された塗布ドク
タ６および第２ドクタ要素８（以下、クリーニングドク
タ８と呼ぶ）を含む。この場合、クリーニングドクタ８
は、対向ロール４の回転方向とは逆方向へ塗布ドクタ６
から離して設置されている。ドクタベット１０は、同一
の側面１０．２から突出し、それぞれ、塗布ドクタ６お
よびクリーニングドクタ８を支持する２つの端部１０．
４，１０．６を有するほぼ長方形の、例えば、縦長の横
断面を有する。塗布ドクタ６およびクリーニングドクタ
８は、円形のドクタロッドとして構成され、約１０−４
０ｍｍの同一の直径を有する。塗布ドクタ６は、平滑な
ドクタ表面を有し、一方、クリーニングドクタ８は、パ
タンを設けたドクタ表面を有する。ドクタベット１０
は、ドクタベットホルダ１３に可動に取付けてある。よ
り正確に云えば、ドクタベット１０の下部が、薄い弾性
ナイフまたは保持ナイフとして構成され装置構造に固定
されたドクタベット保持要素１２の上部自由端に固定し
てある。
は一体の共通のドクタベット１０に保持された塗布ドク
タ６および第２ドクタ要素８（以下、クリーニングドク
タ８と呼ぶ）を含む。この場合、クリーニングドクタ８
は、対向ロール４の回転方向とは逆方向へ塗布ドクタ６
から離して設置されている。ドクタベット１０は、同一
の側面１０．２から突出し、それぞれ、塗布ドクタ６お
よびクリーニングドクタ８を支持する２つの端部１０．
４，１０．６を有するほぼ長方形の、例えば、縦長の横
断面を有する。塗布ドクタ６およびクリーニングドクタ
８は、円形のドクタロッドとして構成され、約１０−４
０ｍｍの同一の直径を有する。塗布ドクタ６は、平滑な
ドクタ表面を有し、一方、クリーニングドクタ８は、パ
タンを設けたドクタ表面を有する。ドクタベット１０
は、ドクタベットホルダ１３に可動に取付けてある。よ
り正確に云えば、ドクタベット１０の下部が、薄い弾性
ナイフまたは保持ナイフとして構成され装置構造に固定
されたドクタベット保持要素１２の上部自由端に固定し
てある。
【００２３】図１から明らかな如く、塗布ドクタベット
６およびクリーニングドクタベット８は、塗布装置Ａの
運転位置では、対向ロール４または対向ロールに支持さ
れた材料ウェブに同列に当接し、対向ロール表面および
対向ロール４に向くドクタベット表面（即ち、より正確
に云えば：突出する端部１０．４，１０．６によって形
成された凹み１０．８）とともに、本質的に全マシン幅
にわたって延び、合目的的には側端を密封された塗布室
１４を形成する。ドクタベット１０には、媒体を塗布室
１４に供給する管路１６が設けてある。適切な実施例の
場合、この管路は、ドクタベットの縦方向へ順次に配設
され凹み１０．８の範囲で塗布室１４に開口する多数の
中心貫通ボア１６である。ドクタベット１０の対向ロー
ル４とは逆の側において、貫通ボア１６は、適切なアダ
プタ装置を介して媒体２の供給装置に結合されている。
アダプタ装置および供給装置（例えば、ポンプ、導管、
ホース、必要なフィルタ、ｅｔｃ．）は、簡略化のため
図示してない。ドクタベット１０および塗布室１４への
液体状またはペースト状媒体２の供給方向を矢印で示し
た。
６およびクリーニングドクタベット８は、塗布装置Ａの
運転位置では、対向ロール４または対向ロールに支持さ
れた材料ウェブに同列に当接し、対向ロール表面および
対向ロール４に向くドクタベット表面（即ち、より正確
に云えば：突出する端部１０．４，１０．６によって形
成された凹み１０．８）とともに、本質的に全マシン幅
にわたって延び、合目的的には側端を密封された塗布室
１４を形成する。ドクタベット１０には、媒体を塗布室
１４に供給する管路１６が設けてある。適切な実施例の
場合、この管路は、ドクタベットの縦方向へ順次に配設
され凹み１０．８の範囲で塗布室１４に開口する多数の
中心貫通ボア１６である。ドクタベット１０の対向ロー
ル４とは逆の側において、貫通ボア１６は、適切なアダ
プタ装置を介して媒体２の供給装置に結合されている。
アダプタ装置および供給装置（例えば、ポンプ、導管、
ホース、必要なフィルタ、ｅｔｃ．）は、簡略化のため
図示してない。ドクタベット１０および塗布室１４への
液体状またはペースト状媒体２の供給方向を矢印で示し
た。
【００２４】装置は、更に、図１の実施例の場合、対向
ロール４に向くドクタベット１０の側面１０．１０の範
囲に設置され相互に平行に延び側面１０．１０の上下部
分に作用し、ドクタベット保持要素１２の弾性バネ作用
に抗してドクタベット１０を対向ロール表面または材料
ウェブ表面に押圧する押圧チューブ１８，２０を含む。
この場合、上部押圧チューブ１８は、塗布ドクタ６に配
され、下部押圧チューブ２０は、クリーニングドクタ８
に配されている。即ち、必要あれば、塗布ドクタ６およ
びクリーニングドクタ８に別個にまたは同時に同一また
は異なる押圧力を加えることができ、所望の縦方向パタ
ンおよび／または横方向パタンおよび所定のクリーニン
グ作用を達成できる。
ロール４に向くドクタベット１０の側面１０．１０の範
囲に設置され相互に平行に延び側面１０．１０の上下部
分に作用し、ドクタベット保持要素１２の弾性バネ作用
に抗してドクタベット１０を対向ロール表面または材料
ウェブ表面に押圧する押圧チューブ１８，２０を含む。
この場合、上部押圧チューブ１８は、塗布ドクタ６に配
され、下部押圧チューブ２０は、クリーニングドクタ８
に配されている。即ち、必要あれば、塗布ドクタ６およ
びクリーニングドクタ８に別個にまたは同時に同一また
は異なる押圧力を加えることができ、所望の縦方向パタ
ンおよび／または横方向パタンおよび所定のクリーニン
グ作用を達成できる。
【００２５】この押圧装置１８，２０および既述の媒体
２の供給装置は、縦方向パタン、横方向パタン、媒体圧
力、媒体量および被覆表面の所要浄化度の所与の目標値
に依存して塗布ドクタおよびクリーニングドクタの押圧
力および媒体２に作用する圧力を調節する共通の調節装
置の調節回路に結合されている。
２の供給装置は、縦方向パタン、横方向パタン、媒体圧
力、媒体量および被覆表面の所要浄化度の所与の目標値
に依存して塗布ドクタおよびクリーニングドクタの押圧
力および媒体２に作用する圧力を調節する共通の調節装
置の調節回路に結合されている。
【００２６】本発明に係る装置は、更に、塗布チューブ
１４から流出する過剰の媒体２を捕集するそれ自体は公
知の捕集装置を装備しており、従って、過剰の媒体２
は、媒体循環路に再び供給される。この捕集装置は、図
示してない。
１４から流出する過剰の媒体２を捕集するそれ自体は公
知の捕集装置を装備しており、従って、過剰の媒体２
は、媒体循環路に再び供給される。この捕集装置は、図
示してない。
【００２７】本発明に係る装置の塗布装置Ａの上述の実
施例は、ドクタベット保持要素１２の上部自由端に片側
で固定したことにもとづき、対向ロール４の図示の回転
方向の運転用にのみ構成されている。
施例は、ドクタベット保持要素１２の上部自由端に片側
で固定したことにもとづき、対向ロール４の図示の回転
方向の運転用にのみ構成されている。
【００２８】本発明は、本発明の基本的思想の総合的説
明のためにのみ取上げた上記実施例に限定されるもので
はない。保護範囲の枠内において、本発明に係る装置
は、上述の構成以外の構成を取ることもできる。この場
合、装置は、特に、請求項の各特徴の組合せをなす特徴
を有することができる。塗布ドクタおよびクリーニング
ドクタについてドクタロッドを使用すれば、更に、ドク
タロッド洗滌系を装置に装備できる。
明のためにのみ取上げた上記実施例に限定されるもので
はない。保護範囲の枠内において、本発明に係る装置
は、上述の構成以外の構成を取ることもできる。この場
合、装置は、特に、請求項の各特徴の組合せをなす特徴
を有することができる。塗布ドクタおよびクリーニング
ドクタについてドクタロッドを使用すれば、更に、ドク
タロッド洗滌系を装置に装備できる。
【００２９】請求項、詳細な説明および図面の参照記号
は、発明のより良い理解の一助をなすに過ぎず、保護範
囲を制限するものではない。
は、発明のより良い理解の一助をなすに過ぎず、保護範
囲を制限するものではない。
【図１】塗布装置の範囲の本発明に係る装置の略横断面
図である。
図である。
２ 液体状またはペースト状媒体 ４ 対向ロール ６ 塗布ドクタ ８ クリーニングドクタ １０ ドクタベット １０．２ １０の側面 １０．４ １０の突出端部 １０．６ １０の突出端部 １０．８ １０の凹み １０．１０ １０の側面 １２ ドクタベット保持要素／保持ナイフ １４ 塗布室 １６ 管路／貫通ボア １８ 押圧チューブ ２０ 押圧チューブ Ａ 塗布装置
Claims (6)
- 【請求項１】特に紙またはボール紙からなる、走行する
材料ウェブに、少なくとも１種の液体状またはペースト
状媒体（２）を直接的または間接的に塗布する装置であ
って、 −該媒体（２）用の少なくとも１つの塗布装置（Ａ）
と、 −塗布装置（Ａ）に配され、間接的塗布の場合には媒体
を受容しそして直接的塗布の場合には材料ウェブを案内
する、対向ロール（４）と、を有し、該塗布装置（Ａ）
が、 −塗布ドクタ（６）と、 −該対向ロール（４）の回転方向とは逆方向へ該塗布ド
クタ（６）から離して設置され、該塗布ドクタ（６）と
ともに媒体（２）の塗布室を形成する第２ドクタ要素
（８）と、を含む形式のものにおいて、 −該塗布ドクタ（６）および該第２ドクタ要素（８）
が、本質的に剛性の共通のドクタベット（１０）に保持
され、該対向ロール表面および該ドクタベット表面とと
もに塗布チャンバ（１４）を形成し、そして −共通の該ドクタベット（１０）には、該媒体（２）を
該塗布室（１４）に供給する少なくとも１つの管路（１
６）が設けてあること、を特徴とする上記の装置。 - 【請求項２】上記ドクタベット（１０）が一体に構成さ
れていることを特徴とする、請求項１の装置。 - 【請求項３】上記ドクタベット（１０）が、ドクタベッ
トホルダ（１３）に可動に取付けてあることを特徴とす
る、請求項１または２の装置。 - 【請求項４】上記ドクタベットホルダ（１３）が、ドク
タベット（１０）を取付けた可動のおよび／または弾性
変形自在の少なくとも１つのドクタベット保持要素（１
２）を含むことを特徴とする、請求項１または２の装
置。 - 【請求項５】上記装置が、ドクタベット（１０）に直接
的または間接的に作用し、共通の該ドクタベット（１
０）に固定された塗布ドクタ（６）および／または第２
ドクタ要素（８）を所定の圧力で上記対向ロール（４）
へ押圧する押圧装置（１８，２０）を含むことを特徴と
する、請求項１〜４の１つに記載の装置。 - 【請求項６】上記装置が、共通のドクタベット（１０）
の管路（１６）を介して塗布室（１４）に供給される媒
体（２）の圧力を調節する少なくとも１つの圧力調節装
置を含むことを特徴とする、請求項１〜４のいずれか１
項に記載の塗布装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19652289.7 | 1996-12-16 | ||
| DE19652289A DE19652289A1 (de) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | Vorrichtung zum direkten oder indirekten Auftragen eines flüssigen oder pastösen Mediums auf eine laufende Materialbahn, insbesondere aus Papier oder Karton |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10216600A true JPH10216600A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=7814868
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9370550A Pending JPH10216600A (ja) | 1996-12-16 | 1997-12-15 | 特に紙またはボール紙からなる、走行する材料ウェブに、液体状またはペースト状媒体を直接的または間接的に塗布する装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (2) | US6004394A (ja) |
| JP (1) | JPH10216600A (ja) |
| DE (1) | DE19652289A1 (ja) |
| FI (1) | FI115313B (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006255581A (ja) * | 2005-03-17 | 2006-09-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 塗布装置 |
| JP2008502467A (ja) * | 2004-06-18 | 2008-01-31 | ボイス パテント ゲーエムベーハー | ドクター装置 |
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| US7559990B2 (en) * | 1998-05-19 | 2009-07-14 | Eugene A Pankake | Coating apparatus and method |
| DE19843733A1 (de) * | 1998-09-24 | 2000-03-30 | Voith Sulzer Papiertech Patent | Rakelvorrichtung |
| US20090295098A1 (en) * | 1999-05-18 | 2009-12-03 | Pankake Eugene A | Coating apparatus and method |
| DE19934441A1 (de) | 1999-07-22 | 2001-01-25 | Voith Paper Patent Gmbh | Vorrichtung zum direkten oder indirekten Auftragen eines flüssigen oder pastösen Auftragsmediums auf eine laufende Materialbahn, insbesondere aus Papier oder Karton |
| DE10023794A1 (de) * | 2000-05-15 | 2001-11-22 | Voith Paper Patent Gmbh | Vorrichtung zum Auftragen eines flüssigen oder pastösen Mediums auf eine laufende Oberfläche |
| DE10033825C2 (de) * | 2000-07-12 | 2002-06-13 | Arno Hofmann | Schmiermittelverteiler |
| DE10144600A1 (de) * | 2001-09-11 | 2003-03-27 | Voith Paper Patent Gmbh | Auftragsvorrichtung |
| US8545574B2 (en) * | 2003-06-17 | 2013-10-01 | The Procter & Gamble Company | Methods for treating fibrous structures |
| DE102004019960A1 (de) * | 2004-04-23 | 2005-11-17 | Voith Paper Patent Gmbh | Vorrichtung zum Auftragen eines flüssigen oder pastösen Auftragsmediums auf einen laufenden Untergrund |
| DE102005031837A1 (de) * | 2005-07-07 | 2007-01-18 | Man Roland Druckmaschinen Ag | Befeuchtungsvorrichtung für eine Walze oder einen Zylinder einer Offsetdruckmaschine |
| CN112024175A (zh) * | 2020-08-18 | 2020-12-04 | 深圳市创智联科技发展有限公司 | 一种五金制品润滑防锈上油装置 |
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| US4245582A (en) * | 1979-02-02 | 1981-01-20 | Beloit Corporation | Adjustable rod holder for metering rod coaters |
| FI81734C (fi) * | 1987-12-03 | 1990-12-10 | Valmet Paper Machinery Inc | Foerfarande och anordning foer applicering och dosering av bestrykningsmedel pao roerligt underlag. |
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| US5103732A (en) * | 1991-02-14 | 1992-04-14 | Ward Holding Company, Inc. | Doctor blade head assembly and printing apparatus therewith |
| DE4138807C1 (en) * | 1991-11-26 | 1993-06-03 | Cornelis Wapenveld Nl Gorter | Colour chamber doctor - is for colour-transfer, screened circular cylindrical body such as screen roller or engraved cylinder |
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-
1996
- 1996-12-16 DE DE19652289A patent/DE19652289A1/de not_active Withdrawn
-
1997
- 1997-12-11 US US08/988,937 patent/US6004394A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-12-15 JP JP9370550A patent/JPH10216600A/ja active Pending
- 1997-12-15 FI FI974513A patent/FI115313B/fi not_active IP Right Cessation
-
1999
- 1999-12-20 US US09/466,952 patent/US6277197B1/en not_active Expired - Fee Related
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| JP4781353B2 (ja) * | 2004-06-18 | 2011-09-28 | ボイス パテント ゲーエムベーハー | ドクター装置 |
| JP2006255581A (ja) * | 2005-03-17 | 2006-09-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 塗布装置 |
| JP4619161B2 (ja) * | 2005-03-17 | 2011-01-26 | 大日本印刷株式会社 | 塗布装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6277197B1 (en) | 2001-08-21 |
| US6004394A (en) | 1999-12-21 |
| FI115313B (fi) | 2005-04-15 |
| DE19652289A1 (de) | 1998-06-18 |
| FI974513A0 (fi) | 1997-12-15 |
| FI974513A (fi) | 1998-06-17 |
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