JPH10216430A - 汚水処理用濾材 - Google Patents
汚水処理用濾材Info
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- JPH10216430A JPH10216430A JP9026798A JP2679897A JPH10216430A JP H10216430 A JPH10216430 A JP H10216430A JP 9026798 A JP9026798 A JP 9026798A JP 2679897 A JP2679897 A JP 2679897A JP H10216430 A JPH10216430 A JP H10216430A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Abstract
維持が図れ、同時にSS捕捉能力の向上が図れ、更にフ
ィラメント脱落の解消ができるようにする。 【解決手段】 素材が芯をポリプロピレン、鞘をポリエ
チレンとした熱融着性複合繊維であり繊度が18〜65
デニールである第1フィラメント11と、素材がポリプ
ロピレン繊維であり繊度が3〜10デニールである第2
フィラメント12と、素材が芯をポリプロピレン、鞘を
ポリエチレンとした熱融着性複合繊維であり繊度が1.
5〜6デニールである第3フィラメント13とを混綿し
たウェッブをニードルパンチング法により布形化し、両
面のウェッブ起毛状態を平滑化することなく加熱処理
し、ウェッブの重量が200〜800g/m2 、厚みが
2〜8mmの布形化板状体を製作し、この布形化板状体
を3〜50mm角に裁断して濾材10とする。
Description
し、詳しくは、下水等の汚水の濾過に使用する汚水処理
用濾材に関する。
材には各種のものが使用されている。例えば、合成樹脂
材で構成した粒状の浮上濾材等がよく知られている。
は軽量で取扱いに便利ではある。しかし、空隙率が30
〜40%と低いので、汚水中のSS(微細粒子)によっ
て空隙が詰まり早期に濾過運転が不可能となり、その結
果、濾過性が低下し長時間の運転ができない問題があっ
た。
8−33819号公報に記載の合成樹脂繊維を用いた濾
材が提案されている。これは、太さが100〜500μ
mの大径の合成樹脂フィラメントと、太さが30〜10
0μmの小径のフィラメントと、大小の繊維径のフィラ
メントを混合して、これら両者を融着材で結合して内部
に微小空隙を有する厚さ3〜10mmの板状体を構成
し、この板状体を10〜50mm角状に裁断してなる合
成樹脂繊維を用いた濾材としている。
て濾材層が形成され、粒状の濾材と比較して格段に多く
の空隙を有するので、濾過性がよく長時間の運転が可能
である。また、この濾過運転時に濾材が目詰まりしてき
ても太いフィラメントがその濾過圧力の上昇に対抗して
細いフィラメントで形成される空隙を確保し、この作用
も併せて長時間の運転を可能とする。また、目詰まりし
て洗浄するに当たって、その単位濾材の空隙が均一であ
り、濾材層を形成した場合でも、その空隙が均一であ
り、捕捉したSSの分離、即ち、洗浄再生を容易にする
ことができる。また、その単位濾材片が厚さ3〜5m
m、大きさ10〜50mm角で粒状の浮上濾材やアンス
ラサイト等と比較して格段に大きいので流失のおそれも
なく、洗浄再生を容易にすることができる。
の濾材の一部拡大図があって、符号1はポリプロピレン
のフィラメント、1aはこのポリプロピレンフィラメン
ト1より細い同じくポリプロピレンのフィラメントであ
り、これらフィラメント1,1aは互いに混合して絡み
合わせてあり、ポリプロピレンよりも低融点のポリエチ
レン2でその絡み部分を融着させている。
のブロック図であり、上述のような濾材は、綿毛状の大
径のポリプロピレンフィラメント1とポリプロピレンよ
りも低融点のポリエチレン2で被覆した綿毛状の小径の
ポリプロピレンフィラメント1a(図10参照)とを重
ね合せて、これらを混合して絡ませ3〜10mmの厚さ
の板状体を構成し、これを加熱してポリエチレン2で大
小の径のポリプロピレンフィラメント1,1aを融着
し、これを10〜50mm角に裁断して濾材とするよう
にしている。
を示すものでその大きさは、厚みが3〜10mmで10
〜50mm角である。大小のポリプロピレンフィラメン
ト1,1aが絡み合った内部は約90%の空隙率であ
る。
及び1aの繊維径は図例ではそれぞれ200μm及び5
0μmであり、その混合比は2:3としてある。また、
大小二種のポリプロピレンフィラメント1,1aの混合
割合は、汚水の性状、性質により変えるが両フィラメン
トの全体量に対して大径のポリプロピレンフィラメント
1を30%〜70%(重量比)としている。この割合
は、大径のポリプロピレンフィラメント1によって濾過
圧力に耐えると同時に、小径のポリプロピレンフィラメ
ント1aによって空隙率を充分保つための割合である。
19号公報に記載の濾材は、たしかに、大径のポリプロ
ピレンフィラメント1と小径のポリプロピレンフィラメ
ント1aを混合して、これらを結合させた構造としたの
で、濾過圧力に対して大径のポリプロピレンフィラメン
ト1でその空隙を確保し、小径のポリプロピレンフィラ
メント1aで汚水中のSSを捕捉して、長時間の継続運
転を可能にしたものである。また、その空隙が均一で単
位濾材が大きく、流失のおそれがなく洗浄再生が容易で
あり、この種濾材の従来の難点を悉く解消することはで
きる。
の濾材は、長期間使用すると、濾材の圧縮耐性が低下し
てきて、濾過圧力が維持できなくなり、処理能力が低下
してくる問題があることが分ってきた。また、板状体を
構成し、その板状体を角状に裁断し濾材として使用する
ので、角状に裁断時のカット屑及び使用時にフィラメン
トが脱落する問題もあることが判明した。
縮耐性を向上させ、濾過圧力維持が図れ、同時にSS捕
捉能力の向上が図れ、更にフィラメント脱落の解消がで
きるようにするという課題を本発明は解決し、その技術
的手段は、素材が芯をポリプロピレン、鞘をポリエチレ
ンとした熱融着性複合繊維であり繊度が18〜65デニ
ールである第1フィラメントと、素材がポリプロピレン
繊維であり繊度が3〜10デニールである第2フィラメ
ントと、素材が芯をポリプロピレン、鞘をポリエチレン
とした熱融着性複合繊維であり繊度が1.5〜6デニー
ルである第3フィラメントとを混綿したウェッブをニー
ドルパンチング法により布形化し、両面のウェッブ起毛
状態を平滑化することなく加熱処理し、ウェッブの重量
が200〜800g/m2、厚みが2〜8mmの布形化
板状体を製作し、この布形化板状体を3〜50mm角に
裁断したことを特徴とする。
は、第1フィラメントが50〜80%、第2フィラメン
トが10〜40%、第3フィラメントが10〜30%と
することが望ましい。
デニールであるため、圧縮耐性が長期間にわたり確保で
きる。また、第2、3フィラメントは適度な弾力性を付
与させると同時に、濾材内部で細かい空隙を形成し、ま
た、起毛状態にある表面はSS捕捉能力を向上させる。
更に、第3フィラメントは細デニールであるため、第
1、2フィラメントとの交絡数が多くなり、角状裁断時
のカット屑及び使用時のフィラメント脱落が無くなる。
り、素材が芯をポリプロピレン、鞘をポリエチレンとし
た熱融着性複合繊維であり繊度が18〜65デニールで
ある第1フィラメント11と、素材がポリプロピレン繊
維であり繊度が3〜10デニールである第2フィラメン
ト12と、素材が芯をポリプロピレン、鞘をポリエチレ
ンとした熱融着性複合繊維であり繊度が1.5〜6デニ
ールである第3フィラメント13とを混綿したウェッブ
をニードルパンチング法により布形化し、両面のウェッ
ブ起毛状態を平滑化することなく加熱処理し、ウェッブ
の重量が200〜800g/m2 、厚みが2〜8mmの
布形化板状体を製作し、この布形化板状体を3〜50m
m角に裁断したものである。
すブロック図である。
プロピレン繊維〔以下、PPと称す〕、鞘をポリエチレ
ン繊維〔以下、PEと称す〕とした熱融着性複合繊維
〔以下、ESと称す〕であり、繊度は18〜65デニー
ル(繊維径50〜100μm)である。第2フィラメン
ト12は素材がPPであり、繊度は3〜10デニール
(繊維径21〜40μm)である。第3フィラメント1
3は素材がESであり、繊度は1.5〜6デニール(繊
維径15〜30μm)である。
たウェッブを二ードルパンチング法により布形化した
後、両面のウェッブ起毛状態を平滑化することなく加熱
処理する。図2に混綿した状態を示す。なお、ニードル
パンチング法による布形化の際、布形安定化のため、ウ
ェッブ支持体(基布)としてスパンボンド不織布、薄い
粗目布帛等を併用してもよい。
用し、温度が140〜150℃の熱風を送風すること等
で行うことができる。ただし、加熱処理の方法はこれ以
外に種々可能であるのは勿論である。この加熱処理によ
り、ESの鞘部のPEを芯部のPPに融着させる。ま
た、この加熱処理により布形化板状体を製作する。布形
化板状体の厚みは2〜8mmであり、この布形化板状体
を3〜50mm角に裁断し濾材10とする。
処理条件、例えばSS除去率、濾速等に適合させるよう
に適宣設定すればよいのであるが、各種汚水でのテスト
結果から3〜50mm角が好ましいことが分った。ここ
で、3mm未満であると、SS除去率は上るものの、濾
速が低下すると同時に濾材10の耐久性がなくなる。ま
た、50mmを超えると、濾速は上るものの、必要なS
S除去率が得られにくくなる。
である。また、第1〜3フィラメント11〜13を混綿
するウェッブの重量比率は第1フィラメント11が50
〜80%、第2フィラメント12が10〜40%、第3
フィラメント13が10〜30%である。
10として比重0.9程度のものとすると、砂等と比較
して軽量で取扱いやすく、しかも、上向流式濾過装置に
しても下向流式濾過装置にしても攪拌や洗浄がし易く好
適なためである。
較するための比較例について説明する。尚、実施例、比
較例1及び2を図4に示す仕様で製作した。
す運転方法により実施例、比較例1、比較例2の性能比
較を行った。図7に試験結果を示す。原水は海水でSS
濃度2mg/l(リットル)、図7中、SS捕捉量は濾過圧が
1mH2O 上昇となるまでの時間内に捕捉できたSS量を
示す。瀘材圧縮率は、 瀘材圧縮率={(濾過初期の瀘材層厚さ(cm)−濾過圧が
1mH2O 上昇時の瀘材層厚さ(cm))/濾過初期の瀘材層
厚さ(cm)}×100 また、フィラメント脱落率は攪拌回数300回時点で図
5に示す布袋で回収したフィラメント重量を計り、次式
により算出した。なお、重量は乾燥状態にて測定した。
落フィラメント重量(g) /濾材投入量(g) )×100
圧縮率が低く、濾過圧力の維持が図れ、SS除去率も高
いため濾過効率(SS捕捉量)が良好な結果となった。
また、カット屑及び使用時のフィラメント脱落も発生し
なかった。
経過に伴いヘタリが発生し圧力上昇を招いた。また、角
状裁断時のカット屑及び使用時のフィラメント脱落が起
った。
に伴うヘタリはなく良好な圧縮耐性を示すがSS除去率
に劣る。ただ、角状裁断時のカット屑及び使用時のフィ
ラメントの脱落は発生しなかった。
レン、鞘をポリエチレンとした熱融着性複合繊維であり
繊度が18〜65デニールである第1フィラメントと、
素材がポリプロピレン繊維であり繊度が3〜10デニー
ルである第2フィラメントと、素材が芯をポリプロピレ
ン、鞘をポリエチレンとした熱融着性複合繊維であり繊
度が1.5〜6デニールである第3フィラメントとを混
綿したウェッブをニードルパンチング法により布形化
し、両面のウェッブ起毛状態を平滑化することなく加熱
処理し、ウェッブの重量が200〜800g/m2 、厚
みが2〜8mmの布形化板状体を製作し、この布形化板
状体を3〜50mm角に裁断して濾材としたことによ
り、長時間使用しても圧縮耐性の低下がなく、濾過圧力
の維持が図れ、処理能力も低下せず、また、カット屑及
び使用時のフィラメント脱落の発生もない効果を奏す
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 素材が芯をポリプロピレン、鞘をポリエ
チレンとした熱融着性複合繊維であり繊度が18〜65
デニールである第1フィラメントと、素材がポリプロピ
レン繊維であり繊度が3〜10デニールである第2フィ
ラメントと、素材が芯をポリプロピレン、鞘をポリエチ
レンとした熱融着性複合繊維であり繊度が1.5〜6デ
ニールである第3フィラメントとを混綿したウェッブを
ニ−ドルパンチング法により布形化し、両面のウェッブ
起毛状態を平滑化することなく加熱処理し、前記ウェッ
ブの重量が200〜800g/m2 、厚みが2〜8mm
の布形化板状体を製作し、この布形化板状体を3〜50
mm角に裁断したことを特徴とする汚水処理用濾材。 - 【請求項2】 請求項1において、混綿するウェッブの
重量比率は、第1フィラメントが50〜80%、第2フ
ィラメントが10〜40%、第3フィラメントが10〜
30%としたことを特徴とする汚水処理用濾材。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP02679897A JP3886585B2 (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | 汚水処理用濾材 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02679897A JP3886585B2 (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | 汚水処理用濾材 |
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JPH10216430A true JPH10216430A (ja) | 1998-08-18 |
JP3886585B2 JP3886585B2 (ja) | 2007-02-28 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02679897A Expired - Fee Related JP3886585B2 (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | 汚水処理用濾材 |
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1997
- 1997-02-10 JP JP02679897A patent/JP3886585B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN103316540B (zh) * | 2013-06-21 | 2016-01-20 | 北京市神力达环保科技有限公司 | 一种纤维滤材及其制备方法及使用该纤维滤材的过滤器 |
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