JPH10216159A - 歯ブラシの電動化ユニット - Google Patents

歯ブラシの電動化ユニット

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JPH10216159A
JPH10216159A JP2665297A JP2665297A JPH10216159A JP H10216159 A JPH10216159 A JP H10216159A JP 2665297 A JP2665297 A JP 2665297A JP 2665297 A JP2665297 A JP 2665297A JP H10216159 A JPH10216159 A JP H10216159A
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JP
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casing
handle
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toothbrush
elastic leg
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JP2665297A
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Masaharu Kita
正治 喜多
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Sunstar Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯ブラシをケーシングに対して強固に固定保
持可能で且つ歯磨きペースト等の付着物の清掃が容易な
歯ブラシの電動化ユニットを提供する。 【解決手段】 先端保持手段20と基端保持手段30と
で歯ブラシBのハンドル部Hを保持して、歯ブラシBを
電動歯ブラシとして使用可能となす電動化ユニット1で
あって、先端保持手段20として、弾力性を有する線材
を折曲してなり、ケーシング2の先端付近部に固定され
る固定部21と、固定部21の一端からケーシング2に
沿ってその先端方向へ延びる弾性脚部23と、弾性脚部
23の先端部に連なって設けられ、ハンドル部Hの先端
部に係合して弾性脚部23の付勢力でハンドル部Hをケ
ーシング2側へ押圧する係合部22とを有する先端保持
手段20を設け、係合部22と弾性脚部23とからなる
半環状部24にハンドル部Hを挿通させて、ハンドル部
Hをケーシング2に着脱自在に固定保持した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、普通の歯ブラシを
電動歯ブラシとして使用可能となすための歯ブラシの電
動化ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、ハンドル部を手で把持して使用す
る普通の歯ブラシを、そのまま電動歯ブラシとして使用
できるようにするための電動化ユニットが種々提案され
ている。例えば、実公平6−20419号公報には、筒
状ケースを中間板で仕切って、ケース内に歯ブラシのハ
ンドル部を収容するための上端開放の保持室と、振動発
生手段を組み込むための液密状の収容室とを設け、両端
を中間板に固定した凸状板バネを保持室内に長手方向に
沿って設け、歯ブラシのハンドル部を保持室に差し込む
ことで、板バネがハンドル部に圧接されて、歯ブラシが
筒状ケースに固定されるように構成した電動歯ブラシホ
ルダーが記載されている。
【0003】また、図14に示すように、ケーシング1
00の先端部に前後方向に向けて角孔状の取付孔101
を形成し、この取付孔101にスライド部材102を前
後移動自在に装着するとともに、図示外のバネ部材を介
してスライド部材102を後方へ付勢し、更にスライド
部材102に歯ブラシBのハンドル部Hを装着するため
の上下方向の貫通孔103を形成し、スライド部材10
2をバネ部材の付勢力に抗して前方へ押し操作した状態
で、歯ブラシBのハンドル部Hを貫通孔103に挿通さ
せてスライド部材102から手を放すと、バネ部材の付
勢力でスライド部材102が後方へ移動して、貫通孔1
03の内面とケーシング100間にハンドル部Hが挟持
され、ケーシング100に歯ブラシBが固定されるよう
に構成した電動化ユニットも実用化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】公報に記載の電動歯ブ
ラシホルダーでは、ブラッシング時における歯磨き水が
保持室内に流れ込んで固化し、保持室内が汚れるという
問題があった。しかも、保持室は細長くその内部には板
バネ等も内装されているので、分解しない限り付着物の
清掃は殆ど不可能であった。また、保持室内に板バネを
内装してあるので、保持室内に侵入した水等により板バ
ネが腐食するという問題もあった。更に、ケーシングに
対する歯ブラシの固定が、板バネの付勢力のみに頼って
おり、しかもケーシングに対する歯ブラシの着脱性を確
保するため、板バネの付勢力はそれほど大きく設定でき
ないので、ケーシングに対する歯ブラシの固定が甘くな
り、ブラッシング時に歯ブラシがグラ付いて操作性が低
下するという問題がある。また、ケーシングに対して歯
ブラシを十分強固に固定できないことから、振動発生手
段からの振動の伝達が途中で減衰して、植毛部において
十分な振動が得られず、効率的にブラッシングできない
という問題も内包している。
【0005】一方、図14に示す電動化ユニットでは、
手でもハンドル部Hを保持できるので、スライド部材1
02による挟持力が比較的弱くても、ブラッシング時に
おける操作性の低下は防止できるが、スライド部材10
2とケーシング100間に歯磨き水が侵入して、ケーシ
ング100内面が汚れたり、内装してあるバネ部材が腐
食するという問題は回避できない。また、前述と同様
に、スライド部材102による挟持力を高く設定しすぎ
ると、スライド部材102の押し操作が困難になること
から、バネ部材の付勢力を十分に高めることが困難で、
振動発生手段からの振動の伝達が減衰し、効率的なブラ
ッシングが困難になるという問題がある。しかも、前述
のように歯ブラシBがグラ付かないようにハンドル部H
をケーシング100とともに強く握ると、ケーシング1
00の振動が手に吸収されて歯ブラシBへの振動の伝達
が大幅に阻害されるという問題も内包している。
【0006】本発明の目的は、歯ブラシをケーシングに
対して強固に固定保持可能で且つ歯磨きペースト等の付
着物の清掃が容易な歯ブラシの電動化ユニットを提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る歯ブラシ
の電動化ユニットは、先端側に振動発生手段を内装した
ケーシングに、保持手段を介して歯ブラシのハンドル部
を着脱自在に保持させ、歯ブラシを電動歯ブラシとして
使用可能となす歯ブラシの電動化ユニットであって、保
持手段は、ハンドル部の先端部を保持する先端保持手段
と、ハンドル部の基端部をケーシング側へ押圧する基端
保持手段とを有し、先端保持手段は、弾力性を有する線
材を折曲してなり、ケーシングの先端付近部に固定され
る固定部と、固定部の一端からケーシングに沿ってその
先端方向へ延びる弾性脚部と、弾性脚部の先端部に連な
って設けられ、ハンドル部の先端部に係合して弾性脚部
の付勢力でハンドル部をケーシング側へ押圧する係合部
とを有し、係合部をケーシングの先端部よりも突出させ
ることにより、先端保持手段の係合部と弾性脚部から形
成される半環状部にハンドル部が挿通可能としたもので
ある。
【0008】ここで、請求項2記載のように、先端保持
手段は略U字状をなし、途中部に弾性脚部が、先端部に
係合部が形成され、更にその両端が略くの字状に折曲さ
れて固定部とされること、請求項3記載のように、基端
保持手段として、弾力性を有する線材からなるものを用
いること、請求項4記載のように、基端保持手段は、ケ
ーシングの基端部に一定間隔あけて固定される1対の固
定部と、固定部からケーシングに沿ってその先端方向へ
延びる弾性脚部と、両弾性脚部の先端部間に連なって設
けられ、且つ途中部がケーシングから離れるように折曲
され、ハンドル部の基端部に係合して弾性脚部の付勢力
でハンドル部をケーシング側へ押圧する係合部とを有
し、ハンドル部の基端部を半環状部に挿通させ、ハンド
ル部をケーシングに沿ってその基端方向へ移動させるこ
とで、基端保持手段の係合部にハンドル部の基端部を装
着可能となすこと、などが好ましい実施例である。
【0009】請求項5記載のように、基端保持手段は、
ケーシングの基端部に一定間隔あけて固定される1対の
固定部と、一方の固定部に連なってケーシングから離れ
る方向にハンドル部の約厚さ分延びた後、折曲されてケ
ーシングに沿ってその先端方向へ延びる挿通側弾性脚部
と、他方の固定部からケーシングに沿ってその先端方向
へ延びた後、折曲されてケーシングから離れる方向へハ
ンドル部の厚さよりも短い距離だけ延びる係止側弾性脚
部と、両弾性脚部の先端部間に連なって設けられ、ハン
ドル部の基端部に係合して弾性脚部の付勢力でハンドル
部をケーシング側へ押圧する係合部とを有し、ハンドル
部の先端部を半環状部に挿通させ、先端部を中心にハン
ドル部を回動させることで、ハンドル部の基端部を挿通
側弾性脚部とケーシングとの隙間から基端保持手段の係
合部とケーシング間へ装着可能となしてもよい。
【0010】
【作用】本発明に係る歯ブラシの電動化ユニットにおい
ては、先端保持手段及び基端保持手段を介して歯ブラシ
をケーシングに固定した状態で、ケーシングとともにハ
ンドル部を手で把持して、ケーシング及び両保持手段を
介して伝達される振動発生手段からの振動で歯ブラシを
振動させながらブラッシングを行うことになる。
【0011】ところで、歯ブラシへの振動の伝達を効率
的に行うためには、振動発生手段付近に配置される先端
保持手段でハンドル部を強固に保持することが好まし
い。本発明に係る歯ブラシでは、先端保持手段として、
固定部と弾性脚部と係合部とを有し、弾力性を有する線
材を折曲してなるものを用い、係合部をケーシングの先
端部よりも突出させて、係合部と弾性脚部とによりハン
ドル部が挿通可能な半環状部を形成してあるので、歯ブ
ラシは次のようにして電動化ユニットに固定保持するこ
とになる。先ず、ハンドル部を基端側から半環状部に斜
めに挿入して、ハンドル部の先端部を半環状部に位置さ
せ、次に弾性脚部による付勢力に抗して、ハンドル部と
ケーシングの先端との接触点を支点としてハンドル部の
基端部をケーシングの基端部側へ回動させ、次にハンド
ル部の基端部を基端保持手段に保持させることで、弾性
脚部の弾性力により係合部をハンドル部の先端部に圧接
させて、歯ブラシをケーシングに対して保持することに
なる。このようにケーシングの先端を支点としてハンド
ル部の基端部を回動させるので、先端保持手段の線材と
してバネ定数の大きなものを用いても、テコの原理によ
り、先端部を中心にハンドル部を回動させてその基端部
を容易に基端保持手段に保持させることが可能となり、
歯ブラシをケーシングに対して強固に固定することが可
能となる。しかも、振動発生手段付近においてハンドル
部が強固に保持されるので、振動発生手段からの振動が
効率的に歯ブラシに伝達されることになる。
【0012】また、先端保持手段として、弾力性を有す
る線材を折曲してなるものを用いているので、従来のよ
うにケーシング内に歯磨き水が侵入したり、ケーシング
の凹部に歯磨き水が溜まったりすることはなく、ユニッ
ト全体を水洗いすることで、容易に且つ綺麗に電動化ユ
ニットを清掃できることになる。
【0013】ここで、請求項2記載のように、先端保持
手段を略U字状に形成すると、ハンドル部に対してバラ
ンス良く係合部を圧接できるとともに、基端保持手段及
び先端保持手段により歯ブラシを固定保持した状態で、
1対の弾性脚部によりハンドル部の側方への移動が規制
され、歯ブラシのグラ付きが一層効果的に防止されるこ
とになる。
【0014】請求項3記載のように、基端保持手段とし
て、弾力性を有する線材からなるものを用いると、基端
保持手段の清掃性も向上する。請求項4記載のように、
基端保持手段として、固定部と弾性脚部と係合部とを有
する弾力性を有する線材からなるものを用いる場合に
は、ハンドル部の基端部を先端保持手段の半環状部に挿
通させ、ハンドル部をケーシングに沿ってその基端方向
へ移動させることで、基端保持手段の係合部にハンドル
部の基端部を装着して、ハンドル部の基端部をケーシン
グに固定することになる。
【0015】請求項5記載のように、基端保持手段とし
て、固定部と挿通側弾性脚部と係止側弾性脚部と係合部
とを有する弾力性を有する線材からなるものを用いる場
合には、ハンドル部の基端部を半環状部に挿通させ、先
端部を中心にハンドル部を回動させることで、ハンドル
部の基端部を挿通側弾性脚部とケーシング間から基端保
持手段の係合部とケーシング間へ装着して、ハンドル部
の基端部をケーシングに固定することになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1〜図4に示すよう
に、電動化ユニット1は、先端部を閉鎖した筒状のケー
シング2と、ケーシング2の基端部に液密状に取付けら
れるキャップ3と、ケーシング2の先端部に内装された
振動発生手段10と、ケーシング2の先端部に取付けら
れた先端保持手段20と、ケーシング2の基端部に取付
けられた基端保持手段30とを備えており、歯ブラシB
は両保持手段20、30を介してケーシング2に着脱自
在に固定されるように構成されている。
【0017】振動発生手段10は、電動モータ11で偏
心錘12を回転させてその遠心力により振動を発生させ
る一般的な構成のものである。尚、本実施例では、キャ
ップ3を回転させることで、電動モータ11への通電回
路をON/OFFするよに構成しているが、別途専用の
スイッチを設けるように構成してもよい。また、2本の
乾電池13により電動モータ11を回転させるようにし
ているが、1本の乾電池により電動モータ11を回転さ
せてもよい。
【0018】ケーシング2の前面には歯ブラシBのハン
ドル部Hが当接する平坦な取付面4が形成されている。
また、ケーシング2の先端部の左右両側部には、後述す
る先端保持手段20の1対の固定部21が夫々装着され
る左右1対の取付孔6が形成され、ケーシング2の基端
部の左右両側部には、後述する基端保持手段30の1対
の固定部31が夫々装着される左右1対の取付孔7が形
成されている。尚、図例では取付面4を平坦面となした
が、ハンドル部Hの背面部の形状に応じた形状に形成
し、ハンドル部Hのホールド性を高めるようにしてもよ
い。また、ケーシング2の先端部は部分球状となす必要
はなく、円錐台状や平坦な円板状等に形成することが可
能である。
【0019】先端保持手段20は、ステンレス鋼線など
の弾力性を有する金属線材からなり、金属線材を略U字
状に折曲するとともに折曲部分の両端付近を斜めに折曲
させて先端部分を係合部22となし、更に両端部を係合
部22とは反対側へ約90°折り曲げて固定部21とな
し、固定部21と係合部22間の平行な1対のストレー
ト部分を弾性脚部23となしたものである。そして、こ
の先端保持手段20は、係合部22がケーシング2の先
端側に位置するように固定部21をケーシング2の取付
孔6に装着固定して、ケーシング2に取付けられてい
る。但し、十分な弾性が確保できる場合には、先端保持
手段20における一方の弾性脚部23及び固定部21は
省略してもよい。
【0020】左右の弾性脚部23間の距離aは、ハンド
ル部Hが通り抜けできる長さに設定されている。また、
左右の弾性脚部23はケーシング2に沿ってその先端側
へ延設され、弾性脚部23の先端部と係合部22はケー
シング2の先端部から突出され、係合部22の先端部と
ケーシング2の取付面4の先端部間の距離bは、ハンド
ル部Hが通り抜けできる長さに設定されている。そし
て、弾性脚部23の先端部と係合部22とで、ハンドル
部Hが挿通可能な半環状部24が構成されている。更
に、係合部22は前方へ向けて突出した円弧状に形成さ
れ、取付面4から係合部22の先端部までの前後方向の
距離cは、ハンドル部Hの厚さよりも小さく設定されお
り、図9に示すように、ハンドル部Hを取付面4に沿っ
て配置させた状態で、係合部22がハンドル部Hの前面
に当接して弾性脚部23の付勢力によりハンドル部Hが
取付面4側へ付勢されるように構成されている。
【0021】基端保持手段30は、ステンレス鋼線など
の弾力性を有する金属線材からなり、図1〜図6に示す
ように、ケーシング2の基端側の取付孔7に装着固定さ
れる1対の固定部31と、右側の固定部31に連なって
ケーシング2の前側へハンドル部Hの約厚さ分延びた
後、ケーシング2に沿ってその先端方向へ折曲された挿
通側弾性脚部33と、左側の固定部31からケーシング
2に沿ってその先端方向へ延びた後、前方へハンドル部
Hの厚さよりも短い距離だけ延びる係止側弾性脚部34
と、両弾性脚部33、34の先端部間に連なって設けら
れ、ハンドル部Hの基端部に係合して弾性脚部33、3
4の付勢力でハンドル部Hをケーシング2側へ押圧する
係合部32とを有している。係合部32と取付面4間の
距離dはハンドル部Hの厚さよりも多少短く設定されて
いる。
【0022】次に、電動化ユニット1の作用、効果につ
いて説明する。この電動化ユニット1に対して歯ブラシ
Bを取付ける際には、先ず、図7に示すように、電動化
ユニット1のケーシング2に対して歯ブラシBを矢印1
Aで示す方向へ斜めにして、ハンドル部Hをその基端部
から半環状部24に挿入して、ハンドル部Hの先端部を
半環状部24に位置させる。次に、取付面4の先端部を
支点としてハンドル部Hの基端部を、先端保持手段20
の弾性脚部23のバネ力に抗して矢印2Aの方向へ回動
させ、この状態で、図8に示すように、ハンドル部Hの
基端部を一旦右方へ回動させて挿通側弾性脚部33の側
方へ移動させた後、左方へ回動させて基端保持手段30
の係合部32とケーシング2間へ装着させ、図9に示す
ように、先端保持手段20と基端保持手段30とでハン
ドル部Hを保持して、歯ブラシBを電動化ユニット1に
固定することになる。
【0023】このように電動化ユニット1に対して歯ブ
ラシBを保持してあるので、先端保持手段20の係合部
22はハンドル部Hの先端部の正面側に大きな力で圧接
され、またハンドル部Hの先端部の背面側はケーシング
2の先端部付近に大きな力で圧接されることになる。こ
のため、歯ブラシBはそのハンドル部Hの先端部付近に
おいてケーシング2の先端部付近に強固に保持されるこ
とになり、振動発生手段10からの振動は効率的に歯ブ
ラシBに伝達されることになる。また、歯ブラシBを電
動化ユニット1に強固に固定できるので、ハンドル部の
基端側部分をケーシングとともに把持してブラッシング
するときに、強く把持しなくても良いので、把持するこ
とによる振動の減衰も抑制することが可能となる。
【0024】しかも、ケーシング2の先端部を支点とし
てハンドル部Hの基端部を回動させるので、先端保持手
段20の線材としてバネ定数の大きなものを用いても、
テコの原理によりハンドル部Hの基端部を容易にケーシ
ング2の基端部側へ回動させて基端保持手段30に保持
させることが可能となり、電動化ユニット1に対する歯
ブラシBの取付性を高めつつ、歯ブラシBをケーシング
2に対して強固に固定することが可能となる。但し、基
端保持手段30の係合部32は弾性脚部33、34のバ
ネ力によりハンドル部Hの基端部をケーシング2側へ付
勢することになるが、先端保持手段20の弾性脚部23
のバネ力によりハンドル部Hの基端部はケーシング2か
ら離れる方向に付勢されることになるので、ハンドル部
Hの基端部はケーシング2に対して大きな力で圧接され
ることはない。
【0025】また、挿通側弾性脚部33とケーシング2
の隙間からハンドル部Hの基端部を挿入するので、ハン
ドル部Hを取付面4や係合部22、32に圧接させなが
ら挿入する必要がなく、ハンドル部Hの基端部を容易に
固定することが可能となるとともに、歯ブラシBを電動
化ユニット1に組付けるときに、ハンドル部Hが取付面
4や係合部22、32に擦れて、ハンドル部Hの表面が
傷ついたりするという不具合も防止できる。更に、先端
保持手段20及び基端保持手段30として、弾力性を有
する線材を折曲してなるものを用いているので、従来の
ようにケーシング2内に歯磨き水が侵入したり、ケーシ
ング2の凹部に歯磨き水が溜まったりすることはなく、
ユニット全体を水洗いすることで、容易に且つ綺麗に電
動化ユニット1を清掃できることになる。
【0026】次に、基端保持手段30の構成を部分的に
変更した他の実施例について説明する。尚、前記実施例
と同一部材には同一符号を付してその詳細な説明を省略
する。図10に示す基端保持手段30Aのように、1対
の弾性脚部33Aを取付面4に沿って設け、その両端部
をコ字状の係合部32Aで連結してもよい。また、図1
1に示す基端保持手段30Bのように、金属線材を略U
字状してなるものを用い、コ字状の係合部32Bを取付
面4から突出させてもよい。但し、この場合には、半環
状部24にハンドル部Hを挿通させてハンドル部Hの基
端部をケーシング2側へ回動させた状態で、ハンドル部
Hをケーシング2の基端側へ軸方向へ移動させて、ハン
ドル部Hの基端部を係合部32A、32Bの開口へ挿入
することになる。
【0027】また、図12、図13に示すように、ケー
シング2に断面コ字状やJ字状の基端保持手段30C、
30Dを一体的に設けてもよい。基端保持手段30Cに
おいては、基端保持手段30A、30Bと同様に、ハン
ドル部Hをケーシング2に沿って基端側へ移動させるこ
とでハンドル部Hの基端部を基端保持保持手段30Cに
装着することになる。また、基端保持手段30Dにおい
ては、基端保持手段30と同様にハンドル部Hの基端部
を側方より基端保持手段30Dに装着することになる。
なお基端保持手段30B、30C、30D自体には付勢
力は無いが、先端保持手段20の弾性脚部23のバネ力
により、ハンドル部Hの基端部はケーシング2側から離
れる方向へ付勢された状態で基端保持手段30B、30
C、30Dに装着されることとなる。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る歯ブラシの電動化ユニット
によれば、ケーシングに対する歯ブラシの取付性を低下
させることなく、先端保持手段を構成する線材のバネ定
数を高く設定して、歯ブラシをケーシングに対して強固
に固定することが可能となる。しかも、ハンドル部の先
端部を振動発生手段付近において先端保持手段によりケ
ーシングに強固に固定されるので、振動発生手段からの
振動を効率的に歯ブラシに対して伝達することが可能と
なる。また、先端保持手段を線材で構成してあるので、
歯磨き水が付着しても水洗いにより綺麗に且つ容易に付
着した歯磨き水等を除去することが可能となり、電動化
ユニットの清掃性を大幅に向上することが可能となる。
【0029】請求項2記載のように構成すると、弾性脚
部の付勢力を容易に高めることが可能になるとともに、
ハンドル部の先端部の側方への移動が1対の弾性脚部に
より規制されるので、歯ブラシをケーシングに対して一
層強固に保持することが可能となる。
【0030】請求項3記載のように構成すると、基端保
持手段の清掃性も向上し、電動化ユニット全体の清掃性
が一層向上する。請求項4記載のように構成すると、基
端保持手段の弾性脚部によりハンドル部の基端部の側方
への移動が規制され、ケーシングに対する歯ブラシのホ
ールド性が一層向上する。請求項5記載のように構成す
ると、基端保持手段によるハンドル部のホールド性を十
分に確保しつつ、ハンドル部の基端部を側方へ移動させ
ることにより、ワンタッチで基端部を基端保持手段に係
脱させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電動化ユニットに歯ブラシを組付け
た状態での斜視図
【図2】 同電動化ユニットの正面図
【図3】 同電動化ユニットの側面図
【図4】 同電動化ユニットの縦断面図
【図5】 同電動化ユニットの基端保持手段付近の斜視
【図6】 同電動化ユニットの平面図
【図7】 同電動化ユニットに対する歯ブラシの組付け
方法の説明図
【図8】 同電動化ユニットに対する歯ブラシの組付け
方法の説明図
【図9】 同電動化ユニットに対して歯ブラシを組付け
た状態で側面図
【図10】 基端保持手段の他の実施例を示す図5相当
【図11】 基端保持手段の他の実施例を示す図5相当
【図12】 基端保持手段の他の実施例を示す図5相当
【図13】 基端保持手段の他の実施例を示す図5相当
【図14】 従来の電動化ユニットに歯ブラシを組付け
た状態での側面図
【符号の説明】
B 歯ブラシ H ハンドル部 1 電動化ユニット 2 ケーシング 3 キャップ 4 取付面 6 取付孔 7 取付孔 10 振動発生手段 11 電動モータ 12 偏心錘 13 乾電池 20 先端保持手段 21 固定部 22 係合部 23 弾性脚部 24 半環状部 30 基端保持手段 31 固定部 32 係合部 33 挿通側弾性
脚部 34 係止側弾性脚部 30A 基端保持手段 32A 係合部 33A 弾性脚部 30B 基端保持手段 32B 係合部 30C 基端保持手段 30D 基端保持手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端側に振動発生手段を内装したケーシ
    ングに、保持手段を介して歯ブラシのハンドル部を着脱
    自在に保持させ、歯ブラシを電動歯ブラシとして使用可
    能となす歯ブラシの電動化ユニットであって、 前記保持手段は、ハンドル部の先端部を保持する先端保
    持手段と、ハンドル部の基端部をケーシング側へ押圧す
    る基端保持手段とを有し、 前記先端保持手段は、弾力性を有する線材を折曲してな
    り、ケーシングの先端付近部に固定される固定部と、固
    定部の一端からケーシングに沿ってその先端方向へ延び
    る弾性脚部と、弾性脚部の先端部に連なって設けられ、
    ハンドル部の先端部に係合して弾性脚部の付勢力でハン
    ドル部をケーシング側へ押圧する係合部とを有し、 前記係合部をケーシングの先端部よりも突出させること
    により、先端保持手段の係合部と弾性脚部から形成され
    る半環状部にハンドル部が挿通可能とした歯ブラシの電
    動化ユニット。
  2. 【請求項2】 先端保持手段は略U字状をなし、途中部
    に弾性脚部が、先端部に係合部が形成され、更にその両
    端が略くの字状に折曲されて固定部とされた請求項1記
    載の歯ブラシの電動化ユニット。
  3. 【請求項3】 基端保持手段として、弾力性を有する線
    材からなるものを用いた請求項1又は2項記載のブラシ
    の電動化ユニット。
  4. 【請求項4】 基端保持手段は、ケーシングの基端部に
    一定間隔あけて固定される1対の固定部と、固定部から
    ケーシングに沿ってその先端方向へ延びる弾性脚部と、
    両弾性脚部の先端部間に連なって設けられ、且つ途中部
    がケーシングから離れるように折曲され、ハンドル部の
    基端部に係合して弾性脚部の付勢力でハンドル部をケー
    シング側へ押圧する係合部とを有し、 前記ハンドル部の基端部を半環状部に挿通させ、ハンド
    ル部をケーシングに沿ってその基端方向へ移動させるこ
    とで、基端保持手段の係合部にハンドル部の基端部を装
    着可能となした請求項3記載の歯ブラシの電動化ユニッ
    ト。
  5. 【請求項5】 基端保持手段は、ケーシングの基端部に
    一定間隔あけて固定される1対の固定部と、一方の固定
    部に連なってケーシングから離れる方向にハンドル部の
    約厚さ分延びた後、折曲されてケーシングに沿ってその
    先端方向へ延びる挿通側弾性脚部と、他方の固定部から
    ケーシングに沿ってその先端方向へ延びた後、折曲され
    てケーシングから離れる方向へハンドル部の厚さよりも
    短い距離だけ延びる係止側弾性脚部と、両弾性脚部の先
    端部間に連なって設けられ、ハンドル部の基端部に係合
    して弾性脚部の付勢力でハンドル部をケーシング側へ押
    圧する係合部とを有し、 前記ハンドル部の先端部を半環状部に挿通させ、先端部
    を中心にハンドル部を回動させることで、ハンドル部の
    基端部を挿通側弾性脚部とケーシングとの隙間から基端
    保持手段の係合部とケーシング間へ装着可能となした請
    求項3記載の歯ブラシの電動化ユニット。
JP2665297A 1997-02-10 1997-02-10 歯ブラシの電動化ユニット Withdrawn JPH10216159A (ja)

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