JPH10215630A

JPH10215630A - ギャング型回転芝刈機

Info

Publication number: JPH10215630A
Application number: JP9331948A
Authority: JP
Inventors: Richard D Bednar; リチャード・ディー・ベドナー
Original assignee: Ransomes America Corp
Current assignee: Ransomes America Corp
Priority date: 1997-02-03
Filing date: 1997-12-02
Publication date: 1998-08-18
Also published as: AU4932497A; US6047530A; DE69813055T2; DE69813055D1; EP0856247B1; US6336311B1; EP0856247A1

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】起伏のある地形の芝を刈ることを可能にし、
また、短く刈り込み得る回転芝刈機を提供する。【解決手段】芝刈機１０はフレーム１２に並設された
少なくとも２つの前側回転刈り込みデッキ組立体２６と
を備える。互いに隣接する前側デッキ組立体２６間には
空隙が画成される。この空隙に整合するようにして、前
側デッキ組立体２６の後側にて後側回転刈り込みデッキ
組立体３０がフレーム１２に設けられる。前側及び後側
デッキ組立体２６、３０の各々は、下方に開口したスペ
ースを画成する単一スピンドル形式の刈り込みデッキ
と、スペース内で略垂直な軸線の周りを回転可能に取り
付けられた単一のスピンドルと、該スピンドルと共に回
転し得るように該スピンドルに取り付けられた少なくと
も１つの刈り込みブレードとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、回転芝刈機、及び
ギャング型（マルチタイプ）芝刈機に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から、ゴルフコースのラフの芝を刈
るためにはリール（ｒｅｅｌ）型芝刈機が使用されてい
る。リール型芝刈機は背の低い芝を刈るのに適している
が、よけいなものを削ってしまう心配のない、背の高い
草を刈る場合には、回転芝刈機が適していると一般に考
えられている。運転者が乗ったり、又はトラクターで引
っ張られるフレームの上には、一ギャング（すなわち一
組）のリールを直接、取り付けることができる。引張り
形式（ｐｕｌｌ−ｂｅｈｉｎｄ）、又は牽引形式（ｔｏ
ｗ−ｂｅｈｉｎｄ）の回転ギャング（ｒｏｔａｒｙｇ
ａｎｇｓ）型のものも公知である。これらは、動力取り
出し機構によって、あるいは、別個のエンジンによって
駆動することができる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、牽引形
式のギャング型のものは、リール型あるいは回転型であ
るかどうかを問わず、接近して刈り込むことが難しいた
め、ゴルフコースのラフの芝を刈るには一般に、望まし
くない。このため、接近して刈り込み、また、起伏のあ
る地形に対して比較的短い長さに刈ることが要求され
る、ゴルフコースのラフの芝を刈るためには使用されて
いない。

【０００４】本発明は、ゴルフコースのラフの芝を刈る
のに適したギャング型の回転芝刈機を提供するものであ
る。回転型の芝刈機は、典型的には、リール型の芝刈機
よりも保守作業が著しく少なくて済むため、本発明は、
公知の従来技術を極めて大きく改良することになる。芝
刈機は、その上に運転者が乗るフレームに対して直接的
に取り付けられた単一スピンドル形式の刈り込みデッキ
を有しており、２つ以上の刈り込みデッキを有する前方
列は、前輪の正面にあり、１つ以上の刈り込みデッキを
有する後方列は、前輪と後輪との間に配置される。ま
た、本発明は、回転型刈り込みデッキを芝刈機のフレー
ムの上に取り付ける、改良された機構も提供する。その
デッキの各々は、それ自身の持上げアーム上に装架され
た状態となり、そのデッキがフレームに対して垂直方向
に動き、また、相互に垂直な３つの軸線の周りでフレー
ムに対して回動し得るようにしてある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】より具体的には、本発明
は、前輪及び後輪により支持されたフレームと、該フレ
ームに取り付けられた運転者シートと、前輪の正面にて
フレームに取り付けられ、互いに並んで位置する少なく
とも２つの前側刈り込みデッキ組立体と、前輪の後側で
且つ後輪の正面にてフレームに取り付けられた少なくと
も１つの後側刈り込みデッキ組立体とを備えるギャング
型回転芝刈機を提供するものである。前側及び後側デッ
キ組立体の各々は、互いに横方向に隔たった位置にあり
且つ略垂直方向に伸長する一対の側板と、地面の上を動
き得るようにこの側板を支持する前輪と、該一対の側板
の間を伸長し且つ地面の上を動き得るように側板を支持
する後部ローラとを備えている。また、デッキ組立体の
各々は、側板の間で且つローラの正面に配置された単一
スピンドル形式の刈り込みデッキを備え、該デッキは、
地面に対するデッキの高さが調節可能であるように側板
に設けられている。該ローラは、該デッキの略全幅を横
断して伸長する。該ローラは、草を削り取ったり縞状に
するのを防止し、このことは、共に、外観的に望ましい
ことである。

【０００６】デッキ組立体の各々は、該デッキ組立体を
フレームに対して持ち上げるよう作用可能である、略Ｌ
字形の水平方向に伸長する持上げアームによりフレーム
に接続される。デッキ組立体の各々は、それ自体の持上
げアームによってフレームに接続されている。その持上
げアームの各々は、フレームに回動可能に接続された内
端を有する。略垂直な軸線の周りを、且つ前後方向に向
けて伸長する略水平軸線の周りを回動可能なように、ク
ロス部材が持上げアームの外端に取り付けられている。
該クロス部材の一端は、側板の前端に隣接する略水平で
略横方向に伸長する軸線の周りを回動可能にデッキ組立
体の側板の一つに接続され、該クロス部材の他端は、同
一の軸線の周りを回動可能に他方の側板に接続されてい
る。

【０００７】この構造は、芝刈機が起伏のあるゴルフコ
ースのラフな地形の芝を刈ることを可能にし、また、接
近して短く刈り込み得るようにその芝刈機を制御するこ
とを可能にする。また、上述したように、この芝刈機
は、従来からゴルフコースのラフの芝を刈り込むために
使用されているリール型芝刈機よりも保守作業が遥かに
少なく済む。

【０００８】本発明のその他の特徴及び有利な点は、以
下の詳細な説明、特許請求の範囲の記載及び図面を参照
することにより、当業者に明らかになるであろう。

【０００９】

【発明の実施の形態】本発明の１つの実施の形態につい
て詳細に説明する前に、本発明は、以下に記載し、又は
図面に図示した構造及び構成要素の配置の詳細にのみ限
定されるものではないことを理解すべきである。本発明
は、その他の実施の形態も可能であり、各種の方法にて
実施することが可能である。また、本明細書に使用した
文言は、説明の目的のためのものであり、限定的なもの
であると見なすべきではない。

【００１０】本発明を具体化する芝刈機１０は、図１に
図示されている。以下に説明する点を除いて、この芝刈
機１０は、１９７７年１月２２日付けで出願され、本出
願人の譲受人と同一に譲渡された、「乗用型芝刈機用の
並列型の４輪駆動の液圧回路（ＰＡＲＡＬＩＥＬ−ＳＥ
ＲＩＥＳＦＯＵＲ−ＷＨＥＥＬ−ＤＲＩＶＥＨＹＤ
ＲＡＵＬＩＣＣＩＲＣＵＩＴＦＯＲＡＲＩＤＩ
ＮＧＬＡＷＮＭＯＷＥＲ）」という名称の米国特許
出願に開示された芝刈機と同一である。該芝刈機１０
は、地面の上を動き得るように前輪１４及び後輪１６に
より支持されたフレーム１２（図２乃至図５にその一部
を図示）を備えている。この図示した芝刈機１０は後部
操縦型であり、また、４輪駆動体を有するが、本発明
は、前部操縦型又は２輪駆動型の芝刈機にも適用可能で
あることを理解すべきである。

【００１１】該芝刈機１０は、フレーム１２により支持
された動力源１８を更に備えている。この動力源は、ガ
ソリン駆動の内燃機関のような、当該技術分野にて公知
の任意の型式のものとすることができる。このエンジン
は、前輪１４及び後輪１６に駆動可能に接続された液圧
モータ（図示せず）に液圧流体を供給する液圧ポンプ
（図示せず）を駆動する。この芝刈機１０は、運転者シ
ート２０と、運転者が芝刈機１０を操縦することを可能
にする、舵取りハンドル２２を含む従来の舵取り装置と
を更に備えている。この図示した構造において、この舵
取り装置は、液圧式であり、芝刈機１０を舵取りし得る
ように、後輪１６に接続されている。

【００１２】該芝刈機１０は、刈り込みデッキ組立体３
４のそれぞれ前列２６及び後列３０を更に備えている。
より具体的には、図示した構造において、該芝刈機１０
は、前輪１４の正面にある、並べた３つの前面刈り込み
デッキ組立体３４と、前輪１４の後側で且つ後輪１６の
正面にある２つの後方刈り込みデッキ組立体３４とを備
えている。当該技術分野にて公知であるように、後方デ
ッキ組立体３４の各々は、互いに隣接する２つの前側デ
ッキ組立体３４の間の空隙と整合される。

【００１３】刈り込みデッキ組立体３４の各々（図２乃
至図５を参照）は、後方に開口するスペース４２（図
４）を画成する単一スピンドル形式の根覆い（ｍｕｌｃ
ｈｉｎｇ）デッキ３８を備えている。このデッキ３８
は、互いに横方向に隔たった位置にあり且つ略垂直に伸
長する一対の側板４６、４８の間に位置され且つ該一対
の側板によって支持されている。本明細書において、
「横方向」という語は、芝刈機の一側部からその反対側
の側部への方向、即ち、前後方向に対して垂直な方向を
意味するものとする。２つの前輪５０は、デッキ３８の
前面にて側板４６、４８の間を伸長する車軸５４（図２
及び図３）の周りで回転する。このため、前輪５０の各
々は、地面の上を動き得るように、側板４６、４８の一
方及びデッキ３８を支持する。後部ローラ５８は、側板
４６、４８の間を伸長し、また、地面の上を動き得るよ
うに、側板４６、４８、及びデッキ３８を支持してい
る。該後部ローラ５８は、デッキ３８の後方にあり、該
デッキ３８の全幅を略横断して伸長している。該後部ロ
ーラ５８は、草を削り取ったり、稿状化にされることを
防止する。

【００１４】該デッキ３８は、地面に対するデッキ３８
の高さが調節可能であるように、側板４６、４８に取り
付けられている。この図示した構造において、該デッキ
３８は、側板４６、４８にそれぞれ隣接して上方に伸長
する、隔たった位置にあるデッキ板６６、６８（図３及
び図５）を備えている。その側板４６又は４８の各々の
上端（図２参照）は、略水平方向内方に伸長する突出部
６９、７０を有しており、突出部６９は側板の前面に隣
接しており、また、突出部７０は、側板の後部に隣接し
ている。側板４６又は４８の各々の突出部６９、７０に
は、細長い板部材７１が固定されている。該板部材は、
ボルト、又はねじ７４のような適当な手段によってそれ
ぞれ突出部６９、７０に固着された、外方に伸長する突
出部７２、７３を有している。側板４６又は４８の各
々、及び対応する板部材７１の各々は、一連の穴７６を
有する（図４及び図６参照）。デッキ板６６、６８の各
々は、垂直方向に隔たった位置にある幾つかの系統の穴
７８を有する。側板４６、４８及び板部材７１の穴７６
を貫通し且つデッキ板６６、６８の穴７８を貫通して伸
長するボルト８０がデッキ３８を側板４６、４８に固着
する。デッキ板６６、６８の穴７８及び／又は側板４
６、４８及び板部材７１の穴（ボルト８０が貫通して伸
長する）を変更することにより、デッキ３８の高さが調
節される。

【００１５】単一のスピンドル８４（図４）がデッキ３
８により画成されたスペース４２内にて略垂直軸線の周
りを回転可能なように取り付けられている。該スピンド
ル８４は、デッキ３８の頂部に設けられた液圧モータ８
８によって駆動される。上記ポンプは、モータ８８に液
圧流体を供給する。スピンドル８４を回転させるため、
その他の手段も使用可能であることも理解すべきであ
る。

【００１６】一組の刈り込みブレードがスピンドルと共
に回転可能に該スピンドル８４の上に取り付けられてい
る。図３及び図４に図示したように、この一例としての
構造において、該ブレードの組の各々は、下側の前方ブ
レード９２と、上側の後方ブレード９６とを含む。該前
方ブレード９２は、前方の切刃部分と、上方に角度が付
けられた後方切刃部分又はリフトとを有する。この前方
ブレード９２のリフトは、約４５°の角度にて上方に傾
斜していることが好ましい。該後方ブレード９６は、前
方ブレード９２のリフトにより上方に外れた切れ端を切
る前方切刃部分を有する。これらのブレードは、１９９
７年１月２２日付けで出願され且つ本出願の譲受人と同
一人に譲渡された、「回転芝刈機の根覆いデッキ（ＲＯ
ＴＡＲＹＬＡＷＮＭＯＷＥＲＭＵＬＣＨＩＮＧＤ
ＥＣＫ）」という名称の米国特許出願に開示されたもの
と同一であることが好ましい。本発明の代替的な実施の
形態において、異なるブレードの配置とすることも可能
である。

【００１７】デッキ組立体３４の各々は、略Ｌ字形の水
平方向に伸長する持上げアーム１１２によりフレーム１
２に取り付けられており、デッキ組立体の各々はそれ自
体の持上げアーム１１２に取り付けられている。該持上
げアーム１１２は、横方向に伸長する内側脚部１１６を
備えており（図２及び図３参照）、その内端は前後方向
に伸長する略水平軸線１２０の周りで回動可能なように
フレーム１２に接続されている。また、該アーム１１２
は、前後方向に伸長する外側脚部１２４を備えている。
クロス部材１２８は、略垂直軸線１３２の周りで且つ前
後方向に伸長する略水平軸線１３６の周りで回動可能な
ように外側脚部１２４の外端に取り付けられている。ク
ロス部材１２８の横方向に隔たった両端の各々（図２、
図３、図５、図６参照）は、下方に且つ僅かに後方に伸
長するアーム１４０を有する。一方のアーム１４０の下
端は、側板４６、４８の前端に隣接する略水平の横方向
に伸長する軸線１４４の周りで回動可能なように側板４
６に接続されている。他方のアーム１４０の下端は、軸
線１４４の周りで回動可能に側板４８に接続されてい
る。

【００１８】アーム１１２とフレーム１２との間に接続
された液圧組立体１４８（図５には、その一部のみ図
示）は、デッキ３８を昇降させ得るようにアームを軸線
１２０の周りで回動させる。デッキが刈り込みのために
下降されると、液圧組立体は持上げアームが「遊動（ｆ
ｌｏａｔ）」するのを許容し、これにより、デッキ３８
がフレーム１２に対して垂直方向に動くことを可能にす
る。デッキ３８をクロス部材１２８を介してアーム１１
２に接続することで、デッキ３８は相互に垂直な３つの
軸線１３２、１３６、１４４の周りでフレーム１２に対
して回動可能となる。この取り付けの配置は、デッキ３
８を起伏のある地形に合うように調節し、これにより、
削り取りを略防止することを可能にする。

【００１９】該芝刈機１０は、前側列中に２つ、又は３
つ以上の刈り込みデッキのみを備え、また、後側列中に
１つ、又は２つ以上の刈り込みデッキのみを備えるよう
にすることも可能であることを理解すべきである。ま
た、これらのデッキをフレーム１２に取り付けるための
その他の配置も採用可能である。

【００２０】本発明の各種の特徴は特許請求の範囲に記
載されている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を具体化する芝刈機の平面図である。

【図２】刈り込みデッキ組立体の斜視図である。

【図３】刈り込みデッキ組立体の平面図である。

【図４】刈り込みデッキ組立体の側面図である。

【図５】刈り込みデッキ組立体の背面図である。

【図６】図３の線６−６に沿った図である。

【符号の説明】

１０芝刈機１２フレーム１４前輪１６後輪１８動力源２０運転者シート２２舵取りハンドル２６刈り込みデッキ組立体の前列３０刈り込みデッキ組立体の後列３４刈り込みデッキ組立体３８スピンドル根
覆いデッキ４２開口スペース４６、４８側板５０前輪５４車軸５８後部ローラ６６、６８デッキ
板６９、７０、７２、７３突出部７１板部材７４ボルト／ねじ７６板部材の穴７８デッキ板の穴８０ボルト８４スピンドル８８液圧モータ９２前方ブレード９６後方ブレード１１２持上げアーム１２０水平軸線１２４外側脚部１２８クロス部材１３２垂直軸線１３６水平軸線１４０アーム１４８液圧組立体

フロントページの続き (71)出願人 597121887 900 Ｎｏｒｔｈ 21ｓｔＳｔｒｅｅｔ, Ｌｉｎｃｏｌｎ，Ｎｅｂｒａｓｋａ 68501，ＵｎｉｔｅｄＳｔａｔｅｓｏｆＡｍｅｒｉｃａ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ギャング型回転芝刈機にして、地面の上を動き得るように車輪により支持されたフレー
ムと、該フレームに取り付けられ、少なくとも２つの車輪を駆
動する動力源と、前記フレームに取り付けられた運転者シートと、該運転者が該芝刈機を操縦することを可能にする舵取り
装置と、前記フレーム上に並設された少なくとも２つの前側回転
刈り込みデッキ組立体であって、互いに隣接するものど
うしの間に空隙を画成する前側回転刈り込みデッキ組立
体と、該前側デッキ組立体の後側にて前記フレームに設けられ
た少なくとも１つの後側回転刈り込みデッキ組立体であ
って、その各々が、互いに隣接する前側デッキ組立体間
のそれぞれの前記空隙と整合された位置となる、少なく
とも１つの後側回転刈り込みデッキ組立体とを備え、前記前側及び後側デッキ組立体の各々は、下方に開口す
るスペースを画成する単一スピンドル形式の刈り込みデ
ッキと、前記スペース内で略垂直な軸線の周りを回転可
能に取り付けられた単一のスピンドルと、該スピンドル
と共に回転し得るように該スピンドルに取り付けられた
少なくとも１つの刈り込みブレードとを備える、ギャン
グ型回転芝刈機。
【請求項２】請求項１に記載の芝刈機にして、前記前
側デッキ組立体が、前輪の正面にて前記フレームの上に
設けられ、前記後側デッキ組立体が、前記前輪の後側で
且つ前記後輪の正面にて前記フレームに設けられてい
る、芝刈機。
【請求項３】請求項１に記載の芝刈機にして、前記デ
ッキ組立体の各々が、地面の上を動き得るように、それ
ぞれに対応するデッキを支持する後部ローラを備えてお
り、前記デッキが、該後部ローラが該デッキの略全幅を
横断して伸長するような幅を有している、芝刈機。
【請求項４】請求項３に記載の芝刈機にして、前記前
側及び後側デッキ組立体の各々が、前端を有する一対の
側板にして、互いに横方向に隔たり且つ略垂直に伸長す
る一対の側板と、地面の上を動き得るように該側板の一
方を支持する第一の前輪と、地面の上を動き得るように
該側板の他方を支持する第二の前輪とを備え、前記後部ローラが、前記一対の側板の間を伸長し且つ地
面の上を動き得るように該側板を支持し、それぞれ対応するデッキが、該一対の側板の間にて且つ
前記ローラの正面に配置され、また、該デッキが、地面
に対する該デッキの高さが調節可能であるように前記側
板に装架されている、芝刈機。
【請求項５】請求項１に記載の芝刈機にして、前記デ
ッキ組立体の各々が、該デッキに取り付けられ且つ前記
スピンドルに駆動可能に接続された液圧モータを備え
る、芝刈機。
【請求項６】請求項１に記載の芝刈機にして、前記デ
ッキ組立体の各々が、前記スピンドルと共に回転し得る
ように該スピンドルに取り付けられた一組の刈り込みブ
レードを備え、該一組のブレードが、前方刃部分と、上
方に角度が付けられた後方刃部分とを有する下側前方ブ
レードと、該前方ブレードの上方に角度が付けられた後
方刃部分により上方に偏向された切れ端を切るための前
方刃部分を有する上側後方ブレードとを含み、該後方ブ
レードが、前記前方ブレードに対して垂直でない角度に
て伸長し、該前方ブレードの後方刃部分から脱落する切
れ端が、該切れ端が前記スペース内で旋回し始める前
に、該後方ブレードにより直ちに切断されるようにし
た、芝刈機。
【請求項７】請求項１に記載の芝刈機にして、前記デ
ッキ組立体の各々が、クロス部材により前記フレームに
接続され、該クロス部材が、略垂直な軸線の周りで且つ
前後方向に伸長する略水平軸線の周りを回動し得るよう
に前記フレームに接続され、該クロス部材が、横方向に隔たった両端を有し、該クロ
ス部材の端部の一方が前記側板の前端に隣接して横方向
に伸長する略水平軸線の周りを回動し得るように、それ
ぞれ対応するデッキ組立体の側板の一方に接続され、前
記クロス部材の端部のもう一方が、横方向に伸長する略
水平軸線の周りで回動し得るように、それぞれ対応する
デッキ組立体の側板のもう一方に接続される、芝刈機。
【請求項８】請求項７に記載の芝刈機にして、前記デ
ッキ組立体の各々が、横方向に伸長する内側脚部を有す
る、水平方向に伸長する略Ｌ字形のそれぞれのアームに
より、前記フレームに接続され、該内側脚部が、前後方
向に伸長する略水平軸線の周りを回動し得るように前記
フレームに接続された内端を有し、該アームが、前後方
向に伸長する外側脚部を有し、該外側脚部が外端を有
し、前記クロス部材が該外側脚部の前記外端に取り付け
られる、芝刈機。
【請求項９】請求項８に記載の芝刈機にして、前記ア
ームが、協動したデッキ組立体を前記フレームに対して
持ち上げる作用可能である、芝刈機。
【請求項１０】請求項１に記載の芝刈機にして、前記
デッキ組立体の各々が、それぞれ対応するデッキ組立体
を前記フレームに対して持ち上げるよう作用可能である
それぞれの持上げアームにより前記フレームに接続さ
れ、該デッキ組立体の各々がそれ自体の持上げアームに
より前記フレームに接続される、芝刈機。
【請求項１１】回転型芝刈機にして、地面の上を動き得るように車輪により支持されたフレー
ムと、該フレームに取り付けられ、少なくとも２つの車輪を駆
動する動力源と、前記フレームに取り付けられた運転者シートと、該運転者が該芝刈機を操縦することを可能にする舵取り
装置と、前端を有し、地面の上を動き得るように支持され、横方
向に互いに隔たった略垂直方向に伸長する一対の側板
と、下方に開口するスペースを画成する単一スピンドル
形式の刈り込みデッキとを備える、回転刈り込みデッキ
組立体であって、該刈り込みデッキが、前記一対の側板
の間に配置され且つ地面に対する該デッキの高さが調節
可能であるように、該側壁に取り付けられ、前記スペー
ス内で略垂直の軸線の周りを回転可能に取り付けられた
単一のスピンドルと、該スピンドルと共に回転し得るよ
うに該スピンドルの上に取り付けられた少なくとも１つ
の刈り込みブレードとを含む回転刈り込みデッキ組立体
とを備え、該デッキ組立体が、略垂直軸線の周りを、且つ前後方向
に向けて伸長する略水平軸線の周りを回動し得るよう
に、前記フレームに接続されたクロス部材により該フレ
ームに接続され、該クロス部材が、互いに横方向に隔た
った両端を有し、該クロス部材の端部の一方が、前記側
板の前端に隣接する略水平な横方向に伸長する軸線の周
りを回動し得るように前記側板の一方に接続され、該ク
ロス部材の端部の他方が、横方向に伸長する略水平軸線
の周りを回動し得るように前記側板の他方に接続され
る、回転型芝刈機。
【請求項１２】請求項１１に記載の芝刈機にして、前
記デッキ組立体が、横方向に伸長する内側脚部を有す
る、水平方向に伸長する略Ｌ字形のアームにより、前記
フレームに接続され、該内側脚部が、前後方向に伸長す
る略水平軸線の周りを回動し得るように前記フレームに
接続された内端を有し、該アームが、前後方向に伸長す
る外側脚部を有し、該外側脚部が外端を有し、前記クロ
ス部材が該外側脚部の前記外端に取り付けられる、芝刈
機。
【請求項１３】請求項１２に記載の芝刈機にして、前
記アームが、デッキ組立体を前記フレームに対して持ち
上げるよう作用可能である、芝刈機。
【請求項１４】請求項１１に記載の芝刈機にして、前
記デッキ組立体が、該デッキに取り付けられ且つ前記ス
ピンドルに駆動可能に接続された液圧モータを備える、
芝刈機。
【請求項１５】請求項１１に記載の芝刈機にして、前
記デッキ組立体が、前記スピンドルと共に回転し得るよ
うに該スピンドルに取り付けられた一組の刈り込みブレ
ードを備え、該一組のブレードが、前方刃部分と、上方
に角度が付けられた後方刃部分とを有する下側前方刈り
込みブレードと、該前方刈り込みブレードの上方に角度
が付けられた後方刃部分により上方に偏向された切れ端
を切るための前方刃部分を有する上側後方ブレードとを
含み、該後方ブレードが、前記前方ブレードに対して垂
直でない角度にて伸長し、該前方ブレードの後方刃部分
から脱落する切れ端が、該切れ端が前記スペース内で旋
回し始める前に、該後方ブレードにより直ちに切断され
るようにした、芝刈機。
【請求項１６】請求項１１に記載の芝刈機にして、前
記デッキ組立体が、地面の上を動き得るように前記側板
の一方を支持する第一の前輪と、地面の上を動き得るよ
うに前記側板の他方を支持する第二の前輪と、該一対の
側板の間を伸長し且つ地面の上を動き得るように前記側
板を支持する後部ローラとを備え、前記デッキが、該後
部ローラの正面の位置に配置され、該デッキが、該後部
ローラが該デッキの略全幅を横断して伸長するような幅
を有する、芝刈機。
【請求項１７】請求項１１に記載の芝刈機にして、前
記クロス部材の前記両端が、下方に伸長するそれぞれの
アームを有し、該アームが、それぞれの下端を有し、該
アームの一方の下端が、横方向に伸長する略水平軸線の
周りを回動し得るように前記側板の一方に接続され、前
記アームのもう一方の前記下端が、横方向に伸長する略
水平軸線の周りを回動し得るように前記側板の他方に接
続される、芝刈機。
【請求項１８】ギャング型回転芝刈機にして、フレームと、地面の上を動き得るように該フレームを支持する一対の
前輪と、地面の上を動き得るように該フレームを支持する一対の
後輪と、該フレームに取り付けられ、少なくとも１つの一対の車
輪を駆動する動力源と、前記フレームに取り付けられた運転者シートと、該運転者が該芝刈機を操縦することを可能にする舵取り
装置と、前記前輪の正面にて前記フレームの上に並設された少な
くとも２つの前側回転刈り込みデッキ組立体であって、
互いに隣接するものどうしの間に空隙を画成する前側回
転刈り込みデッキ組立体と、該前輪の後側で且つ前記後輪の正面にて前記フレームに
取り付けられた少なくとも１つの後側回転刈り込みデッ
キ組立体であって、その各々が、互いに隣接する前側デ
ッキ組立体間のそれぞれの前記空隙と整合された位置と
なる、少なくとも１つの後側回転刈り込みデッキ組立体
とを備え、前記前側及び後側デッキ組立体の各々が、前端を有する
一対の側板にして、互いに横方向に隔たり且つ略垂直に
伸長する一対の側板と、地面の上を動き得るように該側
板の一方を支持する第一の前輪と、地面の上を動き得る
ように該側板の他方を支持する第二の前輪と、前記一対
の側板の間を伸長し且つ地面の上を動き得るように該側
板を支持する後部ローラと、下方に開口するスペースを
画成する単一スピンドル形式の刈り込みデッキとを備
え、該デッキが、前記一対の側板の間で且つ前記ローラ
の正面の位置に配置され、該デッキが、地面に対する該
デッキの高さが調節可能であるように前記側板の上に取
り付けられ、該デッキが、前記ローラが該デッキの略全
幅を横断するように伸長するような幅を有し、前記スペース内で略垂直軸線の周りを回転し得るように
取り付けられた単一スピンドルと、該スピンドルと共に
回転し得るように該スピンドルに取り付けられた少なく
とも１つの刈り込みブレードとを備え、前記デッキ組立体の各々が、それぞれ対応するデッキ組
立体を前記フレームに対して持ち上げるよう作用可能で
ある、水平方向に伸長する略Ｌ字形のそれぞれの持上げ
アームにより前記フレームに接続され、前記デッキ組立
体の各々が、それ自体の持上げアームにより前記フレー
ムに接続され、該アームの各々が、前後方向に伸長する
略水平軸線の周りを回動し得るように前記フレームに接
続された内端を有する横方向に伸長する内側脚部を備
え、該アームの各々が、前後方向に伸長する外側脚部を
有し、該外側脚部が、外端を有し、略垂直軸線の周りで
且つ前後方向に伸長する略水平軸線の周りを回動し得る
ように前記外側脚部の外端に取り付けられたクロス部材
を備え、該クロス部材が、互いに横方向に隔たった両端を有し、
該クロス部材の端部の一方が、前記側板の前端に隣接す
る横方向に伸長する略水平軸線の周りを回動し得るよう
に協動したデッキ組立体の前記側板の一方に接続され、
該クロス部材の端部の他方が、横方向に伸長する略水平
軸線の周りを回動し得るように協動したデッキ組立体の
側板のもう一方に接続される、ギャング型回転芝刈機。
【請求項１９】請求項１８に記載の芝刈機にして、前
記デッキ組立体の各々が、該デッキに取り付けられ且つ
前記スピンドルに駆動可能に接続された液圧モータを備
える、芝刈機。
【請求項２０】請求項１８に記載の芝刈機にして、前
記デッキ組立体の各々が、前記スピンドルと共に回転し
得るように該スピンドルに取り付けられた一組の刈り込
みブレードを備え、該に一組のブレードが、前方刃部分
と、上方に角度が付けられた後方刃部分とを有する下側
前方ブレードと、該前方ブレードの上方に角度が付けら
れた後方刃部分により上方に偏向された切れ端を切るた
めの前方刃部分を有する上側後方ブレードとを含み、該
後方ブレードが、前記前方ブレードに対して垂直でない
角度にて伸長し、該前方ブレードの後方刃部分から脱落
する切れ端が、該切れ端が前記スペース内で旋回し始め
る前に、該後方ブレードにより直ちに切られるようにし
た、芝刈機。