JPH10215236A - Ｃｄｍａ受信装置 - Google Patents
Ｃｄｍａ受信装置Info
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- JPH10215236A JPH10215236A JP1847397A JP1847397A JPH10215236A JP H10215236 A JPH10215236 A JP H10215236A JP 1847397 A JP1847397 A JP 1847397A JP 1847397 A JP1847397 A JP 1847397A JP H10215236 A JPH10215236 A JP H10215236A
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/69—Spread spectrum techniques
- H04B1/707—Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
- H04B1/7097—Interference-related aspects
- H04B1/7103—Interference-related aspects the interference being multiple access interference
- H04B1/7107—Subtractive interference cancellation
- H04B1/71075—Parallel interference cancellation
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- H04B—TRANSMISSION
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トレーニング信号の推定値の精度を向上さ
せ、セル容量の増加をはかることのできるＣＤＭＡ受信
装置を提供する。 【解決手段】 各送信局に割り当てられている拡散符号
に対応した各逆拡散符号及び各送信局に割り当てられて
いるトレーニング信号を使用して、拡散符号間の干渉又
は逆拡散符号間の干渉に起因した局信号及びトレーニン
グ信号間干渉量を推定し、この局信号及びトレーニング
信号間干渉量を、受信信号から除去しながら各送信局か
らの信号を推定し、その各推定信号を出力し、更に、各
干渉量が除去された除去残差信号を用いて各局に対応し
ているトレーニング信号を推定し、受信信号又は除去残
差信号からトレーニング信号に起因する干渉量を推定
し、その干渉量を受信信号又は除去残差信号から除去す
る干渉除去部１３を備える。
せ、セル容量の増加をはかることのできるＣＤＭＡ受信
装置を提供する。 【解決手段】 各送信局に割り当てられている拡散符号
に対応した各逆拡散符号及び各送信局に割り当てられて
いるトレーニング信号を使用して、拡散符号間の干渉又
は逆拡散符号間の干渉に起因した局信号及びトレーニン
グ信号間干渉量を推定し、この局信号及びトレーニング
信号間干渉量を、受信信号から除去しながら各送信局か
らの信号を推定し、その各推定信号を出力し、更に、各
干渉量が除去された除去残差信号を用いて各局に対応し
ているトレーニング信号を推定し、受信信号又は除去残
差信号からトレーニング信号に起因する干渉量を推定
し、その干渉量を受信信号又は除去残差信号から除去す
る干渉除去部１３を備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はＣＤＭＡ（符号分割
多元接続：Code Division Multiple Access ）の受信装
置に関するものである。
多元接続：Code Division Multiple Access ）の受信装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、移動通信における周波数利用効率
を向上させるための技術の一つとして、ＣＤＭＡ（符号
分割多元接続：Code Division Multiple Access ）方式
に関する研究及び開発が盛んに行われている。このＣＤ
ＭＡでは、拡散／逆拡散のプロセスにおいて多重化され
ている希望波以外の他の送信局などからの干渉信号を熱
雑音と同様に扱うことにより、プロセス利得に比例した
数の送信局が同じ周波数帯を同時に使用することが可能
となっている。
を向上させるための技術の一つとして、ＣＤＭＡ（符号
分割多元接続：Code Division Multiple Access ）方式
に関する研究及び開発が盛んに行われている。このＣＤ
ＭＡでは、拡散／逆拡散のプロセスにおいて多重化され
ている希望波以外の他の送信局などからの干渉信号を熱
雑音と同様に扱うことにより、プロセス利得に比例した
数の送信局が同じ周波数帯を同時に使用することが可能
となっている。
【０００３】また、このＣＤＭＡでは、例えば、直接拡
散（Direct Sequence ：ＤＳ）では、同一周波数を利用
するユーザーなどの送信局は、疑似直交したコードで分
離されているが、コード間の相関に応じて希望波以外の
送信局などからの干渉波が希望波に重畳されてしまうた
め、所望信号のみ完全に抽出することは困難であった。
そこで、従来のＣＤＭＡ受信装置では、このような干渉
波を除去するものとして、受信信号から各局各パスの信
号を推定し、これを取り除くことにより相互相関の影響
を低減するようになっていた。
散（Direct Sequence ：ＤＳ）では、同一周波数を利用
するユーザーなどの送信局は、疑似直交したコードで分
離されているが、コード間の相関に応じて希望波以外の
送信局などからの干渉波が希望波に重畳されてしまうた
め、所望信号のみ完全に抽出することは困難であった。
そこで、従来のＣＤＭＡ受信装置では、このような干渉
波を除去するものとして、受信信号から各局各パスの信
号を推定し、これを取り除くことにより相互相関の影響
を低減するようになっていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ＣＤＭＡ受信装置においては、各局に対応しているトレ
ーニング信号の除去は受信信号に対してのみ１度だけ行
なわれ、除去残差信号に対して行なわれていなかったた
め、トレーニング信号の推定及びトレーニング信号に起
因する干渉の除去を正確に行なうことが困難であり、１
つのセル内で多重化できる局数（セル容量）を増加させ
ることが困難であるという問題点があった。
ＣＤＭＡ受信装置においては、各局に対応しているトレ
ーニング信号の除去は受信信号に対してのみ１度だけ行
なわれ、除去残差信号に対して行なわれていなかったた
め、トレーニング信号の推定及びトレーニング信号に起
因する干渉の除去を正確に行なうことが困難であり、１
つのセル内で多重化できる局数（セル容量）を増加させ
ることが困難であるという問題点があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に係るＣＤＭＡ受
信装置は、複数の送信局からの符号分割多元接続用の信
号を受信する受信手段と、各送信局に割り当てられてい
る拡散符号に対応した各逆拡散符号及び各送信局に割り
当てられているトレーニング信号を使用して、各送信局
からの信号を受信手段の受信信号から推定する際、拡散
符号間の干渉又は逆拡散符号間の干渉に起因した局信号
及びトレーニング信号間干渉量を推定し、この局信号及
びトレーニング信号間干渉量を、受信信号から除去しな
がら各送信局からの信号を推定し、その各推定信号を出
力する干渉除去手段とを備え、干渉除去手段は、更に、
各干渉量が除去された除去残差信号を用いて各局に対応
しているトレーニング信号を推定し、受信信号又は除去
残差信号からトレーニング信号に起因する干渉量を推定
し、その干渉量を受信信号又は除去残差信号から除去す
るものである。
信装置は、複数の送信局からの符号分割多元接続用の信
号を受信する受信手段と、各送信局に割り当てられてい
る拡散符号に対応した各逆拡散符号及び各送信局に割り
当てられているトレーニング信号を使用して、各送信局
からの信号を受信手段の受信信号から推定する際、拡散
符号間の干渉又は逆拡散符号間の干渉に起因した局信号
及びトレーニング信号間干渉量を推定し、この局信号及
びトレーニング信号間干渉量を、受信信号から除去しな
がら各送信局からの信号を推定し、その各推定信号を出
力する干渉除去手段とを備え、干渉除去手段は、更に、
各干渉量が除去された除去残差信号を用いて各局に対応
しているトレーニング信号を推定し、受信信号又は除去
残差信号からトレーニング信号に起因する干渉量を推定
し、その干渉量を受信信号又は除去残差信号から除去す
るものである。
【０００６】
実施の形態１．図１は、本発明の一実施の形態に係るＣ
ＤＭＡ受信装置の構成を示すブロック図である。図にお
いて、１１はアンテナ部、１２はアンテナ部１１で受信
された信号をベースバンド信号に変換する周波数変換
部、１３は周波数変換部１２の出力信号が入力され、Ｃ
ＤＭＡ通信において発生する相互相関による干渉信号を
低減し、判定した局の信号を出力する干渉除去部であ
る。
ＤＭＡ受信装置の構成を示すブロック図である。図にお
いて、１１はアンテナ部、１２はアンテナ部１１で受信
された信号をベースバンド信号に変換する周波数変換
部、１３は周波数変換部１２の出力信号が入力され、Ｃ
ＤＭＡ通信において発生する相互相関による干渉信号を
低減し、判定した局の信号を出力する干渉除去部であ
る。
【０００７】図２は、この実施の形態の干渉除去部１３
の構成を示したブロック図である。図において、干渉除
去部１３は、複数の干渉除去段２１からなり、各干渉除
去段２１は局干渉除去部２２を直列に接続した構成とな
っており、局干渉除去部２２はトレーニング信号推定部
２３及び局干渉推定部２４から構成されている。
の構成を示したブロック図である。図において、干渉除
去部１３は、複数の干渉除去段２１からなり、各干渉除
去段２１は局干渉除去部２２を直列に接続した構成とな
っており、局干渉除去部２２はトレーニング信号推定部
２３及び局干渉推定部２４から構成されている。
【０００８】図３はこの実施の形態のトレーニング信号
推定部２３の構成を示すブロック図であり、第ｈ段、ｍ
局に対応した局干渉除去部２２のものである。図におい
て、トレーニング信号推定部２３は、拡散符号発生部４
１、遅延器４２、トレーニング信号発生器４３、相関検
波部４４、共役複素数計算部４５、伝搬路推定部４６よ
り構成されている。
推定部２３の構成を示すブロック図であり、第ｈ段、ｍ
局に対応した局干渉除去部２２のものである。図におい
て、トレーニング信号推定部２３は、拡散符号発生部４
１、遅延器４２、トレーニング信号発生器４３、相関検
波部４４、共役複素数計算部４５、伝搬路推定部４６よ
り構成されている。
【０００９】図４はこの実施の形態の局干渉推定部２４
の構成を示すブロック図であり、第ｈ段、ｍ局に対応し
た局干渉除去部２２のものである。図において、局干渉
推定部２４は、拡散符号発生部５１、遅延器５２、相関
検波部５３、共役複数計算部５４、判定部５５、再拡散
部５６から構成されている。
の構成を示すブロック図であり、第ｈ段、ｍ局に対応し
た局干渉除去部２２のものである。図において、局干渉
推定部２４は、拡散符号発生部５１、遅延器５２、相関
検波部５３、共役複数計算部５４、判定部５５、再拡散
部５６から構成されている。
【００１０】次に、この実施の形態の動作について説明
する。まず、アンテナ部１１で受信された信号は周波数
変換部１２においてベースバンド信号に変換され、ＣＤ
ＭＡ通信において発生する相互相関による干渉信号を干
渉除去部１３で低減し、判定した局の信号を出力する。
する。まず、アンテナ部１１で受信された信号は周波数
変換部１２においてベースバンド信号に変換され、ＣＤ
ＭＡ通信において発生する相互相関による干渉信号を干
渉除去部１３で低減し、判定した局の信号を出力する。
【００１１】ここで、干渉除去部１３の動作について説
明する。図２に示すように干渉除去部１３を局干渉除去
部２２の直列構成にした場合、第ｈ段ｍ局の局干渉除去
部２２におけるトレーニング信号推定部２３には、前局
（ｍ−１局）の局干渉除去部２２からの残差信号Ｚｓ
（ｈ、ｍ−１）と、前段（ｈ−１段）のｍ局における相
関検波後のトレーニング信号Ｐｌ（ｈ−１、ｍ）が入力
される。ただし、Ｐｌ（０、ｍ）＝０とし、Ｚｓ（１、
０）は周波数変換部からのベースバンド信号とする。
明する。図２に示すように干渉除去部１３を局干渉除去
部２２の直列構成にした場合、第ｈ段ｍ局の局干渉除去
部２２におけるトレーニング信号推定部２３には、前局
（ｍ−１局）の局干渉除去部２２からの残差信号Ｚｓ
（ｈ、ｍ−１）と、前段（ｈ−１段）のｍ局における相
関検波後のトレーニング信号Ｐｌ（ｈ−１、ｍ）が入力
される。ただし、Ｐｌ（０、ｍ）＝０とし、Ｚｓ（１、
０）は周波数変換部からのベースバンド信号とする。
【００１２】そして、第ｈ段ｍ局の局干渉除去部２２に
おける局干渉推定部２４には、Ｚｐ（ｈ、ｍ）と前段ｍ
局の判定信号Ｓ（ｈ−１、ｍ）と第ｈ段ｍ局の局干渉除
去部２２におけるトレーニング推定信号Ｐｓ（ｈ、ｍ）
とが入力される。ただし、Ｚｐ（ｈ、ｍ）は第ｈ段ｍ局
の局干渉除去部２２におけるトレーニング信号推定部２
３からの出力信号Ｐｃ（ｈ、ｍ）と、トレーニング信号
推定部２３に入力された除去残差信号Ｚｓ（ｈ、ｍ−
１）との差分信号である。また、Ｓ（０、ｍ）＝０とす
る。
おける局干渉推定部２４には、Ｚｐ（ｈ、ｍ）と前段ｍ
局の判定信号Ｓ（ｈ−１、ｍ）と第ｈ段ｍ局の局干渉除
去部２２におけるトレーニング推定信号Ｐｓ（ｈ、ｍ）
とが入力される。ただし、Ｚｐ（ｈ、ｍ）は第ｈ段ｍ局
の局干渉除去部２２におけるトレーニング信号推定部２
３からの出力信号Ｐｃ（ｈ、ｍ）と、トレーニング信号
推定部２３に入力された除去残差信号Ｚｓ（ｈ、ｍ−
１）との差分信号である。また、Ｓ（０、ｍ）＝０とす
る。
【００１３】そして、それらの信号から、局干渉推定部
２４で処理を行なった後、新たな判定信号Ｓ（ｈ、ｍ）
が次段に出力される。また、新たな残差信号は、次局の
局干渉除去部２２に入力される。
２４で処理を行なった後、新たな判定信号Ｓ（ｈ、ｍ）
が次段に出力される。また、新たな残差信号は、次局の
局干渉除去部２２に入力される。
【００１４】ここで、第ｈ段ｍ局のトレーニング信号推
定部２３の詳細な動作について説明する。まず、拡散符
号発生部４１では、本トレーニング信号推定部２３で処
理の対象となる局と同じ拡散符号を発生させ、これは、
各段共通のものが使用できる。そして、遅延器４２は伝
搬路推定部４６によって発生する遅延と同じ遅延を持
ち、信号のずれを補償し、トレーニング信号発生器４３
は本トレーニング信号推定部２３で処理の対象となる局
と同じトレーニング信号を発生させ、これは、各段共通
のものが使用できる。
定部２３の詳細な動作について説明する。まず、拡散符
号発生部４１では、本トレーニング信号推定部２３で処
理の対象となる局と同じ拡散符号を発生させ、これは、
各段共通のものが使用できる。そして、遅延器４２は伝
搬路推定部４６によって発生する遅延と同じ遅延を持
ち、信号のずれを補償し、トレーニング信号発生器４３
は本トレーニング信号推定部２３で処理の対象となる局
と同じトレーニング信号を発生させ、これは、各段共通
のものが使用できる。
【００１５】そして、相関検波部４４では、入力された
除去残差信号Ｚｓ（ｈ、ｍ−１）について相関演算、す
なわち逆拡散を行なう。ただし、Ｚｓ（１、０）は周波
数変換器からのベースバンド信号とする。そして、共役
複素数計算部４５では、トレーニング信号の共役複素数
を計算し、伝搬路推定部４６では、相関検波部からの出
力信号を用いて伝搬路の推定を行なう。
除去残差信号Ｚｓ（ｈ、ｍ−１）について相関演算、す
なわち逆拡散を行なう。ただし、Ｚｓ（１、０）は周波
数変換器からのベースバンド信号とする。そして、共役
複素数計算部４５では、トレーニング信号の共役複素数
を計算し、伝搬路推定部４６では、相関検波部からの出
力信号を用いて伝搬路の推定を行なう。
【００１６】ここで、第ｈ段ｍ局の局干渉推定部２４の
詳細な動作について説明する。まず、拡散符号発生部５
１では、本局干渉推定部２４で処理の対象となる局と同
じ拡散符号を発生させ、これは、各段共通のものが使用
できる。そして、遅延器５２は、図３における伝搬路推
定部４６によって発生する遅延と同じ遅延を持ち、信号
のずれを補償するものである。そして、相関検波部５３
では、入力された残差信号Ｚｐ（ｈ、ｍ）について相関
演算、すなわち逆拡散を行ない、共役複素数計算部５４
では、パイロット推定信号Ｐｓ（ｈ、ｍ）の共役複素数
を計算する。
詳細な動作について説明する。まず、拡散符号発生部５
１では、本局干渉推定部２４で処理の対象となる局と同
じ拡散符号を発生させ、これは、各段共通のものが使用
できる。そして、遅延器５２は、図３における伝搬路推
定部４６によって発生する遅延と同じ遅延を持ち、信号
のずれを補償するものである。そして、相関検波部５３
では、入力された残差信号Ｚｐ（ｈ、ｍ）について相関
演算、すなわち逆拡散を行ない、共役複素数計算部５４
では、パイロット推定信号Ｐｓ（ｈ、ｍ）の共役複素数
を計算する。
【００１７】そして、伝搬路の影響が除去された信号は
判定部５５で判定され、その判定値がとるべき位相を持
つ信号が出力される。そして、再拡散部５６では、伝搬
路の影響を戻してやり、次段に信号を送ると同時に、再
拡散信号を出力する。
判定部５５で判定され、その判定値がとるべき位相を持
つ信号が出力される。そして、再拡散部５６では、伝搬
路の影響を戻してやり、次段に信号を送ると同時に、再
拡散信号を出力する。
【００１８】この実施の形態では、トレーニング信号の
推定及びトレーニング信号に起因する干渉の除去を受信
信号のみならず除去残差信号に対しても行なうことによ
り、トレーニング信号の推定及びトレーニング信号に起
因する干渉の除去を正確に行なうことができ、干渉除去
段の数を増加させるにつれてトレーニング信号の推定を
良好に行なうことができると共に、トレーニング信号に
起因する干渉除去効果が向上するため、セル容量を増加
させることが可能となる。
推定及びトレーニング信号に起因する干渉の除去を受信
信号のみならず除去残差信号に対しても行なうことによ
り、トレーニング信号の推定及びトレーニング信号に起
因する干渉の除去を正確に行なうことができ、干渉除去
段の数を増加させるにつれてトレーニング信号の推定を
良好に行なうことができると共に、トレーニング信号に
起因する干渉除去効果が向上するため、セル容量を増加
させることが可能となる。
【００１９】実施の形態２．この実施の形態は、実施の
形態１の図１に示す干渉除去部１３の構成を図５に示す
ものとしたものであり、他の構成は実施の形態１と同様
である。図５は、この実施の形態の干渉除去部１３の構
成を示したブロック図である。図において、干渉除去部
１３は、複数の干渉除去段３１から成り、各干渉除去段
３１は局干渉除去部３２を並列に接続した構成となって
いる。また、局干渉除去部３２を構成するトレーニング
信号推定部３３及び局干渉推定部３４の構成は実施の形
態１のトレーニング信号推定部２３及び局干渉推定部２
４と同様である
形態１の図１に示す干渉除去部１３の構成を図５に示す
ものとしたものであり、他の構成は実施の形態１と同様
である。図５は、この実施の形態の干渉除去部１３の構
成を示したブロック図である。図において、干渉除去部
１３は、複数の干渉除去段３１から成り、各干渉除去段
３１は局干渉除去部３２を並列に接続した構成となって
いる。また、局干渉除去部３２を構成するトレーニング
信号推定部３３及び局干渉推定部３４の構成は実施の形
態１のトレーニング信号推定部２３及び局干渉推定部２
４と同様である
【００２０】次に、この実施の形態の動作について説明
する。まず、図５に示すように局干渉除去部３２を並列
に接続した場合も、実施の形態１の動作と同様の動作と
なる。第ｈ段ｍ局のトレーニング信号推定部３３には、
前段の除去残差信号Ｚｓ（ｈ−１）及び前段のトレーニ
ング信号Ｐｌ（ｈ−１、ｍ）が入力され、ｈ段ｍ局の局
干渉推定部３４には、トレーニング信号推定部からの残
差信号Ｚｐ（ｍ）、トレーニング推定信号Ｐｓ（ｈ、
ｍ）及び前段の局推定信号Ｓ（ｈ一１、ｍ）が入力され
る。ただし、Ｚｓ（０）＝Ｓ（０、ｍ）＝Ｐｌ（０、
ｍ）＝０とする。
する。まず、図５に示すように局干渉除去部３２を並列
に接続した場合も、実施の形態１の動作と同様の動作と
なる。第ｈ段ｍ局のトレーニング信号推定部３３には、
前段の除去残差信号Ｚｓ（ｈ−１）及び前段のトレーニ
ング信号Ｐｌ（ｈ−１、ｍ）が入力され、ｈ段ｍ局の局
干渉推定部３４には、トレーニング信号推定部からの残
差信号Ｚｐ（ｍ）、トレーニング推定信号Ｐｓ（ｈ、
ｍ）及び前段の局推定信号Ｓ（ｈ一１、ｍ）が入力され
る。ただし、Ｚｓ（０）＝Ｓ（０、ｍ）＝Ｐｌ（０、
ｍ）＝０とする。
【００２１】そして、トレーニング信号推定部３３の動
作は、相関検波部４４への入力信号が異なる以外は、実
施の形態１のトレーニング信号推定部２３の動作と同様
である。この実施の形態の相関検波部４４では、入力さ
れた残差信号Ｚ（ｈ−１）について相関演算、すなわち
逆拡散を行なう。ただし、Ｚ（０）は周波数変換器から
のベースバンド信号とする。
作は、相関検波部４４への入力信号が異なる以外は、実
施の形態１のトレーニング信号推定部２３の動作と同様
である。この実施の形態の相関検波部４４では、入力さ
れた残差信号Ｚ（ｈ−１）について相関演算、すなわち
逆拡散を行なう。ただし、Ｚ（０）は周波数変換器から
のベースバンド信号とする。
【００２２】そして、局干渉推定部３４の動作は、相関
検波部５３への入力信号が異なる以外は、実施の異形態
１の局干渉推定部２４の動作と同様である。この実施の
形態の相関検波部５３では、入力された残差信号Ｚｐ
（ｈ）について相関演算、すなち逆拡散を行なう。
検波部５３への入力信号が異なる以外は、実施の異形態
１の局干渉推定部２４の動作と同様である。この実施の
形態の相関検波部５３では、入力された残差信号Ｚｐ
（ｈ）について相関演算、すなち逆拡散を行なう。
【００２３】この実施の形態では、トレーニング信号の
推定及びトレーニング信号に起因する干渉の除去を受信
信号のみならず残差信号に対しても行なうことにより、
トレーニング信号の推定及びトレーニング信号に起因す
る干渉の除去を正確に行なうことができ、干渉除去段の
数を増加させるにつれてトレーニング信号の推定を良好
に行なうことができると共に、トレーニング信号に起因
する干渉除去効果が向上するため、セル容量を増加させ
ることが可能となり、さらに、干渉除去部を並列に構成
しているため、干渉除去処理により生じる絶対遅延を減
少させることが可能となる。
推定及びトレーニング信号に起因する干渉の除去を受信
信号のみならず残差信号に対しても行なうことにより、
トレーニング信号の推定及びトレーニング信号に起因す
る干渉の除去を正確に行なうことができ、干渉除去段の
数を増加させるにつれてトレーニング信号の推定を良好
に行なうことができると共に、トレーニング信号に起因
する干渉除去効果が向上するため、セル容量を増加させ
ることが可能となり、さらに、干渉除去部を並列に構成
しているため、干渉除去処理により生じる絶対遅延を減
少させることが可能となる。
【００２４】なお、実施の形態１、２では、受信信号及
び除去残差信号から除去する信号として、局信号及びト
レーニング信号を使用しているが、制御信号など符号多
重されたすべての信号又は一部の信号を含んだ信号を受
信信号及び除去残差信号から除去するようにしてもよ
い。
び除去残差信号から除去する信号として、局信号及びト
レーニング信号を使用しているが、制御信号など符号多
重されたすべての信号又は一部の信号を含んだ信号を受
信信号及び除去残差信号から除去するようにしてもよ
い。
【００２５】また、推定した各局信号をその信号パワー
のレベルに基づいてその値をそのままにする軟判定信号
又はあるしきい値に基づいて判定する硬判定信号に選択
するようにしてもよく、この場合、信号が弱い場合でも
ビットエラーレートをよくすることができる。
のレベルに基づいてその値をそのままにする軟判定信号
又はあるしきい値に基づいて判定する硬判定信号に選択
するようにしてもよく、この場合、信号が弱い場合でも
ビットエラーレートをよくすることができる。
【００２６】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、受信手
段により、複数の送信局からの符号分割多元接続用の信
号を受信し、干渉除去手段により、各送信局に割り当て
られている拡散符号に対応した各逆拡散符号及び各送信
局に割り当てられているトレーニング信号を使用して、
各送信局からの信号を受信手段の受信信号から推定する
際、拡散符号間の干渉又は逆拡散符号間の干渉に起因し
た局信号及びトレーニング信号間干渉量を推定し、この
局信号及びトレーニング信号間干渉量を、受信信号から
除去しながら各送信局からの信号を推定し、その各推定
信号を出力し、更に、各干渉量が除去された除去残差信
号を用いて各局に対応しているトレーニング信号を推定
し、受信信号又は除去残差信号からトレーニング信号に
起因する干渉量を推定し、その干渉量を受信信号又は除
去残差信号から除去するようにしたので、トレーニング
信号の推定及びトレーニング信号に起因する干渉の除去
を正確に行なうことができ、干渉除去段の数を増加させ
るにつれてトレーニング信号の推定を良好に行なうこと
ができるとともに、トレーニング信号に起因する干渉除
去効果が向上するため、セル容量を増加させることがで
きるという効果を有する。
段により、複数の送信局からの符号分割多元接続用の信
号を受信し、干渉除去手段により、各送信局に割り当て
られている拡散符号に対応した各逆拡散符号及び各送信
局に割り当てられているトレーニング信号を使用して、
各送信局からの信号を受信手段の受信信号から推定する
際、拡散符号間の干渉又は逆拡散符号間の干渉に起因し
た局信号及びトレーニング信号間干渉量を推定し、この
局信号及びトレーニング信号間干渉量を、受信信号から
除去しながら各送信局からの信号を推定し、その各推定
信号を出力し、更に、各干渉量が除去された除去残差信
号を用いて各局に対応しているトレーニング信号を推定
し、受信信号又は除去残差信号からトレーニング信号に
起因する干渉量を推定し、その干渉量を受信信号又は除
去残差信号から除去するようにしたので、トレーニング
信号の推定及びトレーニング信号に起因する干渉の除去
を正確に行なうことができ、干渉除去段の数を増加させ
るにつれてトレーニング信号の推定を良好に行なうこと
ができるとともに、トレーニング信号に起因する干渉除
去効果が向上するため、セル容量を増加させることがで
きるという効果を有する。
【図１】本発明の一実施の形態に係るＣＤＭＡ受信装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図２】実施の形態１の干渉除去部１３の構成を示した
ブロック図である。
ブロック図である。
【図３】実施の形態１のトレーニング信号推定部２３の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図４】実施の形態１の局干渉推定部２４の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図５】実施の形態２の干渉除去部１３の構成を示した
ブロック図である。
ブロック図である。
１１ アンテナ部 １２ 周波数変換部 １３ 干渉除去部 １４ 符号判定部 ２１ 干渉除去段 ２２ 局干渉除去部 ２３ トレーニング信号推定部 ２４ 局干渉推定部 ３１ 干渉除去段 ３２ 局干渉除去部 ３３ トレーニング信号推定部 ３４ 局干渉推定部 ４１ 拡散符号発生部 ４２ 遅延器 ４３ トレーニング信号発生器 ４４ 相関検波部 ４５ 共役複素数計算部 ４６ 伝搬路推定部 ５１ 拡散符号発生部 ５２ 遅延器 ５３ 相関検波部 ５４ 共役複素数計算部 ５５ 判定部 ５６ 再拡散部
Claims (5)
- 【請求項１】 複数の送信局からの符号分割多元接続用
の信号を受信する受信手段と、 各送信局に割り当てられている拡散符号に対応した各逆
拡散符号及び各送信局に割り当てられているトレーニン
グ信号を使用して、各送信局からの信号を前記受信手段
の受信信号から推定する際、前記拡散符号間の干渉又は
前記逆拡散符号間の干渉に起因した局信号及びトレーニ
ング信号間干渉量を推定し、この局信号及びトレーニン
グ信号間干渉量を、前記受信信号から除去しながら各送
信局からの信号を推定し、その各推定信号を出力する干
渉除去手段とを備えたことを特徴とするＣＤＭＡ受信装
置。 - 【請求項２】 前記干渉除去手段は、更に、前記各干渉
量が除去された除去残差信号を用いて各局に対応してい
るトレーニング信号を推定し、前記受信信号又は前記除
去残差信号からトレーニング信号に起因する干渉量を推
定し、その干渉量を前記受信信号又は前記除去残差信号
から除去するものであることを特徴とする請求項１記載
のＣＤＭＡ受信装置。 - 【請求項３】 前記干渉除去手段は、直列又は並列に接
続されたＭ個又は１つの局に対してＬ個のパスを考慮し
たときは（Ｍ×Ｌ）個のトレーニング信号推定手段及び
局干渉推定手段を１つの干渉除去段とし、この干渉除去
段を少なくともＫ段（Ｋは２以上の整数）備え、 第１段の干渉除去段におけるＭ個又は（Ｍ×Ｌ）個のト
レーニング信号推定手段及び局干渉推定手段により推定
されたトレーニング信号及び局信号、及び前記受信信号
から前記Ｍ個又は（Ｍ×Ｌ）個の局干渉推定手段により
推定されたトレーニング信号に起因する干渉量を除去し
た除去残差信号を第２の干渉除去段に与え、 第Ｋ段の干渉除去段の局干渉推定手段により、第（Ｋ−
１）段の干渉除去段からの除去残差信号及び第（Ｋ−
１）段の干渉除去段のＭ個又は（Ｍ×Ｌ）個の局干渉推
定手段による局信号により局信号を再推定し、その推定
した局信号を出力すると共に、前記第（Ｋ−１）段の干
渉除去段からの除去残差信号から、第（Ｋ−１）段の干
渉除去段におけるＭ個又は（Ｍ×Ｌ）個の局干渉推定手
段により推定されたトレーニング信号に起因する干渉量
を除去した除去残差信号を出力するものであることを特
徴とする請求項１記載のＣＤＭＡ受信装置。 - 【請求項４】 前記受信信号又は除去残差信号から除去
する信号として、更に符号分割多元接続における符号多
重されたすべての信号又は一部の信号を含む信号とする
ことを特徴とする請求項１、２又は３記載のＣＤＭＡ受
信装置。 - 【請求項５】 前記各局信号をその信号パワーのレベル
に基づいてその値をそのままにする軟判定信号又はある
しきい値に基づいて判定する硬判定信号に選択すること
を特徴とする請求項１、２、３又は４記載のＣＤＭＡ受
信装置。
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |