JPH10214726A - 変圧器中性点用避雷器の取付構造 - Google Patents
変圧器中性点用避雷器の取付構造Info
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- JPH10214726A JPH10214726A JP9014009A JP1400997A JPH10214726A JP H10214726 A JPH10214726 A JP H10214726A JP 9014009 A JP9014009 A JP 9014009A JP 1400997 A JP1400997 A JP 1400997A JP H10214726 A JPH10214726 A JP H10214726A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】据付面積を縮小し、小型で経済的な変圧器中性
点用避雷器の取付構造を提供する。 【解決手段】変圧器タンク６内に変圧器巻線３を内蔵す
る変圧器１と、避雷器タンク１２内に過電圧保護素子２
２を内蔵する避雷器２とを備えた、変圧器中性点用避雷
器の取付構造において、変圧器タンク６の側面上部に設
けた開口部と、避雷器タンク１２に設けた開口部とを、
中心導体１０を有する絶縁スペーサ１１を介して接続
し、中心導体１０を介して変圧器巻線中性点３と過電圧
保護素子２２とを接続する。また、防音タンク側面板７
に設けた取付部２７〜２９に避雷器２を取付支持する。
また、変圧器タンクの側面上部に設けた開口部径が、前
記避雷器タンクに設けた開口部径より大きく、前記中心
導体１０を有する絶縁スペーサ１１の中心部を油中側に
突出させる。
点用避雷器の取付構造を提供する。 【解決手段】変圧器タンク６内に変圧器巻線３を内蔵す
る変圧器１と、避雷器タンク１２内に過電圧保護素子２
２を内蔵する避雷器２とを備えた、変圧器中性点用避雷
器の取付構造において、変圧器タンク６の側面上部に設
けた開口部と、避雷器タンク１２に設けた開口部とを、
中心導体１０を有する絶縁スペーサ１１を介して接続
し、中心導体１０を介して変圧器巻線中性点３と過電圧
保護素子２２とを接続する。また、防音タンク側面板７
に設けた取付部２７〜２９に避雷器２を取付支持する。
また、変圧器タンクの側面上部に設けた開口部径が、前
記避雷器タンクに設けた開口部径より大きく、前記中心
導体１０を有する絶縁スペーサ１１の中心部を油中側に
突出させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、変圧器中性点用避
雷器の取付構造に係り、特に、変圧器に変圧器中性点用
避雷器をコンパクトに接続可能にした変圧器中性点用避
雷器の取付構造に関する。
雷器の取付構造に係り、特に、変圧器に変圧器中性点用
避雷器をコンパクトに接続可能にした変圧器中性点用避
雷器の取付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の６ＫＶ−１５４ＫＶクラスの電力
用変圧器は、図４に示すように、抵抗接地系統で運用さ
れており、電力用変圧器１０１の変圧器巻線１０２の中
性点１０２ａには避雷器１０３が接続されており、変圧
器１０１の過電圧保護が行われている。
用変圧器は、図４に示すように、抵抗接地系統で運用さ
れており、電力用変圧器１０１の変圧器巻線１０２の中
性点１０２ａには避雷器１０３が接続されており、変圧
器１０１の過電圧保護が行われている。
【０００３】この従来技術には、碍子形避雷器として、
図５に示すように、変圧器１０４の上部もしくは架台上
に避雷器１０７を配置し、変圧器中性点はブッシング１
０６を介して避雷器１０７に接続している。また、タン
ク形避雷器としては、図６に示すように、変圧器タンク
１０９から突出する油−ガスブッシング１１０を経由
し、断路器１１１を介してタンク形避雷器１１２に接続
している。このタンク形避雷器１１２は架台１１３の上
に搭載されている。
図５に示すように、変圧器１０４の上部もしくは架台上
に避雷器１０７を配置し、変圧器中性点はブッシング１
０６を介して避雷器１０７に接続している。また、タン
ク形避雷器としては、図６に示すように、変圧器タンク
１０９から突出する油−ガスブッシング１１０を経由
し、断路器１１１を介してタンク形避雷器１１２に接続
している。このタンク形避雷器１１２は架台１１３の上
に搭載されている。
【０００４】また、特公平６-３０２８６号公報には、
中性点接地抵抗器と並列に避雷器をタンク内に配置する
例が示されている。
中性点接地抵抗器と並列に避雷器をタンク内に配置する
例が示されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図５に
示す従来の碍子形避雷器の取付構造では、避雷器１０７
が耐震強度や汚損特性に弱い欠点があり、また、図６に
示すタンク形避雷器１１２の取付構造では、碍子型避雷
器に比べて、碍子型避雷器の欠点を改善し、かつ変圧器
の耐電圧試験時に容易に切り離すことができる利点はあ
るが、変圧器と避雷器を接続するためのブッシングを設
けているために、変圧器と避雷器間の距離（Ｌ１）が長
くなり、タンク形避雷器を配置するための据付面積を広
く必要とし、経済的ではない。
示す従来の碍子形避雷器の取付構造では、避雷器１０７
が耐震強度や汚損特性に弱い欠点があり、また、図６に
示すタンク形避雷器１１２の取付構造では、碍子型避雷
器に比べて、碍子型避雷器の欠点を改善し、かつ変圧器
の耐電圧試験時に容易に切り離すことができる利点はあ
るが、変圧器と避雷器を接続するためのブッシングを設
けているために、変圧器と避雷器間の距離（Ｌ１）が長
くなり、タンク形避雷器を配置するための据付面積を広
く必要とし、経済的ではない。
【０００６】また、特公平６-３０２８６号公報の従来
技術は、タンク側面から取付金具が配置されていないこ
とから、避雷器設置用に大きな据付面積を必要としてい
た。
技術は、タンク側面から取付金具が配置されていないこ
とから、避雷器設置用に大きな据付面積を必要としてい
た。
【０００７】本発明は、上記の種々の問題点に鑑みて、
変圧器中性点用避雷器の据付面積を縮小し、小型で経済
的な変圧器中性点用避雷器の取付構造を提供することに
ある。
変圧器中性点用避雷器の据付面積を縮小し、小型で経済
的な変圧器中性点用避雷器の取付構造を提供することに
ある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために次のような手段を採用した。
解決するために次のような手段を採用した。
【０００９】変圧器タンク内に中性点を有する変圧器巻
線を内蔵する変圧器と、避雷器タンク内に過電圧保護素
子を内蔵する避雷器とを備え、前記変圧器に前記避雷器
を取り付ける変圧器中性点用避雷器の取付構造におい
て、前記変圧器タンクの側面上部に設けた開口部と、前
記避雷器タンクに設けた開口部とを、中心導体を有する
絶縁スペーサを介して接続すると共に、前記中心導体を
介して前記変圧器巻線中性点と前記過電圧保護素子とを
接続したことを特徴とする変圧器中性点用避雷器の取付
構造。
線を内蔵する変圧器と、避雷器タンク内に過電圧保護素
子を内蔵する避雷器とを備え、前記変圧器に前記避雷器
を取り付ける変圧器中性点用避雷器の取付構造におい
て、前記変圧器タンクの側面上部に設けた開口部と、前
記避雷器タンクに設けた開口部とを、中心導体を有する
絶縁スペーサを介して接続すると共に、前記中心導体を
介して前記変圧器巻線中性点と前記過電圧保護素子とを
接続したことを特徴とする変圧器中性点用避雷器の取付
構造。
【００１０】また、前記避雷器を、前記変圧器タンクの
側面に設けた取付部において支持したことを特徴とす
る。
側面に設けた取付部において支持したことを特徴とす
る。
【００１１】また、前記変圧器タンクの側面上部に設け
た開口部径が、前記避雷器タンクに設けた開口部径より
大きく、前記中心導体を有する絶縁スペーサの中心部が
油中側に突出していることを特徴とする。
た開口部径が、前記避雷器タンクに設けた開口部径より
大きく、前記中心導体を有する絶縁スペーサの中心部が
油中側に突出していることを特徴とする。
【００１２】また、変圧器タンク内に中性点を有する変
圧器巻線を内蔵する変圧器と、避雷器タンク内に過電圧
保護素子を内蔵する避雷器とを備え、前記変圧器に前記
避雷器を取り付ける変圧器中性点用避雷器の取付構造に
おいて、前記変圧器タンクの側面に防音タンク側面板を
備え、前記変圧器タンクの側面上部および前記防音タン
ク側面板上部に一体に形成された開口部と、前記避雷器
タンクに設けた開口部とを、前記中心導体を有する絶縁
スペーサを介して接続すると共に、前記中心導体を介し
て前記変圧器巻線中性点と過電圧保護素子とを接続した
ことを特徴とする。
圧器巻線を内蔵する変圧器と、避雷器タンク内に過電圧
保護素子を内蔵する避雷器とを備え、前記変圧器に前記
避雷器を取り付ける変圧器中性点用避雷器の取付構造に
おいて、前記変圧器タンクの側面に防音タンク側面板を
備え、前記変圧器タンクの側面上部および前記防音タン
ク側面板上部に一体に形成された開口部と、前記避雷器
タンクに設けた開口部とを、前記中心導体を有する絶縁
スペーサを介して接続すると共に、前記中心導体を介し
て前記変圧器巻線中性点と過電圧保護素子とを接続した
ことを特徴とする。
【００１３】また、前記避雷器を、前記防音タンク側面
板に設けた取付部で支持したことを特徴とする変圧器中
性点用避雷器の取付構造。
板に設けた取付部で支持したことを特徴とする変圧器中
性点用避雷器の取付構造。
【００１４】また、前記変圧器タンクの側面上部および
前記防音タンク側面板上部に一体に形成された開口部径
が、前記避雷器タンクに設けた開口部径より大きく、前
記中心導体を有する絶縁スペーサの中心部が油中側に突
出していることを特徴とする。
前記防音タンク側面板上部に一体に形成された開口部径
が、前記避雷器タンクに設けた開口部径より大きく、前
記中心導体を有する絶縁スペーサの中心部が油中側に突
出していることを特徴とする。
【００１５】また、前記中心導体を、断路器を介して前
記過電圧保護素子に接続したことを特徴とする。
記過電圧保護素子に接続したことを特徴とする。
【００１６】
【発明の実施の形態】はじめに、本発明の第１の実施形
態を図１〜図２を用いて説明する。
態を図１〜図２を用いて説明する。
【００１７】図１および図２は本実施形態に係わる変圧
器中性点避雷器の取付構造の断面図である。
器中性点避雷器の取付構造の断面図である。
【００１８】なお、図２に示す変圧器中性点用避雷器の
取付構造は、図１の運転時の断路器１４が閉路状態を示
しているのに対して、耐電圧試験時の開路状態を示して
いる点で相違する。
取付構造は、図１の運転時の断路器１４が閉路状態を示
しているのに対して、耐電圧試験時の開路状態を示して
いる点で相違する。
【００１９】これらの図において、１は変圧器、２は避
雷器、３は変圧器巻線、３ａは変圧器巻線中性点、４は
変圧器側の中性点接続導体、５は変圧器油、６は変圧器
タンク、６ａは変圧器タンク側シース、７は変圧器の防
音タンク側面板、８は変圧器側フランジ、９は避雷器側
フランジ、１０は変圧器側導体４と避雷器２とを接続す
るための中心導体、１１は変圧器油５と避雷器タンク６
のＳＦ６ガスとを区画すると共に中心導体１０を支持す
るためのスペーサ、１２は避雷器タンク、１２ａは避雷
器タンク側シース、１３はＳＦ６ガス、１４は断路器、
１５は断路器の駆動装置、１６は絶縁物、１７は導体、
１８は接続導体、１９はコンタクト、２０は頭部シール
ド、２１は絶縁筒、２２は過電圧保護素子として使用さ
れる酸化亜鉛素子、２３は絶縁板、２４は接続導体、２
５は密封端子、２６は接地線、２７〜２９は取付金具を
示す。Ｌ２は防音タンク側面板７と避雷器２中心部間の
距離を表す。
雷器、３は変圧器巻線、３ａは変圧器巻線中性点、４は
変圧器側の中性点接続導体、５は変圧器油、６は変圧器
タンク、６ａは変圧器タンク側シース、７は変圧器の防
音タンク側面板、８は変圧器側フランジ、９は避雷器側
フランジ、１０は変圧器側導体４と避雷器２とを接続す
るための中心導体、１１は変圧器油５と避雷器タンク６
のＳＦ６ガスとを区画すると共に中心導体１０を支持す
るためのスペーサ、１２は避雷器タンク、１２ａは避雷
器タンク側シース、１３はＳＦ６ガス、１４は断路器、
１５は断路器の駆動装置、１６は絶縁物、１７は導体、
１８は接続導体、１９はコンタクト、２０は頭部シール
ド、２１は絶縁筒、２２は過電圧保護素子として使用さ
れる酸化亜鉛素子、２３は絶縁板、２４は接続導体、２
５は密封端子、２６は接地線、２７〜２９は取付金具を
示す。Ｌ２は防音タンク側面板７と避雷器２中心部間の
距離を表す。
【００２０】変圧器タンク６は、変圧器中性点３ａと避
雷器２とを接続するために、変圧器タンク６の側面から
一部が避雷器側に突出し、かつ開口しており、その開口
部は、変圧器防音タンク側面板７の開口部と該開口部に
設けられた変圧器側フランジ８と共に、一体に構成され
ている。一方、前記変圧器側開口部に対応する位置に
は、避雷器側フランジ９を備えた避雷器タンク２側の開
口部が設けられている。
雷器２とを接続するために、変圧器タンク６の側面から
一部が避雷器側に突出し、かつ開口しており、その開口
部は、変圧器防音タンク側面板７の開口部と該開口部に
設けられた変圧器側フランジ８と共に、一体に構成され
ている。一方、前記変圧器側開口部に対応する位置に
は、避雷器側フランジ９を備えた避雷器タンク２側の開
口部が設けられている。
【００２１】また、変圧器タンク６と避雷器タンク１２
とは、前記開口部において、スペーサ１１を介して、変
圧器側フランジ８と避雷器側フランジ９で固定される。
さらにスペーサ１１は変圧器油５と避雷器タンク１２の
ＳＦ６ガス１３とを隔絶すると共に、変圧器側導体４と
避雷器側導体１７とを接続するための中心導体１０を支
持している。
とは、前記開口部において、スペーサ１１を介して、変
圧器側フランジ８と避雷器側フランジ９で固定される。
さらにスペーサ１１は変圧器油５と避雷器タンク１２の
ＳＦ６ガス１３とを隔絶すると共に、変圧器側導体４と
避雷器側導体１７とを接続するための中心導体１０を支
持している。
【００２２】また、変圧器タンク６と避雷器タンク１２
との接続部の形状は、変圧器タンク側シース６ａの外径
ΦＤ１は避雷器タンク側シース１２ａの外径ΦＤ２より
大きくとって接続されている。これは避雷器２のＳＦ６
ガス側の封入ガス圧力が、変圧器油より耐圧を高くとれ
る利点を活用したものである。
との接続部の形状は、変圧器タンク側シース６ａの外径
ΦＤ１は避雷器タンク側シース１２ａの外径ΦＤ２より
大きくとって接続されている。これは避雷器２のＳＦ６
ガス側の封入ガス圧力が、変圧器油より耐圧を高くとれ
る利点を活用したものである。
【００２３】避雷器タンク１２は、変圧器１の防音タン
ク側面板７に設けた取付金具２７〜２９によって支持さ
れている。中心導体１０は、導体１７、断路器１４の接
続導体１８、コンタクト１９を介して避雷器本体に接続
されている。避雷器本体は絶縁筒２１に酸化亜鉛素子等
の過電圧保護素子が収納されており、避雷器の接地側
は、取付金具２７〜２９に対して絶縁板２３により絶縁
され、接続導体２４を介して接地線２６に接続されてい
る。
ク側面板７に設けた取付金具２７〜２９によって支持さ
れている。中心導体１０は、導体１７、断路器１４の接
続導体１８、コンタクト１９を介して避雷器本体に接続
されている。避雷器本体は絶縁筒２１に酸化亜鉛素子等
の過電圧保護素子が収納されており、避雷器の接地側
は、取付金具２７〜２９に対して絶縁板２３により絶縁
され、接続導体２４を介して接地線２６に接続されてい
る。
【００２４】断路器１４は、断路部駆動装置１５、絶縁
物１６、導体１７、接続導体１８、コンタクト１９、等
から構成され、外部から垂直方向に接続導体１８が上下
に駆動される。
物１６、導体１７、接続導体１８、コンタクト１９、等
から構成され、外部から垂直方向に接続導体１８が上下
に駆動される。
【００２５】なお、変圧器耐電圧試験時には、図２に示
すように、断路器１４を開極する。
すように、断路器１４を開極する。
【００２６】次に、本発明の第２の実施形態を図３を用
いて説明する。
いて説明する。
【００２７】図２は本実施形態に係わる変圧器中性点避
雷器の取付構造の断面図である。
雷器の取付構造の断面図である。
【００２８】なお、図において、図１〜図２に示される
構成と同一部分については同一符号を付して説明を省略
する。
構成と同一部分については同一符号を付して説明を省略
する。
【００２９】図において、３０は導体であり、本実施形
態では、中心導体１０が導体３０を介して直接避雷器側
に接続されており、第１の実施形態のものは断路器付き
であるのに対して、本実施形態のものは断路器を備えて
いない点で相違する。
態では、中心導体１０が導体３０を介して直接避雷器側
に接続されており、第１の実施形態のものは断路器付き
であるのに対して、本実施形態のものは断路器を備えて
いない点で相違する。
【００３０】本実施形態では、変圧器耐電圧試験時に
は、タンク形避雷器２そのものを変圧器１から切り離し
て試験し、試験終了後、接続する方式を採っている。
は、タンク形避雷器２そのものを変圧器１から切り離し
て試験し、試験終了後、接続する方式を採っている。
【００３１】上記の各実施形態に示すように、断路器付
タンク形避雷器、断路器不付タンク形避雷器の如何を問
わずこの取付構造を適用することができる。
タンク形避雷器、断路器不付タンク形避雷器の如何を問
わずこの取付構造を適用することができる。
【００３２】なお、上記各実施形態では、変圧器タンク
の側面に防音タンク側面板を備えた変圧器中性点用避雷
器の取付構造について説明したが、防音タンク側面板を
備えていない変圧器タンク、または防音タンクを兼ねた
変圧器タンクにも同様にこの取付構造を適用することが
できる。
の側面に防音タンク側面板を備えた変圧器中性点用避雷
器の取付構造について説明したが、防音タンク側面板を
備えていない変圧器タンク、または防音タンクを兼ねた
変圧器タンクにも同様にこの取付構造を適用することが
できる。
【００３３】以上説明したように、本実施形態の変圧器
中性点用避雷器の取付構造によれば、変圧器タンクと避
雷器タンクとをスペーサを介してコンパクトに接続する
ことができ、避雷器を、変圧器の防音タンク側面板また
は変圧器タンクの側面に設けた取付台に設置することが
可能となる。そのため、図６に示した従来技術のよう
に、避雷器を設置するために変圧器から独立して架台を
設ける必要がなく、また従来のものに比べて、変圧器と
避雷器間の取付距離が短くなり（Ｌ２＜Ｌ１）、避雷器
の取付けに要する面積、空間を小さくすることができ
る。
中性点用避雷器の取付構造によれば、変圧器タンクと避
雷器タンクとをスペーサを介してコンパクトに接続する
ことができ、避雷器を、変圧器の防音タンク側面板また
は変圧器タンクの側面に設けた取付台に設置することが
可能となる。そのため、図６に示した従来技術のよう
に、避雷器を設置するために変圧器から独立して架台を
設ける必要がなく、また従来のものに比べて、変圧器と
避雷器間の取付距離が短くなり（Ｌ２＜Ｌ１）、避雷器
の取付けに要する面積、空間を小さくすることができ
る。
【００３４】
【発明の効果】上記のごとく、本発明によれば、タンク
形避雷器と変圧器間の接続距離を縮減でき、据付面積の
低減が図れ、省スペ−ス化された中性点用避雷器付電力
用変圧器を実現することができる。
形避雷器と変圧器間の接続距離を縮減でき、据付面積の
低減が図れ、省スペ−ス化された中性点用避雷器付電力
用変圧器を実現することができる。
【図１】本発明の第１の実施形態係わる変圧器中性点用
避雷器の取付構造（運転時）を示す断面図である。
避雷器の取付構造（運転時）を示す断面図である。
【図２】本発明の第１の実施形態に係わる変圧器中性点
用避雷器の取付構造（耐電圧試験時）を示す断面図であ
る。
用避雷器の取付構造（耐電圧試験時）を示す断面図であ
る。
【図３】本発明の第２の実施形態に係わる直結形変圧器
中性点用避雷器の取付構造（運転時）を示す断面図であ
る。
中性点用避雷器の取付構造（運転時）を示す断面図であ
る。
【図４】変圧器中性点用避雷器の接続配置を示す図であ
る。
る。
【図５】従来技術に係わる変圧器中性点用碍子形避雷器
の取付構造を示す概略図である。
の取付構造を示す概略図である。
【図６】従来技術に係わる変圧器中性点用タンク形避雷
器の取付構造を示す断面図である。
器の取付構造を示す断面図である。
１ 変圧器 ２ 避雷器 ３ 変圧器巻線 ３ａ 変圧器巻線中性点 ４ 中性点接続導体 ５ 変圧器油 ６ 変圧器タンク ７ 防音タンク側面板 ８ 変圧器タンク側フランジ ９ 避雷器タンク側フランジ １０ 中心導体 １１ スペーサ １２ 避雷器タンク １３ ＳＦ６ガス １４ 断路器 １５ 断路部駆動装置 １６ 絶縁物 １７ 導体 １８ 接続導体 １９ コンタクト ２０ 頭部シールド ２１ 絶縁筒 ２２ 酸化亜鉛素子 ２３ 絶縁板 ２４ 接続導体 ２５ 密封端子 ２６ 接地線 ２７〜２９ 取付金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 栄智 広島県広島市南区大州４ー４ー32 中国電 機製造株式会社内
Claims (7)
- 【請求項１】 変圧器タンク内に中性点を有する変圧器
巻線を内蔵する変圧器と、避雷器タンク内に過電圧保護
素子を内蔵する避雷器とを備え、前記変圧器に前記避雷
器を取り付ける変圧器中性点用避雷器の取付構造におい
て、 前記変圧器タンクの側面上部に設けた開口部と、前記避
雷器タンクに設けた開口部とを、中心導体を有する絶縁
スペーサを介して接続すると共に、前記中心導体を介し
て前記変圧器巻線中性点と前記過電圧保護素子とを接続
したことを特徴とする変圧器中性点用避雷器の取付構
造。 - 【請求項２】 請求項１の記載において、 前記避雷器を、前記変圧器タンクの側面に設けた取付部
において支持したことを特徴とする変圧器中性点用避雷
器の取付構造。 - 【請求項３】 請求項１ないしは請求項２のいずれか１
つの請求項記載において、 前記変圧器タンクの側面上部に設けた開口部径が、前記
避雷器タンクに設けた開口部径より大きく、前記中心導
体を有する絶縁スペーサの中心部が油中側に突出してい
ることを特徴とする変圧器中性点用避雷器の取付構造。 - 【請求項４】 変圧器タンク内に中性点を有する変圧器
巻線を内蔵する変圧器と、避雷器タンク内に過電圧保護
素子を内蔵する避雷器とを備え、前記変圧器に前記避雷
器を取り付ける変圧器中性点用避雷器の取付構造におい
て、 前記変圧器タンクの側面に防音タンク側面板を備え、前
記変圧器タンクの側面上部および前記防音タンク側面板
上部に一体に形成された開口部と、前記避雷器タンクに
設けた開口部とを、前記中心導体を有する絶縁スペーサ
を介して接続すると共に、前記中心導体を介して前記変
圧器巻線中性点と過電圧保護素子とを接続したことを特
徴とする変圧器中性点用避雷器の取付構造。 - 【請求項５】 請求項４の記載において、 前記避雷器を、前記防音タンク側面板に設けた取付部で
支持したことを特徴とする変圧器中性点用避雷器の取付
構造。 - 【請求項６】 請求項４ないしは請求項５のいずれか１
つの請求項記載において、 前記変圧器タンクの側面上部および前記防音タンク側面
板上部に一体に形成された開口部径が、前記避雷器タン
クに設けた開口部径より大きく、前記中心導体を有する
絶縁スペーサの中心部が油中側に突出していることを特
徴とする変圧器中性点用避雷器の取付構造。 - 【請求項７】 請求項１ないしは請求項６のいずれか１
つの請求項記載において、 前記中心導体を、断路器を介して前記過電圧保護素子に
接続したことを特徴とする変圧器中性点用避雷器の取付
構造。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9014009A JPH10214726A (ja) | 1997-01-28 | 1997-01-28 | 変圧器中性点用避雷器の取付構造 |
| US09/006,208 US5912792A (en) | 1997-01-28 | 1998-01-13 | Mounting construction of a tank-type lightning arrester for a neutral point of a transformer |
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|---|---|---|---|
| JP9014009A JPH10214726A (ja) | 1997-01-28 | 1997-01-28 | 変圧器中性点用避雷器の取付構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10214726A true JPH10214726A (ja) | 1998-08-11 |
Family
ID=11849215
Family Applications (1)
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| JP9014009A Pending JPH10214726A (ja) | 1997-01-28 | 1997-01-28 | 変圧器中性点用避雷器の取付構造 |
Country Status (3)
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|---|---|
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| JP (1) | JPH10214726A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1997
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1998
- 1998-01-13 US US09/006,208 patent/US5912792A/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-01-26 KR KR1019980002304A patent/KR19980070855A/ko not_active Application Discontinuation
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| US5912792A (en) | 1999-06-15 |
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