JPH10214298A - 在庫引当方法 - Google Patents

在庫引当方法

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JPH10214298A
JPH10214298A JP1518897A JP1518897A JPH10214298A JP H10214298 A JPH10214298 A JP H10214298A JP 1518897 A JP1518897 A JP 1518897A JP 1518897 A JP1518897 A JP 1518897A JP H10214298 A JPH10214298 A JP H10214298A
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JP1518897A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Akagi
和彦 赤木
Masato Tamaki
正人 玉樹
Tetsuo Mizuta
哲郎 水田
Takao Sato
隆夫 佐藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短納期受注に対して確実に対応する在庫引当
方法を提供する。 【解決手段】 同一製品について入庫日を基準とする製
品の入庫数の全体を一括して入庫ロットとし、ある入庫
ロットの入庫日から次の入庫ロットの入庫日の前日まで
の期間をその入庫ロットに受注を引き当てる期間とし、
各入庫ロットの入庫日、入庫数及び引当可能な在庫数に
ついての情報を入庫ロット情報テーブル4に格納する。
在庫引当処理プログラム5は、受注情報テーブル2及び
入庫ロット情報テーブル4を参照し受注の要求納期が含
まれる受注引当期間をもつ入庫ロットを最遅入庫ロット
と決定し、受注を最遅入庫ロットに対して在庫引当し、
引当結果を在庫引当情報テーブル3に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子計算機を利用
する在庫引当方法に係わり、特に入庫日を基準とする製
品の入庫数の全体を単位として括った入庫ロットに基づ
いて在庫引当する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】見込み生産品又は仕入品の在庫に対して
受注を引き当てる従来の方式は、例えば特開平5−32
4685号公報に記載されているように、日別に製品の
出庫予定数、入庫予定数及び在庫数を登録する入出庫予
定表を設け、受注の要求納期当日の在庫数と受注の要求
数を比較し、在庫数の方が多いときには受注を在庫に引
き当てる方式である。そして引き当てた数量を受注の要
求納期当日の出庫数に加えるとともに、要求納期以降の
すべての日の在庫数から引き当てた数量を差し引く。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の在庫引当方
式によれば、受注の引当結果が在庫推移予定全体に影響
を与えるために、納期が長く要求数の多い受注によって
在庫が押さえられてしまい、短納期の受注に対応できな
いという事態が発生していた。また入庫予定の確度が明
らかでないため、実際の入庫数が入庫予定の数よりも少
なかった場合に納期回答を行った受注に対しても欠品又
は納期遅延が発生し、顧客に対するサービスが低下する
場合があった。
【0004】本発明の目的は、短納期受注に対して確実
に対応する在庫引当方法を提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、顧客に納期回答した
製品を確実に納入するよう在庫引当を行うことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、同一製品につ
いて入庫日を基準とする製品の入庫数の全体を一括して
入庫ロットとし、入庫ロットを入庫日に従って時系列に
配列するとき一の入庫ロットの入庫日から次の入庫ロッ
トの入庫日の前日までの期間を一の入庫ロットに受注を
引き当てる期間とし、受注の要求納期が含まれる受注引
当期間をもつ入庫ロットを最遅入庫ロットと決定し、こ
の受注を最遅入庫ロットに対して在庫引当する在庫引当
方法を特徴とする。
【0007】また本発明は、入庫ロットを確定された入
庫数が設定されており無条件に在庫引当可能な確定入庫
ロットと受注の要求数に応じて入庫数を設定する未確定
入庫ロットとに区分し、未確定入庫ロットを最遅入庫ロ
ットとする受注については入庫数を設定した後、在庫引
当する在庫引当方法を特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態につい
て図面を用いて説明する。
【0009】まず本実施形態の説明で用いる用語を定義
する。同一製品について入庫日を基準とする入庫予定数
又は実入庫量の全体を一括して1つの単位として扱い、
この単位を入庫ロットと呼ぶ。例えば倉庫に同じ日に入
庫される同一製品は、入庫される時間が違ったとしても
同一入庫ロットに属する製品である。通常同一製品が周
期的に又は繰り返して入庫されるように入庫日が設定さ
れるから、各入庫日を基準とする入庫ロットは時系列に
従って配列される。各入庫ロットに受注を引き当てると
きの引当対象とする期間をその入庫ロットの準納期と呼
ぶ。ある入庫ロットの準納期はその入庫ロットの入庫日
から次の入庫ロットの入庫日の前日までの期間である。
確定した入庫数が設定されていて無条件に在庫引当可能
であり、比較的早い入庫日を基準とする入庫ロットを確
定入庫ロットと呼ぶ。入庫数が確定してなく受注の要求
数に応じて在庫供給側の確定が必要な比較的遅い入庫日
を基準とする入庫ロットを未確定入庫ロットと呼ぶ。受
注の要求納期を満たす最遅の準納期をもつ入庫ロットを
最遅入庫ロットと呼ぶ。在庫引当が可能な時系列的に連
続する入庫ロットの範囲を在庫引当範囲と呼ぶ。例えば
最遅入庫ロットとより早い入庫ロットとを含む3入庫ロ
ットを在庫引当範囲に設定するなどである。在庫引当処
理において在庫引当の対象とする入庫ロットを引当対象
入庫ロットと呼ぶ。引当替処理において引当替する受注
を引当替対象受注、引当替する受注が元々引き当てられ
ている入庫ロットを引当替元入庫ロット、新たに受注を
引き当てる入庫ロットを引当替先入庫ロットと呼ぶ。
【0010】図1は、本実施形態の在庫引当方法を実施
する電子計算機システムの構成図である。計算機11は
処理装置12と主記憶装置13から構成される。主記憶
装置13上には在庫引当処理プログラム5が置かれ、処
理装置12によって実行される。補助記憶装置14は、
計算機11に接続され、受注情報テーブル2、在庫引当
情報テーブル3、入庫ロット情報テーブル4などを格納
する。受注情報テーブル2は各受注の内容を格納する。
在庫引当情報テーブル3は受注ごとの在庫引当情報を格
納する。入庫ロット情報テーブル4は入庫ロットごとの
在庫情報を格納する。表示装置15は、計算機11に接
続され、在庫引当処理結果を表示する装置である。入力
装置16は、計算機11に接続され、指令などを入力す
る装置である。在庫引当処理プログラム5は、受注情報
テーブル2及び入庫ロット情報テーブル4を参照して受
注に対して在庫を引き当てて在庫引当情報テーブル3を
作成し、これに伴って入庫ロット情報テーブル4を更新
し、在庫引当処理結果を表示装置15上に表示する。
【0011】図2(a)は、受注情報テーブル2のデー
タ形式を示す図である。「受注番号」は、受注1つ1つ
に添付されたユニークな管理番号である。「製品名」
は、当該受注において注文された製品の名称である。本
実施形態では1つの受注で注文される製品は1製品とし
ている。「顧客名」は、当該受注の顧客の名称である。
要求納期21は顧客に製品を納入する期日である。この
例では1つの受注の納期は1つとしている。要求数22
は当該受注における製品の受注数である。引当済/未引
当フラグ23は、当該受注に対して在庫引当が済んでい
るか否かを示すフラグである。
【0012】図2(b)は、在庫引当情報テーブル3の
データ形式を示す図である。「受注番号」は受注情報テ
ーブル2上の「受注番号」と同一のものである。ただし
同一受注が2つ以上の入庫ロット対応に分割して引き当
てられるときにはそれぞれ受注番号が重複する。引当区
分31は引当処理結果を示す区分であり、“引当済”、
“納期遅延”及び“引当不能”の3つの区分がある。
“引当済”とは、受注が要求納期21を満たす入庫ロッ
トに引き当てられていることを示す。“納期遅延”と
は、受注が要求納期21を満足しない入庫ロットに引き
当てられており、納期遅延が発生していることを示す。
“引当不能”とは、受注が入庫ロットに引当できないこ
とを示す。「入庫ロット番号」とは、当該受注が引き当
てられている入庫ロットの番号である。入庫ロット1つ
1つにはユニークな管理番号が付けられている。引当数
32は当該受注を「入庫ロット番号」に対応する入庫ロ
ットに引き当てた数である。要求納期21は、受注情報
テーブル2の要求納期21と同じである。
【0013】図2(c)は、入庫ロット情報テーブル4
のデータ形式を示す図である。「入庫ロット番号」は、
在庫引当情報テーブル3の「入庫ロット番号」と同じで
あり、入庫ロット1つ1つに付けられたユニークな管理
番号である。入庫日41は当該入庫ロットの入庫予定日
である。入庫ロットが“実在庫”の場合は、入庫日41
として在庫引当を行う当日の日付を格納する。準納期4
2は、当該入庫ロットの準納期であり、本事例では便宜
的に準納期の最後の日(次の入庫日の前日)を格納して
いる。各入庫ロットが入庫ロット情報テーブル4上に時
系列に従って配列されている場合には、入庫日41に基
づいて準納期42が求められるので準納期42を設定せ
ず、計算によって求めることも可能である。入庫数43
は当該入庫ロットの入庫予定数である。入庫ロットが
“実在庫”である場合は、実入庫量を格納する。引当済
数44とは当該入庫ロットの入庫数43の内で受注に引
き当てられている数である。フリー在庫数45は当該入
庫ロットの入庫数43の内でどの受注にも引き当てられ
ていない数である。なお入庫数43と引当済数44又は
入庫数43とフリー在庫数45が設定されていれば計算
によってフリー在庫数45又は引当済数44を算出でき
るので、入庫ロット情報テーブル4上にフリー在庫数4
5又は引当済数44を設定しなくとも構わない。確定/
未確定フラグ46は、当該入庫ロットが確定入庫ロット
か未確定入庫ロットかの区分を示すフラグである。
【0014】図3は、在庫引当処理プログラム5を構成
する機能別のプログラム・ブロックを示し、これら機能
ブロックと関連するテーブル及び他のプログラムとの間
の情報の流れを示す図である。入庫ロット管理ブロック
140は、通常の在庫供給計画立案のタイミングに合わ
せて新たに入庫数が確定した入庫ロットの情報を在庫管
理情報テーブル17から取得して入庫ロット情報テーブ
ル4に格納する。受注情報管理ブロック50は、受注受
付プログラム19から受注情報を取得し、受注種別が新
規受注、受注取消、要求数22変更又は要求納期21変
更に応じてそれぞれの処理を行う。新規受注の場合には
受注内容を受注情報テーブル2に登録する。受注取消の
場合には受注情報テーブル2に登録されている受注内容
を解除し、これに伴って在庫引当情報テーブル3に登録
されている在庫引当を解除し、入庫ロット情報テーブル
4の入庫ロット情報を更新する。受注内容変更の場合に
は変更内容に応じて受注情報テーブル2、在庫引当情報
テーブル3及び入庫ロット情報テーブル4の情報を更新
する。なお受注内容変更の結果、新規受注として受注情
報テーブル2に登録し、新たに在庫引当を行う場合があ
る。確定入庫ロット在庫引当処理ブロック80は、新規
受注として受注情報テーブル2に登録された受注の内で
確定入庫ロットを最遅入庫ロットとする受注を選択し、
入庫ロット情報テーブル4の入庫ロット情報を参照して
在庫引当処理を行う。そして在庫引当結果を在庫引当情
報テーブル3に登録し、入庫ロット情報テーブル4の入
庫ロット情報を更新する。未確定入庫数問合ブロック1
00は、入庫数確定依頼モジュールと確定入庫数登録/
受注引当モジュールの2つの機能モジュールから構成さ
れる。前者のモジュールは、受注情報テーブル2を参照
して未確定入庫ロットを最遅入庫ロットとする受注を選
択し、その要求数22を入庫ロット別に集計し、在庫管
理プログラム18に入庫数確定依頼を行う。後者のモジ
ュールは、在庫管理プログラム18が回答した入庫ロッ
ト別の入庫確定数を在庫管理情報テーブル17から取得
して入庫ロット情報テーブル4に格納する。そして受注
情報テーブル2を参照して未確定入庫ロットを最遅入庫
ロットとする受注をその受付順に従って選択し、入庫ロ
ット情報テーブル4の未確定入庫ロット情報を参照して
在庫引当を行う。その在庫引当結果を在庫引当情報テー
ブル3に登録し、入庫ロット情報テーブル4の未確定入
庫ロット情報を更新する。引当最適化ブロック120
は、受注情報テーブル2、在庫引当情報テーブル3及び
入庫ロット情報テーブル4を参照して確定入庫ロットに
引当済の受注を選択し、受注が要求納期21に応じて最
適の入庫ロットに引き当てられるように在庫の引当替を
行う。この引当替の結果に基づいて在庫引当情報テーブ
ル3及び入庫ロット情報テーブル4の情報を更新する。
【0015】図4a及び図4bは、受注情報管理ブロッ
ク50の処理の流れを示すフローチャートである。受注
情報管理ブロック50は、受注受付プログラム19から
受注情報を取得する(ステップ51)。受注種別が新規
受注であれば(ステップ52YES)、取得した受注情
報を受注情報テーブル2に登録し(ステップ53)、処
理を終了する。受注情報に付加する引当済/未引当フラ
グ23を「未」に設定する。受注種別が受注取消であれ
ば(ステップ54YES)、受注取消の処理を行う(ス
テップ55)。すなわち当該受注番号をもった受注情報
の引当済/未引当フラグ23が「未」であれば、受注情
報テーブル2から当該受注情報を削除する。引当済/未
引当フラグ23が「済」であれば、受注情報テーブル2
及び在庫引当情報テーブル3から同一受注番号をもつ受
注情報及び引当情報を削除するとともに解除した引当数
32を入庫ロット情報テーブル4中の同一入庫ロット番
号をもつ入庫ロットの引当済数44から減算し、フリー
在庫数45に加える。受注種別が受注の変更であって納
期の変更であれば(ステップ56YES)、納期の延長
か否かを判定する(ステップ57)。納期の延長であれ
ば(ステップ57YES)、当該受注情報の引当済/未
引当フラグ23が「済」のとき、在庫引当情報テーブル
3から同一受注番号をもつ引当情報を削除するとともに
解除した引当数32を入庫ロット情報テーブル4中の同
一入庫ロット番号をもつ入庫ロットの引当済数44から
減算し、フリー在庫数45に加える(ステップ58)。
次に当該受注を新規受注として受注情報テーブル2に登
録する(ステップ59)。すなわち当該受注情報の要求
納期21を更新し、引当済/未引当フラグ23を「未」
に変更する。当該受注情報の引当済/未引当フラグ23
が「未」であれば、要求納期21を更新するだけであ
る。変更内容が納期短縮の場合(ステップ57NO)に
は、受注情報の引当済/未引当フラグ23が「未」であ
れば、要求納期21を更新する。引当済/未引当フラグ
23が「済」のとき、新しい納期の引当可能数を算出す
る(ステップ60)。引当可能数の算出に当り、新しい
納期によって定まる在庫引当範囲について最遅入庫ロッ
ト以前の入庫ロットのフリー在庫数45を取得し、在庫
引当情報テーブル3から当該受注の引当情報を取得す
る。新しい納期の引当可能数は、次の式で算出される。 新しい納期の引当可能数=(新しい納期に対応する在庫
引当範囲における最遅入庫ロット以前の入庫ロットのフ
リー在庫数の合計)+(新しい納期に対応する在庫引当
範囲における最遅入庫ロット以前の入庫ロットに引き当
てられている該当受注の引当数) 次に引当可能数と当該受注の要求数22とを比較する
(ステップ61)。要求数>新しい納期の引当可能数の
場合(ステップ61NO)には、新しい納期の引当可能
数を伴って納期を短縮するか否か受注受付プログラム1
9に問い合わせ、その回答を取得する(ステップ6
2)。引当続行するという回答の場合(ステップ63Y
ES)、当該受注情報の要求数22を新しい納期の引当
可能数に更新し(ステップ64)、当該受注の引当を解
除する(ステップ65)。その処理内容は、ステップ5
8と同じである。次に当該受注を新規受注として受注情
報テーブル2に登録し(ステップ66)、処理を終了す
る。すなわち当該受注情報の要求納期21を更新し、引
当済/未引当フラグ23を「未」に変更する。引当処理
をやめるという回答の場合(ステップ63NO)、処理
を終了する。要求数≦新しい納期の引当可能数の場合
(ステップ61YES)には、ステップ65の処理に移
る。
【0016】変更内容が数量変更の場合(ステップ56
NO)には、図4bに移り、数量変更が要求数の追加か
削減かを判定する(ステップ67)。要求数削減の場合
(ステップ67NO)、変更要求に従って当該受注情報
の要求数22を更新する(ステップ68)。次に在庫引
当情報テーブル3を参照して当該受注が引き当てられて
いる入庫ロットの中で入庫日41が最も早い入庫ロット
の番号を引当解除の対象入庫ロットの初期値として設定
する(ステップ69)。次に対象入庫ロットについて引
当解除数を算出する(ステップ70)。引当解除数は次
の式によって算出される。 (a)引当削減数≦引当解除の対象入庫ロットの該当受
注の引当数の場合 引当解除数=引当削減数 (b)引当削減数>引当解除の対象入庫ロットの該当受
注の引当数の場合 引当解除数=引当解除の対象入庫ロットの該当受注の引
当数 ここで引当削減数は、旧要求数22から新要求数22を
減算した数である。次に対象入庫ロットについて引当解
除数だけ当該受注の引当を解除するよう在庫引当情報テ
ーブル3を更新し、引当解除数によって入庫ロット情報
テーブル4を更新し、引当削減数から引当解除数を減算
する(ステップ71)。すなわち当該受注の対象入庫ロ
ットについて引当数32から引当解除数を減算し、対象
入庫ロットの引当済数44から引当解除数を減算し、対
象入庫ロットのフリー在庫数45に引当解除数を加算す
る。最初の引当削減数だけ引当を解除していない場合、
すなわち更新した引当削減数が0でない場合(ステップ
72NO)には、次の引当解除の対象入庫ロットを設定
し(ステップ73)、ステップ70から上記処理を繰り
返す。最初の引当削減数だけ引当を解除した場合(ステ
ップ72YES)には、処理を終了する。数量変更が要
求数追加の場合(ステップ67YES)には、追加分す
なわち新要求数22から旧要求数22を減算した要求数
を新規受注として受注情報テーブル2に登録する(ステ
ップ74)。新規受注の受注情報の引当済/未引当フラ
グ23を「未」に設定する。受注情報管理ブロック50
は、受注受付プログラム19から新しい受注情報を受け
取るごとに上記処理を繰り返す。
【0017】図5a及び図5bは、確定入庫ロット在庫
引当処理ブロック80の処理の流れを示すフローチャー
トである。確定入庫ロット在庫引当処理ブロック80
は、受注情報テーブル2を参照して引当済/未引当フラ
グ23が「未」でありかつ確定/未確定フラグ46が
「確定」である確定入庫ロットを最遅入庫ロットとする
受注を1つ選択する(ステップ81)。次に入庫ロット
情報テーブル4を参照して受注の要求納期21を満たす
最遅入庫ロットの番号を引当対象入庫ロットの初期値と
して設定する(ステップ82)。すなわち受注の要求納
期21が含まれる準納期をもつ入庫ロットを最遅入庫ロ
ットとする。次に引当対象入庫ロットの引当数を次式に
よって算出する(ステップ83)。 (a)要求数≦引当対象入庫ロットのフリー在庫数の場
合 引当数=要求数 (b)要求数>引当対象入庫ロットのフリー在庫数の場
合 引当数=引当対象入庫ロットのフリー在庫数 次に受注を引当数だけ引当対象入庫ロットに引き当て
て、要求数から引当数を減算する(ステップ84)。こ
こでは主記憶装置の作業領域上で引当対象入庫ロットの
フリー在庫数から引当数を減算する。要求数が0となっ
ていれば(ステップ85YES)、受注受付プログラム
19に引当完了を報告し(ステップ86)、ステップ9
7へ行く。要求数が0でなければ(ステップ85N
O)、在庫引当範囲の先頭入庫ロットまで引当処理を行
ったか否かを判定する(ステップ87)。ここで先頭入
庫ロットとは、在庫引当範囲の中で入庫日41が最も早
い入庫ロットのことである。先頭入庫ロットまで引当を
行っていない場合(ステップ87NO)には、現在の引
当対象入庫ロットの1入庫サイクル前の入庫ロットを新
たに引当対象入庫ロットとし(ステップ88)、ステッ
プ83に戻って上記処理を繰り返す。先頭入庫ロットま
で引当を行った場合(ステップ87YES)には、受注
の要求納期21を満たす最遅入庫ロットの1入庫サイク
ル後の入庫ロットを引当対象入庫ロットとする(ステッ
プ89)。次に引当対象入庫ロットの確定/未確定フラ
グ46を参照して確定入庫ロットか否かを判定する(ス
テップ90)。引当対象入庫ロットが未確定入庫ロット
であれば(ステップ90NO)、引当不能としてステッ
プ95へ行く。引当対象入庫ロットが確定入庫ロットで
あれば(ステップ90YES)、引当対象入庫ロットの
引当数を算出する(ステップ91)。算出式はステップ
83と同じ式である。次に受注を引当数だけ引当対象入
庫ロットに引き当てて、要求数から引当数を減算する
(ステップ92)。要求数が0でなければ(ステップ9
3NO)、現在の引当対象入庫ロットの1入庫サイクル
後の入庫ロットを新たに引当対象入庫ロットとし(ステ
ップ94)、ステップ90に戻って上記処理を繰り返
す。要求数が0になっていれば(ステップ93YE
S)、納期遅延としてステップ95へ行く。
【0018】納期遅延又は引当不能の場合には、図5b
に移り、受注受付プログラム19に納期遅延/引当不能
が発生した旨を通知し、対処方法を問い合わせる(ステ
ップ95)。このとき受注受付プログラム19に要求納
期21を満足する納入可能数及び要求数22をすべて納
入できる最短納期、または引当不能の場合の未引当数を
合わせて通知する。未引当数とは確定入庫ロットに引き
当てられなかった要求数のことである。次に取得した対
処方法に従って引当結果を修正する(ステップ96)。
例えば要求数22のうち要求納期21を満足する納入可
能数だけ引き当て、残りは納期遅延とするなどである
が、ステップ95及び96は運用による。最後に引当結
果を在庫引当情報テーブル3及び入庫ロット情報テーブ
ル4に登録する(ステップ97)。在庫引当情報テーブ
ル3には入庫ロットごとに引当数32を登録し、引当区
分31を“引当済”又は“納期遅延”に設定する。また
入庫ロット情報テーブル4の対応する入庫ロットの引当
済数44に引当数を加算し、フリー在庫数45から引当
数を減算する。また必要に応じて受注情報テーブル2を
修正する。例えば受注が取り消された場合には受注情報
テーブル2上の受注情報を削除し、納入可能数だけ納入
する場合には要求数22を納入可能数に変更する。この
ようにして引当完了した受注情報テーブル2上の受注情
報の引当済/未引当フラグ23を「済」に変更する。1
つの受注についての上記処理が終了したとき、ステップ
81に戻って受注情報テーブル2上の処理対象がなくな
るまで上記処理を繰り返す。なお表示装置15上に引当
結果を表示する。
【0019】なお上記の確定入庫ロット在庫引当処理ブ
ロック80は、在庫引当範囲の入庫ロットだけでは在庫
引当できないときには最遅入庫ロットの後の入庫ロット
を引当対象入庫ロットとしているために、あらかじめ設
定した在庫引当範囲を外れて在庫引当を行うとともに納
期遅延を許容する場合がある。他の実施形態として在庫
引当範囲を守るとともに納期遅延を認めず、在庫引当で
きないときには一旦引当不能として処置してもよい。
【0020】図6は、確定入庫ロットへの在庫引当処理
を説明する図である。図では入庫ロットをその入庫日に
対応させて示している。また在庫引当範囲は最遅入庫ロ
ットを含む3入庫ロットとしている。図6(a)は、正
常に在庫引当が行われた場合の例である。要求納期21
が11月9日の受注を受け付け、この納期を満たす最遅
入庫ロットである11月7日が入庫日の入庫ロットに引
き当てる()。11月7日の入庫ロットでは受注を引
き当てきれないので、11月4日が入庫日の入庫ロット
に受注を引き当てる()。11月4日の入庫ロットで
も受注を引き当てきることができないので、入庫日が1
1月1日の入庫ロットに受注を引き当てる()。こう
して受注の要求数22をすべて引き当てることができた
場合の例である。図6(b)は、納期遅延が発生した場
合の例である。要求納期21が11月8日の受注の在庫
引当を行ったが、要求数22のすべてを在庫引当範囲の
入庫ロットに引き当てることはできなかった()。そ
こでまず要求納期を満たす最遅入庫ロットから1入庫サ
イクル後の11月10日が入庫日の入庫ロットに受注を
引き当てる()。11月10日の入庫ロットでも引き
当てできなかった分を更に1入庫サイクル分後の11月
13日が入庫日である入庫ロットに引き当てる()。
この結果、要求数22をすべて納入できる最短納期は1
1月13日となる。
【0021】未確定入庫ロット在庫引当処理ブロック1
00の入庫数確定依頼モジュールは、あらかじめ定めら
れたタイミングで受注情報テーブル2を参照して引当済
/未引当フラグ23が「未」でありかつ確定/未確定フ
ラグ46が「未確定」である未確定入庫ロットを最遅入
庫ロットとする受注をすべて抽出する。次に抽出した受
注の要求数22を入庫ロット別(入庫予定日別)に集計
する。最後に入庫ロット別の入庫数確定要求数を在庫管
理プログラム18に通知し、処理を終了する。
【0022】未確定入庫ロット在庫引当処理ブロック1
00の確定入庫数登録/受注引当モジュールは、あらか
じめ定められたタイミングで在庫管理情報テーブル17
を参照して入庫ロット別の確定入庫数を取得し、入庫ロ
ット情報テーブル4に登録する。すなわち確定/未確定
フラグ46が「未確定」である入庫ロットの入庫数43
に取得した確定入庫数を設定する。
【0023】図7a及び図7bは、未確定入庫ロット在
庫引当処理ブロック100の確定入庫数登録/受注引当
モジュールの受注引当処理の流れを示すフローチャート
である。未確定入庫ロット在庫引当処理ブロック100
は、受注情報テーブル2を参照して引当済/未引当フラ
グ23が「未」でありかつ未確定入庫ロットを最遅入庫
ロットとする受注をすべて抽出する(ステップ10
1)。次に入庫ロット情報テーブル4を参照して未確定
入庫ロットの中で最も入庫日41が早い入庫ロットの番
号を引当基準の入庫ロットの初期値として設定する(ス
テップ102)。次に抽出した受注の中で引当基準入庫
ロットを最遅入庫ロットとする最も受付順が早い受注を
1つ選択する(ステップ103)。受注の受付順は受注
番号の順によって判定される。次に引当基準入庫ロット
を引当対象入庫ロットとしてその番号を初期設定する
(ステップ104)。次に引当対象入庫ロットの引当数
を次の式によって算出する(ステップ105)。 (a)引当対象受注の要求数≦引当対象入庫ロットのフ
リー在庫数の場合 引当数=引当対象受注の要求数 (b)引当対象受注の要求数>引当対象入庫ロットのフ
リー在庫数の場合 引当数=引当対象入庫ロットのフリー在庫数 次に引当対象受注の要求数を引当数だけ引当対象入庫ロ
ットに引き当てて、要求数から引当数を減算する(ステ
ップ106)。すなわち作業領域上の引当対象入庫ロッ
トのフリー在庫数から引当数を減算する。次に引当対象
受注の要求数22をすべて引き当て切れたか、すなわち
要求数が0になったか否かを判定する(ステップ10
7)。要求数が0でない場合(ステップ107NO)、
引当対象入庫ロットは入庫日が最早の未確定入庫ロット
であるか否かを判定する(ステップ108)。引当対象
入庫ロットが最早の入庫ロットでない場合(ステップ1
08NO)には、現在の引当対象入庫ロットの1入庫サ
イクル前の入庫ロットを新たな引当対象入庫ロットに設
定し(ステップ109)、ステップ105に戻って上記
処理を繰り返す。要求数が0の場合(ステップ107Y
ES)、引当対象入庫ロットを最遅入庫ロットとする受
注の中で在庫引当を終了していない他の受注があるか否
かを判定する(ステップ110)。他の受注がある場合
(ステップ110YES)には、引当基準入庫ロットを
最遅入庫ロットとする受注の中で現在の引当対象受注の
次に受付順が早い受注を新たに引当対象受注として選択
し(ステップ111)、ステップ105に戻って上記処
理を繰り返す。引当対象入庫ロットが最早の入庫ロット
である場合(ステップ108YES)又は他の受注がな
い場合(ステップ110NO)には、引当基準入庫ロッ
トは入庫日が最遅の未確定入庫ロットであるか否かを判
定する(ステップ112)。最遅の入庫ロットでない場
合(ステップ112NO)には、現在の引当基準入庫ロ
ットの1入庫サイクル後の入庫ロットを新たな引当基準
入庫ロットに設定し(ステップ113)、ステップ10
3に戻って上記処理を繰り返す。
【0024】引当基準入庫ロットが最遅の入庫ロットで
ある場合(ステップ112YES)には、図7bに移
り、入庫ロットに引き当て切れなかった受注があるか、
すなわち要求数が0になっていない受注があるか否かを
判定する(ステップ114)。引き当て切れなかった受
注がある場合(ステップ114YES)には、受注受付
プログラム19に引当不能が発生した旨通知し対処方法
を問い合わせる(ステップ115)。このとき受注受付
プログラム19に要求納期21を満足する納入可能数を
合わせて通知する。次に取得した対処方法に従って引当
結果を修正する(ステップ116)。対処方法は運用に
よる。最後に引当結果を在庫引当情報テーブル3及び入
庫ロット情報テーブル4に登録する(ステップ11
7)。在庫引当情報テーブル3には入庫ロットごとに引
当数32を登録し、引当区分31を“引当済”に設定す
る。また入庫ロット情報テーブル4の対応する入庫ロッ
トの引当済数44に引当数を加算し、フリー在庫数45
から引当数を減算する。また必要に応じて受注情報テー
ブル2を修正する。このようにして引当完了した受注情
報テーブル2上の受注情報の引当済/未引当フラグ23
を「済」に変更する。なお表示装置15上に引当結果を
表示する。
【0025】本実施形態の未確定入庫ロット在庫引当処
理ブロック100によれば、引当基準入庫ロットを最遅
入庫ロットとする受注の中では受付順に在庫引当を行っ
ているので、必ずしも要求納期21の順とはならない。
また最遅入庫ロットか又はそれより早い未確定入庫ロッ
トを引当対象入庫ロットとするので、納期遅延は発生し
ないが引当不能が発生する場合がある。
【0026】図8a及び図8bは、引当最適化ブロック
120の処理の流れを示すフローチャートである。引当
最適化ブロック120は、受注情報テーブル2を参照し
て引当済/未引当フラグ23が「済」でありかつ確定入
庫ロットを最遅入庫ロットとする受注をすべて抽出する
(ステップ121)。次に在庫引当情報テーブル3を参
照して抽出した受注の在庫引当情報をすべて取得する
(ステップ122)。次に入庫ロット情報テーブル4を
参照し(ステップ123)、フリー在庫数45が0でな
い入庫ロットの中で入庫日41が最も遅い確定入庫ロッ
トを引当替先入庫ロットとしてその番号を初期設定する
(ステップ124)。次に先頭入庫ロット(実在庫)を
引当替元入庫ロットとしてその番号を初期設定する(ス
テップ125)。次に要求納期21が引当替先入庫ロッ
トの入庫日41以降の日付である受注(要求納期≧引当
替先入庫ロットの入庫日の受注)が引当替元入庫ロット
に引き当てられているか否かを判定する(ステップ12
6)。ただし既に同じ引当替先入庫ロットに対して引当
替を行った受注は条件を満たす受注とは見なさない。ス
テップ126の条件を満足する受注があれば(ステップ
126YES)、該当する受注の中で最も要求納期が遅
い受注を引当替対象受注として、引当替数を次の式によ
って算出する(ステップ127)。 (a)引当替対象受注の引当替元入庫ロットへの引当数
≦引当替先入庫ロットのフリー在庫数の場合 引当替数=引当替対象受注の引当替元入庫ロットへの引
当数 (b)引当替対象受注の引当替元入庫ロットへの引当数
>引当替先入庫ロットのフリー在庫数の場合 引当替数=引当替先入庫ロットのフリー在庫数 次に引当替を行う(ステップ128)。すなわち引当替
対象受注の引当替元入庫ロットに対する引当を引当替数
だけ解除し、その数を引当替元入庫ロットの作業領域上
のフリー在庫数に加算する。そして引当替先入庫ロット
に引当替対象受注を引当替数分だけ引き当てて、引き当
てた数を引当替先入庫ロットのフリー在庫数から減算す
る。ステップ128の処理後、ステップ126に戻って
上記処理を繰り返す。ステップ126の条件を満足する
受注がなければ(ステップ126NO)、引当替先入庫
ロットのフリー在庫数が“0”か否かを判定する(ステ
ップ129)。フリー在庫数が“0”でない場合(ステ
ップ129NO)、現在の引当替元入庫ロットより1入
庫サイクル後の入庫ロットを新たに引当替元入庫ロット
に設定する(ステップ130)。次に引当替元入庫ロッ
トの番号と引当替先入庫ロットの番号が等しくなったか
否かを判定する(ステップ131)。等しくなっていな
いとき(ステップ131NO)、ステップ126に戻っ
て上記処理を繰り返す。
【0027】引当替元入庫ロットと引当替先入庫ロット
が同じになったとき(ステップ131YES)、図8b
に移り、現在の引当替先入庫ロットの1入庫サイクル前
の入庫ロットを新たな引当替先入庫ロットとしその番号
を設定する(ステップ132)。次に引当替先入庫ロッ
トの番号と先頭入庫ロット(実在庫)の番号が等しくな
ったか否かを判定する(ステップ133)。等しくない
とき(ステップ133NO)には、ステップ125に戻
って上記処理を繰り返す。等しくなったとき(ステップ
133YES)、在庫引当情報テーブル3及び入庫ロッ
ト情報テーブル4に引当替を登録し(ステップ13
4)、処理を終了する。すなわち在庫引当情報テーブル
3の引当替前の在庫引当情報を解除し、引当替後の入庫
ロット番号と引当数32をもつ在庫引当情報を登録す
る。また作業領域に残された更新後の各入庫ロットの入
庫ロット情報によって入庫ロット情報テーブル4を更新
する。引当済数44は入庫数43からフリー在庫数45
を減算したものとなる。
【0028】図9は、引当最適化ブロック120の引当
替処理を説明する図である。引当替先入庫ロットを入庫
日が11月8日の入庫ロットとし、引当替元入庫ロット
を10月30日が入庫日の入庫ロットとする。引当替元
入庫ロットには要求納期が11月12日の受注と11月
10日の受注が引き当てられている。これらの受注を引
当替先入庫ロットに引当替する()。次に引当替元
入庫ロットを11月2日が入庫日の入庫ロットとする。
この入庫ロットには引当替を行うべき受注が引き当てら
れていないので引当替を行わない。続いて引当替元入庫
ロットを入庫日が11月5日の入庫ロットとする。この
入庫ロットには要求納期が11月9日の受注と11月8
日の受注が引き当てられている。これらを引当替先入庫
ロットに引当替する()。続いて引当替先入庫ロッ
トを11月5日が入庫日の入庫ロットとする。先ず引当
替元入庫ロットを10月30日が入庫日の入庫ロットと
する。この入庫ロットには11月5日が要求納期の受注
が引き当てられている。この受注を引当替先入庫ロット
に引当替える()。次に引当替元入庫ロットを11月
2日が入庫日の入庫ロットとする。この入庫ロットには
11月6日が要求納期の受注が引き当てられている。こ
の受注を引当替先入庫ロットに引当替をする()。引
当替先入庫ロットのフリー在庫がなくなったので処理を
終了する。
【0029】確定入庫ロット在庫引当処理ブロック80
は、各受注の要求納期21を満たす最遅入庫ロットから
順に在庫引当を行う。しかし確定入庫ロット在庫引当処
理ブロック80の処理だけで必ずしも最適の在庫引当に
なるとは限らない。例えば受注取消や要求数削減によっ
て生じたフリー在庫が最適の在庫引当となるように活用
されるとは限らない。引当最適化ブロック120は、す
でに在庫引当が行われた受注の引当替を行うことによっ
て最適の在庫引当となるよう調整するものである。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、入庫
ロットを単位として在庫引当をするとともに最遅入庫ロ
ットを優先して引当対象入庫ロットとするため、短納期
受注に対応するような在庫引当ができる。また比較的納
期の長い受注に対して在庫供給側が確定した入庫数に基
づいて在庫引当を行うので、顧客へ納期回答した製品を
確実に納入することが可能となる。さらに確定入庫ロッ
トについて顧客の要求納期を満足することを前提に在庫
引当の最適化を図るよう調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の電子計算機システムの構成図であ
る。
【図2】実施形態の各種テーブルのデータ形式を示す図
である。
【図3】実施形態の在庫引当処理プログラム5を構成す
る機能ブロックと関連するテーブル及び他のプログラム
を示す図である。
【図4a】実施形態の受注情報管理ブロック50の処理
の流れを示すフローチャートである。
【図4b】実施形態の受注情報管理ブロック50の処理
の流れを示すフローチャート(続き)である。
【図5a】実施形態の確定入庫ロット在庫引当処理ブロ
ック80の処理の流れを示すフローチャートである。
【図5b】実施形態の確定入庫ロット在庫引当処理ブロ
ック80の処理の流れを示すフローチャート(続き)で
ある。
【図6】実施形態の確定入庫ロットへの在庫引当処理を
説明する図である。
【図7a】実施形態の未確定入庫ロット在庫引当処理ブ
ロック100の処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図7b】実施形態の未確定入庫ロット在庫引当処理ブ
ロック100の処理の流れを示すフローチャート(続
き)である。
【図8a】実施形態の引当最適化ブロック120の処理
の流れを示すフローチャートである。
【図8b】実施形態の引当最適化ブロック120の処理
の流れを示すフローチャート(続き)である。
【図9】実施形態の引当替処理を説明する図である。
【符号の説明】
2・・・受注情報テーブル、3・・・在庫引当情報テー
ブル、4・・・入庫ロット情報テーブル、5・・・在庫
引当処理プログラム、80・・・確定入庫ロット在庫引
当処理ブロック、100・・・未確定入庫ロット在庫引
当処理ブロック、120・・・引当最適化ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水田 哲郎 神奈川県横浜市都筑区加賀原二丁目2番 株式会社日立製作所ビジネスシステム開発 センタ内 (72)発明者 佐藤 隆夫 神奈川県横浜市都筑区加賀原二丁目2番 株式会社日立製作所ビジネスシステム開発 センタ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一製品について入庫日を基準とする製品
    の入庫数の全体を一括して入庫ロットとし、該入庫ロッ
    トを入庫日に従って時系列に配列するとき一の入庫ロッ
    トの入庫日から次の入庫ロットの入庫日の前日までの期
    間を該一の入庫ロットに受注を引き当てる期間とし、該
    入庫ロットごとに入庫日、入庫数及び引当可能な在庫数
    についての入庫ロット情報を記憶装置に格納し、該入庫
    ロット情報を参照して在庫引当を行う電子計算機による
    在庫引当方法であって、受注の要求納期が含まれる受注
    引当期間をもつ入庫ロットを最遅入庫ロットと決定し、
    該受注を最遅入庫ロットに対して在庫引当することを特
    徴とする在庫引当方法。
  2. 【請求項2】該最遅入庫ロットとより入庫日の早い入庫
    ロットとを含む時系列的に連続する複数の入庫ロットの
    範囲を在庫引当範囲とし、最遅入庫ロットに対して受注
    の要求数のすべてを在庫引当できないときには該在庫引
    当範囲の中でより入庫日の早い入庫ロットに対して順次
    要求数の不足分を在庫引当することを特徴とする請求項
    1記載の在庫引当方法。
  3. 【請求項3】該入庫ロットを確定された入庫数が設定さ
    れており無条件に在庫引当可能な第1種の入庫ロットと
    受注の要求数に応じて入庫数を設定する第2種の入庫ロ
    ットとに区分し、第2種の入庫ロットを最遅入庫ロット
    とする受注については入庫数を設定した後、在庫引当す
    ることを特徴とする請求項1記載の在庫引当方法。
  4. 【請求項4】複数の受注の中から特定の第2種入庫ロッ
    トを最遅入庫ロットとする受注を抽出し、抽出された受
    注について受付の早い受注から順に該特定の第2種入庫
    ロットに対して在庫引当することを特徴とする請求項3
    記載の在庫引当方法。
  5. 【請求項5】引当可能な在庫数を有する特定の入庫ロッ
    トを引当替先入庫ロットとし、該引当替先入庫ロットよ
    り入庫日の早い入庫ロットを引当替元入庫ロットとし、
    引当替元入庫ロットに引当済の受注の中で該引当替先入
    庫ロットを最遅入庫ロットとする受注を抽出し、抽出さ
    れた受注について引当替元入庫ロットの引当を解除して
    引当替先入庫ロットに引当替することを特徴とする請求
    項2記載の在庫引当方法。
JP1518897A 1997-01-29 1997-01-29 在庫引当方法 Pending JPH10214298A (ja)

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JP1518897A JPH10214298A (ja) 1997-01-29 1997-01-29 在庫引当方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002288322A (ja) * 2001-03-26 2002-10-04 Tea Cup Communication:Kk 広告受注管理システム、広告受注管理装置および広告受注管理方法ならびにプログラム
US7689475B2 (en) 2001-04-06 2010-03-30 Canon Kabushiki Kaisha Distribution control system and method, and server apparatus and its control method
JP2021114199A (ja) * 2020-01-20 2021-08-05 株式会社オービック 情報処理装置、在庫管理方法および在庫管理プログラム

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Effective date: 20040106