JPH10213937A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10213937A
JPH10213937A JP9016298A JP1629897A JPH10213937A JP H10213937 A JPH10213937 A JP H10213937A JP 9016298 A JP9016298 A JP 9016298A JP 1629897 A JP1629897 A JP 1629897A JP H10213937 A JPH10213937 A JP H10213937A
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JP9016298A
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Koichi Hiruta
耕一 蛭田
Minoru Yoshida
稔 吉田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写材に転写工程及び定着工程を複数回繰り
返す装置において、静電吸着により転写材を搬送する搬
送手段へのオフセット防止剤の付着を防止し、搬送手段
の長寿命化を図り、転写性向上及び画像汚損防止により
画質向上を図る。 【解決手段】 定着ローラ36通過後の用紙Pを再度転
写ベルト21に供給するための反転搬送路27中に、一
対のローラ状のオイル吸収部材44を設け、用紙Pに付
着されたシリコンオイルを吸収除去した後、用紙Pを転
写ベルト21側に搬送し、転写ベルト21へのシリコン
オイルの付着を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタや電子写
真装置等において、同一用紙に画像形成工程を複数回繰
り返し両面コピーあるいは多重コピー等を得る画像形成
装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタや複写機等画像形成装置におい
て、例えば4連タンデムのカラー画像形成装置の様に平
行に配置された複数の感光体ドラム上のトナー像に同期
して、用紙を複数の感光体ドラムの転写位置に搬送し用
紙に順次トナー像を転写するための搬送手段として、従
来、用紙を静電吸着するエンドレスの転写ベルトが,用
いられていた。
【0003】そしてこの様な転写ベルトを用い用紙を搬
送する画像形成装置において、両面画像形成を行う場合
には、転写ベルトにて複数の感光体ドラムの転写位置に
用紙を搬送し順次第1面にトナー像を形成し、定着ロー
ラにて定着を行った後、画像形成面を反転し、再度転写
ベルト側に供給し、第1面と同様に転写ベルトにて用紙
を搬送し、第2面にトナー像を形成した後、再度定着ロ
ーラにて第2面の定着を行い両面画像を形成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの様
に、用紙を転写ベルトに静電吸着し転写位置に搬送する
転写ベルト搬送方式において、両面画像形成あるいは多
重画像形成の様に定着工程後に再度転写工程を繰り返す
画像形成装置にあっては、定着ローラにて1回目の定着
を行うと、定着ローラ表面に塗布されたオフセット防止
のための定着オイルが用紙に付着し、次に再度転写ベル
トにて用紙を静電吸着を行おうとすると、用紙に付着し
た定着オイルが転写ベルトに付着し、転写ベルトを劣化
し、半導電性の材質を用いた転写ベルトにあっては定着
オイルの付着により抵抗値が変わってしまい転写不良を
生じる原因となっていた。又転写ベルト上の飛散トナー
や紙粉をクリーニングするクリーナの劣化も早まり、メ
ンテナンス頻度が増大されると共にクリーニング不良に
よる感光体ドラムへのトナーや紙粉の付着により感光体
ドラムの劣化をも招き画像の汚損にも繋がっていた。
【0005】特にカラー画像形成装置にあっては、定着
時のトナー層が厚く、オフセット防止のために単色の画
像形成装置に比しより多量の定着オイルを使用する事か
ら、用紙への定着オイルの付着量も増大され、転写ベル
トの劣化や転写不良等がより顕著になり問題となってい
た。
【0006】このため、オイル除去ローラにより、転写
ベルト上に付着した定着オイルを除去する装置も開発さ
れているが、転写ベルトの構造上、オイル除去ローラは
クリーナの下流側に設置せざるを得ず、オイル除去ロー
ラの設置にかかわらず、クリーナは定着オイル除去前に
転写ベルトと接触する事となり、クリーナの劣化は依然
としてさけられず、ひいては転写ベルトの劣化による転
写材の搬送性能の低下及び転写性能の低下に繋がってい
た。しかも転写ベルトにオイル除去ローラが接触する事
により転写ベルトが蛇行したり片寄り搬送を引き起こす
という新たな問題も生じてしまっていた。
【0007】そこで、本発明は、上記課題を除去するも
ので、転写ベルト搬送方式において定着工程及び転写工
程を複数回繰り返す際に、用紙に付着した定着オイルが
転写ベルトさらには感光体ドラムに付着するのを防止
し、転写ベルトの長寿命化及び転写性向上を図り、さら
には感光体ドラムの汚損防止により画像汚損を防止し、
メンテナス性を向上するとともに良好な画像を得る事が
できる画像形成装置を提供する事を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための手段として、像担持体と、この像担持体に画
像を形成する画像形成手段と、転写材を静電吸着し前記
像担持体の転写位置に搬送する第1の搬送手段と、前記
転写位置にて前記画像を前記像担持体から前記転写材に
転写する転写手段と、前記画像を有する前記転写材を加
熱加圧定着する定着手段と、この定着手段通過後の前記
転写材を再度前記第1の搬送手段方向に搬送する第2の
搬送手段と、この第2の搬送手段の搬送路中に設けられ
前記定着手段通過時前記転写材に付着されたオフセット
防止剤を除去するオフセット防止剤除去手段とを設ける
ものである。
【0009】又本発明は上記課題を解決するための手段
として、像担持体と、この像担持体に画像を形成する画
像形成手段と、転写材を静電吸着し前記像担持体の転写
位置に搬送する第1の搬送手段と、前記転写位置にて前
記画像を前記像担持体から前記転写材に転写する転写手
段と、前記画像を有する前記転写材を加熱加圧定着する
定着手段と、この定着手段通過後の前記転写材を再度前
記第1の搬送手段方向に搬送する第2の搬送手段と、前
記定着手段通過後の前記転写材を排出手段方向に搬送す
る第3の搬送手段と、前記定着手段通過後の前記転写材
を前記第2の搬送手段方向あるいは前記第3の搬送手段
方向のいずれかに導く搬送切り替え手段と、前記第2の
搬送手段の搬送路中に設けられ前記定着手段通過時前記
転写材に付着されたオフセット防止剤を除去するオフセ
ット防止剤除去手段とを設けるものである。
【0010】又本発明は上記課題を解決するための手段
として、像担持体と、この像担持体に画像を形成する画
像形成手段と、転写材を静電吸着し前記像担持体の転写
位置に搬送するエンドレスの転写ベルトを有する第1の
搬送手段と、前記転写位置にて前記エンドレスの転写ベ
ルトを介して前記像担持体に対向し前記画像を前記像担
持体から前記転写材に転写する転写手段と、前記画像を
有する前記転写材を加熱加圧定着する定着手段と、この
定着手段通過後の前記転写材を再度前記第1の搬送手段
方向に搬送する第2の搬送手段と、この第2の搬送手段
の搬送路中に設けられ前記定着手段通過時前記転写材に
付与されたオフセット防止剤を除去するオフセット防止
剤除去手段とを設けるものである。
【0011】又本発明は上記課題を解決するための手段
として、複数の像担持体と、この複数の像担持体の各々
に色の異なる画像を形成する複数の画像形成手段と、転
写材を静電吸着し前記複数の像担持体の各転写位置に順
次搬送する第1の搬送手段と、前記各転写位置にて前記
画像を前記複数の像担持体から前記転写材に順次転写す
る複数の転写手段と、前記各転写位置を通過し前記複数
の像担持体から転写された前記画像を有する前記転写材
を加熱加圧定着する定着手段と、この定着手段通過後の
前記転写材を再度前記第1の搬送手段方向に搬送する第
2の搬送手段と、この第2の搬送手段の搬送路中に設け
られ前記定着手段通過時前記転写材に付与されたオフセ
ット防止剤を除去するオフセット防止剤除去手段とを設
けるものである。
【0012】又本発明は上記課題を解決するための手段
として、複数の像担持体と、この複数の像担持体の各々
に色の異なる画像を形成する複数の画像形成手段と、転
写材を静電吸着し前記複数の像担持体の各転写位置に順
次搬送する第1の搬送手段と、前記各転写位置にて前記
画像を前記複数の像担持体から前記転写材に順次転写す
る複数の転写手段と、前記各転写位置を通過し前記複数
の像担持体から転写された前記画像を有する前記転写材
を加熱加圧定着する定着手段と、この定着手段通過後の
前記転写材を再度前記第1の搬送手段方向に搬送する第
2の搬送手段と、前記定着手段通過後の前記転写材を排
出方向に搬送する第3の搬送手段と、前記定着手段通過
後の前記転写材を前記第2の搬送手段方向あるいは前記
第3の搬送手段方向のいずれかに導く搬送切り替え手段
と、前記第2の搬送手段の搬送路中に設けられ前記定着
手段通過時前記転写材に付与されたオフセット防止剤を
除去するオフセット防止剤除去手段とを設けるものであ
る。
【0013】そして本発明は上記手段により、定着後、
再度転写ベルトに転写材を搬送する第2の搬送路中にて
オフセット防止剤除去手段により転写材に付着したオフ
セット防止剤を除去する事により、転写ベルトへの定着
オイルの付着を防止し、転写ベルトの劣化防止を図り、
転写ベルトの長寿命化及び転写性向上により画質向上を
図ると共に、感光体ドラムの汚損防止による画像の汚損
防止を図りメンテナンス性を向上し更に良質の画像を得
るものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明を図1及び図2に示す
実施の形態を参照して説明する。図1は、像担持体であ
る4個の感光体ドラム11Y、11M、11C、11B
Kにイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
ブラック(BK)の各トナーを用いて画像形成像を行う
4組の記録装置12Y、12M、12C、12BKを、
第1の搬送手段でありポリイミド(PI)からなる転写
ベルト21に沿って並列配置し、カラー画像を得る4連
タンデムのカラープリンタ10を示す概略構成図であ
る。各記録装置12Y、12M、12C、12BKはそ
れぞれ同じ構成であることからイエローの記録装置12
Yについてのみ説明し、他の記録装置12M、12C、
12BKについては同じ部分に同じ符号と色をしめす添
字を付してその説明を省略する。
【0015】記録装置12Yは、感光体ドラム11Yと
これに対応して設けられて感光体ドラム11Y上にイエ
ロー画像を繰り返し形成するための画像形成手段13Y
を有する。画像形成手段13Yは、感光体ドラム11Y
周囲に、その回転方向に沿って帯電装置14Y、画像信
号を光信号に変換し感光体ドラム11Yを走査露光する
露光装置16の露光位置16Y、現像装置17Y、クリ
ーニング装置18Y、除電装置20Yが順次配置されて
いる。又記録装置12Yの転写位置には転写ベルト21
を挾んで転写手段である半導電性の転写ローラ22Yが
設けられており、感光体ドラム11Yに形成されたトナ
ー像が、転写ベルト21に静電吸着して搬送される転写
材である用紙P上に転写されるようになっている。
【0016】又24は転写ベルト21側に供給される用
紙Pを収納する給紙カセット装置であり、26は手差し
により用紙Pを給紙する手差しトレイである。更に給紙
カセット24下方には両面画像形成モードにおいて、用
紙Pの画像形成面を反転させる第2の搬送手段である反
転搬送路27が設けられている。そしてカラープリンタ
10内の転写ベルト21より上流には、給紙カセット装
置24、より用紙Pを取り出すピックアップローラ3
0、手差しトレイ26より用紙Pを供給する供給ローラ
31、伝達ローラ32及びレジストローラ33、更には
用紙Pを転写ベルト21に静電吸着させる様電荷を付与
する吸着ローラ34が設けられている。レジストローラ
33及び転写ベルト21による用紙Pの移送速度は、感
光体ドラム11Y、11M、22C、11BKの周速と
等速になるよう設定されている。
【0017】転写ベルト21より下流側には、オフセッ
ト防止剤であるシリコンオイルを塗布するオイル供給装
置36aを有する定着ローラ36、搬送ローラ37、定
着ローラ36通過後の用紙Pを排紙ローラ対38あるい
は反転搬送路27側のいずれかに振り分ける第1のゲー
ト40、排紙トレイ41が配置されている。又42は転
写ベルト21上に付着したトナーや紙粉を除去するベル
トクリーニング装置であり、43は転写ベルト21の表
面電荷を一様に除電する除電ローラである。
【0018】次に反転搬送路27について詳述する。反
転搬送路27は、用紙の定着終了後に、画像形成面を反
転する様用紙を一旦引き込む、第1及び第2の引き込み
搬送路27a、27bと、第2の引き込み搬送路27b
から取出した用紙Pを転写ベルト21側に導く再供給搬
送路27cとからなっている。更に28aは用紙Pを第
2の引き込み搬送路27bに引き込み、次いで再供給搬
送路27c側に送り出す正逆回転可能な引き込みローラ
であり、28bは第2の引き込み搬送路27bから第1
の引き込み搬送路27aへの用紙Pの侵入を阻止する第
2のゲート、28cは再供給搬送路27c内にて用紙P
を挾持搬送する再供給ローラである。
【0019】そして第1の引き込み搬送路27aの搬送
路中には、エクセーヌ(東レ(株)商標)からなる一対
のローラ状のオフセット防止剤除去手段であるオイル吸
収部材44が設けられ定着終了後の用紙Pを挾持し、そ
の両面に付着したシリコンオイルを吸収除去する様にな
っている。
【0020】次に作用について述べる。図示しない操作
入力部からのプリント開始入力によりカラープリンタ1
0にカラーの画像信号が送られて来ると、各記録装置1
2Y〜12BKが所定のタイミングで駆動され、各感光
体ドラム11Y〜11BKは、矢印m方向の回転に従い
各画像形成手段13Y〜13BKにより順次画像形成工
程が実施され、夫々の色のトナー像を形成される。即
ち、記録装置Yを例にとると、感光体ドラム11Yは、
先ず帯電装置14Yにより一様に帯電され、露光装置1
6Yによる露光動作が行われイエロー(Y)画像に対応
する潜像が形成される。更に感光体ドラム11Yは、現
像装置17Yにより現像され、イエロー(Y)トナー像
を形成される事となる。
【0021】一方、感光体ドラム11Y上にトナー像が
形成される間、このトナー像に同期して給紙カセット装
置24あるいは手差しトレイ26から用紙Pが転写位置
に送られる。即ちピックアップローラ30、あるいは供
給ローラ31が駆動され、給紙カセット装置24あるい
は手差しトレイ26より供給された用紙Pは、レジスト
ローラ33にて一旦停止し先端を整位した後感光体ドラ
ム11Y上のトナー像と同期して転写ベルト21上に送
り込まれる。更に用紙Pは、吸着ローラ34により電荷
を付与され転写ベルト21に静電吸着された状態で矢印
n方向に回転する転写ベルト21の走行に伴い、先ずイ
エロートナー像転写位置、即ち感光体ドラム11Yと転
写ローラ22Yとが転写ベルト21を挾んで対向する位
置に送り込まれ、感光体ドラム11Y上のイエロートナ
ー像と接した状態で転写ローラ22Yによりイエロート
ナーと逆極性の電荷を付与され、イエロートナー像を転
写される。
【0022】この後転写ベルト21により用紙Pは、後
続の感光体ドラム11M、11C、11BK上のトナー
像に同期して順次各記録装置12M〜12BKの転写位
置に送られ、各感光体ドラム11M〜11BKより順次
マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を多重転写され
る。次いで用紙Pは、転写ベルト21から剥離され、定
着ローラ36に搬送され色重ねしたカラートナー像の永
久定着を行われ、第1面へのカラー定着画像を完成され
る。尚このとき定着時約300cs程度のシリコンオイ
ルを供給される定着ローラ36との接触により用紙Pに
はシリコンオイルが付着されている。この後片面画像形
成モードである場合は、図1に点線で示すように位置さ
れる第1のゲート40を経て搬送ローラ37、排紙ロー
ラ対38により排紙トレイ41上に排紙される。
【0023】用紙P剥離後、転写ベルト21はそのまま
回転駆動され、ベルトクリ−ニング装置42により付着
トナーや紙粉を除去され、次いで除電ローラ43により
表面電位を一定にされる。又各記録装置12Y〜12B
Kに有っては、トナー像転写後、感光体ドラム11Y〜
11BKはそのまま回転駆動され、クリーニング装置1
8Y〜18BKにより残留トナーや紙粉を除去され、除
電装置20Y〜20BKにより表面電位を一定にされ次
の画像形成を待機する。
【0024】一方両面画像形成モードである場合は、定
着ローラ36にて第1面へのカラー画像を完成された用
紙Pは、定着時に定着ローラ36との接触により付着さ
れたシリコンオイルを保持したまま、第2面への画像形
成を行うために図1に実線で示すように位置される第1
のゲート40を経て反転搬送路27側に搬送される。そ
して用紙Pは第1の引き込み搬送路27aを搬送される
間に、オイル吸収部材44を通過する事により、その両
面に付着されたシリコンオイルを吸収除去されつつ、第
2のゲート28cを経て、矢印o方向に回転される引き
込みローラ28cにより第2の引き込み搬送路27bに
一旦引き込まれる。
【0025】次いで、第2のゲート28cを点線で示す
様に設定し、引き込みローラ28cを矢印o方向と逆に
回転し、用紙Pを第2の引き込み搬送路27aから再供
給搬送路27c側に送り出し、用紙Pの画像形成面を反
転した状態でレジストローラ33位置に送り出す。この
後レジストローラ33にて先端を整位された用紙Pは、
第1面の画像形成時と同様感光体ドラム11Y〜11B
K上のトナー像と同期して転写ベルト21上に送り込ま
れ、転写ベルト21の走行に伴い前述の第1面の画像形
成工程と同様にして、第2面にイエロー、マゼンタ、シ
アン、ブラックのトナー像を順次多重転写され、次いで
転写ベルト21から剥離され、定着ローラ36にて第2
面に、色重ねしたカラートナー像の永久定着が行われ、
第2面のカラー画像が完成される。この様にして両面画
像形成を成された用紙Pは、図1に点線で示すように位
置される第1のゲート40を経て搬送ローラ37、排紙
ローラ対38により排紙トレイ41上に排紙され画像形
成工程を終了する。
【0026】この様に構成すれば、第1面にカラー画像
を形成した後、両面画像形成のために再度用紙Pを転写
ベルト21に供給しても、定着時に用紙Pに付着したシ
リコンオイルがオイル吸収部材44により除去されてお
り、転写ベルト21に付着されない事から、トナー層の
厚いカラー画像形成時であっても、大量のシリコンオイ
ルの付着により転写ベルト21が劣化されるという事が
なく、その長寿命化が図られると共にシリコンオイルの
付着により転写ベルトの電気的抵抗が変動されて転写不
良を生じるという事もなく良好な転写を得られ、転写不
良による画質の低下を防止できる。更にクリーニング装
置42の劣化も防止され転写ベルトを良好にクリーニン
グでき、ひいては感光体ドラム11Y〜11BKへのト
ナーや紙粉のオフセットを防止でき、転写ベルト21か
ら感光体ドラム11Y〜11BKにオフセットされる付
着トナーによる画像汚損を生じる事もなく良質の画像を
得られる。又、転写ベルト21やクリーニング装置42
のメンテナンス性向上も図られる。
【0027】尚、本実施の形態にあってはオイル吸収部
材44が一対のローラ状である事から、第1の引き込み
搬送路27aにおける搬送手段としての機能を兼用で
き、部品の節約を図れる。
【0028】尚本発明は上記実施の形態に限定されず種
々設計変更可能であり、画像形成装置はプリンタに限ら
ず電子写真装置であっても良いし、又静電吸着により転
写紙の搬送を行うものにおいて、転写工程及び定着工程
を繰り返すものであれば両面画像形成装置に限定されな
い。更にオフセット防止剤除去手段の設置位置は、定着
手段通過後、用紙が第1の搬送手段に再度供給されるま
での間であれば限定されないし、その設置数も2か所以
上であっても良い。
【0029】又オフセット防止剤除去手段の材質も限定
されず、オフセット防止剤を容易かつ迅速に吸収可能で
あれば良いし、その構造も任意であり図3(イ)、
(ロ)、(ハ)に示す第1の変形例の様に一対のシート
状のオイル吸収部材46や、一対のブロック状のオイル
吸収部材47を第1の搬送手段内に設けても良いし、第
1面及び第2面とで夫々構造の異なるオイル吸収部材4
8a、48bを使用しても良い、この場合、いずれか一
方をローラ形状に形成すれば、転写材の搬送手段を兼ね
る事も可能となる。更にオフセット防止剤除去手段は、
定着手段を通過した転写材に付着したオフセット防止剤
を除去できるものであれば、図4(イ)、(ロ)、
(ハ)に示す第2の変形例の様に引き込み搬送路56に
おいて、転写材の画像形成面にのみオイル吸収部材を設
けても良い。またこの場合もオイル吸収部材はシート状
51、ブロック状52、ローラ状53であっても良い
し、図5(イ)、(ロ)、(ハ)に示す第3の変形例の
ように、転写材の画像形成面側のみにシート状51、ブ
ロック状52、ローラ状53のオイル吸収部材を設け、
裏面に対向部材として搬送ローラ54を設け、各オイル
吸収部材51、52、53と搬送ローラ54にて転写材
を挾持搬送する等して、転写材の搬送手段を兼ねても良
い。
【0030】又、画像形成装置の仕様も任意であり、両
面画像形成を行う場合に、1枚ずつ両面画像形成を行う
のではなく、転写材を静電吸着搬送する第1の搬送手段
に再度供給する第2の搬送手段の搬送路中に転写材のス
タック部を設け、第1面の画像形成を連続して行いスタ
ック部に所定枚数収納した後、順次スタック部から転写
材を取出し、第2面の画像形成を連続して行う様なもの
であっても良い。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、オ
フセット防止剤除去手段によりオフセット防止剤を除去
した後、転写材を再度トナー像転写のために第1の搬送
手段側に供給する事により、第1の搬送手段にオフセッ
ト防止剤が付着するのを防止し、第1の搬送手段の長寿
命化を図れると共に第1の搬送手段の転写性の低下を防
止でき良好な画像を得られる。又オフセット防止剤が第
1の搬送手段から像担持体に付着され像担持体を汚損す
ることもなく、ひいては画像の汚損も防止され良質の画
像を得られる。又、第1の搬送手段及び像担持体の各ク
リーニング装置の性能の低下が促進される事もなくメン
テナス性向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のカラープリンタを示す概
略説明図である。
【図2】本発明の実施の形態の記録装置を示す概略説明
図である。
【図3】本発明の第1の変形例のオイル吸収部材の構成
を示し(イ)は一対のシート状としたもの、(ロ)は一
対のブロック状としたもの、(ハ)は一方をローラ状と
したものを示す説明図である。
【図4】本発明の第2の変形例のオイル吸収部材の構成
を示し(イ)シート状としたもの、(ロ)はブロック状
としたもの、(ハ)はローラ状としたものを示す説明図
である。
【図5】本発明の第3の変形例のオイル吸収部材の構成
を示し(イ)はシート状としたもの、(ロ)はブロック
状としたもの、(ハ)はローラ状としたものを示す説明
図である。
【符号の説明】
10…カラープリンタ 11Y、11M、11C、11BK…感光体ドラム 12Y、12M、12C、12BK…記録装置 13Y、13M、13C、13BK…画像形成手段 21…転写ベルト 22Y、22M、22C、22BK…転写ローラ 27…反転搬送路 27a…第1の引き込み搬送路 27b…第2の引き込み搬送路 27c…再給紙搬送路 28a…引き込みローラ 34…吸着ローラ 36…定着ローラ 42…ベルトクリーニング装置 44…オイル吸収部材

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、この像担持体に画像を形成
    する画像形成手段と、転写材を静電吸着し前記像担持体
    の転写位置に搬送する第1の搬送手段と、前記転写位置
    にて前記画像を前記像担持体から前記転写材に転写する
    転写手段と、前記画像を有する前記転写材を加熱加圧定
    着する定着手段と、この定着手段通過後の前記転写材を
    再度前記第1の搬送手段方向に搬送する第2の搬送手段
    と、この第2の搬送手段の搬送路中に設けられ前記定着
    手段通過時前記転写材に付着されたオフセット防止剤を
    除去するオフセット防止剤除去手段とを具備する事を特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 像担持体と、この像担持体に画像を形成
    する画像形成手段と、転写材を静電吸着し前記像担持体
    の転写位置に搬送する第1の搬送手段と、前記転写位置
    にて前記画像を前記像担持体から前記転写材に転写する
    転写手段と、前記画像を有する前記転写材を加熱加圧定
    着する定着手段と、この定着手段通過後の前記転写材を
    再度前記第1の搬送手段方向に搬送する第2の搬送手段
    と、前記定着手段通過後の前記転写材を排出手段方向に
    搬送する第3の搬送手段と、前記定着手段通過後の前記
    転写材を前記第2の搬送手段方向あるいは前記第3の搬
    送手段方向のいずれかに導く搬送切り替え手段と、前記
    第2の搬送手段の搬送路中に設けられ前記定着手段通過
    時前記転写材に付着されたオフセット防止剤を除去する
    オフセット防止剤除去手段とを具備する事を特徴とする
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 像担持体と、この像担持体に画像を形成
    する画像形成手段と、転写材を静電吸着し前記像担持体
    の転写位置に搬送するエンドレスの転写ベルトを有する
    第1の搬送手段と、前記転写位置にて前記エンドレスの
    転写ベルトを介して前記像担持体に対向し前記画像を前
    記像担持体から前記転写材に転写する転写手段と、前記
    画像を有する前記転写材を加熱加圧定着する定着手段
    と、この定着手段通過後の前記転写材を再度前記第1の
    搬送手段方向に搬送する第2の搬送手段と、この第2の
    搬送手段の搬送路中に設けられ前記定着手段通過時前記
    転写材に付与されたオフセット防止剤を除去するオフセ
    ット防止剤除去手段とを具備する事を特徴とする画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 オフセット防止剤除去手段が、転写材の
    画像定着面に付着されたオフセット防止剤を除去する事
    を特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 オフセット防止剤除去手段が、転写材の
    画像定着面に転接しオフセット防止剤を吸収するローラ
    状の吸収部材及び、この吸収部材と対向し前記転写材の
    画像非定着面を支持する対向部材からなる事を特徴とす
    る請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 オフセット防止剤除去手段が、転写材の
    画像定着面に摺接しオフセット防止剤を吸収するブロッ
    ク状の吸収部材及び、このブロック状の吸収部材と対向
    し前記転写材の画像非定着面を支持する対向部材からな
    る事を特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 オフセット防止剤除去手段が、転写材の
    画像定着面に摺接しオフセット防止剤を吸収するシート
    状の吸収部材及び、このシート状の吸収部材と対向し前
    記転写材の画像非定着面を支持する対向部材からなる事
    を特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 オフセット防止剤除去手段が、転写材の
    両面に付着されたオフセット防止剤を除去する事を特徴
    とする請求項1乃至請求項3に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 オフセット防止剤除去手段が、転写材を
    挾持搬送する事によりオフセット防止剤を吸収する一対
    のローラ状の吸収部材からなる事を特徴とする請求項8
    に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 オフセット防止剤除去手段が、オフセ
    ット防止剤を吸収するブロック状の吸収部材及び、この
    ブロック状の吸収部材とともに転写材を挾持するローラ
    状の吸収部材からなる事を特徴とする請求項8に記載の
    画像形成装置。
  11. 【請求項11】 オフセット防止剤除去手段が、オフセ
    ット防止剤を吸収するシート状ノ吸収部材及び、このシ
    ート状の吸収部材とともに転写材を挾持するローラ状の
    吸収部材からなる事を特徴とする請求項8に記載の画像
    形成装置。
  12. 【請求項12】 複数の像担持体と、この複数の像担持
    体の各々に色の異なる画像を形成する複数の画像形成手
    段と、転写材を静電吸着し前記複数の像担持体の各転写
    位置に順次搬送する第1の搬送手段と、前記各転写位置
    にて前記画像を前記複数の像担持体から前記転写材に順
    次転写する複数の転写手段と、前記各転写位置を通過し
    前記複数の像担持体から転写された前記画像を有する前
    記転写材を加熱加圧定着する定着手段と、この定着手段
    通過後の前記転写材を再度前記第1の搬送手段方向に搬
    送する第2の搬送手段と、この第2の搬送手段の搬送路
    中に設けられ前記定着手段通過時前記転写材に付与され
    たオフセット防止剤を除去するオフセット防止剤除去手
    段とを具備する事を特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】 複数の像担持体と、この複数の像担持
    体の各々に色の異なる画像を形成する複数の画像形成手
    段と、転写材を静電吸着し前記複数の像担持体の各転写
    位置に順次搬送する第1の搬送手段と、前記各転写位置
    にて前記画像を前記複数の像担持体から前記転写材に順
    次転写する複数の転写手段と、前記各転写位置を通過し
    前記複数の像担持体から転写された前記画像を有する前
    記転写材を加熱加圧定着する定着手段と、この定着手段
    通過後の前記転写材を再度前記第1の搬送手段方向に搬
    送する第2の搬送手段と、前記定着手段通過後の前記転
    写材を排出方向に搬送する第3の搬送手段と、前記定着
    手段通過後の前記転写材を前記第2の搬送手段方向ある
    いは前記第3の搬送手段方向のいずれかに導く搬送切り
    替え手段と、前記第2の搬送手段の搬送路中に設けられ
    前記定着手段通過時前記転写材に付与されたオフセット
    防止剤を除去するオフセット防止剤除去手段とを具備す
    る事を特徴とする画像形成装置。
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