JPH10213919A - 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置 - Google Patents

電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置

Info

Publication number
JPH10213919A
JPH10213919A JP2982197A JP2982197A JPH10213919A JP H10213919 A JPH10213919 A JP H10213919A JP 2982197 A JP2982197 A JP 2982197A JP 2982197 A JP2982197 A JP 2982197A JP H10213919 A JPH10213919 A JP H10213919A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protective layer
layer
electrophotographic
resin
electrophotographic photoreceptor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2982197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3559671B2 (ja
Inventor
Hideki Anayama
秀樹 穴山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP02982197A priority Critical patent/JP3559671B2/ja
Publication of JPH10213919A publication Critical patent/JPH10213919A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3559671B2 publication Critical patent/JP3559671B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】繰り返し使用時における残留電位の蓄積がなく
高速プロセスに適応し、かつ、画像劣化を生じない耐擦
姓に優れた電子写真感光体を提供することである。 【解決手段】導電性支持体上に感光層及び保護層をこの
順に有する電子写真感光体において、該保護層が光硬化
型樹脂を含有し、該保護層に接する感光層が数平均分子
量10万以上の樹脂を含有することを特徴とする電子写
真感光体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真感光体に
関し、詳しくは特定の樹脂を含有する保護層と特定の樹
脂を含有する感光層を有する電子写真感光体、それを有
する電子写真装置及び電子写真装置ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方法は米国特許第229769
1号明細書に開示されるように、画像露光の間に受けた
照射量に応じて電気抵抗が変化し、かつ、暗所では絶縁
性の物質をコ−ティングした支持体よりなる光導電性材
料を用いる。この光導電性材料を用いた電子写真感光体
に要求される基本的な特性としては、(1)暗所で適当
な電位に帯電できること、(2)暗所において電位の逸
散が少ないこと、(3)光照射によって速やかに電荷を
逸散せしめること等が挙げられる。
【0003】従来より電子写真感光体としては、セレ
ン、酸化亜鉛、硫化カドミウム等の無機光導電性化合物
を主成分とする感光層を有する無機感光体が広く使用さ
れてきた。しかし、これ等は前記(1)〜(3)の条件
は満足するが、熱安定性、耐湿性、耐久性及び生産性に
おいて必ずしも満足できるものではなかった。
【0004】無機感光体の欠点を克服する目的で、様々
な有機光導電性化合物を主成分とする電子写真感光体の
開発が近年盛んに行われている。例えば、米国特許第3
837851号明細書にはトリアリルピラゾリンを含有
する電荷輸送層を有する感光体、米国特許第38718
80号明細書にはペリレン顔料の誘導体からなる電荷発
生層と3−プロピレンとホルムアルデヒドの縮合体から
なる電荷輸送層とからなる感光体が公知である。
【0005】更に、有機光導電性化合物はその化合物に
よって電子写真感光体の感光波長域を自由に選択するこ
とが可能であり、例えばアゾ顔料に関しては特開昭61
−272754号公報及び特開昭56−167759号
公報に可視領域で高感度を有する化合物が開示されてお
り、また、特開昭57−19576号公報及び特開昭6
1−228453号公報には赤外領域まで感度を有する
化合物が開示されている。
【0006】これ等の材料のうち赤外領域に感度を示す
ものは、近年進歩の著しいレ−ザ−ビ−ムプリンタ−
(以下、LBPと略す)やLEDプリンタ−に使用さ
れ、その需要頻度は高くなってきている。
【0007】これ等の有機光導電性化合物を用いた電子
写真感光体は、電気的、機械的双方の特性を満足させる
ために、電荷輸送層と電荷発生層を積層させた機能分離
型の感光体として利用される場合が多い。一方、当然の
ことながら、電子写真感光体には適用される電子写真プ
ロセスに応じた感度及び電気的特性、更には光学的特性
を備えていることが要求される。特に、繰り返し使用さ
れる電子写真感光体においては、その電子写真感光体表
面にはコロナまたは直接帯電、画像露光、トナ−現像、
転写工程、表面クリ−ニング等の電気的及び機械的外力
が直接加えられるため、それ等に対する耐久性が要求さ
れる。具体的には、帯電時のオゾン及び窒素酸化物によ
る電気的劣化、あるいは帯電時の放電やクリ−ニング部
材の摺擦によって表面が摩耗したり傷が発生したりする
機械的劣化及び電気的劣化に対する耐久性が求められて
いる。電気的劣化は光が照射した部分にキャリアが滞留
し、光が照射していない部分と電位差が生じる現象が特
に問題であり、これはフォトメモリ−として生じる。
【0008】無機感光体と異なり、物質的に柔らかいも
のが多い有機感光体は機械的劣化に対する耐久性が劣
り、耐久性向上は特に切望されているものである。上記
のような感光体に要求される耐久特性を満足させるため
に、感光層表面に樹脂を主成分とする表面保護層を設け
る試みがなされている。例えば、特開昭56−4286
3号公報、特開昭53−103741号公報には、硬化
型樹脂を主成分とする保護層を用いることにより硬度や
耐摩耗性を向上させることが開示されている。
【0009】しかし、これ等硬化型の樹脂を表面保護層
として用いると、特に下層となる感光層が樹脂を主成分
とする有機感光層の場合、硬化型樹脂が硬化する際に生
じる収縮によって保護層や感光層に亀裂が入り、得られ
る画像に欠陥が発生してしまうことがあった。これ等の
亀裂に対する対策として特開平5−100464号公報
には、アクリル系モノマ−を用いた光硬化型保護層が開
示されている。
【0010】また、より優れた画像を得るために、感光
体の保護層には高い硬度及び優れた耐摩耗性等の特性だ
けではなく、保護層自体の抵抗が適当であることが要求
される。
【0011】保護層の抵抗が高過ぎる場合、帯電−露光
といった電子写真プロセスを繰り返すことにより保護層
に電荷が蓄積されてゆく結果、残留電位の上昇が起こり
画像の不安定を引き起こす。また、保護層の抵抗が低過
ぎる場合は静電潜像を形成する電荷が保護層中の面方向
に流れてしまい、画像の滲みまたはボケを引き起こす。
【0012】特に近年、LBP、複写機等の毎分10枚
以上のプリントを行う高速プロセスにまで有機感光体が
使用されており、繰り返し使用時における耐久性の向上
が必須になってきているが、保護層を形成した電子写真
感光体の残留電位は依然高く、高速プロセスに対応した
電子写真装置に使用するのは困難であった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、繰り
返し使用時における残留電位の蓄積がなく高速プロセス
に適応し、かつ、画像劣化を生じない耐擦性に優れた電
子写真感光体を提供することにある。また、本発明の別
の目的は、均一に硬化された保護層を有した電子写真感
光体を提供することにある。また、本発明の別の目的
は、保護層形成時に生じる残留電位を低くした電子写真
感光体を提供することにある。また、本発明の別の目的
は、保護層を形成した電子写真感光体の高感度化、及び
フォトメモリ−の小さい電子写真感光体を提供すること
にある。
【0014】更に、本発明の目的は、上記電子写真感光
体を有する高速プロセスに対応できるプロセスカ−トリ
ッジ及び電子写真装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、導電性支持体
上に感光層及び保護層をこの順に有する電子写真感光体
において、該保護層が光硬化型樹脂を含有し、該保護層
に接する感光層が数平均分子量10万以上の樹脂を含有
することを特徴とする電子写真感光体から構成される。
【0016】また、本発明は前記本発明の電子写真感光
体、及び帯電手段、現像手段及びクリ−ニング手段から
なる群より選ばれる少なくとも1つの手段を一体に支持
し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とす
るプロセスカ−トリッジから構成される。
【0017】また、本発明は前記本発明の電子写真感光
体、帯電手段、像露光手段、現像手段及び転写手段を有
することをを特徴とする電子写真装置から構成される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳しく説明
する。まず、保護層について説明する。本発明において
は、電子写真感光体の機械的強度及び耐擦性は、感光層
上に形成される保護層によって向上している。該保護層
は光硬化型樹脂、好ましくは光硬化型アクリル系モノマ
−を硬化した樹脂を含有する。
【0019】アクリル系モノマ−の具体例を表1〜5に
示す。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【0020】本発明においては、2種以上の光硬化型ア
クリル系モノマ−を用いることができ、また、他の樹
脂、例えばポリエステル、ポリカ−ボネ−ト、ポリウレ
タン、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコ−ン樹脂、
アルキド樹脂及び塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等の
樹脂を混合して用いることもできる。
【0021】アクリル系モノマ−を硬化させる際には光
開始剤を用いる。光開始剤の添加量は、アクリル系モノ
マ−の全重量に対し0.1〜80%が好ましく、0.5
〜50%がより好ましい。用いる光開始剤を表6に示す
が、これ等に限られるものではない。
【表6】
【0022】保護層には、保護層の抵抗をコントロ−ル
するという観点から、金属酸化物粒子等の導電性粒子を
分散含有することが望ましい。導電性金属酸化物として
は酸化亜鉛、酸化スズ、酸化チタン、酸化アンチモン、
酸化インジウム、酸化ビスマス等が挙げられる。また、
インジウムをド−プした酸化スズ、酸化ジルコニウム等
不純物レベルを作るために、ド−バントを添加または結
晶格子の酸素を欠損させてもよい。これ等の金属酸化物
は1種または2種以上を混合して用いる。金属酸化物粒
子の含有量は、保護層の全固形分重量の5〜90%が好
ましく、10〜90%がより好ましい。金属酸化物の含
有量が5%未満の場合には保護層としての抵抗が高くな
り過ぎることがあり、90%を越えると感光体表面層と
して低抵抗となり易く、帯電能の低下やピンホ−ルの原
因となることがある。
【0023】また、本発明においては分散性、接着性及
び耐環境特性を更に向上させるため、保護層に各種カッ
プリング剤及び酸化防止剤を添加してもよい。
【0024】本発明に用いられる保護層の膜厚は0.1
〜10μmが好ましく、0.5〜7μmがより好まし
い。保護層の塗工方法は一般的なコ−ティング方法なら
全て使用可能であり、生産性の点で浸漬コ−ティング法
が好ましい。
【0025】次に、保護層に接する感光層について説明
する。保護層の下層には感光層、好ましくは、電荷輸送
材料とバインダ−樹脂からなる電荷輸送層が形成され
る。近年の高速プロセスに対応するためには、感光体の
残留電位を低下させる必要がある。単純に保護層の抵抗
を低下させるのならば、保護層中の金属酸化物粒子の量
を増加させることである程度のコントロ−ルが可能であ
るが、残留電位は十分に低下させることができない
【0026】本発明者は残留電位を低下させることを目
的に鋭意検討の結果、保護層と接する感光層の樹脂と残
留電位との相関を見出した。即ち、保護層と接する感光
層のバインダ−樹脂に数平均分子量(以下、Mnと略
す)10万以上の樹脂、好ましくはMn10万以上のポ
リカ−ボネ−トを用いることによって、残留電位を低下
させることができ、しかも、耐久による残留電位の蓄積
を回避でき、その上に形成する保護層を均一に硬化でき
ることを見出した。
【0027】次に、本発明に至った経緯を簡単に説明す
る。保護層形成時にアクリル系モノマ−を使用すると、
モノマ−自体が有機溶剤的に作用し、塗布される側の感
光層を侵食する。
【0028】感光層にバインダ−樹脂として含有させた
ポリカ−ボネ−ト自体は、モノマ−に対して完全に溶解
するわけではないので感光層、保護層界面近傍でポリカ
−ボネ−トの大部分は膨潤し、感光層の電荷輸送材料ま
たは一部のバインダ−樹脂本体が保護層中にマイグレ−
トし、重合開始剤やアクリルモノマ−と影響しあい電気
的トラップを形成し、保護層の抵抗を減少しても残留電
位が上昇するものと考えられる。
【0029】電荷輸送材料自体は低分子量であり、少量
のマイグレ−トは必ず発生すると思われる。
【0030】本発明者は、バインダ−樹脂のアクリル系
モノマ−に対する溶解性を低下させるために分子量を上
げることを考え、更に、分子量を一定以上の値とするこ
とによって電荷輸送材料のアクリル系モノマ−へのマイ
グレ−トを大幅に低下することも見出し、本発明に至っ
た。
【0031】さらに、バインダ−樹脂としては耐溶剤性
及び感光層を形成したときの硬度よりポリカ−ボネ−ト
が最適である。ポリエステル、ポリスチレン等の一般熱
可塑性樹脂は硬度的に問題があり、保護層を有する電子
写真感光体としては亀裂等の点で好ましくない。また、
フェノ−ル樹脂、ウレタン樹脂に代表される熱硬化性樹
脂は残存極性基が多く感度的に問題が多い。
【0032】ポリカ−ボネ−トはそれらの点で最適であ
り、分子の大きさMnについて考察したところ、Mnと
して10万以上のポリカ−ボネ−トを使用することによ
って残留電位がすこぶる微小になることが判明した。
【0033】更に、本発明の電荷輸送層と保護層を用い
ることにより電荷発生層と電荷輸送層とのエレクトロン
の受け渡しが良好となる模様で感度アップの効果も見ら
れる。更に、電荷輸送材料のマイグレ−トが抑えられる
ために保護層、電荷発生層近傍間で保護層の硬化が十分
に進み耐久性の向上を行うことができる。
【0034】ポリカ−ボネ−トのMnはゲルパ−ミネシ
ョンクロマトグラフィ−(以下、GPCと略す)から一
般的な手法で測定することができる。使用するポリカ−
ボネ−トはホモポリマ−、コポリマ−のいずれでもよ
く、ポリマ−として全体のMnが10万以上ならばその
構成モノマ−に限定はない。塗工性を考慮した場合、分
子量的には10万〜100万の範囲が好ましく、より好
ましくは10万〜30万である。
【0035】ポリカ−ボネ−トは単独またはブレンドし
て使用してもよい。ただし、ブレンドする相手のMnが
10万未満のポリカ−ボネ−トの場合は10万以上のポ
リカ−ボネ−トが50重量%以上、より好ましくは75
重量%以上含まれることが好ましい。
【0036】次に、バインダ−樹脂と共に用いる電荷輸
送材料であるが、各種のトリアリ−ルアミン系化合物、
ヒドラゾン系化合物、スチルベン系化合物、ピラゾリン
系化合物、オキサゾ−ル系化合物、トリアリルメタン系
化合物、チアゾ−ル系化合物等が挙げられる。
【0037】主に電荷輸送材料とポリカ−ボネ−トとか
らなる電荷輸送層は膜厚4〜30μmが好ましく、5−
20μmがより好ましい。電荷輸送材料とポリカ−ボネ
−トの比率は重量比で1/10〜10/5が好ましく、
5/10〜10/10がより好ましい。
【0038】保護層に接する感光層が電荷輸送層の場
合、その下層は電荷発生層である。電荷発生層は電荷発
生材料とバインダ−樹脂との組み合わせで形成すること
が好ましいが、電荷発生材料単独で形成してもよい。
【0039】電荷発生材料としてはフタロシアニン顔
料、アゾ顔料、アントアントロン顔料等が挙げられる。
【0040】バインダ−樹脂としては、ポリエステル、
ポリアクリル、ポリビニルカルバゾ−ル、フェノキシ樹
脂、ポリカ−ボネ−ト、ポリスチレン、ポリビニルアセ
テ−ト、ポリサルフォン、ポリアリレ−ト、塩化ビニリ
デン・アクリロニトリロコポリマ−、ポリビニルベンザ
−ル等が主として使用される。
【0041】バインダ−樹脂と電荷発生材料を混合する
場合は、バインダ−樹脂を有機溶剤に溶解し、電荷発生
材料をバインダ−樹脂溶液中で分散する。バインダ−樹
脂と電荷発生材料の比率は重量比で1/5〜5/1が好
ましく、1/2〜3/1がより好ましい。
【0042】感光層の塗布方法としては、浸漬コ−ティ
ング法、スプレ−コ−ティング法、スピンナ−コ−ティ
ング法、ビ−ドコ−ティング法、ブレ−ドコ−ティング
法、ビ−ムコ−ティング法等の方法が挙げられる。更
に、電荷発生材料を直接蒸着して電荷発生層を形成する
こともできる。
【0043】電荷発生層の下層には、接着機能を有する
中間層を設ける。中間層の材料としてはポリアミド、ポ
リビニルアルコ−ル、ポリエチレンオキシド、エチルセ
ルロ−ス、カゼイン、ポリウレタン、ポリエ−テルウレ
タン等が挙げられる。これ等は適当な溶剤に溶解して塗
布される。中間層の膜厚は0.1〜5μmが好ましく、
0.1〜1μmがより好ましい。。
【0044】中間層の下層にはLBP等画像入力がレ−
ザ−光の場合は散乱による干渉縞防止を目的とした導電
層を設けることが好ましい。導電層はカ−ボンブラッ
ク、金属粒子等の導電性粉体をバインダ−樹脂中に分散
して形成することができる。導電層の膜厚は5〜40μ
mが好ましく、5〜30μmがより好ましい。
【0045】前述の各層を形成するための導電性支持体
は、導電性を有するものであればよく、アルミニウム等
の金属、あるいは導電層を設けた金属、プラスチック、
紙等が挙げられ、形状としては円筒状、フィルム状等が
挙げられる。
【0046】図1に本発明の電子写真感光体を有するプ
ロセスカ−トリッジを有する電子写真装置の概略構成を
示す。図において、1はドラム状の本発明の電子写真感
光体であり、軸2を中心に矢印方向に所定の周速度で回
転駆動される。感光体1は回転過程において、一次帯電
手段3によりその周面に正または負の所定電位の均一帯
電を受け、次いで、スリット露光やレ−ザ−ビ−ム走査
露光等の像露光手段(不図示)からの画像露光光4を受
ける。こうして感光体1の周面に静電潜像が順次形成さ
れていく。
【0047】形成された静電潜像は、次いで現像手段5
によりトナ−現像され、現像されたトナ−現像像は、不
図示の給紙部から感光体1と転写手段6との間に感光体
1の回転と同期取りされて給送された転写材7に、転写
手段6により順次転写されていく。像転写を受けた転写
材7は感光体面から分離されて像定着手段8へ導入され
て像定着を受けることにより複写物(コピ−)として装
置外へプリントアウトされる。像転写後の感光体1の表
面は、クリ−ニング手段9によって転写残りトナ−の除
去を受けて清浄面化され、更に前露光手段(不図示)か
らの前露光光10により除電処理がされた後、繰り返し
画像形成に使用される。尚、一次帯電手段3が帯電ロ−
ラ−等を用いた接触帯電手段である場合は、前露光は必
ずしも必要ではない。
【0048】本発明においては、上述の感光体1、一次
帯電手段3、現像手段5及びクリ−ニング手段9等の構
成要素のうち、複数のものをプロセスカ−トリッジとし
て一体に結合して構成し、このプロセスカ−トリッジを
複写機やレ−ザ−ビ−ムプリンタ−等の電子写真装置本
体に対して着脱可能に構成してもよい。例えば、一次帯
電手段3、現像手段5及びクリ−ニング手段9の少なく
とも1つを感光体1と共に一体に支持してカ−トリッジ
化し、装置本体のレ−ル12等の案内手段を用いて装置
本体に着脱可能なプロセスカ−トリッジ11とすること
ができる。また、画像露光光4は、電子写真装置が複写
機やプリンタ−である場合には、原稿からの反射光や透
過光を用いる、あるいは、センサ−で原稿を読み取り、
信号化し、この信号に従って行われるレ−ザ−ビ−ムの
走査、LEDアレイの駆動及び液晶シャッタ−アレイの
駆動等により照射される光である。
【0049】本発明の電子写真感光体は、電子写真複写
機に利用するのみならず、レ−ザ−ビ−ムプリンタ−、
CRTプリンタ−、LEDプリンタ−、液晶プリンタ
−、レ−ザ−製版等の電子写真応用分野にも広く利用す
ることができる
【0050】
【実施例】
実施例1 30φ、260mmのアルミニウムシリンダ−を支持体
とし、支持体上に下記材料より構成される塗料を浸漬コ
−ティング法で塗布し、140℃、30分間熱硬化して
膜厚15μmの導電層を形成した。導電性顔料として酸
化スズコ−ト処理酸化チタン10部(重量部、以下同
じ)、抵抗調節用顔料として酸化チタンを10部、バイ
ンダ−樹脂としてフェノ−ル樹脂を10部、レベリング
剤としてシリコ−ンオイルを0.001部、溶剤として
メタノ−ル/メチルセロソルブ=1/1を20部。
【0051】次に、この上にN−メトキシメチル化ナイ
ロン3部及び共重合ナイロン3部をメタノ−ル65ブ及
びn−ブタノ−ル30部に溶解した溶液を浸漬コ−ティ
ング法で塗布して膜厚0.5μmの中間層を形成した。
【0052】次に、CuKαのX線回折スペクトルにお
ける回折角2θ±0.2°が9.0°、14.0°、2
3.9°、27.1°に強いピ−クを有するオキシチタ
ニウムフタロシアニン4部、ポリビニルブチラ−ル(商
品名エスレックBM−2、積水化学(株)製)2部及び
シクロヘキサノン80部を、φ1mmガラスビ−ズを用
いたサンドミル装置で4時間分散した後、メチルエチル
ケトン115部を加えて電荷発生層用分散液を得た。該
分散液を前記中間層上に浸漬コ−ティング法で塗布して
膜厚0.3μmの電荷発生層を形成した。
【0053】次に、下記構造式のアミン化合物10部、
【化2】 及び後記表7に記載のサンプル1のポリカ−ボネ−ト
(Mn110000)10部をクロロベンゼン20部及
びジクロルメタン40部に溶解して塗料を調製した。こ
の塗料を前記電荷発生層上に浸漬コ−テイング法で塗布
し、110℃1時間乾燥し、膜厚15μmの電荷輸送層
を形成した。
【0054】次に、保護層用の調合液を下記の手順で調
製した。平均粒径0.02μmのアンチモン含有酸化ス
ズ微粒子(商品名T−1、三菱マテリアル(株)製)1
00部、(3,3,3−トリフルオロプロピル)トリメ
トキシシラン(信越化学(株)製)30部及び95%エ
タノ−ル5%水溶液300部を、ミリング装置で1時間
の加熱処理した溶液をろ過し、エタノ−ルで洗浄後、乾
燥し、120℃で1時間加熱処理をすることにより微粒
子の表面処理を行った。
【0055】次に、バインダ−樹脂として前記アクリル
モノマ−例示化合物23を25部、光重合開始剤として
の2−メチルチオキサントン0.5部、及び前記表面処
理を行ったアンチモン含有酸化スズ粒子35部及びトル
エン300部を混合してサンドミル装置で96時間分散
した分散液に、四フッ化エチレン樹脂粒子(商品名ルブ
ロンL−2、ダイキン工業(株)製)25部を混合して
サンドミル装置で8時間分散して保護層用の分散液を調
製した。
【0056】調製した分散液を前記電荷輸送層上にスプ
レ−塗布し、乾燥後、高圧水銀灯にて800mW/cm
2の光強度で15秒間紫外線照射ことによって膜厚3μ
mの保護層を形成した。
【0057】表7及び8にポリカ−ボネ−トのポリマ−
構成の例としてサンプル1〜11を挙げる。
【表7】
【表8】
【0058】実施例2〜11 電荷輸送層のバインダ−樹脂として、表7及び表8に記
載のサンプル2〜11のポリカ−ボネ−ト(Mnは全て
110000±5000の範囲を選択した)を用いた他
は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作成した。
【0059】実施例1〜11で作成した電子写真感光体
を23℃。30%RH下で一晩放置後、キヤノン(株)
製レ−ザ−ビ−ムプリンタ−LBPNXに装着して残留
電位を測定した。
【0060】測定は、現像器及びクリ−ナ−を外したカ
−トリッジを用意し、明部電位を5枚相当プリント相当
流し、5枚目の電位をV1とし、その後レ−ザ−を照射
したまま一次帯電を切り、5回転目の電位を残留電位と
した。
【0061】次に、15000枚通紙耐久を行い、耐久
直後の残留電位V及び表面の削れ量(μ)を測定した。
【0062】更に、別に用意した実施例1〜11の電子
写真感光体に蛍光灯を用いて2000ルックス、6分間
の光を照射し、照射後2分間暗所放置した後、前述と同
じ方法でV1を測定し、初期のV1から照射後のV1を引
いたものをフォトメモリ−とした。結果を表9及び表1
0に示す。
【0063】
【表9】
【表10】
【0064】比較例1〜8 電荷輸送層のバインダ−樹脂として、表7に記載のサン
プル1のMn20000、Mn40000、Mn800
00、表8に記載のサンプル8のMn40000、Mn
60000、Mn80000、及び表8に記載のサンプ
ル9のMn80000を用いた他は、実施例1と同様に
して比較例1〜8の電子写真感光体を作成し、同様に評
価した。結果を表11及び表12に示す。
【0065】
【表11】
【表12】
【0066】実施例12〜20 保護層において用いるバインダ−樹脂を表5に記載のア
クリルモノマー例示化合物22を用いた他は、それぞれ
実施例1〜9と同様にして電子写真感光体を作成し、同
様に評価した。結果を表13及び表14に示す。
【0067】
【表13】
【表14】
【0068】実施例21−23 電荷輸送層において用いるバインダ−樹脂を表7に記載
のサンプル1のMn150000、Mn200000、
Mn300000のポリカ−ボネ−トを用いた他は、実
施例1と同様にして電子写真感光体を作成し、同様に評
価した。結果を表15及び表16に示す。
【0069】
【表15】
【表16】
【0070】
【発明の効果】本発明の電子写真感光体は、保護層によ
る優れた機械的耐久性を維持しつつ、残留電位を低減で
き、耐久による残留電位上昇による画像劣化を防ぎ、か
つ電気的には高感度化、及びフォトメモリ−の低減をす
るという顕著な効果を奏し、この効果は、プロセスカ−
トリッジ及び電子写真装置に適用して同様の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真感光体を有するプロセスカ−
トリッジを有する電子写真装置の概略構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 本発明の電子写真感光体 2 軸 3 一次帯電手段 4 画像露光光 5 現像手段 6 転写手段 7 転写材 8 像定着手段 9 クリ−ニング手段 10 前露光光 11 プロセスカ−トリッジ 12 レ−ル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に感光層及び保護層をこ
    の順に有する電子写真感光体において、該保護層が光硬
    化型樹脂を含有し、該保護層に接する感光層が数平均分
    子量10万以上の樹脂を含有することを特徴とする電子
    写真感光体。
  2. 【請求項2】 前記光硬化型樹脂がアクリル系モノマ−
    を硬化した樹脂であり、前記数平均分子量10万以上の
    樹脂がポリカ−ボネ−トである請求項1記載の電子写真
    感光体。
  3. 【請求項3】 前記アクリル系モノマ−を硬化した樹脂
    が、2個以上のアクリロイル基を有するアクリル系モノ
    マ−を硬化した樹脂である請求項2記載の電子写真感光
    体。
  4. 【請求項4】 前記ポリカ−ボネ−トの含有量が、前記
    感光層に含有される全樹脂の100〜50重量%である
    請求項2記載の電子写真感光体。
  5. 【請求項5】 前記ポリカ−ボネ−トが下記式(1)で
    示される構成単位を有する請求項2記載の電子写真感光
    体。 【化1】
  6. 【請求項6】 該感光層が電荷発生層及び電荷輸送層を
    有し、該保護層に接する感光層が電荷輸送層である請求
    項1乃至6項記載の電子写真感光体。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の電子写真感光体、及び帯
    電手段、現像手段及びクリ−ニング手段からなる群より
    選ばれる少なくとも一つの手段を一体に支持し、電子写
    真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセス
    カ−トリッジ。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の電子写真感光体、帯電手
    段、像露光手段、現像手段及びクリ−ニング手段を有す
    ることを特徴とする電子写真装置
JP02982197A 1997-01-30 1997-01-30 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置 Expired - Fee Related JP3559671B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02982197A JP3559671B2 (ja) 1997-01-30 1997-01-30 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02982197A JP3559671B2 (ja) 1997-01-30 1997-01-30 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10213919A true JPH10213919A (ja) 1998-08-11
JP3559671B2 JP3559671B2 (ja) 2004-09-02

Family

ID=12286699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02982197A Expired - Fee Related JP3559671B2 (ja) 1997-01-30 1997-01-30 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3559671B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6205307B1 (en) 1999-01-25 2001-03-20 Fuji Xerox Co., Ltd. Image-forming apparatus
JP2002040681A (ja) * 2000-05-19 2002-02-06 Mitsubishi Chemicals Corp 画像形成方法及び画像形成装置
JP2002049164A (ja) * 2000-05-22 2002-02-15 Mitsubishi Chemicals Corp 画像形成方法及び画像形成装置
JP2014056119A (ja) * 2012-09-12 2014-03-27 Fuji Xerox Co Ltd 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP2017167362A (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 富士ゼロックス株式会社 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6205307B1 (en) 1999-01-25 2001-03-20 Fuji Xerox Co., Ltd. Image-forming apparatus
JP2002040681A (ja) * 2000-05-19 2002-02-06 Mitsubishi Chemicals Corp 画像形成方法及び画像形成装置
JP2002049164A (ja) * 2000-05-22 2002-02-15 Mitsubishi Chemicals Corp 画像形成方法及び画像形成装置
JP2014056119A (ja) * 2012-09-12 2014-03-27 Fuji Xerox Co Ltd 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP2017167362A (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 富士ゼロックス株式会社 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法
CN107203101A (zh) * 2016-03-16 2017-09-26 富士施乐株式会社 电子照相感光体、处理盒和成像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3559671B2 (ja) 2004-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0158921B1 (ko) 전자 사진용 감광성 부재, 이를 사용한 전자 사진 장치 및 장치 유닛
EP0798599B9 (en) Electrophotographic photosensitive member, and electrophotographic apparatus and process cartridge including same
EP0716349B1 (en) Electrophotographic photosensitive member and electrophotographic apparatus
WO2010018725A1 (ja) 有機感光体、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP5391672B2 (ja) 有機感光体、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
EP0501769A1 (en) Image-bearing member and apparatus including same
JPH08184980A (ja) 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置
JP3253205B2 (ja) 電子写真感光体、該電子写真感光体を有する電子写真装置および装置ユニット
JP2000275889A (ja) 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP3559671B2 (ja) 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置
JPH1097090A (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JPH10186696A (ja) 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置
JPH05173350A (ja) 電子写真感光体、該電子写真感光体を備えた電子写真装置並びにファクシミリ
JP5644051B2 (ja) 有機感光体、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2009145879A (ja) 有機感光体、画像形成装置、プロセスカートリッジ及びカラー画像形成装置
JP3352305B2 (ja) 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置
JPH06295086A (ja) 電子写真感光体、該電子写真感光体を有する電子写真装置および装置ユニット
JPH10246997A (ja) 電子写真装置
JPH09319129A (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP2005227470A (ja) 電子写真装置及びプロセスカートリッジ
JP2000310872A (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP4228794B2 (ja) 画像形成装置
JP2005115098A (ja) 電子写真感光体、電子写真装置及びプロセスカートリッジ
JP2011037745A (ja) 電荷輸送性化合物、無機微粒子、有機感光体、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2009086413A (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040518

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040524

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090528

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100528

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100528

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110528

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120528

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120528

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140528

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees