JPH10213086A - 密閉形圧縮機 - Google Patents

密閉形圧縮機

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JPH10213086A
JPH10213086A JP1864397A JP1864397A JPH10213086A JP H10213086 A JPH10213086 A JP H10213086A JP 1864397 A JP1864397 A JP 1864397A JP 1864397 A JP1864397 A JP 1864397A JP H10213086 A JPH10213086 A JP H10213086A
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JP
Japan
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diameter
discharge pipe
connection port
case
hermetic compressor
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JP1864397A
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English (en)
Inventor
Isao Kawabe
功 川邉
Masahiko Ootori
雅彦 大捕
Shigeru Fujita
茂 藤田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高圧冷媒の使用にあたって、密閉ケースに接続
される接続口体の接続強度を高め、また、密閉ケースの
耐圧性試験をなす際に、その試験機に対するシール性が
損なわれることがなく、精度および信頼性の向上を図れ
る密閉形圧縮機を提供する。 【解決手段】密閉ケース3と、この密閉ケース内に収容
される電動圧縮機本体7と、一端部が上記密閉ケースに
突設され、他端部に冷媒管19が接続される接続用の吐
出管18とを具備し、冷凍サイクルの一部を構成する密
閉形圧縮機において、上記吐出管は、密閉ケースと接続
される下端部18bと、冷媒管と接続される上端部18
aの直径φDaに対して、両端部相互間である中間部1
8cの直径φDbを細く形成(φDa>φDb)したこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば空気調和
機の冷凍サイクルを構成する密閉形圧縮機において、電
動圧縮機本体を収容する密閉ケースに突設され、外部配
管である冷媒管を接続するための接続口体の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般的な密閉形圧縮機は、密閉ケース内
に、電動機部およびこの電動機部と一体に連結される圧
縮機構部からなる電動圧縮機本体を収容している。上記
密閉ケースの所定部位には接続口体が突設されていて、
ここには外部配管である冷媒管が、たとえばロー付けな
どの手段で接続される。
【0003】図3(B)に示すように、従来の接続口体
Sは、直状のパイプからなり、所定の長さに切断して用
いられる。この接続口体Sは、接続される冷媒管の直径
に合せるため、その端部の内径部を切削したり、あるい
はフレア加工している。
【0004】同図は、圧縮機の製造組立てライン上で、
個々の密閉形圧縮機の気密性および耐圧性を確認するた
めの試験状態を示す。すなわち、密閉ケースKの上面部
に突設される接続口体、ここでは吐出管Sの上端部に耐
圧試験機のピストン本体Pを対向し、このピストン本体
Pを降下する。吐出管Kの上端部にパッキンaを載置し
ておき、ピストン本体Pの接続用凹陥部bを吐出管Sに
介挿する。
【0005】吐出管Sとピストン本体Pとの間にパッキ
ンaが介在して、吐出管S端面のシールがなされる。同
時に、ピストン本体Pと一体に設けられる保持部材Hを
突出させ、吐出管S周面を押付けて固定保持する。
【0006】このようなセットをなしたあと、ピストン
本体Pの中空部cから吐出管Sを介して密閉ケースK内
に2〜2.5MPa(メガパスカル)の圧力を導入する
ことで、密閉ケースKの気密性と耐圧性を確認してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、オゾン破壊
による環境問題から、圧縮機に使用されるフロン冷媒
は、従来から用いられるR12やR22に代って、塩素
原子を含まないHFC(ハイドロフルオロカーボン)を
主成分とする混合冷媒が採用される予定である。
【0008】HFC混合冷媒の理論冷凍能力は、従来用
いられる冷媒の理論冷凍能力よりも大きいことが知られ
ている。なかでも、高圧・高能力のR410Aに変更す
ることにより、現行のR12,R22冷媒より高効率
(COP)が期待できる。
【0009】しかしながら、従来構成をそのままにして
上記冷媒R410Aを使用した場合には、R410Aは
飽和圧力がR22比で約1.5倍と大きいので飽和圧力
が高くなった分、圧縮機構で発生するトルク変動による
振動が増大し、その振動が密閉ケースKに溶接接続され
た吐出管Sの接続部にかかるので溶接箇所に亀裂を生じ
させガスリークする虞がある。
【0010】また、上記冷媒410Aをそのまま用いた
場合には、冷凍能力が大きくなるので、その冷凍能力を
適性に調整するため吐出管Sの径を従来に比べて小さく
すると、吐出管Sの外径もその分小さくなり、密閉ケー
スKに接続された吐出管Sの接続部にかかる応力が増し
て、溶接箇所に亀裂を生じさせガスリークする虞があ
る。そのうえ、吐出管Sの外径を小さくすると冷凍サイ
クルを構成する外部配管への接続互換性が失われるとい
う問題がある。
【0011】また、R410A冷媒を用いた密閉形圧縮
機では、上記耐圧性を確認する試験において、従来より
も高い圧力(たとえば5MPa)を密閉ケース内に導入
することになる。
【0012】しかるに、図3(B)に示す従来構成の吐
出管Sでは、上述の高い圧力を用いた場合に、その圧力
が吐出管S端部からパッキンaを介してピストン本体P
の接続用凹陥部bに直接かかる。
【0013】この圧力は、ピストン本体Pを吐出管S周
面に取付け固定する保持部材Hの保持力を上回る。ピス
トン本体Pは押上げられて上記パッキンaのシール性が
損なわれ、誤判定の確率が増加して精度の低い耐圧性試
験となってしまう。
【0014】したがって、同図に示す構成の試験方法
で、保持部材Hによって吐出管Sとピストン本体Pとの
位置関係を保つのは、従来の冷媒を用いた場合の圧力が
限度である。従来以上の飽和圧力を有する代替え冷媒を
用いる場合は、その圧縮機に対する精度の高い耐圧性試
験は困難な状況にある。
【0015】本発明は上記事情にもとづきなされたもの
であり、その目的とするところは、高圧冷媒の使用にあ
たって密閉ケースに接続される接続口体の接続強度を高
め、また他の目的として、密閉ケースの耐圧性試験をな
す際に、その試験機に対するシール性が損なわれること
がなく、精度および信頼性の向上を図れる密閉形圧縮機
を提供しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を満足するた
め、本発明の密閉形圧縮機は、請求項1として、密閉ケ
ースと、この密閉ケース内に収容される電動圧縮機本体
と、一端部が上記密閉ケースに接続され、他端部に外部
配管が接続される接続口体とを具備し、冷凍サイクルの
一部を構成する密閉形圧縮機において、上記接続口体
は、密閉ケースと接続される端部と、外部配管と接続さ
れる端部との直径(φDa)に対して、両端部相互間で
ある中間部の直径(φDb)が細く形成(φDa>φD
b)されることを特徴とする。
【0017】請求項2として、請求項1記載の密閉形圧
縮機において上記接続口体の中間部は、密閉ケースに対
する接続側端部から外部配管に対する接続側端部に向か
って漸次直径が細くなるテーパ部を有することを特徴と
する。
【0018】請求項3として、請求項1記載の密閉形圧
縮機において上記接続口体の中間部は、外部配管と接続
される端部直径との差が1.5mm以上に設定された段差
部を介して連結されるとともに、この段差部の角度は2
0度以上に設定されることを特徴とする。
【0019】請求項4として、請求項1記載の密閉形圧
縮機において上記接続口体は、上記密閉ケースの上面部
に接続され、外部配管の接続端部側は鉛直方向に突出さ
れることを特徴とする。
【0020】請求項5として、請求項1記載の密閉形圧
縮機において上記接続口体は、上記密閉ケースに、接続
用ジョイントを介して接続されることを特徴とする。請
求項6として、請求項1記載の密閉形圧縮機において上
記接続口体は、上記密閉ケースに対する吐出管と、吸込
み管との少なくともいずれか一方であることを特徴とす
る。
【0021】請求項7として、請求項1記載の密閉形圧
縮機において上記冷凍サイクルは、飽和圧力が冷媒R2
2よりも高いR410AなどのHFC冷媒を用いること
を特徴とする。
【0022】上述の課題を解決する手段を採用すること
により、請求項1ないし請求項7記載の密閉形圧縮機で
は、密閉ケースと接続口体の接続強度を高め、また耐圧
性試験の際の圧力が高くなってもシール性が損なわれる
ことがなく、耐圧性確認が確実に行われる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、
図面にもとづいて説明する。図1に示す、1は密閉形圧
縮機であり、2はアキュームレータである。これら圧縮
機1およびアキュームレータ2は、たとえば空気調和機
の冷凍サイクルを構成している。冷凍サイクルに用いら
れる冷媒はHFC混合冷媒であり、このHFC混合冷媒
のうちで、たとえばR410Aが採用される。
【0024】図1に示すように、密閉形圧縮機は密閉ケ
ース3を有する。この密閉ケース3内の下部には後述す
る圧縮機構部4が設けられ、上部には電動機部5が設け
られる。これら圧縮機構部4と電動機部5とは回転軸6
を介して連結され、電動圧縮機本体7が構成される。
【0025】電動機部5は、密閉ケース3の内面に固定
されたステータ8と、このステータ8の内側に所定の間
隙を存して配置され、かつ上記回転軸6が介挿されるロ
ータ9とから構成される。
【0026】上記圧縮機構部4は、回転軸6の下部に仕
切り板10を介して上下に配設された2つのシリンダ1
1A,11Bを備えている。上部シリンダ11Aは、そ
の上面部が主軸受12に取付固定される。下部シリンダ
11Bの下面部には副軸受13が取付固定される。
【0027】シリンダ11A,11Bの上下面は、上記
仕切り板10および主軸受12と副軸受13で区画さ
れ、その内部にシリンダ室15a,15bが形成され
る。それぞれのシリンダ室15a,15bには、回転軸
6の回転にともなってローラを偏心回転駆動するととも
に、ベーンによってシリンダ室を高圧側と低圧側に仕切
る、いわゆるロータリ式圧縮機構16A,16Bが構成
される。
【0028】両シリンダ11A,11B内のシリンダ室
15a,15bは、それぞれ導通管17a,17bを介
して上記アキュームレータ2に連通される。一方、上記
密閉ケース3の上面部には、後述する接続口体としての
吐出管18が接続される。この吐出管18には外部配管
である冷媒管19が接続されていて、冷凍サイクルを構
成する図示しない凝縮器に連通される。
【0029】また、上記アキュームレータ2の上面部に
は、後述する接続口体としての吸込み管20が接続され
る。この吸込み管20には冷媒管21が接続されてい
て、冷凍サイクルを構成する図示しない蒸発器に連通さ
れる。
【0030】なお、上記凝縮器と上記蒸発器との間には
膨張機構が接続されていて、圧縮機1−凝縮器−膨張機
構−蒸発器を介して上記アキュームレータ2に順次連通
される、空気調和機の冷凍サイクルが構成される。
【0031】つぎに、上記密閉ケース3に接続される接
続口体としての吐出管18について、図2にもとづいて
詳述する。なお、上記アキュームレータ2に接続される
上記吸込み管20も吐出管18と同一の構成につき、こ
こでは説明を省略する。
【0032】上記吐出管18は、密閉ケース3の上面部
において、その軸心eが鉛直方向に延出されている。吐
出管18の上端部18aと下端部18bのそれぞれ直径
φDaは、従来の接続口体直径と同一に形成される。
【0033】その一方で、これら上下端部18a,18
bの相互間である中間部18cは、上端部18aと隣接
する段差部fと、この段差部fと連設される細径部gお
よびテーパ部hとから構成される。
【0034】中間部18cにおいて、テーパ部hの基端
となる細径部gの直径φDbが最も細く形成されてい
て、この直径は、当然、上下端部18a,18bの直径
φDaよりも細い(φDa>φDb)。
【0035】吐出管上端部18aと、細径部gとの間に
形成される段差部fの段差は、1.5mm以上に形成され
ている。そして、この段差部fの角度θは20°以上に
設定されている。
【0036】上記テーパ部hは、その一端部が細径部g
と同一直径φDbであり、この細径部gから密閉ケース
3側である下端部18bに向かって漸次直径が拡大し、
下端部18bと連接する部分が下端部直径φDaと同一
になるようにテーパ状に形成される。
【0037】吐出管18の下端部18bと密閉ケース3
とは、接続ジョイント22を介して接続される。吐出管
18の上端部18aには,ここでは図示しない冷媒管が
接続されるが、この部分の直径は従来の接続口体の直径
と同一に設定してあるので、互換性がある。
【0038】特に、吐出管18の中間部18c直径φD
bを上下端部18a,18b直径φDaよりも細く形成
しているが、冷媒の飽和圧力が高くなっている分、冷凍
能力が上がる。したがって、従来と同等以上の能力がで
るように、吐出管中間部18cの直径φDbを設定すれ
ばよい。
【0039】上述の実施の形態では、吐出管中間部18
cの直径φDbを、上下両端部18a,18bの直径φ
Daの約20%程度減少させた設定をなしている。吐出
管中間部18cを、細径部gとテーパ部hとを連設する
とともに、吐出管18の両端を拡管成形したので、吐出
管下端部18bの肉厚は薄くなるが、接続ジョイント2
2との接続部強度はパイプ直径の2乗に比例するため、
下端部18bのパイプ径を従来以上にすれば、接続部で
ある溶接箇所の応力低減が図れて従来形状のようなテー
パ部のないストレート状の吐出管Sよりも大きな強度が
得られる。
【0040】また、吐出管18の上下両端部18a,1
8bの直径φDaは従来と同一の直径としていて、この
吐出管に接続される冷媒管は従来と同じものを使用でき
るので、吐出管18は従来に対して互換性を有する。
【0041】このように、吐出管中間部18cの直径φ
Dbを上下両端部18a,18bの直径φDaと比較し
て細く形成しているが、飽和圧力の高い代替え冷媒を使
用しても冷凍能力を何ら落とすことなくパイプ強度を高
められる。
【0042】上記吐出管18と密閉ケース3との間に、
上記接続ジョイント22を介在したので、吐出管18に
かかる応力はさらに軽減される。図3(A)に示すよう
に、このような吐出管18を密閉ケース3に接続した状
態で、密閉ケース3に対する耐圧性試験を行う。
【0043】すなわち、耐圧試験機のピストン本体30
を吐出管18に対向して互いの軸心を合せたあと、ピス
トン本体を降下して吐出管18の上端部18aから挿入
する。なおピストン本体30には、中間部18cの細径
部gに延出する膨出部31を備えている。
【0044】上記膨出部31の細径部gに位置する外周
面に沿って溝部32が設けられていて、Oリング33が
巻装される。このOリング33は膨出部31周面と細径
部g内周面とのシールをなし、よってピストン本体30
の吐出管18に対するシールをなす。
【0045】また、吐出管上端部18aの上端は、ピス
トン本体30の膨出部31基端に設けられる凹陥部34
の端面に当接していて、ピストン本体の位置を規制する
ようになっている。
【0046】ピストン本体30には保持部材35が一体
に設けられていて、その先端部は吐出管中間部18cの
細径部gに係合して、ピストン本体30の吐出管18に
対する位置を強固に保持する。
【0047】このような状態にピストン本体30を吐出
管18に対しセットしてから、ピストン本体の中空部3
6を介して密閉ケース3内に約5MPaの圧力を加え、
密閉ケース3の気密性および耐圧性を試験する。
【0048】特に、密閉ケース3の上面部に吐出管18
を鉛直方向に突設したから、何らの存在物のない密閉ケ
ースの上方部位の空間部を有効に利用して耐圧試験機を
セットでき、作業性がすこぶる良い。
【0049】上記ピストン本体30は、膨出部31のO
リング33で吐出管18の細径部gとの間を確実にシー
ルするとともに、保持部材35で吐出管18を確実に保
持する。
【0050】たとえ、ピストン本体30が浮き上がるよ
うな高圧をかけても、ピストン本体と一体の保持部材3
5が吐出管18に形成される段差部fに引っ掛かること
になり、ピストン本体の浮き上がりを規制する。
【0051】そして、上記Oリング33は吐出管18の
軸方向に対するシールをなしているので、試験時の圧力
が高くてもシール性が損なわれることがなく、気密性お
よび耐圧性を確実に確認できて信頼性が高い。
【0052】特に、吐出管上端部18aと細径部gとの
間の段差部fの段差を1.5mm以上とし、角度θを20
°以上に設定したから、吐出管18の外面シールのジョ
イントの接続がし易く、かつ確実に吐出管を保持できる
ので、従来と比べて圧力の高い冷媒を用いた圧縮機の耐
圧性確認試験が可能となる。
【0053】先にも述べたように、アキュームレータ2
に接続される吸込み管20は、吐出管18と全く同一の
構成としたので、アキュームレータに対する耐圧性試験
をなすにあたって、吸込み管20において同様の効果が
得られる。
【0054】なお、上記実施の形態においては、外面シ
ールのジョイントについて説明したが、これに限定され
るものではなく、内面シールの場合でも上記と同一の設
定であれば、ジョイントの接続がし易くなることは言う
までもない。また、上記実施の形態においては、R41
0Aの冷媒について説明したが、たとえばR407Cを
適用した場合でも同様の効果を得ることができる。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明で
は、接続口体の、密閉ケースと接続する端部と、外部配
管と接続する端部の直径に対して、両端部相互間である
中間部の直径を細く形成したから、従来のような単にス
トレート状である接続口体と比較して、密閉ケースに接
続された接続口体の接続部にかかる応力を低減して、よ
り大きな強度の接続口体が得られる。また一方では、密
閉ケースの耐圧性試験をなす際に、圧力が高くても試験
機に対するシール性が損なわれることがなく、耐圧性確
認が確実に行えて信頼性が高いなどの効果を奏する。
【0056】請求項2の発明では、接続口体の中間部
は、密閉ケースとの接続側端部から外部配管との接続端
部に向かって漸次直径が細くなるテーパ部を有するか
ら、接続口体にかかる応力の軽減を図れる。
【0057】請求項3の発明では、接続口体は、外部配
管と接続する端部直径と、中間部直径との差を1.5mm
以上の段差部を介して連結し、段差部の角度を20度以
上に設定したから、密閉ケースの耐圧性試験の際の外面
シールのジョイントが接続し易く、かつ確実に接続口体
を保持できる。
【0058】請求項4の発明では、接続口体を密閉ケー
スの上面部に接続して、鉛直方向に突出させたから、何
らの配置物のない密閉ケース上方部位のスペースを有効
に利用して耐圧性試験などを行うことができる。
【0059】請求項5の発明では、接続口体は、密閉ケ
ースに接続用ジョイントを介して接続したから、ケース
内応力を接続用ジョイントが一旦受けることになり、接
続口体に対する応力の軽減化を得る。
【0060】請求項6の発明では、接続口体は、密閉ケ
ースに対する吐出管と、吸込み管との少なくともいずれ
か一方としたので、部品の共通化が可能となる。請求項
7の発明では、冷凍サイクルに用いる冷媒は、R410
AなどのHFC冷媒を使用しても、信頼性が少しも損な
われることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す、ロータリ式密閉
形圧縮機の縦断面図。
【図2】同実施の形態の、接続口体である吐出管の一部
を切欠した正面図。
【図3】(A)は、同実施の形態の密閉形圧縮機に対す
る耐圧性試験の縦断面図。(B)は、従来の密閉形圧縮
機に対する耐圧性試験の縦断面図。
【符号の説明】
3…密閉ケース、 7…電動圧縮機本体、 19,21…外部配管(冷媒管)、 18…接続口体(吐出管)、 18b…密閉ケースと接続される端部(下端部)、 18a…外部配管と接続される端部(上端部)、 18c…中間部、 h…テーパ部、 f…段差部、 22…接続用ジョイント、 20…吸込み管。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉ケースと、 この密閉ケース内に収容される電動圧縮機本体と、 一端部が上記密閉ケースに接続され、他端部に外部配管
    が接続される接続口体とを具備し、冷凍サイクルの一部
    を構成する密閉形圧縮機において、 上記接続口体は、密閉ケースと接続される端部と、外部
    配管と接続される端部との直径(φDa)に対して、両
    端部相互間である中間部の直径(φDb)が細く形成
    (φDa>φDb)されることを特徴とする密閉形圧縮
    機。
  2. 【請求項2】上記接続口体の中間部は、密閉ケースに対
    する接続側端部から外部配管に対する接続側端部に向か
    って漸次直径が細くなるテーパ部を有することを特徴と
    する請求項1記載の密閉形圧縮機。
  3. 【請求項3】上記接続口体の中間部は、外部配管と接続
    される端部直径との差が1.5mm以上に設定された段差
    部を介して連結されるとともに、この段差部の角度は2
    0度以上に設定されることを特徴とする請求項1記載の
    密閉形圧縮機。
  4. 【請求項4】上記接続口体は、上記密閉ケースの上面部
    に接続され、外部配管の接続端部側は鉛直方向に突出さ
    れることを特徴とする請求項1記載の密閉形圧縮機。
  5. 【請求項5】上記接続口体は、上記密閉ケースに、接続
    用ジョイントを介して接続されることを特徴とする請求
    項1記載の密閉形圧縮機。
  6. 【請求項6】上記接続口体は、上記密閉ケースに対する
    吐出管と、吸込み管との少なくともいずれか一方である
    ことを特徴とする請求項1記載の密閉形圧縮機。
  7. 【請求項7】上記冷凍サイクルは、飽和圧力が冷媒R2
    2よりも高いR410AなどのHFC冷媒を用いること
    を特徴とする請求項1記載の密閉形圧縮機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015124700A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 三菱電機株式会社 密閉型圧縮機

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JP2015124700A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 三菱電機株式会社 密閉型圧縮機

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