JPH10213020A - Ｅｇｒクーラー付きｅｇｒ装置 - Google Patents
Ｅｇｒクーラー付きｅｇｒ装置Info
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- JPH10213020A JPH10213020A JP9015234A JP1523497A JPH10213020A JP H10213020 A JPH10213020 A JP H10213020A JP 9015234 A JP9015234 A JP 9015234A JP 1523497 A JP1523497 A JP 1523497A JP H10213020 A JPH10213020 A JP H10213020A
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- gas
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M26/00—Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
- F02M26/13—Arrangement or layout of EGR passages, e.g. in relation to specific engine parts or for incorporation of accessories
- F02M26/36—Arrangement or layout of EGR passages, e.g. in relation to specific engine parts or for incorporation of accessories with means for adding fluids other than exhaust gas to the recirculation passage; with reformers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M26/00—Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
- F02M26/02—EGR systems specially adapted for supercharged engines
- F02M26/04—EGR systems specially adapted for supercharged engines with a single turbocharger
- F02M26/05—High pressure loops, i.e. wherein recirculated exhaust gas is taken out from the exhaust system upstream of the turbine and reintroduced into the intake system downstream of the compressor
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- Supercharger (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 新気に対してＥＧＲガスの圧力を積極的
に低くすることによって、希釈用分岐通路を流れる新気
を安定してＥＧＲ通路に供給してＥＧＲガスを希釈する
ようにして、エンジンの燃焼を良好に保ちながら、排気
ガス中のＮＯｘの低減ができるＥＧＲクーラー付きＥＧ
Ｒ装置を提供する。 【解決手段】 過給器付きエンジンのコンプレッサの下
流側の吸気通路と排気通路とを連結するＥＧＲ弁を有す
るＥＧＲ通路を設け、該ＥＧＲ通路と前記吸気通路の前
記ＥＧＲ通路が合流する上流側とを流量調整弁を有する
希釈用分岐通路で連結すると共に、前記ＥＧＲ通路の前
記希釈用分岐通路が接続する上流側にＥＧＲ弁を下流側
にＥＧＲクーラーをそれぞれ設けて構成する。
に低くすることによって、希釈用分岐通路を流れる新気
を安定してＥＧＲ通路に供給してＥＧＲガスを希釈する
ようにして、エンジンの燃焼を良好に保ちながら、排気
ガス中のＮＯｘの低減ができるＥＧＲクーラー付きＥＧ
Ｒ装置を提供する。 【解決手段】 過給器付きエンジンのコンプレッサの下
流側の吸気通路と排気通路とを連結するＥＧＲ弁を有す
るＥＧＲ通路を設け、該ＥＧＲ通路と前記吸気通路の前
記ＥＧＲ通路が合流する上流側とを流量調整弁を有する
希釈用分岐通路で連結すると共に、前記ＥＧＲ通路の前
記希釈用分岐通路が接続する上流側にＥＧＲ弁を下流側
にＥＧＲクーラーをそれぞれ設けて構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンのＥＧＲ
において、ＥＧＲクーラーでＥＧＲガスの温度を下げる
ことにより、空気の吸入効率を向上させてエンジンの燃
焼を良好に保つと共に、燃焼温度を下げて排気ガス中の
ＮＯｘを低減するＥＧＲクーラー付きＥＧＲ装置に関す
るものである。
において、ＥＧＲクーラーでＥＧＲガスの温度を下げる
ことにより、空気の吸入効率を向上させてエンジンの燃
焼を良好に保つと共に、燃焼温度を下げて排気ガス中の
ＮＯｘを低減するＥＧＲクーラー付きＥＧＲ装置に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】ディーゼルエンジンなどの排気ガス対策
において、排気ガス中のＮＯｘの排出量を低減するため
に、排気ガスの一部を吸気に還流することによって、燃
焼温度を低く抑えて、ＮＯｘの生成を抑制するＥＧＲ
（排気再循環）が有効であることが知られ、広く実用化
されている。
において、排気ガス中のＮＯｘの排出量を低減するため
に、排気ガスの一部を吸気に還流することによって、燃
焼温度を低く抑えて、ＮＯｘの生成を抑制するＥＧＲ
（排気再循環）が有効であることが知られ、広く実用化
されている。
【０００３】このＥＧＲ装置においては、エンジンの排
気通路から排気ガスを分流するＥＧＲ通路を吸気通路側
に接続して、ＥＧＲ通路に設けたＥＧＲ弁でＥＧＲガス
の流量を調整しながらＥＧＲを行っている。しかし、高
温のＥＧＲガスをそのまま吸気側に循環させると、高温
で膨張したＥＧＲガスが吸気マニホールドに供給される
ことになり、吸気時のシリンダー内のＥＧＲガスが占め
る割合が多くなり、シリンダー内に入る空気量が低減し
てしまうという問題がある。
気通路から排気ガスを分流するＥＧＲ通路を吸気通路側
に接続して、ＥＧＲ通路に設けたＥＧＲ弁でＥＧＲガス
の流量を調整しながらＥＧＲを行っている。しかし、高
温のＥＧＲガスをそのまま吸気側に循環させると、高温
で膨張したＥＧＲガスが吸気マニホールドに供給される
ことになり、吸気時のシリンダー内のＥＧＲガスが占め
る割合が多くなり、シリンダー内に入る空気量が低減し
てしまうという問題がある。
【０００４】そのため、図３に示すように、ＥＧＲ通路
６の途中に水冷式のＥＧＲクーラー５を設けて、エンジ
ン冷却水を冷却水通路７を通じて循環して、この冷却水
によりＥＧＲガスＧｅを冷却して体積を減少してから、
吸気マニホールド３に供給することによって、シリンダ
ー内に供給される空気量を確保している。しかしなが
ら、エンジンの排気ガス中には、燃焼により生成される
水分があるので、冬季やエンジンスタート直後のよう
に、ＥＧＲクーラー５が冷えている時には、ＥＧＲクー
ラー５内でＥＧＲガス中の水蒸気が結露する。
６の途中に水冷式のＥＧＲクーラー５を設けて、エンジ
ン冷却水を冷却水通路７を通じて循環して、この冷却水
によりＥＧＲガスＧｅを冷却して体積を減少してから、
吸気マニホールド３に供給することによって、シリンダ
ー内に供給される空気量を確保している。しかしなが
ら、エンジンの排気ガス中には、燃焼により生成される
水分があるので、冬季やエンジンスタート直後のよう
に、ＥＧＲクーラー５が冷えている時には、ＥＧＲクー
ラー５内でＥＧＲガス中の水蒸気が結露する。
【０００５】このＥＧＲクーラー５内で発生した結露水
に、ＥＧＲガス中のカーボンが捕捉されて、これが伝熱
管などへ付着して伝熱抵抗層を形成して、ＥＧＲクーラ
ー５の効率を低下させたり、さらに、ＥＧＲガス中の硫
黄酸化物が結露水中に溶解して硫酸を生じて、ＥＧＲク
ーラー５、ＥＧＲ通路６およびエンジン１内部を腐蝕す
るという問題がある。
に、ＥＧＲガス中のカーボンが捕捉されて、これが伝熱
管などへ付着して伝熱抵抗層を形成して、ＥＧＲクーラ
ー５の効率を低下させたり、さらに、ＥＧＲガス中の硫
黄酸化物が結露水中に溶解して硫酸を生じて、ＥＧＲク
ーラー５、ＥＧＲ通路６およびエンジン１内部を腐蝕す
るという問題がある。
【０００６】さらに、結露水が吸気行程で潤滑油中に溶
けて潤滑油を酸化するので、潤滑性能が低下して各部の
磨耗が促進されるという問題もある。この問題を解決す
るために、本発明者は図４に示すように、新気の一部分
Ａｂを希釈用分岐通路９を経由させてＥＧＲクーラー５
の上流側に供給して水蒸気分の多いＥＧＲガスＧｅを希
釈し、ＥＧＲクーラー５に供給されるＥＧＲガス（Ｇｅ
＋Ａｂ）中の水蒸気濃度を低下させて露点温度を下げて
ＥＧＲクーラー５内での結露を防止する装置を開発し
た。
けて潤滑油を酸化するので、潤滑性能が低下して各部の
磨耗が促進されるという問題もある。この問題を解決す
るために、本発明者は図４に示すように、新気の一部分
Ａｂを希釈用分岐通路９を経由させてＥＧＲクーラー５
の上流側に供給して水蒸気分の多いＥＧＲガスＧｅを希
釈し、ＥＧＲクーラー５に供給されるＥＧＲガス（Ｇｅ
＋Ａｂ）中の水蒸気濃度を低下させて露点温度を下げて
ＥＧＲクーラー５内での結露を防止する装置を開発し
た。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図４の
ような構成のＥＧＲ装置においては、過給器のコンプレ
ッサ15によって吸気が昇圧されるので、希釈用分岐通路
９を経由した新気の圧力Ｐ３は正圧であるが、ＥＧＲ通
路６のＥＧＲクーラー５の入口付近のＥＧＲガスの圧力
Ｐ５も、排気の圧力Ｐ２と略同じ大きさの正圧となる。
ような構成のＥＧＲ装置においては、過給器のコンプレ
ッサ15によって吸気が昇圧されるので、希釈用分岐通路
９を経由した新気の圧力Ｐ３は正圧であるが、ＥＧＲ通
路６のＥＧＲクーラー５の入口付近のＥＧＲガスの圧力
Ｐ５も、排気の圧力Ｐ２と略同じ大きさの正圧となる。
【０００８】そして、吸気側の圧力Ｐ３の脈動が極めて
小さいのに対して、排気側の圧力Ｐ５の脈動は比較的大
きく、しかも、両者の平均的な圧力の差が小さい場合に
は、脈動する圧力Ｐ５の低くなった部分で、吸気側の圧
力Ｐ３より低くなる場合が発生し、希釈用分岐通路９に
ＥＧＲガスが逆流することになる。この状態になると、
新気をＥＧＲクーラー側へ常時供給してこのＥＧＲクー
ラー内を通過するＥＧＲガスを安定して希釈することが
できなくなる結果、ＥＧＲガス濃度が不均一となってエ
ンジンの燃焼を不安定にするという問題がある。
小さいのに対して、排気側の圧力Ｐ５の脈動は比較的大
きく、しかも、両者の平均的な圧力の差が小さい場合に
は、脈動する圧力Ｐ５の低くなった部分で、吸気側の圧
力Ｐ３より低くなる場合が発生し、希釈用分岐通路９に
ＥＧＲガスが逆流することになる。この状態になると、
新気をＥＧＲクーラー側へ常時供給してこのＥＧＲクー
ラー内を通過するＥＧＲガスを安定して希釈することが
できなくなる結果、ＥＧＲガス濃度が不均一となってエ
ンジンの燃焼を不安定にするという問題がある。
【０００９】前記逆流の問題を解決するために、図４の
装置においては、ＥＧＲ通路６の入口部に逆止弁（リー
ド弁）26を設けているが、この逆止弁26は高温の排気ガ
スに晒されるため傷み易く、また、カーボンも付着し易
いので作動不良を起こし易いという問題がある。本発明
は、上述の問題を解決するためになされたもので、その
目的は、ＥＧＲガスを新気で希釈して水蒸気濃度を低下
させることにより、ＥＧＲクーラー内の結露を防止して
ＥＧＲクーラーの冷却効率の低下の防止や耐久性の向上
を図る過給器付きエンジンのＥＧＲ装置において、新気
に対してＥＧＲガスの圧力を積極的に低くすることによ
って、希釈用分岐通路を流れる新気を安定してＥＧＲ通
路に供給してＥＧＲガスを希釈するようにして、エンジ
ンの燃焼を良好に保ちながら、排気ガス中のＮＯｘの低
減ができる装置を提供することにある。
装置においては、ＥＧＲ通路６の入口部に逆止弁（リー
ド弁）26を設けているが、この逆止弁26は高温の排気ガ
スに晒されるため傷み易く、また、カーボンも付着し易
いので作動不良を起こし易いという問題がある。本発明
は、上述の問題を解決するためになされたもので、その
目的は、ＥＧＲガスを新気で希釈して水蒸気濃度を低下
させることにより、ＥＧＲクーラー内の結露を防止して
ＥＧＲクーラーの冷却効率の低下の防止や耐久性の向上
を図る過給器付きエンジンのＥＧＲ装置において、新気
に対してＥＧＲガスの圧力を積極的に低くすることによ
って、希釈用分岐通路を流れる新気を安定してＥＧＲ通
路に供給してＥＧＲガスを希釈するようにして、エンジ
ンの燃焼を良好に保ちながら、排気ガス中のＮＯｘの低
減ができる装置を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するためのＥＧＲクーラー付きＥＧＲ装置は、過給器付
きエンジンのコンプレッサの下流側の吸気通路と排気通
路とを連結するＥＧＲ弁を有するＥＧＲ通路を設け、該
ＥＧＲ通路と前記吸気通路の前記ＥＧＲ通路が合流する
上流側とを流量調整弁を有する希釈用分岐通路で連結す
ると共に、前記ＥＧＲ通路の前記希釈用分岐通路が接続
する上流側にＥＧＲ弁を下流側にＥＧＲクーラーをそれ
ぞれ設けて構成したものであり、吸気分岐通路からの新
気をＥＧＲ通路内に円滑に流入させることができる。
するためのＥＧＲクーラー付きＥＧＲ装置は、過給器付
きエンジンのコンプレッサの下流側の吸気通路と排気通
路とを連結するＥＧＲ弁を有するＥＧＲ通路を設け、該
ＥＧＲ通路と前記吸気通路の前記ＥＧＲ通路が合流する
上流側とを流量調整弁を有する希釈用分岐通路で連結す
ると共に、前記ＥＧＲ通路の前記希釈用分岐通路が接続
する上流側にＥＧＲ弁を下流側にＥＧＲクーラーをそれ
ぞれ設けて構成したものであり、吸気分岐通路からの新
気をＥＧＲ通路内に円滑に流入させることができる。
【００１１】また、前記吸気通路の前記希釈用分岐通路
が分岐する部分と前記ＥＧＲ通路が合流する部分との間
に、吸気絞りを設けることにより、更に円滑に安定して
希釈用分岐通路を経由した新気をＥＧＲクーラー側に供
給することができてエンジンの燃焼状態を良好に保て
る。
が分岐する部分と前記ＥＧＲ通路が合流する部分との間
に、吸気絞りを設けることにより、更に円滑に安定して
希釈用分岐通路を経由した新気をＥＧＲクーラー側に供
給することができてエンジンの燃焼状態を良好に保て
る。
【００１２】
【発明の実施の形態】図１に示すように、過給器付きエ
ンジン１の排気マニホールドや排気管などの排気通路２
と、コンプレッサ15の下流側の吸気通路８とを、ＥＧＲ
通路６で接続し、このＥＧＲ通路６とこのＥＧＲ通路６
が合流する合流部12の上流の吸気通路８とを新気Ａｂの
量を調整する流量調節弁10を有する希釈用分岐通路９で
連結し、前記ＥＧＲ通路６の希釈用分岐通路９が接続す
る接続部14より上流にＥＧＲガスＧｅの流量を調整する
ＥＧＲ弁４を設け、接続部14の下流にＥＧＲクーラー５
を設けて構成する。
ンジン１の排気マニホールドや排気管などの排気通路２
と、コンプレッサ15の下流側の吸気通路８とを、ＥＧＲ
通路６で接続し、このＥＧＲ通路６とこのＥＧＲ通路６
が合流する合流部12の上流の吸気通路８とを新気Ａｂの
量を調整する流量調節弁10を有する希釈用分岐通路９で
連結し、前記ＥＧＲ通路６の希釈用分岐通路９が接続す
る接続部14より上流にＥＧＲガスＧｅの流量を調整する
ＥＧＲ弁４を設け、接続部14の下流にＥＧＲクーラー５
を設けて構成する。
【００１３】また、必要に応じて、過給器のコンプレッ
サで昇圧されて温度が上昇した新気を冷却するインター
クーラー16を、吸気通路６の希釈用分岐通路９が分岐す
る分岐部13より上流側、あるいは下流側に設ける。この
ような構成のＥＧＲ装置では、コンプレッサ15の下流側
の吸気通路８に、希釈用分岐通路９の新気Ａｂの入口
（分岐部13）を設けているので、この入口の吸気の圧力
Ｐ１は、コンプレッサ15によって昇圧して比較的高い圧
力となっており、その上、新気Ａｂの出口（接続部14）
をＥＧＲ弁４の下流に設けているので、出口付近のＥＧ
Ｒガスの圧力Ｐ５をＥＧＲ弁４によって低下させること
ができ、流量調整弁10下流の新気の圧力Ｐ３よりも低く
できる。
サで昇圧されて温度が上昇した新気を冷却するインター
クーラー16を、吸気通路６の希釈用分岐通路９が分岐す
る分岐部13より上流側、あるいは下流側に設ける。この
ような構成のＥＧＲ装置では、コンプレッサ15の下流側
の吸気通路８に、希釈用分岐通路９の新気Ａｂの入口
（分岐部13）を設けているので、この入口の吸気の圧力
Ｐ１は、コンプレッサ15によって昇圧して比較的高い圧
力となっており、その上、新気Ａｂの出口（接続部14）
をＥＧＲ弁４の下流に設けているので、出口付近のＥＧ
Ｒガスの圧力Ｐ５をＥＧＲ弁４によって低下させること
ができ、流量調整弁10下流の新気の圧力Ｐ３よりも低く
できる。
【００１４】つまり、ＥＧＲ弁によって、ＥＧＲガスＧ
ｅの流量調整と共に、Ｐ１＞Ｐ３＞Ｐ５になるように積
極的に圧力差を形成できるので、希釈用分岐通路９の入
口圧力Ｐ１より出口圧力Ｐ５を小さくして、この希釈用
分岐通路９を流れる新気ＡｂをＥＧＲ通路６側に安定し
て供給することができる。その上、ＥＧＲガスＧｅの全
量が必ずＥＧＲ弁４を通過する構成になっているので、
ＥＧＲガスＧｅの流量を正確に調整できる。
ｅの流量調整と共に、Ｐ１＞Ｐ３＞Ｐ５になるように積
極的に圧力差を形成できるので、希釈用分岐通路９の入
口圧力Ｐ１より出口圧力Ｐ５を小さくして、この希釈用
分岐通路９を流れる新気ＡｂをＥＧＲ通路６側に安定し
て供給することができる。その上、ＥＧＲガスＧｅの全
量が必ずＥＧＲ弁４を通過する構成になっているので、
ＥＧＲガスＧｅの流量を正確に調整できる。
【００１５】次に、上記の構成に加えて、図２に示すよ
うに、希釈用分岐通路９が分岐する分岐部13とＥＧＲ通
路６が合流する合流部12との間の吸気通路８に、絞り弁
などの吸気絞り11を設けて構成する。この吸気絞り11に
より、希釈されたＥＧＲガス（Ｇｅ＋Ａｂ）の出口（合
流部12）の新気Ａｍの圧力Ｐ４を、ＥＧＲクーラー５の
上流のＥＧＲガスの圧力Ｐ５より低下させて、Ｐ１＞Ｐ
３＞Ｐ５＞Ｐ４とすることができるので、希釈用新気Ａ
ｂとＥＧＲガスＧｅとをＥＧＲクーラー５に安定して流
すことができる。
うに、希釈用分岐通路９が分岐する分岐部13とＥＧＲ通
路６が合流する合流部12との間の吸気通路８に、絞り弁
などの吸気絞り11を設けて構成する。この吸気絞り11に
より、希釈されたＥＧＲガス（Ｇｅ＋Ａｂ）の出口（合
流部12）の新気Ａｍの圧力Ｐ４を、ＥＧＲクーラー５の
上流のＥＧＲガスの圧力Ｐ５より低下させて、Ｐ１＞Ｐ
３＞Ｐ５＞Ｐ４とすることができるので、希釈用新気Ａ
ｂとＥＧＲガスＧｅとをＥＧＲクーラー５に安定して流
すことができる。
【００１６】以上のように、安定して希釈用新気Ａｂで
ＥＧＲクーラー５を通過するＥＧＲガスＧｅを希釈でき
るので、安定したエンジンの燃焼を得られると共に、こ
のＥＧＲガスの希釈による次のような効果を得ることが
できる。希釈用新気Ａｂを水蒸気分の多いＥＧＲガスＧ
ｅ中に混入して、ＥＧＲガス（Ｇｅ＋Ａｂ）中の水蒸気
濃度を低下させて露点温度を下げることができるので、
ＥＧＲクーラー５内の結露を防止できる。
ＥＧＲクーラー５を通過するＥＧＲガスＧｅを希釈でき
るので、安定したエンジンの燃焼を得られると共に、こ
のＥＧＲガスの希釈による次のような効果を得ることが
できる。希釈用新気Ａｂを水蒸気分の多いＥＧＲガスＧ
ｅ中に混入して、ＥＧＲガス（Ｇｅ＋Ａｂ）中の水蒸気
濃度を低下させて露点温度を下げることができるので、
ＥＧＲクーラー５内の結露を防止できる。
【００１７】従って、この結露水に排気ガス中の硫黄酸
化物が溶解して発生する硫酸腐蝕も防止できるので、Ｅ
ＧＲクーラー５などの耐久性を向上でき、また、結露水
が排気ガス中のカーボンを捕捉してＥＧＲクーラー５内
の伝熱管にカーボンを付着させて伝熱抵抗層を形成する
のを防止できるので、冷却効率の低下を防止できる。特
に、ディーゼルエンジンの場合には、燃料油の性状上、
水分、硫黄分の含有がまぬがれず硫酸腐蝕及び燃焼時の
カーボンの発生が多いのでより一層効果的となる。
化物が溶解して発生する硫酸腐蝕も防止できるので、Ｅ
ＧＲクーラー５などの耐久性を向上でき、また、結露水
が排気ガス中のカーボンを捕捉してＥＧＲクーラー５内
の伝熱管にカーボンを付着させて伝熱抵抗層を形成する
のを防止できるので、冷却効率の低下を防止できる。特
に、ディーゼルエンジンの場合には、燃料油の性状上、
水分、硫黄分の含有がまぬがれず硫酸腐蝕及び燃焼時の
カーボンの発生が多いのでより一層効果的となる。
【００１８】また、希釈用分岐通路５に設けた流量調整
弁10で希釈新気量Ａｂを結露しない最小限の量に調整で
きるので、ＥＧＲクーラー５を通過するガス量の増大と
それに伴う圧損増加を抑制できると共に、希釈されたＥ
ＧＲガスの温度の低下を最小限に抑えて冷却水との温度
差を比較的大きく保てるので、冷却効率の低下を少なく
でき、ＥＧＲクーラー５が大型化するのを防止できる。
弁10で希釈新気量Ａｂを結露しない最小限の量に調整で
きるので、ＥＧＲクーラー５を通過するガス量の増大と
それに伴う圧損増加を抑制できると共に、希釈されたＥ
ＧＲガスの温度の低下を最小限に抑えて冷却水との温度
差を比較的大きく保てるので、冷却効率の低下を少なく
でき、ＥＧＲクーラー５が大型化するのを防止できる。
【００１９】更に、低水温時や暖機後においても、低速
低負荷運転時はＥＧＲガスＧｅを冷却すると、通常、Ｎ
Ｏｘとスモークの低減よりもむしろ燃焼温度の低下によ
るＨＣ量の増加を招くが、本発明の構成によれば、流量
調整弁10を制御することでバイパスの新気量Ａｂを増加
することができるので、混合ガス（Ｇｅ＋Ａｂ）の温度
を下げてＥＧＲクーラー５からの放熱量を抑制でき、燃
焼温度の低下を防止してＨＣ量の増加を防ぐことができ
る。
低負荷運転時はＥＧＲガスＧｅを冷却すると、通常、Ｎ
Ｏｘとスモークの低減よりもむしろ燃焼温度の低下によ
るＨＣ量の増加を招くが、本発明の構成によれば、流量
調整弁10を制御することでバイパスの新気量Ａｂを増加
することができるので、混合ガス（Ｇｅ＋Ａｂ）の温度
を下げてＥＧＲクーラー５からの放熱量を抑制でき、燃
焼温度の低下を防止してＨＣ量の増加を防ぐことができ
る。
【００２０】
【発明の効果】本発明に係るＥＧＲクーラー付きＥＧＲ
装置によれば、ＥＧＲ通路においてＥＧＲ弁を希釈用分
岐通路の出口より上流に設けて、希釈用分岐通路の出口
側のＥＧＲガスの圧力を積極的に低下できるように構成
したので、希釈用分岐通路を経由してＥＧＲガスを希釈
する新気を安定して供給することができる。
装置によれば、ＥＧＲ通路においてＥＧＲ弁を希釈用分
岐通路の出口より上流に設けて、希釈用分岐通路の出口
側のＥＧＲガスの圧力を積極的に低下できるように構成
したので、希釈用分岐通路を経由してＥＧＲガスを希釈
する新気を安定して供給することができる。
【００２１】そして、更に、吸気通路において、希釈用
分岐通路の分岐部とＥＧＲ通路の合流部との間に吸気絞
りを設けたので、この吸気絞りによりＥＧＲクーラーの
下流側の合流部と希釈用分岐通路の入口側の分岐部との
圧力差を積極的に形成することができ、希釈用分岐通路
へのＥＧＲガスの逆流を防止しながら希釈用新気でＥＧ
Ｒガスを更に安定して希釈することができる。
分岐通路の分岐部とＥＧＲ通路の合流部との間に吸気絞
りを設けたので、この吸気絞りによりＥＧＲクーラーの
下流側の合流部と希釈用分岐通路の入口側の分岐部との
圧力差を積極的に形成することができ、希釈用分岐通路
へのＥＧＲガスの逆流を防止しながら希釈用新気でＥＧ
Ｒガスを更に安定して希釈することができる。
【００２２】従って、結露による硫酸腐蝕やカーボン付
着を防止することができると共に、エンジンの燃焼状態
を安定して良好に保つことができる。
着を防止することができると共に、エンジンの燃焼状態
を安定して良好に保つことができる。
【図１】本発明の実施の形態を示すＥＧＲ装置の構成図
である。
である。
【図２】本発明の他の実施の形態を示すＥＧＲ装置の構
成図である。
成図である。
【図３】従来技術を示すＥＧＲ装置の構成図である。
【図４】改良前のＥＧＲ装置の構成図である。
１ … エンジン ２ … 排気通路 ３ … 吸気マニホールド ４ … ＥＧＲ弁 ５ … ＥＧＲクーラー ６ … ＥＧＲ通
路 ７ … 冷却水通路 ８ … 吸気通路 ９ … 希釈用分岐通路 10 … 流量調節
弁 11 … 吸気絞り 12 … 合流部 13 … 分岐部 14 … 接続部 15 … コンプレッサ Ａｍ… 新気の主流部分 Ａｂ… 新気の一
部分（希釈用） Ｇ … 排気ガス Ｇｅ… ＥＧＲ用
排気ガス
路 ７ … 冷却水通路 ８ … 吸気通路 ９ … 希釈用分岐通路 10 … 流量調節
弁 11 … 吸気絞り 12 … 合流部 13 … 分岐部 14 … 接続部 15 … コンプレッサ Ａｍ… 新気の主流部分 Ａｂ… 新気の一
部分（希釈用） Ｇ … 排気ガス Ｇｅ… ＥＧＲ用
排気ガス
Claims (2)
- 【請求項１】 過給器付きエンジンのコンプレッサの下
流側の吸気通路と排気通路とを連結するＥＧＲ弁を有す
るＥＧＲ通路を設け、該ＥＧＲ通路と前記吸気通路の前
記ＥＧＲ通路が合流する上流側とを流量調整弁を有する
希釈用分岐通路で連結すると共に、前記ＥＧＲ通路の前
記希釈用分岐通路が接続する上流側にＥＧＲ弁を下流側
にＥＧＲクーラーをそれぞれ設けて構成したＥＧＲクー
ラー付きＥＧＲ装置。 - 【請求項２】 前記吸気通路の前記希釈用分岐通路が分
岐する部分と前記ＥＧＲ通路が合流する部分との間に、
吸気絞りを設けた請求項１記載のＥＧＲクーラー付きＥ
ＧＲ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01523497A JP3695038B2 (ja) | 1997-01-29 | 1997-01-29 | Ｅｇｒクーラー付きｅｇｒ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01523497A JP3695038B2 (ja) | 1997-01-29 | 1997-01-29 | Ｅｇｒクーラー付きｅｇｒ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10213020A true JPH10213020A (ja) | 1998-08-11 |
| JP3695038B2 JP3695038B2 (ja) | 2005-09-14 |
Family
ID=11883188
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01523497A Expired - Fee Related JP3695038B2 (ja) | 1997-01-29 | 1997-01-29 | Ｅｇｒクーラー付きｅｇｒ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3695038B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007092618A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Toyota Motor Corp | 過給機付き内燃機関 |
| WO2007062682A1 (en) * | 2005-11-29 | 2007-06-07 | Renault Trucks | Exhaust gas recirculation system and method for cleaning such a system |
| JP2009512808A (ja) * | 2005-10-19 | 2009-03-26 | イエフペ | 過給機付きエンジンに少なくとも１つの流体を供給するための供給回路、およびそのエンジンに少なくとも１つの流体を供給するための方法 |
| JP2012154196A (ja) * | 2011-01-24 | 2012-08-16 | Toyota Motor Corp | 内燃機関 |
| CN107725222A (zh) * | 2016-08-10 | 2018-02-23 | 现代自动车株式会社 | 通过吹气从egr去除杂质的方法、egr系统及包含该egr系统的车辆 |
| CN113958417A (zh) * | 2021-10-21 | 2022-01-21 | 中国重汽集团济南动力有限公司 | 一种egr单向阀高温保护控制方法、装置及存储介质 |
-
1997
- 1997-01-29 JP JP01523497A patent/JP3695038B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Also Published As
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|---|---|
| JP3695038B2 (ja) | 2005-09-14 |
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