JPH10212866A - 自動扉開閉装置 - Google Patents

自動扉開閉装置

Info

Publication number
JPH10212866A
JPH10212866A JP9015814A JP1581497A JPH10212866A JP H10212866 A JPH10212866 A JP H10212866A JP 9015814 A JP9015814 A JP 9015814A JP 1581497 A JP1581497 A JP 1581497A JP H10212866 A JPH10212866 A JP H10212866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deceleration
start point
acceleration
area
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9015814A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3758268B2 (ja
Inventor
Kenji Sakamoto
健二 阪本
Yukihiko Okamura
幸彦 岡村
Takashi Yoshida
吉田  孝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP01581497A priority Critical patent/JP3758268B2/ja
Publication of JPH10212866A publication Critical patent/JPH10212866A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3758268B2 publication Critical patent/JP3758268B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 手間をかけずに、減速開始点を設定し直せる
ようにする。 【解決手段】 予め設定された制御手順に基づいて、始
点Aから加速終点Bまで正の加速度により加速時間加速
して最高速度VMAX でもって減速開始点Cまで移動さ
せ、減速開始点Cから一時停止点Dまでの減速区間L2
で負の加速度により減速時間減速した後に、終点Eまで
の再移動区間L3 を再移動するよう、扉を始点Aから終
点Eまでの全移動区間L4 を自動開閉し得る自動扉開閉
装置において、全移動区間L4 の距離から減速区間L2
及び再移動区間L3 の距離を減算して減速開始点Cを算
出する減速開始点算出手段が設けられた構成にしてあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動的に扉を開閉する
自動扉開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動扉開閉装置として、
図9及び図10に示すものが存在する。このものは、予め
設定された制御手順に基づいて、扉を、始点Aから加速
終点Bまでの加速区間L1 正の加速度により加速時間T
1 加速し、最高速度VMAX でもって減速開始点Cまで移
動し、減速開始点Cから一時停止点Dまでの減速区間L
2 で負の加速度により減速時間T2 減速した後に、一時
停止点Dから終点Eまでの再移動区間L3 を徐行速度V
LOW で再移動するよう、扉を始点Aから終点Eまでの全
移動区間L4 を自動開閉し得るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の自動扉
開閉装置にあっては、扉を移動させるパラメータであ
る、最高速度VMAX 、減速時間T2 又は負の加速度の少
なくとも1つでも設定を変更すると、その変更の度に、
手間をかけて、減速開始点Cを設定し直さなければなら
なかった。
【0004】本発明は、上記の点に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、手間をかけずに、減速
開始点を設定し直すことができる自動扉開閉装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載の発明は、予め設定された制御手
順に基づいて、始点から加速終点まで正の加速度により
加速時間加速して最高速度でもって減速開始点まで移動
させ、減速開始点から一時停止点までの減速区間で負の
加速度により減速時間減速した後に、終点までの再移動
区間を再移動するよう、扉を始点から終点までの全移動
区間を自動開閉し得る自動扉開閉装置において、前記全
移動区間の距離から前記減速区間及び前記再移動区間の
距離を減算して前記減速開始点を算出する減速開始点算
出手段が設けられた構成にしてある。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記減速開始点算出手段は、前記制御手順
に予め設定された前記扉の移動速度を前記減速開始点の
時から前記一時停止点の時まで積分して面積を計算可能
な図形のその面積を計算することでもって、前記減速区
間の距離を求める構成にしてある。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記減速開始点算出手段は、前記図形が予
め面積の求められた標準図形と相似の相似図形であると
き、標準図形と前記図形との間の前記最高速度又は前記
減速時間のいずれか一方の比の自乗を標準図形の面積に
乗算することにより前記図形の面積を計算する構成にし
てある。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記減速開始点算出手段は、前記図形が予
め面積の求められた標準図形と異なる形状の図形である
とき、標準図形との間の図形形状の差を面積差に換算す
る予め演算された係数を標準図形の面積に乗算すること
により前記図形の面積を計算する構成にしてある。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記減速開始点算出手段は、前記負の加速
度が一定値のとき、前記減速時間を底辺として前記最高
速度を高さとする三角形の面積を求めることにより前記
図形の面積を計算する構成にしてある。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項1乃至5の
いずれかに記載の発明において、前記減速開始点算出手
段は、前記最高速度まで加速される前に前記減速開始点
に到達すると判断したとき、不十分加速時加速終点を算
出し、その不十分加速時加速終点まで前記正の加速度に
より加速して後に、前記負の加速度により減速して前記
一時停止点に到達する構成にしてある。
【0011】請求項7記載の発明は、請求項1乃至5の
いずれかに記載の発明において、前記減速開始点算出手
段は、前記最高速度まで加速される前に前記減速開始点
に到達すると判断したとき、不十分加速時最高速度を算
出し、その不十分加速時最高速度まで前記加速時間加速
して後に前記減速時間減速して、前記一時停止点に到達
する構成にしてある。
【0012】請求項8記載の発明は、請求項1乃至7の
いずれかに記載の発明において、前記再移動区間の距
離、前記最高速度、前記加速時間、前記減速時間又は前
記正若しくは負の加速度の少なくとも1つを入力するた
めの入力手段が設けられた構成にしてある。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1乃至
図6に基づいて以下に説明する。この自動扉開閉装置20
は、人体検出器1 、駆動回路2 、モータ3 、減速機4 、
プーリ5 、ベルト6 、ハンガ7 、位置検出器8 、速度検
出器9 、ケース10を備えて構成されている。
【0014】人体検出器1 は、本自動扉開閉装置20によ
り開閉される扉30へ向かって来る人等を検出して、扉30
を開かせるよう、駆動回路2 のCPU21に検出信号を入
力する。
【0015】駆動回路2 は、人体検出器1 からの検出信
号が入力されたときを含めて、予め設定された制御手順
に基づいて、扉30が開閉されるよう、扉30を駆動するモ
ータ3 を制御するものであって、CPU21、ROM22、
RAM23、設定器24、記憶回路25及び制御回路26を備
え、後述する減速開始点算出手段40を構成する。
【0016】CPU21は、人体検出器1 、ROM22、R
AM23、設定器(入力手段)24、記憶回路25、速度制御
回路26からの入力に応じて、各種の演算が行われるもの
である。ROM22は、予め設定された制御手順、つまり
制御プログラム等が記憶されている。RAM23は、位置
検出器9 により検出された扉30の位置、CPU21による
演算結果等が、一時的に入力されるとともに読み出され
るものである。設定器(入力手段)24は、後述する、再
移動区間L3 の距離、最高速度VMAX 、加速時間T1
減速時間T2 、正の加速度及び負の加速度を設定、つま
り入力するためのものである。記憶回路25は、電源が切
られたとしても、CPU21の演算結果や設定器24による
設定値を保持するためのものである。制御回路26は、C
PU21の演算結果に基づいて、扉30が開閉されるよう、
扉30を駆動するモータ3 を制御する。
【0017】減速機4 は、駆動回路2 により制御された
回転動作するモータ3 の回転速度を減速するとともに、
その減速された回転運動による直線運動を、プーリ5 に
補助されて直線運動するベルト6 を介して、扉30を支持
するハンガ7 に伝達する。
【0018】位置検出器8 は、モータ3 の回転量を検出
することにより、扉30の位置を検出する。速度検出器9
は、モータ3 の回転速度を検出することにより、扉30の
運動速度を検出する。
3ケース10は、前述した、駆動回路
2 、モータ3 、減速機4 、プーリ5 、ベルト6 、ハンガ
7 、位置検出器8 及び速度検出器9 を収容する。
【0019】次に、本自動扉開閉装置20により開閉され
る扉30の移動状態について、図4に基づいて以下に説明
する。
【0020】本自動扉開閉装置20は、予め設定された制
御手順に基づいて、扉30を、始点Aから加速終点Bまで
の加速区間L1 で正の加速度により加速時間T1 加速
し、最高速度VMAX でもって加速終点Bから減速開始点
Cまでの移動し、減速開始点Cから一時停止点Dまでの
減速区間L2 で負の加速度により減速時間T2 減速した
後に、一時停止点Dから終点Eまでの再移動区間L3
徐行速度VLOW で再移動して、始点Aから終点Eまでの
全移動区間L4 を自動開閉し得るものである。なお、こ
こで正の加速度というのは、図4に示すように、加速区
間L1 の移動速度を時々刻々変化させる加速度のことで
あり、加速区間L1 の移動速度を示す曲線の形状のこと
でもある。従って、正の加速度が一定のときは、加速区
間L1 の移動速度が直線で示される。また、負の加速度
というのは、図4に示すように、減速区間L2 の移動速
度を時々刻々変化させる加速度のことであり、減速区間
2の移動速度を示す曲線の形状のことでもある。従っ
て、負の加速度が一定のときは、減速区間L2 の移動速
度が直線で示される。
【0021】詳しくは、本自動扉開閉装置20は、減速開
始点算出手段40が減速開始点Cを算出する。詳しくは、
減速開始点Cは、全移動区間L4 の距離から減速区間L
2 及び再移動区間L3 の距離を減算することにより算出
される。
【0022】さらに詳しくは、減速開始点算出手段40
は、横軸を扉30の移動時間、縦軸を扉30の移動速度とし
た図4に示す図形AAの面積、つまり制御手順に予め設定
された扉30の移動速度を減速開始点Cの時から一時停止
点Dの時まで積分して面積を計算可能な図形AAの面積を
求めることにより、減速区間L2 の距離を求める。
【0023】次に、この図形AAの面積を求める方法につ
いて説明する。この図形AAの面積を、扉30の移動速度を
減速開始点Cの時から一時停止点Dの時まで積分するこ
とによっても、面積を計算することができるが、次に示
す第1乃至第3の計算方法でも、面積を計算することが
できる。
【0024】まず、第1の計算方法について説明する。
図形AAが、ROM22に記憶された予め面積の求められて
いる標準図形と相似の相似図形であると、CPU21が判
断したとき、CPU21が、標準図形と図形AAとの間の最
高速度VMAX 又は減速時間T 2 のいずれか一方の比の自
乗を標準図形の面積に乗算することにより、図形AAの面
積を計算する。
【0025】次に、第2の計算方法について説明する。
図形AAが、ROM22に記憶された予め面積の求められて
いる標準図形とは異なる形状の図形であると、CPU21
が判断したとき、CPU21が、ROM22に予め記憶され
た各種形状の図形の中から、図形AAと同形状の同形図形
を読み出して、その同形図形と標準図形との間の形状の
差を面積差に換算するための予め演算されてROM22に
記憶された係数を、標準図形の面積に乗算することによ
り、図形AAの面積を計算する。なお、同形図形と標準図
形との間の形状の差を面積差に換算するための換算式等
を予めROM22に記憶させておいて、CPU21により、
その都度、係数を演算させるようにしてもよい。
【0026】次に、第3の計算方法について説明する。
負の加速度が一定値の場合、減速時間T2 を底辺として
最高速度VMAX を高さとする三角形の面積を求めること
により図形AAの面積を計算する。
【0027】次に、扉30が閉じる方向へ移動中の場合、
移動中に人が扉30へ向かって来たり、人が手等で閉じる
動作を停止させたりすることにより、始点Aではない位
置から再び加速するときの扉30の移動状態について、図
5及び図6に基づいて以下に説明する。
【0028】扉30が始点Aではない位置から、正の加速
度で再び加速を開始してから、前述した手順に基づい
て、再加速時用減速開始点C0 を算出した後に、再加速
時用減速開始点C0 に到達したか否かを判断する。再加
速時用減速開始点C0 に到達した場合、移動速度が最高
速度VMAX まで加速されているか否かを判断する。移動
速度が最高速度VMAX まで加速されているとき、再加速
時用減速開始点C0 を減速開始点Cとしてそのまま選択
して、負の加速度により減速する。そして、一時停止点
Dに到達したか否かを判断し、一時停止点Dに到達した
場合、減速を終了する。一時停止点Dに到達していない
場合、負の加速度により減速を続ける。
【0029】また、再加速時用減速開始点C0 に到達し
たか否かを判断して、再加速時用減速開始点C0 に到達
していない場合も、移動速度が最高速度VMAX まで加速
されているか否かを判断する。移動速度が最高速度V
MAX まで加速されているとき、その移動速度を維持し、
移動速度が最高速度VMAX まで加速されていないとき、
正の加速度でそのまま加速を続ける。
【0030】また、再加速時用減速開始点C0 に到達し
たか否かを判断して、再加速時用減速開始点C0 に到達
した場合で、移動速度が最高速度VMAX まで加速されて
いない不十分加速のときに、現在地点から負の加速度で
減速したときの移動速度が零になるまでの距離L5 を演
算し、続いて再加速時用減速開始点C0 と一時停止点D
との間の距離L6 を演算して、距離L5 ≧距離L6 であ
るか否かを判断する。図6に破線で示すように、距離L
5 ≧距離L6 でないときは、正の加速度でそのまま加速
を続ける。図6に実線で示すように、距離L5 ≧距離L
6 であるときは、現在地点を減速開始点Cとして選択す
るという、不十分加速用加速終点Fの算出をする。
【0031】次に、本発明の第2実施形態を図7及び図
8に基づいて以下に説明する。なお、第1実施形態と実
質的に同一の機能を有した部材には同一の符号を付し、
第1実施形態と異なるところのみ記す。第1実施形態で
は、最高速度VMAX まで加速される前に減速開始点Cに
到達すると判断したとき、不十分加速用加速終点Fを算
出するのに対し、本実施形態では、不十分加速時最高速
度VMAXFを算出する構成になっている。
【0032】詳しくは、不十分加速になってしまう不十
分加速開始点Gから一時停止点Dまでの距離L7 は、そ
の不十分加速開始点Gから正の暫定加速度により加速時
間T 1 加速されて移動した距離L8 及びその距離L8
動した地点から負の暫定加速度により減速時間T2 減速
されて移動した距離L9 の合計である。
【0033】この距離L8 は、扉30の推定移動速度を、
不十分加速開始点Gの時から加速時間T1 経過した時、
つまり不十分加速時最高速度VMAXFまで加速された時ま
で積分して面積を計算可能な図形BBのその面積を計算す
ることにより求められる。また、距離L9 は、扉30の推
定移動速度を、不十分加速開始点Gの時より加速時間T
1 経過した時から減速時間T2 経過した時まで積分して
面積を計算可能な図形CCのその面積を計算することによ
り求められる。
【0034】一方、前述した図形BBの面積は、予め設定
された扉30の移動速度を、始点Aの時から加速時間T1
経過した時まで積分して面積を計算可能な図形DDの面積
に、(不十分加速時最高速度VMAXF/最高速度VMAX
を乗算して計算される。また、前述した図形CCの面積
は、予め設定された扉30の移動速度を、減速開始点Cの
時から減速時間T2 経過した時まで積分して面積を計算
可能な図形EEの面積に、(不十分加速時最高速度VMAXF
/最高速度VMAX )を乗算して計算される。
【0035】また、不十分加速になってしまう不十分加
速開始点Gから一時停止点Dまでの距離L7 は、位置検
出器8 でも求められるので、この位置検出器8 により求
められた距離L7 と図形BB及び図形CCのそれぞれの面積
の合計により求められた距離L7 とが一致するよう、不
十分加速時最高速度VMAXFが算出されて、その不十分加
速時最高速度VMAXFまで、不十分加速開始点Gから正の
暫定加速度により加速時間T1 加速されて後に、負の暫
定加速度により減速時間T2 減速されると、一時停止点
Dに到達することとなる。
【0036】かかる第1及び第2の実施形態の自動扉開
閉装置10にあっては、減速開始点算出手段40でもって、
全移動区間L4 の距離から減速区間L2 及び再移動区間
3の距離を減算するから、手間をかけずに、減速開始
点Cを設定し直さすことができる。
【0037】また、減速区間L2 の距離が未知であって
も、制御手順に予め設定された扉30の移動速度を減速開
始点Cの時から一時停止点Dの時まで積分して面積を計
算可能な図形AAのその面積を計算することでもって、減
速区間L2 の距離を求めることができる。
【0038】また、標準図形と図形AAとの間の最高速度
又は減速時間のいずれか一方の比の自乗を標準図形の面
積に乗算することにより、図形AAの面積を計算するので
あるから、制御手順に予め設定された扉30の移動速度を
減速開始点の時から一時停止点の時まで積分して面積を
計算するよりも、簡単に図形AAの面積を計算可能でき、
ひいては、減速区間L2 の距離を容易に求めることがで
きる。
【0039】また、図形AAと標準図形との間の図形形状
の差を面積差に換算する予め演算された係数を標準図形
の面積に乗算することにより、図形AAの面積を計算する
のであるから、制御手順に予め設定された扉30の移動速
度を減速開始点Cの時から一時停止点Dの時まで積分し
て面積を計算するよりも、簡単に図形AAの面積を計算で
き、ひいては、減速区間L2 の距離を容易に求めること
ができる。
【0040】また、減速時間T2 を底辺として最高速度
MAX を高さとする三角形の面積を求めることにより、
図形AAの面積を計算するのであるから、制御手順に予め
設定された扉30の移動速度を減速開始点Cの時から一時
停止点Dの時まで積分して面積を計算するよりも、簡単
に図形AAの面積を計算でき、ひいては、減速区間L2
距離を容易に求めることができる。
【0041】また、設定器24でもって、再移動区間L3
の距離、最高速度VMAX 、加速時間T1 、減速時間
2 、正の加速度及び負の加速度を任意に入力すること
ができるので、使い勝手を向上させることができる。
【0042】また、第1実施形態の自動扉開閉装置10に
あっては、減速開始点算出手段40は、最高速度VMAX
で加速される前に減速開始点Cに到達すると判断したと
き、不十分加速時加速終点Fを算出し、その不十分加速
時加速終点Fまで正の加速度により加速して後に、負の
加速度により減速して一時停止点Dに到達するから、継
続して扉30を移動させることができる。
【0043】また、第2実施形態の自動扉開閉装置10に
あっては、減速開始点算出手段40は、最高速度VMAX
で加速される前に減速開始点に到達すると判断したと
き、不十分加速時最高速度VMAXFを算出し、その不十分
加速時最高速度VMAXFまで加速時間T1 加速して後に減
速時間T2 減速して、一時停止点Dに到達するから、継
続して扉30を移動させることができる。
【0044】なお、第1及び第2実施形態では、減速開
始点算出手段40は、制御手順に予め設定された扉30の移
動速度を減速開始点Cの時から一時停止点Dの時まで積
分して面積を計算可能な図形AAのその面積を計算するこ
とでもって、減速区間L2 の距離を求める構成にしてい
るが、例えば、減速区間L2 の距離が既知のときは、こ
のような構成にしなくてもよい。
【0045】また、第1及び第2実施形態では、減速開
始点算出手段40は、図形AAが予め面積の求められた標準
図形と相似の相似図形であるときは、標準図形と図形AA
との間の最高速度VMAX 又は減速時間T2 のいずれか一
方の比の自乗を標準図形の面積に乗算することにより図
形AAの面積を計算し、図形AAが予め面積の求められた標
準図形と異なる形状の図形であるときは、標準図形との
間の図形形状の差を面積差に換算する予め演算された係
数を標準図形の面積に乗算することにより図形AAの面積
を計算し、負の加速度が一定値のとき、減速時間T2
底辺として最高速度VMAX を高さとする三角形の面積を
求めることにより図形AAの面積を計算する構成にしてい
るが、制御手順に予め設定された扉30の移動速度を減速
開始点Cの時から一時停止点Dの時まで積分して面積を
計算してもよい。
【0046】また、第1及び第2実施形態では、再移動
区間L3 の距離、最高速度VMAX 、加速時間T1 、減速
時間T2 、正の加速度及び負の加速度を入力するための
設定器24が設けられているが、例えば、制御プログラム
を変更するようなときは、設定器24が設けられなくても
よい。
【0047】また、第1及び第2実施形態では、設定器
24は、再移動区間L3 の距離、最高速度VMAX 、加速時
間T1 、減速時間T2 、正の加速度及び負の加速度を入
力するためのが設けられているが、いずれか1つのみ入
力する構成にしてもよい。
【0048】また、第1実施形態では、不十分加速用終
点Fを算出する構成により、第2実施形態では、不十分
加速時最高速度VMAXFを算出する構成により、一時停止
点Dに到達するようにしているが、このような構成によ
らずに、一時停止点Dに到達するようにしてもよい。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、減速開始点算出
手段でもって、全移動区間の距離から減速区間及び再移
動区間の距離を減算して減速開始点を算出するから、手
間をかけずに、減速開始点を設定し直さすことができ
る。
【0050】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加えて、減速区間の距離が未知であっても、
制御手順に予め設定された扉の移動速度を減速開始点の
時から一時停止点の時まで積分して面積を計算可能な図
形のその面積を計算することでもって、減速区間の距離
を求めることができる。
【0051】請求項3記載の発明は、標準図形と図形と
の間の最高速度又は減速時間のいずれか一方の比の自乗
を標準図形の面積に乗算することにより、図形の面積を
計算するのであるから、制御手順に予め設定された扉の
移動速度を減速開始点の時から一時停止点の時まで積分
して面積を計算するよりも、簡単に図形の面積を計算可
能でき、請求項2記載の発明よりも、減速区間の距離を
容易に求めることが可能になる。
【0052】請求項4記載の発明は、図形と標準図形と
の間の図形形状の差を面積差に換算する予め演算された
係数を標準図形の面積に乗算することにより、図形の面
積を計算するのであるから、制御手順に予め設定された
扉の移動速度を減速開始点の時から一時停止点の時まで
積分して面積を計算するよりも、簡単に図形の面積を計
算でき、請求項2記載の発明よりも、減速区間の距離を
容易に求めることが可能になる。
【0053】請求項5記載の発明は、減速時間を底辺と
して最高速度を高さとする三角形の面積を求めることに
より、図形の面積を計算するのであるから、制御手順に
予め設定された扉の移動速度を減速開始点の時から一時
停止点の時まで積分して面積を計算するよりも、簡単に
図形の面積を計算でき、請求項2記載の発明よりも、減
速区間の距離を容易に求めることが可能になる。
【0054】請求項6記載の発明は、請求項1乃至5の
いずれかに記載の発明の効果に加えて、前記減速開始点
算出手段は、前記最高速度まで加速される前に前記減速
開始点に到達すると判断したとき、不十分加速用終点を
算出し、その不十分加速用終点まで前記正の加速度によ
り加速して後に、前記負の加速度により減速して前記一
時停止点に到達するから、継続して扉を移動させること
ができる。
【0055】請求項7記載の発明は、請求項1乃至8の
いずれかに記載の発明の効果に加えて、減速開始点算出
手段は、最高速度まで加速される前に減速開始点に到達
すると判断したとき、不十分加速時最高速度を算出し、
その不十分加速時最高速度まで前記加速時間加速して後
に前記減速時間減速して、前記一時停止点に到達するか
ら、継続して扉を移動させることができる。
【0056】請求項8記載の発明は、請求項1乃至9の
いずれかに記載の発明の効果に加えて、入力手段でもっ
て、再移動区間の距離、最高速度、加速時間、減速時間
又は正若しくは負の加速度の少なくとも1つを任意に入
力することができるので、使い勝手を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の扉の減速区間を示す説
明図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】同上の構成図である。
【図4】同上の扉の減速区間の距離を算出方法を示す説
明図である。
【図5】同上の扉が始点ではない位置から再び加速する
ときの扉の制御状態を示すフローチャートである。
【図6】同上の扉が始点ではない位置から再び加速する
ときの扉の移動状態を示す説明図である。
【図7】本発明の第2実施形態の扉が始点ではない位置
から再び加速するときの加速区間及び減速区間の距離の
算出方法を示す説明図である。
【図8】同上の扉が始点ではない位置から再び加速する
ときの扉の移動状態を示す説明図である。
【図9】従来例の扉の移動状態を示す説明図である。
【図10】同上の移動する扉と時間との関係を示す説明
図である。
【符号の説明】
24 設定器(入力手段) 30 扉 40 減速開始点算出手段 AA 図形 A 始点 B 加速終点 C 減速開始点 D 一時停止点 E 終点 F 不十分加速用終点 VMAX 最高速度 VMAXF 不十分加速時最高速度 T1 加速時間 T2 減速時間 L2 減速区間 L3 再移動区間 L4 全移動区間

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定された制御手順に基づいて、始
    点から加速終点まで正の加速度により加速時間加速して
    最高速度でもって減速開始点まで移動させ、減速開始点
    から一時停止点までの減速区間で負の加速度により減速
    時間減速した後に、終点までの再移動区間を再移動する
    よう、扉を始点から終点までの全移動区間を自動開閉し
    得る自動扉開閉装置において、 前記全移動区間の距離から前記減速区間及び前記再移動
    区間の距離を減算して前記減速開始点を算出する減速開
    始点算出手段が設けられたことを特徴とする自動扉開閉
    装置。
  2. 【請求項2】 前記減速開始点算出手段は、前記制御手
    順に予め設定された前記扉の移動速度を前記減速開始点
    の時から前記一時停止点の時まで積分して面積を計算可
    能な図形のその面積を計算することでもって、前記減速
    区間の距離を求めるようなしたことを特徴とする請求項
    1記載の自動扉開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記減速開始点算出手段は、前記図形が
    予め面積の求められた標準図形と相似の相似図形である
    とき、標準図形と前記図形との間の前記最高速度又は前
    記減速時間のいずれか一方の比の自乗を標準図形の面積
    に乗算することにより前記図形の面積を計算するような
    したことを特徴とする請求項2記載の自動扉開閉装置。
  4. 【請求項4】 前記減速開始点算出手段は、前記図形が
    予め面積の求められた標準図形と異なる形状の図形であ
    るとき、標準図形との間の図形形状の差を面積差に換算
    する予め演算された係数を標準図形の面積に乗算するこ
    とにより前記図形の面積を計算するようなしたことを特
    徴とする請求項2記載の自動扉開閉装置。
  5. 【請求項5】 前記減速開始点算出手段は、前記負の加
    速度が一定値のとき、前記減速時間を底辺として前記最
    高速度を高さとする三角形の面積を求めることにより前
    記図形の面積を計算するようなしたことを特徴とする請
    求項2記載の自動扉開閉装置。
  6. 【請求項6】 前記減速開始点算出手段は、前記最高速
    度まで加速される前に前記減速開始点に到達すると判断
    したとき、不十分加速用終点を算出し、その不十分加速
    用終点まで前記正の加速度により加速して後に、前記負
    の加速度により減速して前記一時停止点に到達するよう
    なしたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記
    載の自動扉開閉装置。
  7. 【請求項7】 前記減速開始点算出手段は、前記最高速
    度まで加速される前に前記減速開始点に到達すると判断
    したとき、不十分加速時最高速度を算出し、その不十分
    加速時最高速度まで前記加速時間加速して後に前記減速
    時間減速して、前記一時停止点に到達するようなしたこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の自動
    扉開閉装置。
  8. 【請求項8】 前記再移動区間の距離、前記最高速度、
    前記加速時間、前記減速時間又は前記正若しくは負の加
    速度の少なくとも1つを入力するための入力手段が設け
    られたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれ
    かに記載の自動扉開閉装置。
JP01581497A 1997-01-30 1997-01-30 自動扉開閉装置 Expired - Fee Related JP3758268B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01581497A JP3758268B2 (ja) 1997-01-30 1997-01-30 自動扉開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01581497A JP3758268B2 (ja) 1997-01-30 1997-01-30 自動扉開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10212866A true JPH10212866A (ja) 1998-08-11
JP3758268B2 JP3758268B2 (ja) 2006-03-22

Family

ID=11899325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01581497A Expired - Fee Related JP3758268B2 (ja) 1997-01-30 1997-01-30 自動扉開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3758268B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7928678B2 (en) 2004-12-28 2011-04-19 Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. Door opening/closing control device
JP2012229584A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Tsubaki Emerson Co 自動扉制御装置、自動扉システム、自動扉制御方法及び自動扉調整方法
CN115263130A (zh) * 2022-08-18 2022-11-01 宁波欧尼克科技有限公司 一种自动门刹车距离自动调整控制方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7928678B2 (en) 2004-12-28 2011-04-19 Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. Door opening/closing control device
JP2012229584A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Tsubaki Emerson Co 自動扉制御装置、自動扉システム、自動扉制御方法及び自動扉調整方法
CN115263130A (zh) * 2022-08-18 2022-11-01 宁波欧尼克科技有限公司 一种自动门刹车距离自动调整控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3758268B2 (ja) 2006-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100259511B1 (ko) 엘리베이터의 위치 제어 방법
KR910001853B1 (ko) 자동문을 위한 문 개폐 모우터의 토오크 제어 방법
JPS6317793A (ja) クレ−ンの制御方式
JPH10212866A (ja) 自動扉開閉装置
KR960012701B1 (ko) 주축 위치 결정 방법
JP3677800B2 (ja) 移動体の走行制御方法及び走行制御装置
JP7471136B2 (ja) 天井式クレーンの運転計画方法及び装置、並びに、天井式クレーンの制御方法及び装置
JPH09317321A (ja) 自動ドア装置の障害物検出装置
JPH112508A (ja) 吊荷の位置検出装置
JPH1016734A (ja) 車両用自動停止装置
KR100186381B1 (ko) 엘리베이터의 동기위치 제어방법
EP2441727A2 (en) Hoist length measuring method for input shaping
EP1085388A3 (en) Motor controlling method and apparatus
JPS6010995B2 (ja) ロボツト・ホイスト・クレ−ン等の吊荷質量測定装置
JPH08324716A (ja) スタッカークレーンの速度制御方法
JPS61193204A (ja) 工業用ロボツト
JPH0441329B2 (ja)
KR890001858A (ko) 엘리베이터카를 목표층에 양호하게 정지시키기 위한 방법 및 그 장치
JPH0430205A (ja) ロボット制御装置
JP2000313586A (ja) 吊荷の振れ止め制御装置
JP3435939B2 (ja) 駆動輪の制御装置
JPH0634950Y2 (ja) ロボツトの制御装置
JPS63220487A (ja) コンパクトデイスクプレ−ヤ
CN115167532A (zh) 云台的运动控制方法、装置、终端及计算机可读存储介质
JPH05313737A (ja) コイルカー制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050524

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050725

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051226

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090113

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090113

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100113

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100113

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110113

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees