JPH10212489A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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- JPH10212489A JPH10212489A JP3330297A JP3330297A JPH10212489A JP H10212489 A JPH10212489 A JP H10212489A JP 3330297 A JP3330297 A JP 3330297A JP 3330297 A JP3330297 A JP 3330297A JP H10212489 A JPH10212489 A JP H10212489A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】殺菌効果を十分に発揮するために頭皮に十分な
痒み防止性、防臭・消臭効果を付与でき、洗浄力、起泡
力にもすぐれる洗浄剤組成物を提供すること。 【解決手段】（Ａ）アミド基含有２鎖２極性基含有陰イ
オン界面活性剤の１種又は２種以上と、（Ｂ）殺菌剤
０．００２〜５重量％を含有させる。
痒み防止性、防臭・消臭効果を付与でき、洗浄力、起泡
力にもすぐれる洗浄剤組成物を提供すること。 【解決手段】（Ａ）アミド基含有２鎖２極性基含有陰イ
オン界面活性剤の１種又は２種以上と、（Ｂ）殺菌剤
０．００２〜５重量％を含有させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、殺菌効果を十分に
発揮するために頭皮に十分な痒み防止性、防臭・消臭効
果を付与でき、洗浄力、起泡力にもすぐれる洗浄剤組成
物に関する。
発揮するために頭皮に十分な痒み防止性、防臭・消臭効
果を付与でき、洗浄力、起泡力にもすぐれる洗浄剤組成
物に関する。
【０００２】
【従来の技術】消費者ニーズの多様化に伴い、殺菌効果
を有する洗浄剤組成物が多く検討されている。洗浄剤組
成物に主要成分として含有される陰イオン界面活性剤は
陽イオン性殺菌剤と錯体を形成するために、殺菌効果が
十分に発揮されない場合が多い。また、一般に、洗浄剤
組成物に含まれる塩素系殺菌剤は、長期間の貯蔵又は保
管によって殺菌効果が低下することが知られている。洗
浄剤組成物に配合されている殺菌剤の効果を損なうこと
なく洗浄剤組成物の変質を防ぐために、通常、抗酸化
剤、金属封鎖剤、粘土鉱物などの安定化剤が洗浄剤組成
物に配合される。しかし、これらの安定化剤を配合した
洗浄剤組成物（例えば、特公平７−５３６５７号公報、
特開平８−１０９３９４号公報）は、殺菌効果の低下を
抑制し、ある程度の殺菌効果を示すが、必ずしも十分で
はなく、洗浄力及び起泡力も十分に満足できるものでは
なかった。
を有する洗浄剤組成物が多く検討されている。洗浄剤組
成物に主要成分として含有される陰イオン界面活性剤は
陽イオン性殺菌剤と錯体を形成するために、殺菌効果が
十分に発揮されない場合が多い。また、一般に、洗浄剤
組成物に含まれる塩素系殺菌剤は、長期間の貯蔵又は保
管によって殺菌効果が低下することが知られている。洗
浄剤組成物に配合されている殺菌剤の効果を損なうこと
なく洗浄剤組成物の変質を防ぐために、通常、抗酸化
剤、金属封鎖剤、粘土鉱物などの安定化剤が洗浄剤組成
物に配合される。しかし、これらの安定化剤を配合した
洗浄剤組成物（例えば、特公平７−５３６５７号公報、
特開平８−１０９３９４号公報）は、殺菌効果の低下を
抑制し、ある程度の殺菌効果を示すが、必ずしも十分で
はなく、洗浄力及び起泡力も十分に満足できるものでは
なかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、本発明の目
的は、殺菌剤を安定に配合でき、高い殺菌効果を有する
結果、頭皮に十分な痒み防止性、防臭・消臭効果を付与
でき、洗浄力、起泡力にもすぐれる洗浄剤組成物を提供
するにある。
的は、殺菌剤を安定に配合でき、高い殺菌効果を有する
結果、頭皮に十分な痒み防止性、防臭・消臭効果を付与
でき、洗浄力、起泡力にもすぐれる洗浄剤組成物を提供
するにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】かかる目的のもとで本発
明者は鋭意検討を行った結果、特定の陰イオン界面活性
剤と殺菌剤を含有する洗浄剤組成物が高い殺菌効果を有
するとともに、洗浄力、起泡力にもすぐれること、ま
た、それらの原材料に加えて粘土鉱物をさらに配合する
と殺菌効果が格段にすぐれることを見出し、本発明を完
成した。すなわち、本発明の請求項１の発明は、（Ａ）
アミド基含有２鎖２極性基含有陰イオン界面活性剤の１
種又は２種以上と、（Ｂ）殺菌剤０．００２〜５重量％
とを含有することを特徴とする洗浄剤組成物である。ま
た、本発明の請求項２の発明は、（Ａ）アミド基含有２
鎖２極性基含有陰イオン界面活性剤の１種又は２種以上
と、（Ｂ）殺菌剤と，（Ｃ）粘土鉱物を含有することを
特徴とする洗浄剤組成物である。
明者は鋭意検討を行った結果、特定の陰イオン界面活性
剤と殺菌剤を含有する洗浄剤組成物が高い殺菌効果を有
するとともに、洗浄力、起泡力にもすぐれること、ま
た、それらの原材料に加えて粘土鉱物をさらに配合する
と殺菌効果が格段にすぐれることを見出し、本発明を完
成した。すなわち、本発明の請求項１の発明は、（Ａ）
アミド基含有２鎖２極性基含有陰イオン界面活性剤の１
種又は２種以上と、（Ｂ）殺菌剤０．００２〜５重量％
とを含有することを特徴とする洗浄剤組成物である。ま
た、本発明の請求項２の発明は、（Ａ）アミド基含有２
鎖２極性基含有陰イオン界面活性剤の１種又は２種以上
と、（Ｂ）殺菌剤と，（Ｃ）粘土鉱物を含有することを
特徴とする洗浄剤組成物である。
【０００５】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を説明す
る。本発明における（Ａ）成分のアミド基含有２鎖２極
性基含有陰イオン界面活性剤は、長鎖疎水基の炭素数が
１８、１６、１４、１２、１０又は８であり、極性基が
カルボキシル基、スルホン酸基、硫酸基のいずれかを持
ち、連結基が２〜６のアルキレン鎖を持つものである。
例示するとＮ，Ｎ’−ビス〔２−ラウラミドエチル）エ
チレンジアミン−Ｎ，Ｎ’−ジ（酢酸ナトリウム）が挙
げられる。この化合物の分子構造において疎水基の異な
る同族体との混合体としても本発明の目的の範囲内で配
合される。ここで用いる対イオンとしては１価又は２価
のアルカリ金属イオン、アンモニウムイオン又は有機ア
ンモニウムイオンが適用される。ただし、有機アンモニ
ウムイオンとしては、リジン、アルギニン等の塩基性ア
ミノ酸も該当する。Ｎ，Ｎ’−ビス〔２−ラウラミドエ
チル）エチレンジアミン−Ｎ，Ｎ’−ジ（酢酸ナトリウ
ム）の他、さらに具体的に例示すると、、Ｎ，Ｎ’−ビ
ス〔２−ミリストイラミドエチル）エチレンジアミン−
Ｎ，Ｎ’−ジ（酢酸ナトリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス〔２
−パルミトイラミドエチル）エチレンジアミン−Ｎ，
Ｎ’−ジ（酢酸ナトリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス〔２−ラ
ウラミドエチル）エチレンジアミン−Ｎ，Ｎ’−ジ（プ
ロピオン酸ナトリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス〔２−ミリス
トイラミドエチル）エチレンジアミン−Ｎ，Ｎ’−ジ
（プロピオン酸ナトリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス〔２−パ
ルミトイラミドエチル）エチレンジアミン−Ｎ，Ｎ’−
ジ（プロピオン酸ナトリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス（ラウ
ロイルアミド）エタン−Ｎ，Ｎ’−ジ（酢酸ナトリウ
ム）、Ｎ，Ｎ’−ビス（ミリストイルアミド）エタン−
Ｎ，Ｎ’−ジ（酢酸ナトリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス（パ
ルミトイルアミド）エタン−Ｎ，Ｎ’−ジ（酢酸ナトリ
ウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス（ラウロイルアミド）エタン−
Ｎ，Ｎ’−ジ（プロピオン酸ナトリウム）、Ｎ，Ｎ’−
ビス（ミリストイルアミド）エタン−Ｎ，Ｎ’−ジ（プ
ロピオン酸ナトリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス（パルミトイ
ルアミド）エタン−Ｎ，Ｎ’−ジ（プロピオン酸ナトリ
ウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス（ラウロイルアミド）ブタン−
Ｎ，Ｎ’−ジ（酢酸カリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス（ミリ
ストイルアミド）ブタン−Ｎ，Ｎ’−ジ（酢酸カリウ
ム）、Ｎ，Ｎ’−ビス（パルミトイルアミド）ブタン−
Ｎ，Ｎ’−ジ（酢酸カリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス（ラウ
ロイルアミド）エタン−Ｎ，Ｎ’−ジ（エタンスルホン
酸カリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス（ミリストイルアミド）
ブタン−Ｎ，Ｎ’−ジ（エタンスルホン酸カリウム）、
Ｎ，Ｎ’−ビス（パルミトイルアミド）エタン−Ｎ，
Ｎ’−ジ（エタンスルホン酸ナトリウム）が挙げられ
る。本発明において適用される２鎖２極性基含有陰イオ
ン界面活性剤は、２つの疎水基中にアミド基を含むもの
であり、その疎水基の炭素数は１２又は１４が起泡性の
点で最も好ましい。連結基としてのアルキレン鎖長は２
〜６が適用されるが、界面活性能の点で２が最も好まし
い。本発明において適用される２鎖２極性基含有陰イオ
ン界面活性剤の構造基であるカルボキシル基、硫酸基、
スルホン酸基、またはリン酸基という種類の中で皮膚刺
激性と界面活性能の点からカルボキシル基、スルホン酸
基が好ましい。これらの１種又は２種以上を用いる。配
合量は、剤型によって異なるが、通常、１０〜５０重量
％である。
る。本発明における（Ａ）成分のアミド基含有２鎖２極
性基含有陰イオン界面活性剤は、長鎖疎水基の炭素数が
１８、１６、１４、１２、１０又は８であり、極性基が
カルボキシル基、スルホン酸基、硫酸基のいずれかを持
ち、連結基が２〜６のアルキレン鎖を持つものである。
例示するとＮ，Ｎ’−ビス〔２−ラウラミドエチル）エ
チレンジアミン−Ｎ，Ｎ’−ジ（酢酸ナトリウム）が挙
げられる。この化合物の分子構造において疎水基の異な
る同族体との混合体としても本発明の目的の範囲内で配
合される。ここで用いる対イオンとしては１価又は２価
のアルカリ金属イオン、アンモニウムイオン又は有機ア
ンモニウムイオンが適用される。ただし、有機アンモニ
ウムイオンとしては、リジン、アルギニン等の塩基性ア
ミノ酸も該当する。Ｎ，Ｎ’−ビス〔２−ラウラミドエ
チル）エチレンジアミン−Ｎ，Ｎ’−ジ（酢酸ナトリウ
ム）の他、さらに具体的に例示すると、、Ｎ，Ｎ’−ビ
ス〔２−ミリストイラミドエチル）エチレンジアミン−
Ｎ，Ｎ’−ジ（酢酸ナトリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス〔２
−パルミトイラミドエチル）エチレンジアミン−Ｎ，
Ｎ’−ジ（酢酸ナトリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス〔２−ラ
ウラミドエチル）エチレンジアミン−Ｎ，Ｎ’−ジ（プ
ロピオン酸ナトリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス〔２−ミリス
トイラミドエチル）エチレンジアミン−Ｎ，Ｎ’−ジ
（プロピオン酸ナトリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス〔２−パ
ルミトイラミドエチル）エチレンジアミン−Ｎ，Ｎ’−
ジ（プロピオン酸ナトリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス（ラウ
ロイルアミド）エタン−Ｎ，Ｎ’−ジ（酢酸ナトリウ
ム）、Ｎ，Ｎ’−ビス（ミリストイルアミド）エタン−
Ｎ，Ｎ’−ジ（酢酸ナトリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス（パ
ルミトイルアミド）エタン−Ｎ，Ｎ’−ジ（酢酸ナトリ
ウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス（ラウロイルアミド）エタン−
Ｎ，Ｎ’−ジ（プロピオン酸ナトリウム）、Ｎ，Ｎ’−
ビス（ミリストイルアミド）エタン−Ｎ，Ｎ’−ジ（プ
ロピオン酸ナトリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス（パルミトイ
ルアミド）エタン−Ｎ，Ｎ’−ジ（プロピオン酸ナトリ
ウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス（ラウロイルアミド）ブタン−
Ｎ，Ｎ’−ジ（酢酸カリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス（ミリ
ストイルアミド）ブタン−Ｎ，Ｎ’−ジ（酢酸カリウ
ム）、Ｎ，Ｎ’−ビス（パルミトイルアミド）ブタン−
Ｎ，Ｎ’−ジ（酢酸カリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス（ラウ
ロイルアミド）エタン−Ｎ，Ｎ’−ジ（エタンスルホン
酸カリウム）、Ｎ，Ｎ’−ビス（ミリストイルアミド）
ブタン−Ｎ，Ｎ’−ジ（エタンスルホン酸カリウム）、
Ｎ，Ｎ’−ビス（パルミトイルアミド）エタン−Ｎ，
Ｎ’−ジ（エタンスルホン酸ナトリウム）が挙げられ
る。本発明において適用される２鎖２極性基含有陰イオ
ン界面活性剤は、２つの疎水基中にアミド基を含むもの
であり、その疎水基の炭素数は１２又は１４が起泡性の
点で最も好ましい。連結基としてのアルキレン鎖長は２
〜６が適用されるが、界面活性能の点で２が最も好まし
い。本発明において適用される２鎖２極性基含有陰イオ
ン界面活性剤の構造基であるカルボキシル基、硫酸基、
スルホン酸基、またはリン酸基という種類の中で皮膚刺
激性と界面活性能の点からカルボキシル基、スルホン酸
基が好ましい。これらの１種又は２種以上を用いる。配
合量は、剤型によって異なるが、通常、１０〜５０重量
％である。
【０００６】本発明における（Ｂ）成分の殺菌剤として
は、洗浄剤組成物に汎用される殺菌剤が使用できるが、
２，４，４’−トリクロロ−２−ヒドロキシジフェニル
エーテル（以下、ＤＰ−３００と略記する）、３，４，
４’−トリクロロカルバニリド（以下、ＴＣＣと略記す
る）、ベンゼトニウムクロリド、ジンクビス（２−ピリ
ジルシオ）−Ｎ−オキシド、ピロクトンオラミン、感光
素類、ウンデシレン酸などの炭素原子数８〜２２の不飽
和脂肪酸、イオウが好ましい。特に、ＤＰ−３００、Ｔ
ＣＣ及びベンゼトニウムクロリドが好ましい。殺菌剤
は、これらの化合物の１種又はそれ以上を組成物全量に
対して０．００２〜５重量％、好ましくは０．０５〜１
重量％の範囲内で使用する。
は、洗浄剤組成物に汎用される殺菌剤が使用できるが、
２，４，４’−トリクロロ−２−ヒドロキシジフェニル
エーテル（以下、ＤＰ−３００と略記する）、３，４，
４’−トリクロロカルバニリド（以下、ＴＣＣと略記す
る）、ベンゼトニウムクロリド、ジンクビス（２−ピリ
ジルシオ）−Ｎ−オキシド、ピロクトンオラミン、感光
素類、ウンデシレン酸などの炭素原子数８〜２２の不飽
和脂肪酸、イオウが好ましい。特に、ＤＰ−３００、Ｔ
ＣＣ及びベンゼトニウムクロリドが好ましい。殺菌剤
は、これらの化合物の１種又はそれ以上を組成物全量に
対して０．００２〜５重量％、好ましくは０．０５〜１
重量％の範囲内で使用する。
【０００７】本発明における（Ｃ）成分の粘土鉱物は、
二酸化珪素を基本とする層状構造を有し、粒径が５０μ
ｍ以下、好ましくは０．０５〜３０μｍ範囲の微細な結
晶又はコロイド的性質を有する粒子である。代表的な粘
土鉱物としては、カオリナイト、雲母、タルク、モンモ
リオナイトなどがあり、好ましくはカオリナイトが挙げ
られる。これらの１種又はそれ以上を組成物全量に対し
て１〜４０重量％を含有させる。
二酸化珪素を基本とする層状構造を有し、粒径が５０μ
ｍ以下、好ましくは０．０５〜３０μｍ範囲の微細な結
晶又はコロイド的性質を有する粒子である。代表的な粘
土鉱物としては、カオリナイト、雲母、タルク、モンモ
リオナイトなどがあり、好ましくはカオリナイトが挙げ
られる。これらの１種又はそれ以上を組成物全量に対し
て１〜４０重量％を含有させる。
【０００８】本発明の洗浄剤組成物は上記の如くの組成
からなるが、必要に応じて他の界面活性剤、乳化助剤、
香料、着色剤、防腐剤、保湿剤、顔料等を本発明の目的
を達成する範囲内で適宜配合することもできる。本発明
の洗浄剤組成物は、特定の陰イオン界面活性剤、粘土鉱
物を含有する固形、クリーム状又は液状の洗浄剤組成物
であり、洗顔クリーム、液状洗顔料、ボディシャンプ
ー、シャンプー等の皮膚又は頭皮の洗浄を目的とするも
のに適用される。
からなるが、必要に応じて他の界面活性剤、乳化助剤、
香料、着色剤、防腐剤、保湿剤、顔料等を本発明の目的
を達成する範囲内で適宜配合することもできる。本発明
の洗浄剤組成物は、特定の陰イオン界面活性剤、粘土鉱
物を含有する固形、クリーム状又は液状の洗浄剤組成物
であり、洗顔クリーム、液状洗顔料、ボディシャンプ
ー、シャンプー等の皮膚又は頭皮の洗浄を目的とするも
のに適用される。
【０００９】
【実施例】以下、実施例にて本発明を説明するが、本発
明はこの実施例によって限定されない。なお、配合量は
重量％である。 （１）抗フケ性、防臭性の評価 専門パネラー１０名により、毎日１回、２週間、各シャ
ンプーを使用したときの抗フケ性、防臭性の効果を以下
の基準で評価した。 ◎：９名以上がフケが減少し、防臭性を認めると感じ
た。 ○：８名がフケが減少し、防臭性を認めると感じた。 △：７名がフケが減少し、防臭性を認めると感じた。 ×：６名以下がフケが減少し、防臭性を認めると感じ
た。 （２）洗浄性 健康な日本人女性の毛髪２０ｇ（１５ｃｍ）にシャンプ
ー液１ｇを塗布し、１分間洗浄し、すすいだ後の感触を
専門パネラー２０名により、以下の基準で評価した。 ◎：極めて良好（９０％以上の人が洗浄力良好と答え
た） ○：良好（８０〜９０％未満の人が洗浄力良好と答え
た） △：若干不良（７０〜８０％未満の人が洗浄力良好と答
えた） ×：不良（７０％未満の人が洗浄力良好と答えた） （３）起泡性 シャンプー液の２０倍希釈水溶液５０ミリリットル（２
０度Ｃ）を２００ミリリットル容の共栓つきメスシリン
ダーにとり、１分間に１００回震盪した後、直後の泡立
ち（泡高さ）を調べ、以下の基準で評価した。 ◎：極めて良好な泡立ち ○：良好な泡立ち △：泡立つが不十分 ×：泡立たない
明はこの実施例によって限定されない。なお、配合量は
重量％である。 （１）抗フケ性、防臭性の評価 専門パネラー１０名により、毎日１回、２週間、各シャ
ンプーを使用したときの抗フケ性、防臭性の効果を以下
の基準で評価した。 ◎：９名以上がフケが減少し、防臭性を認めると感じ
た。 ○：８名がフケが減少し、防臭性を認めると感じた。 △：７名がフケが減少し、防臭性を認めると感じた。 ×：６名以下がフケが減少し、防臭性を認めると感じ
た。 （２）洗浄性 健康な日本人女性の毛髪２０ｇ（１５ｃｍ）にシャンプ
ー液１ｇを塗布し、１分間洗浄し、すすいだ後の感触を
専門パネラー２０名により、以下の基準で評価した。 ◎：極めて良好（９０％以上の人が洗浄力良好と答え
た） ○：良好（８０〜９０％未満の人が洗浄力良好と答え
た） △：若干不良（７０〜８０％未満の人が洗浄力良好と答
えた） ×：不良（７０％未満の人が洗浄力良好と答えた） （３）起泡性 シャンプー液の２０倍希釈水溶液５０ミリリットル（２
０度Ｃ）を２００ミリリットル容の共栓つきメスシリン
ダーにとり、１分間に１００回震盪した後、直後の泡立
ち（泡高さ）を調べ、以下の基準で評価した。 ◎：極めて良好な泡立ち ○：良好な泡立ち △：泡立つが不十分 ×：泡立たない
【００１０】実施例１〜１８，比較例１〜１２ 表１〜３に本発明の洗浄剤組成物（試験試料）の組成を
示す。ここに示す配合物は次のものを示す。 （１）配合される（Ａ）成分のアミド基含有２鎖２極性
基含有陰イオン界面活性剤 Ａ１：Ｎ，Ｎ’−ビス（ラウロイルアミド）エタン−
Ｎ，Ｎ’−ジ（酢酸ナトリウム） Ａ２：ラウリルエーテル硫酸ナトリウム（対照化合物） （２）配合される（Ｂ）成分の殺菌剤 Ｂ１：ＤＰ−３００（２，４，４’−トリクロロ−２−
ヒドロキシジフェニルエーテル） Ｂ２：ＴＣＣ（３，４，４’−トリクロロカルバニリ
ド） Ｂ３：塩化ベンゼトニウム （３）配合される（Ｃ）成分の粘土鉱物 Ｃ１：カオリン Ｃ２：タルク
示す。ここに示す配合物は次のものを示す。 （１）配合される（Ａ）成分のアミド基含有２鎖２極性
基含有陰イオン界面活性剤 Ａ１：Ｎ，Ｎ’−ビス（ラウロイルアミド）エタン−
Ｎ，Ｎ’−ジ（酢酸ナトリウム） Ａ２：ラウリルエーテル硫酸ナトリウム（対照化合物） （２）配合される（Ｂ）成分の殺菌剤 Ｂ１：ＤＰ−３００（２，４，４’−トリクロロ−２−
ヒドロキシジフェニルエーテル） Ｂ２：ＴＣＣ（３，４，４’−トリクロロカルバニリ
ド） Ｂ３：塩化ベンゼトニウム （３）配合される（Ｃ）成分の粘土鉱物 Ｃ１：カオリン Ｃ２：タルク
【００１１】
【表１】
【００１２】
【表２】
【００１３】
【表３】
【００１４】表１〜３の結果から、本発明の洗浄剤組成
物を使って洗髪した場合は、前記評価項目のすべてです
ぐれていることがわかる。一方、本発明の洗浄剤組成物
の構成成分のうちいずれか一つが欠ける比較例の洗浄剤
組成物の性能は本発明の洗浄剤組成物のそれよりも大幅
に悪いことがわかる。
物を使って洗髪した場合は、前記評価項目のすべてです
ぐれていることがわかる。一方、本発明の洗浄剤組成物
の構成成分のうちいずれか一つが欠ける比較例の洗浄剤
組成物の性能は本発明の洗浄剤組成物のそれよりも大幅
に悪いことがわかる。
【００１５】
【発明の効果】以上記載の如く、本発明は、殺菌効果を
十分に発揮するために頭皮に十分な痒み防止性、防臭・
消臭効果を付与できるとともに洗浄力、起泡力にすぐれ
る洗浄剤組成物を提供することは明らかである。
十分に発揮するために頭皮に十分な痒み防止性、防臭・
消臭効果を付与できるとともに洗浄力、起泡力にすぐれ
る洗浄剤組成物を提供することは明らかである。
Claims (3)
- 【請求項１】 （Ａ）アミド基含有２鎖２極性基含有陰
イオン界面活性剤の１種又は２種以上と、（Ｂ）殺菌剤
０．００２〜５重量％とを含有することを特徴とする洗
浄剤組成物。 - 【請求項２】 （Ａ）アミド基含有２鎖２極性基含有陰
イオン界面活性剤の１種又は２種以上と、（Ｂ）殺菌剤
０．００２〜５重量％と，（Ｃ）粘土鉱物１〜４０重量
％とを含有することを特徴とする洗浄剤組成物。 - 【請求項３】 前記殺菌剤が、２，４，４’−トリクロ
ロ−２−ヒドロキシジフェニルエーテル、３，４，４’
−トリクロロカルバニリド、ベンゼトニウムクロリド、
ジンクビス（２−ピリジルシオ）−Ｎ−オキシド、ピロ
クトンオラミン、感光素類、ウンデシレン酸などの炭素
原子数８〜２２の不飽和脂肪酸、イオウからなる群から
選択される１種又はそれ以上の化合物である請求項１又
は２に記載の洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3330297A JPH10212489A (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | 洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3330297A JPH10212489A (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | 洗浄剤組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10212489A true JPH10212489A (ja) | 1998-08-11 |
Family
ID=12382764
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3330297A Pending JPH10212489A (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | 洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10212489A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008139699A1 (ja) | 2007-04-27 | 2008-11-20 | Mitsubishi Chemical Corporation | 劣化臭防止剤および抗菌剤 |
| JP2011057979A (ja) * | 2009-08-13 | 2011-03-24 | Lion Corp | 洗浄剤組成物 |
| US7977302B2 (en) | 2005-12-07 | 2011-07-12 | Conopco, Inc. | Detergent bar composition |
-
1997
- 1997-01-30 JP JP3330297A patent/JPH10212489A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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