JPH10212006A - 部品ストック装置 - Google Patents

部品ストック装置

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JPH10212006A
JPH10212006A JP1645897A JP1645897A JPH10212006A JP H10212006 A JPH10212006 A JP H10212006A JP 1645897 A JP1645897 A JP 1645897A JP 1645897 A JP1645897 A JP 1645897A JP H10212006 A JPH10212006 A JP H10212006A
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正晴 安部
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勝巳 津久井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、例えば工場の組立ラインサイド
に設置される部品ストック装置に関し、多くの部品を保
管でき且つ部品の取り出しを容易にすることを目的とす
る。 【解決手段】 1対のフレームと、1対の第1回転板
と、1対の第2回転板と、各第1回転板から各第2回転
板にかけて対向配置された一対のチェーンと、第1回転
板または第2回転板を停止または回転させる回転駆動手
段と、両チェーンに、該チェーンの全長を所定の間隔で
分割して設けられた複数の支持部と、両チェーンの各支
持部にそれぞれ回動自在に吊持された複数の箱棚と、ロ
ッドの先端が箱棚の裏底面に当接し、軸線がその箱棚に
係わる支持部の揺動中心より上の領域を通過した状態で
フレームに固定されているシリンダとを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば工場の組立
ラインサイドに設置される部品ストック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば工場の組立ラインサイドでは多数
の部品が置かれ、作業者はこれらの部品を取って組立ラ
インに供給して1つの組立品を組み立てる。特に、車種
が多く少量生産の場合には、車種毎に部品の種類が異な
り、組立ラインには多種類の部品が置かれている。
【0003】組立ラインサイドでは、多数の部品を保管
するストック装置としての機能とストック装置から部品
を取り出す際の作業性の良いことが要求されている。多
数の部品を保管するストック装置として、例えば特開平
6−321320号公報に示すように部品を箱棚に自動
的に収納し、取り出す回転式の倉庫が知られている。こ
のストック装置は大掛りになり、工場の組立ラインサイ
ドで使用するには適さないとされている。
【0004】また、ストック装置として、図8に示す循
環型格納装置が知られている。図において、符号101
は循環型格納装置で、この循環型格納装置101は、扁
平で高さ寸法が作業者の約2倍〜3倍の高さの収納箱1
02を有している。収納箱102の中には、長円トラッ
ク状に回転する無端装置103が設けられ、無端装置1
03には上部開口の部品用棚104が所定の間隔で複数
個長円トラック状に配列されている。上下方向に隣接す
る2つの部品用棚104は平行になっている。
【0005】部品用棚104は無端装置103により循
環され、収納箱102に形成された横長の窓102Aで
停止して部品用棚104上の部品が取り出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上下方向で
隣接する2つの部品用棚104は平行になっているの
で、部品用棚104に載置されている部品を取り出すた
めには、作業者は部品用棚104の奥の方に手を入れな
ければならず、部品の取り出しが面倒であった。すなわ
ち、部品の保管の方に重点が置かれており、部品を取り
出す際の作業性が悪かった。
【0007】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、多くの部品を保管でき且
つ部品の取り出しが容易な部品ストック装置を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
所定の距離隔てて立設された1対のフレームと、両フレ
ームに回転自在にそれぞれ軸支された1対の第1回転板
と、各第1回転板の上方にそれぞれ位置して、両フレー
ムに回転自在にそれぞれ軸支された1対の第2回転板
と、各第1回転板から各第2回転板にかけてそれぞれ縦
長の長円形状に巻かれて対向配置された一対のチェーン
と、第1回転板または第2回転板を停止または回転させ
る回転駆動手段と、両チェーンに、該チェーンの全長を
所定の間隔で分割して設けられた複数の支持部と、両チ
ェーンの各支持部にそれぞれ回動自在に吊持され、上方
に向けて開口部が形成された複数の箱棚と、ロッドの先
端が箱棚の裏底面に当接し、軸線がその箱棚に係わる支
持部の回動中心より上の領域を通過した状態でフレーム
に固定されているシリンダとを備えていることを特徴と
する。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の部
品ストック装置において、チェーンの最上位に位置する
箱棚より1つ下の段の箱棚に対応して、シリンダはフレ
ームに固定されていることを特徴とする。請求項3記載
の発明は、請求項1または請求項2記載の部品ストック
装置において、1対のフレームはベース上に設けられ、
ベースには、複数の車輪と、床面に対して該ベースを昇
降させる複数のジャッキボルトとが設けられていること
を特徴とする。
【0010】(作用)請求項1記載の発明によれば、部
品ストック装置の近くに作業者が立ち、部品ストック装
置の箱棚にストックされている部品が取り出される。
【0011】以下、詳しく説明する。作業者が回転駆動
手段を操作することにより、第1回転板,第2回転板の
間でチェーンが停止または回転される。チェーンが回転
されると、全ての箱棚は、該チェーンとともに回転され
る。複数の箱棚のうちの1つの箱棚は、部品が取り出さ
れるべき所定の高さで停止される。
【0012】この状態で、シリンダのロッドで箱棚の裏
底面が押されると、シリンダにより支持部の回動中心を
中心として箱棚が回動し、箱棚はその開口部を作業者の
手前側に向けて傾く。作業者が部品を取り出す時、箱棚
はシリンダのロッドの先端で支えられているので、作業
者が部品を押して箱棚に力が及んでも吊持された箱棚は
回動することなく固定状態になっている。
【0013】1つの箱棚から部品が取り出されると、チ
ェーンが駆動され、全ての箱棚は、チェーンとともに回
転される。他の箱棚は部品が取り出されるべき所定の高
さで停止される。同様にして他の箱棚から部品が取り出
される。一方、空になった箱棚に部品が供給される。請
求項2記載の発明によれば、シリンダによりチェーンの
最上位に位置する箱棚より1つ下の段の箱棚は、その開
口部を手前に向けて傾けられた状態となり、該箱棚から
部品が取り出される。
【0014】請求項3記載の発明によれば、複数のジャ
ッキボルトの調整でベースを上昇させて複数の車輪を床
面から浮かせ、複数のジャッキボルトが接地され、部品
ストック装置は固定状態になっている。複数のジャッキ
ボルトの調整で床面に対してベースを下降させて複数の
車輪が接地され、部品ストック装置が移動できる状態に
なる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態について説明する。図1ないし図6により、請求項
1,請求項2記載の発明に係わる部品ストック装置の一
実施形態について説明する。図1,図2において、符号
1はベースで、ベース1は、4つの車輪1Aと、床面F
に対して該ベース1を昇降させる複数のジャッキボルト
1Bとを備えている。ジャッキボルト1Bの調整によ
り、床面F上にベース1が支持されている。すなわち、
ベース1は上昇されて複数の車輪1Aが床面Fから浮い
ており、複数のジャッキボルト1Bが接地され、部品ス
トック装置1は固定状態になっている。
【0016】ベース1には長板材からなるフレーム2,
2が所定の距離隔てて立設されている。両フレーム2,
2の下部にスプロケットからなる第1回転板3,3が回
転自在に軸支されている。第1回転板3の径はフレーム
2の幅Wより大きくなっている。両フレーム2,2の頂
部にスプロケットからなる第2回転板4,4が回転自在
に軸支されている。第2回転板4の径は第1回転板3の
径と同じで、フレーム2の幅Wより大きくなっている。
第2回転板4,4は第1回転板3,3の上方に位置し、
該第1回転板3,3に上下方向で対向している。
【0017】各第1回転板3,3から各第2回転板4,
4にかけてそれぞれ一対のチェーン5,5が縦長の長円
形状に巻かれ、対向配置されている。チェーン5の強度
は吊下げ荷重の3倍とされている。図4に示すように、
チェーン5は隣接するリンク5A,5Aをピン5B,5
Bで結合した構造になっている。一方のフレーム2には
減速機付きモータからなる回転駆動手段6が設けられ、
回転駆動手段6はベルト7を介して一方の第1回転板3
のベルト車3Aに連結されている。なお、回転駆動手段
6には制御装置(図示せず)が接続されている。
【0018】両チェーン5,5の間に8つの箱棚8A,
8B,8C,8D,8E,8F,8G,8Hが配置され
ている。8つの箱棚8A,8B,8C,8D,8E,8
F,8G,8Hはチェーン5,5の縦長の長円形状の最
上位から最下位の間で部品取出し側及び部品取出し側の
反対側に配列されている。ここで、部品取出し側とは後
述の前側安全カバー16か配置されている側を云う。部
品取出し側の反対側とは後述の後側安全カバー17か配
置されている側を云う。図1には、箱棚8Eがチェーン
5,5の最上位に位置し、箱棚8Aがチェーン5,5の
最下位に位置し、箱棚8B,8C,8Dが部品取出し側
に位置し、箱棚8F,8G,8Hが部品取出し側の反対
側に位置している状態が示されている。
【0019】図3に示すように、箱棚8A,8B,8
C,8D,8E,8F,8G,8Hは、4つに並べた箱
9からなる。箱9は、底部9Aに側面部9Bを立上げて
構成され、上方に向けて開口部9Cが形成されている。
4つの箱9は、図示しないボルト,ナットにより該箱9
の側面部9B,9Bの隣接する部分9F,9F(図には
1カ所のみ図示)を介して一体になっている。
【0020】箱棚8A,8B,8C,8D,8E,8
F,8G,8Hは、両チェーン5,5に該チェーン5の
全長を一定の間隔で分割して設けられた各支持部10
A,10B,10C,10D,10E,10F,10
G,10Hにそれぞれ回動自在に吊持されている。支持
部10A,10B,10C,10D,10E,10F,
10G,10Hの構造を以下に説明する。
【0021】図4に示すように、図1に示すチェーン
5,5には、該チェーン5,5の全長を一定の間隔で分
割して複数のブラケット5Cが設けられている。ブラケ
ット5Cはチェーン5のリンク5Aに固設されている。
図3において、対向するチェーン5,5の各ブラケット
5C,5Cは、それぞれ図3に示す支持棒11A,11
B,11C,11D,11E,11F,11G,11H
を介して連結されている。支持棒11A,11B,11
C,11D,11E,11F,11G,11Hの両側に
同じ長さのワイヤ12,12の各一端が結ばれ、ワイヤ
12,12の各他端は両側の箱9,9の開口部9C,9
Cの縁9D,9Dに結ばれている。
【0022】ブラケット5C,5Cと支持棒11Aで支
持部10Aが形成され、ブラケット5C,5Cと支持棒
11Bで支持部10Bが形成され、ブラケット5C,5
Cと支持棒11Cで支持部10Cが形成され、ブラケッ
ト5C,5Cと支持棒11Dで支持部10Dが形成さ
れ、ブラケット5C,5Cと支持棒11Eで支持部10
Eが形成され、ブラケット5C,5Cと支持棒11Fで
支持部10Fが形成され、ブラケット5C,5Cと支持
棒11Gで支持部10Gが形成され、ブラケット5C,
5Cと支持棒11Hで支持部10Hが形成されている。
【0023】そして、フレーム2にエアシリンダからな
るシリンダ13が固定されている。図5に示すように、
シリンダ13のロッド13Aの先端にはローラ14が設
けられ、ローラ14は部品取出し側に位置している箱棚
8Dの裏底面9Eに当接している。シリンダ13の軸線
Lは箱棚8Dを吊持する支持部10Dの回動中心Kより
上の領域を通過するようになっている。
【0024】また、図2に示すように、フレーム2には
押しボタンスイッチ盤15が設けられている。押しボタ
ンスイッチ盤15には、ステップボタン15Aと、非常
停止ボタン15Bとが取り付けられている。ステップボ
タン15Aを押すことにより、制御装置を介して、回転
駆動手段6が制御され、チェーン5を停止または回転さ
せるようになっている。チェーン5は図1の矢印(イ)
の方向に回転するようになっている。
【0025】なお、前側安全カバー16,後側安全カバ
ー17がベース1に取り付けられている。前側安全カバ
ー16は部品取出し側に位置してその上端16Aは箱棚
8Dの下端まで延びており、箱棚8A,8B,8Cを覆
っている。後側安全カバー17は、部品取出し側の反対
側に位置してその上部17Aは箱棚8Dの上方にまで延
びており、箱棚8A,8E,8F,8G,8Hを覆って
いる。前側安全カバー16,後側安全カバー17によ
り、チェーン5を回転させる際の危険が防止されてい
る。しかも、チェーン5は図1の矢印(イ)の方向に回
転するので、作業者は、その手を前側安全カバー16と
箱棚8Dの間に挟まれることが防止されている。
【0026】上述のベース1と、フレーム2,2と、第
1回転板3,3と、第2回転板4,4と、チェーン5,
5と、回転駆動手段6と、支持部10A,10B,10
C,10D,10E,10F,10G,10Hと、支持
部10A,10B,10C,10D,10E,10F,
10G,10Hに吊持された箱棚8A,8B,8C,8
D,8E,8F,8G,8Hと、シリンダ13と、前側
安全カバー16と、後側安全カバー17とを構成部品と
して部品ストック装置19が構成されている。
【0027】しかして、本実施の形態においては、図6
に示すように、組立ライン18のラインサイドに部品ス
トック装置19が載置され、部品ストック装置19の部
品取出し側に作業者Mが立ち、作業者Mにより部品スト
ック装置19の箱棚8A,8B,8C,8D,8E,8
F,8G,8Hにストックされている部品から部品が取
り出され、組立ライン18に供給される。
【0028】以下、詳しく説明する。部品ストック装置
19から部品を取り出す際、作業者Mがステップボタン
15Aで回転駆動手段6を動作させることにより、第1
回転板3,第2回転板4の間でチェーン5が停止または
回転される。チェーン5が回転されると、箱棚8A,8
B,8C,8D,8E,8F,8G,8Hは、ステップ
移動して長円形状の軌跡を描いて循環される。すなわ
ち、箱棚8A,8B,8C,8D,8E,8F,8G,
8Hは、チェーン5の回転により、チェーン5の長円形
状の最上位から最下位の間で部品取出し側及び部品取出
し側の反対側を通って回転される。箱棚8A,8B,8
C,8D,8E,8F,8G,8Hはどの位置にあって
も垂直状態に保持される。
【0029】各箱棚8A,8B,8C,8D,8E,8
F,8G,8Hは、部品が取り出されるべき部品取出し
側の所定の高さ(作業者Mの腰から若干上)で停止され
る。図1には、部品が取り出されるべき部品取出し側の
所定の高さ(作業者Mの腰から若干上)で箱棚8Dが停
止されている状態が示されている。この状態で、作業者
Mがシリンダ13を操作することにより、シリンダ13
のロッド13Aの先端のローラ14で部品取出し側の箱
棚8Dの裏底面9Eが押される。これにより、シリンダ
13により支持部10Dの回動中心Kを中心として部品
取出し側の箱棚8Dがその開口部9Cを作業者Mの手前
側に向けて傾く。
【0030】作業者Mが部品を取り出す時、箱棚8Dは
シリンダ13のロッド13Aの先端のローラ14で支え
られているので、作業者Mが部品を押して箱棚8Dに力
が及んでも箱棚8Dは回動することなく固定状態になっ
ている。1つの箱棚8Dから部品が取り出されると、ス
テップボタン15Aを押すことにより、チェーン5が駆
動され、全ての箱棚8A,8B,8C,8D,8E,8
F,8G,8Hは、ステップ移動され、循環される。部
品取出し側の箱棚8B,8C,8Dが1ステップだけ上
昇し、箱棚8Dのあった高さに次の箱棚8Cが来て停止
される。箱棚8Cから部品が同様にして取り出される。
【0031】このようにして、箱棚8D→箱棚8C→箱
棚8B→箱棚8A→箱棚8H→箱棚8G→箱棚8F→箱
棚8Eの順序で、箱棚8Dのあった位置に、箱棚8D,
8C,8B,8A,8H,8G,8F,8Eが来て停止
される。一方、部品取出し側及び反対側においては、空
になった箱棚8A,8B,8C,8D,8E,8F,8
G,8Hに部品が供給される。
【0032】なお、設備レイアウトの変更時には、ジャ
ッキボルト1Bを緩めて車輪1Aを接地させることによ
り部品ストック装置19が容易に移動される。以上の如
き構成によれば、シリンダ13により箱棚8Dが斜め手
前上方に向けて傾けられ、作業者は箱棚8Dに手を入れ
易くできる。そして、作業者Mが箱棚8Dから部品を取
り出す時、箱棚8Dはシリンダ13のロッド13Aの先
端のローラ14で支えられているので、作業者Mが部品
を押して箱棚8Dに力が及んでも箱棚8Dを回動させる
ことなく固定状態にできる。
【0033】従って、部品を箱棚8Dから容易に取り出
すことができ、作業性を向上できる。また、シリンダ1
3によりチェーン5の最上位に位置する箱棚8Eより1
つ下の段の箱棚8Dは、その開口部9Cを手前に向けて
傾けられた状態となり、該箱棚8Dから部品を取り出す
ことができるので、最上位に位置する箱棚8Eと、箱棚
8Eより1つ下の段の箱棚8Dとの間のスペースS1を
利用でき、そのスペースS1は部品取出し側に縦に並ん
でいる箱棚8D,8Cの間のスペースS2に比して広
く、作業者Mは部品取出し側の1番上の箱棚8Dから部
品を取り出す作業を容易にできる。
【0034】さらに、同一高さ(箱棚8Dの高さ)で部
品を取り出すことができ、腰を屈める作業を無くすこと
ができる。また、複数のジャッキボルト1Bの調整によ
り、部品ストック装置19の固定状態,移動状態を選択
でき、部品ストック装置19を容易に移動できる。そし
て、部品ストック装置19を工場の組立ラインサイドに
設置することにより、省スペースを図ることができる。
【0035】なお、本実施の形態においては、ステップ
ボタン15Aを押すことにより、部品取出し側の箱棚8
B,8C,8Dが1ステップだけ上昇して箱棚8D→箱
棚8C→箱棚8B→箱棚8A→箱棚8H→箱棚8G→箱
棚8F→箱棚8Eの順序で、箱棚8Dのあった位置に、
箱棚8C,8B,8A,8H,8G,8F,8Eが来て
停止されるようになっているが、図7に示すように、ス
テップボタン15Aに代えてセレクトスイッチ21を用
いることができる。セレクトスイッチ21は、回転摘み
21Lと、回転摘み21Lを回すことによりいずれか1
つが選択されるセレクト部21A,21B,21C,2
1D,21E,21F,21G,21Hとを有してい
る。ここで、セレクト部21A,21B,21C,21
D,21E,21F,21G,21Hは、箱棚8A,8
B,8C,8D,8E,8F,8G,8Hの位置に対応
している。例えば、セレクトスイッチ21の回転摘み2
1Lをセレクト部21Dからセレクト部21Aに回すこ
とにより、箱棚8Aを複数のステップだけ移動させて、
箱棚8Dの位置に箱棚8Aを直接持って来ることもでき
る。
【0036】また、本実施の形態においては、回転軸に
モータからなる回転駆動手段6により第1回転板3を駆
動するようになっているが、回転駆動手段6により第2
回転板4を駆動することもできる。さらに、本実施の形
態においては、支持棒11A,11B,11C,11
D,11E,11F,11G,11Hはブラケット5
C,5Cに連結されているが、支持棒11A,11B,
11C,11D,11E,11F,11G,11Hが無
くてもブラケット5C,5Cにそれぞれ対向して設けた
突起部(図示せず)にワイヤ12,12を介して箱棚8
A,8B,8C,8D,8E,8F,8G,8Hを直接
吊持し、各ブラケット5C,5Cと各ブラケット5C,
5Cにそれぞれ対向して設けられた突起部とで、支持部
10A,10B,10C,10D,10E,10F,1
0G,10Hを構成することもできる。
【0037】そして、本実施の形態においては、 ベー
ス1には長板材からなるフレーム2,2が所定の距離隔
てて立設されているが、ベース1が無くても、フレーム
2,2を直接地面Fに固定できる。また、本実施の形態
においては、箱棚の数は8個であるが、8個に限定され
ることはない。
【0038】加えて、本実施の形態においては、箱棚と
して箱棚8Dを挙げ、請求項1,請求項2記載の発明に
係わる部品ストック装置の一実施形態について説明した
が、箱棚として箱棚8D以外の箱棚8A,8B,8C,
8E,8F,8G,8Hに対してシリンダ13をフレー
ム2に固定し、請求項1,請求項2記載の発明に係わる
部品ストック装置の一実施形態と同様にして請求項1記
載の発明に係わる部品ストック装置を構成することがで
きる。これにより、部品を箱棚8A,8B,8C,8
E,8F,8G,8Hから容易に取り出すことができ、
作業性を向上できる。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、シリンダ
により箱棚が斜め手前上方に向けて傾けられているので
作業者は箱棚に手を入れ易くできる。そして、箱棚から
部品を取り出す時、箱棚はシリンダのロッドの先端で支
えられているので、作業者が部品を押して箱棚に力が及
んでも箱棚を回動させることなく固定状態にできる。
【0040】従って、部品を箱棚から容易に取り出すこ
とができ、作業性を向上できる。請求項2記載の発明に
よれば、チェーンの縦長の長円形状の最上位に位置する
箱棚より1つ下の段の箱棚がその開口部を手前に向けて
傾けた状態となり、該箱棚から部品が取り出されるの
で、チェーンの縦長の長円形状の最上位に位置する箱棚
と、最上位に位置する箱棚より1つ下の段の箱棚との間
のスペースを利用でき、そのスペースは上下方向に並ん
でいる箱棚の間のスペースに比して広く、最上位に位置
する箱棚より1つ下の段の箱棚から作業者が部品を取り
出す作業を容易にできる。
【0041】請求項3記載の発明によれば、複数のジャ
ッキボルトの調整により、部品ストック装置の固定状
態,移動状態を選択でき、部品ストック装置を容易に移
動できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,請求項2記載の発明に係わる部品ス
トック装置の側面図である。
【図2】同部品ストック装置の正面図である。
【図3】箱棚を示す斜視図である。
【図4】チェーンにより箱棚が吊持されている状態を示
す説明図である。
【図5】箱棚が斜めに姿勢変化される場合の作用状態説
明図である。
【図6】組立ラインサイドで部品ストック装置を使用す
る場合の説明図である。
【図7】セレクトスイッチの説明図である。
【図8】従来における循環型格納装置の斜視図である。
【符号の説明】
2 フレーム 3 第1回転板 4 第2回転板 5 チェーン 6 回転駆動手段 8A 箱棚 8B 箱棚 8C 箱棚 8D 箱棚 8E 箱棚 8F 箱棚 8G 箱棚 8H 箱棚 9E 裏底面 10A 支持部 10B 支持部 10C 支持部 10D 支持部 10E 支持部 10F 支持部 10G 支持部 10H 支持部 13 シリンダ 13A ロッド 19 部品ストック装置 K 回動中心

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の距離隔てて立設された1対のフレ
    ームと、 両フレームに回転自在にそれぞれ軸支された1対の第1
    回転板と、 各第1回転板の上方にそれぞれ位置して、両フレームに
    回転自在にそれぞれ軸支された1対の第2回転板と、 各第1回転板から各第2回転板にかけてそれぞれ縦長の
    長円形状に巻かれて対向配置された一対のチェーンと、 第1回転板または第2回転板を停止または回転させる回
    転駆動手段と、 両チェーンに、該チェーンの全長を所定の間隔で分割し
    て設けられた複数の支持部と、 両チェーンの各支持部にそれぞれ回動自在に吊持され、
    上方に向けて開口部が形成された複数の箱棚と、 ロッドの先端が箱棚の裏底面に当接し、軸線がその箱棚
    に係わる支持部の回動中心より上の領域を通過した状態
    でフレームに固定されているシリンダとを備えているこ
    とを特徴とする部品ストック装置。
  2. 【請求項2】 チェーンの最上位に位置する箱棚より1
    つ下の段の箱棚に対応して、シリンダはフレームに固定
    されていることを特徴とする請求項1記載の部品ストッ
    ク装置。
  3. 【請求項3】 1対のフレームはベース上に設けられ、 ベースには、複数の車輪と、床面に対して該ベースを昇
    降させる複数のジャッキボルトとが設けられていること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の部品ストッ
    ク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108820912A (zh) * 2018-06-14 2018-11-16 甘燕 一种葵花籽去壳用装料装置
CN110271801A (zh) * 2019-06-26 2019-09-24 江苏安鑫物流设备有限公司 一种垂直旋转柜及智能物流仓储系统
CN113104395A (zh) * 2021-04-15 2021-07-13 吕梁学院 一种方便取放的金融凭证存储装置

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