JPH10211845A - コンテナ固定装置 - Google Patents

コンテナ固定装置

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JPH10211845A
JPH10211845A JP9255540A JP25554097A JPH10211845A JP H10211845 A JPH10211845 A JP H10211845A JP 9255540 A JP9255540 A JP 9255540A JP 25554097 A JP25554097 A JP 25554097A JP H10211845 A JPH10211845 A JP H10211845A
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JP
Japan
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cone
container
collar
turntable
handle
Prior art date
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Application number
JP9255540A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Asanuma
清 浅沼
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Wago Co Ltd
Original Assignee
Wago Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/978,370 priority patent/US5893692A/en
Priority to DE19752616A priority patent/DE19752616A1/de
Publication of JPH10211845A publication Critical patent/JPH10211845A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60PVEHICLES ADAPTED FOR LOAD TRANSPORTATION OR TO TRANSPORT, TO CARRY, OR TO COMPRISE SPECIAL LOADS OR OBJECTS
    • B60P7/00Securing or covering of load on vehicles
    • B60P7/06Securing of load
    • B60P7/13Securing freight containers or forwarding containers on vehicles
    • B60P7/132Securing freight containers or forwarding containers on vehicles twist-locks for containers or frames

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)
  • Specific Conveyance Elements (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高さ方向の寸法を小さくすることができて、
配備箇所の拡大を図ると共に、操作が簡単なコンテナ固
定装置を提供すること。 【解決手段】 回転台13の平面形状は、コーン10を
コンテナ受入位置Aからコンテナ固定位置Bまで変位さ
せる間、常に回転受16a、16b、16c、16dに
よって回転台13が支持されコーン10を上端位置に維
持可能にすると共に、コーン10をコンテナ受入位置A
からコーン下降位置Cまで変位させるとき、回転受16
a、16b、16c、16dによる回転台13の支持が
解除されコーン10を下降可能にするよう形成される。
ガイド板18a、18b、18c、18dは、コーン1
0がコーン下降位置Cにあるとき上面により回転台13
の周縁部を支持すると共に、コーン10をコーン下降位
置Cからコーン収納位置Dまで回動したとき側面により
回転台13の周縁部を底板の上面まで案内可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテナ輸送と通
常貨物輸送の両方を行なうことができる兼用車両の荷台
に配備され、コンテナ輸送時には荷台上にコーンを突出
させてコンテナを固定することによって荷台上にコンテ
ナを積載可能とし、通常貨物輸送時には荷台下にコーン
を収納させて荷台上に通常貨物を積載可能とするコンテ
ナ固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の収納式のコンテナ固定装
置として、実公昭55−36276号公報に記載される
発明が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術によると、高さ方向の寸法が大きく、例えばトレ
ーラーのタイヤの最上部分や、工具箱の上方等へ配備す
ることができず、配備できる箇所が制限されていた。ま
た、操作が煩雑であるという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点に鑑み、高さ方向の寸
法を小さくすることができて、配備箇所の拡大を図ると
共に、操作が簡単なコンテナ固定装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のコンテナ固定装
置は、請求項1に記載されるように、平面直交方向に長
さが異なる頭部と該頭部の短手方向の長さ以下の径をも
つ軸部とからなる回動可能なコーンと、前記コーン頭部
の平面形状に対応する平面形状を有し、前記コーン軸部
の上部に隙間をもって嵌挿されるカラーと、前記カラー
に配設され、前記コーン軸部の外周面を弾性的に押圧し
前記コーンの回動角度位置を定める複数の押圧部材と、
前記コーン軸部の下部に一体的に配設され、前記カラー
を支持する回転台と、前記コーン及び前記カラーを収納
可能な内部空間を有する中空筒状ハウジングと、前記中
空筒状ハウジングの上端部に内側に突出して形成され、
前記カラーの平面形状に対応する穴を形成するコンテナ
受板と、前記中空筒状ハウジングの上部かつ前記コンテ
ナ受板の下方に内側に突出して配設され、前記回転台の
周縁部を支持可能な複数の回転受と、前記回転台の周縁
部を支持可能な上面を有し、前記中空筒状ハウジングの
内周面かつ前記回転受の下方に配設される複数のガイド
板と、前記中空筒状ハウジングの下端部に内側に突出し
て配設され、前記回転台の周縁部を支持可能な底板と、
前記コーンの下端部に配設され、前記コーンを回動する
ために外力により操作されるハンドルとを備え、前記回
転台の平面形状は、前記コーンの回動角度位置及び上下
方向位置をコンテナ受入位置からコンテナ固定位置まで
変位させる間、常に前記回転受によって当該回転台が支
持され前記コーンを上端位置に維持可能にすると共に、
前記コーンの回動角度位置及び上下方向位置を前記コン
テナ受入位置からコーン下降位置まで変位させるとき、
前記回転受による前記回転台の支持が解除され前記コー
ンを下降可能にするよう形成されており、前記ガイド板
は、前記コーンの回動角度位置及び上下方向位置がコー
ン下降位置にあるとき上面により前記回転台の周縁部を
支持すると共に、前記コーンの回動角度位置及び上下方
向位置を前記コーン下降位置からコーン収納位置まで回
動したとき側面により前記回転台の周縁部を前記底板の
上面まで案内可能とするよう形成されていることを特徴
とする。
【0006】また、本発明のコンテナ固定装置は、請求
項2に記載されるように、請求項1に記載のコンテナ固
定装置において、前記回転受の上面に、前記回転台の周
縁部側面と当接可能で、前記コーンの回動角度位置及び
上下方向位置を前記コンテナ固定位置から前記コーン下
降位置までの範囲内に制限するストッパー部材が設けら
れていることを特徴とする。
【0007】また、本発明のコンテナ固定装置は、請求
項3に記載されるように、平面直交方向に長さが異なる
頭部と該頭部の短手方向の長さ以下の径をもつ軸部とか
らなる回動可能なコーンと、前記コーン頭部の平面形状
に対応する平面形状を有し、前記コーン軸部の上部に隙
間をもって嵌挿されるカラーと、前記カラーに配設さ
れ、前記コーン軸部の外周面を弾性的に押圧し前記コー
ンの回動角度位置を定める複数の押圧部材と、前記コー
ン軸部の下部に一体的に配設され、前記カラーを支持す
る回転台と、前記コーン及び前記カラーを収納可能な内
部空間を有する中空筒状ハウジングと、前記中空筒状ハ
ウジングの上端部に内側に突出して形成され、前記カラ
ーの平面形状に対応する穴を形成するコンテナ受板と、
前記中空筒状ハウジングの上部かつ前記コンテナ受板の
下方に内側に突出して配設され、前記回転台の周縁部を
支持可能な複数の回転受と、前記中空筒状ハウジングの
内周面かつ前記回転受の下方に配設される複数のガイド
板と、前記中空筒状ハウジングの下端部に内側に突出し
て配設され、前記回転台の周縁部を支持可能な底板と、
前記コーンの下端部に配設され、前記コーンを回動する
ために外力により操作されるハンドルとを備え、前記コ
ーン頭部の平面形状は、前記コーンの回動角度位置及び
上下方向位置をコンテナ受入位置からコーン収納位置ま
で変位させたとき、前記コーン頭部が前記コンテナ受板
を覆うことがないよう切欠き部を有して形成されてお
り、また、前記回転台の平面形状は、前記コーンの回動
角度位置及び上下方向位置をコンテナ受入位置からコン
テナ固定位置まで変位させる間、常に前記回転受によっ
て当該回転台が支持され前記コーンを上端位置に維持可
能にすると共に、前記コーンの回動角度位置及び上下方
向位置を前記コンテナ受入位置からコーン収納位置まで
変位させるとき、前記回転受による前記回転台の支持が
解除され前記コーンを下降可能にするよう形成されてお
り、前記ガイド板は、前記コーンの回動角度位置及び上
下方向位置を前記コンテナ受入位置からコーン収納位置
まで変位させるとき側面により前記回転台の周縁部を前
記底板の上面まで案内可能とするよう形成されているこ
とを特徴とする。
【0008】また、本発明のコンテナ固定装置は、請求
項4に記載されるように、請求項3に記載のコンテナ固
定装置において、前記複数の回転受は前記コーン軸部を
中心に互いに対向する一対の回転受からなると共に、前
記回転台は前記コーンの回動角度位置及び上下方向位置
が前記コンテナ受入位置及び前記コンテナ固定位置にあ
るとき前記一対の回転受に周縁部が支持され、かつ、前
記コーンの回動角度位置及び上下方向位置が前記コーン
収納位置にあるとき前記一対の回転受で形成される隙間
に入ることが可能な平面形状を有することを特徴とす
る。
【0009】また、本発明のコンテナ固定装置は、請求
項5に記載されるように、請求項3又は請求項4に記載
のコンテナ固定装置において、前記回転受の上面に、前
記回転台の周縁部側面と当接可能で、前記コーンの回動
角度位置及び上下方向位置を前記コンテナ固定位置から
前記コーン収納位置までの範囲内に制限するストッパー
部材が設けられていることを特徴とする。
【0010】また、本発明のコンテナ固定装置は、請求
項6に記載されるように、平面直交方向に長さが異なる
頭部と該頭部の短手方向の長さ以下の径をもつ軸部とか
らなるコーンと、前記コーン頭部の平面形状に対応する
平面形状を有し、前記コーン軸部の上部に隙間をもって
嵌挿されるカラーと、前記カラーの下方において前記コ
ーン軸部に一体的に配設され、外縁に複数の突出部を有
する回転板と、前記コーン頭部及び前記カラーが収納可
能な内部空間を有する中空筒状ハウジングと、前記中空
筒状ハウジングの上端部に配設され、前記コーン頭部及
び前記カラーが通過可能な穴を有するコンテナ受板と、
前記中空筒状ハウジングの下端部に内側に突出して配設
されるばね受けと、前記回転板の下面と前記ばね受けと
の間に配設され、前記回転板に上方への押圧力を加える
圧縮コイルばねと、前記コーン軸部の下端部に連結さ
れ、外部から操作されるハンドルと、前記中空筒状ハウ
ジングの内周面に配設され、前記回転板突出部をほぼ斜
め方向に案内する通路を形成するとともに、下端部に前
記回転板突出部がロック可能な係止部を有する複数のガ
イド板と、を備えるコンテナ固定装置であって、前記回
転板が前記圧縮コイルばねによって前記コンテナ受板の
下面に押圧され、かつ、前記コーン頭部の長手方向と前
記カラーの長手方向とが一致しているとき、コンテナ受
入状態となり、また、前記コンテナ受入状態において前
記ハンドルを所定方向にほぼ90°回動操作して前記コ
ーン頭部の長手方向と前記カラーの短手方向とを一致さ
せることによりコンテナロック状態となり、また、前記
コンテナ受入状態において前記ハンドルを所定方向にほ
ぼ45°回動操作させ、前記回転板に加えられている前
記圧縮コイルばねの上方への押圧力に打ち勝って前記ハ
ンドルを下降操作すると、前記回転板突出部が前記ガイ
ド板で形成された前記通路に案内され、この案内途中で
前記コーン頭部の長手方向と前記カラーの長手方向との
一致が実現され、この一致により前記コーン頭部が前記
コンテナ受板穴を通過可能となり、その後さらに前記ハ
ンドルを下降操作した後、前記ハンドルを所定方向に回
動操作すると、前記回転板突出部が前記ガイド板の係止
部にロックされ、前記コーン頭部が前記コンテナ受板の
下方に位置したコーン収納状態となることを特徴とす
る。
【0011】また、本発明によるコンテナ固定装置は、
請求項7に記載されるように、請求項6において、前記
回転板の上面に円周方向に沿って部分的に溝が形成され
ているとともに、前記カラーの下面に前記溝に収容され
るストッパー軸が突設されていることを特徴とする。
【0012】また、本発明によるコンテナ固定装置は、
請求項8に記載されるように、請求項6又は請求項7に
おいて、前記コーン軸部には水平軸が配設され、この水
平軸に前記ハンドルの端部が回動可能に連結されている
ことを特徴とする。
【0013】また、本発明によるコンテナ固定装置は、
請求項9に記載されるように、請求項8において、前記
回転板突出部は、隣り合うガイド板のいずれの係止部に
対してもロック可能であることを特徴とする。
【0014】
【発明の作用効果】請求項1に記載のコンテナ固定装置
において、コンテナを固定するにあたっては、まず、ハ
ンドルを操作して、コーン及びカラーを収納状態から荷
台上に突出させると共にコーンの回動角度位置及び上下
方向位置をコンテナ受入位置にセットする。この状態の
とき、コーンの平面形状における長手方向とカラーの平
面形状における長手方向とが一致しており、このため、
コンテナの固定用穴にコーン及びカラーが挿入可能とさ
れる。次に、コンテナを上方から降ろし、コンテナの固
定用穴にコーン及びカラーを挿入する。その後、ハンド
ルを例えば反時計方向へ回動操作する。このハンドル操
作により、コーンの長手方向がカラーの短手方向と一致
するようになり、コーンの頭部がコンテナ受板の上方へ
突出しコンテナの固定用穴の周縁部を一部覆うようにな
り、コンテナが荷台に固定される。すなわち、コーンの
回動角度位置及び上下方向位置はコンテナ受入位置から
コンテナ固定位置まで変位する。
【0015】コンテナを荷台から取り外すときには、上
記の操作とは逆に、ハンドルを時計方向へ回動操作して
コーンの回動角度位置及び上下方向位置をコンテナ固定
位置からコンテナ受入位置まで変位させる。
【0016】その後、コーン及びカラーを上記突出状態
から収納状態に遷移させるにあたっては、まず、コーン
の回動角度位置及び上下方向位置がコンテナ受入位置に
ある状態でハンドルを時計方向へ回動操作する。このハ
ンドル操作により、回転台の周縁部は回転受から外れて
下降しガイド板の上面で支持され、コーンの回動角度位
置及び上下方向位置はコンテナ受入位置からコーン下降
位置に変位する。その後、ハンドルを反時計方向へ回動
操作する。このハンドル操作により、回転台の周縁部は
ガイド板の上面から外れガイド板の側面に沿って下降し
底板の上面まで下降する。すなわち、コーンの回動角度
位置及び上下方向位置はコーン下降位置からコーン収納
位置まで変位し、コーン及びカラーは中空筒状ハウジン
グ内に収納される。
【0017】このように、請求項1に記載のコンテナ固
定装置によると、中空筒状ハウジングの高さ方向寸法は
コーンとカラーの各高さ方向寸法の合計値と略等しい値
に設定することが可能となるため、コンテナ固定装置の
高さ方向の寸法を小さくすることができ、配備箇所の拡
大を図ることができる。また、上記のように、簡単な操
作によってコーンの回動角度位置及び上下方向位置をコ
ンテナ受入位置とコンテナ固定位置との相互間、コンテ
ナ受入位置とコーン下降位置との相互間、コーン下降位
置とコーン収納位置との相互間で変位させることができ
る。
【0018】また、請求項2に記載の構成を採用するこ
とにより、コーンの回動角度位置及び上下方向位置が所
定範囲内に制限されるため、作業者はハンドルの回動リ
ミット位置を容易に知ることができ、これにより、作業
工程を確認しつつ作業を進めることができるようにな
る。
【0019】請求項3に記載のコンテナ固定装置におい
て、コンテナを固定するにあたっては、まず、ハンドル
を操作して、コーン及びカラーを収納状態から荷台上に
突出させると共にコーンの回動角度位置及び上下方向位
置をコンテナ受入位置にセットする。この状態のとき、
コーンの平面形状における長手方向とカラーの平面形状
における長手方向とが一致しており、このため、コンテ
ナの固定用穴にコーン及びカラーが挿入可能とされる。
次に、コンテナを上方から降ろし、コンテナの固定用穴
にコーン及びカラーを挿入する。その後、ハンドルを例
えば反時計方向へ回動操作する。このハンドル操作によ
り、コーンの長手方向がカラーの短手方向と一致するよ
うになり、コーンの頭部がコンテナ受板の上方へ突出し
コンテナの固定用穴の周縁部を一部覆うようになり、コ
ンテナが荷台に固定される。すなわち、コーンの回動角
度位置及び上下方向位置はコンテナ受入位置からコンテ
ナ固定位置まで変位する。
【0020】コンテナを荷台から取り外すときには、上
記の操作とは逆に、ハンドルを時計方向へ回動操作して
コーンの回動角度位置及び上下方向位置をコンテナ固定
位置からコンテナ受入位置まで変位させる。
【0021】その後、コーン及びカラーを上記突出状態
から収納状態に遷移させるにあたっては、コーンの回動
角度位置及び上下方向位置がコンテナ受入位置にある状
態でハンドルを時計方向へ回動操作する。このハンドル
操作により、回転台の周縁部は回転受から外れ、ガイド
板の側面により案内されながら底板の上面まで下降す
る。すなわち、コーンの回動角度位置及び上下方向位置
はコンテナ受入位置からコーン収納位置まで変位し、コ
ーン及びカラーは中空筒状ハウジング内に収納される。
【0022】このように、請求項3に記載のコンテナ固
定装置によると、中空筒状ハウジングの高さ方向寸法は
コーンとカラーの各高さ方向寸法の合計値と略等しい値
に設定することが可能となるため、コンテナ固定装置の
高さ方向の寸法を小さくすることができ、配備箇所の拡
大を図ることができる。また、上記のように、より簡単
な操作によってコーンの回動角度位置及び上下方向位置
をコンテナ受入位置とコンテナ固定位置との相互間、コ
ンテナ受入位置とコーン収納位置との相互間で変位させ
ることができる。
【0023】また、請求項4に記載の構成を採用するこ
とにより、コーンの回動角度位置及び上下方向位置をコ
ンテナ受入位置からコンテナ固定位置に変位させる際、
回転台の周縁部が常に一対の回転受の上面と当接状態に
あるため、回転台が円滑に回動することができ騒音の発
生などを防止できる。
【0024】また、請求項5に記載の構成を採用するこ
とにより、コーンの回動角度位置及び上下方向位置が所
定範囲内に制限されるため、作業者はハンドルの回動リ
ミット位置を容易に知ることができ、これにより、作業
工程を確認しつつ作業を進めることができるようにな
る。
【0025】また、請求項6に記載の構成を採用するこ
とにより、非使用時にはコーンを中空筒状ハウジング内
に収納できるため、装置の高さ方向の寸法を小さくする
ことができ配備箇所の拡大を図ることができる。また、
圧縮コイルばねにより回転板に上方への押圧力を加える
ようにしたため、コーン収納状態からコンテナ受入状態
に遷移させる際、コーンを持ち上げる力が不要となり、
作業が楽になる。
【0026】また、請求項7に記載の構成を採用するこ
とにより、コンテナ受入状態からコンテナロック状態に
遷移させるべくコーン頭部を回動させる際、ストッパー
軸が溝の端面に当接することでコーンの回動角度位置が
規制されるようになるため、作業者はハンドルの回動リ
ミット位置を容易に知ることができ、これにより、作業
工程を確認しつつ作業を進めることができるようにな
る。
【0027】また、請求項8に記載の構成を採用するこ
とにより、コーン収納状態においてハンドルをその下端
位置が中空筒状ハウジングの下端位置よりも下方へ突出
した垂下状態から、中空筒状ハウジングの下端位置とほ
ぼ同じ高さ位置の水平状態まで倒すことができるように
なる。このため、コーン収納状態における装置の高さ寸
法を小さくすることができ、コンパクトな収納状態を実
現することができる。
【0028】また、請求項9に記載の構成を採用するこ
とにより、コーン収納状態におけるハンドルの回動角度
位置は、隣り合うガイド板のいずれの係止部に対して回
転板突出部を係止させるかによって二つの異なる回動角
度位置に設定されるようになる。このため、装置が設置
される環境に応じてこの環境に適したハンドルの回動角
度位置を選択することができるようになる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。
【0030】図1は一実施例によるコンテナ固定装置が
配備されたトレーラーの斜視図、図2は同コンテナ固定
装置の配備状態を示す斜視図を示す。
【0031】図1及び図2において、一実施例によるコ
ンテナ固定装置1は、トレーラーの荷台2にコンテナ3
を固定させて積載可能とするよう荷台2に複数配備され
ている。
【0032】各コンテナ固定装置1は、図2に示すよう
にコーン10及びカラー11を有し、コンテナ3を荷台
2に固定する際、まず、コーン10及びカラー11は図
2に示すように荷台2から突出した状態にセットされ
る。そして、コンテナ3を上方から降ろし固定用穴3a
にコーン10が挿入されるよう荷台2にセットした後、
コーン10は図2図示矢印方向へ約90°回動され、図
2図示二点鎖線で示すようにコーン10によって固定用
穴3aの周縁部の一部を覆うようにする。これにより、
固定用穴3aの周縁部がコンテナ固定装置1によってロ
ックされ、コンテナ3は荷台2に固定される。
【0033】一実施例によるコンテナ固定装置1は、具
体的には図3〜図10に示すように構成される。
【0034】図3〜図10において、コンテナ固定装置
1は、平面直交方向に長さが異なる頭部10aと頭部1
0aの短手方向の長さ以下の径をもつ軸部10bとから
なる回動可能なコーン10を備える。
【0035】コーン軸部10bの上部には隙間をもって
カラー11が嵌挿されている。カラー11はコーン頭部
10aの平面形状に対応する平面形状を有している。
【0036】カラー11には平面円周方向に等間隔例え
ば180°間隔で半径方向に伸びる貫通孔11aが形成
されており、各貫通孔11aに複数の押圧部材12が配
設されている。押圧部材12は、コーン軸部10bの外
周面を弾性的に押圧しコーン10の回動角度位置を定め
るためのものであり、鋼球12aと圧縮コイルばね12
bと蓋部材12cとからなる。鋼球12aは、コーン軸
部10bの外周面に平面円周方向に等間隔例えば90°
間隔で形成された複数の凹部10cに部分的に収容可能
に構成されている。圧縮コイルばね12bは、鋼球12
aをコーン軸部10bの外周面に弾性的に押圧するもの
である。蓋部材12cは、貫通孔11aの外側開口部を
塞ぎ、圧縮コイルばね12bを貫通孔11a内に保持す
るものである。
【0037】コーン軸部10bの下部には、カラー11
を支持する回転台13がねじ結合などによって一体的に
配設されている。回転台13は、平面円周方向に等間隔
例えば90°間隔で複数例えば4つの突起部13a、1
3b、13c、13dを有し、中心軸を挟んで互いに対
向する突起部同士13aと13c、13bと13dは同
一形状とされ、一組の突起部13aと13cは平面円周
方向に幅広に形成され、残りの一組の突起部13bと1
3dは平面円周方向に幅狭にかつ下面に切欠き13eを
有するよう形成されている。
【0038】コーン10及びカラー11は中空筒状ハウ
ジング14の内部空間に収納可能とされている。 中空
筒状ハウジング14の上端部には、カラー11の平面形
状より僅かに大きな平面形状を有する穴15aを形成す
るコンテナ受板15が内側に突出して形成されている。
【0039】中空筒状ハウジング14の上部かつコンテ
ナ受板15の下方には、回転台13の突起部13a、1
3b、13c、13dを支持可能な複数例えば4つの回
転受16a、16b、16c、16dが内側に突出して
配設されている。互いに隣り合う回転受16aと16
b、16bと16c、16cと16d、16dと16a
の互いに対面する側面16eと16f、16gと16
h、16iと16j、16kと16lとの間の距離は、
平面円周方向に沿って交互に異なっており、長い方の距
離は、回転台13の幅広な突起部13a、13cの幅よ
りも大きく設定され、短い方の距離は、幅広な突起部1
3a、13cの幅よりも小さくかつ幅狭な突起部13
b、13dの幅よりも大きく設定されている。
【0040】回転受16b、16dの上面には、平面円
周方向に等間隔例えば180°間隔で複数例えば2つの
ストッパー部材17a、17bが設けられている。スト
ッパー部材は、回転台13の幅広な突起部13a、13
cの側面13f、13g、13h、13iに対しては当
接可能とされ、一方、幅狭な突起部13b、13dに対
しては該突起部13b、13dの切欠き13eの存在に
より当接しないよう構成されている。
【0041】中空筒状ハウジング14の内周面には、複
数例えば4つのガイド板18a、18b、18c、18
dが配設されている。ガイド板18a、18b、18
c、18dは、互いに隣り合う回転受16aと16b、
16bと16c、16cと16d、16dと16aの間
の互いに対面する側面16eと16f、16gと16
h、16iと16j、16kと16lによって形成され
る間隙の下方に位置しており、回転台13の幅広な突起
部13a、13cを支持可能な上面18e、18f、1
8g、18hを有している。互いに隣り合うガイド板1
8aと18b、18bと18c、18cと18d、18
dと18aの互いに対面する側面18iと18j、18
kと18l、18mと18n、18oと18pの間の距
離は、平面円周方向に沿って交互に異なっており、長い
方の距離は、回転台13の幅広な突起部13a、13c
の幅よりも大きく設定され、短い方の距離は、幅広な突
起部13a、13cの幅よりも小さくかつ幅狭な突起部
13b、13dの幅よりも大きく設定されている。
【0042】中空筒状ハウジング14の下端部には、回
転台13の幅広な突起部13a、13c及び幅狭な突起
部13b、13dを支持可能な底板19が内側に突出し
て配設されている。
【0043】コーン10の下端部には、コーン10を回
動するために外力により操作されるハンドル20が配設
されている。ハンドル20は、丸棒又はスプリングピン
などで構成され、コーン軸部10bにその中心を通るよ
う形成された水平方向の貫通孔10dと、この貫通孔1
0dの延長線上に伸びて形成された回転台13の貫通孔
13jとに挿通され固定されている。次に、上記のよう
に構成されたコンテナ固定装置1の操作及び作動を説明
する。
【0044】(1) コンテナ3を受け入れるとき(図3、
図4) 上方から降ろされてくるコンテナ3を受け入れるときの
コンテナ固定装置1は、図3及び図4に示す状態とされ
る。
【0045】すなわち、コンテナ固定装置1において、
回転台13の突起部13a、13b、13c、13dは
すべて回転受16a、16b、16c、16dの上面で
支持されており、コーン10及びカラー11はコンテナ
受板15の上方へ突出し上端位置に位置している。ま
た、コーン頭部10aの長手方向もしくは短手方向とカ
ラー11の長手方向もしくは短手方向とが一致してお
り、上方から降ろされてくるコンテナ3の固定用穴3a
にコーン10が挿入可能とされている。また、押圧部材
12の鋼球12aはコーン軸部10bの凹部10cに部
分的に収容された状態にある。なお、コンテナ固定装置
1が図3及び図4に示す状態にあるとき、コーン10の
回動角度位置及び上下方向位置はコンテナ受入位置Aに
あるという。
【0046】(2) コンテナ3を固定するとき(図3、図
4、図5、図6) コンテナ固定装置1が図3及び図4に示す状態にあり、
上方からコンテナ3が降ろされてきて固定用穴3aにコ
ーン10が挿入されコンテナ3が荷台2にセットされた
状態において、中空筒状ハウジング14の下方から手を
入れハンドル20を反時計方向へ90°回動操作する。
このハンドル操作により、回転台13の幅狭な突起部1
3b、13dはそれぞれストッパー部材17a、17b
に接近してゆくが、幅狭な突起部13b、13dはその
切欠き13eによりストッパー部材17a、17bと当
接せず、したがって、回転台13の回動はストッパー部
材17a、17bによって阻止されることはない。ま
た、回転台13の幅広な突起部13a、13cは、互い
に側面間の距離が短い方の一方の回転受16a、16c
の上面から隣の回転受16b、16dの上面へと移動す
るため、回転台13は下降せず、したがって、図5及び
図6に示すように、コーン10及びカラー11は上端位
置を維持する。また、このハンドル操作により、コーン
10は反時計方向へ90°回動しコーン頭部10aの長
手方向がカラー11の短手方向と一致するようになり、
コーン頭部10aはコンテナ3の固定用穴3aの周縁部
を一部覆い、コンテナ3は荷台2に固定されるようにな
る。また、鋼球12aはハンドル操作前に収容されてい
たコーン軸部10bの凹部10cから反時計方向に90
°隣に位置する凹部10cに収容され、圧縮コイルばね
12bでコーン軸部10bを押圧することから、上記コ
ンテナ固定状態は確実に保持される。また、ハンドル2
0が反時計方向へ90°回動操作されたとき、回転台1
3の幅広な突起部13a、13cの側面16e、16i
がストッパー部材17a、17bと当接するようになる
ため、回転台13は、90°を越えて反時計方向へ回動
されることはない。なお、コンテナ固定装置1が図5及
び図6に示す状態にあるとき、コーン10の回動角度位
置及び上下方向位置はコンテナ固定位置Bにあるとい
う。
【0047】(3) コンテナ3を取り外すとき(図3、図
4、図5、図6) 荷台2に固定されているコンテナ3を取り外すには、図
5及び図6に示す状態にあるコンテナ固定装置1のハン
ドル20を今度は時計方向へ90°回動操作する。この
ハンドル操作により、コーン10の回動角度位置及び上
下方向位置は、図5及び図6に示すコンテナ固定位置B
から図3及び図4に示すコンテナ受入位置Aへと変位す
る。したがって、コンテナ3を上方へ上げることにより
コーン10が固定用穴3aから抜け、コンテナ3を荷台
2から取り外すことができる。
【0048】(4) コーン10及びカラー11を中空筒状
ハウジング14内に収容するとき(図3、図4、図7、
図8、図9、図10) まず、図3及び図4に示す状態にあるコンテナ固定装置
1のハンドル20を時計方向へ約40°程度回動操作す
る。このハンドル操作により、図7及び図8に示すよう
に、回転台13の幅広な突起部13a、13cは、側面
13h、13iがストッパー部材17b、17aに当接
した後、互いに側面間の距離が長い方の隣り合う回転受
16aと16d、16bと16cで形成される間隙に入
り、また、幅狭な突起部13b、13dは互いに側面間
の距離が短い方の隣り合う回転受16aと16b、16
cと16dで形成される隙間に入る。このため回転台1
3は下降して突起部13a、13b、13c、13dが
ガイド板上面18h、18e、18f、18gで支持さ
れるようになり、コーン10及びカラー11は上端位置
から所定距離だけ下降する。また、上記ハンドル操作に
より、コーン頭部10aの長手方向はカラー11の長手
方向と一致しなくなりコーン頭部10aが一部コンテナ
受板15を覆うようになるが、回転台13の突起部13
a、13b、13c、13dがガイド板上面18h、1
8e、18f、18gで支持される状態のとき、コーン
頭部10aの下面がコンテナ受板15の上面より上方に
位置しているため、コーン頭部10aがコンテナ受板1
5と干渉することはない。なお、コンテナ固定装置1が
図7及び図8に示す状態にあるとき、コーン10の回動
角度位置及び上下方向位置はコーン下降位置Cにあると
いう。
【0049】次に、ハンドル20を反時計方向へ約40
°程度回動操作する。このハンドル操作により、図9及
び図10に示すように、コーン頭部10aの長手方向が
カラー11の長手方向と一致するようになる。また、回
転台13の幅広な突起部13a、13cは互いに側面間
の距離が長い方の隣り合うガイド板18dと18a、1
8bと18cで形成される間隙に入り、また、幅狭な突
起部13b、13dは互いに側面間の距離が短い方の隣
り合うガイド板18aと18b、18cと18dで形成
される隙間に入る。このため回転台13は下降して突起
部13a、13b、13c、13dが底板19の上面で
支持されるようになり、コーン10及びカラー11は下
端位置まで下降し、コーン10の頂部とコンテナ受板1
5の上面とが略一致した高さとなる。
【0050】このようにして、コーン10及びカラー1
1は中空筒状ハウジング14の内部空間に収納される。
なお、コンテナ固定装置1が図9及び図10に示す状態
にあるとき、コーン10の回動角度位置及び上下方向位
置はコーン収納位置Dにあるという。
【0051】以上説明したように、本実施例のコンテナ
固定装置1によると、中空筒状ハウジング14の高さ方
向寸法はコーン10とカラー11の各高さ方向寸法の合
計値と略等しい値に設定することが可能となるため、コ
ンテナ固定装置1の高さ方向の寸法を小さくすることが
でき、配備箇所の拡大を図ることができる。また、上記
のように、簡単な操作によってコーン10の回動角度位
置及び上下方向位置をコンテナ受入位置Aとコンテナ固
定位置Bとの相互間、コンテナ受入位置Aとコーン下降
位置Cとの相互間、コーン下降位置Cとコーン収納位置
Dとの相互間で変位させることができる。
【0052】また、ストッパー部材17a、17bを設
けたことにより、コーン10の回動角度位置及び上下方
向位置が所定範囲内に制限されるため、作業者はハンド
ル20の回動リミット位置を容易に知ることができ、こ
れにより、作業工程を確認しつつ進めることができるよ
うになる。
【0053】図11は、上述した実施例の第1変形例を
示す。このコンテナ固定装置は、垂直面において90°
回動自在なハンドル20をコーン軸部10bに取り付け
ると共に、中空筒状ハウジング14の内部にコイルばね
21を介在させてコーン10及びカラー11を収納状態
から突出状態に遷移させる際の労力の軽減を図ったもの
である。
【0054】図12は、他の実施例によるコンテナ固定
装置におけるコーン及びカラーの平面図、図13は、該
実施例によるコンテナ固定装置の半断面平面図を示す。
このコンテナ固定装置1は、コーン10及びカラー11
を中空筒状ハウジング14の内部空間に収納する際に、
コーン10の回動角度位置及び上下方向位置をコンテナ
受入位置Aからコーン下降位置C(本実施例ではコーン
収納位置Dとなる。)に変位させても、図12図示二点
鎖線で示すようにコーン頭部10aがコンテナ受板15
を覆うことがないよう、コーン頭部10aに切欠き部1
0eを設けて図12に示すような平面形状に形成してお
り、したがって、このコンテナ固定装置1によると、ガ
イド板18a、18b、18c、18dを図13に示す
ように配置することで、回転台13の突起部13a、1
3b、13c、13dを底板19の上面まで案内するこ
とができる。このため、コーン10及びカラー11を収
納状態から突出状態へと遷移させる作業及びその逆の作
業が容易になる。
【0055】図14、図15及び図16は、更に他の実
施例によるコンテナ固定装置の平面断面図を示し、図1
4はコーンの回動角度位置及び上下方向位置がコンテナ
受入位置にあるときの平面断面図、図15はコーンの回
動角度位置及び上下方向位置がコンテナ固定位置にある
ときの平面断面図、図16はコーンの回動角度位置及び
上下方向位置がコーン収納位置にあるときの平面断面図
である。
【0056】図14、図15及び図16に示すように、
本実施例のコンテナ固定装置1は、上述した図12及び
図13の実施例と同様、コーン頭部10aに切欠き部1
0eを設けている。また、本実施例のコンテナ固定装置
1は、図14〜図16に示すように、複数の回転受はコ
ーン軸部を中心に互いに対向する一対の回転受16A、
16Bからなると共に、回転台13Aはコーン10の回
動角度位置及び上下方向位置がコンテナ受入位置A及び
コンテナ固定位置Bにあるとき図14及び図15に示す
ように一対の回転受16A、16Bに周縁部が支持さ
れ、かつ、コーン10の回動角度位置及び上下方向位置
がコーン収納位置Dにあるとき図16に示すように一対
の回転受16A、16Bで形成される隙間16Cに入る
ことが可能な平面形状を有している。なお、その他の構
成は、図12及び図13の実施例と同様である。
【0057】本実施例によると、コーン10の回動角度
位置及び上下方向位置をコンテナ受入位置Aとコンテナ
固定位置Bとの間で変位させる際、回転台13Aの周縁
部が常に一対の回転受16A、16Bの上面と当接状態
にあるため、回転台13Aが円滑に回動することができ
騒音の発生などを防止できる。
【0058】図17、図18、図19、図20及び図2
1は、さらに他の実施例によるコンテナ固定装置の構成
を示し、図17は、装置がコンテナ受入状態(コンテナ
受入位置)にあるときの断面図であり、その切り口をコ
ーンの長手方向に一致させたときの断面図、図18は、
同じく装置がコンテナ受入状態にあるときの断面図であ
り、ただしその切り口をコーンの短手方向に一致させた
ときの断面図、図19は、コーン及びカラーが取り除か
れた装置の一部切欠平面図、図20は、装置の概略的な
分解斜視図、図21は、ガイド板を説明するために中空
筒状ハウジングの内周面側を展開させた展開図である。
【0059】図17〜図21において、本実施例のコン
テナ固定装置1は、平面直交方向に長さが異なる頭部1
0aと該頭部10aの短手方向の長さ以下の径をもつ軸
部10bとからなるコーン10を備える。コーン軸部1
0bには、グリス等潤滑油が供給される潤滑油通路10
fが形成されている。コーン軸部10bの下端部には、
上記潤滑油通路10fに連通する垂直な穴10gが形成
され、この垂直穴10gにコイルばね30及び鋼球31
が収容されている。コーン軸部10bの下端部には下方
に開口した凹部10hが形成され、この凹部10hにハ
ンドル20の頭部20aが収容されている。ハンドル頭
部20aには水平方向に貫通孔20bが形成されてお
り、この貫通孔20bにナット32bで固定されるボル
ト(水平軸)32aが挿通され、ハンドル20は、この
ボルト32aを回転軸として垂下状態(使用状態、図1
7及び図18において実線で示す状態)と水平状態(格
納状態、図18において二点鎖線で示す状態)との間で
回動可能とされている。ハンドル頭部20aはほぼ半円
板状をしており、その円弧面には鋼球31を部分的に収
容可能な二つの凹部20c、20dが90°の角度差を
もって形成されている。一方の凹部20cに鋼球31が
収容されているとき、すなわち、図17及び図18にお
いて実線で示すように、一方の凹部20cに鋼球31が
コイルばね30による押圧力を受けて収容されていると
き、ハンドル20は垂下状態に保持される。一方、他方
の凹部20dに鋼球31が収容されているとき、すなわ
ち、図18において二点鎖線で示すように、他方の凹部
20dにコイルばね30による押圧力を受けて鋼球31
が収容されているとき、ハンドル20は水平状態に保持
される。ハンドル頭部20aには、ハンドル20を垂下
状態から水平状態とは反対の方向へ回動しようとする際
にコーン軸部10bの凹部10hの底面10iと当接し
てこの回動を規制する突起部20eが形成されている。
【0060】コーン軸部10bの上部の外周面には、カ
ラー11が隙間をもって嵌挿されている。カラー11
は、コーン頭部10aの平面形状に対応する平面形状を
有するほぼ四角柱形状をしており、中央部にコーン頭部
10aが挿通される上下方向の貫通孔11bを有してい
る。カラー11には、その外周面11cから貫通孔11
bに達する二つの水平方向の貫通孔11a、11aが、
同一水平面上において180°の角度差をもって形成さ
れている。各々の貫通孔11aは、止めねじ(蓋部材)
12cによって蓋をされ、コイルばね12b及び鋼球1
2aが収容されている。鋼球12aは、コイルばね12
bから押圧力を受け、コーン軸部10bの外周面に形成
された凹部10jを押圧している。貫通孔11aの上方
には、同じくカラー11の外周面11cから貫通孔11
bに達するとともに潤滑油通路10fに連通可能な別の
貫通孔11dが形成されている。この貫通孔11dは、
グリスニップル33によって蓋をされている。グリスニ
ップル33及び止めねじ12cは、カラー11の外周面
11cから突出しないよう各々の貫通孔11d、11a
内に埋設されている。カラー11の下面11eの外縁部
には、二つのストッパー軸11f、11gがコーン軸部
10bを中心とする対称な位置に突設されている。各ス
トッパー軸11f、11gは、後述する回転板34の溝
34a、34bに収容されている。
【0061】コーン軸部10bの外周面のカラー11の
下方位置には、中央部に雌ねじ34cを有する円板状の
回転板34がねじ結合によって一体的に配設されてい
る。回転板34の外周端面には、四つの突出部34d、
34e、34f、34gが円周方向に等間隔で半径方向
に突設されている。回転板34の上面の外縁部には、二
つの溝34a、34bがコーン軸部10bを中心とする
対称な位置に形成されている。各溝は、コーン軸部10
bを中心とする90°をやや超える範囲に形成されてい
る。一方の溝34aにはカラー11の一方のストッパー
軸11fが、他方の溝34bにはカラー11の他方のス
トッパー軸11gが、それぞれ収容されている。回転板
34の下面の外縁部には、圧縮コイルばね21の上端部
が当接する円環状のばね受け凹部34hが形成されてい
る。
【0062】その他に、装置1は、中空筒状ハウジング
14とこの中空筒状ハウジング14の上端部に一体に配
設されたコンテナ受板15とを備える。
【0063】中空筒状ハウジング14の内周面の下端部
には、四つのナット35a、35b、35c、35dが
90°間隔で配設されている。これらのナット35a、
35b、35c、35dには、ハンドル20を上下方向
に通過可能とする穴36aを中央部に有する円板状のば
ね受け36を挟んでボルト37a、37b、37c、3
7dがねじ込まれ、これにより、ばね受け36が中空筒
状ハウジング14に取り付けられている。ばね受け36
の内周縁部には、圧縮コイルばね21の下端部が当接す
る円環状のばね受け凹部36bが形成されている。さら
に、中空筒状ハウジング14の内周面には、四つのガイ
ド板40、41、42、43が90°間隔で配設されて
いる。各ガイド板40、41、42、43は、図21に
示すような同一の平面形状をしている。各ガイド板4
0、41、42、43は、それぞれ、水平な上面44a
と、この上面44aの左端及び右端からそれぞれ下方に
延在し回転板34の突出部34d、34e、34f、3
4gをほぼ斜め方向に案内する二つの傾斜面44b、4
4cと、各々の傾斜面44b、44cから下方に延在し
回転板突出部34d、34e、34f、34gを上下方
向に案内する二つの垂直面44d、44eと、各々の垂
直面44d、44eから水平方向に延在し回転板突出部
34d、34e、34f、34gの上面が圧縮コイルば
ね21によって圧接され回転板突出部34d、34e、
34f、34gをロックする下面44f、44gすなわ
ち係止部とを有する。
【0064】コンテナ受板15は、正方形の板状をして
おり、その中央部には、カラー11の平面形状を僅かに
大きくした形状の穴15aが形成されている。
【0065】次に、上記のように構成されたコンテナ固
定装置1の操作方法及び作用を説明する。
【0066】まず、装置1が図17及び図18に示すよ
うなコンテナ受入状態にあるときは、回転板突出部例え
ば34gは、図21に(a)で示すように、対応するガ
イド板43の上面44aの上方に位置し、回転板34は
圧縮コイルばね21の弾性力によってコンテナ受板15
の下面に押圧された状態にある。このとき、カラー11
の下端部はコンテナ受板15の穴15aの中に位置して
おり、コーン10の長手方向とカラー11の長手方向と
が一致した状態にある。
【0067】このコンテナ受入状態の下で、上方からコ
ンテナ3が降ろされてきて固定用穴3aにコーン10が
挿入されコンテナ3が荷台2にセットされると、中空筒
状ハウジング14の下方から手を入れハンドル20を時
計方向へ回動操作する。このハンドル操作により回転板
34は溝34a、34bにストッパー軸11f、11g
を収容した状態で回動し、コーン10は時計方向へ回動
する。そして、ハンドル20が90°回動操作される
と、各溝34a、34bの一方の端面34iがストッパ
ー軸11f、11gに当接するようになり、それ以上ハ
ンドル20を回動操作できなくなる。このようにハンド
ル20が90°回動操作されると、コーン頭部10aの
長手方向とカラー11の短手方向とが一致したコンテナ
固定状態となり、コーン頭部10aはコンテナ3の固定
用穴3aの周縁部を一部覆い、コンテナ3は荷台2に固
定されるようになる。このハンドル操作時、回転板34
は圧縮コイルばね21によって上方への力を受けている
ため、作業者は楽にハンドル20を回動操作することが
できる。また、コンテナ固定状態においては、回転板突
出部例えば34gは、図21に(b)で示すように、コ
ンテナ受入状態にあるときに下方に位置しているガイド
板43の隣のガイド板42の上面44aの上方に位置す
る。
【0068】次に、荷台2に固定されているコンテナ3
を取り外すには、ハンドル20を反時計方向へ90°回
動操作する。このハンドル操作により、回転板34は溝
34a、34bにストッパー軸11f、11gを収容し
た状態で回動し、コーン10は反時計方向へ回動する。
そして、ハンドルが90°回動操作されると、各溝34
a、34bの他方の端面34jがストッパー軸11f、
11gに当接するようになり、それ以上ハンドル20を
回動操作できなくなる。このようにハンドル20が90
°回動操作されると、コーン頭部10aの長手方向とカ
ラー11の長手方向とが一致したコンテナ受入状態に戻
り、コーン頭部10aがコンテナ3の固定用穴3aの周
縁部を覆わなくなり、コンテナ3を荷台2から取り外す
ことができるようになる。
【0069】次に、コーン10を中空筒状ハウジング1
4の内部に格納するには、コンテナ受入状態にある装置
1のハンドル20を時計方向へ約45°回動操作し、回
転板突出部例えば34gを図21において(c)で示す
位置、すなわち、隣り合う一方のガイド板43の上面4
4aと他方のガイド板42の上面44aとの間の位置ま
で移動させる。この状態から圧縮コイルばね21の弾性
力に抗してハンドル20を下降操作すると、回転板突出
部例えば34gがガイド板42の傾斜面44bと当接し
ながら左斜め下方に案内され、回転板突出部例えば34
gは図21において(d)で示す位置、すなわち、コン
テナ受入状態のときの回転板突出部34gの位置(a)
の真下の位置にくる。このとき、上記回動操作によって
コンテナ受入状態のときの位置から約45°時計方向へ
回動したコーン頭部10aは、約45°反時計方向へ回
動しコンテナ受入状態のときの位置に戻る。そして、さ
らにハンドル20を下降操作すると、コーン頭部10a
はコンテナ受板15の穴15aを通過し中空筒状ハウジ
ング14の内部に収まるようになる。また、回転板突出
部例えば34gが図21で示す(e)の位置、すなわ
ち、ガイド板42,43の下面44f、44gよりも下
方に位置するようになったとき、ハンドル20を時計方
向又は反時計方向のいずれかの方向へ回動操作し、回転
板突出部例えば34gが図21において(f)又は
(g)で示す位置、すなわち、いずれか一方のガイド板
42又は43の下面44f又は44gのほぼ下の位置ま
できたとき、ハンドル20を離すようにすると、回転板
突出部例えば34gは圧縮コイルばね21の弾性力によ
ってガイド板42又は43の下面44f又は44gに押
圧され係止される。その後、ハンドル20を水平軸32
aを回転中心として回動操作し、それまでの垂下状態か
ら格納に適した水平状態にする。ここで、ハンドル20
は、回転板突出部例えば34gを二つのガイド板42又
は43のうちいずれのガイド板42又は43の下面44
f又は44gに係止させるかによって、角度の異なった
二つの水平状態を得ることができ、このため、装置1の
設置箇所に応じて格納状態を選択することにより適切な
格納状態を得ることが可能となる。
【0070】最後に、装置1をコーン収納状態からコン
テナ受入状態にするには、格納状態(水平状態)にある
ハンドル20を垂下状態に変えた上で圧縮コイルばね2
1の弾性力に抗して下降操作し、回転板突出部例えば3
4gをガイド板42又は43の下面44f又は44gか
ら離す。次にハンドル20を回動操作し回転板突出部例
えば34gを隣り合う一方のガイド板42の下面44f
と他方のガイド板43の下面44gとの間の位置(e)
にもってくる。そして、ハンドル20に加える力を緩め
ると、回転板34は圧縮コイルばね21の弾性力を受
け、その突出部例えば34gはまず真上に上昇した後ガ
イド板43の傾斜面44cに当接しながら右斜め上方へ
上昇してゆき、図21において(c)で示す位置までく
る。ここで、回転突出部例えば34gが位置(e)から
位置(d)まで上昇する間、コーン頭部10aはコンテ
ナ受入状態のときと同じ角度位置にあるため、コーン頭
部10aはコンテナ受板15の穴15aを通過し外部に
突出することができ、また、回転突出部例えば34gが
位置(c)にきたとき、回転板34はコンテナ受板15
の下面に押圧され、コーン頭部10aは最大に突出して
いるとともにカラー11に対して約45°の角度差をも
っている。次に、ハンドル20を反時計方向へ回動操作
すると、回転板34は各溝34a、34bにストッパー
軸11f、11gを収容した状態で回動し、コーン10
は反時計方向へ回動する。そして、ハンドル20が約4
5°回動操作されると、溝34a、34bの他方の端面
34jがストッパー軸11f、11gに当接するように
なり、それ以上ハンドル20を回動操作できなくなる。
このとき、コーン頭部10aはその長手方向とカラー1
1の長手方向とが一致したコンテナ受入状態となる。
【0071】以上説明したように、図17〜図21に示
した実施例によると、非使用時にはコーン10を中空筒
状ハウジング14内に収納できるため、装置1の高さ方
向の寸法を小さくすることができ配備箇所の拡大を図る
ことができる。また、圧縮コイルばね21により回転板
34に上方への押圧力を加えるようにしたため、コーン
収納状態からコンテナ受入状態に遷移させる際、コーン
10を持ち上げる力が不要となり、作業が楽になる。ま
た、コンテナ受入状態とコンテナロック状態との間で状
態変化させるべくコーン頭部10aを回動させる際、ス
トッパー軸11f、11gが溝34a、34bの端面3
4i、34jに当接することでコーン10の回動角度位
置が規制されるようになるため、作業者はハンドル20
の回動リミット位置を容易に知ることができ、これによ
り、作業工程を確認しつつ作業を進めることができるよ
うになる。また、コーン収納状態においてハンドル20
をその下端位置が中空筒状ハウジング14の下端位置よ
りも下方へ突出した垂下状態から、中空筒状ハウジング
14の下端位置とほぼ同じ高さ位置の水平状態まで倒す
ことができるようになる。このため、コーン収納状態に
おける装置1の高さ寸法を小さくすることができ、コン
パクトな収納状態を実現することができる。また、コー
ン収納状態におけるハンドル20の回動角度位置は、隣
り合うガイド板40、41、42、43のいずれの係止
部44f、44gに対して回転板突出部34d、34
e、34f、34gを係止させるかによって二つの異な
る回動角度位置に設定されるようになる。このため、装
置1が設置される環境に応じてこの環境に適したハンド
ル20の回動角度位置を選択することができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例によるコンテナ固定装置が配備された
トレーラーの斜視図
【図2】同コンテナ固定装置の配備状態を示す斜視図
【図3】コーンの回動角度位置及び上下方向位置がコン
テナ受入位置にあるときの半断面側面図
【図4】コーンの回動角度位置及び上下方向位置がコン
テナ受入位置にあるときの半断面平面図
【図5】コーンの回動角度位置及び上下方向位置がコン
テナ固定位置にあるときの半断面側面図
【図6】コーンの回動角度位置及び上下方向位置がコン
テナ固定位置にあるときの半断面平面図
【図7】コーンの回動角度位置及び上下方向位置がコー
ン下降位置にあるときの半断面側面図
【図8】コーンの回動角度位置及び上下方向位置がコー
ン下降位置にあるときの半断面平面図
【図9】コーンの回動角度位置及び上下方向位置がコー
ン収納位置にあるときの半断面側面図
【図10】コーンの回動角度位置及び上下方向位置がコ
ーン収納位置にあるときの半断面平面図
【図11】上記実施例の変形例を示す半断面側面図
【図12】他の実施例によるコンテナ固定装置のコーン
及びカラーの平面図
【図13】同コンテナ固定装置の半断面平面図
【図14】さらに他の実施例によるコンテナ固定装置に
おいてコーンの回動角度位置及び上下方向位置がコンテ
ナ受入位置にあるときの平面断面図
【図15】同コンテナ固定装置においてコーンの回動角
度位置及び上下方向位置がコンテナ固定位置にあるとき
の平面断面図
【図16】同コンテナ固定装置においてコーンの回動角
度位置及び上下方向位置がコーン収納位置にあるときの
平面断面図
【図17】さらに他の実施例によるコンテナ固定装置が
コンテナ受入状態(コンテナ受入位置)にあるときの断
面図であり、その切り口をコーンの長手方向に一致させ
たときの断面図
【図18】同装置がコンテナ受入状態にあるときの断面
図であり、ただしその切り口をコーンの短手方向に一致
させたときの断面図
【図19】同装置においてコーン及びカラーが取り除か
れた状態の一部切欠平面図
【図20】同装置の概略的な分解斜視図
【図21】同装置のガイド板を説明するために中空筒状
ハウジングの内周面側を展開させた展開図
【符号の説明】
1 コンテナ固定装置 10 コーン 10a コーン頭部 10b コーン軸部 10e 切欠き部 11 カラー 11f、11g ストッパー軸 12 押圧部材 13、13A 回転台 13a、13c 幅広な突起部(周縁部) 13b、13d 幅狭な突起部(周縁部) 14 中空筒状ハウジング 15 コンテナ受板 15a 穴 16a、16b、16c、16d、16A、16B
回転受 17a、17b ストッパー部材 18a、18b、18c、18d、40、41、42、
43 ガイド板 19 底板 20 ハンドル 21 圧縮コイルばね 32a 水平軸 34 回転板 34a、34b 溝 34d、34e、34f、34g 突出部 36 ばね受け 44f、44g 係止部 A コンテナ受入位置 B コンテナ固定位置 C コーン10下降位置 D コーン10収納位置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面直交方向に長さが異なる頭部と該頭
    部の短手方向の長さ以下の径をもつ軸部とからなる回動
    可能なコーンと、 前記コーン頭部の平面形状に対応する平面形状を有し、
    前記コーン軸部の上部に隙間をもって嵌挿されるカラー
    と、 前記カラーに配設され、前記コーン軸部の外周面を弾性
    的に押圧し前記コーンの回動角度位置を定める複数の押
    圧部材と、 前記コーン軸部の下部に一体的に配設され、前記カラー
    を支持する回転台と、 前記コーン及び前記カラーを収納可能な内部空間を有す
    る中空筒状ハウジングと、 前記中空筒状ハウジングの上端部に内側に突出して形成
    され、前記カラーの平面形状に対応する穴を形成するコ
    ンテナ受板と、 前記中空筒状ハウジングの上部かつ前記コンテナ受板の
    下方に内側に突出して配設され、前記回転台の周縁部を
    支持可能な複数の回転受と、 前記回転台の周縁部を支持可能な上面を有し、前記中空
    筒状ハウジングの内周面かつ前記回転受の下方に配設さ
    れる複数のガイド板と、 前記中空筒状ハウジングの下端部に内側に突出して配設
    され、前記回転台の周縁部を支持可能な底板と、 前記コーンの下端部に配設され、前記コーンを回動する
    ために外力により操作されるハンドルと、 を備え、 前記回転台の平面形状は、前記コーンの回動角度位置及
    び上下方向位置をコンテナ受入位置からコンテナ固定位
    置まで変位させる間、常に前記回転受によって当該回転
    台が支持され前記コーンを上端位置に維持可能にすると
    共に、前記コーンの回動角度位置及び上下方向位置を前
    記コンテナ受入位置からコーン下降位置まで変位させる
    とき、前記回転受による前記回転台の支持が解除され前
    記コーンを下降可能にするよう形成されており、 前記ガイド板は、前記コーンの回動角度位置及び上下方
    向位置がコーン下降位置にあるとき上面により前記回転
    台の周縁部を支持すると共に、前記コーンの回動角度位
    置及び上下方向位置を前記コーン下降位置からコーン収
    納位置まで変位させるとき側面により前記回転台の周縁
    部を前記底板の上面まで案内可能とするよう形成されて
    いることを特徴とするコンテナ固定装置。
  2. 【請求項2】 前記回転受の上面に、前記回転台の周縁
    部側面と当接可能で、前記コーンの回動角度位置及び上
    下方向位置を前記コンテナ固定位置から前記コーン下降
    位置までの範囲内に制限するストッパー部材が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載のコンテナ固定
    装置。
  3. 【請求項3】 平面直交方向に長さが異なる頭部と該頭
    部の短手方向の長さ以下の径をもつ軸部とからなる回動
    可能なコーンと、 前記コーン頭部の平面形状に対応する平面形状を有し、
    前記コーン軸部の上部に隙間をもって嵌挿されるカラー
    と、 前記カラーに配設され、前記コーン軸部の外周面を弾性
    的に押圧し前記コーンの回動角度位置を定める複数の押
    圧部材と、 前記コーン軸部の下部に一体的に配設され、前記カラー
    を支持する回転台と、 前記コーン及び前記カラーを収納可能な内部空間を有す
    る中空筒状ハウジングと、 前記中空筒状ハウジングの上端部に内側に突出して形成
    され、前記カラーの平面形状に対応する穴を形成するコ
    ンテナ受板と、 前記中空筒状ハウジングの上部かつ前記コンテナ受板の
    下方に内側に突出して配設され、前記回転台の周縁部を
    支持可能な複数の回転受と、 前記中空筒状ハウジングの内周面かつ前記回転受の下方
    に配設される複数のガイド板と、 前記中空筒状ハウジングの下端部に内側に突出して配設
    され、前記回転台の周縁部を支持可能な底板と、 前記コーンの下端部に配設され、前記コーンを回動する
    ために外力により操作されるハンドルと、 を備え、 前記コーン頭部の平面形状は、前記コーンの回動角度位
    置及び上下方向位置をコンテナ受入位置からコーン収納
    位置まで変位させたとき、前記コーン頭部が前記コンテ
    ナ受板を覆うことがないよう切欠き部を有して形成され
    ており、 また、前記回転台の平面形状は、前記コーンの回動角度
    位置及び上下方向位置をコンテナ受入位置からコンテナ
    固定位置まで変位させる間、常に前記回転受によって当
    該回転台が支持され前記コーンを上端位置に維持可能に
    すると共に、前記コーンの回動角度位置及び上下方向位
    置を前記コンテナ受入位置からコーン収納位置まで変位
    させるとき、前記回転受による前記回転台の支持が解除
    され前記コーンを下降可能にするよう形成されており、 前記ガイド板は、前記コーンの回動角度位置及び上下方
    向位置を前記コンテナ受入位置からコーン収納位置まで
    変位させるとき側面により前記回転台の周縁部を前記底
    板の上面まで案内可能とするよう形成されていることを
    特徴とするコンテナ固定装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の回転受は前記コーン軸部を中
    心に互いに対向する一対の回転受からなると共に、前記
    回転台は前記コーンの回動角度位置及び上下方向位置が
    前記コンテナ受入位置及び前記コンテナ固定位置にある
    とき前記一対の回転受に周縁部が支持され、かつ、前記
    コーンの回動角度位置及び上下方向位置が前記コーン収
    納位置にあるとき前記一対の回転受で形成される隙間に
    入ることが可能な平面形状を有することを特徴とする請
    求項3に記載のコンテナ固定装置。
  5. 【請求項5】 前記回転受の上面に、前記回転台の周縁
    部側面と当接可能で、前記コーンの回動角度位置及び上
    下方向位置を前記コンテナ固定位置から前記コーン収納
    位置までの範囲内に制限するストッパー部材が設けられ
    ていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の
    コンテナ固定装置。
  6. 【請求項6】 平面直交方向に長さが異なる頭部と該頭
    部の短手方向の長さ以下の径をもつ軸部とからなるコー
    ンと、 前記コーン頭部の平面形状に対応する平面形状を有し、
    前記コーン軸部の上部に隙間をもって嵌挿されるカラー
    と、 前記カラーの下方において前記コーン軸部に一体的に配
    設され、外縁に複数の突出部を有する回転板と、 前記コーン頭部及び前記カラーが収納可能な内部空間を
    有する中空筒状ハウジングと、 前記中空筒状ハウジングの上端部に配設され、前記コー
    ン頭部及び前記カラーが通過可能な穴を有するコンテナ
    受板と、 前記中空筒状ハウジングの下端部に内側に突出して配設
    されるばね受けと、 前記回転板の下面と前記ばね受けとの間に配設され、前
    記回転板に上方への押圧力を加える圧縮コイルばねと、 前記コーン軸部の下端部に連結され、外部から操作され
    るハンドルと、 前記中空筒状ハウジングの内周面に配設され、前記回転
    板突出部をほぼ斜め方向に案内する通路を形成するとと
    もに、下端部に前記回転板突出部がロック可能な係止部
    を有する複数のガイド板と、 を備えるコンテナ固定装置であって、 前記回転板が前記圧縮コイルばねによって前記コンテナ
    受板の下面に押圧され、かつ、前記コーン頭部の長手方
    向と前記カラーの長手方向とが一致しているとき、コン
    テナ受入状態となり、 また、前記コンテナ受入状態において前記ハンドルを所
    定方向にほぼ90°回動操作して前記コーン頭部の長手
    方向と前記カラーの短手方向とを一致させることにより
    コンテナロック状態となり、 また、前記コンテナ受入状態において前記ハンドルを所
    定方向にほぼ45°回動操作させ、前記回転板に加えら
    れている前記圧縮コイルばねの上方への押圧力に打ち勝
    って前記ハンドルを下降操作すると、前記回転板突出部
    が前記ガイド板で形成された前記通路に案内され、この
    案内途中で前記コーン頭部の長手方向と前記カラーの長
    手方向との一致が実現され、この一致により前記コーン
    頭部が前記コンテナ受板穴を通過可能となり、その後さ
    らに前記ハンドルを下降操作した後、前記ハンドルを所
    定方向に回動操作すると、前記回転板突出部が前記ガイ
    ド板の係止部にロックされ、前記コーン頭部が前記コン
    テナ受板の下方に位置したコーン収納状態となることを
    特徴とするコンテナ固定装置。
  7. 【請求項7】 前記回転板の上面に円周方向に沿って部
    分的に溝が形成されているとともに、前記カラーの下面
    に前記溝に収容されるストッパー軸が突設されているこ
    とを特徴とする請求項6に記載のコンテナ固定装置。
  8. 【請求項8】 前記コーン軸部には水平軸が配設され、
    この水平軸に前記ハンドルの端部が回動可能に連結され
    ていることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の
    コンテナ固定装置。
  9. 【請求項9】 前記回転板突出部は、隣り合うガイド板
    のいずれの係止部に対してもロック可能であることを特
    徴とする請求項8に記載のコンテナ固定装置。
JP9255540A 1996-11-29 1997-09-19 コンテナ固定装置 Pending JPH10211845A (ja)

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