JPH10211486A - 土壌浄化工法及び装置 - Google Patents

土壌浄化工法及び装置

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JPH10211486A
JPH10211486A JP9016284A JP1628497A JPH10211486A JP H10211486 A JPH10211486 A JP H10211486A JP 9016284 A JP9016284 A JP 9016284A JP 1628497 A JP1628497 A JP 1628497A JP H10211486 A JPH10211486 A JP H10211486A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油等の難水溶性有機物で汚染された土壌から
汚染物質を分離処理することにより汚染土壌を浄化する
工法及び装置を提案する。 【解決手段】 分離槽(4)に、難水溶性有機物で汚染
された土壌(D)、水、アルカリ剤(A)、酸化剤
(O)を投入し、難水溶性有機物を土壌から分離した状
態或いは分離し易い状態にすると共に、分離槽(4)内
に供給される気泡或いは分離槽(4)内で発生する気泡
により、難水溶性有機物を水面上まで浮上させる。そし
て、分離槽(4、13、14)に沈澱した残土は成分調
整後、堆積され、微生物による浄化処理を受ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油等の難水
溶性有機物で汚染された土壌から汚染物質を物理化学的
に分離して処理し、さらにバイオレメーディエーション
(生物処理)により処理することにより、汚染土壌を高
度に浄化する土壌浄化工法と、該工法で使用される装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】工場における廃棄物処理、石油タンクか
らの油漏出、産業廃棄物の不法投棄等により、油等の難
水溶性有機物で汚染された土壌は、地中の生態系に大き
な影響を与える。その他でも、地下水を汚染したり、廃
棄物が気化或いは揮発した場合には大気を汚染して人体
に害を及ぼす。
【0003】このような汚染土壌の修復方法には、汚染
物質(難水溶性有機物)の種類やその形態によって様々
な方法が提案されている。それらは大別すると、掘削除
去後の焼却処理、囲い込み処理、セメント固化処理、土
壌洗浄、化学的分解処理、バイオレメーディエーション
等に分類される。そして、揮発性物質の不飽和土壌汚染
の処理方法としては、例えば真空抽出法等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの方法
は、それぞれ以下のような問題点がある。
【0005】汚染土壌の掘削除去は、除去した土の処理
に高濃度汚染部を焼却する以外に適当な処理方法がな
い。そして、焼却以外の処理方法では、産業廃棄物とし
ての処理が必要なため処理コストが嵩む。
【0006】囲い込みは、汚染地帯自体を廃棄物処分場
とすることになるため、大規模な土木工事や処分後の永
久管理が必要となり、したがって、コストが高い。その
上、汚染された土壌或いは汚染物質(難水溶性有機物)
自体を無害化できないため、根本的な解決方法とはなら
ない。
【0007】セメント固化処理は、物理的に土壌内に汚
染物質等を封じ込めるので、経年劣化による汚染物質の
溶出も考えられる。結局、汚染物質をそのままの濃度で
地盤中に残すことになり、土壌を無害化する訳ではない
ので、やはり根本的な解決方法とはならない。
【0008】土壌洗浄は、プラント設備に多くのノウハ
ウが必要であり、コストが嵩む。そして、洗浄剤の選択
が難しい。大量の水を使用する場合には洗浄後の水処理
法にも課題が残っている。
【0009】化学分解は、過酸化水素等の酸化剤による
化学分解で、土壌中の汚染物質を直接分解して無害化で
きるが、結局土壌洗浄と同等以上の設備と大量の酸化剤
を必要とするためコストが嵩む。また、不完全分解によ
る中間生成物のコントロールが難しい。
【0010】また、油等の難水溶性有機物の処理は界面
活性剤で行うのが一般的である。しかし、人工の界面活
性剤によって油等を処理すると乳化してしまい、水との
分離が非常に困難である、という問題が存在する。
【0011】真空抽出法は、有機塩素化合物等の揮発性
有機物質の土中ガス汚染を除去することが目的であり、
液体で高濃度に汚染された土の浄化には向かない。
【0012】土壌洗浄、化学分解等の物理化学的浄化技
術は高濃度汚染の場合程処理効率が高いが、バイオレメ
ーディエーションは、汚染が高濃度の場合処理効率が低
く、また対象とする汚染物質が例えば重質油のように分
子量が大きく分子構造が複雑な場合に浄化が困難であ
り、かつ、修復に長期間を必要とする。
【0013】本発明は上記それぞれの浄化方法の特徴を
生かして、これらを巧みに組合わせることにより、有機
物で汚染された土壌から汚染物質を分離処理し、従来技
術では困難であった高濃度、高分子量の汚染物質をも処
理し得る、汚染土壌を高度に浄化する工法および装置の
提供を目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の土壌浄化工法
は、難水溶性有機物で汚染された土壌を水を入れた分離
槽に投入して混合する混合工程と、アルカリ剤を分離槽
に供給する工程と、気泡を分離槽へ供給して難水溶性有
機物を水面まで浮上させる浮上工程と、分離層に沈澱し
た殘土中の殘存汚染物を好気性微生物によりさらに処理
する生物処理工程とを有している。
【0015】ここで、前記「難水溶性有機物で汚染され
た土壌」なる文言は、所謂「オイルサンド」を含む概念
として、本明細書では用いられている。
【0016】ここで前記酸化剤としては、過酸化水素
や、過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム、過ピロリ
ン酸ナトリウム、過リン酸ナトリウム等の様に水に溶解
すると過酸化水素を遊離する無機系酸化剤や、過酢酸、
過コハク酸、過グルタル酸、過安息香酸等の様な有機系
酸化剤や、カロ酸及びその無機塩、次亜塩素酸ナトリウ
ム、過塩素酸ナトリウムなどの様な塩素系酸化剤、等で
あるのが好ましい。
【0017】なお、これ等の酸化剤の添加量は、土壌に
対して0.01重量%以上、好ましくは1〜20%に設
定されている。
【0018】一方、上記のアルカリ剤は、苛性ソーダ、
炭酸ソーダ、過炭酸ソーダ、消石灰、苛性カリ、炭酸カ
リ等である。なお、アルカリ剤の添加量は、酸化剤を添
加した後に土壌のpHが8以上になる様な数値であるこ
とが好ましい。
【0019】また、前記気泡は炭酸塩化合物と酸との反
応により発生した炭酸ガスにより構成されているのが好
ましい。
【0020】ここで前記炭酸塩としては、炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリ
ウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムであるのが好
ましい。
【0021】なお、難水溶性有機物で汚染された土壌と
アルカリ剤と酸化剤(酸を含む)とを、分離槽へ同時に
供給しても良い。勿論、難水溶性有機物で汚染された土
壌を水を入れた分離槽に投入(混合工程)した後に、炭
酸塩化合物(アルカリ剤)及び酸を分離槽へ同時に供給
しても良い。
【0022】本発明の実施に際して、前記分離槽内の水
温は所定温度よりも高温であるのが好ましい。但し、
「所定温度」がどの様な数値であるのかは、難水溶性有
機物、アルカリ剤、酸化剤の種類や、各種施工条件等に
よって、常温から100℃の間、特に40℃から80℃
の間から、ケース・バイ・ケースで定められる。
【0023】ここで、「常温から100℃の間、特に4
0℃から80℃」という範囲は、アルカリ剤による難水
溶性有機物の分離及び酸化剤からのガスの気泡の発生に
よる難水溶性有機物の連行は水温が高いほど活発に行わ
れるが、水温が余りに高過ぎると分離槽内の混合液が沸
騰してしまうことに着目して、設定されている。
【0024】本発明の実施に際して、殘土中の殘存汚染
物を好気性微生物によりさらに処理する工程を実施する
ためバイオファーミング法、バイオパイル法、コンポス
ト法、強制通気法、バイオリアクター法のいずれかを選
択することができる。
【0025】本発明による土壌浄化装置によれば、難水
溶性有機物で汚染された土壌と水とが投入される分離槽
と、アルカリ剤を分離槽に供給するアルカリ剤供給手段
と、分離槽に気泡を発生させる気泡発生手段とより成る
難水溶性有機物を水面まで浮上させる有機物の気泡連行
処理装置と、分離槽に沈澱した残土中の殘存汚染物を好
気性微生物を用いてさらに分解処理する生物処理装置を
備えている。
【0026】さらに本発明によれば、分離槽に沈澱した
残土中の殘存汚染物を好気性微生物を用いてさらに分解
処理する装置が、バイオファーミング法、バイオパイル
法、コンポスト法、強制通気法、バイオリアクター法の
いずれかを実施する装置である。
【0027】一例として強制通気法を用いた場合のシス
テム及び装置を示すと、前記生物処理装置が地面上に設
けられ、遮水処理されたピットと、そのピットに敷き詰
められた砂礫と、排水するためのドレンパイプと、ブロ
ワーに接続された通気パイプとよりなっている。
【0028】上述した様な構成を具備する本発明によれ
ば、難水溶性有機物で汚染された土壌を、水を入れた分
離槽に投入して混合し、アルカリ剤をその分離槽に供給
するので、当該アルカリ剤の作用により、難水溶性有機
物は土壌から分離した状態或いは土壌から分離し易い状
態となる。そして、難水溶性有機物が土壌から分離し或
いは分離し易い状態となった後に、気泡発生手段により
分離槽内に気泡を供給或いは発生せしめれば、難水溶性
有機物は水面上まで浮上するのである。
【0029】気泡発生の態様としては、例えば酸化剤
(過酸化水素水溶液等)を前記分離槽へ投入し、常温、
或いは100℃程度以下の高温下で混合した後、数十分
間から数日の範囲で放置すると、 H2 2 →H2 O+(1/2)O2 ↑ なる分解反応により、酸素ガスが発生する。
【0030】この酸素ガスは上述した気泡であり、その
まま浮上するかあるいはアルカリ剤によって土壌から分
離され易くなった難水溶性有機物を包囲する様に付着す
る。その結果、当該難水溶性有機物は酸素の気泡の上昇
に連行され分離して上昇し、分離槽の水面に浮上する。
【0031】ここで、酸化剤を分離槽へ投入し、この分
解により発生する酸素ガスの気泡により連行して難水溶
性有機物を浮上させることは、酸化剤が分解して発生す
る酸素の気泡の大きさが非常に小さい上に、酸化剤が難
水溶性有機物を酸化分解し、土壌から難水溶性有機物を
剥離し易くすると共に、土壌表面で酸化剤が分解して酸
素を発生し、物理的作用によっても難水溶性有機物を剥
離するので、最も好ましい。
【0032】油水分離槽における難水溶性有機物の除去
は、例えばオイルスポンジ吸着処理や、複数の油水分離
槽を設けて前記堰と同様な部材を介して該複数の油水分
離槽を連通させ、或いは、オイルスポンジ吸着処理及び
堰による処理の双方を同時に行うことにより為される。
【0033】すなわち浮上した難水溶性有機物は、例え
ば分離槽から堰を介して排出され、油水分離槽に導入さ
れ処理される。或いは、難水溶性有機物は吸着手段によ
り吸着されて、分離槽から除去される。
【0034】ここで、分離槽から堰を介して排出され、
油水分離槽に導入されるのは、殆どが酸素ガスにより連
行されて浮上した難水溶性有機物であり、分離槽内の水
や土壌が油水分離槽に供給される量は、極めて少量であ
る。すなわち、この段階で難水溶性有機物の分離が行わ
れる。
【0035】本発明によって土壌から分離させる効果の
ある汚染物質は、原油、及びその加工品である石油系炭
化水素類(燃料油、軽油、重油等)、植物性加工油、及
び各種難水溶性の有機化合物等である。なお、前述した
通り、本明細書においては「難水溶性有機物で汚染され
た土壌」なる文言は、「オイルサンド」も含むものとし
て本明細書では用いられているので、オイルサンドから
の油分抽出技術に本発明を適用することが可能である。
【0036】本発明の実施に際して、分離槽に沈澱した
残土中の残存汚染物を好気性微生物を用いてさらに分解
処理する生物処理装置は、バイオファーミング法、バイ
オパイル法、コンポスト法、強制通気法、バイオリアク
ター法のいずれかを実施する装置とすることができる。
【0037】上記のように、本発明は、気泡による難水
溶性有機物を浮上させる浮上工程と残存汚染物を処理す
る生物処理工程とが組み合わされ、従来技術では達成で
きなかった効率的な油汚染浄化を行うことができる。浮
上工程を一次処理として用いることにより、生物処理工
程ではできない高濃度の汚染土を低濃度に浄化すること
が可能であり、難分解性物質であるアスファルテン等を
優先的に除去し生物処理に適した処理土とすることがで
きる。そして、この処理土を生物処理工程により二次処
理して、浮上工程等の物理化学的な浄化方法では効率の
悪い低濃度の汚染土を効率的に分解することができる。
【0038】浮上工程は、発生させた気泡によって油汚
染物質を剥離・浮上させ、油物質を分離・回収させる。
この工程は、水相を介して反応がなされるので、疎水性
の強い油物質ほど水相から分離され、油相中に分配され
るものと考えられており、水に溶けにくいアスファルテ
ン画分等が優先的に分離される。また、アルカリ添加に
よるけん化反応によって汚染物質が低分子化され、ある
いは水相へ溶けやすくなる。なお、本工程の酸性土壌の
処理上のpHは、中性化である。
【0039】ところで、油物質の微生物による生分解
は、その物質のバイオアベイラビリティで決定される。
バイオアベイラビリティは、その物質の水溶性や分子の
大きさ等によって決まり、細胞膜を介して水相からの取
り込まれやすさを示す尺度である。油物質のうち、アス
ファルテン画分は最もバイオアベイラビリティが低く、
難分解性な物質であり、長期間の生物処理後も残留する
割合が高い。この物質を優先的に除去しておくことで浄
化効率を上げることが可能である。また、生物処理は、
高濃度汚染よりも数%以下の低濃度汚染の土壌を効率的
に浄化する特性を有しており、これは、高濃度汚染の場
合、基質阻害が生じたり、汚染物質の水相への物質移動
自体が低速になるからと考えられる。さらに、強酸性の
環境(pH>4)では分解活性が低下することも知られ
ている。
【0040】したがって、浮上工程の、高濃度汚染浄化
に優れ、アスファルテンを優先的に除去してバイオアベ
イラビリティを高め、酸性汚染土を中和するという特性
が、生物処理工程のこれと全く反する特性を補い、ま
た、生物処理工程の、低濃度汚染土壌の処理に適する特
性が、浮上工程の低濃度汚染土壌処理が効率的でない特
性を補って、従来にない優れた浄化効果を達成すること
が可能になる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0042】図1において、分離槽4には、ヒータ10
を内装した温水タンク7からポンプ11を介して給水さ
れており、一方、バックホー1で掘削された汚染した土
壌Dが受ホッパ2に運搬されてロータリフィーダ3によ
り分離槽4に投入されている。そして、アルカリ剤供給
手段であるアルカリ剤タンク5からアルカリ剤、例えば
苛性ソーダがポンプ11を介して分離槽4に供給されて
いる。一方、酸化剤供給手段である酸化剤タンク6から
は酸化剤、例えば過酸化水素が、ポンプ11を介して分
離槽4に供給されている。ここで、温水、アルカリ剤、
及び酸化剤の各々は、制御弁12によって供給量が制御
されている。
【0043】分離槽4には攪拌機8が設けられ、また、
底部には水温を所定温度以上にせしめる加熱手段である
ヒータ9が設けられている。そして、分離槽4内の水温
は反応に好適な所定の温度に維持されている。
【0044】そして、酸化剤から発生する酸素ガスの気
泡が難水溶性有機物を包囲して水面上まで浮上した際
に、その難水溶性有機物のみを分離槽4から排出する排
出手段として、堰手段であるノッチ15が設けられてい
る。すなわち、分離槽4と隣接する第1の油水分離槽1
3と、さらに第2の油水分離槽14とが堰手段であるノ
ッチ15を介して連通されているここで、図2で示す該
ノッチ部の断面から明らかな様に、厚さ寸法Hに相当す
る領域に存在する流体のみがノッチ15を介して隣接す
る油水分離槽13に流入する。そして分離槽4におい
て、該厚さHに相当する領域には、水面上に浮上した油
層(酸素ガスの気泡で包囲された難水溶性有機物の層)
が存在する。そのため、ノッチ15を介して油水分離槽
13に流入する流体中に含有されている難水溶性有機物
の量は非常に多い。
【0045】第1及び第2の油水分離槽13,14の上
方には、浮遊する難水溶性有機物を吸着するオイル吸着
処理装置20が配置されている。ここで、オイル吸着処
理装置20は、オイルスポンジの様なオイル吸着部材に
限定されるものでは無く、繊維製の吸着部材その他であ
っても良い。また、浮上した難水溶性有機物を凝縮或い
は固化する作用を有する粉末タイプの処理剤(例えば栗
田工業株式会社製の商品名「ロングクリンS−10
0」)や、シートタイプの処理剤(例えば栗田工業株式
会社製の商品名「ロングクリンFS−166」)等を分
離槽に供給する処理剤供給手段であっても良い。
【0046】また、第2の油水分離槽14の上方の管路
は、乳化処理槽17を介して中和処理槽18に連通して
いる。一方、第2の油水分離槽14の下方の管路は中和
処理槽18へ直接に連通している。そして、中和処理槽
18から最終チェック槽19に供給され、そこから排水
されている。
【0047】分離槽4、油水分離槽13,14に沈澱し
たスラリ状の一次浄化土S0 は好気性微生物による浄化
処理をうける。この種の浄化処理方法には、バイオファ
ーミング法、バイオパイル法、コンポスト法、強制通気
法、バイオリアクター法等の方法があるが、ここでは強
制通気法による装置の形態について説明する。
【0048】図3において、地面Eには縦長で、比較的
浅いピット21が掘削され、ピット21の面は遮水処理
される。ピット21の面上には砂礫22が敷き詰めら
れ、砂礫22には多孔ドレンパイプ23が設置される。
砂礫22の上には多孔通気パイプ24が設置される。パ
イプ24の一端には強制通気用のブロワー25が取付け
られる。ピット21の上に一次浄化土S0 が堆積される
が、一次浄化土S0 は下記に詳細に説明する様に予め調
整される。一次浄化土S0 堆積の高さは0.5〜1.5
mが好ましく、その上に遮水シート26が掛けられる。
浄化された土は、埋め戻しもしくは緑化等に再利用され
る。
【0049】また、リアクター法により処理した場合、
二次浄化土Sの脱水処理装置として、図4に示す振動ふ
るい機27が設けられている。そして、振動ふるい機2
7でふるい分けられた粗粒土S1を排出するベルトコン
ベア29と、スラリータンク28に溜まった微細粒土を
微粒土S2と細粒土S3とに分離するサイクロン30
と、遠心分離機31、とが設けられている。なお、遠心
分離機31の代わりに脱水プレス機(図示せず)を使用
しても良い。
【0050】次に土壌浄化工法の態様を説明する。
【0051】図1に示すように、汚染された土壌Dはバ
ックホー1により掘削されて受ホッパ2に運ばれ、ロー
タリフィーダ3によって分離槽4に投入される。一方、
水W1が温水タンク7に給水され、ヒータ10で加熱さ
れ、ポンプ11、制御弁12を介して分離槽4に供給さ
れ、分離槽4内では汚染土壌Dと攪拌機8により混合さ
れる(混合工程)。なお、分離槽4内は、ヒータ9によ
り水温は一定温度に維持されている。
【0052】次に、アルカリ剤タンク5内のアルカリ剤
Aがポンプ11、制御弁12を介して分離槽4に供給さ
れ、供給されたアルカリ剤Aにより難水溶性有機物は土
壌Dから分離される(分離工程)。
【0053】次に、酸化剤タンク6から酸化剤Oがポン
プ11、制御弁12を介して分離槽4に供給される(酸
化剤投入工程)。そして、酸化剤Oから発生する酸素ガ
ス等の気泡が難水溶性有機物を連行して、水面上まで浮
上させる(浮上工程)。
【0054】水面上に浮上した難水溶性有機物は、図2
に示すようにその厚さHだけがノッチ15を通って第1
の油水分離槽13に、さらに、ノッチ16を通って第2
の油水分離槽14に排出される(排出工程)。そして、
第1及び第2の油水分離槽13、14の上面に浮遊する
難水溶性有機物はオイルスポンジ吸着処理装置20によ
り吸着され、回収される。
【0055】第2の油水分離槽14の上澄みは乳化油処
理槽17に排出され、処理されてから中和処理槽18に
排出され、また、第2の油水分離槽14の下方からは直
接中和処理槽18に排出される。そして、中和処理後、
最終チェック槽19を介してW2に排水或いは循環され
再び利用される。
【0056】図3に示すように、分離槽4、及び油水分
離槽13、14に沈澱したスラリ状の一次浄化土S0
成分調整後、砂礫22を敷いた遮水ピット21上に堆積
され、1〜3ケ月の間微生物による浄化作用を受けて、
高度の二次浄化土Sとなる。図4に示す様に、バイオリ
アクター法により得られた高度の二次浄化土Sは振動ふ
るい機27でふるい分けられ、粗い粗粒土S1はベルト
コンベア29で排出されて埋戻し土として再利用され、
スラリータンク28に溜まった微細粒土はサイクロン3
0でさらに分離され、遠心分離機31に送られて、脱水
処理され、微粒土S2、細粒土S3として再利用され
る。
【0057】上述した実施形態においては、アルカリ剤
Aを供給した後(分離工程の後)、酸化剤Oを供給(酸
化剤投入工程を実施)している。これに対して、アルカ
リ剤Aと酸化剤Oとを同時に供給して、アルカリ剤によ
り難水溶性有機物を土壌から分離すると共に、酸化剤か
ら発生するガスの気泡により難水溶性有機物を連行して
水面上まで浮上させても良い(アルカリ剤及び酸化剤投
入工程)。
【0058】図1〜3で示す実施形態においては、酸化
剤Oから発生する酸素ガス等の気泡により連行された難
水溶性有機物が分離槽4の水面上まで浮上(浮上工程)
した後に、第1の油水分離槽13及び第2の油水分離槽
14に排出(排出工程)され、その際に、油水分離槽1
3、14の上面に浮遊する難水溶性有機物がオイル吸着
処理装置20により吸着され、回収されている。
【0059】しかし、図1〜4の実施形態において、オ
イル吸着処理装置20を設けなくても良い(吸着処理装
置20を設けていない実施形態は図示せず)。
【0060】油水分離槽13に沈澱した一次浄化土であ
る残土S0 は図3に示すように好気性微生物による生物
処理を受ける。一次浄化土S0 には油性汚染物質を分解
する微生物群の活性が高まるように、栄養源(肥料等)
や水分、pH調整剤が加えられ、また土壌の性質によっ
ては土壌の含水率や通気性を向上させるバルク材や保水
剤等を均一に添加し、処理した残土S0 中の油汚染物質
を効率良く微生物分解される様に調整される。
【0061】残土堆積の高さは前記の様に0.5〜1.
5mとするのが好ましい、また調整された残土堆積は、
雨水の侵入と悪臭の拡散防止、及び土中温度の上昇効果
等の理由から遮水シートでカバーされる。
【0062】残土堆積には連続的に空気が送り込まれ、
定期的に残土の含水率、pH、汚染物質濃度、微生物の
活性等をモニターしながら、適宜、機械による切り返し
や水分および栄養源等の補給を行い、1〜3ケ月間処理
を継続する或いは、図5で示す様に、油水分離槽13、
14へ排出すること(排出工程)無く、分離槽4に吸着
処理装置20aを設け、浮上した難水溶性有機物を該処
理装置20aにより吸着して(或いは処理して)除去し
ても良い。
【0063】なお、図5の実施形態において、吸着処理
装置20aにより分離槽4から難水溶性有機物を吸着除
去した後の工程は、図1〜4の実施形態における油水分
離槽13、14の下流側の工程と概略同様であるため、
図示及び説明は省略する。
【0064】なお、図示の実施形態では気泡を構成する
気体としては酸素ガスが例示され、後述する実施例では
空気が例示されているが、本発明に必要な気泡を構成す
る気体は、この2種類に限定されるものではない。例え
ば二酸化炭素、窒素ガス、水素ガス、或いは、ヘリウ
ム、アルゴン等の不活性ガスで構成される気泡を発生し
ても良い。
【0065】
【実施例】浄化効果確認試験について説明する。(実施
例−1) 浄化し難い重質の油を0.42g(重量比約4%程度)
を含む汚染土壌10gに、アルカリ剤と3%過酸化水素
水100mlとを添加後、攪拌混合して、常温(20
℃)で12時間放置した。これを静置して、土壌、水、
油に分離した後、水と油の上澄み液を廃棄し、土壌部分
のみ(残存土壌)を取り出して、これを分析資料とし
た。
【0066】分析に際しては、土壌1gをビーカーにと
り、塩酸を加えてpH2以下とした後、硫酸マグネシウ
ム水和物25gを加え、攪拌して、薄く広げて15分〜
30分程度放置し、凝固させた。この凝固物を乳鉢で粉
砕して円筒瀘紙に入れ、該円筒瀘紙に更にガラスビーズ
を満たして、ソックスレー抽出器に収めた。そして、ヘ
キサンを用い毎時20回程度の循環速度で4時間抽出を
行った。
【0067】抽出後、フラスコを取り出し、80℃程度
の水浴中で加温しながら、空気または窒素を吹き込ん
で、ヘキサンを揮散させた。さらに、80℃の乾燥機中
で30分間乾燥して、デシケータ内で30分間放冷した
後、質量を測定し、ヘキサン抽出物質量を算出した。
【0068】その結果、アルカリ剤として過炭酸ソーダ
1.0g(pH9.7)を用いた場合には、残存土壌中
の油分濃度は1.20%となり、土壌からの油の除去率
は71%となった。
【0069】またアルカリ剤として炭酸ソーダ1.0g
(pH9.9)を用いた場合には、残存土壌中の油分濃
度は0.81%となり、土壌からの油の除去率は80%
となった。
【0070】さらに、アルカリ剤として苛性ソーダ1.
0g(pH10.8)を用いた場合には、残存土壌中の
油分濃度は0.88%となり、土壌からの油の除去率は
79%となった。
【0071】なお、図6は実施例−1の結果を表にして
示す図である。
【0072】次に、実施例−1とは別の浄化効果の確認
試験について、説明する(実験例−2)。
【0073】重質の油0.34gを含む汚染土壌10g
に過酸化水素(35%)0.286gと苛性ソーダ水溶
液(0.5%)20gを添加混合した後(過酸化水素
0.5%,pH12)、40℃で2時間放置した。この
間20分おきに6回攪拌した。静置して土壌、水、油に
分離した後、それぞれn−ヘキサン約20mlを加え、
十分混合してn−ヘキサンで油分を抽出し、ヘキサン層
をNo.5A瀘紙で瀘過した。この操作を4回繰り返
し、ヘキサンを揮発させて残分を回収油分とした。この
結果、それぞれの層から回収した油分は以下の通りであ
った。
【0074】 土壌 0.02g(土壌からの油の除去率 94%) 水 0.02g 油 0.30g(油の回収率 88%) 図7は、本発明の別の形態における作用効果を確認する
ための実験例に関するものである(実験例−2)。
【0075】図7において、容器32内に難水溶性有機
物(重油)で汚染された土壌D及び水Wを入れる。そし
て、先端部にエアレーション用の気泡発生手段33を取
り付けたチューブ34を、容器32内に配置する。ここ
でチューブ34は、土壌Dが沈澱している領域に気泡発
生手段33が位置する様に配置されている。
【0076】チューブ34の他端部は、空気供給手段3
5に接続されている。その結果、空気供給手段35から
送られる空気は、チューブ34、気泡発生手段33を介
して、無数の微細気泡となって汚染土壌Dの層内から噴
出し、矢印36で示す様に水面まで上昇する。
【0077】この容器32内にアルカリ剤として苛性ソ
ーダを投入した後に、空気供給手段35を起動して、気
泡発生手段32を介して無数の微細気泡を発生させた結
果、難水溶性有機物(重油)が水面上に浮上した、すな
わち、土壌Dから難水溶性有機物(重油)が除去された
のである。
【0078】一方、ブランクテストとして、苛性ソーダ
を投入せずに空気供給手段35を作動して汚染土壌Dの
層内から無数の微細気泡を発生させた。しかし、この場
合は土壌Dから難水溶性有機物(重油)は水面まで浮上
しなかった。すなわち、土壌Dから難水溶性有機物(重
油)は分離されなかった。
【0079】この実験結果から、単に気泡を発生させた
のみでは、本発明の様な作用効果は得られないことが明
らかになった。
【0080】次に或る気泡連行による処理の前後の油汚
染土の成分を以下に示す。これにより生物処理が困難な
アスファルテンの気泡連行による高い除去が分かる。
【0081】 汚染土(油分濃度5%) 気泡連行による浄化土(油分濃度0.25%) 飽和炭化水素 18% 飽和炭化水素 9% 芳香族炭化水素 14% 芳香族炭化水素 11% レジン 18% レジン 62% アスファルテン 50% アスファルテン 18% 上の実験結果は、生物処理が困難なアスファルテンは、
当初全土壌中に2.5%の高濃度であったが、処理後は
0.045%となり、また生物処理がやや困難なレジン
も当初全土壌中に0.9%存在したが、処理後は0.0
45%となったことを示している
【0082】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、特
別な機械的処理を行わなくても、油等の難水溶性有機物
で汚染された土壌から汚染物質を分離浄化することがで
きる。そして、洗浄後の廃水処理についても、水と油等
の難水溶性物質が分離されているため、簡単に処理を行
うことができる。また、分離した油を処理して回収する
ことが可能である。さらに好気性微生物による浄化処理
を併用したため、土壌中の難水溶性有機物をほとんど完
全に除去することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の施工手順を示すブロック
図。
【図2】ノッチ部の断面構造を示す図。
【図3】本発明の好気性微生物による浄化処理装置の一
実施形態を示す破断斜視図。
【図4】浄化土の最終脱水処理の説明図。
【図5】本発明の他の実施形態の施工手順を示すブロッ
ク図。
【図6】本発明の一実施例を表で示す図。
【図7】本発明の効果を確認するための実験装置を説明
するブロック図。
【符号の説明】
D・・・汚染した土壌 A・・・アルカリ剤 O・・・酸化剤 S0 ・・一次浄化土 S・・・高度の二次浄化土 1・・・バックホー 2・・・受ホッパ 3・・・ロータリフィーダ 4・・・分離槽 5・・・アルカリ剤タンク 6・・・酸化剤タンク 7・・・温水タンク 8・・・攪拌機 9、10・・・ヒータ 11・・・ポンプ 12・・・制御弁 13、14・・・油水分離槽 15、16・・・ノッチ 17・・・乳化処理槽 18・・・中和処理槽 19・・・最終チェック槽 20,20a・・・オイル吸着処理装置 21・・・遮水ピット 22・・・砂礫 23・・・ドレンパイプ 24・・・通気パイプ 25・・・ブロワ 26・・・遮水シート 27・・・振動ふるい機 28・・・スラリータンク 29・・・ベルトコンベヤ 30・・・サイクロン 31・・・遠心分離機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大 塚 誠 治 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿島 建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 河 合 達 司 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿島 建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 鈴 木 重 孝 東京都港区元赤坂1丁目6番4号 ケミカ ルグラウト株式会社内 (72)発明者 木 口 良 男 東京都港区元赤坂1丁目6番4号 ケミカ ルグラウト株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 難水溶性有機物で汚染された土壌を水を
    入れた分離槽に投入して混合する混合工程と、アルカリ
    剤を分離槽に供給する工程と、気泡を分離層へ供給して
    難水溶性有機物を水面まで浮上させる浮上工程と、分離
    槽に沈澱した殘土中の殘存汚染物を好気性微生物により
    さらに処理する生物処理工程、とを有することを特徴と
    する土壌浄化工法。
  2. 【請求項2】 分離槽に沈澱した殘土中の殘存汚染物を
    好気性微生物によりさらに処理する工程がバイオファー
    ミング法、バイオパイル法、コンポスト法、強制通気
    法、バイオリアクター法のいずれかである請求項1記載
    の土壌浄化工法。
  3. 【請求項3】 前記生物処理工程が栄養源、水分pH調
    整剤を添加することを含む請求項1記載の土壌浄化工
    法。
  4. 【請求項4】 バルク材や保水材を添加して含水率や通
    気性を向上する請求項3記載の土壌浄化工法。
  5. 【請求項5】 生物処理工程中に空気の供給および排水
    を行う請求項1記載の土壌浄化工法。
  6. 【請求項6】 生物処理工程中に雨水の進入やにおいの
    拡散を防止する請求項1記載の土壌浄化工法。
  7. 【請求項7】 生物処理工程中に前記残土の含水率、汚
    染物質の濃度および菌の活性をモニタリングして空気の
    供給を制御する請求項6記載の土壌浄化工法。
  8. 【請求項8】 難水溶性有機物で汚染された土壌と水と
    が投入される分離槽と、アルカリ剤を分離槽に供給する
    アルカリ剤供給手段と、分離槽に気泡を発生させる気泡
    発生手段とより成る難水溶性有機物を水面まで浮上させ
    る有機物の気泡連行処理装置と、分離槽に沈澱した残土
    中の殘存汚染物を好気性微生物を用いてさらに分解処理
    する生物処理装置を備えたことを特徴とする土壌浄化装
    置。
  9. 【請求項9】 分離槽に沈澱した残土中の殘存汚染物を
    好気性微生物を用いてさらに分解処理する装置がバイオ
    ファーミング法、バイオパイル法、コンポスト法、強制
    通気法、バイオリアクター法のいずれかを実施する装置
    である請求項8記載の土壌浄化装置。
  10. 【請求項10】 前記生物処理装置が地面上に設けら
    れ、遮水処理されたピットと、そのピットに敷き詰めら
    れた砂礫と、排水するためのドレンパイプと、ブロワー
    に接続された通気パイプとよりなる請求項8記載の土壌
    浄化装置。
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