JPH10211152A - 洗浄機 - Google Patents

洗浄機

Info

Publication number
JPH10211152A
JPH10211152A JP3300397A JP3300397A JPH10211152A JP H10211152 A JPH10211152 A JP H10211152A JP 3300397 A JP3300397 A JP 3300397A JP 3300397 A JP3300397 A JP 3300397A JP H10211152 A JPH10211152 A JP H10211152A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
magnet
main body
cleaning
stay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3300397A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromi Saito
博実 齋藤
Masataka Takagi
昌孝 高木
Yoshihiro Yamamura
佳弘 山村
Masaaki Kobayashi
正明 小林
Eiji Saito
英二 斉藤
Mitsuo Seyama
光夫 瀬山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP3300397A priority Critical patent/JPH10211152A/ja
Publication of JPH10211152A publication Critical patent/JPH10211152A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁石を取り付けた扉ステーを本体の切欠内に
進入させて成る洗浄機において、切欠寸法が狭くなった
場合にも扉ステーや磁石の保守管理作業性を確保する。 【解決手段】 食器洗浄機1は、洗浄室3の前面開口を
扉16にて開閉自在に閉塞すると共に、この扉16から
本体側に延在する扉ステー19を、本体に形成した切欠
18より本体内に挿脱自在に進入させ、扉開放時の回動
角度を規制して成るものであって、本体内に位置する扉
ステー19に取り付けられた扉開閉検知用の磁石23を
備え、この磁石23の全部若しくは一部を扉ステー19
内に埋設したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄室の前面開口
を扉にて開閉自在に閉塞して成る洗浄機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来よりホテルやレストラン、食堂の厨
房などに設置される自動食器洗浄機は、例えば実公平6
−16583号公報(A47L15/42)に示される
如く洗浄室内の上下に洗浄ノズルとすすぎノズルを配置
し、洗浄行程においては、洗浄ポンプにより洗浄タンク
内に貯留した洗浄水を前記洗浄ノズルに給送して洗浄室
内に収納した食器に噴射し、食器に付着した汚れを洗浄
すると共に、その後のすすぎ行程ではすすぎ水を貯留す
るブースタータンクからすすぎポンプによりすすぎ水を
すすぎノズルに給送し、噴射することによって、食器に
付着した洗浄水をすすぐ方式が採られている。
【0003】また、前記洗浄ノズルより噴射された洗浄
水は洗浄タンクに回収され、繰り返し使用されるが、す
すぎ水も洗浄タンクに流入するため、この流入した分の
水はオーバーフローパイプを経て洗浄タンクより流出す
る構造とされていた。
【0004】更に、トップテーブルと称されるステンレ
ス製の作業台を天壁とするアンダーカウンター式の食器
洗浄機では、洗浄室は前方に開口するステンレス製の内
箱内に構成されると共に、この洗浄室は前下方に回動し
て開放する扉により開閉自在に閉塞される構造とされて
いた。
【0005】この場合、扉内面両側には本体側に延在す
る扉ステーが取り付けられており、本体側には両側に切
欠が形成されている。そして、扉ステーはこれら切欠か
ら本体内にそれぞれ挿脱自在に進入すると共に、扉が開
放されて略水平となった時点で扉ステーの本体内側の部
分が切欠周辺の内側に当接し、開放時の扉の回動角度が
規制される構造とされていた。
【0006】また、扉ステーの本体内側に位置する部分
には磁石が取り付けられると共に、本体側にはリードス
イッチなどが設けられ、扉の開閉に伴いこの磁石がリー
ドスイッチに離接することによって、扉の開閉を検知す
る構造が採られていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで、係るアンダー
カウンター式の食器洗浄機においては、並設される他の
厨房機器(アンダーカウンター式業務用冷蔵庫など)と
寸法を合わせる必要があると共に、台脚なども清掃時の
利便性を考慮して所定の高さ寸法を確保しなければなら
ない。
【0008】一方で、食器は通常トレーなどに載置され
た状態で洗浄室内に収納されるため、この洗浄室の前面
開口の間口はできるだけ広い方が作業性は良くなるが、
これを達成するためには、この開口の両側に位置するこ
とになる前記切欠の寸法は狭く成らざるを得ない。
【0009】しかしながら、この切欠の開口面積が狭く
なり、磁石部分の扉ステーの全体厚さの寸法より小さく
なると、今度はメンテナンス(サービス)のために扉ス
テー及び磁石を脱着する際に切欠から扉ステー全体を引
き出せなくなる問題が生じる。
【0010】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、磁石を取り付けた扉ステ
ーを本体の切欠内に進入させて成る洗浄機において、切
欠寸法が狭くなった場合にも扉ステーや磁石の保守管理
作業性を確保することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の洗浄機は、洗浄
室の前面開口を扉にて開閉自在に閉塞すると共に、この
扉から本体側に延在する扉ステーを、本体に形成した切
欠より本体内に挿脱自在に進入させ、扉開放時の回動角
度を規制して成るものであって、本体内に位置する扉ス
テーに取り付けられた扉開閉検知用の磁石を備え、この
磁石の全部若しくは一部を扉ステー内に埋設したもので
ある。
【0012】本発明によれば、扉ステー内に扉開閉検知
用の磁石の全部若しくは一部を埋設する構造としたの
で、この磁石部分の扉ステー全体の幅寸法を縮小するこ
とができる。従って、本体側の切欠の開口寸法が狭めら
れても扉ステーの磁石部分を支障無く切欠に挿脱するこ
とができるようになり、メンテナンス時の作業性が著し
く向上するものである。
【0013】請求項2の発明の洗浄機は、上記扉ステー
に透孔を穿設し、この透孔内に磁石を収納すると共に、
透孔の両側は押さえ板とカバーにて閉塞したものであ
る。
【0014】請求項2の発明によれば、上記に加えて扉
ステーに透孔を穿設し、この透孔内に磁石を収納すると
共に、透孔の両側は押さえ板とカバーにて閉塞する構造
としたので、構造の簡素化と、扉ステーへの磁石の取付
作業性及び扉ステーからの磁石の取り外し作業性が著し
く向上するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明を適用する実施例の食器
洗浄機1の斜視図、図2は食器洗浄機1の正面図、図3
は食器洗浄機1の縦断側面図、図4は食器洗浄機1のも
う一つの概略縦断側面図をそれぞれ示している。
【0016】実施例の食器洗浄機1は例えばホテルやレ
ストラン、食堂などの厨房に設置される所謂アンダーカ
ウンター式の自動食器洗浄機であり、前方に開口するス
テンレス製の内箱2内に洗浄室3が構成され、この内箱
2の下方には機械室4が構成されている。この内箱2の
前端両側には上下に延在するアングル材6、6が取り付
けられ、機械室4まで渡っており、内箱2の天板2A上
方には間隔を存してステンレス製の天壁としてのトップ
テーブル(作業台)7が、また、その背板2B及び左右
側板2C、2C外側にはこれもステンレス製の外装板8
・・が少許間隔を存して取り付けられている。
【0017】尚、左右の外装板8の前端は前記アングル
材6、6の外縁に繋がり、下部は機械室4の左右に位置
している。また、背方の外装板8も機械室4の後方に位
置すると共に、これら外装板8・・の上端が前記トップ
テーブル7の外縁に繋がる構造とされ、内箱2を含めた
これら部材によって食器洗浄機1の本体が構成されてい
る。
【0018】また、内箱2の底板2Dは前部から階段状
に低く形成されており、その向かって左側後部は上面に
開口する洗浄タンク9に連続している。即ち、この洗浄
タンク9は洗浄室3の下方において上方に開口してお
り、全体は前記機械室4内左後部に位置している。この
内箱2の右側面(ラックレール右側の直下で洗浄水面よ
り上の位置)には図15及び図16に示す如く透孔81
が形成されており、この透孔81からは洗剤パイプ82
が内箱2右側面の内側に開口している。
【0019】この場合、洗剤パイプ82の一端には取付
板83が固定されており、洗剤パイプ82はこの取付板
83の中央にて開口すると共に、それから後方に少許延
在した後、下方に屈曲された形状を呈している。尚、取
付板83の外側面(洗剤パイプ82が延在する側の面)
にはパッキン84が取り付けられている。また、洗剤パ
イプ82の他端には図示しない洗剤ホースが接続され
る。
【0020】そして、係る洗剤パイプ82を取り付ける
際には、洗剤ホースを接続した状態で内箱2内側から透
孔81に挿通し(洗剤ホースを挿入する)、図15の如
くパッキン84を介して内箱2の内面に取付板83をネ
ジ止めする。このとき、パッキン84は透孔81の周囲
に密着してシールすると共に、洗剤ホースは内箱2と外
装板8の間を通過して下方に引き出され、図示しない洗
剤タンク(洗剤供給装置)に接続される。
【0021】また、このとき透孔81は洗剤パイプ82
の外径(例えば6mm)よりも十分大きな内径(例えば
18mm)で形成されており、係る洗剤パイプ82及び
洗剤ホースの挿通は容易に行えるようになる。
【0022】ここで、従来では図17及び図18に示す
如く洗浄タンク9の透孔101に対応してその外面に洗
剤パイプ102の取付板103を取り付けていたため、
洗剤パイプ102の交換などを行う際には、外装板8を
取り外さなければならなかった。
【0023】これに対して、本実施例では取付板83を
内箱2の内面に取り付けており、透孔81も洗剤パイプ
82より十分大きな寸法としているので、洗剤パイプ8
2は容易に内箱2の内側に取り外すことができる。従っ
て、係るメンテナンス時にも外装板8を取り外す必要が
無くなる。
【0024】他方、係る洗浄室3内の上下には上下洗浄
ノズル11、12及び上下すすぎノズル13、14がそ
れぞれ回動自在に取り付けられている。また、16は洗
浄室3の前面開口を開閉自在に閉塞するための扉であ
り、その下端左右はヒンジ17、17にてアングル材
6、6前面に回動自在に枢支されている。
【0025】このヒンジ17、17の上方のアングル材
6、6前面には切欠18がそれぞれ形成されており、各
切欠18、18には扉17の内面左右下部に固定されて
後方に延在する円弧状の鋼板製扉ステー19、19が挿
脱自在に進入している(尚、図2では他の部材を分かり
易くするために削除している)。
【0026】これら扉ステー19、19の後端には上方
にクランク状に突出した当接部19Aがそれぞれ形成さ
れており、一方、各切欠18、18の上縁上方のアング
ル材6、6内面にはゴム製のクッション材21がそれぞ
れ取り付けられている。そして、扉16が開放され、前
下方に回動させると、各図に示す如く扉16が略水平の
回動角度となったところで扉ステー19、19の各当接
部19A、19Aがクッション材21、21にそれぞれ
当接し、その状態で扉16は停止する構造とされてい
る。
【0027】また、向かって左側の扉ステー19のアン
グル材6内方(本体内)に位置する後端部には矩形状の
透孔22が穿設されており、この透孔22内には永久磁
石23の全部若しくは一部(実施例では一部(3分の2
程))が埋設されている。この場合、透孔22の一側は
扉ステー19にスポット溶接された押さえ板24により
予め閉塞されており、その状態で透孔22内に永久磁石
23を収納し、他側をカバー26により閉塞して扉ステ
ー19にこのカバー26をネジ(ビス)止めするもので
ある。
【0028】内箱2の左側板2Cの外側にはリードスイ
ッチ27が取り付けられており、扉16が閉じられると
前記磁石23がリードスイッチ27に近接し、扉16が
開放されると磁石23がリードスイッチ27から離間す
る。これによって、リードスイッチ27の接点が開閉さ
れることにより、扉16の開閉を検知する構造とされて
いる。
【0029】このように扉ステー19に透孔22を穿設
し、この透孔22内に磁石23を収納埋設するかたちと
したので、押さえ板24、磁石23及びカバー26を含
めた全体の幅寸法が縮小される。これにより、アングル
材6の幅寸法(実施例では約20mm)及び切欠18の
開口寸法を狭めても、図6中時計回りに扉ステー19自
体を回転させることによって、扉ステー19の磁石23
部分を支障無く切欠18に挿脱することができるように
なる(図5と図7参照)。
【0030】従って、組立時に扉ステー19を切欠18
内に挿入する作業、或いは、磁石23の交換などのサー
ビス時に扉ステー19を切欠18から引き抜く作業を極
めて円滑に行うことができるようになる。
【0031】また、係る構造によって洗浄室3の前面開
口の横方向の間口寸法の拡張に寄与し、実施例では51
2mm程(ラックは通常502mm)確保できるように
なる。尚、実施例では磁石23の一部を透孔22内に収
納したが、磁石23をより薄くして全部を収納する構造
としても良い。
【0032】一方、洗浄室3の前面開口を縁取る内箱2
の前板2Eには、その上辺及び左右辺に水封壁31、3
2が相互に間隔を存し、連続して突設されている。一
方、扉16の内面上部及び左右にも水封壁33、34が
相互に間隔を存し、連続して突設されている。これら水
封壁33、34は当該扉16が洗浄室3の開口を閉じた
状態で内箱2側の各水封壁31、32の内側にそれぞれ
進入し、開口周囲を水封する仕組みとされている。尚、
前記扉ステー19、19は外側の水封壁34の両側にそ
れぞれ位置している。
【0033】更に、内箱2の前板2E上辺左右前面には
キャッチャー37、37が取り付けられており、扉16
の内面上端両側部には外側の水封壁34の外側に位置し
てラッチ38、38が取り付けられている。そして、扉
16が閉じた状態で各ラッチ38、38は各キャッチャ
ー37、37に着脱自在に係合し、これによって、扉1
6の閉鎖状態が保持される構造とされている。
【0034】ここで、前記各キャッチャー37、37は
内箱2の前板2E上辺の裏側に位置するキャッチャー固
定板41に対し、前板2E裏面に密接するパッキン42
を介してネジ(ビス)43により共締め固定されてい
る。この場合、各キャッチャー37、37間の上方には
位置決め用のネジ(ビス)44が設けられており、前板
2Eを貫通して前記キャッチャー固定板41に螺合して
いる。
【0035】そして、先ずこれら各ネジ43、43及び
44を緩くキャッチャー固定板41に螺合させて少許移
動可能に仮止めして置き、その状態で扉16を閉じ、各
ラッチ38、38を各キャッチャー37、37に係合さ
せる。次ぎにネジ44を締め付け、各キャッチャー3
7、37とラッチ38、38の位置を合致させた状態
で、キャッチャー固定板41及び各キャッチャー37、
37の位置を確定する。そして、再び扉16を開き、最
後に各ネジ43、43を締め付けて完全にキャッチャー
37、37を移動不能となるように固定するものであ
る。
【0036】このような簡単な作業によって各キャッチ
ャー37、37と各ラッチ38、38は正確に合致す
る。そして、以後は支障無く扉16の開閉を行えるよう
になるものである。
【0037】また、キャッチャー固定板41の上端は内
箱2の天板2A直下に位置しており、その裏面には中央
から左右に低く傾斜し、上方に開放する樋部41Bが形
成されている。更に、天板2Aは前方に低く傾斜してい
る。そして、この傾斜部分と上側のトップテーブル7と
の間には収納空間47が構成されている。
【0038】この収納空間47は内箱2の前板2Eとト
ップテーブル7前部との間において前方に開放してお
り、この収納空間47内には図8の如くコントロールボ
ックス48が収納される。このコントロールボックス4
8内には食器洗浄機1の制御基板が収納されており、そ
の形状はサービスマンの操作パネルが前面に位置する縦
方向の前部48Aと、その上部から後方に延在し、前記
基板が収納される後部48Bから成る全体としては断面
L字状を呈している。
【0039】そして、コントロールボックス48の後部
48Bは前記収納空間47奥方まで挿入されると共に、
前部48Aは前板2Eの前側に位置し、図8の如く後部
48Bが天板2Aから浮いた状態で図示しないネジにて
前方から天板2A上面に固定されている。また、この前
部48Aの前側にはコントロールパネル51が着脱自在
に取り付けられ(図3以外は撤去されている)、このコ
ントロールパネル51前面には使用者用の操作スイッチ
などが配設されている。
【0040】ここで、制御基板などのメンテナンスを行
う際には、先ず、コントロールパネル51を取り外し、
次ぎに前方から前記固定用のネジを外す。次ぎに図9中
矢印で示す如くコントロールボックス48を下ろしなが
ら前方に引き出す。この場合、内箱2の天板2Aは前方
に低く傾斜されているので、洗浄室3の前面開口の上下
方向の間口寸法を拡張し、収納空間47のスペースが圧
迫される状況においても、トップテーブル7前部と内箱
2の天板2A前部(前板2E)との間に位置する収納空
間47の前面開口寸法(上下方向)を確保することがで
きるようになる。従って、メンテナンス時にもコントロ
ールボックス48を前方に容易に取り出すことができる
ようになり、作業性が著しく向上する。
【0041】他方、洗浄室3の前面開口下縁左右に位置
する側板2C、2Cには図10、図11に示す如く前後
に渡ってラックレール53、53が取り付けられてい
る。尚、食器を載置したラックはこのラックレール5
3、53上に前面開口から摺動自在に載置されることに
なる。
【0042】洗浄タンク9内にはオーバーフローパイプ
54が着脱自在に立設されており、その上端は洗浄タン
ク9内上部に開口し、オーバーフローパイプ54の下端
は後述する機械室4の底板(ユニットベース)4A外の
排水パイプ(図示せず)に接続されている。洗浄タンク
9の前面内側には後述する洗浄ポンプ56への異物の流
入を阻止するためのポンプフィルター57が上方に引き
出し自在に取り付けられている。
【0043】尚、このポンプフィルター57の上方に対
応するラックレール53には切欠53Aが形成されてお
り、この切欠53Aを通過してポンプフィルター57は
上方に引き出し可能となるものである。
【0044】また、洗浄タンク9の上面開口には図12
に示す如き矩形状のタンクフィルター61が着脱自在に
取り付けられる(図10、図11では撤去)。このタン
クフィルター61の底面には複数の小孔62・・が形成
されており、これによって、洗浄水を洗浄タンク9内に
流入させつつ、大きいゴミの洗浄タンク9への侵入を阻
止する。
【0045】更に、オーバーフローパイプ54に対応す
る部分のタンクフィルター61の底面後部には、カバー
63が隆起してタンクフィルター61と一体に形成され
ている。このカバー63は矩形状の上面63Aと、周側
面63B・・・とから成り、オーバーフローパイプ54
の上端開口外側に間隔を存して位置し、それを覆う(図
13)。また、カバー63の上面63Aと周側面63B
・・・とが構成する角部にはそれぞれ空気抜き用の透孔
64・・・が形成されている。そして、このカバー63
の直上には前記下洗浄ノズル12が位置するかたちとな
る。
【0046】次ぎに、前記機械室4内には前記洗浄ポン
プ56と、ブースタータンク66、すすぎポンプ67及
び電装ボックス68が設置されている。洗浄ポンプ56
の吸込側56Sは洗浄タンク9の前面に固定され、その
内部に連通しており、この吸込口部分に対応して前記ポ
ンプフィルター57は取り付けられているものである。
そして、この洗浄ポンプ56の上面吐出側56Dは底板
2D下面に密接して固定され、パイプ70内の図示しな
い通路などを介して前記上下洗浄ノズル11、12に連
通されている。
【0047】また、ブースタータンク66内には図示し
ないパイプから水道水が導入され、図示しないヒータに
よって所定温度のすすぎ水(温水)が貯留されると共
に、ブースタータンク66内にはすすぎポンプ67の吸
込側が連通している。また、すすぎポンプ67の吐出側
は前記パイプ70内の図示しない通路などを介して前記
上下すすぎノズル13、14に連通されている。
【0048】このブースタータンク66は機械室4内の
向かって右端において底板4A上に取り付けられてお
り、ブースタータンク66直上の底板2Dは右方に高く
傾斜されている(図2にPで示す)。これによって、洗
浄室3の開口間口を上下方向に拡張し、機械室4の高さ
寸法が圧迫されても所定容量のブースタータンク66を
支障無く設置できるようになる。尚、以上の構成によっ
て洗浄室3の間口寸法は縦方向で310mm程確保でき
るようになる。
【0049】また、底板4Aの四隅には台脚69・・・
が取り付けられている。この台脚69の高さ寸法は80
mm程あり、これによって、底板4A下方の清掃作業性
を確保している。更に、この機械室4の前面は開閉自在
の機械室パネル71にて閉塞されている。
【0050】一方、前記洗浄ポンプ56は機械室4の向
かって左側、洗浄タンク9の直前に配置されており、そ
の下面は底板4Aから浮いている。そして、係る洗浄ポ
ンプ56のモータ56M直前の機械室4内に前記電装ボ
ックス68が配置されている。この電装ボックス68は
前面に開口しており、内部には図示しないリレーや端子
板などが収納されるものであるが、その背壁68Aには
複数の透孔73・・が穿設されている。
【0051】更に、係る背壁68Aの後面には断面コ字
状のダクト部材74が取り付けられ、このダクト部材7
4内に上下に開口する上下方向の通路路76が形成さ
れ、前記透孔73・・はこの通風路76に連通してい
る。また、このダクト部材74の後面、即ち、モータ5
6M側の面には断熱材77が貼り付けられている。
【0052】係る電装ボックス68は底板4A上方に少
許離間して浮いた状態で本体(外装板8、アングル材6
或いは底板4Aなど)に取り付けられており、更に、こ
の電装ボックス68下方の底板4Aには複数の通気孔7
8・・が穿設されている。
【0053】以上の構成で食器洗浄機1に電源が投入さ
れると、先ずすすぎポンプ67が運転され、ブースター
タンク66内に貯留されたすすぎ水(温水)を上下すす
ぎノズル13、14から噴射する。噴射されたすすぎ水
は底板4D上に滴下し、やがて洗浄タンク9内に流入す
ると共に、洗浄水として貯留される。尚、洗浄タンク9
にも図示しないヒータが設けられており、洗浄水は所定
温度に保温される。また、洗浄タンク9には前記洗剤パ
イプ82から洗剤が注入される。
【0054】係る給湯運転が終了して待機状態となる。
次ぎに、被洗浄物としての食器が載置されたラックをラ
ックレール53に沿って挿入し、洗浄室3内に収納す
る。そして、所定の開始スイッチを操作すると洗浄工程
が開始される。この洗浄工程では洗浄ポンプ56が運転
され、洗浄タンク9内に貯留された洗浄水が上下洗浄ノ
ズル11、12から食器に向けて噴射される。これによ
って、食器の汚れを落としていく。この噴射された洗浄
水は底板2D上に滴下し、洗浄タンク9に回収され、再
利用される。
【0055】この洗浄行程は所定期間実行され、次ぎに
すすぎ行程に移行する。このすすぎ行程では前述同様に
すすぎポンプ67が運転され、上下すすぎノズル13、
14からブースタータンク66内のすすぎ水が食器に向
けて噴射される。これによって、食器に付着した洗浄水
をすすぐと共に、すすぎ水は同様に洗浄タンク9に流入
する。
【0056】ここで、前述の如くブースタータンク66
上方の底板2Dは右方に高く、即ち、洗浄タンク9方向
に低く傾斜しているので、底板2D上に滴下した洗浄水
やすすぎ水は円滑に洗浄タンク9方向(図2の左方向)
に流れるようになる。また、すすぎ水の流入によって洗
浄タンク9内の水位は上昇するが、オーバーフローパイ
プ54より高くなるとそこから流出するので、水位Wは
オーバーフローパイプ54の上端に規制される。
【0057】尚、洗浄水中には食器から落ちた汚れやゴ
ミが含まれているが、オーバーフローパイプ54の周囲
にはカバー63が位置し、その上面63Aや周側面63
B・・によって囲繞されているので、オーバーフローパ
イプ54への係る異物の侵入は阻止される。
【0058】特に、前述の如くカバー63の上面63A
と周側面63B・・の角部に空気抜き用の透孔64・・
・が穿設されているので、透孔64の開口面積を確保し
つつ、透孔64が水面W下に水没することを回避でき
る。これによって、オーバーフローパイプ54の空気抜
きを確実に行うことができるようになる。
【0059】また、洗浄ポンプ56が運転されるとその
モータ56Mからは発熱が生ずるが、電装ボックス68
とモータ56M間には断熱材77と通風路76が介在し
ているので、係る発熱は遮断され、電装ボックス68に
伝達され難くなる。更に、電装ボックス68内のリレー
なども発熱を生じるが、電装ボックス68は底板4Aか
ら浮いており、その下方には通気孔78・・が穿設され
ているので、通気孔78・・から流入した外気は通風路
76に入り、下部の透孔73から電装ボックス68内に
流入して循環した後、再び上部の透孔73から通風路7
6に流出して排気されるようになる。
【0060】これらによって、電装ボックス68内の温
度上昇が低く抑えられるようになり、リレーなどの部品
の故障を未然に回避若しくは抑制して、長寿命化を達成
できるようになる。
【0061】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明の方法によれ
ば、扉ステー内に扉開閉検知用の磁石の全部若しくは一
部を埋設する構造としたので、この磁石部分の扉ステー
全体の幅寸法を縮小することができる。従って、本体側
の切欠の開口寸法が狭められても扉ステーの磁石部分を
支障無く切欠に挿脱することができるようになり、メン
テナンス時の作業性が著しく向上するものである。
【0062】請求項2の発明によれば、上記に加えて扉
ステーに透孔を穿設し、この透孔内に磁石を収納すると
共に、透孔の両側は押さえ板とカバーにて閉塞する構造
としたので、構造の簡素化と、扉ステーへの磁石の取付
作業性及び扉ステーからの磁石の取り外し作業性が著し
く向上するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の食器洗浄機の斜視図である。
【図2】食器洗浄機の正面図である。
【図3】食器洗浄機の縦断側面図である。
【図4】食器洗浄機のもう一つの概略縦断側面図であ
る。
【図5】食器洗浄機のアングル材の切欠部分の正面図で
ある。
【図6】食器洗浄機の扉ステー部分の拡大断面図であ
る。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【図8】食器洗浄機のキャッチャー部分の拡大縦断側面
図である。
【図9】コントロールボックスを取り出す手順を説明す
る図である。
【図10】食器洗浄機の洗浄室の平面図である。
【図11】食器洗浄機の洗浄室の縦断正面図である。
【図12】食器洗浄機のタンクフィルターの斜視図であ
る。
【図13】食器洗浄機のタンクフィルター部分の縦断正
面図である。
【図14】食器洗浄機の電装ボックス部分の斜視図であ
る。
【図15】食器洗浄機の洗剤パイプ部分の内箱の拡大断
面図である。
【図16】食器洗浄機の洗剤パイプ部分の内箱の側面図
である。
【図17】従来の食器洗浄機の洗剤パイプ部分の内箱の
断面図である。
【図18】図17の食器洗浄機の洗剤パイプ部分の内箱
の側面図である。
【符号の説明】
1 食器洗浄機 3 洗浄室 6 アングル材 16 扉 17 ヒンジ 18 切欠 19 扉ステー 22 透孔 23 永久磁石 24 押さえ板 26 カバー 27 リードスイッチ
フロントページの続き (72)発明者 小林 正明 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 斉藤 英二 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 瀬山 光夫 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄室の前面開口を扉にて開閉自在に閉
    塞すると共に、この扉から本体側に延在する扉ステー
    を、前記本体に形成した切欠より本体内に挿脱自在に進
    入させ、扉開放時の回動角度を規制して成る洗浄機にお
    いて、 前記本体内に位置する扉ステーに取り付けられた扉開閉
    検知用の磁石を備え、この磁石の全部若しくは一部を前
    記扉ステー内に埋設したことを特徴とする洗浄機。
  2. 【請求項2】 扉ステーに透孔を穿設し、この透孔内に
    磁石を収納すると共に、前記透孔の両側は押さえ板とカ
    バーにて閉塞したことを特徴とする請求項1の洗浄機。
JP3300397A 1997-01-31 1997-01-31 洗浄機 Pending JPH10211152A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3300397A JPH10211152A (ja) 1997-01-31 1997-01-31 洗浄機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3300397A JPH10211152A (ja) 1997-01-31 1997-01-31 洗浄機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10211152A true JPH10211152A (ja) 1998-08-11

Family

ID=12374674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3300397A Pending JPH10211152A (ja) 1997-01-31 1997-01-31 洗浄機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10211152A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6717160B2 (en) * 2002-02-22 2004-04-06 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Beam direct-writing apparatus, imaging apparatus and method of obtaining preferable path passing through points
CN108618730A (zh) * 2018-06-20 2018-10-09 佛山市顺德区美的洗涤电器制造有限公司 洗碗机及洗碗机的门体控制装置、方法
WO2019242196A1 (zh) * 2018-06-20 2019-12-26 佛山市顺德区美的洗涤电器制造有限公司 洗碗机及洗碗机的门体控制装置、方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6717160B2 (en) * 2002-02-22 2004-04-06 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Beam direct-writing apparatus, imaging apparatus and method of obtaining preferable path passing through points
CN108618730A (zh) * 2018-06-20 2018-10-09 佛山市顺德区美的洗涤电器制造有限公司 洗碗机及洗碗机的门体控制装置、方法
WO2019242196A1 (zh) * 2018-06-20 2019-12-26 佛山市顺德区美的洗涤电器制造有限公司 洗碗机及洗碗机的门体控制装置、方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100433777B1 (ko) 식기 세척 건조기
JPH11178661A (ja) 食器洗浄乾燥機付き流し台
JPH10211152A (ja) 洗浄機
KR100444122B1 (ko) 식기 세정기
JPH10211153A (ja) 洗浄機
JPH10211155A (ja) 洗浄機
JPH10211150A (ja) 洗浄機
JPH10211154A (ja) 洗浄機
JPH10211151A (ja) 洗浄機の製造方法
JPH10211149A (ja) 洗浄機
KR20180091140A (ko) 업소용 식기세척기
US3439688A (en) Water inlet system for dishwasher
JPH10211156A (ja) 洗浄機
JPH11197085A (ja) 洗浄機
JP3588708B2 (ja) 食器洗浄機付き流し台
JP3877540B2 (ja) 食器洗い機
JP3234457B2 (ja) 洗浄機に適用される弾性パッキン
KR200292079Y1 (ko) 초음파식기세척장치
JP2001238844A (ja) 食器洗浄機
JPH11178662A (ja) 食器洗浄乾燥機付き流し台
JP3177417B2 (ja) 冷却貯蔵庫
KR20240043074A (ko) 컵세척기
JP3162979B2 (ja) 食器洗浄機
JP2001190478A (ja) 食器洗浄機
JP2001238843A (ja) 食器洗浄機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040628

A02 Decision of refusal

Effective date: 20050221

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02