JPH10210980A - 乳酸菌検出用オリゴヌクレオチド及び該菌の検出方法 - Google Patents

乳酸菌検出用オリゴヌクレオチド及び該菌の検出方法

Info

Publication number
JPH10210980A
JPH10210980A JP9028259A JP2825997A JPH10210980A JP H10210980 A JPH10210980 A JP H10210980A JP 9028259 A JP9028259 A JP 9028259A JP 2825997 A JP2825997 A JP 2825997A JP H10210980 A JPH10210980 A JP H10210980A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oligonucleotide
lactobacillus
sequence
nucleotide sequence
detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9028259A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Funabashi
亙 船橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Breweries Ltd
Original Assignee
Asahi Breweries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Breweries Ltd filed Critical Asahi Breweries Ltd
Priority to JP9028259A priority Critical patent/JPH10210980A/ja
Publication of JPH10210980A publication Critical patent/JPH10210980A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビール混濁菌であるラクトバチルス属の菌、
特にラクトバチルス ブレビス菌、ラクトバチルス カ
ゼイ菌、ラクトバチルス コリニフォルミス菌、ラクト
バチルス プランタラム菌、ラクトバチルス スピーシ
ーズ AB No.74菌を検出するためのオリゴヌクレオチ
ド、及びこれを用いる該菌の検出方法を提供する。 【解決手段】 乳酸菌であるラクトバチルス属由来の1
6S rRNA遺伝子と選択的にハイブリダイズするヌ
クレオチド配列または該配列に対する相補的配列を有す
ることを特徴とするヌクレオチド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビール混濁菌であるラ
クトバチルス属の菌、特にラクトバチルスブレビス菌、
ラクトバチルス カゼイ菌、ラクトバチルス コリニフ
ォルミス菌、ラクトバチルス プランタラム菌、ラクト
バチルス スピーシーズ AB No.74菌を検出するため
のオリゴヌクレオチド、及びこれを用いる該菌の検出方
法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】現
在、ビール製造における微生物検査では、菌種を同定す
るには、増殖培養を経て、菌を単離しなければならず、
少なくとも7日は要する。その後、単離した菌を増殖さ
せ、形態観察、グラム染色性、カタラーゼ試験、糖資化
性などの多くの性状試験を行うことにより同定を行って
いる。また、これら一般に行われている同定試験のほか
に、単離した菌からDNAを抽出し、それを膜上あるい
は他の支持体上に固定し、標準菌のDNAをプローブと
してハイブリダイゼーション試験を行うことにより菌種
を同定する方法がある。しかし、この方法も数日を要
し、さらに十分な検出感度および選択性を得るのが難し
い。
【0003】より迅速な検出方法として、最近では、J.
Am.Soc.Brew.Chem.:52(1) 19-23, 1994 に報告されてい
る生物ルミネッセンスを利用したATP発光法により生
菌の検出を行う方法があるが、菌種を問わずに検出する
ため、同定には利用できない。また、ビールに有害な一
部の乳酸菌、例えば、Lactobacillus brevis、Lactobac
illus casei、Lactobacillus plantarum、Lactobacillu
s coryniformis等については、特開平6−46811及
び特開平6−311894に開示されているように乳酸
菌に特異的な抗体を使用することによって、比較的早期
の同定が可能となっている。しかし、この方法を適用す
るためには、菌を単離するまでの操作が必要なために、
その分日数を要し、さらに十分な検出感度および選択性
を得るのが難しい。
【0004】そこで、さらに迅速な検出法が検討され、
最近では、特開平5−15400、特開平6−1418
99、特開平7−289295、または J.Am.Soc.Bre
w.Chem.:52(3) 95-99, 1994 に報告されているように、
検体となる乳酸菌のDNAを抽出し、このDNAに相補
的なオリゴヌクレオチドをプライマーとして機能させた
PCR法を用いた乳酸菌の検出する方法がある。
【0005】なお、特開平5−15400および特開平
6−141899では、ラクトバチルス ブレビスの5
SリボソームRNA遺伝子を標的とし、そのヌクレオチ
ド配列と相補的となるように化学合成されたオリゴヌク
レオチドを利用した乳酸菌の検出方法であるが、本発明
は、ラクトバチルス ブレビスの5SリボソームRNA
遺伝子を標的とし、そのヌクレオチド配列と相補的とな
るように化学合成したオリゴヌクレオチドを用いるもの
であり、その遺伝子配列の基本的な違いから、ラクトバ
チルス ブレビスの検出の特異性が前記公報の技術とは
異なるものである。
【0006】また、特開平7−289295では乳酸菌
は、工業技術院生命工学工業技術研究所に寄託されてい
る Lactobacillus sp.DA1. という乳酸菌の遺伝子配列
を用い、既知のプライマーでは検出できない乳酸菌を検
出することを目的としており、本発明で検出の特異性を
検討しようとする乳酸菌とは種が異なっている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、乳酸菌である
ラクトバチルス属由来の16S rRNA遺伝子と選択
的にハイブリダイズするヌクレオチド配列または該配列
に対する相補的配列を有するヌクレオチドに関する。さ
らに詳しくは、検体中に存在するラクトバチルス属菌に
属するラクトバチルス ブレビス(Lactobacillus brev
is)菌、ラクトバチルス カゼイ(Lactobacillus case
i)菌、ラクトバチルスチルス コリニフォルミス(Lac
tobacillus coryniformis)菌、ラクトバチルス プラ
ンタラム(Lactobacillus plantarum)菌、ラクトバチ
ルス スピーシーズ(Lactobacillus sp.)AB No.74
菌を選択的に検出し、同時に同定できる方法を提供す
る。
【0008】なお、ラクトバチルス スピーシーズ AB
No.74菌は、国内のビール醸造場から単離された乳酸
桿菌で、上記乳酸菌又は特開平7-289295記載のラクトバ
チルス スピーシーズDA1(Lactobacillus sp.DA
1)の何れとも異なる菌であり、また、ビールを培地と
して生育できる特徴をもつ。遺伝子増幅に関する技術は
すでに公知であり、Saiki らが開発したPolymeraseChai
n Reaction 法(以下、PCR法と略す;Science 230,
13-50, 1985)を基に行うことができる。この方法は、
特定の遺伝子配列を増幅させる反応で、迅速・高感度で
高い特異性を持ち、かつ簡便であることから、遺伝学的
研究のみならず、近年は、医療分野における病原菌の迅
速判定や、食品分野における有害菌の迅速検出にも応用
が試みられてきている。PCR法を行うことにより、検
体中の僅かな量しか標的配列が存在していなくても、2
つのプライマーが挟む標的ヌクレオチド配列は何百万倍
にも増幅され、検出が可能までに大量にそのコピーが産
生される。また、PCR法を行うには、検体中に存在す
る菌から核酸成分を遊離させる必要があるが、PCRは
標的配列が数分子以上存在すれば増幅反応が進むので、
溶菌酵素や界面活性剤を用いた簡便な前処理をするだけ
で十分に試験に供することができる。そのため、従来の
最近検出法に比べ、利用価値が非常に高い。
【0009】
【発明の実施の形態】これらのことを利用すべく、本発
明では、ラクトバチルス属菌に属するラクトバチルス
ブレビス(Lactobacillus brevis)菌、ラクトバチルス
カゼイ(Lactobacillus casei)菌、ラクトバチルス
コリニフォルミス(Lactobacillus coryniformis)
菌、ラクトバチルス プランタラム(Lactobacillus pl
antarum)菌、ラクトバチルス スピーシーズ(Lactobac
illus sp.)AB No.74菌の各菌の16Sリボソーム遺
伝子と特異的にハイブリダイズするように作成したオリ
ゴヌクレオチドをプライマーとしてPCR法を行い、認
識されるべき配列の検出を行うことにより、検体中に該
菌が存在するか否かを迅速、高感度、特異的に判定す
る。検体は、ビール及びビール製造途中の半製品、また
は、下水などの嫌気的環境下から採取されたサンプルで
もよい。また、プライマーに用いるオリゴヌクレオチド
は化学合成されたものでも天然のものでも、いずれの使
用でも可能である。PCR反応に用いるDNAポリメラ
ーゼは、90℃以上の温度に耐熱性があればよい。PC
R反応における温度条件は、2本鎖DNAを1本鎖にす
る熱変性反応で90〜98℃、プライマーを鋳型DNA
にハイブリダイズさせるアニーリング反応で37〜65
℃、DNAポリメラーゼを作用させる鎖長反応で50〜
75℃で行い、これを1サイクルとしたものを数十サイ
クル行わせることにより、標的配列を増幅させることが
できる。
【0010】PCR反応後、反応物を電気泳動により分
離し、臭化エチジウム等で核酸染色を行い、増幅された
ヌクレオチド配列の塩基長が、上述の標的配列の塩基長
と等しければ、検体中にラクトバチルス ブレビス(La
ctobacillus brevis)菌、ラクトバチルス カゼイ(La
ctobacillus casei)菌、ラクトバチルスチルス コリ
ニフォルミス(Lactobacillus coryniformis)菌、ラク
トバチルス プランタラム(Lactobacillus plantaru
m)菌、ラクトバチルス スピーシーズ(Lactobacillus
sp.)AB No.74菌の各菌の存在を判定できる。増幅さ
れたヌクレオチド配列の検出には、クロマトグラフィー
も有効である。
【0011】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明する。 1.ラクトバチルス スピーシーズ(Lactobacillus s
p.)AB No.74菌の16SrRNA遺伝子塩基配列の決
定 Lactobacillus sp. AB No.74菌からのDNA抽出 まず、Lactobacillus sp. AB No.74菌からDNAを抽出
した。DNAの抽出は次のように行った。供試菌の菌液
1mlを15Krpmで5分間、4℃にて遠心分離した後、上清を
捨てた。1ml滅菌水を加えて懸濁し、再び15Krpmで5分
間、4℃にて遠心分離し上清を捨てた後、200μlの細胞
壁溶解液(10mM Tris-HCl、1mM EDTA、0.35M Sucrose p
H8.0に Lysozyme を1mg/ml、 N-Acetylmuramidaseを50
μg/mlになるように添加)に懸濁し、37℃、30分間保温
した。400μlの蛋白質分解溶液(100mM Tris-HCl、1.5M
NaCl、20mM EDTA、2%CTAB、2%2-Mercaptoethanol pH8.
0 にProteaseKを120μg/mlになるように添加)を加え、
50℃、60分間保温した後、400μlのフェノール・クロロ
ホルムを加え、攪拌した後に15Krpmで5分間、25℃にて
遠心分離し、上清400μlを新しいエッペンチューブに移
した。300μlの2-propanolを加え、攪拌した後に−80℃
にて10分間静置し、15Krpmで15分間、4℃にて遠心分離
して沈殿を得た。冷70%エタノール200μlを加え、15Kr
pmで5分間、4℃にて遠心分離し、上清を捨てた。残渣を
50μlの滅菌水に懸濁し、DNA溶液とした。
【0012】 Lactobacillus sp. AB No.74菌の1
6SrRNAの増幅 次に、Lactobacillus sp. AB No.74菌の16SrRN
Aの増幅を行った。前述のDNA溶液から得たDNA約
20ngをテンプレートとし、表1に示す16SrRNA遺
伝子シーケンシングプライマーの1及び11を用いて、PCR
を行った。PCRは、供試DNA溶液5μl、10×PCRバッファ
ー(100mM Tris-HCl(pH9.0)、500mM KCl、1%TritonX-10
0)5μl、25mM MgCl2 4μl、20mM dNTP混合液0.5μl、
プライマー1 0.5μl、プライマー11 0.5μl、Taq DN
A polymerase(東洋紡;TAP-101)0.25μl及び滅菌蒸留
水34.25μlを混合し、PCR条件は変性は90〜98℃にて1分
間、アニーリングは37〜60℃にて2分間、伸長は70〜75
℃にて2分間で30サイクル行った。反応液5μlを1×TBE
バッファーを用いた1.2%アガロースゲル電気泳動に供
し、エチジウムブロマイドにて20分程度染色を行った
後、紫外線を照射することによりPCR産物の観察を行っ
た。
【0013】アガロース電気泳動の後、エチジウムブロ
マイドにて染色し、目的とする約1.5KbpのDNA分子を含
むアガロースゲルを剃刀等を用いて切り出した。宝酒造
(株)のSUPRECTM-01(DNA回収用フィルター付き遠心チ
ューブ)に移した後、ミクロスパーテル等を用いてゲル
を細かく砕き、−80℃にて10分間静置し凍結させた。滅
菌水300μlを加えて、5krpmで10分間遠心分離し、遠心
チューブ底に溜まったDNA溶液を回収した。得られた溶
液300μlに対して等量のフェノール・クロロホルムを加
えて15Krpmで5分間、25℃にて遠心分離し、上清200μl
を新しいエッペンチューブに移した。約400μlの冷エタ
ノールを加え、−80℃にて10分間静置した後に15Krpmで
5分間、4℃にて遠心分離し、上清を捨てた。冷70%エタ
ノール約150μlを加えた後、15Krpmで5分間、4℃にて遠
心分離した。上清を捨てた後、減圧乾燥し、50μl滅菌
蒸留水に懸濁して16SrDNA溶液とした。
【0014】 シーケンス反応用テンプレートの調製 上記の16SrDNA約20ngをテンプレートとし、表1に示す
各種16SrRNA遺伝子Sシーケンシングプライマー
を2と3、1と4、6と7、5と8、10と11、9と12、2と7、1と
8、6と13、5と14の計10通りの組み合わせで用い、PCR条
件は90〜98℃にて1分間、37〜60℃にて2分間、70〜75℃
にて2分間で30サイクル行った。増幅した目的長のDNA分
子を、上記と同様の方法で精製し、シーケンシング反応
に供した。
【0015】
【表1】 但し、表中Mは、M13のForward(-29)プライマーの配列:(T)CACGACGTTGTAAAACGAC を示す。
【0016】 シーケンシング 上記DNAをテンプレートとし、IRD41標識M13 Forward(-
29)primerを用いて、LI-COR社DNAシーケンサー取り扱
い説明書に従って、シーケンシング反応を行った。同説
明書に従って電気泳動及び解析を行った。DNA配列の編
集及びデータ解析はDNAsis(日立ソフトウエアー)を用
いて行った。
【0017】2.特異的プライマーの決定 ラクトバチルス ブレビス(Lactobacillus brevis)
菌、ラクトバチルス カゼイ(Lactobacillus casei)
菌、ラクトバチルスチルス コリニフォルミス(Lactob
acillus coryniformis)菌、ラクトバチルス プランタ
ラム(Lactobacillus plantarum)菌の各乳酸菌の16SrD
NA塩基配列に関しては、EMBLのDNAデータベース
から情報を得、ラクトバチルス スピーシーズ(Lactob
acillus sp.)AB No.74菌については前記1.で得ら
れた配列について、その多様性の認められる領域(菌種
により塩基配列が異なる領域で、塩基配列番号1〜500番
目の領域に相当する)を図1に並列して示した。
【0018】特異的上流プライマーは、図1や特開平7
−289295等の公知の塩基配列情報を参考にして、
それぞれの菌に特異的と考えられる20bp程度の塩基配列
を選び出し作成した。下流プライマーに関しては、全て
の菌に共通なものとして、16Sr RNA遺伝子の907番目付
近の配列を用いて作成し、ユニバーサルプライマー(以
下、UNV1と略す)とした。以上作成したプライマー
を表2に示した。
【0019】
【表2】 各種のプライマーであるオリゴヌクレオチドは公知の方
法にて化学合成した。プライマーは滅菌水で100μM
に調製してPCR反応に用いた。
【0020】次に前記のプライマーの中からそれぞれの
菌種に特異性の高いものを選択するため試験した。L.br
evis(JCM 1059)、 L.casei(ATCC334) 、L.plantarum
(JCM1149)、L.coryniformis(JCM1164) 、L.lindneri
(DSM20690)、L.sp. AB No.74菌より前述の方法にて
DNAを抽出し、これをテンプレートとして、各乳酸菌DNA
に対する、上記にて作成した上流プライマーの反応性を
調査した。また、下流プライマーとしてはUNV1を用い
た。
【0021】結果を表3に示すが、上流プライマーとし
てLBP2、LCP1、LOP4、LPP1及びL74p4-3を用いた場合、
それぞれ対応する乳酸菌DNAのみに反応し、特異性が高
いことが確認された。
【0022】
【表3】
【0023】以上の結果から最終的には、 LBP2、LCP
1、LPP1、LOP4及びL74p4-3を特異的な上流プライマーと
して選択した。
【0024】3.検出特異性の確認試験 次に、選択プライマーの対応する各種保存菌に対する反
応を調査した。保存しているL.brevis 3株、L.casei 5
株、L.coryniformis 2株、L.plantarum3株よりDNAを抽
出し、各菌DNAをテンプレートとした時の対応する特異
プライマーの反応を調査した。
【0025】結果を表4に示すが、各菌について、保存
リスト記載の菌株名とPCRの結果が一致しており、充分
な信頼性の検出法であることがわかった。
【0026】
【表4】
【0027】
【発明の効果】従来法では、乳酸菌の菌種を同定するま
でに約10日近くかかっていたが、本発明を用いること
により、1〜3日以内で迅速かつ明確に、検体中のラク
トバチルス ブレビス菌、ラクトバチルス カゼイ菌、
ラクトバチルス コリニフォルミス菌、ラクトバチルス
プランタラム菌、ラクトバチルス スピーシーズ ABN
o.74菌の各菌を検出し、同時に同定することが可能で
ある。
【0028】しかも、PCR法は、検体の前処理も含め
て操作が簡便で、使用する薬品、器具、装置も安価であ
ることから、作業者の熟練を要せず、低コストで信頼性
の高い検査が可能となる。
【0029】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:1524 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:Lactobacillus sp. 株名: AB No.74 特徴を決定した方法:E 配列 TGATCCTGGC TCAGGATGAA CGCTGGCGGC GTGCCTAATA CATGCAAGTC 50 GAACGCATCC CGTTAAATGA AGTGCTTGCA CATCGGATGA GTGGCGAACT 100 GTGGCGAACT GGTGAGTAAC ACGTGGGTAA CCTGCCCAGA AGCAGGGGAT 150 AACACTTGGA AACAGGTGCT AATACCGTAT AACAACAAAA ACCGCATGGT 200 TTTTGTTTGA AAGGTGGTTT CGGCTATCAC TTCTGGAAGG ACCCGCGGCG 250 TATTAGCTAG TTGGTGGAGT AACGGTTCAC CAAGGCAATG ATACGTAGCC 300 GACCTGAGAG GGTAATCGGC CACATTGGGA CTGAGACACG GCCCAAACTC 350 CTACGGGAGG CAGCAGTAGG GAATCTTCCA CAATGGACGA AAGTCTGATG 400 GAGCAACGCC GCGTGAGTGA AGAAGGTTTT CGGATCGTAA AACTCTGTTG 450 TTGAAGAAGA ACACGTTTGA GAGTAACTGT TCAGACGTTG ACGGTATTCA 500 ACCAGAAAGC CACGGCTAAC TACGTGCCAG CAGCCGCGGT AATACGTAGG 550 TGGCAAGCGT TATCCGGATT TATTGGGCGT AAAGCGAGCG CAGGCGGTTA 600 CTTAAGTCTG ATGTGAAAGC CTTCGGCTTA ACCGGAGAAG TGCATCGGAA 650 ACTGGGTAAC TTGAGTGCAG AAGAGGACAG TGGAACTCCA TGTGTAGCGG 700 TGAAATGCGT AGATATATGG AAGAACACCA GTGGCGAAGG CGGCTGTCTG 750 GTCTGTAACT GACGCTGAGG CTCGAAAGCA TGGGTAGCGA ACAGGATTAG 800 ATACCCTGGT AGTCCATGCC GTAAACGATG AATGCTAGGT GTTGGAGGGT 850 TTCCGCCCTT CAGTGCCGCA GCTAACGCAT TAAGCATTCC GCCTGGGGAG 900 TACGACCGCA AGTTGAAACT CAAAGGAATT GACGGGGGCC CGCACAAGCG 950 GTGGAGCATG TGGTTTAATT CGAAGCTACG CGAAGAACCT TACCAGGTCT 1000 TGACATACTG TGCTAACCTA AGAGATTAGG CGTTCCCTTC GGGGACGCAG 1050 ATACAGGTGG TGCATGGCTG TCGTCAGCTC GTGTCGTGAG ATGTTGGGTT 1100 AAGTCCCGCA ACGAGCGCAA CCCTTATTGT CAGTTGCCAG CATTTAGTTG 1150 GGCACTCTGG CGAGACTGCC GGTGACAAAC CGGAGGAAGG TGGGGATGAC 1200 GTCAAGTCAT CATGCCCCTT ATGACCTGGG CTACACACGT GCTACAATGG 1250 ATGGTACAAC GAGTTGCGAA CTCGCGAGAG CAAGCTAATC TCTTAAAGCC 1300 ATTCTCAGTT CGGACTGTAG GCTGCAACTC GCCTACACGA AGTCGGAATC 1350 GCTAGTAATC GCGGATCAGC ATGCCGCGGT GAATACGTTC CCGGGCCTTG 1400 TACACACCGC CCGTCACACC ATGAGAGTTT GCAACACCCA AAGTCGGTTC 1450 GGTAACCTTC GGGAGCCAGC CGCCTAAGGT GGGGCAGATG ATTAGGGTGA 1500 AGTCGTAACA AGGTAGCCGT AGAG 1524
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI (C12Q 1/68 C12R 1:225)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳酸菌であるラクトバチルス属由来の1
    6S rRNA遺伝子と選択的にハイブリダイズするヌ
    クレオチド配列または該配列に対する相補的配列を有す
    ることを特徴とするヌクレオチド。
  2. 【請求項2】 検体中に存在するラクトバチルス属菌に
    属するラクトバチルス ブレビス(Lactobacillus brev
    is)菌を選択的に検出するため、ラクトバチルス ブレ
    ビス菌の16SリボソームRNA遺伝子をコードするヌ
    クレオチド配列を標的とし、そのヌクレオチド配列の一
    部を含むオリゴヌクレオチドであって、該オリゴヌクレ
    オチドが次の配列 5’−CTGATTTCAACAATGAAGC−3’ を有するか、または対応する相補的配列を有することを
    特徴とする乳酸菌検出用オリゴヌクレオチド。
  3. 【請求項3】 検体中に存在するラクトバチルス属菌に
    属するラクトバチルス カゼイ(Lactobacillus case
    i)菌を選択的に検出するため、ラクトバチルス カゼ
    イ菌の16SリボソームRNA遺伝子をコードするヌク
    レオチド配列を標的とし、そのヌクレオチド配列の一部
    を含むオリゴヌクレオチドであって、該オリゴヌクレオ
    チドが次の配列 5’−ATCCAAGAACCGCATGGTTCTT
    GGC−3’ を有するか、または対応する相補的配列を有することを
    特徴とする乳酸菌検出用オリゴヌクレオチド。
  4. 【請求項4】 検体中に存在するラクトバチルス属菌に
    属するラクトバチルス コリニフォルミス(Lactobacil
    lus coryniformis)菌を選択的に検出するため、ラクト
    バチルス コリニフォルミス菌の16SリボソームRN
    A遺伝子をコードするヌクレオチド配列を標的とし、そ
    のヌクレオチド配列の一部を含むオリゴヌクレオチドで
    あって、該オリゴヌクレオチドが次の配列 5’−GGGACTAGAGTAACTGTTAGTC
    C−3’ を有するか、または対応する相補的配列を有することを
    特徴とする乳酸菌検出用オリゴヌクレオチド。
  5. 【請求項5】 検体中に存在するラクトバチルス属菌に
    属するラクトバチルス プランタラム(Lactobacillus
    plantarum)菌を選択的に検出するため、ラクトバチル
    ス プランタラム菌の16SリボソームRNA遺伝子を
    コードするヌクレオチド配列を標的とし、そのヌクレオ
    チド配列の一部を含むオリゴヌクレオチドであって、該
    オリゴヌクレオチドが次の配列 5’−TGGACCGCATGGTCCGAGC−3’ を有するか、または対応する相補的配列を有することを
    特徴とする乳酸菌検出用オリゴヌクレオチド。
  6. 【請求項6】 検体中に存在するラクトバチルス属菌に
    属するラクトバチルス スピイーシーズ(Lactobacillu
    s sp.)AB No.74菌を選択的に検出するため、ラクト
    バチルス スピイーシーズ(Lactobacillus sp.)AB N
    o.74菌の16SリボソームRNA遺伝子をコードする
    ヌクレオチド配列を標的とし、そのヌクレオチド配列の
    一部を含むオリゴヌクレオチドであって、該オリゴヌク
    レオチドが配列番号1に記載されるオリゴヌクレオチド
    配列の内、50番目から200番目までに記載される配
    列の一部又は全部の配列を有するか、または対応する相
    補的配列を有することを特徴とする乳酸菌検出用オリゴ
    ヌクレオチド。
  7. 【請求項7】 検体中に存在するラクトバチルス属菌に
    属するラクトバチルス スピイーシーズ(Lactobacillu
    s sp.)AB No.74菌を選択的に検出するため、ラクト
    バチルス スピイーシーズ(Lactobacillus sp.)AB N
    o.74菌の16SリボソームRNA遺伝子をコードする
    ヌクレオチド配列を標的とし、そのヌクレオチド配列の
    一部を含むオリゴヌクレオチドであって、該オリゴヌク
    レオチドが配列番号1に記載されるオリゴヌクレオチド
    配列の内、1番目から500番目までに記載される配列
    の一部又は全部の配列を有するか、または対応する相補
    的配列を有することを特徴とする乳酸菌検出用オリゴヌ
    クレオチド。
  8. 【請求項8】 検体中に存在するラクトバチルス属菌に
    属するラクトバチルス スピイーシーズ(Lactobacillu
    s sp.)AB No.74菌を選択的に検出するため、ラクト
    バチルス スピイーシーズ(Lactobacillus sp.)AB N
    o.74菌の16SリボソームRNA遺伝子をコードする
    ヌクレオチド配列を標的とし、そのヌクレオチド配列の
    一部を含むオリゴヌクレオチドであって、該オリゴヌク
    レオチドが配列番号1に記載されるオリゴヌクレオチド
    配列の一部又は全部の配列を有するか、または対応する
    相補的配列を有することを特徴とする乳酸菌検出用オリ
    ゴヌクレオチド。
  9. 【請求項9】 検体中に存在するラクトバチルス属菌に
    属するラクトバチルス スピイーシーズ(Lactobacillu
    s sp.)AB No.74菌を選択的に検出するため、ラクト
    バチルス スピイーシーズ(Lactobacillus sp.)AB N
    o.74菌の16SリボソームRNA遺伝子をコードする
    ヌクレオチド配列を標的とし、そのヌクレオチド配列の
    一部を含むオリゴヌクレオチドであって、該オリゴヌク
    レオチドが次の配列 5’−TTTTAACATCGGATGGAG−3’ を有するか、または対応する相補的配列を有することを
    特徴とする乳酸菌検出用オリゴヌクレオチド。
  10. 【請求項10】 請求項2、3、4、5または9に記載
    されたオリゴヌクレオチドの配列のうち、少なくとも連
    続した10塩基以上を含むオリゴヌクレオチド。
  11. 【請求項11】 請求項2、3、4、5または9に記載
    されたオリゴヌクレオチド配列を鎖長反応のプライマー
    として機能させ、標的のヌクレオチド配列を増幅させる
    方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の方法で増幅された
    ヌクレオチド配列を、電気泳動、またはクロマトグラフ
    ィーで分離し、その結果、認識されるべき配列が存在し
    ているか否かを判定することで検体中のラクトバチルス
    属菌の検出を行う方法。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の方法で増幅された
    ヌクレオチド配列を、ゲル電気泳動および核酸染色法に
    より検出する方法。
  14. 【請求項14】 請求項2、3、4、5または9記載の
    オリゴヌクレオチドをDNA検出用プローブとして機能
    させる方法。
  15. 【請求項15】 請求項2、3、4、5または6記載の
    オリゴヌクレオチド配列が標識物により修飾されたオリ
    ゴヌクレオチド。
JP9028259A 1997-01-29 1997-01-29 乳酸菌検出用オリゴヌクレオチド及び該菌の検出方法 Pending JPH10210980A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9028259A JPH10210980A (ja) 1997-01-29 1997-01-29 乳酸菌検出用オリゴヌクレオチド及び該菌の検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9028259A JPH10210980A (ja) 1997-01-29 1997-01-29 乳酸菌検出用オリゴヌクレオチド及び該菌の検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10210980A true JPH10210980A (ja) 1998-08-11

Family

ID=12243582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9028259A Pending JPH10210980A (ja) 1997-01-29 1997-01-29 乳酸菌検出用オリゴヌクレオチド及び該菌の検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10210980A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002034572A (ja) * 2000-07-28 2002-02-05 Asahi Breweries Ltd ラクトバチルスカゼイ検出のための塩基配列、および該菌の検出方法
JP2005211004A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Kurita Water Ind Ltd 塩素化エタン分解菌検出用核酸断片、検出方法および塩素化エタン分解方法
WO2005078086A1 (ja) * 2004-02-17 2005-08-25 Sapporo Breweries Limited 乳酸菌の検出・識別方法
WO2005078092A1 (ja) * 2004-02-17 2005-08-25 Sapporo Breweries Limited 偏性嫌気性グラム陰性菌の検出・識別方法
EP1975257A1 (en) * 2007-03-30 2008-10-01 GC Corporation A method for measuring the number of oral lactobacillus, and a PCR primers-probe set used for the same
US9303281B2 (en) 2012-07-23 2016-04-05 Pall Corporation Compositions for detecting foodstuff spoilage microorganisms
US10174386B2 (en) 2005-01-31 2019-01-08 Kabushiki Kaisha Yakult Honsha Method of quantitatively analyzing microorganism targeting rRNA

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002034572A (ja) * 2000-07-28 2002-02-05 Asahi Breweries Ltd ラクトバチルスカゼイ検出のための塩基配列、および該菌の検出方法
JP2005211004A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Kurita Water Ind Ltd 塩素化エタン分解菌検出用核酸断片、検出方法および塩素化エタン分解方法
WO2005078086A1 (ja) * 2004-02-17 2005-08-25 Sapporo Breweries Limited 乳酸菌の検出・識別方法
WO2005078092A1 (ja) * 2004-02-17 2005-08-25 Sapporo Breweries Limited 偏性嫌気性グラム陰性菌の検出・識別方法
JP2005229838A (ja) * 2004-02-17 2005-09-02 Sapporo Breweries Ltd 偏性嫌気性グラム陰性菌の検出・識別方法
US10174386B2 (en) 2005-01-31 2019-01-08 Kabushiki Kaisha Yakult Honsha Method of quantitatively analyzing microorganism targeting rRNA
EP1975257A1 (en) * 2007-03-30 2008-10-01 GC Corporation A method for measuring the number of oral lactobacillus, and a PCR primers-probe set used for the same
US8133677B2 (en) 2007-03-30 2012-03-13 Gc Corporation Method for measuring the number of oral Lactobacillus, and a PCR primers-probe set used for the same
US9303281B2 (en) 2012-07-23 2016-04-05 Pall Corporation Compositions for detecting foodstuff spoilage microorganisms

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5574145A (en) Isolated nucleic acid molecules targeted to the region intermidiate to the 16S and 23S rRNA genes useful as probes for determining bacteria
CA2596059C (en) Method of quantitatively analysing microorganism targeting rrna
EP0581171B1 (en) Species-specific oligonucleotides for bifidobacteria and a method of detection using the same
NO326359B1 (no) Fremgangsmate ved pavisning av forskjellige nukleotidsekvenser i en enkelt prove samt sett for utforelse av fremgangsmaten
US5554503A (en) Sample processing method for Mycobacterium tuberculosis
EP1730302A2 (en) Method for detecting a microorganism in a fecal specimen
CN116042902A (zh) 一种同时检测六种念珠菌的实时荧光核酸恒温扩增检测试剂盒及其专用引物和探针
JPH10210980A (ja) 乳酸菌検出用オリゴヌクレオチド及び該菌の検出方法
US5869642A (en) Detection of the genus pectinatus
US7439022B2 (en) Nucleic acids for detection of Listeria
EP1888745A2 (en) Dna fragments, primers and method for amplification of the dna fragments and kit including the aforementioned primers for the detection and identification of clinically relevant candida species
KR20010072357A (ko) 세균 검출용 유전자 및 이를 이용한 세균의 검출방법
CA2696433A1 (en) Methods for detecting drug-resistant microbes
JPH10234377A (ja) 乳酸菌検出用オリゴヌクレオチド及び該菌の検出方法
JP2005006556A (ja) ビール有害菌の検出方法
JP2654890B2 (ja) 乳酸菌の簡易同定方法およびこの同定方法に使用する同定キット
Mabilat et al. Automated RNA probe assay for the identification of Listeria monocytogenes
US20040137511A1 (en) Method for detecting a mycobacterium tuberculosis specific intein and use in diagnosis of tuberculosis
JPH05317097A (ja) クラミジアの検出法
WO2014130416A1 (en) Sequences and their use for detection and characterization of e. coli o157:h7
US7074568B2 (en) Molecular diagnosis of atypical mycobacterial infections
WO2020051301A1 (en) Sequences and their use for detection and characterization of escherichia coli serotype o157:h7
CN117821630A (zh) 用于检测肠炎沙门氏菌的核酸检测试剂盒及方法
WO2002040663A1 (fr) Acides nucleiques permettant de detecter des champignons et procede de detection de champignons a l'aide desdits acides nucleiques
JPH11332596A (ja) シュードモナス・アエルギノーサの検出法及び検出用キット