JPH10210553A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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Publication number
JPH10210553A
JPH10210553A JP9010007A JP1000797A JPH10210553A JP H10210553 A JPH10210553 A JP H10210553A JP 9010007 A JP9010007 A JP 9010007A JP 1000797 A JP1000797 A JP 1000797A JP H10210553 A JPH10210553 A JP H10210553A
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JP
Japan
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frequency data
slave
unit
hop
communication
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JP9010007A
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Inventor
Kazuya Taki
和也 滝
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 親機−子機間通信、子機−子機間通信が可能
で、各通信相互の移行が短時間で確実に行うことができ
る無線通信システムを提供すること。 【解決手段】 フレームE1で子機13が子機11を呼
び出し、子機11は子機13に接続了承信号を送信す
る。子機13と子機11は子機−子機間用ホップ周波数
データH1を選択し、フレームE4で子機11は2だけ
位相が進んだ周波数fh16でホッピングを中断し、受
信待機する。子機13は順次、同期信号を周波数fh1
4、fh15、fh16で送信し、子機11はこれをフ
レームE6で受信し、ホッピングを開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、親機に無線接続さ
れる2台以上の子機を備えた無線通信システムにおい
て、子機同士間での直接通信を可能とする無線通信方法
と、当該方法を採用した無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコードレス電話機は、例えば、周
波数f1を使って親機が送信した情報を子機が受信する
と共に、周波数f2を使って子機が送信した情報を親機
が受信するといった仕組みによって、双方向通信を行っ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き構成のコードレス電話機では、1台の親機に対して
2台以上の子機を設けたとしても、第1の子機が周波数
f2で送信した情報は、周波数f2を受信している親機
で受信できるだけで、周波数f1を受信している第2の
子機では受信できず、子機間で通信することはできなか
った。
【0004】また、従来、親機と子機との間で周波数ホ
ッピング方式によりスペクトラム拡散通信を行うコード
レス電話機が知られている。この種のコードレス電話機
は、通信時に使用する周波数の切り替え順序(以下、ホ
ッピングパターンともいう)が、予め特定のパターンに
規定されており、常に親機及び子機が同じホッピングパ
ターンに従って通信するようになっている。
【0005】しかし、1台の親機に対して2台以上の子
機を設けたとしても、子機同士で直接通信を行うと、親
機から発信される制御信号との衝突が起こる等といった
問題が発生する恐れがあるため、子機と子機とが直接通
信することは困難である。
【0006】本発明は、上記問題を解決した新規な無線
通信システムを提案するものであり、その目的は、親機
−子機間での通信とは別に、子機−子機間でも通信可能
で特に親機−子機間での通信と子機−子機間での通信相
互の移行が短時間で確実に行うことができる無線通信シ
ステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の無線通信システムは、請求項1記載の通
り、外部通信路に接続可能な1台の親機と、該親機との
無線通信が可能な2台以上の子機とからなり、親機及び
各子機には、所定のホップ周波数データを順次発生させ
るホップ周波数データ発生手段と、該ホップ周波数デー
タ発生手段から与えられるホップ周波数データを使っ
て、入力信号を拡散して送信信号にすると共に、受信信
号を逆拡散して出力信号にする通信手段とが設けられ、
周波数ホッピング方式により親機−子機間で通信可能な
無線通信システムにおいて、前記子機側のホップ周波数
データ発生手段が、前記親機−子機間通信用のホップ周
波数データ列とは異なる子機−子機間通信用のホップ周
波数データ列を発生可能に構成され、前記子機側の通信
手段が、前記子機−子機間通信用のホップ周波数データ
を使って、入力信号を拡散して送信信号にすると共に、
受信信号を逆拡散して出力信号にすることにより、子機
−子機間で直接通信を行い、前記子機−子機間での直接
通信が終了後、前記子機側のホップ周波数データ発生手
段が前記親子間ホップ周波数データ列を発生するととも
に、その中から前記子機−子機間での直接通信が終了直
後に前記親機が送信する同期開始周波数に対応する同期
開始周波数データとは異なった待機周波数データを選択
し、待機周波数においてホッピングを中断して受信待機
し、前記親機からの同期信号を受信した後ホッピングを
開始するものである。
【0008】本発明の無線通信システムによれば、子機
側のホップ周波数データ発生手段が、親機−子機間での
通信時に用いる所定のホップ周波数データ列とは異なる
ホップ周波数データ列を発生させ、そのホップ周波数デ
ータ列を使って、子機側の通信手段が、子機−子機間で
周波数ホッピング方式により通信を行うので、親機から
の影響を受けることなく、子機−子機間で直接通信を行
うことができる。
【0009】この子機−子機間での通信終了後、再び親
機と同期を確立し、親機や他の子機からの呼出に応じる
ことができるようにする必要がある。この場合、例え
ば、子機−子機間での通信終了直後に、親機が送信して
いる開始周波数に移行すると、親機、子機とのクロック
のずれ等により同期を確立するタイミングにずれが生
じ、同期がはずれることが発生する。一旦同期がはずれ
ると同期を再補足するためには少なくとも親機が1周期
ホッピングを行い、再び、開始周波数で同期信号を送信
するまで受信待機し続ける必要がある。このため、多大
な遅れが生じ、通信に重大な支障が生じる。本発明の無
線通信システムでは、開始周波数に対応する開始周波数
データとは異なった待機周波数データを選択し、待機周
波数においてホッピングを中断して受信待機し、前記親
機からの同期信号を受信した後ホッピングを開始するた
め、受信待機してから実際に同期を確立するまで余裕が
あり、遅延等の影響を受けることなく、待機周波数にお
いて確実に同期を確立することができる。
【0010】なお、本発明の無線通信システムにおける
親機及び子機の代表的な例としては、コードレス電話機
の固定機(ベースセット)と移動機(ハンドセット)を
挙げることができるが、この他にも、各種コンピュータ
やその周辺機器、ファクシミリ装置など、機器相互間で
音声、画像、その他の各種データを送受信する装置が、
本発明の親機及び子機として利用可能である。
【0011】より具体的に説明すると、外部通信路とな
る公衆電話回線に接続可能なファクシミリ装置を親機と
し、複数のコードレス送受話器を子機とすれば、親機−
子機間通信によって各子機から外部との外線通話がで
き、更に、親機−子機間通信又は子機−子機間通信によ
って親機又は子機を使って内線通話ができる。また、親
機をコードレス電話機の固定機とした場合、複数の子機
の内の1つをファクシミリ装置としてもよい。更に、外
部通信路となる有線LANに接続可能な端末機を親機と
し、複数のポータブルコンピュータを子機とすれば、親
機−子機間通信により、各ポータブルコンピュータを使
って上記有線LANに接続されたホストコンピュータと
の間でデータ通信ができ、子機−子機間通信によって各
ポータブルコンピュータ間でもデータ通信ができる。
【0012】ところで、例えば外部通信路からの着呼等
といった情報は、通常は、まず親機側で認識されて、更
に親機−子機間通信によって子機へと伝えられるが、こ
の種の情報が子機−子機間通信中の子機でも認識できる
と便利である。
【0013】それには、請求項2記載の無線通信システ
ムの如く、前記ホップ周波数データ発生手段が、前記親
機−子機間通信用及び子機−子機間通信用ホップ周波数
データ列とは異なる制御用ホップ周波数データ列を発生
可能に構成され、前記ホップ周波数データ発生手段が前
記制御用ホップ周波数データを発生させた際に、前記通
信手段が親機−全子機間で制御信号の送受信を行い、前
記子機−子機間での直接通信が終了後、あるいは前記親
機−子機間での通信が終了後、前記子機側のホップ周波
数データ発生手段が前記制御用ホップ周波数データ列を
発生するとともに、その中から前記子機−子機間あるい
は前記親機−子機間での通信が終了直後に前記制御用ホ
ップ周波数データ列を用いて前記親機が送信する開始周
波数に対応する開始周波数データとは異なった待機周波
数データを選択し、待機周波数においてホッピングを中
断して受信待機し、前記親機からの同期信号を受信した
後ホッピングを開始する構成にしてもよい。
【0014】このシステムの場合、親機側および子機側
の各ホップ周波数データ発生手段が、常時は制御用ホッ
プ周波数データ列を発生させ、親機側および子機側の各
通信手段が、親機−全子機間で制御信号の送受信を実施
する一方、親機−子機間又は子機−子機間で通常の通信
を行う際には、親機側および子機側の各ホップ周波数デ
ータ発生手段が、親機−子機間通信用、又は子機−子機
間通信用のホップ周波数データ列を発生させ、親機−子
機間又は子機−子機間での通信に移る。
【0015】制御用ホップ周波数データ列は、待機中か
通信中かにかかわらず、親機及び全子機で同期を取りな
がら定期的に発生させてもよいし、通信中の親機又は子
機だけは制御用ホップ周波数データ列を発生させない構
成にしてもよい。
【0016】前者の場合、子機−子機間通信中の子機側
でも、一時的に親機との制御信号の送受信を実施でき、
親機から子機への情報の伝達、あるいは子機から親機へ
の情報の伝達が可能となる。したがって、例えば、子機
間通話中に親機に外部通信路からの着呼があったとして
も、ホップ周波数データ発生手段が同一パターン部分の
ホップ周波数データを発生させている期間中に、親機が
全子機に対して、呼出信号を含む制御信号を送信するこ
とにより、子機側で外部通信路からの着呼を認識でき、
利用者の判断で子機間通信を中断して外部からの着呼に
応答するなどの対処ができる。また、全子機に対して発
信する制御信号中に、例えば応答優先順位の高い特定の
子機を指定する信号を含ませれば、各子機側においてあ
たかも特定の子機のみが制御信号を受信したかのように
対処することもできる。
【0017】なお、この様に同一パターンのホップ周波
数データを発生させている期間中は、親機及び全子機が
互いに同時に送受信可能な状態になるので、通常は、各
機器からの送信の衝突を防止するために何らかの措置、
例えば、各子機が親機との同期を取り、予め取り決めら
れた順序に従って親機との間で制御信号の送受信だけを
行い、それ以外の親機−子機間の通話信号や子機−子機
間での送受信等は禁止するといった措置が必要となる。
【0018】但し、この場合、子機間での送受信等が過
剰に長期にわたって禁止されると、例えば子機間での通
話が途切れたりするため、親機−全子機間での制御信号
の送受信は、利用者が違和感を抱かない程度の短期間
(例えば数百ミリ秒以下程度)で、可能な限り速やかに
終えるのが望ましい。
【0019】また、後者の場合、通信中の親機又は子機
は、制御信号の送受信を行うことなく通信に専念するの
で制御が容易で、制御信号の送受信に伴って通話を妨げ
るといったことも起き得ない。また、子機−子機間通信
が開始された場合、残りの待機中の子機は、引き続き制
御用ホップ周波数データ列を使って制御信号の送受信を
実施しているので、例えば外部通信路からの着呼を親機
から各子機に伝えたり、別の2台の子機間で新たに子機
−子機間通信を開始したりすることができる。また、親
機−子機間通信が開始された場合は、残りの子機が、引
き続き制御用ホップ周波数データ列を使って制御信号の
送受信を実施しているので、別の2台の子機間で新たに
子機−子機間通信を開始できる。なお、親機−子機間通
信が開始された場合、残りの子機は、内蔵するクロック
のみに従って同期を管理してもよいが、親機に代わって
所定の子機が同期信号を発生させる様に構成しておけ
ば、残りの子機間での同期を確実に維持できる。
【0020】ここで、少なくとも子機−子機間での直接
通信が終了後、あるいは親機−子機間での通信が終了
後、直ちに制御用ホップ周波数データ列を発生させ、親
機との同期を確立する必要がある。このとき、通信終了
後の子機は親機が送信する制御用ホップ周波数データ列
を用いて通信終了直後に送信を開始する開始周波数に対
応する開始周波数データとは異なった待機周波数データ
を選択し、待機周波数においてホッピングを中断して受
信待機し、親機からの同期信号を受信した後ホッピング
を開始するため、受信待機してから実際に同期を確立し
ホッピングを開始するまで余裕があり、クロック周波数
のずれ等による遅延等の影響を受けることなく、待機周
波数において確実に同期を確立することができる。
【0021】また、通信終了時だけでなく、子機−子機
間での通信あるいは親機−子機間での通信の開始時にも
確実に同期を確立することが望ましい。このためには、
請求項3記載の如く、前記ホップ周波数データ発生手段
が、前記子機−子機間通信用ホップデータ列を発生し、
あるいは前記制御用ホップ周波数データ列から前記親機
−子機間通信用ホップデータ列へ切換え通信を開始する
際、発呼子機あるいは前記親機が通信を開始する開始周
波数に対応する開始周波数データとは異なった待機周波
数データを前記被呼出子機あるいは前記子機が選択し前
記待機周波数においてホッピングを中断して受信待機
し、前記発呼子機あるいは前記親機からの同期信号を受
信した後ホッピングを開始すると、被呼出子機あるいは
子機が受信待機してから実際に、発呼子機あるいは親機
と同期を確立しホッピングを開始するまで余裕があり、
クロック周波数のずれ等による遅延等の影響を受けるこ
となく、待機周波数において確実に同期を確立すること
ができる。
【0022】ところで、同期を確実に確立することを短
時間で行うには請求項4記載の無線通信システムの如
く、前記待機周波数データは、前記開始周波数データよ
りも少なくとも1位相が進んだデータであるようにする
と、開始周波数より位相が先の周波数で同期信号を待ち
受けることになるため、送信側がホップを進めていくと
待機周波数と必ず一致するため、同期確立を容易に短時
間で行うことができる。もちろん、開始周波数と、待機
周波数との位相差は小さい方がより短時間で同期を確立
することができる。
【0023】ただし、位相差が小さすぎると、クロック
周波数のずれによるホップの遅延の影響により、周波数
で待機した時点で、待機周波数より先の周波数で送信側
が既に送信を行っているという事態が生じ好ましくな
い。そこで、請求項5記載の如く、前記待機周波数デー
タは、前記開始周波数データよりも2以上かつ5以下位
相が進んだデータであるようにすると、2ホップから5
ホップに対応する短時間で容易に同期を確立することが
できる。
【0024】同期を確立するために受信待機したときに
別の信号や雑音を受信することもある。これは妨害波と
なり、この周波数では多大なエラーが発生し、正常な同
期確立や通信が行えない。この妨害を避け、正常な同期
確立及び通信を行うためには別の周波数へ移動する必要
がある。
【0025】それには請求項6記載の無線通信システム
の如く、前記待機周波数データを用いた受信待機時に妨
害を検出した場合、さらに位相を進めた新たな待機周波
数データを選択し、受信待機を行うことにより、妨害を
避け、正常な同期確立及び通信を行うことができる。
【0026】ただし、異なる通信を行っている他の子機
からの信号を受信した場合、次の位相では他の周波数に
移動するため、通信開始時には妨害とはならない。そこ
で、請求項7記載の無線通信システムの如く、前記待機
周波数における待機時に連続2以上の位相変化に相当す
る時間常に妨害を検出した場合、さらに位相を進めた新
たな待機周波数にて受信待機を行うようにすることによ
り、他の子機からの周波数ホッピングしている信号は妨
害とは受け取らず、無駄な周波数移動をおこなわずにす
む。また、連続2以上の位相変化に相当する時間常に妨
害を検出した場合は定常的な妨害である可能性が高いた
め、この妨害を避けることにより、確実に同期確立およ
び通信を行うことができる。
【0027】更に、本発明の無線通信システムにおい
て、請求項8記載の如く、前記子機側のホップ周波数デ
ータ発生手段が、前記子機−子機間通信用ホップ周波数
データ列として、互いに異なる2以上のホップ周波数デ
ータ列を発生可能に構成され、前記子機側の通信手段
が、前記2以上のホップ周波数データ列のいずれかを使
用して送受信を行うことにより、2組以上の子機−子機
間で同時に通信可能な2以上のチャネルを形成すると、
システム内に4台以上の子機が存在する場合に、2組以
上の子機−子機間でも、互いに影響を受けることなく同
時に通信できるのでより一層便利である。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態とし
て、本発明の無線通信システムの具体例を図面に基づい
て説明する。なお、以下に説明する具体例は、本発明の
実施の形態の一例に過ぎず、本発明の実施の形態が以下
に例示する具体的な装置に限られる訳ではない。
【0029】本無線通信システムは、図1に示す通り、
外部通信路である電話回線に接続される1台の親機10
と、親機10との無線通信が可能な3台の子機11〜1
3とで構成されている。
【0030】これらの内、親機10及び子機11〜13
はいずれも、図2に示す通り、所定のホッピングパター
ンで周波数を切り替えるために使われるホップ周波数デ
ータを発生させるホップ周波数データ発生部21と、ホ
ップ周波数データ発生部21から与えられるホップ周波
数データを使って、入力信号を拡散して送信信号にする
と共に、受信信号を逆拡散して出力信号にする通信部2
2と、電話の場合、音声とディジタル信号との相互変換
を行うコーデックおよび圧縮器から構成され、PC等の
ディジタル信号を扱う場合は、バッファやエラー訂正処
理等を行うデータ変換器から構成されるインタフェース
部48と、インターフェース部48からの信号で変調を
行い、通信部22に入力信号として与え、通信部22か
らの出力信号を復調し、インターフェース部48に送る
変復調器47を備えている。
【0031】ホップ周波数データ発生部21は、クロッ
ク30からの出力信号を入力する毎にカウントアップさ
れるフレームカウンタ32と、フレームカウンタ32か
らホッピング開始信号を入力する毎にカウントアップさ
れるホッピングカウンタ34と、所定のホップ周波数デ
ータ列を記憶するホッピングテーブル36とを備え、逐
次変動するホッピングカウンタ34からの入力値に応じ
てホッピングテーブル36からホップ周波数データを読
み出し、そのホップ周波数データを出力信号として発生
させている。なお、これらのフレームカウンタ32、ホ
ッピングカウンタ34、ホッピングテーブル36は、上
記の様に別体のものとして構成してもよいが、中央演算
処理装置(CPU)による演算に置換することが可能で
ある。
【0032】また、通信部22は、ホップ周波数データ
発生部21からホップ周波数データが与えられると、そ
れに応じた発振周波数fN'で発振する周波数シンセサイ
ザ40を備え、周波数シンセサイザ40からの発振周波
数fN'の信号と送話器側からの周波数fIFの入力信号を
アップコンバータ41で混合し、アップコンバータ41
から出力される周波数fN の送信信号をパワアンプ42
で増幅し、その信号をアンテナスイッチ43を介してア
ンテナ23から発信するように構成されている。アップ
コンバータ41の主要構成部品はミキサであり、変調器
47からの信号と周波数シンセサイザ40の信号が加え
合わされる。周波数変換は1段で行う必要はなく、他の
局部発振器も用いた2段構成でもよい。
【0033】また一方、アンテナ23で受信した周波数
fN の信号を、アンテナスイッチ43を介してローノイ
ズアンプ45に入力して増幅し、その周波数fN の信号
と上記周波数シンセサイザ40からの発振周波数fN'の
信号をダウンコンバータ46で混合して、周波数fIFの
出力信号を生成するように構成されている。ダウンコン
バータ46の主要構成部品はミキサであり、ローノイズ
アンプ45からの信号から周波数シンセサイザ40の信
号が減算される。周波数変換は1段で行う必要はなく、
他の局部発振器も用いた2段構成でもよい。これらの送
信又は受信動作は、アンテナスイッチ43の切り替え位
置に応じていずれか一方が行われる。
【0034】なお、親機10及び子機11〜13は、上
記本発明における主要な構成の他に、それぞれ通常のコ
ードレス電話機の親機及び子機が備える構成(例えば、
受話器、送話器、ダイヤルキー、各種スイッチ等)を備
えているが、これらは周知のものと全く同じなので、図
示及び説明を省略する。
【0035】次に、本無線通信システムにおける通信方
法について説明する。
【0036】本無線通信システムでは、TDD(時分割
デュープレクス)を用いて双方向通信を行っている。即
ち、親機10と子機11〜13のいずれかとの間で通信
が行われる場合は、図3に示す様に、親機10は、周波
数ホップ51、送信52、送受切り替え53、及び受信
54の各フェーズからなるフレーム50を単位として動
作する一方、子機11〜13は、周波数ホップ61、受
信62、送受切り替え63、及び送信64の各フェーズ
からなるフレーム60を単位として動作する。これらの
各フェーズは、それぞれフレーム内での開始から終了ま
でのタイミングが予め決められており、上述の如くカウ
ントアップされるフレームカウンタ32からの出力信号
(出力値)に基づいて、次のフェーズへの切り替えが管
理されている。
【0037】これら各フェーズの内、周波数ホップフェ
ーズは、フレームの切り替えに伴って遷移状態となる送
受信周波数を安定させる期間で、各機器間で互いに送受
信は行わない。
【0038】また、親機10の送信フェーズ(即ち、子
機11〜13の受信フェーズ)は、親機10から子機1
1〜13への信号が発信される期間で、ここで送信され
る信号には、送話器側からの入力信号の他に、制御信号
として、親機10と子機11〜13とのフレームの同期
を維持するために必要な同期信号、子機11〜13を呼
び出す呼出信号、子機11〜13からの呼出を受け付け
た旨を示す接続了承信号、親機10が通信中である旨を
示すビジー信号などがある。
【0039】同期信号は、全送信ビット中の特定位置に
埋め込まれた特定パターンのビット列からなり、このビ
ット列を子機11〜13が受信信号中から検出したら、
そのビット列の位置が上記特定位置と一致するように、
子機側のフレームカウンタ32をリセットする。即ち、
例えば、フレームカウンタ32の値がmの時に親機10
が上記特定パターンのビット列を送信し終えるとする
と、これを受信した子機11〜13は、上記特定パター
ンのビット列を受信し終えた時点で、強制的にフレーム
カウンタ32の値をmに再設定する。これにより、子機
側のフレームカウンタ32は親機側と一致し、以後は、
親機10及び子機11〜13のそれぞれが、自身のクロ
ック30からのパルス信号でフレームカウンタ32のカ
ウントアップを管理するだけで、フレームを切り替える
タイミング等が親機10と子機11〜13とで一致す
る。この様な同期調整を適当なタイミングで実施すれ
ば、親機10と各子機11〜13とで、それぞれのクロ
ック30の出力するパルス間隔に多少の誤差があって
も、フレームの切り替わるタイミングに大きなずれは生
じない。
【0040】呼出信号は、親機10が子機11〜13の
いずれかとの通信を開始する際に、まず最初に発信する
信号で、リンクすべき子機を指定するID等が含まれて
いる。逆に、接続了承信号は、先に子機11〜13から
送られて来ている呼出信号に対し、親機10が通信可能
である場合に送信する信号で、この信号を送信したら次
のフレームから呼出側の子機との通信が開始される。ビ
ジー信号は、親機10が通信中であることを示す信号
で、子機11〜13のいずれと通信中であるかを示すI
D等が含まれている。
【0041】また、送受切り替えフェーズは、親機10
及び子機11〜13のそれぞれにおいて、送信と受信が
入れ替わる遷移期間で、各機器間で互いに送受信は行わ
ない。
【0042】また、親機10の受信フェーズ(即ち、子
機11〜13の送信フェーズ)は、子機11〜13から
親機10への信号が発信される期間で、ここで送信され
る信号には、任意の内容となる音声などのデータ信号の
他に、制御信号として、子機11〜13側で親機10と
の同期が取れたことを返答する同期確認信号、親機10
又は子機11〜13のいずれかを呼び出す呼出信号、親
機10又は子機11〜13のいずれかからの呼出を受け
付けた旨を示す接続了承信号、子機11〜13が通信中
である旨を示すビジー信号などがある。
【0043】同期確認信号は、正常同期調整ができた場
合に、その確認として送信される信号で、この信号が送
信されてこなければ、応答のない子機11〜13につい
て、同期が取れていないものと親機側で判断することが
できる。なお、呼出信号、接続了承信号、及びビジー信
号は、子機11〜13が主体となること以外は、親機1
0の発信するものと同様の主旨の信号である。
【0044】これら各フェーズにて構成されるフレーム
を単位として、1つのフレームにおいて送受信が行わ
れ、この送受信が複数フレームにわたって繰り返し実行
されることにより、機器間での双方向通信が実現され
る。
【0045】なお、本無線通信システムでは、後から詳
述する通り、子機−子機間での通信が可能であるが、子
機−子機間で通信を開始した場合は、発呼側となる子機
が、親機10と同様に、周波数ホップ51、送信52、
送受切り替え53、及び受信54の各フェーズからなる
フレーム50を単位として動作する。これにより、通常
通り上記フレーム60を単位として動作している子機と
の間で、双方向通信が可能となる。
【0046】また、送信フェーズでは、送信の必要な機
器が送信動作を行うが、送信の不要な機器については、
受信フェーズと同様に受信動作を行っている。
【0047】次に、通信時に使用する周波数の切り替え
方法について説明する。
【0048】本無線通信システムでは、上述したフレー
ムを単位として、フレーム毎に使用する周波数を切り替
えながら、周波数ホッピング方式によりスペクトラム拡
散通信を行っている。
【0049】より具体的には、ホップ周波数データ発生
部21では、まず、フレームカウンタ32が0(ゼロ)
にリセットされる。フレームカウンタ32は、クロック
30のパルス信号を0から所定値までカウントし、所定
値に達したら0(ゼロ)にリセットされるもので、この
0(ゼロ)から所定値に達するまでの時間が、1フレー
ムの長さに相当し、フレームカウンタ32が0(ゼロ)
にリセットされることにより、周波数ホップフェーズに
入ったと判断できる。
【0050】周波数ホップフェーズに入ると、引き続い
てホッピングカウンタ34がカウントアップされる。ホ
ッピングカウンタ34の値Nは、フレームカウンタ32
が0(ゼロ)にリセットされる毎に、即ち、フレームが
切り替わる毎にカウントアップされ、所定値nに達した
ら再び0(ゼロ)に戻る。
【0051】そして、このホッピングカウンタ34の値
N(以下、ホップ番号Nともいう)をパラメータにし
て、ホッピングテーブル36からホップ周波数データが
読み出され、このホップ周波数データを出力信号として
出力する。
【0052】親機10の場合、ホッピングテーブル36
には、図4(a)に示す様に、ホップ番号Nに対応付け
られた複数のホップ周波数データb0 、b1 、b2 、・
・・、bn 、・・・からなるホップ周波数データ列Bお
よびホップ番号Nに対応付けられた複数のホップ周波数
データc0 、c1 、c2 、・・・、cn 、・・・からな
る制御用ホップ周波数データ列Cが記憶されている。
【0053】一方、子機11〜13の場合、ホッピング
テーブル36には、図4(b)に示す様に、親機側と全
く同じホップ周波数データ列Bおよび制御用ホップ周波
数データ列Cに加え、ホップ周波数データ列H1、H2
が記憶されている。ホップ周波数データ列H1、H2
は、それぞれ、h10、h11 、・・・、h1n 、・
・・ およびh20、h21 、・・・、h2n 、・・・
から構成されている。
【0054】ホップ周波数データ発生部21が制御用ホ
ップ周波数データ列Cを発生させた際に、通信部22が
親機−全子機間で制御信号の送受信を行う一方、特定機
器間で通話を行う場合は、ホップ周波数データ列B、H
1、H2を発生させる構成にし、待機中の機器は、常に
制御用ホップ周波数データ列Cを発生させて同期調整や
呼出処理を実行し、機器間でリンクが成立した場合に、
ホップ周波数データ列B、H1、H2に切り替える。
【0055】この様に制御用ホップ周波数データ列Cと
親機−子機間通信用ホップ周波数データ列Bを分けてお
けば、親機−子機間通信中に、仮に他の待機中の子機が
制御信号を発信したとしても、その信号が親機−子機間
通信を妨害することはない。したがって、待機中の子機
が任意のタイミングで制御信号を発信できる。
【0056】親機−子機間通信を行う場合は、親機及び
子機の双方で、ホップ周波数データ列Bが選択される。
また、子機−子機間通信を行う場合は、子機の組合せに
応じてホップ周波数データ列H1、H2のいずれかが選
ばれる。本システムの場合、子機11〜13に子機番号
#1〜#3が付けられており、通信を行う2台の子機の
内、若い方の子機番号#1、#2に応じて、ホップ周波
数データ列H1、H2が選ばれる。
【0057】この様な子機−子機間通信用ホップ周波数
データ列の選択方法は、子機が4台以上ある場合に有意
である。即ち、例えば子機が4台あるとすれば、子機の
台数より1つだけ少ないホップ周波数データ列H1〜H
3が用意され、互いに通信を行う2台の子機の内、若い
方の子機番号#1〜#3のいずれかに応じてホップ周波
数データ列が選ばれる。こうすると、2組の子機同士が
同時に通信を行う場合に、子機同士を如何なる組合せに
しようとも、互いの子機番号だけに基づいて確実に異な
るホップ周波数データ列を選択できる。ちなみに、同時
に組合せ可能な子機同士の組は、全子機の台数の半分
(奇数台の場合は小数点以下切捨て)となるので、その
組の数だけ子機−子機間通信用のホップ周波数データ列
を用意しておけば、2組以上の子機同士が同時に通信す
ることは十分に可能であり、この方が必要な記憶容量を
低減できる等の利点がある。但し、この場合、互いの子
機番号だけでは、使用可能なホップ周波数データ列を判
断できないので、別途、ホップ周波数データ列の使用状
況がわかるようなデータを保持するか、各チャネルをモ
ニタして使用中か否かをチェックするといった処理を要
するなど、より複雑な制御が必要である。
【0058】さて、親機−子機間通信の場合を例にして
説明を続けると、例えばあるフレームにおいて、ホッピ
ングカウンタ34が0(ゼロ)であれば、ホップ周波数
データb0 が周波数シンセサイザ40に与えられ、周波
数シンセサイザ40は発振周波数fb0'で発振する。そ
して、この発振周波数fb0'の信号により、周波数fIF
の入力信号が周波数fb0 の送信信号に変換されて出力
される。一方、同じく発振周波数fb0'の信号により、
周波数fb0 の受信信号は周波数fIFの出力信号に変換
される。
【0059】上記ホッピングカウンタ34のホップ番号
Nは、フレームが切り替わる毎に、0(ゼロ)からnま
でカウントアップされた後、再び0(ゼロ)に戻るた
め、ホップ周波数データ発生部21が発生させるホップ
周波数データは、b0 、b1 、b2 、・・・、bn 、b
0 、・・・と循環するように変動し、それに伴って、最
終的に送受信に使われる周波数fN がfb0 、fb1 、
fb2 、・・・、fbn、fb0 、・・・と循環するよ
うに変化することになる。
【0060】ホップ周波数データbi と送受信周波数f
bi は、1対1に対応する値になっており、ホップ周波
数データb1 〜bn が擬似乱数値で設定されているた
め、送受信周波数fb1 〜fbn は予め定められた所定
の周波数帯域内でランダムに変動(ホップ)する。
【0061】子機−子機間通信の場合も、上記と同様の
仕組みで、フレーム毎に使用する周波数がランダムに切
り替わるが、選択されるホップ周波数データ列が異なる
ため、ホッピングパターン(周波数の切り替わりの状
態)は、親機−子機間通信のホッピングパターンとは異
なるものになる。例えばホップ周波数データ列H1が選
ばれた場合であれば、上記ホッピングカウンタ34のカ
ウントアップに伴い、ホップ周波数データ発生部21が
発生させるホップ周波数データは、h10 、h11 、h
12 、h13 、h14 、・・・、h1n 、h10 、・・
・と変化し、それに伴って、最終的に送受信に使われる
周波数fN がfh10 、fh11 、fh12 、fh13
、fh14 、・・・、fh1n 、fh10 、・・・と
変化する。
【0062】制御周波数データは、全機器間で各種制御
信号の送受信を行うために設けてある。この制御周波数
に基づいてホッピングを行ういわゆる制御チャネルで
は、親機10と子機11〜13との間で、予め取り決め
られた順序にしたがって送受信を行い、主に同期および
呼出制御に用いられる。
【0063】ところで、ホッピングテーブル36のホッ
プ周波数データ列Bには、n+1番目以降にも、ホップ
周波数データbn+1 、bn+2 、・・・等のホップ周波数
データが用意されている。これらは、変復調器47によ
ってビット誤りが検出された際に使われる予備のホップ
周波数データで、具体例を交えながら説明すると、ホッ
プ周波数データ発生部21がホップ周波数データb1 を
発生させた際に、変復調器47によって受信信号からビ
ット誤りが検出されると、ホップ周波数データ列Bの1
番目のデータが、ホップ周波数データbn+1 に更新さ
れ、以降は、ホップ周波数データ発生部21が、b0 、
bn+1 、b2 、・・・、の順にホップ周波数データを発
生させる。これにより、仮に周囲の機器が周波数f1 を
使っていることが原因で妨害を受けていたとしても、こ
の周波数f1 は以降使用されなくなり、妨害を受ける可
能性が低下する。
【0064】次に、親機10で実行される送受信処理に
ついて説明する。なお、親機10での送受信は、ホップ
周波数データ列Bを使って行われる。
【0065】まず、図5に示す様に、制御チャネルでの
呼出制御を行うため、ホップテーブルから制御用ホップ
周波数データ列Cを選択し (S101) 、ホップ番号N
が0(ゼロ)にリセットされることにより、所定の周波
数へホップする(S102)。これにより、制御チャネ
ルに入る。
【0066】ここで、特定の子機を呼び出すか否かをチ
ェックする(S104)。子機を呼び出さない場合には
(S104:NO)、そのフレームの送信フェーズにお
いて初期制御信号を送信する(S106)。この初期制
御信号を受信した子機は、次のフレームから順に発呼信
号あるいは制御信号を送信する。そして、ホップ番号N
がカウントアップされて、次の周波数へホップし(S1
08)、そのフレームの受信フェーズにおいて子機11
からの制御信号を受信する(S110)。また、引き続
いて、ホップ番号Nがカウントアップされて、次の周波
数へホップし(S112)、そのフレームの受信フェー
ズにおいて子機12からの制御信号を受信し(S11
4)、更に、ホップ番号Nがカウントアップされて、次
の周波数へホップし(S116)、そのフレームの受信
フェーズにおいて子機13からの制御信号を受信する
(S118)。各子機からの制御信号には、先に説明し
た同期確認信号が含まれ、また、親機10に対する呼出
信号が含まれる可能性があり、親機10は子機からの呼
出信号の有無をチェックする(S120)。
【0067】子機からの呼出がなく(S120:N
O)、全子機からの同期確認信号が受信できれば(S1
21:YES)、親機10は、各部を省電力状態に移行
させてスリープする(S122)。そして、以後は、所
定時間経過し、スリープが終了するまで(S124:N
O)、スリープ状態を継続し、スリープが終了したら
(S124:YES)、各部の省電力状態を解除してウ
ェイクし(S126)、S102へと戻る。子機からの
呼出がなく(S120:NO)、全子機からの同期信号が
受信できなければ(S121:NO)、同期が外れた子
機、あるいは子機間通話中の子機があるため、同期確認
信号が得られるまで引き続きホップし(S102)、同期
信号を送信する。
【0068】一方、上記S120において、子機からの
呼出があれば(S120:YES)、図6に示す様に、
ホップ番号Nがカウントアップされて、次の周波数へホ
ップし(S140)、制御フレームを抜け、そのフレー
ムの送信フェーズにおいて接続了承信号を送信する(S
142)。そして、そのフレームの受信フェーズにおい
て確認信号を受信したら(S146)、後述する親機−
子機間通話が次のフレームから開始される。
【0069】さて一方、図5に示した処理中、S104
において、子機を呼び出す場合には(S104:YE
S)、図7に示す通り、そのフレームの送信フェーズに
おいて同期信号と共に特定の子機に対する呼出信号を送
信する(S160)。この呼出信号には、例えば子機1
2を指定するIDが含まれており、呼出信号自体は、全
子機11〜13で受信されるが、各子機11〜13にお
いて、子機12に対する呼出信号であることを認識でき
る。なお、ここからは、子機12を呼び出したものとし
て説明を続ける。
【0070】続いて、ホップ番号Nがカウントアップさ
れて、次の周波数へのホップを繰り返し(S162、S
163)、そのフレームの受信フェーズにおいて子機1
2からの接続了承信号を受信し(S164)、更に次の
周波数へホップした後(S166)、制御チャネルを抜
け、次のフレームから、以下に説明する親機−子機間通
話が開始される。S162、S166においてホップし
たフレームでは、それぞれ子機11、13からの制御信
号を受信するが、親機10に対する接続要求などは無効
となる。なお、図6に示した処理中、S146を終えた
場合も、以下に説明する親機−子機間通話が開始され
る。なお、接続了承信号を受信できなければ、子機が通
話中、子機との同期がはずれている、子機が通信可能範
囲にいない、子機の電池切れ等、様々な要因が考えられ
るが、いずれにしても通話不能であり、例えば通話不能
であることを示す音声信号を受話器から発する等の対処
をする。
【0071】さて次に、親機−子機間通話用ホップ周波
数データ列Bを選択し(S167)、ホップ番号Nがカウ
ントアップされてホップし(S168)、そのフレーム
の送信フェーズにおいて、同期信号を送信すると共に
(S169)、同じフレームの受信フェーズにおいて、子
機12からの同期確認信号を受信できるか待機する(S
170)。子機12からの同期確認信号を受信できなけ
れば、ホップ番号Nがカウントアップされて次の周波数
へホップし(S168)、子機12からの同期確認信号を
受信できるまでこれを繰り返す。子機12からの同期確
認信号が受信できれば、ホップ番号Nがカウントアップ
されて、次の周波数へホップし(S171)、そのフレ
ームの送信フェーズにおいて通話信号を送信すると共に
(S172)、同じフレームの受信フェーズにおいて子
機13からの通話信号を受信して(S174)、相互に
通信を開始する。通信終了でなければ(S178:N
O)、S171へ戻って親機−子機間通話を継続する。
また、通信終了であれば(S178:YES)、図5に
示した処理中、S101へ移行する。
【0072】さて、以上のような送受信処理を行う親機
10に対し、各子機11〜13は、次のような送受信処
理を実行する。なお、以下の説明は、子機12を例に説
明するが、子機11、13も、それぞれ同様な送受信処
理を行っている。
【0073】まず、図8に示す様に、ホップ番号Nがリ
セットされてホップテーブルから制御用ホップ周波数デ
ータ列Cを選択し(S200)、ホップ番号Nを待機値U
だけ進め(S201)、所定の周波数へホップし(S20
2)、ホッピングを一旦中断し受信待機する(S20
3)。この待機値Uは例えば2とする。受信待機中に親
機からの信号を受信すると(S204:YES)、ホッピ
ングを開始する(S205)。受信待機中に親機からの信
号を受信できなければ(S204:NO)、そのまま受信
待機する(S203)。ホッピングを開始後、親機10か
らの初期制御信号が受信できない間は(S206:NO)
ホッピングを続ける(205)。これは、親機10の初期
制御信号を元に各子機が制御信号を送受信するタイミン
グが決まるためである。すなわち、親機10の初期制御
信号を受信した次のフレームで子機11が、その次のフ
レームで子機12が、さらにその次のフレームで子機1
3が制御信号を送信する。初期制御信号中には、同期信
号が含まれ、また、親機10からの呼出信号が含まれて
いる場合がある。
【0074】ここで、親機10からの呼出がない場合に
は(S207:NO)、ホップ番号Nのカウントアップ
により、次の周波数へホップし(S208)、子機11
を呼び出すか否かをチェックする(S210)。ここ
で、子機11を呼び出す場合は(S210:YES)、
後述する子機−子機間通話が、次のフレームから開始さ
れる。一方、子機11を呼び出さない場合は、このフレ
ームの受信/送信フェーズ双方とも受信状態で待機する
(S212)。
【0075】そして、ホップ番号Nがカウントアップさ
れて、次の周波数へホップし(S214)、その制御フ
レームの受信フェーズにおいて子機11又は子機13か
らの制御信号を受信する(S215)。ここで、子機か
らの呼出があれば(S216:YES)、後述する子機
−子機間通話が、次のフレームから開始される。一方、
子機からの呼出がなければ(S216:NO)、親機1
0を呼び出すか否かをチェックする(S218)。ここ
で、親機10を呼び出すのであれば(S218:YE
S)、後述する親機−子機間通話が、次のフレームから
開始される。一方、親機10を呼び出さないのであれば
(S218:NO)、このフレームの送信フェーズにお
いて同期確認信号を送信する(S220)。
【0076】続いて、ホップ番号Nがカウントアップさ
れて、次の周波数へホップし(S222)、子機13を
呼び出すか否かをチェックする(S224)。ここで、
子機13を呼び出す場合は(S224:YES)、後述
する子機−子機間通話が、次のフレームから開始され
る。一方、子機13を呼び出さない場合は、このフレー
ムの受信/送信フェーズ双方とも受信状態で待機する
(S226)。
【0077】また続いて、各部を省電力状態に移行させ
てスリープする(S228)。そして、所定時間が経過
するまで(S230:NO)、スリープ状態を継続し、
所定時間が経過し、スリープが終了したら(S230:
YES)、各部の省電力状態を解除してウェイクし(S
232)、S201へと戻る。
【0078】さて、上記S207において、親機10か
らの呼出がある場合には(S207:YES)、図9に
示す様に、ホップ番号Nがカウントアップされて、次の
周波数へホップし(S240)、このフレームの受信/
送信フェーズ双方とも受信状態で待機する(S24
2)。そして、ホップ番号Nがカウントアップされて、
更に次の周波数へホップし(S244)、そのフレーム
の送信フェーズにおいて接続了承信号が送信される(S
245)。そして更に、ホップ番号Nがカウントアップ
されて、次の周波数へホップし(S246)、このフレ
ームの受信/送信フェーズ双方とも受信状態で待機する
(S247)。
【0079】ひき続いて、親機−子機間通話用ホップ周
波数データ列Bを選択し(S248)、ホップ番号Nを待
機値Uだけ進め(S249)、次の周波数へホップし(S
250)、ホッピングを一旦中断し受信待機する(S2
51)。受信待機中に親機からの同期信号を受信すると
(S252:YES)、同期確認信号を送信し(S25
3)、再びホッピングを開始する(S254)。受信待機
中に親機からの信号を受信できなければ(S252:N
O)、そのまま受信待機する(S251)。ホッピングを
開始後(S254)、そのフレームの受信フェーズにおい
て親機10からの通話信号を受信すると共に(S25
5)、同じフレームの送信フェーズにおいて通話信号を
送信して(S256)、相互に通信を開始する。その
後、通信終了か否かをチェックし(S257)、通信終
了でなければ(S257:NO)、S254へ戻って親
機−子機間通話を継続する。また、通信終了であれば
(S257:YES)、図8に示した処理中、S200
へ移行し、親機との同期を再び確立する。
【0080】さて次に、図8に示した処理中、S210
又はS224において子機の呼出をする場合には(S2
10:YES、又は、S224:YES)、子機12の
本来の送信/受信フェーズの順序を逆転させて以下の処
理を行う。以下、子機13を呼び出す場合(S224:
YES)を例にして説明を続けるが、子機11の場合も
同様の処理である。
【0081】まず、図10に示す様に、そのフレームの
送信フェーズにおいて子機13に対する呼出信号を送信
し(S300)、続く受信フェーズにおいて子機13か
らの接続了承信号を受信する(S302)。こうして、
互いにリンク可能な状態であることを確認したら、これ
まで使用してきた制御用ホップ周波数データ列Cを、ホ
ップ周波数データ列H2に変更する(S304)。
【0082】続いて、ホップ番号Nがカウントアップさ
れて、次の周波数へホップし(S306)、そのフレー
ムの送信フェーズにおいて、同期信号を送信すると共に
(S307)、同じフレームの受信フェーズにおいて、子
機13からの同期確認信号を受信できるか待機する(S
308)。子機13からの同期確認信号を受信できなけ
れば、ホップ番号Nがカウントアップされて次の周波数
へホップし(S306)、子機13からの同期確認信号を
受信できるまでこれを繰り返す。子機13からの同期確
認信号が受信できれば、ホップ番号Nがカウントアップ
されて、次の周波数へホップし(S309)、そのフレ
ームの送信フェーズにおいて通話信号を送信すると共に
(S310)、同じフレームの受信フェーズにおいて子
機13からの通話信号を受信して(S311)、相互に
通信を開始する。
【0083】このフレームからは、子機12、13が、
いずれもホップ周波数データ列H2を使って送受信信号
の周波数をホップさせているので、この時点で、ホップ
周波数データ列Bを使って送受信信号の周波数をホップ
させている親機10及び子機11とは、全く別のチャネ
ルが形成されることになる。したがって、この時、親機
10と子機11との間で通信が開始されたとしても、互
いに通信を妨害したりすることはない。
【0084】そして、通信終了か否かをチェックし(S
314)、通信終了でなければ(S314:NO)、S
309戻って子機−子機間通話を継続する。また、通信
終了であれば(S314:YES)、図8に示した処理
中S200に戻り、それまで使用してきた子機−子機間
通信用ホップ周波数データ列H2を、制御用ホップ周波
数データ列Cに変更し(S200)、親機との再同期を
確立する。
【0085】さて次に、図8に示した処理中、S216
において子機からの呼出がある場合には(S216:Y
ES)、子機−子機間通話を開始する。以下、子機13
から呼び出された場合を例にして説明を続けるが、子機
11の場合も同様の処理である。
【0086】まず、図11に示す様に、そのフレームの
送信フェーズにおいて子機13に対して接続了承信号を
送信する(S340)。そして、これまで使用してきた
制御用ホップ周波数データ列Cを、ホップ周波数データ
列H2に変更する(S342)。さらに、ホップ番号N
を待機値Uだけ進め(S344)、次の周波数へホップし
(S346)、ホッピングを一旦中断し受信待機する
(S347)。受信待機中に子機13からの同期信号を受
信すると(S348:YES)、同期確認信号を送信する
(S349)と同時に再びホッピングを開始する(S35
0)。受信待機中に子機13からの信号を受信できなけ
れば(S348:NO)、そのまま受信待機する(S34
7)。ホッピングを開始後(S350)、そのフレームの
受信フェーズにおいて子機13からの通話信号を受信す
ると共に(S351)、同じフレームの送信フェーズに
おいて通話信号を送信して(S352)、相互に通信を
開始する。その後、通信終了か否かをチェックし(S3
54)、通信終了でなければ(S354:NO)、S3
50へ戻って親機−子機間通話を継続する。また、通信
終了であれば(S354:YES)、図8に示した処理
中、S200へ移行し、親機との同期を再び確立する。
【0087】さて次に、図8に示した処理中、S218
において親機10の呼出をする場合には(S218:Y
ES)、図12に示す様に、そのフレームの送信フェー
ズにおいて親機10に対して呼出信号を送信し(S38
0)、ホップ番号Nのカウントアップにより、周波数の
ホップを2回繰り返し(S382、S384)、制御チ
ャネルを抜け、そのフレームの受信フェーズにおいて親
機10からの接続了承信号を受信する(S386)。そ
して、そのフレームの送信フェーズにおいて確認信号を
送信したら(S388)、図9に示す処理中、S248
へ移行し、既に説明した親機−子機間通話が次のフレー
ムから開始される。
【0088】以上説明した親機10及び子機12(子機
11、13も同様)の各処理により、親機−子機間およ
び子機−子機間で、それぞれ独立して直接通信を行うこ
とができる。
【0089】次に、上記各処理により行われる通信動作
の状態について、図13に示すタイミングチャートを使
って説明する。
【0090】初めに、同図(a)のように、親機10及び
子機11〜13が待機状態にあり、制御チャネルのフレ
ームE0において、周波数fc0で親機10が初期制御
信号を送信し、子機11、12、13との同期をとる。
これと同時に子機12に呼出信号を送信する。次のフレ
ームE1で周波数fc1にホップし、子機13が子機1
1を呼び出す。このフレームの後半において、子機11
は子機13に接続了承信号を送信する。次のフレームE
2、E3でホップを繰り返し、子機13と子機11はホ
ッピングテーブルから子機−子機間用ホップ周波数デー
タH1を選択し、フレームE4において、子機11は2
だけ位相が進んだ周波数fh16でホッピングを中断し
受信待機する。子機13は子機11に対しフレームE
4、E5において同期信号を周波数fh14、fh15
で送信する。フレームE6において、子機13が周波数
fh16で同期信号を送信すると子機11はこれを受信
し、同期確認信号を送信し、ホッピングを開始する。フ
レームE7以降前半のフレームで子機13から子機11
へ、後半のフレームで子機11から子機13へ信号を伝
送し、相互通信を行う。
【0091】一方、子機12はフレームE2において親
機10に接続了承信号を送信し、フレームE3で親機−
子機間用ホップ周波数データ列Bに切換え、フレームE
4において、2だけ位相が進んだ周波数fb6で受信待
機する。親機はフレームE3において、親機−子機間用
ホップ周波数データ列Bに切換え、フレームE4,E5
において、周波数fb4、fb5で同期信号を送信す
る。フレームE6において、周波数fb6で同期信号を
送信すると子機12がこれを受信し、同期確認信号を送
信し、フレームE6よりホッピングを開始し、親機―子
機間の通信を開始する。
【0092】次に、通信終了時の動作について同図(b)
を用いて説明する。フレームF3で親機10と子機12
の通信が終了すると、親機はフレームF4で制御用ホッ
プ周波数データ列Cに切換え、周波数fc4で同期信号
を送信する。子機12はフレームF4で制御用ホップ周
波数データ列Cに切換え、周波数fc6で受信待機し、
フレームF6で親機10が周波数fc6で送信した同期
信号を受信し、同期を再確立する。フレームF7で子機
13、子機11の通信が終了した場合、両子機11、1
3ともフレームF7で制御用ホップ周波数データ列Cに
切換え、周波数fc9で受信待機し、フレームF9で親
機10が周波数fc9で送信した同期信号を受信し、同
期を再確立する。
【0093】ここで、同図(c)のように親機−子機間通
信と子機−子機間通信とがクロック周波数等の誤差によ
り1フレーム分のずれが生じたとしても、フレームF9
において、親機と同期を再確立することができる。も
し、このとき受信待機周波数をfc9ではなくfc7で
行うと、同図(d)のように親機が1周期分ホッピングを
繰り返し、再びfc7で送信するまで同期確立ができな
くなり、同期確立に多大な遅延が生じる。本発明のよう
に、親機が送信していると予想される周波数より位相が
進んだ周波数で親機からの信号を待ち受けることによ
り、短時間で確実に親機10と同期を再確立することが
できる。
【0094】以上説明したように、ホップ周波数データ
を切換えてから実際に通信を開始するまで2フレーム余
裕があるため、一方がなんらかの理由で移行が遅れた
り、早すぎたりしても確実に同期をとり、通信を開始す
ることができる。例えば、子機11は子機13の通信開
始周波数よりも少なくとも1位相進んだ周波数で待機し
ている。すなわち子機13の開始周波数データは子機1
1の待機周波数データより、少なくとも1位相進んだデ
ータであるため、子機13がホップをしながら同期信号
を送信すれば、必ず子機11の受信待機周波数で送信を
行うため、確実に同期をとることができる。
【0095】ここで、子機13の開始周波数データと子
機11の待機周波数データとの位相差は大きい方が遅延
等による同期はずれに対する余裕も大きくなるが通信開
始が遅くなる。このため、この位相差は2以上かつ5以
下とすることが望ましい。
【0096】また、親機10と再同期を行う場合、通信
時間が長期に及ぶほどクロック周波数の誤差の影響が累
積されるため、フレームのずれも大きくなる。このた
め、通信時間に応じて開始周波数データと待機周波数デ
ータの位相差を変化させてもよい。例えば、通信時間が
長いほどこの位相差を大きくしてもよい。これにより、
より確実に同期を確立することができる。
【0097】また、上記説明において、親機−子機間通
話は、子機11〜13使って電話回線を介した外部との
通話を行う場合と、親機10と子機11〜13との間で
内線通話を行う場合の双方に該当する。また、子機−子
機間通話は、子機11〜13を使って内線通話を行う場
合に該当する。
【0098】以上、本発明の具体例について説明した
が、本発明の具体的な構成については上記具体例以外に
も種々考えられる。以下、有用な変形例について説明す
る。
【0099】上記具体例では、制御用ホップ周波数デー
タ列を用いたが、これに限定されない。例えば、ホップ
周波数データ列B、H1、H2について、部分的に同一
パターンとし、同一パターン部分のホップ周波数データ
を発生させた際に、通信部22が親機10と全子機11
〜13の間で制御信号の送受信を行うように構成しても
よい。
【0100】ただし、制御用ホップ周波数データ列Cと
親機−子機間通信用ホップ周波数データ列Bを分けてお
けば、親機−子機間通信中に、仮に他の待機中の子機が
制御信号を発信したとしても、その信号が親機−子機間
通信を妨害することはない。したがって、待機中の子機
が任意のタイミングで制御信号を発信できるようにな
り、例えば、親機−子機間通信中であっても、制御フレ
ームの到来を待つことなく、他の子機に対して呼出信号
を発信できる。
【0101】更に、上記具体例では、ホップ周波数デー
タ列C、B、H1、H2を使って通信を行っていたが、
親機10−全子機11〜13用、親機10−子機11
用、親機10−子機12用、親機10−子機13用、子
機11−子機12用、子機11−子機13用、子機12
−子機13用の全ての組合せについて、それぞれホップ
周波数データ列を個別に用意してもよい。この場合、デ
ータの記憶に必要なメモリ容量等は増大するが、例え
ば、受信信号からビット誤りが検出された場合に、特定
機器間で使うホップ周波数データ列だけを修正でき、デ
ータ列の修正に伴って他の組合せで新たに妨害を受けや
すくなるといった弊害を招くことがない。
【0102】上記具体例では、ホップ周波数データを切
換える際、被呼出子機は発呼子機あるいは親機が同期信
号送信を開始する開始周波数よりも位相が進んだ待機周
波数で受信待機する。被呼出子機は待機周波数へ移動し
てから実際に通信を開始するまで余裕があるため、この
期間を利用して待機周波数に妨害があるか検出を行うこ
とができる。すなわち、通信部22からの出力信号を復
調し、変復調器47で復調したときに、被呼出子機が解
釈できるコードであるか、解釈できるコードであれば被
呼出子機のIDが含まれているかを識別すればよい。受
信待機中に発呼子機のIDを含まない信号が検出されれ
ば妨害を受けていることとなる。この状態では発呼子機
からの同期信号受信時に多大なエラーを生じる恐れがあ
るため、さらに位相の進んだ周波数に待機周波数を移し
てもよい。
【0103】すなわち、受信待機するためにホップして
から、同期確認信号を送信するまで、図14のフローチ
ャートに示すような妨害検出を行えばよい。まず、ホッ
プ(S390、例えば図11のS346に相当)後、妨害
フレームカウンタの値をリセットし0とする(S39
1)。この妨害フレームカウンタはフレームカウンタか
ら出されるホッピング開始信号の数をカウントし、何フ
レームすなわち、いくつの位相変化に相当する時間受信
待機を継続しているかをカウントする。受信待機(S3
92)に移行し、信号を検出したら(S394)それが妨
害であるかどうか識別する(S396)。受信待機となっ
た状態(S347)から発呼子機からの信号であれば(S
396:NO)、同期確認信号送信(397、図11のS
349に相当)へ移行し、通信を開始する。妨害を検出
した場合(S396:YES)、妨害フレームカウンタの
値が1以上であれば、連続2フレーム分の期間、すなわ
ち2位相変化する期間常に妨害を検出したこととなり
(S398:YES)、ホッピングカウンタ34に加算さ
れる待機値Uの値を例えば2だけ増やし、ホップ番号N
をさらに2位相だけ進め、N+2とし(S400)、2位
相だけ進んだ周波数へホップし(S390)、そこで再び
以上の動作を繰り返す。
【0104】このように、妨害を検出したらさらに位相
を進めることにより、より妨害を受け難くなり、確実に
子機−子機チャネルに移行したときに同期を確立するこ
とができる。なお、別の通信を行っている他の子機から
の信号を受信した場合、次のフレームでは周波数がホッ
プし、妨害とならないため、被呼出子機のIDが含まれ
ていない信号を受信しても、通信開始時に妨害となると
は限らない。このため、連続した2フレームあるいはそ
れ以上のフレーム、すなわち、連続2以上の位相変化に
相当する時間において、連続して妨害を検出した場合S
398〜S400の処理のように、さらに位相の進んだ
待機周波数に移動させるようにしてもよい。これによ
り、無駄な周波数移動を行うことがなくなり、通信開始
をより早くすることができる。さらに連続して妨害を検
出した場合、定常的な妨害である可能性が高く、この妨
害を避けることにより、確実に子機−子機チャネルに移
行したときに同期を確立することができる。すなわち、
より妨害を受けにくい信頼性の高いシステムを提供する
ことができる。
【0105】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の無線通
信システムは、外部通信路に接続可能な1台の親機と、
該親機との無線通信が可能な2台以上の子機とからな
り、親機及び各子機には、所定のホップ周波数データを
順次発生させるホップ周波数データ発生手段と、該ホッ
プ周波数データ発生手段から与えられるホップ周波数デ
ータを使って、入力信号を拡散して送信信号にすると共
に、受信信号を逆拡散して出力信号にする通信手段とが
設けられ、周波数ホッピング方式により親機−子機間で
通信可能な無線通信システムにおいて、前記子機側のホ
ップ周波数データ発生手段が、前記親機−子機間通信用
のホップ周波数データ列とは異なる子機−子機間通信用
のホップ周波数データ列を発生可能に構成され、前記子
機側の通信手段が、前記子機−子機間通信用のホップ周
波数データを使って、入力信号を拡散して送信信号にす
ると共に、受信信号を逆拡散して出力信号にすることに
より、子機−子機間で直接通信を行い、前記子機−子機
間での直接通信が終了後、前記子機側のホップ周波数デ
ータ発生手段が前記親子間ホップ周波数データ列を発生
するとともに、その中から前記子機−子機間での直接通
信が終了直後に前記親機が送信する同期開始周波数に対
応する同期開始周波数データとは異なった待機周波数デ
ータを選択し、待機周波数においてホッピングを中断し
て受信待機し、前記親機からの同期信号を受信した後ホ
ッピングを開始する。
【0106】このため、子機側のホップ周波数データ発
生手段が、親機−子機間での通信時に用いる所定のホッ
プ周波数データ列とは異なるホップ周波数データ列を発
生させ、そのホップ周波数データ列を使って、子機側の
通信手段が、子機−子機間で周波数ホッピング方式によ
り通信を行うので、親機からの影響を受けることなく、
子機−子機間で直接通信を行うことができる。
【0107】また、開始周波数に対応する開始周波数デ
ータとは異なった待機周波数データを選択し、待機周波
数においてホッピングを中断して受信待機し、前記親機
からの同期信号を受信した後ホッピングを開始するた
め、受信待機してから実際に同期を確立するまで余裕が
あり、遅延等の影響を受けることなく、待機周波数にお
いて確実に同期を確立することができる。
【0108】また、請求項2の無線通信システムは、請
求項1の構成において、前記ホップ周波数データ発生手
段が、前記親機−子機間通信用及び子機−子機間通信用
ホップ周波数データ列とは異なる制御用ホップ周波数デ
ータ列を発生可能に構成され、前記ホップ周波数データ
発生手段が前記制御用ホップ周波数データを発生させた
際に、前記通信手段が親機−全子機間で制御信号の送受
信を行い、前記子機−子機間での直接通信が終了後、あ
るいは前記親機−子機間での通信が終了後、前記子機側
のホップ周波数データ発生手段が前記制御用ホップ周波
数データ列を発生するとともに、その中から前記子機−
子機間あるいは前記親機−子機間での通信が終了直後に
前記制御用ホップ周波数データ列を用いて前記親機が送
信する開始周波数に対応する開始周波数データとは異な
った待機周波数データを選択し、待機周波数においてホ
ッピングを中断して受信待機し、前記親機からの同期信
号を受信した後ホッピングを開始するように構成されて
いる。
【0109】このため、受信待機してから実際に同期を
確立しホッピングを開始するまで余裕があり、クロック
周波数のずれ等による遅延等の影響を受けることなく、
待機周波数において確実に同期を確立することができ
る。
【0110】また、請求項3の無線通信システムは、請
求項1または2の構成において、前記ホップ周波数デー
タ発生手段が、前記子機−子機間通信用ホップデータ列
を発生し、あるいは前記制御用ホップ周波数データ列か
ら前記親機−子機間通信用ホップデータ列へ切換え通信
を開始する際、発呼子機あるいは前記親機が通信を開始
する開始周波数に対応する開始周波数データとは異なっ
た待機周波数データを前記被呼出子機あるいは前記子機
が選択し前記待機周波数においてホッピングを中断して
受信待機し、前記発呼子機あるいは前記親機からの同期
信号を受信した後ホッピングを開始するように構成され
ている。
【0111】このため、被呼出子機あるいは子機が受信
待機してから実際に、発呼子機あるいは親機と同期を確
立しホッピングを開始するまで余裕があり、クロック周
波数のずれ等による遅延等の影響を受けることなく、待
機周波数において確実に同期を確立することができる。
【0112】また、請求項4の無線通信システムは、請
求項1〜3のいずれかの構成において、前記待機周波数
データは、前記開始周波数データよりも少なくとも1位
相が進んだデータである。このため、開始周波数より位
相が先の周波数で同期信号を待ち受けることになるた
め、送信側がホップを進めていくと待機周波数と必ず一
致するため、同期確立を容易に短時間で行うことができ
る。
【0113】また、請求項5の無線通信システムは、請
求項4の構成において、前記待機周波数データは、前記
開始周波数データよりも2以上かつ5以下位相が進んだ
データである。このため、クロック周波数のずれによる
ホップの遅延の影響により、周波数で待機した時点で、
待機周波数より先の周波数で送信側が既に送信を行って
いるという事態が防止され、且つ、短時間で容易に同期
を確立することができる。
【0114】また、請求項6の無線通信システムは、請
求項1〜5のいずれかの構成において、前記待機周波数
データを用いた受信待機時に妨害を検出した場合、さら
に位相を進めた新たな待機周波数データを選択し、受信
待機を行うように構成されている。このため、妨害を避
け、正常な同期確立及び通信を行うことができる。
【0115】また、請求項7の無線通信システムは、請
求項6の構成において、前記待機周波数における待機時
に連続2以上の位相変化に相当する時間常に妨害を検出
した場合、さらに位相を進めた新たな待機周波数にて受
信待機を行うように構成されている。このため、他の子
機からの信号は妨害とは受け取らず、無駄な周波数移動
をおこなわずにすむ。また、連続2以上の位相変化に相
当する時間常に妨害を検出した場合は定常的な妨害であ
る可能性が高いため、この妨害を避けることにより、確
実に同期確立および通信を行うことができる。
【0116】また、請求項8の無線通信システムは、請
求項1〜7のいずれかの構成において、前記子機側のホ
ップ周波数データ発生手段が、前記子機−子機間通信用
ホップ周波数データ列として、互いに異なる2以上のホ
ップ周波数データ列を発生可能に構成され、前記子機側
の通信手段が、前記2以上のホップ周波数データ列のい
ずれかを使用して送受信を行うことにより、2組以上の
子機−子機間で同時に通信可能な2以上のチャネルを形
成するように構成されている。このため、システム内に
4台以上の子機が存在する場合に、2組以上の子機−子
機間でも、互いに影響を受けることなく同時に通信でき
るのでより一層便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 具体例として示した無線通信システムの全
体構成を示す概略構成図である。
【図2】 親機及び子機の要部の回路構成を示すブロ
ック図である。
【図3】 双方向通信を行う際の通信単位となるフレ
ームの説明図である。
【図4】 ホップ周波数データ列を例示する説明図で
ある。
【図5】 親機の送受信処理を示す第1のフローチャ
ートである。
【図6】 親機の送受信処理を示す第2のフローチャ
ートである。
【図7】 親機の送受信処理を示す第3のフローチャ
ートである。
【図8】 子機の送受信処理を示す第1のフローチャ
ートである。
【図9】 子機の送受信処理を示す第2のフローチャ
ートである。
【図10】 子機の送受信処理を示す第3のフローチャ
ートである。
【図11】 子機の送受信処理を示す第4のフローチャ
ートである。
【図12】 子機の送受信処理を示す第5のフローチャ
ートである。
【図13】 親機及び子機の同期確立を示すタイミング
チャートである。
【図14】 変形例としての子機の送受信処理の一部を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
10・・・親機、11,12,13・・・子機、21・
・・ホップ周波数データ発生部、22・・・通信部、2
3・・・アンテナ、30・・・クロック、32・・・フ
レームカウンタ、34・・・ホッピングカウンタ、36
・・・ホッピングテーブル、40・・・周波数シンセサ
イザ、41・・・アップコンバータ、46・・・ダウン
コンバータ、42・・・パワアンプ,45・・・ローノ
イズアンプ、43・・・アンテナスイッチ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部通信路に接続可能な1台の親機と、
    該親機との無線通信が可能な2台以上の子機とからな
    り、親機及び各子機には、所定のホップ周波数データを
    順次発生させるホップ周波数データ発生手段と、該ホッ
    プ周波数データ発生手段から与えられるホップ周波数デ
    ータを使って、入力信号を拡散して送信信号にすると共
    に、受信信号を逆拡散して出力信号にする通信手段とが
    設けられ、周波数ホッピング方式により親機−子機間で
    通信可能な無線通信システムにおいて、 前記子機側のホップ周波数データ発生手段が、前記親機
    −子機間通信用の親子間ホップ周波数データ列とは異な
    る子機−子機間通信用の子機間ホップ周波数データ列を
    発生可能に構成され、 前記子機側の通信手段が、前記子機−子機間通信用のホ
    ップ周波数データを使って、入力信号を拡散して送信信
    号にすると共に、受信信号を逆拡散して出力信号にする
    ことにより、子機−子機間で直接通信を行い、 前記子機−子機間での直接通信が終了後、前記子機側の
    ホップ周波数データ発生手段が前記親子間ホップ周波数
    データ列を発生するとともに、その中から前記子機−子
    機間での直接通信が終了直後に前記親機が送信している
    周波数に対応する開始周波数データとは異なった待機周
    波数データを選択し、待機周波数においてホッピングを
    中断して受信待機し、前記親機からの信号を受信した後
    ホッピングを開始することを特徴とする無線通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の無線通信システムにおい
    て、 前記ホップ周波数データ発生手段が、前記親機−子機間
    通信用及び子機−子機間通信用ホップ周波数データ列と
    は異なる制御用ホップ周波数データ列を発生可能に構成
    され、 前記ホップ周波数データ発生手段が前記制御用ホップ周
    波数データを発生させた際に、前記通信手段が親機−全
    子機間で制御信号の送受信を行い、 少なくとも前記子機−子機間での直接通信が終了後、あ
    るいは前記親機−子機間での通信が終了後、前記子機側
    のホップ周波数データ発生手段が前記制御用ホップ周波
    数データ列を発生するとともに、その中から前記子機−
    子機間あるいは前記親機−子機間での通信が終了直後に
    前記制御用ホップ周波数データ列を用いて前記親機が送
    信している周波数に対応する開始周波数データとは異な
    った待機周波数データを選択し、待機周波数においてホ
    ッピングを中断して受信待機し、前記親機からの信号を
    受信した後ホッピングを開始することを特徴とする無線
    通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1あるいは2記載の無線通信シス
    テムにおいて、 前記ホップ周波数データ発生手段が、前記子機−子機間
    通信用ホップデータ列を発生し、あるいは前記制御用ホ
    ップ周波数データ列から前記親機−子機間通信用ホップ
    データ列へ切換え通信を開始する際、発呼子機あるいは
    前記親機が通信を開始する開始周波数に対応する開始周
    波数データとは異なった待機周波数データを前記被呼出
    子機あるいは前記子機が選択し前記待機周波数において
    ホッピングを中断して受信待機し、前記発呼子機あるい
    は前記親機からの信号を受信した後ホッピングを開始す
    ることを特徴とする無線通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    無線通信システムにおいて、 前記待機周波数データは、前記開始周波数データよりも
    少なくとも1位相が進んだデータであることを特徴とす
    る無線通信システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の無線通信システムにお
    いて、 前記待機周波数データは、前記開始周波数データよりも
    2以上かつ5以下位相が進んだデータであることを特徴
    とする無線通信システム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の
    無線通信システムにおいて、 前記待機周波数データを用いた受信待機時に妨害を検出
    した場合、さらに位相を進めた新たな待機周波数データ
    を選択し、受信待機を行うことを特徴とする無線通信シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の無線通信システムにお
    いて、 前記待機周波数における待機時に連続2以上の位相変化
    に相当する時間常に妨害を検出した場合、さらに位相を
    進めた新たな待機周波数にて受信待機を行うことを特徴
    とする無線通信システム。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の
    無線通信システムにおいて、 前記子機側のホップ周波数データ発生手段が、前記子機
    −子機間通信用ホップ周波数データ列として、互いに異
    なる2以上のホップ周波数データ列を発生可能に構成さ
    れ、 前記子機側の通信手段が、前記2以上のホップ周波数デ
    ータ列のいずれかを使用して送受信を行うことにより、
    2組以上の子機−子機間で同時に通信可能な2以上のチ
    ャネルを形成することを特徴とする無線通信システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7221661B2 (en) 2001-11-05 2007-05-22 Uniden Corporation Radio terminal, radio synchronization system having no base station, and recording medium

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US7221661B2 (en) 2001-11-05 2007-05-22 Uniden Corporation Radio terminal, radio synchronization system having no base station, and recording medium

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