JPH10210425A - レート変換装置及び撮像装置 - Google Patents

レート変換装置及び撮像装置

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JPH10210425A
JPH10210425A JP9008046A JP804697A JPH10210425A JP H10210425 A JPH10210425 A JP H10210425A JP 9008046 A JP9008046 A JP 9008046A JP 804697 A JP804697 A JP 804697A JP H10210425 A JPH10210425 A JP H10210425A
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JP
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clock frequency
digital
sampling
analog
rate
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JP9008046A
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Shigetoshi Noda
重利 納田
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Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、レート変換装置及び撮像装置につい
て、異なるクロツク周波数に設定された複数種類のコン
ピユータやビデオ装置にそれぞれ応じてクロツク周波数
を容易に変換し得るようにする。 【解決手段】本発明は、アナログ信号を予め設定された
サンプリング周波数でサンプリングしてデイジタル信号
に変換するアナログデイジタル変換手段と、外部からフ
イールドプログラマブルゲートアレイに所定の回路と共
にプログラミングされ、アナログデイジタル変換手段か
ら得られるデイジタル信号のクロツク周波数を当該クロ
ツク周波数よりも低いクロツク周波数に変換するレート
変換手段とを設けることにより、フイールドプログラマ
ブルゲートアレイの設計の自由度を向上させて異なるク
ロツク周波数に設定された各種コンピユータやビデオ装
置にそれぞれ応じてクロツク周波数を変換し得るレート
変換器を容易にプログラミングできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野 従来の技術(図13及び図14) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図12) 発明の実施の形態 (1)第1実施例(図1〜図7) (2)第2実施例(図8及び図9) (3)他の実施例(図10及び図12) 発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明はレート変換装置及び
撮像装置に関し、例えばデイジタルビデオ信号のクロツ
ク周波数を変換するレート変換装置及び当該レート変換
装置が設けられたデイジタルビデオカメラに適用して好
適なものである。
【0004】
【従来の技術】従来、デイジタルビデオカメラにおいて
は、国や地域毎にカラーテレビジヨン方式として標準化
されたNTSC(National Television System Committ
ee)方式、PAL(Phase Alternating by Line )方
式、SECAM(Sequential Memoire Color Televisio
n System)方式、HDTV(High Definition Televisi
on)方式又はATV(Advanced Television )方式等が
適用されており、それぞれ適用されたカラーテレビジヨ
ン方式の種類によつてデイジタルビデオ信号のクロツク
周波数が異なる値に設定されている。
【0005】ところで近年、マルチメデイアの普及に伴
い、デイジタルビデオカメラから得られるデイジタルビ
デオ信号をコンピユータやビデオ装置に用いることが多
くなつてきている。
【0006】ところがこのようなコンピユータやビデオ
装置では、内部に取り込むデイジタルビデオ信号のクロ
ツク周波数の値がデイジタルビデオカメラにおいて予め
設定されたデイジタルビデオ信号のクロツク周波数の値
と異なる値に設定されている場合がある。このため最近
では、デイジタルビデオカメラからその内部で生成した
デイジタルビデオ信号のクロツク周波数の値をコンピユ
ータやビデオ装置で予め設定されたクロツク周波数の値
に変換して出力させるように当該デイジタルビデオカメ
ラにレート変換装置を設ける要望が高まつてきている。
【0007】ここで図13に示すように、このようなデ
イジタルビデオカメラ1では、被写体から到来する撮像
光LA1をレンズブロツク部2のレンズ3と、アイリス
4とを順次通して例えばCCD(Charge Coupled Devic
e )でなる撮像素子(以下、これをイメージヤと呼ぶ)
5に受けて被写体映像を含む視野映像に対応する撮像出
力信号S1をアナログ信号処理部6に与える。
【0008】アナログ信号処理部6では、入力された撮
像出力信号S1をCDS(Correlated Double Samplin
g)6Aを介して相関二重サンプリングすることにより
信号部分を抜き出した後、AGC(Automatic Gain Con
trol)6Bを介して所定のゲインをもつように利得制御
し、この後ニー/preγ6Cを介してダイナミツクレ
ンジを圧縮すると共に、所定のγ特性となるように補正
した後、さらにローパスフイルタ6Dを介してイメージ
ヤ(CCD)5の動作クロツク周波数の限界周波数に対
する最大周波数帯域以上をカツトし、かくして得られる
撮像出力信号S2をアナログ/デイジタル変換回路(A
/D)7により折り返し歪みの発生を防止してデイジタ
ルビデオ信号S3に変換してデイジタル信号処理部8に
送出する。デイジタル信号処理部8では、カメラ信号補
正処理回路9において、デイジタルビデオ信号S3に対
してγ補正、白色と黒色とのレベルバランス補正、明る
さの不均一の補正及び画素欠陥補正等を実行し、かくし
て得られるデイジタルビデオ信号S4をレート変換装置
10に送出する。因みにカメラ信号処理回路9には、メ
モリ9Aが設けられており、当該メモリ9Aには、予め
γ補正用のデータ等が格納されている。
【0009】レート変換装置10は、デイジタルビデオ
信号S4のクロツク周波数を、コンピユータ等で予め設
定されたクロツク周波数と同じクロツク周波数となるよ
うにアツプレート変換又はダウンレート変換し、かくし
て得られるクロツク周波数が変換されたデイジタルビデ
オ信号S5をビデオエンコーダ11に送出する。
【0010】ビデオエンコーダ11は、デイジタルビデ
オ信号S5をエンコードした後、インターフエイス(I
/F)12を介して外部に出力すると共に、デイジタル
/アナログ変換回路(D/A)13と、ローパスフイル
タ(LPF)14とを順次介してアナログビデオ信号S
7として外部に出力する。
【0011】因みにデイジタルビデオカメラ1では、シ
ステムコントローラ15が外部からの制御に基づいてデ
イジタル信号処理部8を制御すると共に、駆動部16を
制御することにより当該駆動部16がレンズブロツク2
のフオーカス及びアイリスを制御する。またこのデイジ
タルビデオカメラ1では、タイミングコントローラ17
が外部から得られる同期信号S9に同期させたタイミン
グ信号S10を生成してこれをデイジタル信号処理部8
及びイメージヤ5に送出する。かくしてデイジタル信号
処理部8及びイメージヤ5は、それぞれ入力されたタイ
ミング信号S10のタイミングに同期して動作する。
【0012】かくしてデイジタルビデオカメラ1は、例
えば上述したカラーテレビジヨン方式に応じたデイジタ
ルビデオ信号S4のクロツク周波数の値をコンピユータ
で設定されたクロツク周波数の値に変換して出力し得る
ようになされている。
【0013】ここで図14に示すように、レート変換装
置10は、通常、係数時変型デイジタルローパスフイル
タ20の入力側又は出力側のいずれか一方に第1又は第
2のレジスタ21又は22が設けられ、タイミング制御
回路23が変換前のクロツク周波数faと、変換後のク
ロツク周波数fbとに基づいて係数時変型デイジタルロ
ーパスフイルタ20及び、第1又は第2のレジスタ21
又は22にそれぞれ動作クロツクに応じた第1〜第3の
動作制御信号S15〜S17を生成して送出することに
より、当該係数時変型デイジタルローパスフイルタ20
及び、第1又は第2のレジスタ21又は22によつて、
デイジタルビデオ信号S4のクロツク周波数faをクロ
ツク周波数fbに変換し得るようになされている。
【0014】なおレート変換装置10は、ユーザが望む
画像(すなわち、デイジタルビデオカメラ1から出力さ
れるデイジタルビデオ信号S6に応じた画像)のエツジ
のシヤープさの度合いに応じて、第1のレジスタ21が
係数時変型デイジタルローパスフイルタ20の入力側に
設けられたレジスタ前置型レート変換装置、又は第2の
レジスタ22が当該係数時変型デイジタルローパスフイ
ルタ20の出力側に設けられたレジスタ後置型レート変
換装置のいずれか一方に設定される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる構成の
デイジタルビデオカメラ1では、レート変換装置10に
おいて予め設定される変換比が固定されていることによ
り、特定のコンピユータやビデオ装置に対してのみデイ
ジタルビデオ信号S5を供給し得るようになされてい
る。
【0016】すなわちこのようなデイジタルビデオカメ
ラ1は、設定されたクロツク周波数の値がそれぞれ異な
る複数種類のコンピユータやビデオ装置にデイジタルビ
デオ信号S5を供給し難い。このためデイジタルビデオ
カメラ1を所有するユーザがこのような各種コンピユー
タやビデオ装置にデイジタルビデオ信号S5を供給する
ことを考えた場合には、それぞれ個々のコンピユータや
ビデオ装置のクロツク周波数の設定と同じ設定がなされ
たレート変換装置を有する複数のデイジタルビデオカメ
ラを購入しなければならない問題があつた。
【0017】またこのようなデイジタルビデオカメラ1
では、クロツク周波数の設定がそれぞれ異なる各種コン
ピユータやビデオ装置にそれぞれデイジタルビデオ信号
S5を供給するために当該デイジタルビデオカメラ1の
内部にそれぞれ異なる変換比に設定された複数のレート
変換装置を設けることが考えられる。ところがこの場合
には、デイジタルビデオカメラ1内部の回路構成が煩雑
になる問題があつた。本発明は以上の点を考慮してなさ
れたもので、異なるクロツク周波数に設定された複数種
類のコンピユータやビデオ装置にそれぞれ応じてクロツ
ク周波数を容易に変換し得るレート変換装置及び撮像装
置を提案しようとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め第1の発明においては、レート変換装置において、入
力されたアナログ信号を予め設定された所定のサンプリ
ング周波数でサンプリングしてデイジタル信号に変換す
るアナログデイジタル変換手段と、外部から所定の回路
がプログラミングされるフイールドプログラマブルゲー
トアレイに当該回路と共にプログラミングされ、アナロ
グデイジタル変換手段から得られるデイジタル信号のク
ロツク周波数を当該クロツク周波数よりも低いクロツク
周波数に変換するレート変換手段とを設けるようにし
た。
【0019】また第2の発明においては、被写体を撮像
する撮像光学系と、撮像光学系から得られる撮像光を受
けてアナログ信号に変換する撮像素子と、撮像素子から
得られるアナログ信号を、撮像素子の最大動作クロツク
周波数の値とほぼ同じ値のサンプリング周波数でサンプ
リングすることによりデイジタル信号に変換するアナロ
グデイジタル変換手段と、外部から所定の回路がプログ
ラミングされるフイールドプログラマブルゲートアレイ
に当該回路と共にプログラミングされ、アナログデイジ
タル変換手段から得られるデイジタル信号のクロツク周
波数を当該クロツク周波数よりも低いクロツク周波数に
変換するレート変換手段とを設けるようにした。
【0020】従つて第1の発明では、アナログデイジタ
ル変換手段によつてアナログ信号を予め設定された所定
のサンプリング周波数でサンプリングしてデイジタル信
号に変換し、外部からフイールドプログラマブルゲート
アレイに所定の回路と共にプログラミングされたレート
変換手段によつて、アナログデイジタル変換手段から得
られるデイジタル信号のクロツク周波数を当該クロツク
周波数よりも低いクロツク周波数に変換するようにした
ことにより、フイールドプログラマブルゲートアレイに
最大動作クロツク周波数以下の動作クロツク周波数で動
作するような回路を自由にプログラミングすることがで
き、これによりフイールドプログラマブルゲートアレイ
の設計の自由度を向上させて、異なるクロツク周波数に
設定された複数種類のコンピユータやビデオ装置にそれ
ぞれ応じてクロツク周波数を変換し得るレート変換手段
を容易にプログラミングすることができる。
【0021】また第2の発明では、撮像光学系から得ら
れる撮像光を撮像素子によつて受けてアナログ信号に変
換し、当該アナログ信号をアナログデイジタル変換手段
によつて撮像素子の最大動作クロツク周波数の値とほぼ
同じ値のサンプリング周波数でサンプリングすることに
よりデイジタル信号に変換し、外部からフイールドプロ
グラマブルゲートアレイに所定の回路と共にプログラミ
ングされたレート変換手段によつて、アナログデイジタ
ル変換手段から得られるデイジタル信号のクロツク周波
数を当該クロツク周波数よりも低いクロツク周波数に変
換するようにしたことにより、フイールドプログラマブ
ルゲートアレイの設計の自由度を向上させて当該フイー
ルドプログラマブルゲートアレイに、異なるクロツク周
波数に設定された各種コンピユータやビデオ装置にそれ
ぞれ応じてクロツク周波数を変換し得るレート変換手段
を容易にプログラミングすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0023】(1)第1実施例 図1において、30は全体として第1実施例によるデイ
ジタルビデオカメラを示し、レート変換装置31におい
てクロツク周波数を変換する第1のレート変換器32が
フイールドプログラマブルゲートアレイ(以下、これを
FPGAと呼ぶ)33にプログラミングされて設けられ
ている。
【0024】この場合デイジタルビデオカメラ30で
は、被写体から到来する撮像光LA2をレンズブロツク
部35のレンズ36と、アイリス37とを順次通して例
えば 74.25〔MHz〕程度のクロツク周波数で動作する
HDTV用のCCDでなるイメージヤ38に受けて被写
体映像を含む視野映像に対応する撮像出力信号S20を
アナログ信号処理部39に与える。
【0025】アナログ信号処理部39では、入力された
撮像出力信号S20をCDS39Aを介して相関二重サ
ンプリングすることにより信号部分を抜き出した後、A
GC39Bを介して所定のゲインをもつように利得制御
し、この後ニー/preγ39Cを介してダイナミツク
レンジを圧縮すると共に、所定のγ特性となるように補
正し、さらにこの後ローパスフイルタ39Dを介してイ
メージヤ(CCD)38の動作クロツク周波数の限界周
波数に対する最大周波数帯域(例えば37〔MHz〕程
度)以上をカツトし、かくして得られる撮像出力信号S
21をレート変換装置31のサンプリングアナログ/デ
イジタル変換回路(サンプリングA/D)40に送出す
る。
【0026】この場合サンプリングアナログ/デイジタ
ル変換回路40は、イメージヤ(CCD)38の動作ク
ロツク周波数に応じて、後段のFPGA33にプログラ
ミングされた回路に予め設定された最大動作クロツク周
波数(この第1実施例では 74.25〔MHz〕程度)とほ
ぼ同じ固定のサンプリング周波数でサンプリングするよ
うに設定されている。これによりFPGA33に、予め
設定された最大動作クロツク周波数以下の所定の動作ク
ロツク周波数で動作するような回路が自由にプログラミ
ングし得るようになされている。
【0027】サンプリングアナログ/デイジタル変換回
路40は、入力された撮像出力信号S21を 74.25〔M
Hz〕程度のサンプリング周波数でサンプリングし、か
くして得られるデイジタルビデオ信号S22をFPGA
33にプログラミングされたデイジタル信号処理部41
の第1のレート変換器32に送出する。
【0028】第1のレート変換器32は、入力されたデ
イジタルビデオ信号S22の 74.25〔MHz〕程度でな
るクロツク周波数を、当該デイジタル信号処理部41内
における予め設定された例えば18〔MHz〕程度でなる
動作クロツク周波数と同じ18〔MHz〕程度のクロツ
ク周波数にダウンレート変換し、当該得られた18〔M
Hz〕程度でなるクロツク周波数のデイジタルビデオ信
号S23をカメラ信号補正処理回路42に送出する。
【0029】カメラ信号補正処理回路42は、入力され
たデイジタルビデオ信号S23に対してγ補正、白色と
黒色とのレベルバランス補正、明るさの不均一の補正及
び画素欠陥補正等を実行し、かくして得られるデイジタ
ルビデオ信号S24をビデオエンコーダ43を介してエ
ンコードして第2及び第3のレート変換器44及び45
にそれぞれ送出する。
【0030】ここでまず第2のレート変換器44は、入
力されたデイジタルビデオ信号S24の18〔MHz〕程
度でなるクロツク周波数を、D1規格の13.5〔MHz〕
程度のクロツク周波数にダウンレート変換し、かくして
得られる13.5〔MHz〕程度でなるクロツク周波数のデ
イジタルビデオ信号S25をインターフエイス46を介
して接続される例えばデイジタルビデオテープレコーダ
等のビデオ装置(図示せず)に送出する。
【0031】また第3のレート変換器45は、入力され
たデイジタルビデオ信号S24の18〔MHz〕程度でな
るクロツク周波数を、ワークステイシヨン(図示せず)
等で予め設定された例えば 135〔MHz〕程度のクロツ
ク周波数にアツプレート変換し、かくして得られる 135
〔MHz〕程度でなるクロツク周波数のデイジタルビデ
オ信号S26をサンプリングデイジタル/アナログ変換
回路(サンプリングD/A)47に送出する。
【0032】サンプリングデイジタル/アナログ変換回
路47は、第3のレート変換器45がアツプレート変換
するときに予め設定された最大クロツク周波数(この第
1実施例では 135〔MHz〕程度)とほぼ同じ固定のサ
ンプリング周波数でサンプリングするように設定されて
いる。また第3のレート変換器45が予め設定された最
大クロツク周波数以下のクロツク周波数をアツプレート
変換することにより、FPGA33に最大クロツク周波
数以下で動作するような回路が自由にプログラミングし
得るようになされている。
【0033】サンプリングデイジタル/アナログ変換回
路47は、FPGA33の外部に供給されるアナログビ
デオ信号の予め設定された例えば 135〔MHz〕程度の
最大クロツク周波数の値と同じ値のサンプリング周波数
でサンプリングするように設定されており、入力された
デイジタルビデオ信号S26を 135〔MHz〕程度のサ
ンプリング周波数でサンプリングしてアナログビデオ信
号S27に変換し、ローパスフイルタ48に送出する。
【0034】ローパスフイルタ48は、第3のレート変
換器45に予め設定された最大クロツク周波数の限界周
波数に対する最大周波数帯域(67.5〔MHz〕程度)以
上をカツトし、かくしてワークステイシヨンに送出し得
るようになされている。
【0035】ここでこのようなデイジタルビデオカメラ
30においてFPGA33は、外部の例えばパーソナル
コンピユータ(図示せず)からバツフアを有するパーソ
ナルコンピユータインターフエイス(パソコンI/F)
49を介して得られるプログラミング信号S30に基づ
いて回路がプログラミングされる。
【0036】この場合FPGA33には、デイジタル信
号処理部41に加えてシステムコントローラ50及びタ
イミングジエネレータ51もプログラミングされてお
り、当該システムコントローラ50が外部からの制御に
基づいてデイジタル信号処理部41を制御すると共に、
駆動部52を制御することにより当該駆動部52がレン
ズブロツク35のフオーカス及びアイリスを制御する。
【0037】またFPGA33では、タイミングコント
ローラ51が外部から得られる同期信号S31に同期さ
せたタイミング信号S32を生成してこれをデイジタル
信号処理部41及びイメージヤ38に送出する。かくし
てデイジタル信号処理部41及びイメージヤ38は、そ
れぞれ入力されたタイミング信号S32のタイミングに
同期して動作する。因みにFPGA33には、RAM
(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memo
ry)等でなるメモリ53が設けられており、当該メモリ
53は必要に応じてデイジタル信号処理に用いられる。
【0038】ここで図2に示すように、レート変換装置
31の第1のレート変換器32は、FPGA33にプロ
グラミングされていることにより、必要に応じて再プロ
グラミングされ、回路構成を変更し得るようになされて
いる。
【0039】従つてこのような第1のレート変換器32
では、プログラマブル係数時変型デイジタルローパスフ
イルタ60の入力側又は出力側のいずれか一方に第1又
は第2のプログラマブルレジスタ61又は62が設けら
れ、さらにプログラマブルタイミング制御回路63がデ
イジタルビデオ信号S22の変換前のクロツク周波数f
cと、変換後のクロツク周波数fdとに基づいてプログ
ラマブル係数時変型デイジタルローパスフイルタ60及
び、第1又は第2のプログラマブルレジスタ61又は6
2にそれぞれの動作クロツクに応じた第1〜第3の動作
制御信号S35〜S37を生成して送出する。これによ
りデイジタルビデオ信号S22のクロツク周波数fcを
クロツク周波数fdに変換し得るようになされている。
因みにFPGA33にプログラミングされた第2及び第
3のレート変換器44及び45も上述した第1のレート
変換器32と同様に構成されている。
【0040】ここで第1〜第3のレート変換器32及び
44並びに45において実行されるクロツク周波数の変
換の原理を図3(A)〜図4(D)に示す。
【0041】すなわちまず入力されるデイジタルビデオ
信号のクロツク周波数feを当該クロツク周波数feよ
りも高いクロツク周波数fgに変換するアツプレート変
換では、変換前のクロツク周波数feのデイジタルビデ
オ信号(図3(A))に対して、変換後のクロツク周波
数fgのサンプリングポイントとなる箇所にそれぞれ
「零」データを挿入して、当該変換前のクロツク周波数
feをこれと変換後のクロツク周波数fgとの次式
(1)
【0042】
【数1】
【0043】で表されるような最小公倍数のクロツク周
波数foでオーバー再サンプリングしてアツプレート変
換する(図3(B))。
【0044】これによりデイジタルビデオ信号の変換前
のクロツク周波数feで繰り返していた周波数成分(図
4(A))が、周波数特性はそのままに最小公倍数のク
ロツク周波数foで繰り返すようになる(図4
(B))。
【0045】次いでサンプリング定理に基づいて、最小
公倍数のクロツク周波数foのほぼ半分のクロツク周波
数間に変換後のクロツク周波数fgのほぼ半分の周波数
成分があると、当該変換後のクロツク周波数fgに折り
返し歪みが生じることにより、この変換後のクロツク周
波数fgのほぼ半分の周波数成分以上をローパスフイル
タにより抑圧する(図3(C)及び図4(C))。
【0046】続いてオーバー再サンプリングした複数の
再サンプリング点から変換後のクロツク周波数fgに応
じた再サンプリング点を残すように間引きサンプリング
を実行することにより、かくしてデイジタルビデオ信号
を周波数特性を最大限維持してアツプレート変換するこ
とができる(図3(D)及び図4(D))。
【0047】因みにアツプレート変換では、変換前のク
ロツク周波数feを、これと変換後のクロツク周波数f
gとの最小公倍数のクロツク周波数foでオーバー再サ
ンプリングする場合、当該オーバー再サンプリングの倍
率Koを次式(2)
【0048】
【数2】
【0049】で表すことができると共に、各再サンプリ
ング点に対して間引きサンプリングを実行する場合、当
該間引きの倍率Ksを次式(3)
【0050】
【数3】
【0051】で表すことができ、かくしてアツプレート
変換における変換倍率Kは次式(4)
【0052】
【数4】
【0053】で表すことができる。
【0054】また入力されるデイジタルビデオ信号のク
ロツク周波数を当該クロツク周波数よりも低いクロツク
周波数に変換するダウンレート変換では、上述した図3
(A)から図3(C)に示すアツプレート変換の場合と
同様に処理すると共に、続いてオーバー再サンプリング
した複数の再サンプリング点から変換後のクロツク周波
数に応じた再サンプリング点を残すように間引きサンプ
リングを実行することにより、かくしてデイジタルビデ
オ信号を周波数特性を最大限維持してダウンレート変換
することができる。
【0055】なお第1〜第3のレート変換器32及び4
4並びに45において実際には、オーバー再サンプリン
グを省略することにより当該オーバー再サンプリングに
おける「零」挿入箇所の係数を省略し、プログラマブル
係数時変型デイジタルローパスフイルタ60の動作クロ
ツクを変換後のクロツク周波数に同期させてアツプレー
ト変換又はダウンレート変換を実行するようになされて
いる。すなわちこの場合には、オーバー再サンプリング
倍率Ko回の係数切換え計算を繰り返すようにして変換
前のクロツク周波数の各サンプリング点間を補間するこ
とにより当該変換前のクロツク周波数をアツプレート変
換又はダウンレート変換し得る(係数時変処理)ように
なされている。因みにこの場合第1〜第3のレート変換
器32及び44並びに45は、いわゆるオーバー再サン
プリング倍率Ko回の係数切換えが周期的に変化するレ
ート変換器となる。
【0056】ここで第1〜第3のレート変換器32及び
44並びに45は、それぞれユーザが望む画像(すなわ
ち、デイジタルビデオカメラ30から出力されるデイジ
タルビデオ信号S25に応じた画像)のエツジのシヤー
プさの度合いに応じてレジスタのタツプ数が選定され、
当該タツプ数が比較的少ない場合には、第1のプログラ
マブルレジスタ61が選定されてレジスタ前置型レート
変換器となり、当該タツプ数が比較的多い場合には、第
2のプログラマブルレジスタ62が選定されてレジスタ
後置型レート変換器となる。
【0057】ここで図5に示すように、レジスタ前置型
レート変換器に設けられる第1のプログラマブルレジス
タ61は、入力されるデイジタルビデオ信号S22に対
して、シフトレジスタを構成する複数の遅延回路(Re
g)65A〜65E毎にそれぞれプログラマブルタイミ
ング制御回路63から入力される第2の動作制御信号S
36に基づいて所定の時間差を与えてから、複数の乗算
器66A〜66E毎にそれぞれ対応するフイルタ係数K
1〜K5を乗算し、当該乗算結果を加算器67において
加算合成することにより出力デイジタル信号S40を生
成する。
【0058】因みに第1のプログラマブルレジスタ61
では、アツプレート変換時、各遅延回路65A〜65E
がそれぞれ入力される第2の動作制御信号S36に基づ
いて、デイジタルビデオ信号S22を所定時間保持して
間欠的に送出する(1周期の間にオーバー再サンプリン
グ倍率Koから間引き倍率Ksが減算された回数)よう
に制御される。また第1のプログラマブルレジスタ61
では、ダウンレート変換時、各遅延回路65A〜65E
がそれぞれ入力される第2の動作制御信号S36に基づ
いて、デイジタルビデオ信号S22を早送りするように
制御される。
【0059】また図6に示すように、レジスタ後置型レ
ート変換器に設けられる第2のプログラマブルレジスタ
62は、入力されるデイジタルビデオ信号S22に対し
て、複数の乗算器68A〜68E毎にそれぞれ対応する
フイルタ係数K1〜K5を乗算してから、当該乗算結果
を複数の遅延回路69A〜69E毎にそれぞれプログラ
マブルタイミング制御回路63から入力される第3の動
作制御信号S37に基づいて所定の時間差を与えて複数
の加算器70A〜70Dによつて加算合成することによ
り、クロツク周波数が変換されたデイジタルビデオ信号
S23を送出し得るようになされている。
【0060】因みにこのような第2のプログラマブルレ
ジスタ62では、アツプレート変換時、各乗算器68A
〜68Eにそれぞれ対応するフイルタ係数を、所定数に
1個の割合で「零」データを含む複数個に設定して冗長
性を持たせることにより、当該アツプレート変換し得る
ようになされている。
【0061】以上の構成において、デイジタルビデオカ
メラ30では、FPGA33の回路が当該FPGA33
に接続された外部の例えばパーソナルコンピユータによ
つてプログラミングされる。
【0062】すなわちこの場合ユーザがパーソナルコン
ピユータを操作して所定の回路プログラミングソフトウ
エアを起動させることにより、当該パーソナルコンピユ
ータは図7に示すFPGA33のプログラミング処理手
順RT1を開始してステツプSP1からステツプSP2
に進み、当該ステツプSP2においてユーザによりパー
ソナルコンピユータに設けられた例えばキーボードを介
して、レート変換装置31の第1のレート変換器32
(及び又は第2及び第3のレート変換器44及び45)
の入力/出力におけるクロツク周波数の変換比が入力さ
れる。
【0063】次いでパーソナルコンピユータは、ステツ
プSP3に進み、ユーザにより画像のエツジのシヤープ
さの度合いに応じて第1のレート変換器32(及び又は
第2及び第3のレート変換器44及び45)に対する予
め設定された例えば1から9までのタツプデータのう
ち、所望のタツプデータが入力される。この場合タツプ
データは、1に対して例えば2個のタツプ数のような所
定のタツプ数が予め設定されていると共に、当該1から
9までに実際のタツプ数が順次比例して設定されてい
る。
【0064】続いてステツプSP4において、まずパー
ソナルコンピユータはユーザによりタツプデータとして
1〜4が入力されたか否かを判断し、まず肯定結果を得
ると続くステツプSP5において入力されたタツプデー
タに対応するタツプ数が比較的少ないと判断して、第1
のプログラマブルレジスタ61を選定することによりレ
ジスタ前置型レート変換器を選定する。
【0065】一方、パーソナルコンピユータは、ステツ
プSP4において、否定結果を得ると続くステツプSP
6において当該タツプデータに対するタツプ数が比較的
多いと判断して第2のプログラマブルレジスタ62を選
定することによりレジスタ後置型レート変換器を選定す
る。
【0066】この後パーソナルコンピユータは、続くス
テツプSP7において、選定されたレジスタ前置型レー
ト変換器又はレジスタ後置型レート変換器と、入力され
た変換比と、タツプ数とに基づいて係数を決定する。
【0067】次いでパーソナルコンピユータは、ステツ
プSP8に進み、レジスタ前置型レート変換器又はレジ
スタ後置型レート変換器と、変換比と、タツプ数と、係
数とに応じた所定のプログラミング信号S30を生成
し、当該生成したプログラミング信号S30をデイジタ
ルビデオカメラ30のFPGA33に送出することによ
り当該FPGA33にレート変換器32及び44並びに
45をプログラミング信号S30に基づいてプログラミ
ングする。かくしてパーソナルコンピユータは続くステ
ツプSP9においてFPGA33のプログラミング処理
手順RT1を終了する。
【0068】従つてこのようにしてデイジタルビデオカ
メラ30のFPGA33に、第1〜第3のレート変換器
33及び44並びに45をプログラミングするようにし
たことにより、1台のデイジタルビデオカメラ30から
NTSC方式やPAL方式等の各種カラーテレビジヨン
方式等がそれぞれ適用されたコンピユータやビデオ装置
に、それぞれ対応するクロツク周波数のデイジタルビデ
オ信号S25及びS27を出力することができ、当該デ
イジタルビデオカメラ30に対する使い勝手を向上させ
ることができる。
【0069】これに加えてこのデイジタルビデオカメラ
30では、必要に応じて第1〜第3のレート変換器32
及び44並びに45をその変換比等を変更してプログラ
ミングすることができることにより、予め複数種類のレ
ート変換器を設ける必要がなく、かくしてデイジタルビ
デオカメラ30の回路構成を簡易にすることができる。
【0070】またデイジタルビデオカメラ30では、F
PGA33の入力側外部にその予め設定された最大動作
クロツク周波数と同じ値のサンプリング周波数でサンプ
リングするレート変換装置31のサンプリングアナログ
/デイジタル変換回路40を設けると共に、当該FPG
A33の入力側内部に最大動作クロツク周波数と同じク
ロツク周波数をダウンレート変換し得る第1のレート変
換器32をプログラミングするようにしたことにより、
当該FPGA33に最大動作クロツク周波数以下の動作
クロツク周波数で動作するような回路を自由にプログラ
ミングすることができる。従つてFPGA33の設計の
自由度を向上させることができ、かくして異なるクロツ
ク周波数に設定された複数種類のコンピユータやビデオ
装置にそれぞれ応じてクロツク周波数を変換し得るレー
ト変換器を容易にプログラミングすることができる。
【0071】これに加えてデイジタルビデオカメラ30
では、FPGA33の出力側外部にその予め設定された
最大動作クロツク周波数よりも高い所定の値のサンプリ
ング周波数でサンプリングするサンプリングデイジタル
/アナログ変換回路47を設けると共に、当該FPGA
33の出力側内部にこの最大動作クロツク周波数よりも
低い値のクロツク周波数をアツプレート変換し得る第3
のレート変換器45を設けるようにしたことにより、当
該FPGA33に最大動作クロツク周波数以下の動作ク
ロツク周波数で動作するような回路を自由にプログラミ
ングすることができる。これによりFPGA33内の信
号の処理付加を大幅に低減させることができると共に、
消費電力を低下させることができる。
【0072】以上の構成によれば、FPGA33の入力
側外部に設けられた当該FPGA33の予め設定された
最大動作クロツク周波数と同じ値のサンプリング周波数
でサンプリングするサンプリングアナログ/デイジタル
変換回路40と、FPGA33の入力側内部にプログラ
ミングされた最大動作クロツク周波数と同じ値のクロツ
ク周波数をダウンレート変換し得る第1のレート変換器
32とからなるレート変換装置31を設けるようにした
ことにより、FPGA33の設計の自由度を向上させ
て、異なるクロツク周波数に設定された複数種類のコン
ピユータやビデオ装置にそれぞれ応じてクロツク周波数
を変換し得るレート変換器を容易にプログラミングさせ
ることができ、かくして異なるクロツク周波数に設定さ
れた複数種類のコンピユータやビデオ装置にそれぞれ応
じてクロツク周波数を容易に変換し得るレート変換装置
を実現することができる。
【0073】また撮像出力信号S21を、FPGA33
において予め設定された最大動作クロツク周波数の値と
ほぼ同じ値のサンプリング周波数でサンプリングしてデ
イジタルビデオ信号S22に変換するサンプリングアナ
ログ/デイジタル変換回路40と、当該FPGA33に
プログラミングされた、デイジタルビデオ信号S22の
クロツク周波数をダウンレート変換する第1のレート変
換器32とを設けるようにしたことにより、FPGA3
3の設計の自由度を向上させて当該FPGA33に異な
るクロツク周波数に設定された各種コンピユータやビデ
オ装置にそれぞれ応じてクロツク周波数を変換し得るレ
ート変換器を容易にプログラミングさせることができ、
かくして異なるクロツク周波数に設定された複数種類の
コンピユータやビデオ装置にそれぞれ応じてクロツク周
波数を容易に変換し得る撮像装置を実現することができ
る。
【0074】(2)第2実施例 図8は、第2実施例によるパーソナルコンピユータ70
を示し、第1実施例において図2に示したレート変換器
と同じレート変換装置(図示せず)がプログラミングさ
れたFPGA71がパソコン拡張ボードに搭載されて設
けられている。この場合パーソナルコンピユータ70で
は、マイコン72及びコプロセツサ73の制御に基づい
てFPGA71がプログラミングされる。
【0075】ここでまずFPGA71が予め設計された
回路プログラムでプログラミングされる場合には、回路
プログラムがメモリカード74から拡張バス75を介し
て供給され、これにより当該FPGA71がプログラミ
ングされる。またFPGA71が回路プログラミングソ
フトに基づいてプログラミングされる場合には、当該回
路プログラミングソフトが内臓式ハードデイスクドライ
ブ(HDD)76、バードデイスクドライブ等でなる外
部記録装置77、又はネツトワーク機器78から供給さ
れる。
【0076】この場合それぞれ供給される回路プログラ
ミングソフトは、その内容をモニタ79に表示した状態
で、マウス80等により所望のプログラミングデータに
仕上げられ、当該プログラミングデータが拡張バス75
を介してFPGA71に供給され、かくしてFPGA7
1がプログラミングされる。
【0077】ここでこのようにしてプログラミングされ
たFPGA71には、所望の変換比を有するレート変換
装置が形成されており、当該レート変換装置が第1のビ
デオ装置81から得られる動画に応じたデイジタルビデ
オ信号S50のクロツク周波数を第2のビデオ装置82
で予め設定されたクロツク周波数に変換し、かくして得
られるデイジタルビデオ信号S51を第2のビデオ装置
82に供給し得るようになされている。
【0078】またFPGA71では、静止画に応じたデ
イジタルビデオ信号S53を供給する場合、当該デイジ
タルビデオ信号S53を拡張バス75を介して内部メモ
リ83に供給して記憶させると共に、内臓式のハードデ
イスクドライブ76や外部記憶装置77に記憶させ、さ
らにはネツトワークを介してリモート転送し得るように
なされている。
【0079】実際上図9に示すように、FPGA71
は、拡張バス75とバスインターフエイス回路85を順
次介してプログラミングデータがレート変換器86に供
給され、かくして必要に応じて変換比等が変更されてレ
ート変換装置86がプログラミングされる。またこのレ
ート変換装置86には、デイジタルビデオ信号S60が
デイジタル入力インターフエイス87を介して入力され
ると共に、アナログビデオ信号S61がアナログ/デイ
ジタル変換回路88を介してデイジタルビデオ信号S6
2に変換されて入力される。なおこのときクロツク同期
検出生成回路89がそれぞれデイジタルビデオ信号S6
0及びアナログビデオ信号S61からクロツク周波数を
抽出し、当該クロツク周波数と同期したクロツク周波数
をレート変換装置86に送出する。
【0080】これによりレート変換装置86は、各種デ
ータを記憶したり、又はフールドメモリとして用いられ
るテンポラリメモリ90を必要に応じて用い、かつクロ
ツク同期検出生成回路89及びクロツク同期回路92か
らそれぞれ得られる同期信号に基づいて、入力されたデ
イジタルビデオ信号S60及びS62のクロツク周波数
をアツプレート変換又はダウンレート変換し、かくして
得られるデイジタル信号S63をデイジタル入力インタ
ーフエイス回路93を介して出力すると共に、デイジタ
ル/アナログ変換回路94を介してアナログ信号に変換
して出力し得るようになされている。
【0081】以上の構成において、パーソナルコンピユ
ータ70では、レート変換装置86がプログラミングさ
れるFPGA71がパソコン拡張ボードとして設けら
れ、回路プログラミングソフトが供給されることによ
り、当該回路プログラミングソフトに基づいてユーザが
所望の特性を満たすレート変換装置86を自らプログラ
ミングすることができ、かくしてレート変換装置86に
予め設定された規格に留まらずに各種機能を付加するこ
とができる。これによりレート変換装置86の使い勝手
を向上させることができる。従つてこのようなレート変
換装置86は、第1実施例に比べてさらに汎用性を向上
し得る。
【0082】以上の構成によれば、パーソナルコンピユ
ータ70のパソコン拡張ボードに設けられたFPGA7
1に回路プログラミングソフトに基づいてユーザが所望
する特性を満たすようなレート変換装置86をプログラ
ミングするようにしたことにより、当該レート変換装置
86の使い勝手を向上させることができ、かくして汎用
性を向上し得るレート変換装置を実現することができ
る。
【0083】(3)他の実施例 なお上述の第1実施例においては、デイジタルビデオカ
メラ30と、パーソナルコンピユータとを接続して当該
パーソナルコンピユータから得られる所定のプログラミ
ング信号S30に基づいてFPGA33をプログラミン
グするようにした場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、図10に示すように、パーソナルコンピユー
タ100に接続されたデイジタルビデオカメラ30に所
定のビデオ装置101を接続するようにして当該デイジ
タルビデオカメラ30から出力されたデイジタルビデオ
信号S25をビデオ装置101に送出するようにしても
良い。これによりデイジタルビデオカメラ30の汎用性
を向上させることができる。
【0084】また上述の第1実施例においては、FPG
A33に第1〜第3のレート変換器33及び44並びに
45の3個のレート変換器をプログラミングするように
した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、必
要に応じて3個以下又は3個以上のレート変換器をプロ
グラミングすると共に、プログラミングの位置もカメラ
信号補正処理回路42と、ビデオエンコーダ43との間
等のようにこの他種々の位置にプログラミングするよう
にしてもよい。
【0085】さらに上述の第1実施例においては、サン
プリングアナログ/デイジタル変換回路31と、サンプ
リングデイジタル/アナログ変換回路47とのサンプリ
ング周波数を固定するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、予め所定の最大値を設定し
ておいて、当該設定した最大値を越えない範囲等におい
て可変させるようにしても良い。
【0086】さらに上述の第1実施例においては、レー
ト変換によつて得られるデイジタルビデオ信号のクロツ
ク周波数がD1規格の13.5〔MHz〕程度と、ワークス
テイシヨンで設定された 135〔MHz〕程度と、18〔M
Hz〕程度となるようにした場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、デイジタル信号処理部41内部の
デイジタルビデオ信号のクロツク周波数及び出力される
デイジタルビデオ信号のクロツク周波数に係わらずにE
DTVIIで設定された27〔MHz〕程度、プログレツシ
ブで設定された36〔MHz〕程度、ATV等の各種カラ
ーテレビジヨン方式で設定された各種クロツク周波数等
のようにこの他種々のクロツク周波数の値に変換するよ
うにしても良い。
【0087】さらに上述の第1実施例においては、FP
GA33にデイジタル信号処理部41に加えてシステム
コントローラ50及びタイミングジエネレータ51をプ
ログラミングするようにした場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、FPGA33にプログラミングす
る回路素子を必要とされる機能等に応じて自由に選定す
るようにしても良い。
【0088】さらに上述の第2実施例においては、図9
に示す回路をFPGA71にプログラミングし、当該F
PGA71をパソコン拡張ボードに形成するようにした
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、FPG
A71を一般的に回路基板に形成するようにしても良
い。なおこの場合図11に示すように、FPGA110
にプログラミングする回路に外部からプログラミング信
号S70をレート変換装置111に入力させる外部制御
インターフエイス回路112及び、当該プログラミング
信号S70に変えて予め記憶したプログラミングデータ
をレート変換装置111に送出する処理ソフトメモリ1
13を加えるようにしても良い。また図12に示すよう
に、このようなFPGA110が形成された回路基板を
第1のビデオ装置115、第2のビデオ装置116及び
パーソナルコンピユータ117に接続して用いるように
しても良い。
【0089】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、入力され
たアナログ信号を予め設定された所定のサンプリング周
波数でサンプリングしてデイジタル信号に変換するアナ
ログデイジタル変換手段と、外部からフイールドプログ
ラマブルゲートアレイに所定の回路と共にプログラミン
グされ、アナログデイジタル変換手段から得られるデイ
ジタル信号のクロツク周波数を当該クロツク周波数より
も低いクロツク周波数に変換するレート変換手段とを設
けるようにしたことにより、フイールドプログラマブル
ゲートアレイに最大動作クロツク周波数以下の動作クロ
ツク周波数で動作するような回路を自由にプログラミン
グすることができ、これによりフイールドプログラマブ
ルゲートアレイの設計の自由度を向上させて、異なるク
ロツク周波数に設定された複数種類のコンピユータやビ
デオ装置にそれぞれ応じてクロツク周波数を変換し得る
レート変換器を容易にプログラミングすることができ、
かくして異なるクロツク周波数に設定された複数種類の
コンピユータやビデオ装置にそれぞれ応じてクロツク周
波数を容易に変換し得るレート変換装置を実現すること
ができる。
【0090】また被写体を撮像する撮像光学系と、撮像
光学系から得られる撮像光を受けてアナログ信号に変換
する撮像素子と、撮像素子から得られるアナログ信号を
撮像素子の最大動作クロツク周波数の値とほぼ同じ値の
サンプリング周波数でサンプリングすることによりデイ
ジタル信号に変換するアナログデイジタル変換手段と、
外部からフイールドプログラマブルゲートアレイに所定
の回路と共にプログラミングされ、アナログデイジタル
変換手段から得られるデイジタル信号のクロツク周波数
を当該クロツク周波数よりも低いクロツク周波数に変換
するレート変換手段とを設けるようにしたことにより、
フイールドプログラマブルゲートアレイの設計の自由度
を向上させて当該フイールドプログラマブルゲートアレ
イに、異なるクロツク周波数に設定された各種コンピユ
ータやビデオ装置にそれぞれ応じてクロツク周波数を変
換し得るレート変換器を容易にプログラミングさせるこ
とができ、かくして異なるクロツク周波数に設定された
複数種類のコンピユータやビデオ装置にそれぞれ応じて
クロツク周波数を容易に変換し得る撮像装置を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレート変換装置が設けられたデイ
ジタルビデオカメラの第1実施例を示すブロツク図であ
る。
【図2】本発明によるレート変換装置におけるレート変
換器の回路構成を示すブロツク図である。
【図3】レート変換器におけるアツプレート変換の説明
に供する波形図である。
【図4】レート変換器におけるアツプレート変換の説明
に供する波形図である。
【図5】レジスタ前置型レート変換器の第1のプログラ
マブルレジスタの回路構成を示すブロツク図である。
【図6】レジスタ後置型レート変換器の第2のプログラ
マブルレジスタの回路構成を示すブロツク図である。
【図7】FPGAのプログラミング処理手順を示すフロ
ーチヤートである。
【図8】本発明によるレート変換装置が設けられたパー
ソナルコンピユータの回路構成の第2実施例を示すブロ
ツク図である。
【図9】第2実施例によるFPGAの回路構成を示すブ
ロツク図である。
【図10】他の実施例によるデイジタルビデオカメラを
用いたシステムを示すブロツクである。
【図11】他の実施例によるFPGAの回路構成を示す
ブロツク図である。
【図12】他の実施例によるFPGAを用いたシステム
を示すブロツク図である。
【図13】従来のデイジタルビデオカメラの回路構成を
示すブロツク図である。
【図14】従来のレート変換装置の回路構成を示すブロ
ツク図である。
【符号の説明】
30……デイジタルビデオカメラ、31、86……レー
ト変換装置、32……第1のレート変換器、33、71
……FPGA、40……サンプリングアナログ/デイジ
タル変換回路、41……デイジタル信号処理部、44…
…第2のレート変換器、45……第3のレート変換器、
47……サンプリングデイジタル/アナログ変換回路、
60……プログラマブル係数時変型デイジタルローパス
フイルタ、61……第1のプログラマブルレジスタ、6
2……第2のプログラマブルレジスタ、63……プログ
ラマブルタイミング制御回路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デイジタル信号のクロツク周波数を変換す
    るレート変換装置において、 入力されたアナログ信号を予め設定された所定のサンプ
    リング周波数でサンプリングしてデイジタル信号に変換
    するアナログデイジタル変換手段と、 外部から所定の回路がプログラミングされるフイールド
    プログラマブルゲートアレイに上記回路と共にプログラ
    ミングされ、上記アナログデイジタル変換手段から得ら
    れる上記デイジタル信号のクロツク周波数を当該クロツ
    ク周波数よりも低いクロツク周波数に変換するレート変
    換手段とを具えることを特徴とするレート変換装置。
  2. 【請求項2】上記アナログデイジタル変換手段は、 上記サンプリング周波数が、上記フイールドプログラマ
    ブルゲートアレイにプログラミングされた上記回路の予
    め設定された最大動作クロツク周波数の値とほぼ同じ値
    に設定されることを特徴とする請求項1に記載のレート
    変換装置。
  3. 【請求項3】上記フイールドプログラマブルゲートアレ
    イにプログラミングされ、上記レート変換手段から得ら
    れる上記デイジタル信号のクロツク周波数を当該クロツ
    ク周波数よりも高い所定のクロツク周波数に変換するレ
    ート変換手段と、 上記レート変換手段から得られる上記デイジタル信号を
    予め設定されたサンプリング周波数でサンプリングする
    ことによりアナログ信号に変換するデイジタルアナログ
    変換手段とを具えることを特徴する請求項1に記載のレ
    ート変換装置。
  4. 【請求項4】被写体を撮像する撮像光学系と、 上記撮像光学系から得られる撮像光を受けてアナログ信
    号に変換する撮像素子と、 上記撮像素子から得られるアナログ信号を、上記撮像素
    子の最大動作クロツク周波数の値とほぼ同じ値のサンプ
    リング周波数でサンプリングすることによりデイジタル
    信号に変換するアナログデイジタル変換手段と、 外部から所定の回路がプログラミングされるフイールド
    プログラマブルゲートアレイに上記回路と共にプログラ
    ミングされ、上記アナログデイジタル変換手段から得ら
    れる上記デイジタル信号のクロツク周波数を当該クロツ
    ク周波数よりも低いクロツク周波数に変換するレート変
    換手段とを具えることを特徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】上記デイジタル信号処理回路は、 予め最大動作クロツク周波数の値が上記サンプリング周
    波数の値とほぼ同じ値に設定されることを特徴とする請
    求項4に記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】上記フイールドプログラマブルゲートアレ
    イにプログラミングされ、上記レート変換手段から得ら
    れる上記デイジタル信号のクロツク周波数を当該クロツ
    ク周波数よりも高い所定のクロツク周波数に変換するレ
    ート変換手段と、 上記レート変換手段から得られる上記デイジタル信号を
    予め設定されたサンプリング周波数でサンプリングする
    ことによりアナログ信号に変換するデイジタルアナログ
    変換手段とを具えることを特徴とする請求項4に記載の
    撮像装置。
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