JPH10210333A - ディジタルスチルカメラ - Google Patents

ディジタルスチルカメラ

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JPH10210333A
JPH10210333A JP9007230A JP723097A JPH10210333A JP H10210333 A JPH10210333 A JP H10210333A JP 9007230 A JP9007230 A JP 9007230A JP 723097 A JP723097 A JP 723097A JP H10210333 A JPH10210333 A JP H10210333A
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image
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circuit
signal
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Tadaaki Tsuchida
匡章 土田
Takeshi Uryu
剛 瓜生
Kazuyoshi Otsutomo
一好 乙供
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充電動作による画像データへのノイズの混入
を容易に防止することが可能なディジタルスチルカメラ
を提供する。 【解決手段】 キャパシタに蓄えた電荷により発光部を
駆動して被写体を照明するストロボ90と、被写体の像
を電気信号に変換する撮像手段13と、当該撮像手段か
らの画像信号に記録のための処理をする信号処理手段5
0と、当該信号処理手段から得られる画像信号を記録媒
体に記録する記録手段60と、前記充電手段の充電開始
を制御する充電開始制御手段72,80とを備え、前記
充電開始制御手段は、前記信号処理手段でのアナログ信
号処理が完了した後であってディジタル信号処理がなさ
れている時に前記充電手段に前記キャパシタへの充電を
開始させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は静止画像をディジタ
ルデータとして扱うことが可能なディジタルスチルカメ
ラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、CCD等の固体撮像素子を用
いて画像を電気信号に変換し、画像信号としてメモリカ
ード等の記録媒体に記録するディジタルスチルカメラが
実用化されている。
【0003】このディジタルスチルカメラは、再生に際
して即時性があること、画像信号が行えるなどの使い勝
手の良さにより益々利用されるのに伴い、画質の向上が
望まれてきている。
【0004】また、ディジタルスチルカメラを屋内等の
暗い環境下で使用する場合には照明装置が必要となる
が、効果的な照明を行うために一般に用いられるカメラ
用閃光発光器(ストロボ)は短時間のうちに大容量のキ
ャパシタに対して閃光発光に必要な充電をしなければな
らない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この場合、ストロボ充
電は昇圧充電手段としてDC/DCコンバータを用いて
おり、ここから発生する高周波ノイズが共通電位(GN
D)を経由してカメラ部の各回路に混入することがあ
る。このような高周波ノイズが画像信号を処理する回路
に混入した場合、画像データの品質を悪化させることに
なる。
【0006】以上のような場合に、画像信号処理とスト
ロボ充電とが重ならないようにするため、画像信号処理
の状況を監視して双方の処理が重ならないような制御も
考えられる。
【0007】例えば、このように信号処理手段の動作を
監視して、信号処理中に充電を停止させる装置が特公平
1−37071号公報に記載されている。しかし、この
ような制御を行った場合、画像データを記録しおわるま
でストロボ充電を始められないことになる。撮影から画
像データの記録完了までに数秒を必要としており、ま
た、ストロボ充電にも最大で数秒を必要とする。従っ
て、場合によっては、次の撮影が可能になるまで10秒
以上かかることもありうる。
【0008】このように、ノイズの問題を回避するため
に、撮影開始までに長い待ち時間を必要とするという新
たな問題が発生することになる。本発明の目的は、上記
技術的課題に鑑み、充電動作による画像データへのノイ
ズの混入を防止しつつ、次の撮影開始までの待ち時間を
最小にすることが可能なディジタルスチルカメラを提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本件出願の発明
者は上述した問題について鋭意研究を行い、ストロボ充
電による発生するノイズが混入しやすい信号処理とノイ
ズが混入しにくい信号処理とを見極め、ノイズの混入の
防止と待ち時間の低減の両立を可能にする新たな解決手
段を見出した。
【0010】すなわち、上記課題を解決する本願発明は
以下に述べるようなものである。 請求項1記載の発明は、キャパシタに蓄えた電荷によ
り発光部を駆動して被写体を照明する照明手段と、前記
キャパシタを充電する充電手段と、被写体の像を電気信
号に変換する撮像手段と、当該撮像手段からの画像信号
に記録のための処理をする信号処理手段と、当該信号処
理手段から得られる画像信号を記録媒体に記録する記録
手段と、前記充電手段の充電開始を制御する充電開始制
御手段とを備え、前記充電開始制御手段は、前記信号処
理手段でのアナログ信号処理が完了した後であってディ
ジタル信号処理がなされている時に前記充電手段に前記
キャパシタへの充電を開始させることを特徴とするディ
ジタルスチルカメラである。
【0011】このディジタルスチルカメラでは、充電開
始制御手段が、信号処理手段でのアナログ信号処理が完
了した後であってディジタル信号処理がなされている時
に充電手段に前記キャパシタへの充電を開始させるよう
に構成したことにより、信号処理手段でのアナログ信号
処理とキャパシタへの充電とが時間的に重なることがな
くなるため、ノイズの影響を受けやすいアナログ状態で
の画像へノイズが混入することがなくなる。
【0012】また、アナログ信号処理が完了した後であ
ってディジタル信号処理がなされている時に充電を開始
させるようにしたことで、画像はノイズの影響を受けに
くいディジタル状態になっているため、ノイズ混入の心
配はなくなる。
【0013】そして、アナログ信号処理が完了した後で
あってディジタル信号処理がなされている時に充電を開
始させるようにしたことで、充電と信号処理の一部が並
行して行われるようになり、待ち時間を低減させること
が可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態例を
詳細に説明する。 ディジタルスチルカメラの電気的構成:まず、ここで図
2を参照して本実施の形態例で使用するディジタルスチ
ルカメラの全体構成について説明する。
【0015】図2は本発明の実施の形態のディジタルス
チルカメラの全体の電気的な概略構成を示す機能ブロッ
ク図である。この図2に示す本実施の形態例におけるデ
ィジタルスチルカメラは、CCD等の撮像素子13で光
電変換した画像データをメモリカード64などの記録媒
体に記録するものである。
【0016】すなわち、レンズ11、アイリス絞り1
2、撮像素子13等で構成される撮像光学系10と、フ
ォーカス駆動回路21と絞り駆動回路22とCCD駆動
回路23とからなる撮像処理回路系20と、撮像素子1
3から得られるアナログ画像信号に画像処理を施すプリ
プロセス回路30と、A/D変換器40と、デジタル画
像信号に画像処理を施す信号処理回路50と、メモリコ
ントローラ61とフレームメモリ62と画像蓄積用メモ
リ63とメモリカード64からなるデジタル画像データ
格納回路系60と、メインマイコン71とサブマイコン
72とシリアルポートドライバ73と液晶表示部74と
操作部75とからなる制御通信系70と、充電開始制御
回路80と、ストロボ回路90と、電源供給部100と
電源110から構成されている。以下に各部の概略構成
を説明する。
【0017】このようなディジタルスチルカメラにおい
て、レンズ11、アイリス絞り12等の光学系10を介
して得られた光画像は、CCD等の撮像素子13の受光
面に結像される。また、このとき、このレンズ11及び
アイリス絞り12は、それぞれフォーカス駆動回路21
及び絞り駆動回路22により駆動される。
【0018】ここで、撮像素子13は、請求項にいう撮
像手段に相当するものであり、受光面に結像された光画
像を電荷量に光電変換し、CCD駆動回路23からの転
送パルスによってアナログ画像信号を出力する。
【0019】フォーカス駆動回路21は、例えばステッ
ピングモータにより構成され、メインマイコン71の制
御によってレンズ位置を変化させ、被写体の光学的なピ
ント面を撮像素子13上に適性に合わせるものである。
絞り駆動回路22は、例えばオートアイリス等によって
構成され、メインマイコン71の制御によって光学的に
絞りを変化させる。
【0020】本実施の形態における前処理回路であるプ
リプロセス回路30と信号処理回路50とメインマイコ
ン71による圧縮/記録処理系は、請求項にいう信号処
理手段に相当する。
【0021】撮像素子13から出力されるアナログ画像
信号は、プリプロセス回路30においてCDS(相関二
重サンプリング)処理でノイズが低減され、またAGC
により利得の調整が行われ、ダイナミックレンジ拡大の
ためのニー処理などが行われる。
【0022】そして、アナログ画像信号がA/D変換器
40によってデジタル画像信号に変換された後、信号処
理回路50で輝度処理や色処理が施されてデジタルビデ
オ信号(例えば、輝度信号(Y)と色差信号(Cr,C
b)に変換されて、メモリコントローラ61に出力され
る。
【0023】メモリコントローラ61では、信号処理回
路50から入力されるデジタル画像データをフレームメ
モリ62に蓄積したり、逆にフレームメモリ62の画像
データを信号処理回路50に出力することが可能であ
る。
【0024】そして、この信号処理回路50にはD/A
変換器も内蔵されており、A/D変換器40側から入力
されるカラー化された映像信号や、メモリコントローラ
61から逆に入力される画像データをアナログのビデオ
信号として出力することもできる。
【0025】これらの機能切り替えは、メインマイコン
71とのデータ交換により行なわれ、必要に応じて撮像
素子信号の露出情報やフォーカス信号、白バランス情報
をメインマイコン71へ出力することもできる。
【0026】フレームメモリ62は、少なくとも1画面
以上の画像データを蓄積できる画像メモリであり、例え
ば複数のポートを有する画像メモリ(VRAM)や、一
般のSRAM,DRAM等が使用されるが、ここではC
PUのバスと独立動作可能なVRAMを使用している。
【0027】カードコントローラ(PCMCIAコント
ローラ)63は、PCメモリカード(以下単にメモリカ
ードと略す)等の外部記録媒体とメインマイコン71と
を接続するものであり、フレームメモリ63に記憶され
た画像が、メインマイコン71で画像圧縮処理等を施さ
れた後に、このコントローラ63を介して外部記憶媒体
に記録される。
【0028】このカードコントローラ63を介して接続
される外部の保存用のメモリカードとしては、SRAM
カード,DRAMカード,EEPROMカード等が使用
できる。また、メモリカード以外に、モデムカードやI
SDNカードを利用して公衆回線を介して直接画像デー
タを遠隔地の記憶媒体に転送することも可能である。
【0029】メモリカード64は、フレームメモリ62
に蓄えられた画像に画像圧縮処理等を施して記録する。
メモリカード64としては、SRAMカード,DRAM
カード,EEPROMカード等が使用できる。
【0030】このメインマイコン71は、主として撮
影,記録,再生のシーケンスを制御し、更には必要に応
じて撮影画像の圧縮再生や外部機器とのシリアルポート
伝送を行なう。ここで、画像圧縮としてISOとCCI
TT(当時)で規格化されたJPEG方式、或いはJB
IG方式を使用する。
【0031】サブマイコン72は、カメラ本体の操作ス
イッチや液晶表示等のマンマシン・インタフェースを制
御し、メインマイコン71に必要に応じて情報伝達を行
うものである。ここでは、メインマイコン71との情報
伝達にシリアル入出力端子を使用している。また、時計
機能も組み込まれており、オートデートの制御も行う。
【0032】シリアルポートドライバ73は、ディジタ
ルスチルカメラ本体と外部機器との情報との情報伝送を
行うための信号変換を行う。シリアル伝送手段として
は、RS-232Cや、RS-422A等の各種シリアル通信を行う推
奨規格があるが、ここではRS-232Cを使用している。
【0033】液晶表示部74はサブマイコン72と接続
され、撮影情報等の各種情報を表示する表示手段であ
る。操作部75は各種モード設定スイッチやレリーズス
イッチ等が設けられた操作手段であり、サブマイコン7
2に接続されている。シリアルポート76はシリアルポ
ートドライバ73に接続された外部ポートであり、シリ
アル通信を行う各種の外部機器が(挿抜)される。
【0034】充電開始制御回路80はサブマイコン72
からの充電開始制御信号(CHG−1)とメインマイコ
ン71からのアナログ信号処理が完了したことを示す充
電開始制御信号(CHG−2)を受けて、CHG−1と
CHG−2との論理和(または、これと同等な論理)と
しての充電開始制御信号(CHG)を出力する充電開始
制御手段である。
【0035】ストロボ回路90はキャパシタに蓄えた電
荷により発光部を駆動して被写体を照明する照明手段で
あり、充電開始制御回路80からの充電開始制御信号
(CHG)によりキャパシタへの充電が制御されてい
る。そして、撮影シーケンスを制御するメインマイコン
71から送出されるXTRG信号により発光タイミング
が得られるようになっている。
【0036】ここで、ストロボ回路90の各部構成を図
3を用いて説明する。ストロボ回路90は、昇圧充電回
路Aとフル充電検出回路Bと照明手段を有するトリガ回
路Cと、発光のための電荷を蓄える主キャパシタとから
なる。
【0037】昇圧充電回路Aは、充電タイミングを制御
するものであり、主キャパシタC5を約300Vに充電
するものである。すなわち、図示したように発振トラン
ジスタQ2と発振トランスT1とキャパシタC1とノイ
ズ吸収用キャパシタC3と抵抗R6と整流ダイオードD
1とトランジスタQ1、Q3と抵抗R1〜R6と抵抗R
10とダイオードD5とからなる。
【0038】ここで、発振トランジスタQ2のベース
は、抵抗R4、トランジスタQ3のエミッタ,コレクタ
及び抵抗R10を介して端子VBRより電源100に接
続してある。
【0039】そして、トランジスタQ3のベースには、
トランジスタQ8が接続され、サブマイコンから与えら
れるCHG−1信号に基づき充電のタイミング制御が行
われる。
【0040】フル充電検出回路Bは、主キャパシタC5
が約300Vのフル充電状態にあるか否かを検出する回
路であり、抵抗R7〜R9とトランジスタQ4とツェナ
ーダイオードZD1とキャパシタC4と逆流防止ダイオ
ードD2とからなるものである。
【0041】主キャパシタC5と並列に抵抗R9とツェ
ナーダイオードZD1とキャパシタC4の直列回路を接
続してある。ツェナーダイオードZD1とキャパシタC
4との接続点にトランジスタQ4のベース抵抗R8が接
続されている。
【0042】トランジスタQ4のコレクタはFULL端
子に接続してある。かかるFULL端子はサブマイコン
72の入力端子に接続してある。トランジスタQ4のエ
ミッタは共通電位GNDに接続してある。
【0043】トリガ回路Cは、主キャパシタC5と並列
に接続してあるキセノンランプXeとダイオードD3と
トリガトランジスタQ7のベースにトリガを印加するこ
とにより発光手段であるキセノンランプXeを発光する
ものであり、トリガトランジスタQ7をスイッチングす
る抵抗R11〜R17とトランジスタQ5,Q6とツェ
ナーダイオードZD2とからなるスイッチング回路と、
トリガキャパシタC6,C7とトリガトランスT2と抵
抗R18〜R20とからなる。なお、キセノンランプX
eは請求項にいう照明手段に相当する。
【0044】電源供給部100は、図2に示すディジタ
ルスチルカメラのメインマイコンや信号処理回路、撮像
素子等に必要な5V、3.3V、15V、−9V等を電
源110の電圧VRから生成する、いわゆるDC/DC
コンバータである。すなわち、ストロボ回路90以外の
各回路へ電源供給部100から電源を供給し、ストロボ
回路90へは電源110から電源を供給する。
【0045】尚、この図1で示した構成では、メインマ
イコン71において画像の圧縮と伸張とを行う場合を示
したが、CPUバス上に圧縮/伸張用の専用回線を配置
しても良い。
【0046】<ディジタルスチルカメラの動作>ここ
で、図1のフローチャート及び図4のタイムチャートを
参照して撮影からメモリ記録へのディジタルスチルカメ
ラの一連の動作を説明する。
【0047】まず、図4について概略を説明する。図4
(a)は電源投入の動作タイミングであり、図4(b)
はレリーズスイッチS1(以下、単にS1という)の動
作状態を示したものであり、S1のオン(立ち下がり:
t3)で撮影準備(図4(d)参照)の開始タイミング
を与える。
【0048】図4(c)はレリーズスイッチS2(以
下、単にS2という)の動作状態を示したものであり、
S2のオン(立ち下がり:t4)で画像取り込みの開始
タイミング(図4(e)参照)を与える。
【0049】図4(d)はt3〜t4で動作状態になる撮
影準備期間であり、メインマイコン71が期間t4〜t5
でAE,AF処理を行うことになる。図4(e)は画像
取り込み期間を示したものであり、メインマイコン71
がS2のオンにより設定する画像取り込み期間であり、
かかる画像取り込み期間は時刻t5から垂直同期信号の
周期に相当する1フィールド若しくは1フレームの期間
である。尚、露光期間はその直前のフィールド若しくは
フレーム内のt4〜t5である。
【0050】図4(f)は色信号処理であり、画像取り
込み期間に取り込まれたRGB形式の画像信号をt6〜
t7でYuv形式の画像データに変換する。この図4
(e)の画像取り込みと、図4(f)の色信号処理とが
アナログ信号処理に相当する。
【0051】図4(g)は圧縮/記録タイミングを示し
たものであり、期間t8〜t12がこれら処理を行う期間
である。かかる期間t8〜t12はメモリコントローラ6
1によるフレームメモリ62への処理期間(5〜6ms
ec)とメモリカード64への記録期間(数秒)であ
る。また、この処理がディジタル信号処理に相当する。
【0052】図4(h)はサブマイコン72からのCH
G−1信号であり、図4(i)はメインマイコン71か
らのCHG−2信号である。図4(j)はCHG信号の
状態を示したものであり、このCHG信号は、期間t1
〜t2及び期間t10〜t11でHである。
【0053】このような構成において電源投入直後に、
サブマイコン72からのCHG−1信号がオン(H)と
なり、充電開始制御回路80内の論理和回路(又はこれ
と同等な論理を有する回路)を経由してCHG信号がス
トロボ回路90に供給されて(図4(j):t1〜t
2)、主キャパシタC5への充電が開始される。
【0054】また、このような構成において、S2のオ
ン(t4)で撮影が開始され、アナログ信号処理が行わ
れ(図4(e),(f):t5〜t7)、上記アナログ信
号処理完了後にディジタル信号処理としての圧縮記録
(t8〜)が開始され、このディジタル信号処理中に充
電開始制御回路80内の論理和回路を経由してCHG信
号がストロボ回路90に供給されて(図4(j):t10
〜t11)、主キャパシタC5への充電が開始される。
【0055】このCHG信号は、ストロボ回路90の充
電制御手段(昇圧充電回路A)に相当するトランジスタ
Q8に入力され、充電タイミングの制御を行う。すなわ
ち、CHG−1信号、若しくは、所定時間遅延されたC
HG−2信号に基づいたCHG信号により充電手段への
電源供給の開始を制御し、これに伴い主キャパシタC5
への充電が行われる。
【0056】尚、図4(k)はFull信号の状態を示
したものであり、Full信号のオンで主キャパシタC
5のフル充電状態を検出し、充電を完了する。次に、撮
影からメモリ記録への一連の動作について図4のタイム
チャートを参照して、ストロボ回路90の充電動作を中
心に時系列に説明する。
【0057】時刻t0(図4(a))で電源投入される
ことにより、サブマイコン72は時刻t1からCHG−
1信号をオンする(図4(b))。このCHG−1信号
は論理和回路を介してCHG信号としてストロボ回路9
0に供給される。
【0058】これにより、時刻t1より、図3に示す昇
圧充電回路Aが作動して主キャパシタC5を充電開始す
る。具体的には主キャパシタC5の充電電圧が発光に十
分なレベルに達した時点で、ツェナーダイオードZD1
の導通電流がキャパシタC4を充電する。これによりト
ランジスタQ4のベース電流によりトランジスタQ4の
コレクタ電流が流れる。これによりフル充電検出回路B
からのFull信号がHからLに変化することになる
(図4(k):t2)。
【0059】サブマイコン72は、時刻t2(図4
(k)参照)以後に図4に示すフル充電回路BからのF
ULL信号の状態から主キャパシタC5が十分に充電さ
れたことを検知した後で操作部75のキー入力を受付可
能な状態(撮影可能な)にする。
【0060】サブマイコン72に接続された操作部75
のレリーズスイッチが図4(b)に示すように時刻t3
で半押し(S1オン:図1S1)されると、サブマイコ
ン72はその情報をメインマイコン71に伝える。
【0061】メインマイコン71はS1信号がオンにな
ったことを知ると、図4(d)に示すように時刻t3か
ら撮影準備状態とする(図1S2)。これにより、CC
D画像データを信号処理回路50で基本的な信号処理を
行った上で、輝度データの高周波成分からフォーカス情
報を作成し、低周波成分から露出データを作成してお
く。
【0062】メインマイコン71では、これらのデータ
を信号処理回路50から読み取り、必要に応じて絞り駆
動やフォーカス駆動、さらにはプリプロセスのAGC増
幅器のゲイン制御を行い適正な露出やピントが得られる
まで収れんをさせる。
【0063】サブマイコン72は、操作部75のレリー
ズスイッチが図4(c)に示すように時刻t4で全押し
状態(S2オン)されると、その情報をメインマイコン
71に伝える。
【0064】尚、このレリーズスイッチ全押し状態(S
2オン)が、撮影開始の操作である。また、撮影開始の
操作としては、このレリーズスイッチの全押し以外に
も、リモコンによる同様な操作や、外部接続機器からの
各種データによる操作、セルフタイマの操作なども該当
する。
【0065】すなわち、フル充電検出回路Bから送出さ
れるFull信号のHからLへの変化後に操作部がキー
入力受付け可能状態にある時、図4(b)に示した時刻
t4において撮影開始のためのレリーズボタンを全押し
するとレリーズ信号S2がオンとなる(図1S3)。
【0066】図4(c)はレリーズスイッチS2(以
下、単にS2という)の動作状態を示したものであり、
S2のオン(立ち下がり:t4)で画像取り込みの開始
タイミング(図4(e)参照)を与える。
【0067】すなわち、このS2オンにより、サブマイ
コン72の指示で撮影を実行する(図1S4)。尚、こ
のレリーズ信号S2と垂直同期信号(図示せず)との時
間関係はランダムであるからメインマイコン71が両者
を取り込んで次の1フィールド期間中の適切な時刻から
正のパルス(XTRG)をトランジスタQ5に対して出
力する。
【0068】これにより、トランジスタQ5、トランジ
スタQ6、トリガトランジスタQ7が順次オンする。こ
れによりキセノンランプXeが発光して被写体を照明す
る。尚、1フィールドが16msecであるのに対して
放電時間は約1msecである。
【0069】メインマイコン71は、図4(e)に示す
ように時刻t5で信号処理回路50に画像入力命令を発
行する。これにより、信号処理回路50は、撮像素子1
3、プリプロセス回路30、A/D変換器40を動作さ
せてCCD画像を受け取る。さらにメインマイコン71
はメモリコントローラ61に取り込みの命令を出力す
る。メインコントローラ61で画像の取り込み命令を受
けると、信号処理回路50からの同期信号を検出し、所
定のタイミングで信号処理回路50から色信号処理の結
果出力されるY−Cr−Cb形式などの画像データをフ
レームメモリ62に取り込む(図4(f):t6〜t
7)。
【0070】このようにフレームメモリ62に画像の取
り込みが終了すると、メモリコントローラ61は取り込
みが終了したことを示すステータスを表示する。このス
テータスをメインマイコン71が読み取ることによっ
て、メインマイコン71側でアナログ信号処理(画像取
り込み〜色信号処理)が終了したことを認識する。
【0071】メインマイコン71は、図4(g)に示す
ようにアナログ信号処理が終了した後の時刻t8からデ
ィジタル信号処理としての撮像データの画像圧縮を行
い、カードコントローラ63、外部接続されているメモ
リカード64、あるいはシリアルポート76に接続され
ているパーソナルコンピュータへ画像データを転送す
る。かかる圧縮/記録処理は図4(g)に示すように時
刻t12で終了する。
【0072】そして、時刻t8でディジタル信号処理が
開始した後に(図1S5)、メインマイコン71はCH
G−2信号を出力する(図4(i):t9)。このCH
G−2信号は論理和回路を介してCHG信号としてスト
ロボ回路90に供給され、ストロボ回路90で主キャパ
シタC5への充電が開始される(図1S6)。
【0073】尚、ストロボ充電中はレリーズスイッチの
操作を受付けない状態になっており、ストロボ充電完了
により操作を受付ける状態に戻る(図1S7→S1)。
このように、アナログ信号処理の完了を待ってディジタ
ル信号処理中にCHG信号を生成し、このCHG信号に
従ってストロボの充電を開始するようにする。この構成
とすることで、ノイズの影響を受け易いアナログ信号処
理中にストロボの充電は行われないため、画像にノイズ
が混入することがなくなる。
【0074】また、ノイズの影響を受け難く、ある程度
の時間を要するディジタル信号処理中にストロボ充電が
開始するため、充電と信号処理の一部が並行して行われ
るようになり、次の撮影開始までの待ち時間を最小にす
ることが可能になる。
【0075】
【発明の効果】以上実施の形態例及び実施例と共に詳細
に説明したように、この明細書記載の各発明によれば以
下のような効果が得られる。
【0076】請求項1記載のディジタルスチルカメラ
では、充電開始制御手段が、信号処理手段でのアナログ
信号処理が完了した後であってディジタル信号処理がな
されている時に充電手段に前記キャパシタへの充電を開
始させるように構成したことにより、信号処理手段での
アナログ信号処理とキャパシタへの充電とが時間的に重
なることがなくなるため、ノイズの影響を受けやすいア
ナログ状態での画像へノイズが混入することがなくな
る。
【0077】また、アナログ信号処理が完了した後であ
ってディジタル信号処理がなされている時に充電を開始
させるようにしたことで、画像はノイズの影響を受けに
くいディジタル状態になっているため、ノイズ混入の心
配はなくなる。
【0078】そして、アナログ信号処理が完了した後で
あってディジタル信号処理がなされている時に充電を開
始させるようにしたことで、充電と信号処理の一部が並
行して行われるようになり、待ち時間を低減させること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態例のディジタルスチ
ルカメラの動作を示すフローチャートである。
【図2】本発明の実施の形態例で使用するディジタルス
チルカメラの構成を示す機能ブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態例で使用するディジタルス
チルカメラのストロボ回路の回路構成を示す回路図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施の形態例の動作状態を示す
タイムチャートである。
【符号の説明】
10 光学系 13 撮像素子 11 レンズ 12 アイリス絞り 13 撮像素子 20 撮像処理回路系 21 フォーカス駆動回路 22 絞り駆動回路 23 CCD駆動回路 30 プリプロセス回路 40 A/D変換器 50 信号処理回路 60 デジタル画像データ格納回路系 61 メモリコントローラ 62 フレームメモリ 63 画像蓄積用メモリ 64 メモリカード 70 制御通信系 71 メインマイコン 72 サブマイコン 73 シリアルポートドライバ 74 液晶表示部 75 操作部 80 充電開始制御回路 90 ストロボ回路 100 電源供給部 110 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // G03B 15/00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャパシタに蓄えた電荷により発光部を
    駆動して被写体を照明する照明手段と、前記キャパシタ
    を充電する充電手段と、被写体の像を電気信号に変換す
    る撮像手段と、当該撮像手段からの画像信号に記録のた
    めの処理をする信号処理手段と、当該信号処理手段から
    得られる画像信号を記録媒体に記録する記録手段と、前
    記充電手段の充電開始を制御する充電開始制御手段とを
    備え、 前記充電開始制御手段は、前記信号処理手段でのアナロ
    グ信号処理が完了した後であってディジタル信号処理が
    なされている時に前記充電手段に前記キャパシタへの充
    電を開始させることを特徴とするディジタルスチルカメ
    ラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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