JPH10210293A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH10210293A
JPH10210293A JP9008383A JP838397A JPH10210293A JP H10210293 A JPH10210293 A JP H10210293A JP 9008383 A JP9008383 A JP 9008383A JP 838397 A JP838397 A JP 838397A JP H10210293 A JPH10210293 A JP H10210293A
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JP
Japan
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average value
image data
image
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JP9008383A
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English (en)
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Kazutomi Sakatani
一臣 坂谷
Shoji Imaizumi
祥二 今泉
Junji Nishigaki
順二 西垣
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、かつ迅速に多値画像データの
2値化を実行する画像処理装置を提供する。 【解決手段】 本発明の画像処理装置は、画像データを
所定の画素マトリクスよりなるブロックに分割し、各ブ
ロック毎の画像データを、階調幅指数,平均値情報,符
号データに変換する圧縮符号化手段と、各ブロック毎の
階調幅指数,平均値情報,符号データを記憶する手段
と、記憶された階調幅指数の値に基づいて、ベタ画像に
属するブロックを検出する手段と、ベタ画像に属するブ
ロックの階調幅指数,平均値情報,符号データを、平均
値情報の値に基づいて特定される濃度レベルを表す所定
の2値画像データを圧縮符号化手段により変換すること
で得られる階調幅指数,平均値情報,符号データに書き
換える手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル複写機
等の画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル複写機等の電子写真方式を採
用する画像処理装置において、中間調画像を読み取って
得られる多値画像データを2値画像データに変換し、こ
の2値画像データに基づいて、用紙上に画像を形成する
ものが知られている。また、転送先のプリンタが白黒プ
リンタである場合に、多値画像データを2値画像データ
に変換して出力する画像処理装置も知られている。多値
画像データを2値化する画像処理技術としては、原稿の
多値画像データを読み取ると同時に、画像データのサン
プリングを行い、高速演算を実行してリアルタイムでデ
ィザパターン化や誤差拡散処理を行う技術や、読み取っ
た原稿の全ての多値画像データを一旦メモリに記憶し、
メモリに書き込まれた全ての多値画像データから特徴量
を抽出して2値化を行う技術等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】原稿の多値画像データ
の読み取りを行うと同時に、読み取った多値画像データ
のサンプリングを行い、高速演算を実行してリアルタイ
ムでディザパターン化等の2値化処理を実行するタイプ
の画像処理装置では、その演算処理速度の都合上、サン
プリングすることのできる画像データの数に限界があ
る。また、処理の高速化には、専用のハードウェア回路
が別途必要になり、製造コストが高い。また、読み取っ
た原稿の全ての多値画像データを一旦メモリに記憶した
後に2値化処理を実行するタイプの画像処理装置では、
大容量のメモリを必要とする。また、一度に多量のデー
タを処理する必要上、多くの演算時間を要するといった
問題があった。
【0004】本発明の目的は、より簡単な構成で、かつ
迅速に多値画像データの2値化を実行する画像処理装置
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の画像処理装置で
は、画像データを所定の画素マトリクスで構成されるブ
ロックに分割し、各ブロックの画像データを、ブロック
を構成する各画素データの差に基づいて特定される階調
幅指数、上記各画素データの平均値に基づいて特定され
る平均値情報、及び、上記各画素データに基づいて特定
される符号データに変換する圧縮符号化手段と、圧縮符
号化手段による変換により求められる各ブロック毎の階
調幅指数、平均値情報、及び、符号データを記憶する記
憶手段と、記憶手段により記憶された階調幅指数の値に
基づいて、ベタ画像に属するブロックを検出する検出手
段と、検出手段により検出されたベタ画像に属するブロ
ックの記憶手段に記憶されている階調幅指数、平均値情
報、及び、符号データを、平均値情報の値に基づいて特
定される濃度レベルを表す所定の2値画像データの階調
幅指数、平均値情報、及び、符号データに書き換えるデ
ータ書換手段とを備える。データ書き換え手段により書
き換えられたデータを復号化すれば、べた画像に関して
2値化処理の施された画像データを得ることができる。
このように、圧縮符号化手段により変換された後のデー
タに基づいてべた画像の2値化処理を実行するため、画
像データをそのまま用いて2値化処理を行う場合に比べ
て処理で用いるデータの量は少なくなる。これに伴って
2値化処理に要するメモリ容量の削減、及び、処理時間
の短縮が図られる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の実施形態を説明する。本発明の画像処理装置の実施
形態例であるディジタル複写機では、読み取った原稿の
画像データをブロックトランケーション符号化(以下、
GBTCという)方式により符号化し、当該符号化によ
り得られる特徴量である階調幅指数LD及び平均値情報
LAの値に基づいて、ベタ画像領域の画像データの2値
化処理(ディザパターン化)を実行する。以下、GBT
C方式における符号化処理についての説明を行った後
に、ディジタル複写機の説明を行う。GBTC方式によ
る符号化処理では、原稿の画像データを所定の画素マト
リクスのブロック毎に分割する。そして、各ブロック毎
に、ブロック内のデータより定められるパラメータP1
以下のデータの平均値Q1及びパラメータP2(但し、
P1<P2の関係を満たす。)以上の値のデータの平均
値Q4の和を2等分して求められる平均値情報LAと、
上記平均値Q4と平均値Q1の差である階調幅指数LD
とに基づいて、ブロック内の各画素のデータを、当該ブ
ロック内の階調分布の範囲内において前記データよりも
少ない階調レベルに量子化して得られる符号データφij
に圧縮符号化する。図1は、本実施形態のディジタルカ
ラー複写機の符号化/復号化処理部405(図4を参
照)において実行するGBTC方式の符号化処理の流れ
を示す図である。GBTC方式では、図1の(a)に示
すように、原稿画像の画像データを4×4画素ブロック
単位で抽出する。抽出した4×4画素ブロック内の画像
データは、以下に図2を用いて説明する方式で符号化処
理を行い、各画素につき1バイト(=8ビット)のデー
タ×16画素分の画像データ(16バイト、即ち128
ビット)を、図1の(b)に示すように、1バイトの階
調幅指数LD、同じく1バイトの平均値情報LA、及
び、各画素のデータを4段階に分類して割り当てられる
2ビット符号データφij×16画素分の合計6バイト
(=48ビット)のデータに符号化する。これにより、
データ量を3/8に圧縮する。図1の(c)は、符号デ
ータの量が、符号化前の画像データ6画素分に相当する
ことを表す図である。符号データの復号化は、階調幅指
数LD及び平均値情報LAに基づいて各2ビットの符号
データφijに対応する1バイトの画像データを設定する
ことで実行される。なお、本複写機では、原稿の画像デ
ータを4×4画素ブロック単位で抽出するが、これに限
定されず、3×3画素ブロックや、6×6画素ブロック
単位で抽出するものであってもよい。また、ブロック内
の各画素の256階調データを4階調の符号データφij
に符号化するが、これに限定されず、8階調等の符号デ
ータに符号化するものであってもよい。本複写機は、G
BTC方式による符号化処理の結果、ブロックを構成す
る各画素データの差に基づいて特定される階調幅指数L
Dに基づいてべた画像を検出し、これを面積階調方式で
階調表現される2値画像に変換することを特徴とし、上
記ブロックのサイズや符号データの階調数は、当該2値
化処理に関係しないからである。
【0007】図2は、GBTC方式の符号化処理及び復
号化処理を示す図である。4×4画素ブロック単位で抽
出した画像データから、符号化に必要な所定の特徴量を
求める。特徴量は、以下の演算により求められる。図2
において(a)は、最大値Lmax,最小値Lminと、パラ
メータP1,P2と、階調幅指数LDとの関係を示す。
先ず、4×4画素ブロック内の各8ビットの画像データ
の最大値Lmaxと、最小値Lminを検出する。次に、最小
値Lminの値に最大値Lmax及び最小値Lminの差の1/
4を加算したパラメータP1と、最小値Lminの値に上
記差の3/4を加算したパラメータP2とを求める。な
お、パラメータP1及びP2は、次の式(1)及び式
(2)の演算により求められる。
【数1】 P1=(Lmax+3Lmin)/4 …… (1)
【数2】 P2=(3Lmax+Lmin)/4 …… (2) 次に、各画素の画像データの内、パラメータP1以下の
画素の画像データの平均値Q1を求める。また、各画素
の画像データの内、パラメータP2以上の画素の画像デ
ータの平均値Q4を求める。求めた平均値Q1及びQ4
に基づいて、平均値情報LA=(Q1+Q4)/2と、
階調幅指数LD=Q4−Q1を求める。次に、式(3)
及び式(4)の演算を行い、各画素の1バイト(8ビッ
ト)、即ち256階調の画像データを2ビット、即ち4
階調の符号データφijに符号化する際に用いる基準値L
1,L2を定める。
【数3】L1=LA−LD/4 …… (3)
【数4】L2=LA+LD/4 …… (4)
【0008】図2の(b)は、4×4画素ブロック内に
おいて、第i列目(但し、i=1,2,3,4である。
以下同じ)、及び第j行目(但し、j=1,2,3,4
である。以下同じ)にある画素Xijのデータ値に応じて
割り当てる符号データφijの値を示す図である。より詳
細には、画素Xijの値に応じて、次の表1に示す値の2
ビットの符号データφijを割り当てる。
【表1】 こうして、GBTC方式で符号化されたデータが得られ
る。このデータは、16画素分の符号データφij(16
×2ビット)と、各1バイト(8ビット)の階調幅指数
LD及び平均値情報LAから構成される。図2において
(c)は、復号化処理により得られるデータを示す。G
BTC方式で符号化されたデータを復号化する際には、
階調幅指数LDと平均値情報LAを用いる。具体的に
は、階調幅指数LD及び平均値情報LAの値と、第i列
の第j行目にある画素Xijに割り当てられた符号データ
φijの値に応じて、Xijのデータを表2に示す値の25
6階調データに置き換える。
【表2】 GBTC方式では、パラメータQ1及びQ4が符号化さ
れたデータに含まれる階調幅指数LD及び平均値LAと
から完全に復元される。このため、黒色部分がパラメー
タP1以下であり、白色部分がパラメータP2以上であ
るようなディザパターンなどの2値画像においては、符
号化されたデータより、これを完全に再現することがで
きる。なお、符号化処理及び復号化処理は、上記アルゴ
リズムに従うソフトウェアによっても実行できるが、本
複写機ではハードウェア回路を採用する。
【0009】図3は、本実施形態のディジタルカラー複
写機の構成断面図である。ディジタルフルカラー複写機
は、原稿のRGB画像データを読み取る画像読取部10
0と、複写部200とに大きく分けられる。画像読取部
100において、原稿台ガラス107上に載置された原
稿は、露光ランプ101により照射される。原稿の反射
光は、3枚のミラー103a,103b,103cによ
りレンズ104に導かれ、リニアCCDセンサ105で
結像する。露光ランプ101及びミラー103aは、ス
キャナモータ102により矢印方向(副走査方向)に設
定倍率に応じた速度Vで移動する。これにより、原稿台
ガラス上に載置された原稿が全面にわたって走査され
る。また、ミラー103b,103cは、露光ランプ1
01とミラー103aの矢印方向への移動に伴い、V/
2の速度で、同じく矢印方向(副走査方向)に移動す
る。CCDセンサ105により得られるR,G,Bの3色
の多値電気信号は、読取信号処理部106により、8ビ
ットの階調データに変換された後に、外部入出力ポート
108及び複写部200に出力される。複写部200に
おいて、プリンタ露光部202は、補正後の画像データ
からレーザダイオード駆動信号を生成し、この駆動信号
により半導体レーザを発光させる。階調データに対応し
てプリンタ露光部202から発生されるレーザビーム
は、反射鏡203を介して回転駆動される感光体ドラム
204を露光する。感光体ドラム204は、1複写毎に
露光を受ける前にイレーサランプ211で照射され、帯
電チャージャ205により一様に帯電されている。この
状態で露光を受けると、感光体ドラム204上に原稿の
静電潜像が形成される。シアン、マゼンタ、イエロー、
ブラックのトナー現像器206a〜206dのうち、ま
ず、シアンのトナー現像器206aが選択され、感光体
ドラム204上の静電潜像を現像する。給紙カセット2
12より適当なサイズの用紙が搬送され、吸着チャージ
ャ219の働きにより転写ドラム218に静電吸着され
る。感光体ドラム204上に現像されたシアンのトナー
像は、転写前イレーサ208により余分な電荷が除去さ
れた後、転写チャージャ209により転写ドラム218
上に巻き付けられた複写紙に転写される。シアンに続い
て、マゼンタ、イエロー、ブラックのトナー現像器が順
に選択され、感光体ドラム204の帯電、露光、及び、
トナー現像が行われる。感光体ドラム204上に現像さ
れた各色のトナー像は、上記転写ドラム218上に巻き
付けられた複写紙上に順に重ねて転写される。4色分の
トナー像が転写された複写紙は、転写ドラム218の表
面が分離除電チャージャ221により除電されること
で、その表面より分離し、定着装置223を通って定着
された後にトレイ224に排出される。
【0010】図4は、読取信号処理部106の各処理ブ
ロックを示す図である。各処理ブロックは、CPU40
7により制御される。CPU407には、制御プログラ
ム及び各種テーブルを格納するROM408、及び、ワ
ーキングエリアとして使用されるRAM409が接続さ
れている。CCDセンサ105は、読み取ったアナログ
の画像データをA/D変換してディジタル化し、所定の
シェーディング補正を行った後に出力する。色補正処理
部401は、R,G,Bの各画像データをNTSC規格
やハイビジョン規格などで規格されている標準RGB画
像データOR,OG,OBに補正し、これを出力する。
色補正処理部401で補正されたOR,OG,OBの各
画像データは、原稿の反射率データである。反射/濃度
変換処理部402は、入力されるOR,OG,OBの各
画像データに所定の変換処理を施して濃度データDR,
DG,DBとし、これを出力する。マスキング処理部4
03は、濃度データDR,DG,DBをフルカラー複写
機のトナー色であるシアン、マゼンタ、イエロー、ブラ
ックの各色の階調データC,M,Y,Kに変換して、こ
れを出力する。マスキング処理部403から出力される
C,M,Y,Kの階調データは、符号化/復号化処理部
404において、GBTC方式による符号化処理により
符号データに変換された後に、圧縮画像メモリ406に
書き込まれる。後に詳しく説明するが、CPU407
は、圧縮画像メモリ406に書き込まれた各ブロック毎
の階調幅指数LDの値に基づいてベタ画像領域に属する
ブロックを検出する。そして、検出したブロックの階調
幅指数LD、平均値情報LA、符号データφijを、平均
値情報LAの値に基づいて特定されるディザパターンの
2値画像データをGBTC方式による符号化処理により
得られる階調幅指数LD、平均値情報LA、符号データ
φijに書き換える。以上の手順で、用紙上に形成される
画像のベタ部分の2値化処理(ディザパターン化)を行
う。上記CPU407における2値化処理の終了後、圧
縮画像メモリ406に書き込まれた階調幅指数LD、平
均値情報LA、符号データφijは、必要に応じて読み出
され、復号化された後に、γ補正処理部405に出力さ
れる。γ補正処理部405では、入力される原稿の画像
データC1,M1,Y1,K1に対して複写紙上に形成
される濃度がリニアに再現されるように階調補正処理を
実行する。プリンタ露光部202では、γ補正処理部4
05において所定の階調補正処理の施された画像データ
C2,M2,Y2,K2に基づいて、半導体レーザの駆
動信号を生成し、これを出力する。
【0011】図5は、電源が投入されてから実行される
画像形成処理のフローチャートである。まず、複写機本
体を制御するのに用いる内部変数などの初期化や各エレ
メントの初期化を行う(ステップS1)。複写機の上面
部に設けられる操作パネル(図示せず)からのキー入力
に応じたコピーモードの設定を行う(ステップS2)。
設定されたコピーモードの内容に従って、画像読み取り
のためのシェーディング補正や、画像形成のための各エ
レメントの準備等の前処理を行う(ステップS3)。設
定されたコピーモードに基づき、スキャナや画像処理回
路を制御する画像読み取り処理を行う(ステップS
4)。読み取った原稿の画像データに対してGBTC方
式による符号化処理を実行し、符号化後のデータを圧縮
画像メモリ406に書き込む(ステップS5)。ここで
いう符号化処理は、符号化そのものをソフトウェア処理
によって行うものではなく、圧縮の条件を定めたり、圧
縮後のデータに何らかの処理を施すことを意味し、GB
TC方式による符号化処理自体は、ハード回路によって
実現する。この後、GBTC方式による符号化処理によ
り得られる階調幅指数LDの値より、ベタ画像に属する
ブロックを検出し、検出されたブロックのべた画像を対
応する濃度レベルのディザパターンに置き換えるディザ
パターン化処理を実行する(ステップS6)。なお、デ
ィザパターン化処理については後に説明する。このディ
ザパターン化処理の後、圧縮画像メモリ606より符号
データを読み出し、復号化処理を行い画像データに戻す
(ステップS7)。復号化された画像データに基づいて
感光体ドラム204の帯電、露光、及び、トナー現像、
そして、複写紙への感光体ドラム204上に現像された
トナー像の転写、及び、定着処理等の一連の画像形成処
理(コピージョブ)を実行する(ステップS8)。この
画像形成処理により、複写紙上には、べた画像部分につ
いて2値化処理の施された画像が形成される。画像形成
処理の終了後、作像処理後の感光体ドラム204上に残
留するトナーの清掃等、直接作像処理には関係しない
が、装置のコンディションを維持するために必要な処理
を行う(ステップS9)。最後に、上記制御とは直接関
係しないが、定着装置223の温度制御や外部出力ポー
ト108における通信制御等を行った後に(ステップS
10)、上記ステップS1に戻る。
【0012】ディザパターン化処理(図5、ステップS
6)において、CPU407は、まず、画像データをG
BTC方式による符号化を行うことで各ブロック毎に得
られる階調幅指数LDに基づいて、ベタ画像に属するブ
ロックを検出する。そして、検出したブロックの階調幅
指数LD、平均値情報LA、及び、符号データφijを、
平均値情報LAの値に基づいて特定される濃度レベルに
対応するディザパターンの2値画像データを符号化して
得られる階調幅指数LD、平均値情報LA、及び、符号
データφijに書き換えて、べた画像の2値化(ディザパ
ターン化)を行う。次の表3は、ベタ画像の平均値情報
LAの値に基づいて特定されるディザパターンPTn
(但し、0≦n≦8)と、各ディザパターンの2値画像
データをGBTC方式によって符号化した場合の階調幅
指数LD、平均値情報LA、符号データφijを示す。
【表3】 このように、GBTC方式による符号化処理の施された
データに基づいて2値化処理を行うため、当該処理に要
するメモリ(圧縮画像メモリ406)の容量は、全画像
データを記憶する場合に比べて3/8で済む。また、2
値化処理に用いるデータの量が少ないため、特別なハー
ド回路を使用せずソフトウェア処理でも短時間で終了す
ることができる。図6は、ディザパターン化処理のフロ
ーチャートである。階調幅指数LDの値が基準値である
5以下の場合(ステップS20でYES)、当該ブロッ
クはベタ画像に属すると判断する。上記基準値として用
いる値は、実際のシュミレーションによって決定される
値である。平均値情報LAの値が15未満の場合には
(ステップS21でYES)、当該ブロックの階調幅指
数LD、平均値情報LA、符号データφijを、ディザパ
ターンPT0の2値画像データを符号化した場合の階調
幅指数LD、平均値情報LA、符号データφijに書き換
える(ステップS22)。以下、同様に、平均値情報L
Aの値が15以上、47未満の場合には(ステップS2
3でYES)、当該ブロックの階調幅指数LD、平均値
情報LA、符号データφijを、ディザパターンPT1の
2値画像データを符号化した場合の階調幅指数LD、平
均値情報LA、符号データφijに書き換える(ステップ
S24)。平均値情報LAの値が47以上、79未満の
場合には(ステップS25でYES)、当該ブロックの
階調幅指数LD、平均値情報LA、符号データφijを、
ディザパターンPT2の2値画像データを符号化した場
合の階調幅指数LD、平均値情報LA、符号データφij
に書き換える(ステップS26)。平均値情報LAの値
が79以上、111未満の場合には(ステップS27で
YES)、当該ブロックの階調幅指数LD、平均値情報
LA、符号データφijを、ディザパターンPT3の2値
画像データを符号化した場合の階調幅指数LD、平均値
情報LA、符号データφijに書き換える(ステップS2
8)。平均値情報LAの値が111以上、143未満の
場合には(ステップS29でYES)、当該ブロックの
階調幅指数LD、平均値情報LA、符号データφijをデ
ィザパターンPT4の2値画像データを符号化した場合
の階調幅指数LD、平均値情報LA、符号データφij
書き換える(ステップS30)。平均値情報LAの値が
143以上、175未満の場合には(ステップS31で
YES)、当該ブロックの階調幅指数LD、平均値情報
LA、符号データφijをディザパターンPT5の2値画
像データを符号化した場合の階調幅指数LD、平均値情
報LA、符号データφijに書き換える(ステップS3
2)。平均値情報LAの値が175以上、207未満の
場合には(ステップS33でYES)、当該ブロックの
階調幅指数LD、平均値情報LA、符号データφijをデ
ィザパターンPT6の2値画像データを符号化した場合
の階調幅指数LD、平均値情報LA、符号データφij
書き換える(ステップS34)。平均値情報LAの値が
207以上、239未満の場合には(ステップS35で
YES)、当該ブロックの階調幅指数LD、平均値情報
LA、符号データφijをディザパターンPT7の2値画
像データを符号化した場合の階調幅指数LD、平均値情
報LA、符号データφijに書き換える(ステップS3
6)。平均値情報LAの値が239以上の場合(ステッ
プS35でNO)、当該ブロックの階調幅指数LD、平
均値情報LA、符号データφijをディザパターンPT8
の2値画像データを符号化した場合の階調幅指数LD、
平均値情報LA、符号データφijに書き換える。
【0013】上記の例では、平均値情報LAの値に基づ
いて、8+1階調のディザパターンでベタ画像の濃度レ
ベルを表現するが、16+1階調のディザパターンを採
用しても良いし、その他の面積階調方式を採用しても良
い。本発明に係る画像処理装置では、画像データの符号
化処理に伴い、各画素データの差に基づいて特定される
階調幅指数の値に基づいてべた画像領域を検出し、検出
したべた画像領域の符号データを、べた画像領域の画像
データの平均値に基づいて特定される平均値情報の値に
応じた濃度レベルを表すディザパターン等の符号データ
に書き換えることを特徴とするからである。
【0014】
【発明の効果】本発明の画像処理装置では、圧縮符号化
手段により符号化されたデータより、ベタ画像領域の2
値化処理を行う。これにより、画像データ全てを納める
だけの大容量のメモリが不要になる。また、圧縮後のデ
ータを用いて2値化処理を行うため、演算を行うデータ
の数が減少し、短時間で処理を終了することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 GBTC方式の符号化処理の流れを示す図で
ある。
【図2】 GBTC方式の符号化処理及び復号化処理を
示す図である。
【図3】 実施形態例のディジタルカラー複写機の構成
断面図である。
【図4】 読取信号処理部の各処理ブロックを示す図で
ある。
【図5】 電源が投入されてから実行される画像形成処
理のフローチャートである。
【図6】 ディザパターン化処理のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
100…画像読取部 105…CCDセンサ 200…複写部 202…プリンタ露光部 401…色補正処理部 402…反射/濃度変換処理部 403…マスキング処理部 404…符号化/復号化処理部 405…γ補正処理部 406…圧縮画像メモリ 407…CPU 408…ROM 409…RAM

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを所定の画素マトリクスで構
    成されるブロックに分割し、各ブロックの画像データ
    を、ブロックを構成する各画素データの差に基づいて特
    定される階調幅指数、上記各画素データの平均値に基づ
    いて特定される平均値情報、及び、上記各画素データに
    基づいて特定される符号データに変換する圧縮符号化手
    段と、 圧縮符号化手段による変換により求められる各ブロック
    毎の階調幅指数、平均値情報、及び、符号データを記憶
    する記憶手段と、 記憶手段により記憶された階調幅指数の値に基づいて、
    ベタ画像に属するブロックを検出する検出手段と、 検出手段により検出されたベタ画像に属するブロックの
    記憶手段に記憶されている階調幅指数、平均値情報、及
    び、符号データを、平均値情報の値に基づいて特定され
    る濃度レベルを表す所定の2値画像データの階調幅指
    数、平均値情報、及び、符号データに書き換えるデータ
    書換手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
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