JPH10210166A - 音声ファイル転送電話機 - Google Patents

音声ファイル転送電話機

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JPH10210166A
JPH10210166A JP1421797A JP1421797A JPH10210166A JP H10210166 A JPH10210166 A JP H10210166A JP 1421797 A JP1421797 A JP 1421797A JP 1421797 A JP1421797 A JP 1421797A JP H10210166 A JPH10210166 A JP H10210166A
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JP
Japan
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signal
voice
audio
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compressed file
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Application number
JP1421797A
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English (en)
Inventor
Tsukasa Adachi
司 足立
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH10210166A publication Critical patent/JPH10210166A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ISDN回線用電話機において、通信相手に伝
えたい音声メッセージをデータ圧縮し音声圧縮ファイル
として転送することにより、余計な通信コストが掛かる
ことを防ぐ。 【解決手段】相手に伝えたい音声送信メッセージである
アナログ信号を音声コーデック部16で音声信号に変換
し、データ圧縮・伸長部14でデータ圧縮し、データ圧
縮された音声信号を一旦音声送信圧縮ファイルとしてメ
モリ15に蓄える。その後、通常のISDNでの通話の
呼接続が行われたのち、受信先が音声圧縮ファイルを伸
長する機能を有しているかどうか信号判断部13で判断
し、その機能を有しているならば、一旦蓄えられた音声
送信圧縮ファイルをそのまま音声送出メッセージとして
ISDN回線インタフェース部12を介し送信すること
により、送信時の通信コストを削減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ISDN回線用電
話機に関し、特に音声信号をデータ圧縮し音声圧縮ファ
イルとして転送する音声圧縮ファイル電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ISDN回線用電話機として留守
番電話機能を備えたものがある。従来の電話機は発信先
から通信相手の不在時にメッセージを伝える場合、まず
通信相手に電話を掛け、着信先が自動着信しメッセージ
の録音が始まってから発信者が直接メッセージを吹き込
み、話し終わったところで電話を切るのが一般的であ
る。
【0003】このような電話機は、メモリの有効利用と
いう観点で、受信時に受けたメッセージを録音するのに
データ圧縮してメモリに蓄えていた(特開平6−303
309号公報参照)。また、伝言メッセージシステムと
してデータサーバ装置を電話機とは別々に設け、データ
サーバ装置に一旦メッセージを蓄えるようなシステムも
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通信相
手に電話を掛け、着信先が自動着信しメッセージの録音
が始まってから発信者が直接メッセージを吹き込み話し
終わったところで電話を切るような電話機では、伝えた
いメッセージを全て確実に吹き込むにはかなりの時間を
要していた。
【0005】またデータサーバ装置を電話機とは別々に
設けるようなシステムでは、システムを構築するのにか
なりのコストが掛かるという問題点があった。
【0006】本発明の第1の目的は、相手に伝えたいメ
ッセージをデータ圧縮し音声圧縮ファイルとして転送す
ることにより、通信コストを削減する音声ファイル転送
電話機を提供することにある。
【0007】本発明の第2の目的は、相手からデータ圧
縮されたメッセージを受信して蓄積することにより、通
信コストを削減するとともに、圧縮されていない通常の
メッセージも受信しデータ圧縮して蓄積できる音声ファ
イル転送電話機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による音声ファイ
ル転送電話機は、音声ファイル転送モードを設定するモ
ード設定手段(図1の11)と、集音手段で集音した音
声メッセージのアナログ信号をディジタル音声信号に変
換する音声コーデック(図1の16)と、ディジタル音
声信号をデータ圧縮し音声送信圧縮ファイルを発生、ま
たは音声送信圧縮ファイルを伸長しディジタル音声信号
に変換する圧縮・伸長手段(図1の14)と、音声送信
圧縮ファイルを蓄積する蓄積手段(図1の15)と、I
SDN回線網との呼接続を行うインタフェース手段(図
1の12)と、音声ファイル転送モードに設定されてい
るとき、ISDN回線網との呼接続が行われると、イン
タフェース手段を経由して受信され音声送信圧縮ファイ
ルを伸長する機能を有することを示す判断信号を検出す
る信号検出手段(図1の13)と、信号検出手段でその
判断信号を検出したとき蓄積手段に蓄積された前記音声
送信圧縮ファイルをインタフェース手段から音声送信メ
ッセージとして送信するよう制御する制御手段(図1の
10)とを含む。これにより本発明の第1の目的が達成
される。
【0009】さらに、本発明では、制御手段は、信号検
出手段が前記判断信号を検出しないとき、蓄積手段に蓄
積された音声送信圧縮ファイルを圧縮・伸長手段でデー
タ伸長させ、ディジタル音声信号をインタフェース手段
から音声送信メッセージとして送信するよう制御するこ
とを特徴とする。
【0010】モード設定手段は、音声ファイル転送モー
ドの他に通話モードを設定し、制御手段は、その通話モ
ードのとき通常のISDN通話を実行するようにしても
よい。
【0011】信号検出手段は、ISDN回線網のDチャ
ンネルまたはBチャンネルの信号から前記判断信号を検
出する。
【0012】本発明による別の音声ファイル転送電話機
は、音声ファイル転送モードを設定するモード設定手段
(図1の11)と、ディジタル音声信号をデータ圧縮し
音声送信圧縮ファイルを発生、または音声送信圧縮ファ
イルを伸長し前記ディジタル音声信号に変換する圧縮・
伸長手段(図1の14)と、音声圧縮ファイルを蓄積す
る蓄積手段(図1の15)と、ISDN回線網との呼接
続を行うインタフェース手段(図1の12)と、音声フ
ァイル転送モードに設定されているとき、ISDN回線
網から受信を受け呼接続が行われると、音声受信圧縮フ
ァイルを伸長する機能を有することを示す判断信号をイ
ンタフェース手段を経由して前記ISDN回線網に送信
する手段(図1の12)と、その判断信号の送信後、前
記インタフェース手段を経由して受信された信号により
音声受信圧縮ファイルを受信するのか音声受信圧縮ファ
イルでない音声信号を受信するのかを判定する判定手段
(図1の13′)と、判定手段で音声受信圧縮ファイル
を受信すると判定したとき、音声受信圧縮ファイルを前
記蓄積手段に蓄積させ、音声受信圧縮ファイルでない音
声信号を受信すると判定したとき、その音声信号を圧縮
・伸長手段により音声送信圧縮ファイルに圧縮させてか
ら蓄積手段に蓄積させるよう制御する制御手段(図1の
10)とを含む。これにより本発明の第2の目的が達成
される。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の音声ファイル転送電話機の
実施の形態を示すブロック図である。図において、主制
御部10は音声ファイル転送電話機全体を制御する。モ
ード切替部11は、主制御部10により制御され通話モ
ードと音声ファイル転送モードの2つのモードを設定し
それらモードの切り替えを指示する。音声ファイル転送
モードでは、録音機能が実行され、マイク18からの音
声メッセージが呼接続前にメモリ15に録音される。ま
た呼接続後には、相手側からの通話音声のデータがメモ
リ部15に録音される。一方、通話モードでは、ISD
N回線網を経由しての通常の通話が実行される。
【0015】ISDN回線インタフェース部12は、I
SDN回線網に接続される。ISDN回線網において2
B+Dの通信を行う場合、ISDN回線インタフェース
部12を通してDチャンネルを使って相手先との通信路
設定(呼接続)のための制御を実行し、Bチャンネルを
使って64kbpsのデータのやり取りを実行する。2
B+Dの通信に限らず、23B+Dで高速通信してもよ
い。受信したDチャンネルの信号は、主制御部10およ
び信号判断部13に出力される。
【0016】また、ISDN回線インタフェース部12
は、Bチャンネルの送信データをデータ圧縮・伸長部1
4から受信し、またBチャンネルで相手側から受信した
データをデータ圧縮・伸長部14に出力する。Bチャン
ネルのデータの一部は、データ識別のためにデータ判定
部13′に出力される。
【0017】データ圧縮・伸長部14は、音声ファイル
転送モード時、音声コーデック部16からの音声信号を
データ圧縮し、音声送信圧縮ファイルとしてメモリ15
に蓄積する。メモリ15の音声送信圧縮ファイルは、呼
接続後に、ISDNインタフェース部12に送信メッセ
ージとして出力される。
【0018】また、音声ファイル転送モード時、データ
圧縮・伸長部14は、呼接続後に相手側から受信したB
チャンネルの音声受信信号(データ圧縮していない信
号)を伸長処理し、メモリ部15に録音のため蓄積す
る。なお、メモリ15は、音声ファイル転送モード時
に、相手側からBチャンネルの音声受信圧縮ファイルを
受信したときにそのファイルをそのまま蓄積する。
【0019】録音再生時には、データ圧縮・伸長部14
は、メモリ部15に録音された音声受信圧縮ファイルを
伸長し、音声コーデック部16に出力する。一方、音声
受信圧縮ファイルでない音声受信信号は、伸長処理され
ずにデータ圧縮・伸長部14を経由する。
【0020】音声コーデック部16は、マイク部18で
集音した音声送信メッセージであるアナログ信号をディ
ジタルの音声信号に変換してデータ圧縮・伸長部14に
出力し、また、データ圧縮・伸長部14からのディジタ
ルの音声受信信号をアナログ信号に逆変換し、スピーカ
部17に出力する。
【0021】送信時、モード切替部11で音声ファイル
転送モードが設定されたとき、ISDN回線インタフェ
ース部12でISDNでの通話の呼接続が行われ、信号
判断部13は、相手側から送られてくる音声圧縮ファイ
ルを伸長する機能を有していることを示す判断信号をD
チャンネルから検出する。この判断信号が検出されたと
き、主制御部10は、メモリ15に録音された音声送信
圧縮ファイルをBチャンネルの音声送信メッセージとし
てISDN回線インタフェース部12に出力する。一
方、判断信号が検出されないとき、主制御部10は、デ
ータ圧縮・伸長部14を制御しメモリ15に録音された
音声送信圧縮ファイルを伸長させ、音声送信信号をBチ
ャンネルの音声送信メッセージとしてISDN回線イン
タフェース部12に出力する。
【0022】受信時、モード切替部11で音声ファイル
転送モードが設定されたとき、ISDN回線インタフェ
ース部12でISDNによる通話の呼接続が行われる。
また音声圧縮ファイルを伸長する機能を有していること
を示す判断信号を主制御部10の制御によりDチャンネ
ルでISDN回線インタフェース部12からISDN回
線網に出力する。その判断信号送信後、通話を開始し、
ISDN回線網から到来するBチャンネルのディジタル
信号をISDN回線インタフェース部12が受信する
と、データ判定部13′は、そのディジタル信号が音声
受信圧縮ファイルであるのか音声受信信号であるのかを
判定し、その結果を主制御部10に出力する。
【0023】判定の結果、音声受信圧縮ファイルである
場合、主制御部10は、メモリ15を制御しISDN回
線インタフェース部12からの音声受信圧縮ファイルを
そのままメモリ15に録音のために蓄積する。音声受信
信号である場合、主制御部10は、メモリ15とデータ
圧縮・伸長部14を制御し、音声受信信号をデータ圧縮
し音声受信圧縮ファイルに変換してメモリ15に録音の
ために蓄積する。
【0024】次に、本発明の実施の形態の動作について
図1、図2、図3、図4を参照して詳細に説明する。
【0025】図2は図1の音声ファイル転送電話機の送
信時の動作を示すフローチャートである。また、図3は
図1の音声ファイル転送電話機の受信時の動作を示すフ
ローチャートである。また、図4は図1の音声ファイル
転送電話機の音声再生時の動作を示すフローチャートで
ある。
【0026】先ず図1の音声ファイル転送電話機の送信
時の動作について説明する。データ圧縮・伸長部14に
おける音声符号化方式として、現在携帯電話で使用され
ているV−SELP方式を例に挙げ、説明する。V−S
ELP方式は11.2kbps符号化方式であり、RC
R STD−27Bにて標準化されている方式である。
【0027】第一のケースとして、相手側(受信先)が
不在であることが分かっているものとし、受信先に対し
メッセージを伝えたいときは、モード切替部11で音声
ファイル転送モードに設定する。設定されたモードが音
声ファイル転送モードであれば(図2のS1)、通常の
ISDNでの通話の呼接続が行われる前に相手に伝えた
い音声送信メッセージをマイク部18で集音し、集音さ
れた音声送信メッセージであるアナログ信号を音声コー
デック部16で64kbpsのPCM信号に変換する
(図2のS2)。音声コーデック部16で変換された6
4kbpsのPCM信号はデータ圧縮・伸長部14で1
1.2kbpsの音声データに圧縮され、11.2kb
psの音声送信圧縮ファイルとしてメモリ15に一旦蓄
積される(図2のS3)。なお、ステップS2とS3は
録音モードとして独立していてもよい。この場合、ステ
ップS1からステップS4に移る。
【0028】次に主制御部10の制御のもと、通常のI
SDNでの呼接続がISDNインタフェース部12を介
して行われ(図2のS4)、受信先から音声圧縮ファイ
ルを伸長する機能を有していることを示す判断信号が送
られて来るかどうか、ある一定時間、信号判断部で検出
を行う(図2のS5)。信号判断部13で受信先からの
判断信号を検出した場合、呼接続が終了し通話が開始し
た後に主制御部10は、メモリ15に蓄積されている1
1.2kbpsの音声送信圧縮ファイルをそのまま音声
送信メッセージとしてISDN回線インタフェース部1
2を介し受信先に送信させる(図2のS6)。
【0029】また信号判断部13で受信先からの判断信
号を検出しない場合には、メモリ15で一旦蓄えられた
11.2kbpsの音声送信圧縮ファイルを通話開始
後、データ圧縮・伸長部14でデータ伸長させ再び64
kbpsのPCM信号に戻してから音声送信メッセージ
としてISDN回線インタフェース部12を介し受信先
に送信させる(図2のS7)。
【0030】第二のケースとして、受信先と会話を行い
たいときには、モード切替部11で通話モードに設定す
る。主制御部10は設定されたモードが通話モードであ
ると判断すると、通常のISDNでの通話の呼接続が行
われ(図2のS8)、通話が開始される(図2のS
9)。S9の通信時にはISDN回線インタフェース部
12とマイク部18、スピーカ部17との間の通話が実
行される。
【0031】次に本発明の音声ファイル転送電話機の受
信時の動作について説明する。
【0032】前提条件として、モード切替部11で音声
ファイル転送モードに設定されているものとする。例え
ば音声ファイル転送モードは家を留守にするようなケー
スに設定される。ISDN回線網からの受信をISDN
回線インタフェース部12で受け呼接続が行われる(図
3のS10)と、ISDN回線インタフェース部12は
音声圧縮ファイルを伸長する機能を有していることを示
す判断信号を送出する(図3のS11)。
【0033】判断信号送出後、ISDN回線網から到来
するディジタル信号をISDN回線インタフェース部1
2で受けると、データ判定部13′はISDN回線イン
タフェース部12で受けたディジタル信号が64kbp
sのPCM信号であるのか11.2kbpsの音声圧縮
ファイルであるのかを判断する(図3のS12)。
【0034】ディジタル信号がデータ判定部13′で1
1.2kbpsの音声圧縮ファイルであると判断された
ときは、11.2kbpsの音声圧縮ファイルがそのま
ま11.2kbpsの音声受信圧縮ファイルとしてデー
タ圧縮・伸長部14を介しメモリ15へ転送され蓄えら
れる(図3のS13)。
【0035】またディジタル信号がデータ判定部13′
で64kbpsのPCM信号であると判断されたときに
は、64kbpsのPCM信号をデータ圧縮・伸長部1
4で11.2kbpsの音声圧縮ファイルにデータ圧縮
する(図3のS14)。データ圧縮・伸長部14で1
1.2kbpsの音声圧縮ファイルデータ圧縮された音
声受信メッセージは、11.2kbpsの音声受信圧縮
ファイルとしてメモリ15へ転送され蓄えられる(図3
のS15)。
【0036】最後に図1の音声ファイル転送電話機の音
声再生時の動作について説明する。
【0037】メモリ部15で蓄えられている11.2k
bpsの音声受信圧縮ファイルは、主制御部10に接続
される再生ボタンの操作によって読み出され、データ圧
縮・伸長部14でデータ伸長され64kbpsのPCM
信号に変換される(図4のS20)。データ圧縮・伸長
部14でデータ伸長された64kbpsのPCM信号
は、音声コーデック部16でアナログ信号に変換される
(図4のS21)。アナログ信号に変換された音声受信
メッセージはスピーカ部17を介し外部に放音すること
により音声再生される(図4のS22)。
【0038】本実施の形態において、データ圧縮・伸長
部14での音声符号化方式はRCRSTD−27Bにて
標準化されており、現在携帯電話で使用されている1
1.2kbps符号化方式のV−SELP方式を例に挙
げ説明している。これにより従来の約1/6のデータ量
にデータ圧縮することが出来る。
【0039】また、他の符号化方式を用いても実現され
ることは当然であり、例えばROCKWELL社の符号
化方式であるRPACS−TM(Rockwell’s
Proprietary Algorithm fo
r the Compression of Spee
ch)は5.7kbpsで符号化圧縮し従来の約1/1
1のデータ量にデータ圧縮することが可能であり、NT
Tの符号化方式であるT−winVQ(岩上直樹氏、守
谷健弘氏、三樹聡氏、“周波数領域重み付けインターリ
ーブベクトル量子化(TwinVQ)によるオーディオ
符号化”平成6年度日本音響学会秋期研究発表会講演論
文集、p.339−340(1994)参照)は従来の
1/12以下のデータ量にデータ圧縮することが可能で
ある。
【0040】本発明の実施の形態において、受信時にデ
ータ判定部13′は受信ディジタル信号が音声受信圧縮
ファイルであるのか音声受信信号であるのかを判定する
が、この判定を信号判断部13により実行しDチャンネ
ルの信号から判断しても良い。たとえば、図3のS11
において、信号判断部13が、音声圧縮ファイルを伸長
する機能を有していることを示す判断信号の送出後、相
手側から通話開始後に受信されるディジタル信号が音声
受信圧縮ファイルであるのか音声受信信号であるのかを
示す制御信号を通話開始前にDチャンネルで受信し、呼
接続終了後通話を開始してS13またはS14に移行し
ても良い。
【0041】図3のS12のようにディジタル信号から
判定する場合、相手側が上述の制御信号を送信しなくて
済むという利点がある。
【0042】信号判断部13はDチャンネルから音声圧
縮ファイルを伸長する機能を有していることを示す判断
信号が検出するが、その判断信号はBチャンネルの信号
であってもよい。この場合、図2のS4とS5との間に
呼接続が終了し通話開始のステップが入り、判断信号は
通話開始後に検出される。
【0043】図2では、ステップS6の後通話を終了し
ていたが、S6に続けて図3のS12からS13または
S14、S15に移行し、通信相手からの音声メッセー
ジをメモリ15に蓄積しても良い。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係わる
本発明では、相手に伝えたいメッセージをデータ圧縮し
て蓄積手段に記憶し、相手側からの判断信号を検出して
音声圧縮ファイルとして転送することにより通信コスト
を削減する音声ファイル転送電話機が得られる。
【0045】請求項6に係わる本発明では、音声ファイ
ル転送モードに設定されているとき、ISDN回線網か
ら受信を受け呼接続が行われると、音声受信圧縮ファイ
ルを伸長する機能を有することを示す判断信号をインタ
フェース手段を経由してISDN回線網に送信し、判断
信号の送信後、インタフェース手段を経由して受信され
た信号により音声受信圧縮ファイルを受信するのか音声
受信圧縮ファイルでない音声信号を受信するのかを判定
し、判定手段で音声受信圧縮ファイルを受信すると判定
したとき、音声受信圧縮ファイルを蓄積手段に蓄積さ
せ、音声受信圧縮ファイルでない音声信号を受信すると
判定したとき、音声信号を圧縮・伸長手段により音声送
信圧縮ファイルに圧縮させてから蓄積手段に蓄積させる
よう制御するので、音声圧縮ファイルとしての受信によ
り通信コストの削減が図れるのみでなく、相手側からの
音声メッセージを圧縮データで蓄積できるので、蓄積手
段の蓄積容量の削減につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音声ファイル転送電話機の実施の形態
を示すブロック図である。
【図2】図1の音声ファイル転送電話機の送信時の動作
を示すフローチャートである。
【図3】図1の音声ファイル転送電話機の受信時の動作
を示すフローチャートである。
【図4】図1の音声ファイル転送電話機の録音再生時の
動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 主制御部 11 モード切替部 12 ISDN回線インタフェース部 13 信号判断部 13′ データ判定部 14 データ圧縮・伸長部 15 メモリ 16 音声コーデック部 17 スピーカ部 18 マイク部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声ファイル転送モードを設定するモー
    ド設定手段と、 集音手段で集音した音声メッセージのアナログ信号をデ
    ィジタル音声信号に変換する音声コーデックと、 前記ディジタル音声信号をデータ圧縮し音声送信圧縮フ
    ァイルを発生、または音声送信圧縮ファイルを伸長し前
    記ディジタル音声信号に変換する圧縮・伸長手段と、 前記音声送信圧縮ファイルを蓄積する蓄積手段と、 ISDN回線網との呼接続を行うインタフェース手段
    と、 前記音声ファイル転送モードに設定されているとき、前
    記ISDN回線網との呼接続が行われると、前記インタ
    フェース手段を経由して受信され、かつ前記音声送信圧
    縮ファイルを伸長する機能を有することを示す判断信号
    を検出する信号検出手段と、 前記信号検出手段で前記判断信号を検出したとき前記蓄
    積手段に蓄積された前記音声送信圧縮ファイルを前記イ
    ンタフェース手段から音声送信メッセージとして送信す
    るよう制御する制御手段とを含む音声ファイル転送電話
    機。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記信号検出手段が前
    記判断信号を検出しないとき、前記蓄積手段に蓄積され
    た前記音声送信圧縮ファイルを前記圧縮・伸長手段でデ
    ータ伸長させ、前記ディジタル音声信号を前記インタフ
    ェース手段から音声送信メッセージとして送信するよう
    制御することを特徴とする請求項1記載の音声ファイル
    転送電話機。
  3. 【請求項3】 前記モード設定手段は、前記音声ファイ
    ル転送モードの他に通話モードを設定し、前記制御手段
    は、前記通話モードのとき通常のISDN通話を実行す
    ることを特徴とする請求項2記載の音声ファイル転送電
    話機。
  4. 【請求項4】 前記信号検出手段は、ISDN回線網の
    Dチャンネルの信号から前記判断信号を検出することを
    特徴とする請求項1または2記載の音声ファイル転送電
    話機。
  5. 【請求項5】 前記信号検出手段は、ISDN回線網の
    Bチャンネルの信号から前記判断信号を検出することを
    特徴とする請求項1または2記載の音声ファイル転送電
    話機。
  6. 【請求項6】 音声ファイル転送モードを設定するモー
    ド設定手段と、 ディジタル音声信号をデータ圧縮し音声送信圧縮ファイ
    ルを発生、または音声送信圧縮ファイルを伸長し前記デ
    ィジタル音声信号に変換する圧縮・伸長手段と、 音声圧縮ファイルを蓄積する蓄積手段と、 ISDN回線網との呼接続を行うインタフェース手段
    と、 前記音声ファイル転送モードに設定されているとき、前
    記ISDN回線網から受信を受け呼接続が行われると、
    音声受信圧縮ファイルを伸長する機能を有することを示
    す判断信号を前記インタフェース手段を経由して前記I
    SDN回線網に送信する手段と、 前記判断信号の送信後、前記インタフェース手段を経由
    して受信された信号により前記音声受信圧縮ファイルを
    受信するのか音声受信圧縮ファイルでない音声信号を受
    信するのかを判定する判定手段と、 前記判定手段で前記音声受信圧縮ファイルを受信すると
    判定したとき、前記音声受信圧縮ファイルを前記蓄積手
    段に蓄積させ、音声受信圧縮ファイルでない音声信号を
    受信すると判定したとき、前記音声信号を前記圧縮・伸
    長手段により前記音声送信圧縮ファイルに圧縮させてか
    ら前記蓄積手段に蓄積させるよう制御する制御手段とを
    含む音声ファイル転送電話機。
  7. 【請求項7】 前記圧縮・伸長手段は、音声再生時に前
    記制御手段の制御により前記蓄積手段に蓄積された前記
    音声受信圧縮ファイルを伸長して音声信号に変換するこ
    とを特徴とする請求項6記載の音声ファイル転送電話
    機。
  8. 【請求項8】 前記判定手段において、前記判断信号の
    送信後、前記インタフェース手段を経由して受信された
    信号がDチャンネルの制御信号であることを特徴とする
    請求項6記載の音声ファイル転送電話機。
  9. 【請求項9】 前記判定手段において、前記判断信号の
    送信後、前記インタフェース手段を経由して受信された
    信号がBチャンネルのディジタル信号であり、前記判定
    手段は前記ディジタル信号が前記音声受信圧縮ファイル
    であるのか音声受信圧縮ファイルでない音声信号である
    のかを判定することを特徴とする請求項6記載の音声フ
    ァイル転送電話機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19905919A1 (de) * 1999-02-12 2001-10-25 Rudzinski Elisabeth Übertragung von digitalen, komprimierten Sprachaufzeichnungen und anderen Daten über Sonderschnittstelle am Telefon mit Hilfe von ISDN-Leitung (oder anderen digitalen Leitung) ohne PC/Laptop Unterstützung
GB2468338A (en) * 2009-03-05 2010-09-08 Marcus Lewis A headset outputting audio messages comprising menu options to a user who inputs commands via a joggle wheel on the headset based on the options

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DE19905919A1 (de) * 1999-02-12 2001-10-25 Rudzinski Elisabeth Übertragung von digitalen, komprimierten Sprachaufzeichnungen und anderen Daten über Sonderschnittstelle am Telefon mit Hilfe von ISDN-Leitung (oder anderen digitalen Leitung) ohne PC/Laptop Unterstützung
GB2468338A (en) * 2009-03-05 2010-09-08 Marcus Lewis A headset outputting audio messages comprising menu options to a user who inputs commands via a joggle wheel on the headset based on the options

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