JPH10209766A - 定電圧回路及びそれを利用したda変換回路 - Google Patents

定電圧回路及びそれを利用したda変換回路

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JPH10209766A
JPH10209766A JP9014280A JP1428097A JPH10209766A JP H10209766 A JPH10209766 A JP H10209766A JP 9014280 A JP9014280 A JP 9014280A JP 1428097 A JP1428097 A JP 1428097A JP H10209766 A JPH10209766 A JP H10209766A
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俊通 河野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トランジスタ素子の特性のバラツキの影響を受
けにくい定電圧回路を得る。また、この定電圧回路の特
性を利用してDA変換回路とする。 【解決手段】可変抵抗要素1と固定抵抗要素2とで電圧
を分圧して定電圧出力3を得るようにした定電圧回路に
おいて、前記の定電圧出力信号30を共通の入力とする
2つの増幅器4、5と、この各々の増幅器の出力を比較
入力とする比較器6とを備え、前記比較器6の出力によ
り、前記可変抵抗要素1の抵抗値を可変制御するように
構成した定電圧回路であって、所要の定電圧値Vaを境
界入力値として、前記2つの増幅器4、5の増幅出力の
大小関係が、反転するようにして定電圧回路を構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は抵抗で電圧を分圧し
て定電圧を得る定電圧回路に関し、特に抵抗を可変抵抗
と固定抵抗とで構成し、可変抵抗の制御を、2つの増幅
器と、これらの出力を比較する比較器とで制御するよう
にした定電圧回路及び、この定電圧回路の特性を利用し
たDA(デジタル・アナログ)変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の定電圧回路の例として、特開平6
−175742号公報にあるような基準電圧発生回路が
ある。この基準電圧発生回路は、トランジスタのベース
・エミッタ間電圧をもとにして基準電圧を発生するよう
にしている。
【0003】また、他の例として、ロバート.A.ピー
ズ氏の文献(IEEE1990、BCTM 9.3の2
14ページから218ページ)にあるようなバンドギャ
ップ電圧をもとにして、基準電圧を発生するようにして
いるものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の定電圧回路
は、ベース・エミッタ間電圧や、バンドギャップ電圧な
ど、トランジスタ素子の特性をもとに基準電圧を発生す
るので、トランジスタの特性を所要のものにするため、
その製造プロセスを細かく制御することが必要で、ま
た、製造プロセスのばらつきや、出来上がったトランジ
スタのばらつきの影響を、特にCMOSプロセスを使用
する場合には、受けやすいという欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の欠点を解消するた
め、本発明の定電圧回路は、可変抵抗要素と固定抵抗要
素とで電圧を分圧して定電圧出力を得るようにした定電
圧回路において、前記定電圧出力信号を共通の入力とす
る2つの増幅器と、これら増幅器の出力を比較入力とす
る比較器とを備え、前記比較器の出力により、前記可変
抵抗要素の抵抗値を可変制御するように構成し、所要の
定電圧値を境界入力値として、前記2つの増幅器の増幅
出力の大小関係が、反転するようにした。
【0006】また、2つの増幅器の内、一方を線形増幅
器、他方を非線形増幅器で構成し、各々の増幅特性曲線
が一点で交わる入力電圧値を、所要の定電圧値とするよ
うにした。
【0007】また、2つの増幅器の内、一方を線形増幅
器、他方を非線形増幅器で構成し、前記線形増幅器の増
幅特性を可変制御することにより、各々の増幅特性曲線
が一点で交わる入力電圧値を、所要の定電圧値とするよ
うにした。
【0008】また、可変抵抗要素が、MOSトランジス
タで構成され、ソース・ドレイン間の抵抗値を、ゲート
入力電圧で制御することにより、その抵抗値を可変制御
するようにした。
【0009】また、前記固定抵抗要素の定電圧出力端側
から、可変抵抗要素と並列に、別の固定抵抗要素を接続
して電圧の分圧回路を構成するようにした。
【0010】さらにまた、これらの定電圧回路における
デジタル値入力と定電圧回路出力との関係を、デジタル
・アナログ(DA)変換に利用するようにしてDA変換
回路とした。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態につい
て、以下に図面を参照して説明する。図1は、本発明の
第1の実施の形態の定電圧回路のブロック図である。図
1で、1は可変抵抗要素、2は固定抵抗要素、3は、分
圧点30から所要の定電圧を出力する端子、4は線形増
幅器、5は非線形増幅器、6は比較器、7は分圧される
電圧を印加する端子を、それぞれ表している。線形増幅
器4及び非線形増幅器5はともに分圧点30の電圧を入
力し、この各々の増幅器の出力を比較器6の比較入力と
している。可変抵抗要素1は、比較器6の比較結果出力
信号により抵抗値を制御している。
【0012】図2は、線形増幅器4及び非線形増幅器5
の増幅特性を表す特性曲線である。図2で、これらの特
性曲線が一点で交わる点Aの入力電圧Vaが、所要の定
電圧値となる。入力電圧がVaよりも小さいときには、
線形増幅器の出力が非線形増幅器の出力よりも大きく、
入力電圧がVaよりも大きいときには、この大小関係が
逆転する。
【0013】次に、この定電圧回路の動作を説明する。
電源を投入直後は、可変抵抗要素1の抵抗値は固定抵抗
要素2の抵抗値より十分に大きく、分圧点30の電圧は
一般にVaよりも小さく、従って増幅器への入力電圧も
Vaよりも小さい。このとき、比較器6の比較結果出力
はアクテイブ・レベルとなり、可変抵抗要素1はこの比
較結果出力信号により抵抗値が固定抵抗要素2の抵抗値
に比べて十分小さな値となり、分圧点30の電圧はVa
よりも大きな値に上昇する。このとき、増幅器の入力電
圧もVaより大きな値となるので、その出力の大小関係
が逆転し、従って、比較器6の出力も反転する。する
と、可変抵抗要素1の抵抗値は再び大きな値となり、分
圧点30の電圧はVaよりも小さな値となる。このよう
な反転動作を繰り返しながら、やがて分圧点30の電圧
はVaに近づき、収束する。このとき、比較器6の出力
は、分圧点30の電圧がVaとなるような抵抗の分割比
となるような可変抵抗値に制御する中間レベルの出力電
圧になる。この収束電圧Vaが所要の定電圧出力値とな
る。
【0014】次に、本発明の第2の実施の形態につい
て、以下に図面を参照して説明する。
【0015】図3は、本発明の第2の実施の形態の定電
圧回路のブロック図である。図3で、41は、デジタル
信号入力8で、その増幅特性を制御するようにした線形
増幅器で、例えば、オペアンプの帰還抵抗ネットワーク
を選択して帰還抵抗値を制御してゲインを選択するよう
にした線形増幅器である。他の構成要素は、図1の場合
と同様である。このデジタル信号入力値を変えること
で、線形増幅器の増幅特性直線が、例えば図4に示すよ
うに直線1から、直線2に変わり、非線形増幅器の特性
曲線との交点が点Aから点Bに移動する。このようにし
て、交点の入力電圧をVaからVbに変えることによっ
て、所要の定電圧値を、VaからVbに変更することが
でき、定電圧出力値を可変制御できる。
【0016】次に、本発明の第3の実施の形態につい
て、以下に図面を参照して説明する。
【0017】図5は、図3の定電圧回路をDA(デジタ
ル・アナログ)変換回路として利用した例で、線形増幅
器へのデジタル信号入力を、DA変換回路のデジタル入
力、定電圧出力をDA変換回路のアナログ変換出力とし
たDA変換回路のブロック図である。デジタル値とアナ
ログ値の関係は、線形増幅器41及び非線形増幅器5の
各々の増幅特性曲線から求めるようにする。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明の定電圧回路は、
線形増幅器と非線形増幅器の増幅特性曲線が一点で交わ
る点での入力電圧値を、所要の定電圧値となるようにし
たので、トランジスタ素子の特性のバラツキなどの影響
を受けにくく、また、CMOSトランジスタで回路を構
成することが容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の定電圧回路のブロ
ック図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の定電圧回路の増幅
器の特性曲線図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の定電圧回路のブロ
ック図。
【図4】本発明の第2の実施の形態の定電圧回路の増幅
器の特性曲線図。
【図5】本発明の第3の実施の形態のDA変換回路のブ
ロック図。
【符号の説明】
1 可変抵抗要素 2 固定抵抗要素 3 定電圧出力端子 4 線形増幅器 5 非線形増幅器 6 比較器 7 分圧される電圧を印加する端子 8 デジタル信号入力 9 データ・バッファ 10 デジタル変換入力 11 アナログ変換出力

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変抵抗要素と固定抵抗要素とで電圧を
    分圧して定電圧出力を得るようにした定電圧回路におい
    て、前記定電圧出力信号を共通の入力とする2つの増幅
    器と、これら増幅器の出力を比較入力とする比較器とを
    備え、前記比較器の出力により、前記可変抵抗要素の抵
    抗値を可変制御するように構成し、所要の定電圧値を境
    界入力値として、前記2つの増幅器の増幅出力の大小関
    係が、反転するようにしたことを特徴とする定電圧回
    路。
  2. 【請求項2】 2つの増幅器の内、一方を線形増幅器、
    他方を非線形増幅器で構成し、各々の増幅特性曲線が一
    点で交わる入力電圧値を、所要の定電圧値とするように
    したことを特徴とする請求項1記載の定電圧回路。
  3. 【請求項3】 2つの増幅器の内、一方を線形増幅器、
    他方を非線形増幅器で構成し、前記線形増幅器の増幅特
    性を可変制御することにより、各々の増幅特性曲線が一
    点で交わる入力電圧値を、所定の定電圧値とするように
    したことを特徴とする請求項1記載の定電圧回路。
  4. 【請求項4】 2つの増幅器の内、一方を線形増幅器、
    他方を非線形増幅器で構成し、前記線形増幅器の増幅特
    性を、デジタル値入力で可変制御することにより、各々
    の増幅特性曲線が一点で交わる入力電圧値を、所要の定
    電圧値とするようにしたことを特徴とする請求項1記載
    の定電圧回路。
  5. 【請求項5】 可変抵抗要素が、MOSトランジスタで
    構成され、ソース・ドレイン間の抵抗値を、ゲート入力
    電圧で制御することにより、その抵抗値を可変制御する
    ようにしたことを特徴とする、請求項1、2,3または
    請求項4記載の定電圧回路。
  6. 【請求項6】 固定抵抗要素の定電圧出力端側から、可
    変抵抗要素と並列に、別の固定抵抗要素を接続して電圧
    の分圧回路を構成するようにしたことを特徴とする、請
    求項1,2,3,4または請求項5記載の定電圧回路。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載の定電圧回路におけるデ
    ジタル値入力と定電圧回路出力との関係を、デジタル・
    アナログ(DA)変換に利用するようにしたことを特徴
    とするDA変換回路。
  8. 【請求項8】 定電圧回路が請求項5に記載した定電圧
    回路であることを特徴とする請求項7に記載したDA変
    換回路。
  9. 【請求項9】 定電圧回路が請求項6に記載した定電圧
    回路であることを特徴とする請求項7に記載したDA変
    換回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008146275A (ja) * 2006-12-08 2008-06-26 Niigata Seimitsu Kk 基準電圧発生回路
JP2011205202A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Toshiba Corp 電圧電流変換回路及びこれを備えたpll回路

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JP2008146275A (ja) * 2006-12-08 2008-06-26 Niigata Seimitsu Kk 基準電圧発生回路
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