JPH10209754A - 水晶発振装置とその調整方法 - Google Patents

水晶発振装置とその調整方法

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JPH10209754A
JPH10209754A JP827897A JP827897A JPH10209754A JP H10209754 A JPH10209754 A JP H10209754A JP 827897 A JP827897 A JP 827897A JP 827897 A JP827897 A JP 827897A JP H10209754 A JPH10209754 A JP H10209754A
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voltage
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memory
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JP827897A
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Masaki Muto
正樹 武藤
Yoshihisa Mochida
嘉久 糯田
Takashi Mizukoshi
隆司 水越
Chikao Maeda
親男 前田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は水晶発振装置とその調整方法に関す
るもので、発振回路とその制御回路を有する半導体集積
回路の調整を容易にするとともに、小型化する。 【解決手段】 水晶発振器と、この水晶発振器に電気的
に接続された周波数調整素子と、この周波数調整素子に
印加する電圧を制御する制御回路1とを備え、前記制御
回路は、外部電圧入力端子3と、この外部電圧入力端子
3に電気的に接続されたA/Dコンバータ5と、このA
/Dコンバータ5に電気的に接続されたメモリ7と、こ
のメモリ7および前記外部電圧入力端子3が電気的に接
続された可変利得回路8と、前記メモリ7と可変利得回
路8との間に電気的に介在させたD/Aコンバータ10
とを有し、前記メモリ7は、実稼働する2個以上の制御
電圧設定グループを持ち、各制御電圧設定グループは、
電圧検出データと利得設定データとオフセット設定デー
タを記憶している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電圧制御機能付の水
晶発振装置とその調整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水晶発振装置は水晶振動子、発振回路、
周波数調整素子と制御回路を備えており、この周波数調
整素子として用いたコンデンサの容量とバラクタダイオ
ードに印加する電圧を制御することにより周波数調整素
子の容量を所要の値に変化させて、発振周波数を制御し
ている。ここで、バラクタダイオードは印加される電圧
に対して非線形な容量特性を有しているとともに、温度
特性をも有している。
【0003】このため、従来の水晶発振装置では所要の
可変感度とその直線性誤差を満足するために、バラクタ
ダイオードの容量特性とその温度特性は限定されたもの
となり、煩雑な特性調整が必要となる。また発振回路、
コンデンサおよびバラクタダイオードを同一の半導体集
積回路上に備えた場合、所要の可変感度とその直線性誤
差および温度特性を安定して満足することが困難となる
ため、発振回路、コンデンサ、バラクタダイオード、制
御回路は個別に同一基板上に集積されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例において
は、バラクタダイオードの特性は限定されたものとなる
とともに、煩雑な特性調整が必要とされてしまう上、発
振回路、コンデンサ、バラクタダイオードおよび制御回
路は個別の回路素子として、同一基板上にそれぞれを実
装することが必要となる。
【0005】そこで本発明は可変感度とその直線性誤差
および温度特性の許容範囲を広くするとともに、特性調
整を簡便に行え、半導体集積回路の小型化が可能な水晶
発振装置とその調整方法を提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、特にメモリを実稼働する2個以上の制御電
圧設定グループで構成するとともに、各制御電圧設定グ
ループを電圧検出データと利得設定データとオフセット
データから構成しており、これにより発振回路とその制
御回路を有する半導体集積回路の調整を容易にすること
ができるとともに、小型化が図れるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、水晶発振器と、この水晶発振器に電気的に接続され
た周波数調整素子と、この周波数調整素子に印加する電
圧を制御する制御回路とを備え、前記制御回路は、外部
電圧入力端子と、この外部電圧入力端子に電気的に接続
されたA/Dコンバータと、このA/Dコンバータに電
気的に接続されたメモリと、このメモリおよび前記外部
電圧入力端子が電気的に接続された可変利得回路と、前
記メモリと可変利得回路との間に電気的に介在させたD
/Aコンバータとを有し、前記メモリは、実稼働する2
個以上の制御電圧設定グループを持ち、各制御電圧設定
グループは、電圧検出データと利得設定データとオフセ
ット設定データを記憶している構成としたものであり、
この構成とすることにより、発振回路と周波数調整素子
の特性許容範囲が広くなるとともに、可変感度とその直
線性誤差および温度特性の調整を容易にするという作用
を有する。
【0008】以下、本発明の実施の形態について図面を
用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1の電圧制
御水晶発振器(以下VCXOと称す)の構成を示す図で
ある。図1において、1は電圧制御発振器であり、本実
施の形態においては一つの半導体集積回路により構成さ
れている。2は水晶振動子であり、この水晶振動子2と
電圧制御発振器1によりVCXOが構成されている。3
は外部電圧入力端子であり、この外部電圧入力端子3か
ら供給される電圧により発振周波数が制御される。外部
電圧入力端子3はA/Dコンバータ5と可変利得回路8
に接続され、A/Dコンバータ5の出力はメモリ7に接
続されており、このメモリ7は可変利得回路8とD/A
コンバータ10に接続され、D/Aコンバータ10の出
力は可変利得回路8に接続されている。さらに可変利得
回路8の出力はサンプルホールド回路12を介して、電
圧制御発振回路14へと接続されている。電圧制御発振
回路14は水晶振動子2の入出力と接続され、電圧制御
発振回路14の出力は出力端子18から外部へと出力し
ている。
【0009】15はパルス発生回路であり、電圧制御発
振回路14より供給される基準クロックにより、メモリ
7と、A/Dコンバータ5と、可変利得回路8と、D/
Aコンバータ10の間欠動作させるためのパルスや、メ
モリ7のクロックや、サンプルホールド回路12のサン
プリングクロックを生成するものである。
【0010】なお、19はVcc端子、20はGND端
子である。以下図1を用いて本実施の形態のVCXOの
動作を説明する。まずVcc端子19に電源電圧が入力
されると、電圧制御発振回路14は水晶振動子2により
発振を開始する。この発振出力は基準クロックとして、
出力端子18から出力されるとともに、メモリ7とパル
ス発生回路15に供給される。
【0011】ここで、メモリ7の記憶内容は図2に示す
ように、三つの制御電圧設定グループを記憶していて、
各制御電圧設定グループは電圧検出データと利得設定デ
ータとオフセット設定データが記憶されていて、クロッ
クがパルス発生回路15より供給されるとデータが読み
出され、電圧検出データがA/Dコンバータ5に供給さ
れ、利得設定データが可変利得回路8に供給され、オフ
セット設定データがD/Aコンバータ10に供給され
る。
【0012】さて、外部電圧入力端子3より外部電圧が
入力されると、この外部電圧はA/Dコンバータ5に入
力される。図3にA/Dコンバータ5の回路構成図を示
す。
【0013】図3の31は可変減衰器であり、メモリ7
から供給された電圧検出データ1が設定され、切換電圧
を電圧比較器32へ出力している。また、電圧比較器3
2には外部電圧入力端子3より入力される外部電圧が入
力されており、外部電圧と切換電圧を比較する。ここで
外部電圧が切換電圧より高いときには、次に可変減衰器
31に電圧検出データ2が設定されて切換電圧を出力
し、外部電圧と切換電圧を比較する。以上の動作を繰り
返し、外部電圧が切換電圧より低くなったときに同一の
電圧制御設定グループの利得設定データが可変利得回路
8に設定され、同一の電圧制御設定グループのオフセッ
ト設定データがD/Aコンバータ10に設定される。
【0014】D/Aコンバータ10はメモリ7から供給
されたオフセット設定データが設定されると、所定の電
圧を出力する。この出力電圧は可変利得回路8に出力さ
れて、所要のオフセット電圧を設定する。
【0015】図4に可変利得回路8の回路構成図を示
す。図4の可変利得回路8は可変減衰器41と、バッフ
ァアンプ42と、反転アンプ43と、反転アンプ44の
直列接続により構成され、外部電圧入力端子3より入力
された外部電圧は可変減衰器41に入力されると、メモ
リ7から供給された利得設定データにより所定の利得に
減衰される。可変減衰器41の出力はバッファアンプ4
2を介して反転アンプ43に入力されて極性反転され
る。これは、この後の反転アンプ43でまた極性反転さ
れて極性がもとの正極性になるからである。反転アンプ
43の出力は、反転アンプ44に入力されると、D/A
コンバータ10から供給される出力電圧を基準に反転さ
れて、所定の制御電圧として出力される。可変利得回路
8から出力される所定の制御電圧は、サンプルホールド
回路12へ供給される。
【0016】サンプルホールド回路12の回路構成図を
図5に示す。図5のサンプルホールド回路は入力側が可
変利得回路8と接続されたスイッチング素子51と、ス
イッチング素子51の出力と入力が接続されたスイッチ
ング素子54と、スイッチング素子51の出力とスイッ
チング素子54の入力と接続された調整入力端子55
と、スイッチング素子54の出力と接続されたバッファ
アンプ53と、スイッチング素子54の出力とGND間
に接続されたコンデンサ52とから構成されており、ス
イッチング素子54の開路と閉路はパルス発生回路15
より供給されるサンプリングクロックにより制御されて
いる。図6のタイミングチャートに示すサンプリングク
ロックがスイッチング素子54に供給され、スイッチン
グ素子54が閉路状態のとき可変利得回路8から供給さ
れる制御電圧はバッファアンプ53に入力され、このス
イッチング素子54が開路状態になるとサンプルホール
ド回路12で制御電圧が保持されている。このサンプリ
ングクロックが定期的にスイッチング素子54を開路と
閉路状態を繰り返すことによって制御電圧の変化に対応
している。
【0017】ここで、制御電圧がサンプルホールド回路
12で保持されている間は図6のタイミングチャートに
示すようにA/Dコンバータ5と可変利得回路8とD/
Aコンバータ10はパワーダウンしており、サンプルホ
ールドが開始される直前にまたパワーオンする。また、
このパワーダウンの周期よりも長い周期でメモリ7を定
期的に動作させて、メモリ7の読み出しを行っている。
上記の動作を所定の周期で繰り返すことにより、メモリ
7とA/Dコンバータ5と可変利得回路8とD/Aコン
バータ10の間欠動作を行い、低消費電流化を図ってい
る。
【0018】サンプルホールド回路12より供給される
制御電圧は電圧制御発振回路14に供給される。図7に
電圧制御発振回路14の回路構成図を示す。図7におい
て、71はバラクタダイオードであり、73はコンデン
サ、75は帰還用トランジスタ、76はバッファ用トラ
ンジスタ、77はバイアス抵抗、78は帰還抵抗であ
る。
【0019】サンプルホールド回路12より供給される
制御電圧がバラクタダイオード71に印加されると、バ
ラクタダイオードは所定の容量をもち、電圧制御発振回
路14は水晶振動子2により所要の周波数で発振する。
この電圧制御発振回路14の出力はパルス発生回路15
に供給されるとともに、VCXOの出力として出力端子
18より外部へ出力される。
【0020】以下図8、9、10を用いてメモリ7に記
憶されている周波数調整データの作成方法を説明する。
図8は電圧制御発振回路14のバラクタダイオード71
に印加する電圧の変化に対する周波数変化を表す周波数
特性Aを示す図であり、図9はこの周波数特性Aの可変
感度Bを示す図である。
【0021】まず、図5のスイッチング素子51を開路
状態とし、調整入力端子55より電圧を入力して、図7
のバラクタダイオード71に電圧を印加することにより
図8の周波数特性Aを取得する。ここで、周波数特性A
の変化率より図9の可変感度Bが求められるが、外部電
圧入力端子3から入力される外部電圧が0.5V〜2.
5Vの範囲においては、可変感度Bの直線誤差は所要の
±3.5ppmの範囲以内には納まらない。そこで可変
感度Bの直線性誤差が±3.5ppm以内に納まるよう
に入力される外部電圧を3つに分割して、この分割され
た各範囲で設定を決定する。分割する電圧値を切換電
圧、外部電圧の減衰率を利得、絶対値をオフセット電圧
として求め、A/Dコンバータ5の可変減衰器31が切
換電圧を出力するデータを電圧検出データとし、可変利
得回路8の利得が所定の減衰率になるデータを利得設定
データ、D/Aコンバータ10の出力が所定の絶対値を
出力するデータをオフセット設定データとしてメモリ7
に記憶させている。
【0022】上記の周波数調整データを記憶したメモリ
7を用いた本実施例のVCXOを動作させ、外部電圧入
力端子3の電圧を変化させたときの可変感度Cを図10
に示す。可変感度Dの直線性誤差は±3.5ppm/V
以内となり、所要の特性を満足することができる。
【0023】なお、本実施の形態においては入力される
外部電圧を3つに分割したが、2つでも3つ以上でもよ
い。
【0024】(実施の形態2)図11は本発明の実施の
形態2の温度補償型の電圧制御型温度補償水晶発振器
(以下VC−TCXOと称す)の構成を示す図である。
図11の実施の形態2と実施の形態1の構成の違いを以
下に説明する。温度センサ4と、この温度センサ4に接
続されたA/Dコンバータ6と可変利得回路9を有し、
A/Dコンバータ6の出力はメモリ7に接続されてお
り、このメモリ7が接続された可変利得回路9とD/A
コンバータ11を有し、D/Aコンバータ11の出力は
可変利得回路9に接続されている。さらに、可変利得回
路9の出力が接続されたサンプルホールド回路13を有
し、このサンプルホールド回路13の出力は電圧制御発
振回路114に接続されている。
【0025】以下図11を用いて本実施の形態のVC−
TCXOの動作を説明する。メモリ7の記憶内容は図1
2に示すように、8つの温度制御設定グループと3つの
電圧制御設定グループとを記憶しており、温度制御設定
グループと電圧制御設定グループはそれぞれ電圧検出デ
ータと利得設定データとオフセット設定データからな
り、パルス発生回路15よりクロックが供給されるとデ
ータが読み出される。
【0026】メモリ7の電圧検出データ1がA/Dコン
バータ6の可変減衰器31に設定されると、この可変減
衰器31は切換電圧を電圧比較器32へ出力する。ま
た、電圧比較器32には温度センサ4の出力電圧が入力
されており、温度センサ出力電圧と切換電圧を比較す
る。ここで、温度センサの出力電圧は、低温から高温ま
で温度変化によって直線的に低下するので、温度センサ
出力電圧が切換電圧より低いときには、次に可変減衰器
31に電圧検出データ2が設定されて切換電圧を出力
し、温度センサ出力電圧と切換電圧を比較する。以上の
動作を繰り返し、温度センサ出力電圧が切換電圧より高
くなったときに、そのときのVC−TCXOの温度が8
つに分割された温度範囲のどの温度範囲にあるのかが検
出されて、同一の電圧制御設定グループの利得設定デー
タが可変利得回路9に設定され、同一の電圧制御設定グ
ループのオフセット設定データがD/Aコンバータ11
に設定される。
【0027】電圧制御設定グループが設定されると、図
13のタイミングチャートに示すようにメモリ7がパワ
ーダウンされて、可変利得回路9から出力される制御電
圧はサンプリングクロックによりサンプルホールド回路
13に保持され、A/Dコンバータ6と可変利得回路9
とD/Aコンバータ11はパワーダウンされる。
【0028】電圧制御発振回路114の回路構成図を図
14に示す。図14の72はバラクタダイオードで、7
4はコンデンサである。バラクタダイオード72はサン
プルホールド回路13の出力と接続されており、温度補
正の制御電圧が印加されて所定の容量をもち、電圧制御
発振回路114は低温から高温まで所要の周波数偏差の
範囲内で発振する。また同時に、バラクタダイオード7
1にはサンプルホールド回路12より外部入力の制御が
印加されて所定の容量をもち、電圧制御発振回路114
は所要の周波数で発振している。
【0029】以上の動作により、温度制御されたVC−
TCXOは、図15に示すように周波数温度偏差は±
1.0ppm以内となり、付加する回路が小さく所要の
温度特性を得ることができる。
【0030】また、本実施の形態においては、温度範囲
を8つに分割しているが、8つ以下でも8つ以上でもよ
い。
【0031】(実施の形態3)図16は本発明の実施の
形態3の温度補償型の電圧制御型温度補償水晶発振器
(以下VC−TCXOと称す)の構成を示す図である。
図16の実施の形態3と実施の形態1の構成の違いを以
下に説明する。外部電圧入力端子3と入力側が接続され
たスイッチング素子101と、温度センサ4とこの温度
センサ4と入力側が接続されたスイッチング素子102
とを備え、スイッチング素子101と102はその開路
と閉路をパルス発生回路15より供給される制御クロッ
クにより制御されている。また、スイッチング素子10
1と102の出力側は接続され、A/Dコンバータ5と
可変利得回路8に接続されている。さらに、可変利得回
路8の出力はサンプルホールド回路12とサンプルホー
ルド回路13を介して電圧制御発振回路114へと接続
されている。
【0032】以下図16を用いて本実施の形態のVC−
TCXOの動作を説明する。スイッチング素子102が
閉路状態になり、メモリ7の電圧検出データがA/Dコ
ンバータ5の可変減衰器31に設定されると、この可変
減衰器31は切換電圧を電圧比較器32へ出力する。ま
た、電圧比較器32には温度センサ4の出力電圧が入力
されており、温度センサ出力電圧と切換電圧を比較し
て、そのときのVC−TCXOの温度が8つに分割され
た温度範囲のどの温度範囲にあるのか検出されて、同一
の電圧制御設定グループの利得設定データが可変利得回
路8に設定され、同一の電圧制御設定グループのオフセ
ット設定データがD/Aコンバータ10に設定される。
【0033】電圧制御設定グループが設定されると、図
17のタイミングチャートに示すようにメモリ7がパワ
ーダウンされて、可変利得回路8から出力される制御電
圧はサンプリングクロックによりサンプルホールド回路
13に保持される。続いて、スイッチング素子102が
開路状態となりスイッチング素子101が閉路状態とな
ると、外部電圧入力端子3より外部電圧が入力される。
そして、電圧制御設定グループが設定されると可変利得
回路8から出力される制御電圧はサンプリングクロック
によりサンプルホールド回路12に保持され、A/Dコ
ンバータ5と可変利得回路8とD/Aコンバータ10は
パワーダウンされる。
【0034】サンプルホールド回路13の出力は電圧制
御発振回路114に接続されており、温度補正の制御電
圧が印加されて所定の容量をもち、電圧制御発振回路1
14は低温から高温まで所要の周波数偏差の範囲内で発
振する。また同時に、サンプルホールド回路12より外
部入力の制御が印加されて所定の容量をもち、電圧制御
発振回路114は所要の周波数で発振している。
【0035】温度制御されたVC−TCXOは、実施の
形態2の図15に示すように周波数温度偏差は±1.0
ppm以内となり、実施の形態2のVC−TCXOより
も付加回路が少ないながら同等の温度特性を得ることが
できる。
【0036】なお本実施例では、温度制御と電圧制御に
おいてA/Dコンバータと可変利得回路とD/Aコンバ
ータを共用したが、このうちいずれかを共用して共用し
ない構成回路を専用に所有してもよいし、構成回路の内
部回路を共用して共用しない内部回路を専用に所有して
もかまわない。
【0037】(実施の形態4)図18は本発明の実施の
形態4のVC−TCXOの構成を示す図である。図18
の実施の形態4と実施の形態2の構成の違いは、可変利
得回路9の出力がサンプルホールド回路13に出力する
とともに、A/Dコンバータ6と可変利得回路8に接続
されている点である。
【0038】以下図18を用いて本実施の形態のVC−
TCXOの動作を説明する。メモリ7の記憶内容は図1
9に示すように、8つの温度制御設定グループと2つの
電圧制御設定グループと1つの温度調整設定グループを
記憶しており、各設定グループはそれぞれ電圧検出デー
タと利得設定データとオフセット設定データからなり、
パルス発生回路15よりクロックが供給されるとデータ
が読み出される。
【0039】メモリ7からA/Dコンバータ6へ各温度
制御グループの電圧検出データが設定されて、温度範囲
が検出されると、同一電圧制御設定グループの利得設定
データが可変利得回路9へ設定され、オフセット設定デ
ータがD/Aコンバータ11にそれぞれメモリ7より設
定される。
【0040】図20に可変利得回路9の回路構成図を示
す。図20の可変利得回路9は可変減衰器45と、バッ
ファアンプ46と47、反転増幅アンプ48と、極性選
択アンプ49の直列接続により構成され、外部電圧入力
端子3より入力された外部電圧は可変減衰器45に入力
されると、メモリ7から供給された利得設定データによ
り所定の利得に減衰される。可変減衰器45の出力はバ
ッファアンプ46を介して反転増幅アンプ48に入力さ
れ、D/Aコンバータ11から供給される出力電圧を基
準に増幅されるとともに極性反転される。反転増幅アン
プ48の出力は、バッファアンプ47を介して極性選択
アンプ49に入力されると、反転か非反転か選択されて
所定の制御電圧として出力される。可変利得回路9から
出力される温度補正の制御電圧がサンプルホールド回路
13へ保持され、電圧制御発振回路114へ出力されて
いる。
【0041】ここで、新たにメモリ7からA/Dコンバ
ータ6と、可変利得回路9と、D/Aコンバータ11に
温度調整設定グループが設定され、A/Dコンバータ5
と、可変利得回路8と、D/Aコンバータ10に電圧制
御設定データが設定されると、可変利得回路9の出力は
切換電圧としてA/Dコンバータ5に入力される。続い
て、外部電圧入力端子3より入力される外部電圧と切換
電圧の比較を行い、外部電圧が可変利得回路9の出力電
圧より低ければ可変利得回路8に利得設定データ1が設
定され、高ければ利得設定データ2が設定される。ここ
で、可変利得回路9の出力電圧を温度により変化させる
ことにより、温度による切換電圧の変化を抑えることが
できる。
【0042】図21に可変利得回路8の回路構成図を示
す。可変減衰器41は外部電圧入力端子3と可変利得回
路9の出力が接続されていて、設定された利得設定デー
タにより外部電圧を所定の利得に減衰させている。ここ
で、可変利得回路9の出力電圧を温度により変化させ
て、周波数可変感度とその直線性誤差の温度特性を補正
している。可変減衰器41の出力はバッファアンプ42
を介して反転アンプ43に入力されて極性反転される。
反転アンプ43の出力は、反転アンプ44に入力される
と、D/Aコンバータ10から供給される出力電圧を基
準に反転されて、所定の制御電圧として出力される。可
変利得回路8から出力される所定の制御電圧はサンプル
ホールド回路12に保持されて、電圧制御発振回路11
4へ供給されている。
【0043】図18の構成回路のタイミングチャートを
図22に示す。まずメモリ7が動作してデータを読み出
し、A/Dコンバータ6が温度範囲を検出するとメモリ
7はパワーダウンする。続いて可変利得回路9とD/A
コンバータ11が動作して、サンプルホールド回路13
に温度補正の制御電圧が保持されると、A/Dコンバー
タ6と、可変利得回路9と、D/Aコンバータ11に温
度調整設定データが設定され、A/Dコンバータ5と、
可変利得回路8と、D/Aコンバータ10が動作して温
度制御設定データが設定されて電圧制御の制御電圧がサ
ンプルホールド回路12へ保持されると、A/Dコンバ
ータ5と6、可変利得回路8と9、D/Aコンバータ1
0と11がパワーダウンする。
【0044】上記の周波数温度調整データを記憶したメ
モリ7を用いた本実施例のVC−TCXOを動作させ、
外部電圧入力端子3の電圧を変化させた低温、常温、高
温での可変感度L、M、Nを図23に示す。可変感度
L、M、Nの直線性誤差は±3.5ppm/V以内とな
り、低温から高温まで所要の特性を満足することができ
る。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明は、水晶発振器と、
この水晶発振器に電気的に接続された周波数調整素子
と、この周波数調整素子に印加する電圧を制御する制御
回路とを備え、前記制御回路は、外部電圧入力端子と、
この外部電圧入力端子に電気的に接続されたA/Dコン
バータと、このA/Dコンバータに電気的に接続された
メモリと、このメモリおよび前記外部電圧入力端子が電
気的に接続された可変利得回路と、前記メモリと可変利
得回路との間に電気的に介在させたD/Aコンバータと
を有し、前記メモリは、実稼働する2個以上の制御電圧
設定グループを持ち、各制御電圧設定グループは、電圧
検出データと利得設定データとオフセット設定データを
記憶している構成としたものである。
【0046】そして以上の構成とすると、発振回路と周
波数調整素子の特性許容範囲が広くなるとともに、可変
感度とその直線性誤差および温度特性の調整を容易に
し、特性が限定される同一の半導体集積回路内にも発振
回路と周波数調整素子と制御回路を構成することが容易
であり、この半導体集積回路の小型化がしやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるVCXOの構成
【図2】同実施の形態におけるメモリの記憶内容を示す
概念図
【図3】同実施の形態におけるA/Dコンバータの回路
【図4】同実施の形態における可変利得回路の回路図
【図5】同実施の形態におけるサンプルホールド回路の
回路図
【図6】同実施の形態におけるVCXOの動作のタイミ
ングチャート
【図7】同実施の形態における電圧制御発振回路の回路
【図8】同実施の形態における電圧制御水晶発振回路の
周波数特性を示す図
【図9】同実施の形態における電圧制御水晶発振回路の
周波数特性の可変感度を示す図
【図10】同実施の形態におけるVCXOの周波数特性
の可変感度を示す図
【図11】本発明の実施の形態2におけるVC−TCX
Oの構成図
【図12】同実施の形態におけるメモリの記憶内容を示
す概念図
【図13】同実施の形態におけるVC−TCXOの動作
のタイミングチャート
【図14】同実施の形態における電圧制御発振回路の回
路図
【図15】同実施の形態におけるVC−TCXOの周波
数温度特性を示す図
【図16】本発明の実施の形態3におけるVC−TCX
Oの構成図
【図17】同実施の形態におけるVC−TCXOの動作
のタイミングチャート
【図18】本発明の実施の形態4におけるVC−TCX
Oの構成図
【図19】同実施の形態におけるメモリの記憶内容を示
す概念図
【図20】同実施の形態における可変利得回路9の回路
【図21】同実施の形態における可変利得回路8の回路
【図22】同実施の形態におけるVC−TCXOの動作
のタイミングチャート
【図23】同実施の形態におけるVC−TCXOの周波
数特性の可変感度を示す図
【符号の説明】
1 電圧制御発振器 2 水晶振動子 3 外部電圧入力端子 5 A/Dコンバータ 7 メモリ 8 可変利得回路 10 D/Aコンバータ 12 サンプルホールド回路 14 電圧制御発振回路 15 パルス発生回路 18 出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 親男 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水晶発振器と、この水晶発振器に電気的
    に接続された周波数調整素子と、この周波数調整素子に
    印加する電圧を制御する制御回路とを備え、前記制御回
    路は、外部電圧入力端子と、この外部電圧入力端子に電
    気的に接続されたアナログ・ディジタル変換回路(以下
    A/Dコンバータと称す)と、このA/Dコンバータに
    電気的に接続されたメモリと、このメモリおよび前記外
    部電圧入力端子が電気的に接続された可変利得回路と、
    前記メモリと可変利得回路との間に電気的に介在させた
    ディジタル・アナログ変換回路(以下D/Aコンバータ
    と称す)とを有し、前記メモリは、実稼働する2個以上
    の制御電圧設定グループを持ち、各制御電圧設定グルー
    プは、電圧検出データと利得設定データとオフセット設
    定データを記憶している水晶発振装置。
  2. 【請求項2】 水晶発振器と、この水晶発振器に電気的
    に接続された第1と第2の周波数調整素子と、前記第1
    の周波数調整素子に印加する電圧を制御する前記第1の
    制御回路と、前記第2の周波数調整素子に印加する第2
    の制御回路とを備え、前記第1の制御回路は、外部電圧
    入力端子と、この外部電圧入力端子に電気的に接続され
    た第1のA/Dコンバータと、この第1のA/Dコンバ
    ータに電気的に接続されたメモリと、このメモリおよび
    前記外部電圧入力端子が電気的に接続された第1の可変
    利得回路と、前記メモリと前記第1の可変利得回路との
    間に電気的に介在させた第1のD/Aコンバータとを有
    し、前記第2の制御回路は、温度センサと、この温度セ
    ンサに電気的に接続された第2のA/Dコンバータと、
    この第2のA/Dコンバータに前記メモリと電気的に接
    続されており、前記メモリおよび前記温度センサが電気
    的に接続された第2の可変利得回路と、前記メモリと第
    2の可変利得回路との間に電気的に介在させた第2のD
    /Aコンバータとを有し、前記メモリは、実稼働する2
    個以上の電圧制御設定グループと8個以下の温度制御設
    定グループを持ち、各電圧制御設定グループと各温度制
    御設定グループは、電圧検出データと利得設定データと
    オフセット設定データを記憶している水晶発振装置。
  3. 【請求項3】 水晶発振器と、この水晶発振器に電気的
    に接続された第1と第2の周波数調整素子と、前記第1
    と第2の周波数調整素子に印加する電圧を制御する制御
    回路と、前記第1の周波数調整素子と制御回路の間に電
    気的に介在させた第1のサンプルホールド回路と、前記
    第2の周波数調整素子と制御回路の間に電気的に介在さ
    せた第2のサンプルホールド回路を備え、前記制御回路
    は、外部電圧入力端子と、この外部電圧入力端子に電気
    的に接続された第1の開閉用スイッチと、温度センサ
    と、この温度センサに電気的に接続された第2の開閉用
    スイッチと、第1および第2のスイッチと電気的に接続
    されたA/Dコンバータと、このA/Dコンバータに電
    気的に接続されたメモリと、このメモリおよび前記第1
    および第2のスイッチが電気的に接続された可変利得回
    路と、前記メモリと可変利得回路との間に電気的に介在
    させたD/Aコンバータとを有し、前記メモリは、実稼
    働する2個以上の電圧制御設定グループと8個以下の温
    度制御設定グループを持ち、各電圧制御設定グループと
    各温度制御設定グループは、電圧検出データと利得設定
    データとオフセット設定データを記憶している水晶発振
    装置。
  4. 【請求項4】 水晶発振器と、この水晶発振器に電気的
    に接続された第1と第2の周波数調整素子と、前記第1
    の周波数調整素子に印加する電圧を制御する第1の制御
    回路と、前記第2の周波数調整素子に印加する第2の制
    御回路と、前記第1の周波数調整素子と制御回路の間に
    電気的に介在させた第1のサンプルホールド回路と、前
    記第2の周波数調整素子と制御回路の間に電気的に介在
    させた第2のサンプルホールド回路を備え、前記第1の
    制御回路は、外部電圧入力端子と、この外部電圧入力端
    子に電気的に接続された第1のA/Dコンバータと、こ
    の第1のA/Dコンバータに電気的に接続されたメモリ
    と、このメモリおよび前記外部電圧入力端子が電気的に
    接続された第1の可変利得回路と、前記メモリと前記第
    1の可変利得回路との間に電気的に介在させた第1のD
    /Aコンバータとを有し、前記第2の制御回路は、温度
    センサと、この温度センサに電気的に接続された第2の
    A/Dコンバータと、この第2のA/Dコンバータに前
    記メモリと電気的に接続されており、前記メモリおよび
    前記温度センサが電気的に接続された第2の可変利得回
    路と、前記メモリと第2の可変利得回路との間に電気的
    に介在させた第2のD/Aコンバータとを有し、前記第
    2の可変利得回路の出力は前記第1の可変利得回路に接
    続されており、前記メモリは、実稼働する2個以上の電
    圧制御設定グループと8個以下の温度制御設定グループ
    を持ち、各電圧制御設定グループと各温度制御設定グル
    ープは、電圧検出データと利得設定データとオフセット
    設定データを記憶している水晶発振装置。
  5. 【請求項5】 周波数調整素子と可変利得回路との間に
    少なくとも一つ以上のサンプルホールド回路を介在させ
    た請求項1または2記載の水晶発振装置。
  6. 【請求項6】 第1の開閉用スイッチと第2の開閉用ス
    イッチを同時に閉路状態にはさせず、第1または第2の
    開閉用スイッチが閉路状態にあるときは、A/Dコンバ
    ータと可変利得回路とD/Aコンバータは動作状態にあ
    る請求項3記載の水晶発振装置。
  7. 【請求項7】 A/Dコンバータとメモリと可変利得回
    路とD/Aコンバータの少なくとも一つは間欠動作を行
    わせることを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載
    の水晶発振装置。
  8. 【請求項8】 A/Dコンバータと可変利得回路とD/
    Aコンバータの少なくとも一つの間欠動作における休止
    時間は、メモリの間欠動作による休止時間よりも短くし
    た請求項7記載の水晶発振装置。
  9. 【請求項9】 周波数調整素子と水晶発振器との間に電
    気的に接続された開閉用スイッチを介在させ、この開閉
    用スイッチはメモリと電気的に接続されている請求項1
    〜4のいずれかに記載の水晶発振装置。
  10. 【請求項10】 可変利得回路は、D/Aコンバータと
    増幅回路と極性反転回路により構成した請求項1〜4の
    いずれかに記載の水晶発振装置。
  11. 【請求項11】 A/Dコンバータは、一つの電圧比較
    回路(以下コンパレータと称す)により構成した請求項
    1〜4のいずれかに記載の水晶発振装置。
  12. 【請求項12】 D/Aコンバータは可変減衰器により
    構成した請求項1〜4のいずれかに記載の水晶発振装
    置。
  13. 【請求項13】 周波数調整素子は、複数のコンデンサ
    とバラクターダイオードにより構成し、これらのコンデ
    ンサとバラクターダイオードは水晶発振器の入力側と出
    力側に電気的に接続した請求項1〜4のいずれかに記載
    の水晶発振装置。
  14. 【請求項14】 周波数調整素子と制御回路は、一つの
    半導体素子内にて構成された請求項1〜13のいずれか
    に記載の水晶発振装置。
  15. 【請求項15】 水晶発振器と、この水晶発振器に電気
    的に接続された周波数調整素子と、この周波数調整素子
    に印加する電圧を制御する制御回路とを備え、前記制御
    回路は、外部電圧入力端子と、この外部電圧入力端子に
    電気的に接続されたA/Dコンバータと、このA/Dコ
    ンバータに電気的に接続されたメモリと、このメモリお
    よび前記外部電圧入力端子が電気的に接続された可変利
    得回路と、前記メモリと可変利得回路との間に電気的に
    介在させたD/Aコンバータとを有し、前記メモリは、
    実稼働する2個以上の制御電圧設定グループを持ち、各
    制御電圧設定グループは、電圧検出データと利得設定デ
    ータとオフセット設定データを記憶している水晶発振装
    置において、可変利得回路と周波数調整素子間を開路状
    態とし、この開路状態とした状態で、前記周波数調整素
    子に制御電圧範囲を可変しながら印加することにより、
    水晶発振器の制御電圧の変化に対する可変感度を求め、
    可変感度の直線性誤差が所定の範囲内に納まる様に、制
    御電圧範囲を2つ以上に分割し、各電圧範囲に対応する
    電圧検出データ、利得設定データ、オフセット設定デー
    タとして、メモリに記憶させる水晶発振装置の調整方
    法。
  16. 【請求項16】 水晶発振器と、この水晶発振器に電気
    的に接続された周波数調整素子と、この周波数調整素子
    に印加する電圧を制御する制御回路とを備え、前記制御
    回路は、外部電圧入力端子と、この外部電圧入力端子に
    電気的に接続されたA/Dコンバータと、このA/Dコ
    ンバータに電気的に接続されたメモリと、このメモリお
    よび前記外部電圧入力端子が電気的に接続された可変利
    得回路と、前記メモリと可変利得回路との間に電気的に
    介在させたD/Aコンバータとを有し、前記メモリは、
    実稼働する2個以上の制御電圧設定グループを持ち、各
    制御電圧設定グループは、電圧検出データと利得設定デ
    ータとオフセット設定データを記憶している水晶発振装
    置において、可変利得回路と周波数調整素子間を開路状
    態とし、この開路状態とした状態で、水晶発振装置を低
    温から高温まで可変し、前記周波数調整素子に制御電圧
    範囲を可変しながら印加することにより、前記低温から
    高温までの水晶発振器の制御電圧に対する可変感度を求
    め、可変感度の直線性誤差が低温から高温まで所定の範
    囲内に納まる様に、制御電圧範囲を2つ以上に分割し、
    各電圧範囲に対応する電圧検出データ、利得設定デー
    タ、オフセット設定データとして、メモリに記憶させる
    水晶発振装置の調整方法。
JP827897A 1997-01-21 1997-01-21 水晶発振装置とその調整方法 Pending JPH10209754A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7689190B2 (en) * 2004-09-30 2010-03-30 St-Ericsson Sa Controlling the frequency of an oscillator
JP2010109828A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Kyocera Kinseki Corp 発振器
JP2012227665A (ja) * 2011-04-18 2012-11-15 Seiko Epson Corp 温度補償型発振器、電子機器

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JP2010109828A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Kyocera Kinseki Corp 発振器
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