JPH10209384A - 半導体集積回路、およびその識別方法 - Google Patents

半導体集積回路、およびその識別方法

Info

Publication number
JPH10209384A
JPH10209384A JP1253197A JP1253197A JPH10209384A JP H10209384 A JPH10209384 A JP H10209384A JP 1253197 A JP1253197 A JP 1253197A JP 1253197 A JP1253197 A JP 1253197A JP H10209384 A JPH10209384 A JP H10209384A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor integrated
integrated circuit
mask
identification
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1253197A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Nakajima
孝雄 中陦
Kenichi Nakamura
健一 中村
Makoto Segawa
真 瀬川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP1253197A priority Critical patent/JPH10209384A/ja
Publication of JPH10209384A publication Critical patent/JPH10209384A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッケージに封入された状態で、半導体集積
回路のマスク上の位置およびウエハ上の位置を特定でき
るようにする。 【解決手段】 マスク上で、半導体集積回路の任意の外
部端子に特定の電位を印加すると特定の電流特性を示す
識別回路を設ける。解析時は外部端子に特定の電圧を印
加し、特定の電流特性を示した前記外部端子の端子番号
よりこの半導体集積回路のマスク上の位置を特定する。
さらに、マスク上で前記識別回路をフューズを介して前
記外部端子に接続するように設け、ウエハ上で特定のフ
ューズをカットする。解析時は特定の電流特性を示した
前記外部端子の端子番号よりこの半導体集積回路のウエ
ハ上の位置を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、その製造条件によ
る識別を行うことが可能な半導体集積回路およびその識
別方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路は、集積回路のパターン
が描かれたマスクを使用して、ウエハ上にパターンを焼
き付けて作られる。通常、このマスク上には複数個の半
導体集積回路のパターンが描かれている。このマスクに
よって作られた各チップは、ウエハより切り離されパッ
ケージ封入され、製品化される。
【0003】このマスク上に描かれる集積回路のパター
ンは、全く同じ物である場合もあるが、それぞれに変更
を施した複数種類の回路パターンである場合もある。こ
のように複数種類の半導体集積回路が存在する場合に、
識別のための表示が必要となる。実際、半導体集積回路
の種類毎に異なる信号発生回路を形成する方法が特開昭
60−192342等に開示されている。しかし前記方
法を用いても、パッケージ封入後、そのチップの種類を
パッケージ上より判断することはできなかった。
【0004】また、製品段階で不良が発見された場合
に、その不良の原因がマスク上に存在するものか、ウエ
ハ上に存在したものであるかを解析する必要がある。す
なわち、不良の原因がダストにあった場合、そのダスト
がマスク上に付着したものなのか、ウエハ上に付着して
正規のパターンを焼き付けることができなかったのかを
特定する必要がある。このため、特開平5−29931
8にはステッパ用レチクルにおいて各回路パターン毎に
その位置を示す表示を示す識別パターンを形成する方法
が、特開平4−289891には各チップにウエハ内に
おけるそれぞれの位置情報を示す表示を設ける方法がそ
れぞれ開示されている。しかし前記方法を用いても、パ
ッケージ封入後、そのチップがウエハ上のどの位置にあ
ったものであるか、また、そのチップがマスク上のどの
位置にあったものであるかを判断することは不可能であ
った。
【0005】このように、従来の半導体集積回路とその
識別方法では、チップの種類、マスクおよびウエハの位
置情報を得るためには、パッケージを破壊して中のチッ
プを取り出し、識別するための回路もしくは表示により
判断するしか方法がなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を鑑みてなされたもので、各チップをウエハより切り離
してパッケージに封入した後に不良が発生した場合で
も、そのチップの変更履歴等、および、その原因がマス
ク上に付着したダストもしくは欠陥にあるのか、または
ウエハ上に付着したダストに原因があるのか定を、パッ
ケージを破壊することなく容易に特定することを可能に
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の第1手段として、複数の外部端子と、前記外
部端子に接続されるパットと、前記外部端子に接続され
る識別回路とを有し、前記識別回路は前記外部端子に特
定の電位が印加されると特定の電流特性を示すことを特
長とする半導体集積回路を提供し、この外部入力端子に
前記特定の電位を印加して得られる電流特性より、半導
体集積回路の識別を行う識別方法を提供する。
【0008】また、上記半導体集積回路において、前記
識別回路の電流特性は、前記半導体集積回路の製造工程
におけるマスク上での位置に対応して定められることを
特長とする半導体集積回路を提供し、前記半導体集積回
路がパッケージに封入された後、この外部入力端子に前
記特定の電位を印加して特定の電流特性を示した外部端
子の端子番号より、前記半導体集積回路パターンが前記
マスク上のどのパターンに相当するかを識別する半導体
集積回路の識別方法を提供する。
【0009】また、本発明の第2の手段として、複数の
外部端子と、それぞれの前記外部端子に接続されるパッ
トと、それぞれの前記外部端子にフューズを介して接続
される識別回路とを有し、前記識別回路は前記外部端子
に特定の電位が印加されると特定の電流特性を示すこと
を特長とする半導体集積回路を提供し、製造工程のウエ
ハ状態で、前記複数の半導体集積回路のそれぞれ異なる
少なくとも1つ以上のフューズを切断し、前記半導体集
積回路がパッケージに封入された後、前記入出力端子に
前記特定の電位を印加し、特定の電流特性を示した外部
端子の端子番号より、前記半導体集積回路が前記ウエハ
上のどの位置にあったかを識別する半導体集積回路の識
別方法を提供する。
【0010】また、本発明の第3の手段として、複数の
外部端子と、それぞれの前記外部端子に接続されるパッ
トと、それぞれの前記外部端子にフューズを介して接続
される識別回路とを有し、前記識別回路は前記外部端子
に特定の電位が印加されるとマスク上での位置に対応し
た異なる電流特性をそれぞれ示すことを特長とする半導
体集積回路を提供し、製造工程のウエハ状態で、前記複
数の半導体集積回路のそれぞれ異なる少なくとも1つ以
上のフューズを切断し、前記半導体集積回路がパッケー
ジに封入された後、前記入出力端子に前記特定の電位を
印加し得られた電流特性より、前記半導体集積回路パタ
ーンが前記マスク上のどのパターンに相当するかを識別
し、前記特定の電流特性を示した外部端子の端子番号よ
り、前記半導体集積回路が前記ウエハ上のどの位置にあ
ったかを識別する半導体集積回路の識別方法を提供す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を用い
て説明する。図1は本発明の半導体集積回路の外部入力
端子近辺の回路である。図1(a) に示すように、外部入
力端子101に接続される入力パット102があり、こ
の入力パットは入力バッファ103等に接続される。ま
た、入力パット102は識別回路104にも接続され
る。
【0012】図1(b)は図1(a)に示した識別回路
104をNMOSトランジスタで構成した場合の回路例
である。トランジスタ105のゲート端子とソース端子
は入力パット102および入力バッファ103に接続さ
れ、ドレインは電源電位VDDに接続される。外部入力端
子101に電源電位VDDよりもNMOSトランジスタ1
05のしきい値分だけ高い電位を印加すると外部入力端
子101と電源電位VDDの間に電流が流れる。
【0013】図1(c)は図1(a)に示した識別回路
104を抵抗素子で構成した場合の回路例である。抵抗
素子106の一端は入力パット102および入力バッフ
ァ103に接続され、他端は接地電位VSSに接続され
る。外部入力端子101に接地電位VSSより高い電位が
印加すると外部入力端子101と接地電位VSSの間に電
流が流れる。
【0014】次に、前記識別回路104を用いた半導体
集積回路とその識別方法の第1 の実施例を図2に基づい
て説明する。図2(a)は第1の実施例の半導体集積回
路を作るためのマスクを示す図であり、マスク205上
に4つの半導体集積回路のパターン201〜204があ
る。今、マスク205上の4つパターンの入力端子はそ
れぞれ図2(b)のように作られるとする。すなわち、
パターン1(201)のX1 入力端子(1011)と、
パターン2(202)のX2 入力端子(1012)と、
パターン3 (203)のX3 入力端子(1013)と、
パターン4(204)のX4 入力端子(1014)には
それぞれ、図1(a)に示す識別回路1041〜104
4が設けられる。
【0015】このマスク205によってウエハ上にパタ
ーンを焼き付けたものを図2 (c)に示す。図2(c)
のチップ番号が1である集積回路はマスク205のパタ
ーン1(201)が転写されたものであり、そのX1 入
力端子(1011)には識別回路1041が形成され
る。同様にして、チップ番号が2である集積回路のX2
入力端子(1012)には識別回路1042が、チップ
番号が3である集積回路X3 入力端子(1013)には
識別回路1043が、チップ番号が4である集積回路X
4 入力端子(1014)には識別回路1044が形成さ
れる。
【0016】このようにして形成された半導体集積回路
チップをパッケージに封入した後、チップの外部入力端
子に特定の電位を印加して、特定の電流特性を示した端
子番号よりそのチップの変更履歴等を特定することが可
能となる。すなわち、外部入力端子X1 が特定の電流特
性を示したチップはマスク上のパターン1の変更履歴を
有するものである。同様にして、外部入力端子X2 が電
流特性を示したチップはマスク上のパターン2の変更履
歴を、外部入力端子X3が電流特性を示したチップはマ
スク上のパターン3の変更履歴を、外部入力端子X4が
電流特性を示したチップはマスク上のパターン4の変更
履歴を有することになる。
【0017】また、マスク上のパターンの回路が同一の
場合、上記方法を用いることによりパッケージ封入後で
も、そのチップのマスク上の位置を特定することができ
る。すなわち、外部入力端子X1 が電流特性を示したチ
ップはマスク上のパターン1が転写されたものである。
同様にして、外部入力端子X2 が電流特性を示したチッ
プはマスク上のパターン2が、外部入力端子X3が電流
特性を示したチップはマスク上のパターン3が、外部入
力端子X4が電流特性を示したチップはマスク上のパタ
ーン4が転写されたものであるということになる。この
ことより、多数のサンプルを調査した時、不良となって
いるチップがマスク上のある1ヶ所に集中していれば、
マスク上にダストの付着等の欠陥があると考えられる。
それに対して、全く依存性がなければウエハ上での欠陥
が原因と予測でき、不良原因の切り分け作業が格段容易
になる。
【0018】このように、半導体集積回路の任意の外部
入力端子に図1(a)に示すような識別回路104を設
けることによって、パッケージに封入された状態でもそ
の半導体集積回路の変更履歴およびマスク上の位置等を
識別することができるようになる。次に、半導体集積回
路とその識別方法の別の実施例を以下に説明する。
【0019】図3は本発明の半導体集積回路の外部入力
端子近辺の回路である。図3(a) に示すように、外部入
力端子301に接続される入力パット302があり、こ
の入力パットは入力バッファ303等に接続される。ま
た、入力パット302は、フューズ304を介して識別
回路305にも接続される。
【0020】図3(b)は図3(a)に示した識別回路
305をNMOSトランジスタで構成した場合の回路例
である。トランジスタ306のソース端子はフューズを
介して入力バッファ303および入力パット302に接
続され、ゲート端子は入力バッファ303および入力パ
ット302に接続され、ドレインは電源電位VDDに接続
される。外部入力端子301に電源電位VDDよりもNM
OSトランジスタ306のしきい値分だけ高い電位を印
加すると外部入力端子301と電源電位VDDの間に電流
が流れる。
【0021】図3(c)は図3(a)に示した識別回路
305を抵抗素子で構成した場合の回路例である。抵抗
素子307の一端はフューズ304を介して入力バッフ
ァ303および入力パット302に接続され、他端は接
地電位VSSに接続される。外部入力端子301に接地電
位VSSより高い電位が印加すると外部入力端子301と
接地電位VSSの間に電流が流れる。
【0022】次に、前記フューズ304および前記識別
回路305を用いた半導体集積回路とその識別方法の第
2の実施例を図4に基づいて説明する。図4(a)は第
2の実施例の半導体集積回路を作るためのマスクを示す
図であり、マスク405上に4つの半導体集積回路のパ
ターン401〜404がある。今、マスク405上の4
つパターンの入力端子はそれぞれ図4(b)のように作
られるとする。すなわち、パターン1(401)〜4
(404)のX1入力端子(3011)〜Xn入力端子
(301n)には図3に示す識別回路3051〜305
nが設けられる。このマスク405によってウエハ上に
パターンを焼き付けたものは、当然のことながらすべて
同じパターンである。
【0023】このウエハ上に焼き付けられたパターンの
任意のフューズをカットしたものの概略を図4(c)に
示す。図4(c)で例えば、チップAはX1入力端子に
接続されるフューズ3041だけを残してその他のフュ
ーズをカットする。チップBはX4入力端子に接続され
るフューズ3044だけを残してその他のフューズをカ
ットする。チップCはX1入力端子に接続されるフュー
ズ3041とX2入力端子に接続されるフューズ304
2を残してそれ以外のフューズをカットする。チップD
はXn入力端子に接続されるフューズ304nだけをカ
ットする。このように、任意のフューズをカットするこ
とにより、各入力端子X1〜Xnと識別回路3051〜
305nとの接続状態をチップ毎に変化させる。メモリ
製品の場合には、このフューズカットの工程をリダンダ
ンシー用セルのアドレス記憶用フューズのカット工程と
同時に行ってもよい。
【0024】このようにして形成された半導体集積回路
チップをパッケージに封入した後、チップの外部入力端
子に特定の電位を印加して、特定の電流特性を示した端
子番号よりそのチップのウエハ上での位置を特定するこ
とが可能となる。すなわち、外部入力端子X1が電流特
性を示したチップはチップAである。同様にして、外部
入力端子X4が電流特性を示したチップはチップB、外
部入力端子X1とX2が電流特性を示したチップはチッ
プC、外部入力端子Xnだけが電流特性を示さなかった
チップはチップDであるということになる。
【0025】このように、半導体集積回路の複数の外部
出力端子に図3(a)に示すような識別回路305をフ
ューズ304を介して設けることによって、パッケージ
に封入された状態でもその半導体集積回路のウエハ上の
位置を識別することができるようになる。
【0026】次に、図3に示したフューズ304および
識別回路305を用いた半導体集積回路とその識別方法
の第3の実施例を図5に基づいて説明する。図3に示し
た識別回路305は、例えば図3(b)に示すようなN
MOSトランジスタのサイズを変えるなどして、その電
流特性を任意の値に設定することができる。図5(a)
は第3の実施例の半導体集積回路を作るためのマスクを
示す図であり、マスク505上に4つの半導体集積回路
のパターン501〜504がある。今、マスク505上
の4つパターンの入力端子はそれぞれ図5(b)のよう
に作られるとする。すなわち、パターン1(501)の
X1入力端子(30111)〜Xn入力端子(3011
n)には識別回路1(30511〜3051n)がそれ
ぞれフューズ30411〜3041nを介して接続され
る。30511〜3051nは同じ電流特性を有する識
別回路である。同様にして、パターン2(502)のX
1入力端子(30121)〜Xn入力端子(3012
n)には識別回路2(30521〜3052n)がそれ
ぞれフューズ30421〜3042nを介して接続さ
れ、パターン3(503)のX1入力端子(3013
1)〜Xn入力端子(3013n)には識別回路3(3
0531〜3053n)がそれぞれフューズ30431
〜3043nを介して接続され、パターン4(504)
のX1入力端子(30141)〜Xn入力端子(301
4n)には識別回路4(30541〜3054n)がそ
れぞれフューズ30441〜3044nを介して接続さ
れる。
【0027】このマスク505によってウエハ上にパタ
ーンを焼き付けたものを図5(c)に示す。図5(c)
上のチップ番号が1である集積回路はマスク505のパ
ターン1(501)が転写されたものであり、そのX1
〜Xn入力端子(30111〜3011n)には識別回
路1(30511〜3051n)がそれぞれフューズ3
0411〜3041nを介して形成される。同様にし
て、チップ番号が2である集積回路のX1〜Xn入力端
子(30121〜3012n)にはそれぞれフューズ3
0421〜3042nを介して識別回路2(30521
〜3052n)が、チップ番号が3である集積回路のX
1〜Xn入力端子(30131〜3013n)にはそれ
ぞれフューズ30431〜3043nを介して識別回路
3(30531〜3053n)が、チップ番号が4であ
る集積回路のX1〜Xn入力端子(30141〜301
4n)にはそれぞれフューズ30441〜3044nを
介して識別回路4(30541〜3054n)が形成さ
れる。この識別回路1〜4はそれぞれ異なる電流特性を
有する。
【0028】このウエハ上に焼き付けられたパターンの
任意のフューズをカットしたものの概略を図5(c)に
示す。図5(c)で例えば、チップAはX1入力端子3
0111に接続されるフューズ30411だけを残して
その他のフューズをカットする。チップBはX4入力端
子3014nに接続されるフューズ30444だけを残
してその他のフューズをカットする。チップCはX1入
力端子30111に接続されるフューズ30411とX
2入力端子30112に接続されるフューズ30412
を残してそれ以外のフューズをカットする。チップDは
Xn入力端子に接続されるフューズ3044nだけをカ
ットする。このように、任意のフューズをカットするこ
とにより、各入力端子X1〜Xnと識別回路30511
〜3054nとの接続状態をチップ毎に変化させる。メ
モリ製品の場合には、このフューズカットの工程をリダ
ンダンシー用セルのアドレス記憶用フューズのカット工
程と同時に行ってもよい。
【0029】このようにして形成された半導体集積回路
チップをパッケージに封入した後、チップの外部入力端
子に特定の電位を印加して、特定の電流特性を示した端
子番号とその電流特性により、そのチップのウエハ上で
の位置とマスク上での位置もしくは変更履歴等を特定す
ることが可能となる。すなわち、外部入力端子X1だけ
が電流特性を示したチップはチップAでその電流特性が
識別回路1のものであればマスク上のパターン1が転写
されたものである。同様にして、外部入力端子X4が電
流特性を示したチップはチップBでその電流特性が識別
回路4のものであればマスク上のパターン4が転写され
たもの、外部入力端子X1とX2が電流特性を示したチ
ップはチップCでその電流特性が識別回路1のものであ
ればマスク上のパターン1が転写されたもの、外部入力
端子Xnだけが電流特性を示さなかったチップはチップ
Dでその電流特性が識別回路4のものであればマスク上
のパターン4が転写されたものあるということになる。
このことより、多数のサンプルを調査した場合、不良と
なっているチップのウエハ上の位置およびマスク上の位
置を同時に特定することが可能となり、不良原因の解析
がさらに容易となる。
【0030】上記実施例2、3は識別回路を入力端子に
設けたものを例に説明したが、入力端子に接続される保
護MOSトランジスタのサイズを任意に設定してもかま
わない。
【0031】また、出力バッファ回路のトランジスタサ
イズを任意に設定してもよい。この場合でも、出力端子
に流れる電流の違いにより、チップがパッケージに封入
された後でも、マスク上のどの位置に存在したものであ
るかを電気的に調査することが可能となる。
【0032】
【発明の効果】本願発明を用いることにより、半導体集
積回路の外部入力端子に特定の電位を印加しその電流特
性を観測することにより、このチップのマスク上の位置
およびウエハ上の位置を特定することができるようにな
る。このため、集積回路の不良原因がダストであると考
えられるとき、それがマスク上に付着したものである
か、ウエハ上に付着したものであるかを、パッケージに
封入されたままの状態で特定することが可能となり、不
良解析の切り分け作業の効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に関する外部入力端子近
辺の回路図である。
【図2】本発明の第1の実施例に関する半導体集積回路
のマスクとウエハの関係を示す図である。
【図3】本発明の第2および第3の実施例に関する外部
入力端子近辺の回路図である。
【図4】本発明の第2の実施例に関する半導体集積回路
のマスクとウエハの関係を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施例に関する半導体集積回路
のマスクとウエハの関係を示す図である。
【符号の説明】
101 外部入力端子 102 入力パット 201〜204 半導体集積回路のパターン 205 マスク 206 ウエハ 301 外部入力端子 302 入力パット 304 フューズ 401〜404 半導体集積回路のパターン 405 マスク 406 ウエハ 501〜504 半導体集積回路のパターン 505 マスク 506 ウエハ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の外部端子と、 前記外部端子に接続されるパットと、 前記外部端子に接続される識別回路とを有し、前記識別
    回路は前記外部端子に特定の電位が印加されると特定の
    電流特性を示すことを特長とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 前記識別回路の電流特性は、前記半導体
    集積回路の製造工程におけるマスク上での位置に対応し
    て定められることを特長とする請求項1記載の半導体集
    積回路。
  3. 【請求項3】 前記識別回路はソースとゲートが前記外
    部端子および前記パットに接続され、ドレインが電源電
    位に接続されるNMOSトランジスタであることを特徴
    とする請求項1乃至2記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記識別回路は一端が前記入出力端子お
    よびパットに接続され、他端が接地電位に接続される抵
    抗素子であることを特徴とする請求項1乃至2記載の半
    導体集積回路。
  5. 【請求項5】 複数の外部端子と、 それぞれの前記外部端子に接続されるパットと、 それぞれの前記外部端子にフューズを介して接続される
    識別回路とを有し、前記識別回路は前記外部端子に特定
    の電位が印加されると特定の電流特性を示すことを特長
    とすることを特長とする半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 前記フューズのうち、任意のフューズが
    切断されていることを特長とする請求項5記載の半導体
    集積回路。
  7. 【請求項7】 前記フューズの切断は、前記半導体集積
    回路の製造工程におけるウエハ上の位置に対応して決定
    されることを特長とする請求項6記載の半導体集積回
    路。
  8. 【請求項8】 前記識別回路はソースが前記外部端子お
    よび前記パットにフューズを介して接続され、ゲートが
    前記外部入力端子に接続され、ドレインが電源電位に接
    続されるNMOSトランジスタであることを特徴とする
    請求項5乃至7記載の半導体集積回路。
  9. 【請求項9】 前記識別回路は一端が前記フューズに接
    続され、他端が接地電位に接続される抵抗素子であるこ
    とを特徴とする請求項5乃至7記載の半導体集積回路。
  10. 【請求項10】 前記識別回路電流特性は、前記半導体
    集積回路の製造工程におけるマスク上での位置に対応し
    て定められることを特長とする請求項5乃至9記載の半
    導体集積回路。
  11. 【請求項11】 ウエハへ半導体集積回路パターンを転
    写するためのマスク上に、複数の半導体集積回路のパタ
    ーンが描かれる場合において、 前記マスク上の複数の半導体集積回路パターンの入出力
    端子に、前記入出力端子に特定の電圧を印加すると特定
    の電流特性が得られる識別回路のパターンを設け、 前記半導体集積回路がICパッケージに収納された後、
    前記入出力端子に前記特定の電位を印加し得られた電流
    特性により、前記半導体集積回路パターンが前記マスク
    上のどのパターンに相当するかを識別する半導体集積回
    路の識別方法。
  12. 【請求項12】 ウエハへ半導体集積回路パターンを転
    写するためのマスク上に、複数の半導体集積回路のパタ
    ーンが描かれる場合において、 前記マスク上の複数の半導体集積回路パターンのそれぞ
    れ異なる入出力端子に、前記入出力端子に特定の電圧を
    印加すると特定の電流特性が得られる識別回路のパター
    ンを設け、 前記半導体集積回路がICパッケージに収納された後、
    前記入出力端子に前記特定の電位を印加し、特定の電流
    特性を示した外部端子の端子番号より、前記半導体集積
    回路パターンが前記マスク上のどのパターンに相当する
    かを識別する半導体集積回路の識別方法。
  13. 【請求項13】 ウエハ上に転写された複数の半導体集
    積回路の複数の外部端子に、それぞれフューズを介し
    て、前記入出力端子に特定の電位を印加すると特定の電
    流特性が得られる識別回路を設け、 前記複数の半導体集積回路のそれぞれ異なる少なくとも
    1つ以上のフューズを切断し、 前記半導体集積回路がICパッケージに収納された後、
    前記入出力端子に前記特定の電位を印加し、特定の電流
    特性を示した外部端子の端子番号より、前記半導体集積
    回路が前記ウエハ上のどの位置にあったかを識別する半
    導体集積回路の識別方法。
  14. 【請求項14】 ウエハへ半導体集積回路パターンを転
    写するためのマスク上に、複数の半導体集積回路のパタ
    ーンが描かれる場合において、 前記マスク上の複数の半導体集積回路パターンの入出力
    端子に、それぞれフューズを介して、前記入出力端子に
    特定の電圧を印加すると特定の電流特性が得られるそれ
    ぞれ異なる識別回路のパターンを設け、 ウエハ上に転写された前記複数の半導体集積回路のそれ
    ぞれ異なる少なくとも1 つ以上のフューズを切断し、 前記半導体集積回路がICパッケージに収納された後、
    前記入出力端子に前記特定の電位を印加し得られた電流
    特性より、前記半導体集積回路パターンが前記マスク上
    のどのパターンに相当するかを識別し、前記特定の電流
    特性を示した外部端子の端子番号より、前記半導体集積
    回路が前記ウエハ上のどの位置にあったかを識別する半
    導体集積回路の識別方法。
JP1253197A 1997-01-27 1997-01-27 半導体集積回路、およびその識別方法 Pending JPH10209384A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1253197A JPH10209384A (ja) 1997-01-27 1997-01-27 半導体集積回路、およびその識別方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1253197A JPH10209384A (ja) 1997-01-27 1997-01-27 半導体集積回路、およびその識別方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10209384A true JPH10209384A (ja) 1998-08-07

Family

ID=11807923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1253197A Pending JPH10209384A (ja) 1997-01-27 1997-01-27 半導体集積回路、およびその識別方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10209384A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100752809B1 (ko) * 1999-12-07 2007-08-29 인피니언 테크놀로지스 아게 집적 회로 및 그 제조 방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100752809B1 (ko) * 1999-12-07 2007-08-29 인피니언 테크놀로지스 아게 집적 회로 및 그 제조 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0405586A1 (en) Semiconductor device and method of burning in the same
JP3343345B2 (ja) 半導体集積回路チップ
EP0892988B1 (en) Integrated circuit protection device and method
JP2776247B2 (ja) 半導体集積回路及びその製造方法
KR101460355B1 (ko) 집적 회로 및 그 제조 방법
JPH0254500A (ja) 半導体メモリセル
JPS63217821A (ja) 半導体集積回路
US20050218923A1 (en) Semiconductor wafer and semiconductor device manufacturing method using the same
JP2007109803A (ja) トリミング回路、電子回路及びトリミング制御システム
US5663902A (en) System and method for disabling static current paths in fuse logic
JP4727796B2 (ja) 半導体集積回路
JP2004028885A (ja) 半導体装置、半導体パッケージ及び半導体装置の試験方法
JPS61123169A (ja) 半導体集積回路
JP2006196159A (ja) 個別チップのデバイス情報を直接読み取り可能なシグネチャー識別装置を有するマルチチップパッケージ
US6346820B1 (en) Characteristics evaluation circuit for semiconductor wafer and its evaluation method
JPH10209384A (ja) 半導体集積回路、およびその識別方法
KR100689860B1 (ko) 정전기 보호기능을 갖는 반도체장치
JP2597828B2 (ja) 半導体メモリ装置
JP2972473B2 (ja) 半導体装置
JPH02299216A (ja) 半導体装置
JPH04188643A (ja) 半導体集積回路
US6492706B1 (en) Programmable pin flag
JP2005302755A (ja) 半導体集積回路の管理方法及び半導体集積回路
JP2004279160A (ja) 半導体記憶装置
JPH0567683A (ja) 識別回路