JPH10209166A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH10209166A
JPH10209166A JP985997A JP985997A JPH10209166A JP H10209166 A JPH10209166 A JP H10209166A JP 985997 A JP985997 A JP 985997A JP 985997 A JP985997 A JP 985997A JP H10209166 A JPH10209166 A JP H10209166A
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JP
Japan
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film
metal film
etching
thin film
mask
Prior art date
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Pending
Application number
JP985997A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Takakura
信之 高倉
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲート酸化膜にダメージを与えて劣化させる
ことなく、微細な金属配線パターンを形成することので
きる半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 ウェハ上にアルミニウム(Al)薄膜1
を堆積し、Al薄膜1上にフォトレジスト2を塗布し、
フォトリソグラフィ工程によりフォトレジスト2を所定
形状にパターニングし、パターニングされたフォトレジ
スト2をマスクとしてRIEによりAl薄膜1のエッチ
ングを行う。この時、全体のエッチング時間の90%ま
でエッチングを行い、残りのAl薄膜1を燐酸によって
エッチングすることにより除去する。そして、フォトレ
ジスト2をプラズマアッシング等により除去し、Al配
線パターンを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関するものであり、特に、プラズマダメージを与
えずに微細な金属配線パターンを形成するエッチング方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、RIE(Reactive Ion Etchin
g)装置等によりアルミニウム(Al)薄膜に対して異
方性プラズマエッチングを行うことによりAl薄膜のパ
ターニングを行って配線を形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の場
合、エッチングの終点付近でAlパターンが他のAlパ
ターンと孤立すると、イオンまたは電子が被エッチング
膜の側面を通してポリシリコン等から成る絶縁ゲート中
に入り、絶縁ゲートを帯電させ、ゲート酸化膜を劣化さ
せたり、破壊したりするという問題があった。
【0004】また、燐酸等のエッチャントや等方性プラ
ズマエッチングを用いると、RIEにおけるダメージの
問題は生じないものの、サイドエッチングにより微細な
パターンを形成できないという問題があった。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みて成されたもの
であり、その目的とするところは、ゲート酸化膜にダメ
ージを与えて劣化させることなく、微細な金属配線パタ
ーンを形成することのできる半導体装置の製造方法を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
金属膜上にレジストパターンを形成し、該レジストパタ
ーンをマスクとして前記金属膜をイオンを用いた異方性
エッチングにより除去して前記金属膜のパターニングを
行うようにした半導体装置の製造方法において、前記金
属膜の異方性エッチングを途中まで行い、残りの前記金
属膜を液体のエッチャントまたは中性のプラズマラジカ
ルを用いて等方性エッチングを行うことにより前記金属
膜のパターニングを行うようにしたことを特徴とするも
のである。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の半
導体装置の製造方法において、前記残りの金属膜に、前
記レジストパターンをマスクとしてイオン注入を行うこ
とにより、前記金属膜をアモルファス化したことを特徴
とするものである。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載の半
導体装置の製造方法において、前記レジストパターンを
マスクとして酸素の斜めイオン注入をおこなうことによ
り、前記レジストパターン下部の前記金属膜側壁及び前
記残りの金属膜中に金属酸化膜を形成し、前記残りの金
属膜中に形成された前記金属酸化膜をイオンを用いた異
方性エッチングにより除去し、前記残りの金属膜を液体
のエッチャントまたは中性のプラズマラジカルを用いて
等方性エッチングを行うことにより前記金属膜のパター
ニングを行うようにしたことを特徴とするものである。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項3記載の半
導体装置の製造方法において、前記金属酸化膜が除去さ
れた前記金属膜中に、前記レジストパターンをマスクと
してイオン注入を行うことにより、前記金属膜をアモル
ファス化したことを特徴とするものである。
【0010】請求項5記載の発明は、金属膜上に第一酸
化膜及びレジストパターンを形成し、該レジストパター
ンをマスクとして前記第一酸化膜のエッチングを行うこ
とにより前記第一酸化膜のパターニングを行い、パター
ニングされた第一酸化膜をマスクとして前記金属膜を途
中までイオンを用いた異方性エッチングにより除去し、
前記金属膜の前記異方性エッチングが行われた面側全面
に第二酸化膜を形成し、前記金属膜が露出するまで前記
第二酸化膜のエッチングを行うことにより、前記第一酸
化膜下部の前記金属膜側壁に前記第二酸化膜より成るサ
イドウォールを形成し、前記第一酸化膜及び前記サイド
ウォールをマスクとして、残りの前記金属膜を液体のエ
ッチャントまたは中性のプラズマラジカルを用いて等方
性エッチングを行うことにより前記金属膜のパターニン
グを行うようにしたことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面に基づき説明する。
【0012】=実施形態1= 図1は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造行
程を示す略断面図である。ウェハ(図示せず)上にアル
ミニウム(Al)薄膜1を1μm堆積し、Al薄膜1上
にフォトレジスト2を塗布し、フォトリソグラフィー工
程によりフォトレジスト2を所定形状にパターニングす
る(図1(a))。
【0013】次に、所定形状にパターニングされたフォ
トレジスト2をマスクとして、RIEによりAl薄膜1
のエッチングを行う。このとき、全体のエッチング時間
の90%までエッチングを行い(図1(b))、残りの
Al薄膜1を燐酸によってエッチングすることにより除
去する(図1(c))。
【0014】最後に、プラズマアッシング等によりフォ
トレジスト2を除去し、Al配線パターンを形成する
(図1(d))。
【0015】従って、本実施形態においては、全体のエ
ッチング時間の90%をRIEによりエッチングし、残
りのAl薄膜1を燐酸を用いてエッチングするようにし
たので、全体を燐酸でエッチングするよりも僅かなサイ
ドエッチング量ですみ、また、RIEによりポリシリコ
ン等から成る絶縁ゲートを帯電させることがなくなり、
ゲート酸化膜にダメージを与えて劣化させることもな
い。
【0016】=実施形態2= 図2は、本発明の他の実施形態に係る半導体装置の製造
行程を示す略断面図である。ウェハ(図示せず)上にA
l薄膜1を1μm堆積し、Al薄膜1上にフォトレジス
ト2を塗布し、フォトリソグラフィ行程によりフォトレ
ジスト2を所定形状にパターニングする(図2
(a))。
【0017】次に、所定形状にパターニングされたフォ
トレジスト2をマスクとして、RIEによりAl薄膜1
のエッチングを行う。このとき、全体のエッチング時間
の90%までエッチングを行い(図2(b))、所定形
状にパターニングされたフォトレジスト2をマスクとし
てアルゴン(Ar)+イオンをAl薄膜1にイオン注入
する。このとき、Ar+イオンがイオン注入されたAl
薄膜1は、アモルファス化されたAl薄膜3となる(図
2(c))。なお、本実施形態に用いたイオン注入の条
件は、加速電圧80KeV,ドーズ量3×1015/cm
2であるが、これに限定されるものではない。
【0018】最後に、Al薄膜3を燐酸によってエッチ
ングし(図2(d))、プラズマアッシング等によりフ
ォトレジスト2を除去して、Al配線パターンを形成す
る(図2(e))。
【0019】従って、本実施形態においては、全体のエ
ッチング時間の90%をRIEによりエッチングし、残
りのAl薄膜1を燐酸を用いてエッチングするようにし
たので、全体を燐酸でエッチングするよりも僅かなサイ
ドエッチング量ですみ、また、RIEによりポリシリコ
ン等から成る絶縁ゲートを帯電させることがなくなり、
ゲート酸化膜にダメージを与えて劣化させることもな
い。
【0020】また、Ar+イオンを注入してアモルファ
ス化されたAl薄膜3を形成し、アモルファス化された
Al薄膜3を燐酸によりエッチングするようにしたの
で、Al薄膜1に対して燐酸によるエッチングレートが
大きくなり、実施形態1よりもさらにサイドエッチング
量が小さくてすむ。
【0021】=実施形態3= 図3は、本発明の他の実施形態に係る半導体装置の製造
行程を示す略断面図である。ウェハ(図示せず)上にA
l薄膜1を1μm堆積し、Al薄膜1上にフォトレジス
ト2を塗布し、フォトリソグラフィ行程によりフォトレ
ジスト2を所定形状にパターニングする。
【0022】次に、パターニングされたフォトレジスト
2をマスクとして、RIEによりAl薄膜1のエッチン
グを行う。このとき、全体のエッチング時間の90%ま
でエッチングを行う(図3(a))。
【0023】次に、ウェハ垂直面に対して30゜の角度
から酸素(O)+イオンをイオン注入して、フォトレジ
スト2に覆われていない箇所にアルミナ(Al23)4
を形成する(図3(b))。
【0024】なお、本実施形態に用いたイオン注入の条
件は、加速電圧50KeV,ドーズ量3×1015/cm
2であるが、これに限定されるものではない。
【0025】次に、Al薄膜1の底面に形成されたアル
ミナ4をRIEにより除去し(図3(c))、残りの底
面に形成されたAl薄膜1を燐酸によりエッチングして
除去する(図3(d))。このとき、アルミナ4により
側面が保護されているAl薄膜1は燐酸によりエッチン
グされることがない。
【0026】最後に、プラズマアッシング等によりフォ
トレジスト2を除去して、Al配線パターンを形成する
(図3(e))。
【0027】従って、本実施形態においては、ウェハ表
面近傍のAl薄膜1を燐酸によりエッチングするように
したので、RIEによりポリシリコン等から成る絶縁ゲ
ートを帯電させることがなくなり、ゲート酸化膜にダメ
ージを与えて劣化させることもない。
【0028】また、Al薄膜1の側面にアルミナ4を形
成した後、燐酸により底面に形成されたAl薄膜1をエ
ッチングするようにしたので、ウェハ(図示せず)表面
近傍のAl薄膜1の側面のみがサイドエッチングされる
だけですむ。
【0029】=実施形態4= 図4は、本発明の他の実施形態に係る半導体装置の製造
行程を示す略断面図である。ウェハ(図示せず)上にA
l薄膜1を1μm堆積し、Al薄膜1上にフォトレジス
ト2を塗布し、フォトリソグラフィ行程によりフォトレ
ジスト2を所定形状にパターニングする。
【0030】次に、パターニングされたフォトレジスト
2をマスクとして、RIEによりAl薄膜1のエッチン
グを行う。このとき、全体のエッチング時間の90%ま
でエッチングを行う(図4(a))。
【0031】次に、ウェハ垂直面に対して30゜の角度
から酸素(O)+イオンをイオン注入して、フォトレジ
スト2に覆われていない箇所にアルミナ(Al23)4
を形成する(図4(b))。
【0032】なお、本実施形態に用いたイオン注入の条
件は、加速電圧50KeV,ドーズ量3×1015/cm
2であるが、これに限定されるものではない。
【0033】次に、Al薄膜1の底面に形成されたアル
ミナ4をRIEにより除去し(図4(c))、所定形状
にパターニングされたフォトレジスト2をマスクとして
アルゴン(Ar)+イオンをAl薄膜1にイオン注入す
る。このとき、Ar+イオンがイオン注入されたAl薄
膜1は、アモルファス化されたAl薄膜3となる(図4
(d))。なお、本実施形態に用いたイオン注入の条件
は、加速電圧50KeV,ドーズ量3×1015/cm2
であるが、これに限定されるものではない。
【0034】最後に、Al薄膜3を燐酸によってエッチ
ングし、プラズマアッシング等によりフォトレジスト2
を除去して、Al配線パターンを形成する(図4
(e))。
【0035】従って、本実施形態においては、全体のエ
ッチング時間の90%をRIEによりエッチングし、A
l配線1の側面にアルミナ4を形成した後、ウェハ(図
示せず)表面に形成されたアモルファス化されたAl配
線3を燐酸によりエッチングするようにしたので、僅か
なサイドエッチング量ですみ、また、RIEによりポリ
シリコン等から成る絶縁ゲートを帯電させることがなく
なり、ゲート酸化膜にダメージを与えて劣化させること
もない。
【0036】また、Ar+イオンを注入することにより
アモルファス化されたAl薄膜3を燐酸によりエッチン
グするようにしたので、Al薄膜1に対して燐酸による
エッチングレートが大きくなり、実施形態3よりもさら
にサイドエッチング量が小さくてすむ。
【0037】=実施形態5= 図5は、本発明の他の実施形態に係る半導体装置の製造
行程を示す略断面図である。ウェハ(図示せず)上にA
l薄膜1を1μm堆積し、Al薄膜1上にプラズマCV
D法等により酸化膜5を1000Å堆積する。
【0038】次に、酸化膜5上にフォトレジスト2を塗
布し、フォトリソグラフィ行程によりフォトレジスト2
を所定形状にパターニングし、パターニングされたフォ
トレジスト2をマスクとして酸化膜5のエッチングを行
うことにより、酸化膜5を所定形状にパターニングし
(図5(a))、プラズマアッシング等によりフォトレ
ジスト2を除去する。
【0039】次に、所定形状にパターニングされた酸化
膜5をマスクとしてRIEによりAl薄膜1のエッチン
グを行う。このとき、全体のエッチング時間の90%ま
でエッチングを行う(図5(b))。
【0040】次に、ウェハ(図示せず)のAl薄膜1が
形成された面側全面にプラズマCVD法等により酸化膜
6を1000Å堆積し(図5(c))、ウェハの酸化膜
6が形成された面側全面をRIEによりAl薄膜1が露
出するまでエッチングを行う(図5(d))。このと
き、Al薄膜1により形成された段差の側壁には酸化膜
のサイドウォールが形成される。
【0041】次に、酸化膜5,6をマスクとして燐酸に
よりAl薄膜1のエッチングを行い(図5(e))、最
後に酸化膜5,6をエッチングにより除去してAl配線
パターンを形成する(図5(f))。
【0042】従って、本実施形態においては、Al薄膜
1から成る段差の側面及び上面を酸化膜5,6により覆
い、酸化膜5,6をマスクとして燐酸によりAl薄膜1
のエッチングを行うようにしたので、Al薄膜1とウェ
ハ(図示せず)表面とで形成されるエッジ部分のAl薄
膜1の側面が僅かにサイドエッチングされるのみです
む。
【0043】また、ウェハ表面近傍では燐酸を用いてエ
ッチングを行うようにしているので、RIEによりポリ
シリコン等から成る絶縁ゲートを帯電させることがなく
なり、ゲート酸化膜にダメージを与えて劣化させること
もない。
【0044】なお、実施形態1〜5における各膜の膜厚
は、本実施形態の膜厚に限定されるものではない。ま
た、実施形態1〜5においては、RIEによるAl薄膜
1のエッチングを、全体のエッチング時間の90%まで
行うようにしたが、これに限定される必要はない。更
に、実施形態1〜5においては燐酸によりAl薄膜1,
3のエッチングを行うようにしたが、これに限定される
必要はなく、例えば他の液体のエッチャントや中性のプ
ラズマラジカル等を用いてエッチングを行うようにして
も良い。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、金属膜上にレジ
ストパターンを形成し、レジストパターンをマスクとし
て金属膜をイオンを用いた異方性エッチングにより除去
して金属膜のパターニングを行うようにした半導体装置
の製造方法において、金属膜の異方性エッチングを途中
まで行い、残りの金属膜を液体のエッチャントまたは中
性のプラズマラジカルを用いて等方性エッチングを行う
ことにより金属膜のパターニングを行うようにしたの
で、全体を液体のエッチャントでエッチングするよりも
僅かなサイドエッチング量ですみ、また、イオンを用い
た異方性エッチングにより絶縁ゲートを帯電させること
がなくなり、ゲート酸化膜にダメージを与えて劣化させ
ることなく、微細な金属配線パターンを形成することの
できる半導体装置の製造方法を提供することができた。
【0046】請求項2記載の発明は、請求項1記載の半
導体装置の製造方法において、残りの金属膜に、レジス
トパターンをマスクとしてイオン注入を行うことによ
り、金属膜をアモルファス化したので、エッチングレー
トが大きくなり、さらにサイドエッチング量が小さくて
すむ。
【0047】請求項3記載の発明は、請求項1記載の半
導体装置の製造方法において、レジストパターンをマス
クとして酸素の斜めイオン注入をおこなうことにより、
レジストパターン下部の金属膜側壁及び残りの金属膜中
に金属酸化膜を形成し、残りの金属膜中に形成された金
属酸化膜をイオンを用いた異方性エッチングにより除去
し、残りの金属膜を液体のエッチャントまたは中性のプ
ラズマラジカルを用いて等方性エッチングを行うことに
より金属膜のパターニングを行うようにしたので、金属
酸化膜が形成されている箇所はサイドエッチングがされ
ない。
【0048】請求項4記載の発明は、請求項3記載の半
導体装置の製造方法において、金属酸化膜が除去された
金属膜中に、レジストパターンをマスクとしてイオン注
入を行うことにより、金属膜をアモルファス化したの
で、エッチングレートが大きくなり、さらにサイドエッ
チング量が小さくてすむ。
【0049】請求項5記載の発明は、金属膜上に第一酸
化膜及びレジストパターンを形成し、レジストパターン
をマスクとして第一酸化膜のエッチングを行うことによ
り第一酸化膜のパターニングを行い、パターニングされ
た第一酸化膜をマスクとして金属膜を途中までイオンを
用いた異方性エッチングにより除去し、金属膜の異方性
エッチングが行われた面側全面に第二酸化膜を形成し、
金属膜が露出するまで第二酸化膜のエッチングを行うこ
とにより、第一酸化膜下部の金属膜側壁に第二酸化膜よ
り成るサイドウォールを形成し、第一酸化膜及びサイド
ウォールをマスクとして、残りの金属膜を液体のエッチ
ャントまたは中性のプラズマラジカルを用いて等方性エ
ッチングを行うことにより金属膜のパターニングを行う
ようにしたので、全体を液体のエッチャントでエッチン
グするよりも僅かなサイドエッチング量ですみ、また、
イオンを用いた異方性エッチングにより絶縁ゲートを帯
電させることがなくなり、ゲート酸化膜にダメージを与
えて劣化させることなく、微細な金属配線パターンを形
成することのできる半導体装置の製造方法を提供するこ
とができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造行
程を示す略断面図である。
【図2】本発明の他の実施形態に係る半導体装置の製造
行程を示す略断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態に係る半導体装置の製造
行程を示す略断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係る半導体装置の製造
行程を示す略断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係る半導体装置の製造
行程を示す略断面図である。
【符号の説明】
1 アルミニウム(Al)薄膜 2 フォトレジスト 3 アルミニウム(Al)薄膜 4 アルミナ 5,6 酸化膜
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】=実施形態1= 図1は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造
程を示す略断面図である。ウェハ(図示せず)上にアル
ミニウム(Al)薄膜1を1μm堆積し、Al薄膜1上
にフォトレジスト2を塗布し、フォトリソグラフィー
程によりフォトレジスト2を所定形状にパターニングす
る(図1(a))。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】=実施形態2= 図2は、本発明の他の実施形態に係る半導体装置の製造
程を示す略断面図である。ウェハ(図示せず)上にA
l薄膜1を1μm堆積し、Al薄膜1上にフォトレジス
ト2を塗布し、フォトリソグラフィ程によりフォトレ
ジスト2を所定形状にパターニングする(図2
(a))。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】次に、所定形状にパターニングされたフォ
トレジスト2をマスクとして、RIEによりAl薄膜1
のエッチングを行う。このとき、全体のエッチング時間
の90%までエッチングを行い(図2(b))、所定形
状にパターニングされたフォトレジスト2をマスクとし
てアルゴン(Ar +イオンをAl薄膜1にイオン注入
する。このとき、Ar + イオンがイオン注入されたAl
薄膜1は、アモルファス化されたAl薄膜3となる(図
2(c))。なお、本実施形態に用いたイオン注入の条
件は、加速電圧80KeV,ドーズ量3×1015/cm
2であるが、これに限定されるものではない。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】また、Ar + イオンを注入してアモルファ
ス化されたAl薄膜3を形成し、アモルファス化された
Al薄膜3を燐酸によりエッチングするようにしたの
で、Al薄膜1に対して燐酸によるエッチングレートが
大きくなり、実施形態1よりもさらにサイドエッチング
量が小さくてすむ。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】=実施形態3= 図3は、本発明の他の実施形態に係る半導体装置の製造
程を示す略断面図である。ウェハ(図示せず)上にA
l薄膜1を1μm堆積し、Al薄膜1上にフォトレジス
ト2を塗布し、フォトリソグラフィ程によりフォトレ
ジスト2を所定形状にパターニングする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】次に、ウェハ垂直面に対して30゜の角度
から酸素(O +イオンをイオン注入して、フォトレジ
スト2に覆われていない箇所にアルミナ(Al23)4
を形成する(図3(b))。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】=実施形態4= 図4は、本発明の他の実施形態に係る半導体装置の製造
程を示す略断面図である。ウェハ(図示せず)上にA
l薄膜1を1μm堆積し、Al薄膜1上にフォトレジス
ト2を塗布し、フォトリソグラフィ程によりフォトレ
ジスト2を所定形状にパターニングする。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】次に、ウェハ垂直面に対して30゜の角度
から酸素(O +イオンをイオン注入して、フォトレジ
スト2に覆われていない箇所にアルミナ(Al23)4
を形成する(図4(b))。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】次に、Al薄膜1の底面に形成されたアル
ミナ4をRIEにより除去し(図4(c))、所定形状
にパターニングされたフォトレジスト2をマスクとして
アルゴン(Ar +イオンをAl薄膜1にイオン注入す
る。このとき、Ar + イオンがイオン注入されたAl薄
膜1は、アモルファス化されたAl薄膜3となる(図4
(d))。なお、本実施形態に用いたイオン注入の条件
は、加速電圧50KeV,ドーズ量3×1015/cm2
であるが、これに限定されるものではない。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】また、Ar + イオンを注入することにより
アモルファス化されたAl薄膜3を燐酸によりエッチン
グするようにしたので、Al薄膜1に対して燐酸による
エッチングレートが大きくなり、実施形態3よりもさら
にサイドエッチング量が小さくてすむ。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】=実施形態5= 図5は、本発明の他の実施形態に係る半導体装置の製造
程を示す略断面図である。ウェハ(図示せず)上にA
l薄膜1を1μm堆積し、Al薄膜1上にプラズマCV
D法等により酸化膜5を1000Å堆積する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】次に、酸化膜5上にフォトレジスト2を塗
布し、フォトリソグラフィ程によりフォトレジスト2
を所定形状にパターニングし、パターニングされたフォ
トレジスト2をマスクとして酸化膜5のエッチングを行
うことにより、酸化膜5を所定形状にパターニングし
(図5(a))、プラズマアッシング等によりフォトレ
ジスト2を除去する。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造
程を示す略断面図である。
【図2】本発明の他の実施形態に係る半導体装置の製造
程を示す略断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態に係る半導体装置の製造
程を示す略断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係る半導体装置の製造
程を示す略断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係る半導体装置の製造
程を示す略断面図である。
【符号の説明】 1 アルミニウム(Al)薄膜 2 フォトレジスト 3 アルミニウム(Al)薄膜 4 アルミナ 5,6 酸化膜

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属膜上にレジストパターンを形成し、
    該レジストパターンをマスクとして前記金属膜をイオン
    を用いた異方性エッチングにより除去して前記金属膜の
    パターニングを行うようにした半導体装置の製造方法に
    おいて、前記金属膜の異方性エッチングを途中まで行
    い、残りの前記金属膜を液体のエッチャントまたは中性
    のプラズマラジカルを用いて等方性エッチングを行うこ
    とにより前記金属膜のパターニングを行うようにしたこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記残りの金属膜に、前記レジストパタ
    ーンをマスクとしてイオン注入を行うことにより、前記
    金属膜をアモルファス化したことを特徴とする請求項1
    記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記レジストパターンをマスクとして酸
    素の斜めイオン注入をおこなうことにより、前記レジス
    トパターン下部の前記金属膜側壁及び前記残りの金属膜
    中に金属酸化膜を形成し、前記残りの金属膜中に形成さ
    れた前記金属酸化膜をイオンを用いた異方性エッチング
    により除去し、前記残りの金属膜を液体のエッチャント
    または中性のプラズマラジカルを用いて等方性エッチン
    グを行うことにより前記金属膜のパターニングを行うよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 前記金属酸化膜が除去された前記金属膜
    中に、前記レジストパターンをマスクとしてイオン注入
    を行うことにより、前記金属膜をアモルファス化したこ
    とを特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 金属膜上に第一酸化膜及びレジストパタ
    ーンを形成し、該レジストパターンをマスクとして前記
    第一酸化膜のエッチングを行うことにより前記第一酸化
    膜のパターニングを行い、パターニングされた第一酸化
    膜をマスクとして前記金属膜を途中までイオンを用いた
    異方性エッチングにより除去し、前記金属膜の前記異方
    性エッチングが行われた面側全面に第二酸化膜を形成
    し、前記金属膜が露出するまで前記第二酸化膜のエッチ
    ングを行うことにより、前記第一酸化膜下部の前記金属
    膜側壁に前記第二酸化膜より成るサイドウォールを形成
    し、前記第一酸化膜及び前記サイドウォールをマスクと
    して、残りの前記金属膜を液体のエッチャントまたは中
    性のプラズマラジカルを用いて等方性エッチングを行う
    ことにより前記金属膜のパターニングを行うようにした
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021108368A (ja) * 2019-12-27 2021-07-29 株式会社日立ハイテク 半導体装置の製造方法

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