JPH10208243A - 磁気可視記録媒体の製造方法及び磁気可視記録媒体 - Google Patents

磁気可視記録媒体の製造方法及び磁気可視記録媒体

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JPH10208243A
JPH10208243A JP1389697A JP1389697A JPH10208243A JP H10208243 A JPH10208243 A JP H10208243A JP 1389697 A JP1389697 A JP 1389697A JP 1389697 A JP1389697 A JP 1389697A JP H10208243 A JPH10208243 A JP H10208243A
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JP1389697A
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Shiyoutei Chiyou
松弟 張
Masao Kuroiwa
正夫 黒岩
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題とするところは、磁気可視記録媒
体の製造時における磁気可視記録部の破損防止と一体化
による製造工程の簡略化が可能な表面に面一した磁気可
視記録媒体の製造方法及び磁気可視記録媒体を提供する
ことにある。 【解決手段】磁気可視記録シールの配置された熱可塑性
表面基材を、磁気可視記録シールの配置された側が金型
一側に位置するように射出成形用金型内に配置し、金型
のキャビティ内に、射出樹脂を充填して磁気可視記録部
を一体成形することを特徴とする磁気可視記録媒体の製
造方法としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱とともに磁場
の印加により文字、画像等を解像度及び画像の安定性に
優れる記録、消去可能な可視情報として表示する磁気可
視記録部を有する磁気可視記録媒体の製造方法及び磁気
可視記録媒体に係り、特に磁気可視記録媒体の製造時及
び使用時における磁気可視記録部の破損防止と、一体化
による製造工程の簡略化が可能な磁気可視記録媒体の製
造方法及び磁気可視記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気カード等の磁気記録方式、光
カードなどの光記録方式、ICカード等のIC記録方式
などのデジタル情報記録手段を記録媒体に設けてなる情
報記録媒体が知られており、このデジタル情報記録手段
は記録情報の機械的な読み取り・書き込みが可能で、信
頼性が高いことから広く携帯型情報記録媒体として用い
られている。
【0003】ところで、この種の情報記録媒体は携帯可
能であり、利便性が高いものの、読み取り・書き込み装
置が必要であることから、特に目視による情報記録媒体
からの常時情報を取得することが望まれていた。
【0004】そこで、特公昭40−19226号公報に
開示される如き、支持体上に疎水性液体と平均直径15
μm程度の板状磁性微粒子を含む約50μmのマイクロ
カプセル層、保護層を設けてなる磁気可視記録媒体や、
特開昭63−291217号公報に開示される如き、透
明基材の裏面に光反射率の高い薄片状の磁性微粒子と流
体との懸濁液からなるマイクロカプセルを層状に塗布し
た表示層と磁気記録層を形成し、磁気記録層への書き込
み磁界による配向と残留磁気力による配向状態を保持
し、入射光を配向した磁性微粒子により反射又は拡散さ
せる可視磁気記録シートや、特開昭64−19384号
公報に開示される如き、基材上に薄片状磁性粉体を外部
磁場に感応し可動自在に包含してなるマイクロカプセル
を塗設した表示体と、これに水平磁場及び垂直磁場を作
用してなる磁気表示システムや、特開平5−16578
号公報、特開平5−16579号公報、特開平7−11
2592号公報、特開平7−172084号公報、特開
平7−228082号公報などに開示される如き、液体
と液体中に浮遊し磁場に感応する磁性粉とを含有するマ
イクロカプセルが形成された磁気記録層からなる磁気表
示部と、ICメモリ・磁気テープ・光記録体等の情報記
録手段を併設した磁気表示媒体があり、或いは本出願人
に係る特開平7−29145号公報、特開平7−291
46号公報などや特願平6−325789号、特願平7
−122330号などに開示される如き、フレーク状な
どの磁性粒子とそれを分散する常温では固相状態を示す
分散媒を内包するマイクロカプセルを含む磁気記録層を
有し、これに水平磁場及び垂直磁場の印加により磁性粒
子を配向可能としてなる磁気記録体などがあり、いずれ
も情報の記録表示をマイクロカプセル中に、印加磁界の
方向に回転配向可能な板状磁性微粒子を設け、記録情報
に応じて、板状磁性微粒子を回転配向させ、背景(周
囲)とのコントラストにより可視画像を形成するもので
ある。
【0005】一般的には水平方向又は垂直方向に磁気表
示部全体を配列させ、記録情報に応じて異なる方向に板
状磁性微粒子を回転配向させることにより、可視画像が
現われる。
【0006】このような磁気表示媒体は、支持体上に磁
気表示部を積層する構造、または支持体に設けられた凹
部に磁気表示部を配置する構造であり、その製造方法と
しては、(a)基材の全面に、着色層、マイクロカプセ
ルとバインダーからなるマイクロカプセル層、保護層等
を積層した積層体を、例えばカードなどの携帯可能な形
状に断裁して記録媒体を得る方式、(b)透明基材にマ
イクロカプセルとバインダー(又はオイル)からなるマ
イクロカプセル層、着色層等を積層し可視表示部材を、
可視表示に必要な形状の小切れに断裁し、これを支持体
上に貼り込み又は支持体上に設けられた凹部に埋め込み
により記録媒体を得る方式が用いられている。
【0007】これらの方式では、断裁によりマイクロカ
プセル層が切断されるため、表示部の端部のマイクロカ
プセルが破壊され、カプセル中の内容物が漏出する問題
があり、特に凹部に配設してなる記録媒体であっても、
埋め込み面の端部からマイクロカプセルの内容物が漏れ
出す問題があった。
【0008】また上記の支持体上に磁気表示部を積層す
る構造の磁気表示媒体では、磁気表示部の層厚が厚いた
め、厚さに上限のあるカードの形成する場合には支持体
を薄くするなどの条件が加わるため、磁気表示媒体の強
度の低下を生じる問題があり、さらに支持体に設けられ
た凹部に磁気表示部を埋め込む構造の磁気表示媒体で
は、凹部の加工が必要となることや切削による凹部底面
の強度の低下を生じるという問題がある。
【0009】更に上述の可視表示部材の大きさが記録媒
体より小さく、表示部材を支持体上に貼り込む方式に
は、記録媒体の表面に段差が生じ、記録媒体の外観、耐
性及び印字に支障が生じる問題がある。
【0010】また支持体上に凹部を設けて、可視表示部
材を埋め込む方式にも、その可視表示部材の表面と記録
媒体の表面に面一するには難しい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上から、従来の磁性
体、分散媒を含有するマイクロカプセルとバインダーを
分散配置してなるマイクロカプセル層が磁気表示部とし
て用いられる磁気表示媒体は、マイクロカプセル層の構
造上、磁気表示部の端面からマイクロカプセルの内容物
が漏出する問題があり、また磁気表示部をカードなどの
記録媒体に組み込む方式が限られているため、上記問題
を解決した表面に面一した磁気表示媒体の製造方法及び
それによる構成の磁気表示媒体は無かった。
【0012】そこで、本発明は磁気可視記録媒体の製造
時及び使用時における磁気可視記録部の破損防止と一体
化による製造工程の簡略化が可能な表面に面一した磁気
可視記録媒体の製造方法及び磁気可視記録媒体を提供す
ることを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、まず請求項1においては、透明支持体上に
少なくとも磁性粒子とこれを分散してなる分散媒とを包
含するマイクロカプセルを分散したバインダーにより構
成されるマイクロカプセル層よりなる磁気可視記録部、
バック色となる着色層を順次に積層してなる磁気可視記
録シールを、所定の形状に断裁して、熱可塑性表面基材
の所定位置に固定配置してから、射出成形用金型により
形成されるキャビティ内に、前記磁気可視記録シールの
配置された熱可塑性表面基材を、磁気可視記録シールの
配置された側が金型一側に位置するように射出成形用金
型内に配置し、金型のキャビティ内に、射出樹脂を充填
して磁気可視記録部を一体成形することを特徴とする磁
気可視記録媒体の製造方法、としたものである。
【0014】また、請求項2においては、透明支持体上
に少なくとも磁性粒子とこれを分散してなる分散媒とを
包含するマイクロカプセルを分散したバインダーにより
構成されるマイクロカプセル層よりなる磁気可視記録媒
部、バック色となる着色層を順次に積層してなる磁気可
視記録シールを、所定の形状に断裁して、熱可塑性表面
基材の所定位置に固定配置してから、射出成形用金型に
より形成されるキャビティ内に、前記磁気可視記録シー
ルの配置された熱可塑性表面基材を、磁気可視記録シー
ルの配置された側が金型一側に位置するように射出成形
用金型内に配置し、更に反対側の金型に表面ラベルを配
置し、表面基材と表面ラベルの間に、射出樹脂を充填し
て磁気可視記録部を一体成形することを特徴とする磁気
可視記録媒体の製造方法、としたものである。
【0015】また、請求項3においては、前記の磁気可
視記録シールを固定する表面基材が、磁気記録媒体の全
面の大きさであることを特徴とする請求項1又は請求項
2に記載の磁気可視記録媒体の製造方法、としたもので
ある。
【0016】また、請求項4においては、前記の表面基
材の厚みが、は25μmから500μmであることを特
徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の磁気
可視記録媒体の製造方法、としたものである。
【0017】また、請求項5においては、磁性粒子の配
向により可視情報を表示する磁気可視記録部を有する磁
気可視記録媒体であって、透明支持体上に少なくとも磁
性粒子とこれを分散してなる分散媒とを包含するマイク
ロカプセルを分散したバインダーにより構成されるマイ
クロカプセル層、バック色となる着色層を順次に積層し
てなる磁気可視記録シールの透明支持体面を外向きに、
かつ射出成形の熱及び圧力により基材表面と面一に形成
してなるように基材中に埋設せれてなることを特徴とす
る磁気可視記録媒体、としたものである。
【0018】また、請求項6においては、請求項5に記
載のマイクロカプセルは、少なくともフレーク状磁性粒
子と、これを分散し常温において固相状態を示す分散媒
とを包含してなるマイクロカプセルであることを特徴と
する磁気可視情報記録媒体、としたものである。
【0019】また、請求項7においては、前記分散媒
が、融点20℃以上100℃以下の有機化合物であるこ
とを特徴とする請求項5又は6に記載の磁気可視情報記
録媒体、としたものである。
【0020】また、請求項8においては、前記マイクロ
カプセルは、平均粒径が10μm以上1000μmの間
にあることを特徴とする請求項4、5、6又は7に記載
の磁気可視情報記録媒体、としたものである。
【0021】また、請求項9においては、前記磁性粒子
は、100Oe以下の保磁力を有することを特徴とする
請求項4、5、6、7又は8に記載の磁気可視情報記録
媒体、としたものである。
【0022】また、請求項10においては、前記磁性粒
子は、平均粒径が5μmから50μmまでのフレーク状
の磁性粒子であることを特徴とする請求項4、5、6、
7、8又は9に記載の磁気可視情報記録媒体、としたも
のである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて詳細
に説明する。
【0024】図1は本発明に係わる磁気可視記録シール
の断面図である。
【0025】図2、図3、図4及び図5は本発明の磁気
可視記録媒体の製造方法を説明する概略説明図であり、
図2は磁気可視記録シールを記録媒体の表面基材に配置
固定する方法の説明図であり、図3は表面基材を金型中
に固定する方法の説明図である。
【0026】図4は第1の発明の射出成形の説明図であ
り、図5は第2の発明の射出成形の説明図である。
【0027】図6は第1の発明の磁気可視記録媒体の製
造方法により作製された磁気可視記録媒体の一実施例を
示す断面図であり、図7は第2の発明の製造方法により
作製された磁気可視記録媒体の一実施例を示す断面図で
ある。
【0028】図8は本発明の磁気可視記録媒体の磁気可
視記録部に用いられるマイクロカプセルの一実施例を示
す断面図であり、図9は本発明の磁気可視記録媒体の平
面図であり、図10(a),(b)ないし(c)は本発
明の磁気可視記録媒体の磁気表示部における磁性粒子の
配向状態を示す断面図であり、図11はICモジュール
を説明するための概略説明図である。
【0029】まず、図9は本発明の磁気可視記録媒体の
平面図であり、記録媒体の表面上に磁気可視記録部シー
ル11の表示面31、印刷層18の絵柄・文字などが形
成されている。
【0030】なお、本発明の磁気可視記録媒体の外観は
ほぼ同じであることから、図9を代表図とし、このX−
X線における断面図が図6、図7(この例ではICモジ
ュールはない)に示される。
【0031】図4は、第1の発明の磁気可視記録媒体の
製造方法による磁気可視記録媒体の作製の射出成形工程
を示し、図6には作製された磁気可視記録媒体1の構成
を示す。
【0032】図5は、第2の発明の磁気可視記録媒体の
製造方法による磁気可視記録媒体の作製の工程を示し、
図7には作製された磁気可視記録媒体2の構成を示す。
【0033】磁気可視記録媒体1は、図1,図6に示す
ように射出成形樹脂からなる媒体の本体17、表面基材
10、有色塗料からなる着色層12、フレーク状磁性粒
子等を含むマイクロカプセル25をバインダー30に分
散してなる塗布剤からなる磁気可視記録部13、磁気可
視記録部13の表面に透明支持体14が順次積層されて
いる。
【0034】磁気可視記録媒体2は図1,図7に示すよ
うに表面ラベル16、射出成形樹脂からなる記録媒体の
本体17、表面基材10、有色塗料剤からなる着色層1
2、フレーク状磁性粒子等を含むマイクロカプセル25
をバインダー30に分散してなる塗布剤からなる磁気可
視記録部13、磁気可視記録部13の表面に透明支持体
14が順次積層されている。
【0035】ここで着色層12、磁気可視記録部13は
透明支持体14上に、フレーク状磁性粒子等を含むマイ
クロカプセル25をバインダー30に分散してなる塗布
剤を塗布し、更に有色塗料からなる着色層12を順次に
形成して、所定の寸法で断裁されたものを磁気可視記録
シール11と称する。
【0036】この着色層12及び磁気可視記録部13が
形成された磁気可視記録シール11を記録媒体の表層と
なるも表面基材10の所定位置に付着固定する。
【0037】磁気可視記録シール11を表面基材10に
固定するには、粘着剤又は接着剤15を用いる。
【0038】この磁気可視記録シール11が固定された
表面基材10の固定された側を射出成形用金型21(又
は射出成形用金型22)に当接した形で配置する。
【0039】更に表面基材10を金型に配置付着する際
には、吸着などの付着手段により行ない、以後の射出成
形時も吸着などの固定手段により付着することが好まし
い。
【0040】そして第1発明は射出成形用金型21、2
2を閉じ、この金型21、22の間に樹脂が充填される
キャビティ23が形成され、このキャビティ23に射出
口24から所定量の溶融樹脂を射出充填し、冷却固化す
る。
【0041】このとき樹脂の充填性を向上させるため
に、射出圧縮成形法を用いてもよい。
【0042】この後、金型21、22を開き、図6に示
す磁気可視記録媒体1が完成される。
【0043】第2の発明は磁気可視記録シール11が固
定された表面基材10の固定された側を射出成形用金型
21(又は射出成形用金型22)に当接した形で配置付
着し、更にその反対側に表面ラベル16を配置付着す
る。
【0044】配置付着する際には吸着などの付着手段に
より行ない、以後の射出成形時も吸着などの固定手段に
より付着するものである。
【0045】そして射出成形用金型21、22を閉じ、
この金型21、22の間に樹脂が充填されるキャビティ
23が形成され、このキャビティ23に射出口24から
所定量の溶融樹脂を射出充填し、冷却固化する。
【0046】このとき樹脂の充填性を向上させるため
に、射出圧縮成形法を用いてもよい。
【0047】この後、金型21、22を開き、図7に示
す磁気可視記録媒体2が完成される。
【0048】次に磁気可視記録媒体1、2の構成を説明
する。
【0049】まず、透明支持体14は、磁気可視記録部
のマイクロカプセル層13を保持し、それを保護するも
のであり、機械的強度を有し、かつ光透過性を有する透
明な樹脂であればよく、例えば、ポリエチレンテレフタ
レート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、
ポリカーボネート樹脂、ポリメタクリル酸メチル樹脂、
ポリスチレン樹脂テトラフルオロエチレン樹脂等の合成
樹脂を単独又は2つ以上の樹脂を混合、或いは積層した
構成としてもよく、この透明支持体の一面に磁気可視記
録部13が形成される。
【0050】磁気可視記録部との接着性を良くするた
め、更に透明支持体の表面に易接着処理を施してもよ
い。
【0051】表面基材10は、記録媒体の成形中に、磁
気可視記録シール11を固定し、射出成形中の熱及び圧
力により、磁気可視記録シール11の表面、即ち透明支
持体14の表面と表面を面一される。
【0052】特性として、熱可塑性であり、表面平滑性
を有し、磁気可視記録シールを固定することができる強
度のあるもので、かつ記録媒体と等しい大きさのシート
であればよい。
【0053】例えばポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニ
ル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポ
リメタクリル酸メチル樹脂、ポリスチレン樹脂テトラフ
ルオロエチレン樹脂等の合成樹脂を単独又は2つ以上の
樹脂の混合体等を用いることができる。
【0054】記録媒体の成形後に表面基材10が記録媒
体の表面になるので、成形樹脂に応じて成形樹脂と接着
性のよい樹脂を選択するのは好ましい。
【0055】また表面基材10と成形樹脂との接着性を
良くするため、表面基材10の表面に接着処理を施した
ほうが好ましい。
【0056】例えはプラズマ処理、コロナ処理等の前処
理、又は接着アンカー層を設けても構わない。
【0057】接着アンカーとしては、アクリル樹脂、ポ
リエステル樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体等を用
いることができる。
【0058】表面基材10の厚みは、表面基材10の厚
さと、射出成形樹脂からなる記録媒体の本体17の厚さ
と、更に表面ラベル16を使用する場合、表面ラベル1
6の厚さと合わせて記録媒体1、2の厚さとなるように
設定されればよい。
【0059】しかし、表面基材10があまり厚いと、射
出成形の熱及び圧力で、表面基材10の表面と磁気可視
記録シール11の表面を面一するのは難しくなり、平滑
且つ均一な表面のある記録媒体が得られなくなることが
ある。
【0060】逆に表面基材10があまり薄くなると、薄
いフィルムの取り扱いが難しいこと、磁気可視記録シー
ル11の固定、又は金型への配置付着等の作業がしにく
いことがある。
【0061】本発明は作業性がよく、更に良い品質の磁
気可視記録媒体を得るため、表面基材11厚さを25μ
mから500μmまでのものを用いる。
【0062】表面基材11の表面に絵柄・文字などの印
刷等の印刷層18、またはICモジュール20、20'
等を設けることができる。
【0063】更に印刷層18上に保護層を設けてもよ
い。
【0064】印刷層18は通常の印刷方式、例えばスク
リーン印刷、グラビア印刷、オフセット印刷法を用いて
印刷して形成することができる。
【0065】図8は磁気可視記録媒体1、2の磁気可視
記録部13のバインダー30中に分散配置されるマイク
ロカプセル25の一実施例を示す断面図である。
【0066】マイクロカプセル25は、少なくともフレ
ーク状磁性粒子28と分散媒27を主成分とするサスペ
ンジョンの芯物質29を、ポリマー等よりなる殻物質2
6でカプセル化した構成である。
【0067】分散媒27としては有機溶媒等を用いる。
可視記録を安定させるため、分散媒27を常温において
固相状態を示す分散媒27(例えばワックスなど有機化
合物)を用いた方が好ましい。
【0068】更に常温において液体状態の有機溶媒と常
温において固相状態の分散媒27の混合サスペンジョン
を用いてもよい。
【0069】このマイクロカプセル25の構成は、フレ
ーク状磁性粒子28として、例えばγ−フェライト、マ
グネタイト、Mnフェライト、Mn−Znフェライト、
Co被着γ−フェライト、等の各種酸化鉄、鉄、ニッケ
ル、鉄・ニッケル、鉄・ニッケル・クロム等のステンレ
ススチール、コバルト、コバルト・アルミニウムやサマ
リウム・コバルト合金等の微粒子等をアトマイザーやハ
ンマーミル等でフレーク状(鱗片状)または板状とした
ものを用いることができる。
【0070】磁性粒子28の保持力について、特に限定
はされないが、保磁力が60Oe以下の場合では、比較
的弱い磁場でも磁性粒子を配向させることができる。
【0071】また磁性粒子28を有機溶媒等との親和性
を高めるために、高級エステル処理、シランカップリン
グ処理、チタネート系カップリング処理等を施しておく
とよい。
【0072】本発明におけるフレーク状磁性粒子28の
大きさは、磁気印加によるマイクロカプセル25内での
回転のしやすさ、磁気可視記録部13の画像コントラス
ト等を考慮すると粒径が5μmから30μm、厚さが
0.1μmから3μmの間であることが好ましい。
【0073】分散媒27については、常温(約10〜3
5℃の範囲)で固体の分散媒(固相状態を示す)とし
て、常温以上の温度(約40〜100℃の範囲)に加熱
されると流動状態になるものであればよく、例えば有機
化合物で、パラフィンワックス、カルナバワックスなど
の天然或いは合成ワックス、天然或いは合成樹脂、また
はカルボン酸エステルなど上記条件を満たす一般に公知
であるものを単独、或いは混合して適宜使用することが
できる。
【0074】常温(約10〜35℃の範囲)で液体の分
散媒として、不活性溶媒、例えばオリーブ油、塩素化ジ
フェニル、軽油、ドデシルベンゼン等の無極性油ビヒク
ルを用いることができる。
【0075】上記したフレーク状磁性粒子28、分散媒
27などを主成分とする芯物質29をポリマー等の殻物
質26で覆い、マイクロカプセル化する。
【0076】この殻物質26として用いられる樹脂に
は、一般に用いられている樹脂、例えばアクリル系樹
脂、メタクリル系樹脂、ポリスチレン、ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂、ポリウレア樹脂、ポリアミド樹
脂、エポキシ樹脂、天然樹脂等が挙げられ、これらを単
独、あるいは2種以上混合して使用することも可能であ
る。
【0077】上述の殻物質を有するマイクロカプセル2
5の製造法としては、ポリマー溶液に分散させた芯物質
29のまわりにポリマーの濃厚相を分離させる相分離
法、ポリマー溶液中の芯物質29のまわりにポリマーの
硬化試験薬等によりポリマーを硬化させる液中硬化被覆
法、芯物質29を分散させたエマルジョンの内、あるい
は外相のいずれか一方からモノマーや重合触媒を供給し
芯物質29の表面をポリマーで覆うインシチュー重合
法、芯物質を分散させたエマルジョンの内相と外相の両
方からモノマーを供給する界面重合法等のマイクロカプ
セル化技法が好適であるが、これらの方法に限定される
ものではない。
【0078】とくに芯物質29を分散媒27に均一に分
散させたサスペンジョンの外相からモノマーを供給する
インシチュー重合法、あるいは相分離法を用いて製造す
ることにより、粒径の揃った、かつフレーク状磁性粒子
28の移動が容易なマイクロカプセル25を製造するこ
とができる。
【0079】ここで用いる重合性モノマーは、アクリル
酸エステル、メタクリル酸エステル、スチレンおよびそ
の誘導体、イソシアネート、各種アミン、エポキシ基を
有する化合物等が好適である。
【0080】また、マイクロカプセル25を分散するバ
インダー30としては、水系バインダー、溶剤系バイン
ダー、エマルジョン系バインダー等が適宜用いられる。
【0081】なお、透明支持体14は、下層の磁気可視
記録部13の表示読み取りに影響しない範囲で着色して
もよく、また光透過性を有する有色層(図示しない)を
設けてもよい。
【0082】なお透明支持体14の着色には、顔料又は
染料を混合するか、有色層(図示しない)を設ける場合
は顔料又は染料をバインダー等に分散、或いは溶解させ
たものを透明支持体14に塗布形成する。
【0083】これらの磁気可視記録部13の形成方法
は、透明支持体14に、例えばグラビア印刷法、シルク
スクリーン印刷法等の周知の印刷方式や、ロール塗布
法、ナイフエッジ法などの塗布方式、マイクロカプセル
25を混入した転写層を有する転写シートによる転写方
式、またマイクロカプセル25を混入したインキを基材
に吹き付けるインキジェット方式などの各種形成方法に
より形成することができ、磁気可視記録媒体の用途、数
量などの状況に応じて適宜選択することができる。
【0084】磁気可視記録媒体の本体17を構成する成
形用樹脂としては、カードなどの基材として用いること
が可能なものであればよく、とくに射出成形法に適する
物性を有するものが好ましい。
【0085】例えば一般用ポリスチレン樹脂、耐衝撃用
ポリスチレン樹脂、アクリロニトリルスチレン樹脂、A
BS樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロ
ピレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、変性PPO
樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリフェニレ
ンサルファルド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン
テレフタレート樹脂、ポリメタクリル酸メチル樹脂等の
熱可塑性樹脂、もしくはそれらの材料の複合によるアロ
イ系樹脂、さらにはガラス繊維又は顔料の添加による強
化樹脂等が挙げられる。
【0086】さらにポリ乳酸、ポリカプロラクトン、ポ
リ(3ヒドロキシブチレート−3ヒドロキシヴァリレー
ト)、ポリビニルアルコール樹脂などの生分解性樹脂を
用いることができる。
【0087】上記の樹脂は単独又は2つ以上の樹脂を混
合してもよく、磁気可視記録媒体の用途に応じて、適宜
選択することができ、また上記条件を満たす樹脂であれ
ば、上記以外の樹脂であっても良い。
【0088】着色層12は顔料又は染料をバインダー中
に分散してなる有色塗料を用いる。例えば無機顔料、有
機顔料、有機染料等を用いれば良い。
【0089】可視記録の視認性を良くするため、暗色系
の顔料又は染料を用いた方が好ましい。例えばカーボン
墨顔料、混色墨染料等を用いる。
【0090】バインダーとしては、水系バインダー、溶
剤系バインダー、エマルジョン系バインダー等が適宜用
いられる。
【0091】着色層12の厚さは着色できればよく、通
常では500nm〜10000nmであればよい。着色
層12の塗布方法は周知のスクリーン印刷法、グラビア
印刷法、ナイフエッジ法、ロール塗布法が採用される。
【0092】図7は磁気可視記録媒体の製造方法の第2
発明の実施例を示し、図6の磁気可視記録媒体の製造工
程の際に、表面基材10が配置されない側の射出成形用
金型に表面ラベル16を配置して射出成形する。
【0093】この表面ラベル16の表面には、絵柄・文
字などの印刷層18や、磁気ストライプ19、ICモジ
ュール20、20' 、光記録部材(図示ない)等の公知
の情報記録手段を配置することができ、これらを一体化
させた磁気可視記録媒体2とすることもできる。
【0094】表面ラベル16にはグラビア印刷法、スク
リーン印刷法、オフセット印刷法、グラビアコーティン
グ法等による印刷適性を有する紙、合成紙、プラスチッ
クフィルム、若しくはそれらの材料を組み合わせた複合
材からなるシート等が用いられる。
【0095】例えば上質紙、コート紙、アート紙、カー
ド紙等の印刷適性を有する紙、合成紙、他にポリエチレ
ンやポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリエス
テル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹
脂、ABS樹脂等の材料を押し出し成形法、カレンダー
ロール成形法等により得たプラスチックフィルム、シー
ト、さらにこれらの材料による複合シート等が挙げら
れ、また厚さは印刷適性を考慮して10μm〜200μ
m程度の範囲が好ましく、用途などに応じて材料ととも
に適宜選択される。
【0096】なお、光透過性を有する透明な樹脂であれ
ば本体17側に印刷層18、光記録部を設けることがで
きる。
【0097】また、磁気ストライプ19は、ストライプ
状または全面に設けられ、磁気データの読み取り及び書
き込みの特性から外面に面していることが望ましい。
【0098】さらにICモジュール20は図11に示す
ような非接触型(コンタクトレス)であり、他に図示し
ないが外部との電気的な接続を外部接続端子を通じて行
う接触型がある。
【0099】後者は外部接続端子の構成上、磁気ストラ
イプ19と同様に外面に面していることが必要である。
【0100】図11に示すICモジュール20は、非接
触型(コンタクトレス)の一例であり、プリント基板3
3上にCPU、メモリ等のICチップ34、他に電子回
路部品35などが電気的に接続、実装されており、さら
に通信用アンテナとして絶縁被覆導線等からなるループ
アンテナ36がプリント基板33上のアンテナ端子37
を介して接続されている。
【0101】なお、ICモジュール20は必要に応じ
て、例えばエポキシ樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリア
ミド樹脂などの樹脂により樹脂封止されている。
【0102】また、電源として電池38を内蔵する方式
と外部データ処理装置カら発信される電磁波をループア
ンテナ36で受け、その電磁波から電力を得る方式があ
り、前者はより能動的に動作が可能であり、後者は電池
寿命などの心配がないという特徴を有する。
【0103】他のアンテナの例としてはプリント基板に
印刷配線されたマイクロストリップアンテナ、コイルア
ンテナ、キャパシター等がある。
【0104】さらに他の方式として電磁誘導による電力
供給および電磁誘導による通信用アンテナの機能として
の専用又は兼用コイルからなる電磁誘導方式と、この電
磁誘導方式を電源用とし上記のデータ通信用に静電プレ
ートを用いる静電容量方式を組み合わせたものがあり、
また電源を電池により供給するものもある。
【0105】さらに他方式として光通信方式では、通信
手段を光の発光源のLEDと受光器のPDから構成し、
データを光のON/OFFにより送受信するものであ
る。
【0106】これらのICモジュールは取り扱いにおけ
る利便性の点からエポキシ樹脂、ポリプロピレン樹脂等
により封止されている。
【0107】本発明の磁気可視記録媒体における表示画
像の形成方法を説明する。
【0108】なお、本発明の磁気可視記録媒体は磁気可
視記録シール11の構成は記録媒体1,2とも同じであ
るので、磁気可視記録媒体1を基に説明する。
【0109】図10(a)〜(c)は、図8に示すフレ
ーク状磁性粒子28が分散媒27である有機溶媒に分散
されたサスペンジョンを内包したマイクロカプセル25
を透明支持体14上に塗布した本発明の磁気可視記録媒
体1の磁気可視記録部の一部を拡大した断面を表す説明
図である。
【0110】図10(a)に示すように磁気可視記録媒
体1が作製された当初は、マイクロカプセル25内で、
フレーク状磁性粒子28は均一に分散された状態で分散
媒27中に固定化されている。
【0111】図10(b)は、通常、画像が記録されて
いない状態、すなわち消去時或いは未記録時の状態を示
すもので、磁気可視記録部13に対し水平方向にマイク
ロカプセル25内のフレーク状磁性粒子28を配向させ
てなる状態を示す説明図である。
【0112】この場合、マイクロカプセル25の分散媒
27が溶融する温度にサーマルヘッドなどの加熱手段
と、磁気可視記録媒体1の垂直及び水平方向に磁気印加
可能な磁気印加手段から構成される記録消去ヘッド32
により、この磁気可視記録部13を全体に加熱すると、
全てのマイクロカプセル25内の分散媒27が溶融状態
になり、フレーク状磁性粒子28が配向又は移動(回
転)可能となる。
【0113】そして磁気印加により、その配向状態が磁
気印加方向と同じになる。
【0114】従って、図中では磁気可視記録部13を一
様に加熱・水平方向に印加された磁界により、マイクロ
カプセル25中のフレーク状磁性粒子28は磁気可視記
録部13に水平に配向される。
【0115】これにより、磁気可視記録媒体では入射光
がフレーク状磁性粒子28によりほとんど反射されるた
め、フレーク状磁性粒子28の色となる。
【0116】図9(c)は、本発明の磁気記録媒体1の
記録状態を示し、磁気可視記録媒体1の磁気可視記録部
13に対して、上記記録消去ヘッド32を用いて記録情
報に基づいて特定の位置のマイクロカプセル25を加
熱、垂直方向の磁気の印加により、記録画像に応じて部
分的に磁気可視記録部13のマイクロカプセル25の分
散媒27が溶融状態となるとともに、垂直方向の磁場の
印加によりフレーク状磁性粒子28が移動(回転)可能
となり、マイクロカプセル25中の水平方向の配向され
たフレーク状磁性粒子28は、垂直方向に印加された磁
界により、磁気可視記録部13に垂直方向に配向され
る。
【0117】そのため入射光は、ほとんど反射されず、
散乱・吸収され、暗い色調となるか、或いは入射光は磁
気可視記録部を透過し、着色層12に至る。着色層12
に吸収または反射される。
【0118】よって、吸収の黒色又は着色の反射による
着色層12の色彩が表示される。
【0119】ここでは着色層は黒色であるので、入射光
は吸収され、画像の色は黒色を示す。
【0120】これにより、記録が行われたマイクロカプ
セル25内のフレーク状磁性粒子28のみが垂直に配向
され、その他のマイクロカプセル25内のフレーク状磁
性粒子28は水平に配向されているため、明るいフレー
ク状磁性粒子28の色の中に暗い色調の着色層15の色
による画像が形成され、可視情報が記録できる。
【0121】このようにマイクロカプセル25内のフレ
ーク状磁性粒子28の配向により生じるコントラストに
より、可視情報が記録できかつ解像度が高く、鮮明で、
さらに画像の安定性に優れた、可逆表示及びカラー表示
可能な情報記録媒体であり、この可視情報記録は、磁気
印加と分散媒27の粘度を低下させる程度の低エネルギ
ーの熱による単純なものであるため記録・消去が容易で
あり、マイクロカプセル25の粒径を制御することによ
り、解像度の高い像形成が可能である。
【0122】また記録消去ヘッド32で形成された画像
は、分散媒27が常温に戻ると同時に固定状態となるた
め、その記録安定性がよく、しかも、溶融状態以外では
磁気のみでの画像形成が行えないため、磁石に触れてか
ぶりを生ずることがない。
【0123】本発明による磁気可視記録媒体は内包され
るフレーク状磁性粒子28の記録時の移動性(回転)、
すなわち記録の反応性の良さと記録画像の安定性の両方
を備えるものである。
【0124】さらに、マイクロカプセル25はバインダ
ー30に混ぜることで塗液化することができるため、様
々な支持体に塗布することができ、また、様々な形状に
加工することが可能であり、製造工程も簡単であること
から、用途範囲を広げることができる。
【0125】さらに着色剤、分散媒など適宜選択するこ
とにより、種々の色の表示が可能な磁気可視記録媒体を
得ることができる。
【0126】本発明の磁気可視記録媒体に記録される画
像は文字・数字・マーク・模様・絵・写真等の種々の可
視情報であり、入射光の磁気可視記録部の透明・支持体
表面の反射による支持体の色彩と、水平方向に配向され
たフレーク状磁性粒子による明るい画像の表示とのコン
トラストにより可視情報の表示が行なわれ、鮮明な可視
画像が得られる。
【0127】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を挙げて、本
発明を詳細に説明する。 <実施例1> ○マイクロカプセル25の作製 シランカップリング処理を施したフレーク状のニッケル
磁性粒子28(保磁力45Oe)60重量部を、60℃
に加熱し融解した融点40℃のパラフィンワックス80
重量部に均一に分散し、この分散液を60℃に加熱した
10%ゼラチン水溶液200重量部中に、ホモジナイザ
ーを用いて、回転数2000rpmで平均粒径80μm
となるように約5分間分散させた。
【0128】得られた分散液に10%アラビアゴム水溶
液200重量部を混合し、さらに水1000重量部を添
加し、40℃に保ち、10%酢酸水溶液を滴下し、pH
を4に調節した。
【0129】その後、液温を5℃に冷却し、30%ホル
マリン水溶液10重量部を加え、10%水酸化ナトリウ
ム水溶液を滴下しpHを9に調節し、ゼラチン−アラビ
アゴム壁26のマイクロカプセル25を作製した。
【0130】○磁気可視記録部シール11の作製 厚さ50μmの透明塩化ビニル樹脂シート(透明支持体
14)にグラビアコーティング法により、上記組成のマ
イクロカプセル10重量部と、バインダーとしてアクリ
ルエマルジョン5重量部とを混合した塗液を膜厚約10
0μmに塗布し、更に着色カーボン10重量部と、バイ
ンダーとしてアクリルエマルジョン100部からなる着
色塗料を5μmに塗布して乾燥させてから、10mm×
70mmのサイズに断裁して磁気可視記録シール11を
形成した。
【0131】○磁気可視記録シール11の固定 厚さ150μmの塩化ビニルシートを記録媒体のサイズ
(54mm×86mm)に断裁して、磁気可視記録の表
面基材10とする。
【0132】磁気可視記録シール11の配置される所定
の表面基材10の位置にスクリーン印刷法にて、アクリ
ル接着剤(接着層15)を3μmに印刷し、磁気可視記
録シール11を張り合わせて乾燥させる。それによっ
て、磁気可視記録シール11配置固定される表面基材1
0が得られる。
【0133】第1の発明の第1実施例に相当。図1参
照。 ○磁気可視記録媒体1の作製 図4に示す射出成形用金型21に磁気可視記録シール1
1が配置固定された表面基材10の磁気可視記録シール
11のある側を、金型21面に密着させて配置付着し、
射出成形用金型21、22を閉じ、この金型21、22
の間に樹脂が充填されるキャビティ23が形成され、こ
のキャビティ23に射出口24から所定量の溶融したア
クリロニトリルスチレン樹脂を射出充填し、冷却固化し
た後、金型を開けて磁気可視記録媒体1を取り出す。
【0134】この磁気可視記録媒体1の全面を60℃に
加熱し、外部から磁気可視記録部13に水平方向に磁界
を印加し、全てのマイクロカプセル25中のフレーク状
磁性粒子28を磁気可視記録部13の表面に対して水平
方向となるように配向させ、磁気可視記録媒体1を未記
録状態とした。
【0135】次に磁気可視記録媒体1を記録する表示情
報に合わせて部分的に60℃に加熱するとともに磁気可
視記録部13の垂直方向に磁界を印加しフレーク状磁性
粒子28を磁気可視記録部13に対して垂直方向となる
ように配向させ、マイクロカプセル25の可視情報の記
録を行った。
【0136】以上の操作により、可視文字、画像を形成
することができた。
【0137】<実施例2> ○磁気可視記録シール11の固定 厚さ200μmの塩化ビニルシートを記録媒体のサイズ
(54mm×86mm)に断裁して、磁気可視記録の表
面基材10とする。
【0138】磁気可視記録シール11と接触型ICモジ
ュール20' の配置される所定の基材表面の位置にスク
リーン印刷法にて、アクリル接着剤(接着層15)をそ
れぞれ3μmに印刷し、実施例1で作成された磁気可視
記録シール11と、接触型ICモジュール20' をそれ
ぞれ表面基材10に張り合わせて接着層15を乾燥させ
る。
【0139】それにより、磁気可視記録シール11及び
接触型のICモジュール20' の配置固定された表面基
材10が得られた。
【0140】第1の発明の第2実施例に相当。図1参
照。 ○磁気可視記録媒体の作製 実施例1と同様に射出成形用金型21に磁気可視記録シ
ール11及び接触型ICモジュールが配置固定された表
面基材10の磁気可視記録シール11のある側を、金型
面に密着させて配置固定し、射出成形用金型21、22
を閉じ、この金型の間に樹脂が充填されるキャビティ2
3が形成され、このキャビティ23に射出口24から所
定量の溶融したアクリロニトリルスチレン樹脂を射出充
填し、冷却固化した後、金型を開けて磁気可視記録媒体
を取り出した。
【0141】この磁気可視記録媒体の全面を60℃に加
熱し、外部から磁気可視記録部13に水平方向に磁界を
印加し、全てのマイクロカプセル25中のフレーク状磁
性粒子28を磁気可視記録部13の表面に対して水平方
向となるように配向させ、磁気可視記録部を未記録状態
とした。
【0142】次に磁気可視記録部を記録する表示情報に
合わせて部分的に60℃に加熱するとともに磁気可視記
録部13の垂直方向に磁界を印加しフレーク状磁性粒子
28を磁気可視記録部13に対して垂直方向となるよう
に配向させ、マイクロカプセル25の可視情報の記録を
行った。
【0143】以上の操作により、可視文字、画像を形成
することができた。
【0144】<実施例3>第2の発明に相当。図4参
照。 ○表面ラベル16の作製 厚さ100μmの塩化ビニルシート表面の一方側にをオ
フセット印刷法にて、絵柄を印刷して磁気可視記録媒体
の形状(54mm×86mm)に断裁し、表面ラベルと
する。
【0145】○磁気可視記録媒体の作製 図5に示すように実施例2で製作した表面基材を磁気可
視記録シール11及び接触型ICモジュール20が配置
固定された表面基材の磁気可視記録シールのある側を射
出成形用金型21(又は射出成形用金型22)に当接す
るように配置する。
【0146】また表面基材を配置付着する際には吸着な
どの付着手段により行ない、以後の射出成形時も吸着な
どの付着手段により付着するものである。
【0147】射出成形用金型の他方側に表面ラベル16
の絵柄ある表面を当接するように表面ラベルを金型に配
置する。
【0148】また表面基材の配置と同じく、吸着などの
手段を用いて配置付着する。
【0149】そして射出成形用金型21、22を閉じ、
この金型21、22の間に樹脂が充填されるキャビティ
23が形成され、このキャビティ23に射出口24から
所定量の溶融したアクリロニトリルスチレン樹脂を射出
充填し、冷却固化する。
【0150】このとき樹脂の充填性を向上させるため
に、射出圧縮成形法を用いてもよい。この後、金型2
1、22を開き、磁気可視記録媒体を取り出す。
【0151】この磁気可視記録媒体の全面を60℃に加
熱し、外部から磁気可視記録部13に水平方向に磁界を
印加し、全てのマイクロカプセル25中のフレーク状磁
性粒子28を磁気可視記録部13の表面に対して水平方
向となるように配向させ、磁気可視記録部を未記録状態
とした。
【0152】次に磁気可視記録部を記録する表示情報に
合わせて部分的に60℃に加熱するとともに磁気可視記
録部13の垂直方向に磁界を印加しフレーク状磁性粒子
28を磁気可視記録部13に対して垂直方向となるよう
に配向させ、マイクロカプセル25の可視情報の記録を
行った。
【0153】以上の操作により、可視文字、画像を形成
することができた。
【0154】<実施例4> ○マイクロカプセルの作製 オレフィン酸処理を行ったフレーク状のニッケル・鉄合
金(パーマロイ)粒子50重量部を、50℃に加熱し溶
解したパラフィンワックスとフタル酸ジブチルの混合溶
媒80重量部に均一に分散し、この分散液を50℃に加
熱した5%ポリビニルアルコール200重量部中に分散
し、ホモジナイザーを用いて、回転数2000rpmで
平均粒径80μmとなるように約5分間分散させた。
【0155】得られた分散液にメラミン−ホルマリンプ
レポリマー水溶液100重量部を混合し、20%酢酸水
溶液を滴下し、pHを6に調節した。
【0156】その後、液温を65℃に昇温させ、30分
間重合反応を行ない、メラミン−ホルマリン壁のマイク
ロカプセル25を作製した。
【0157】○磁気可視記録シール11の作製 厚さ100μmの透明ポリエチレンテレフタレート(P
ET)樹脂シート(透明支持体13)にグラビアコーテ
ィング法により、上記組成のマイクロカプセル10重量
部と、バインダーとしてポリビニルアルコール5重量部
とを混合した塗液を膜厚約90μmに塗布し、更に着色
カーボン10重量部と、バインダーとしてアクリルエマ
ルジョン100部からなる着色塗料を5μmに塗布して
乾燥させてから、さらに10mm×70mmのサイズに
断裁して磁気可視記録シールを作製した。
【0158】○磁気可視記録シール11の固定 厚さ100μmの塩化ビニルシートの磁気可視記録シー
ル固定側の反対側表面にスクリーン印刷法により、文字
及び絵柄などの印刷層18を形成し、記録媒体のサイズ
(54mm×86mm)に断裁して、磁気可視記録の表
面基材10とする。
【0159】磁気可視記録シール11及び接触ICモジ
ュール20の配置される所定の基材表面の位置にスクリ
ーン印刷法にて、ウレタン接着剤を2μmにそれぞれ印
刷し、磁気可視記録シール及び接触型ICモジュールを
装着して接着剤を乾燥させる。
【0160】それにより、磁気可視記録シール及び接触
型ICモジュールが配置固定される表面基材10が得ら
れた。
【0161】○表面ラベル16の作製 厚さ50μmの白色塩化ビニル樹脂シートにオフセット
印刷法により絵柄・文字などの印刷層18を厚さ1μm
に形成し、650Oeのjis2型の磁気ストライプ1
9を転写し、さらにアクリル樹脂10重量部、ポリエチ
レンワックス2重量部、メチルエチルケトン(MEK)
/トルエン混合液30重量部からなる塗液を膜厚2μm
に形成して記録媒体の形状に断裁した。
【0162】断裁されたシートの絵柄、磁気ストライプ
がある表面の反対表面にプリント基板上にCPU、メモ
リ等のICチップなどが電気的に接続、実装され、さら
に通信用アンテナとして絶縁被覆導線等からなるループ
アンテナがプリント基板上のアンテナ端子を介して接続
されてなるICモジュール20' を接着剤に介して接着
固定した。このように、表面ラベルが得られた。
【0163】○磁気可視記録媒体の作製 図5のように上記で製作した表面基材10を磁気可視記
録シール及び接触型ICモジュールが配置固定された表
面基材の磁気可視記録シールのある側を射出成形用金型
21に当接するように配置される。
【0164】また対向する射出成形用金型22には上記
表面ラベル16が磁気ストライプのある側が当接するよ
うに配置される。
【0165】表面基材及び表面ラベルを配置付着する際
には吸着などの固定手段により行ない、以後の射出成形
時も吸着などの固定手段により固定するものである。
【0166】射出成形用金型21、22を閉じ、この金
型21、22の間に樹脂が充填されるキャビティ23が
形成され、このキャビティ23に射出口24から所定量
の溶融したアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン
(ABS)樹脂を射出充填し、冷却固化する。
【0167】このとき樹脂の充填性を向上させるため
に、射出圧縮成形法を用いてもよい。この後、金型2
1、22を開き、磁気可視記録媒体を取り出した。
【0168】この磁気可視記録媒体の全面を60℃に加
熱し、外部から磁気可視記録部13に水平方向に磁界を
印加し、全てのマイクロカプセル25中のフレーク状磁
性粒子28を磁気可視記録部13の表面に対して水平方
向となるように配向させ、磁気可視記録部1を未記録状
態とした。
【0169】次に磁気可視記録部を記録する表示情報に
合わせて部分的に60℃に加熱するとともに磁気可視記
録部13の垂直方向に磁界を印加しフレーク状磁性粒子
28を磁気可視記録部13に対して垂直方向となるよう
に配向させ、マイクロカプセル25の可視情報の記録を
行った。
【0170】以上の操作により、可視文字、画像を形成
することができた。
【発明の効果】本発明によれば、磁気可視記録媒体の磁
気表示部の端面からマイクロカプセルの内容物の流出を
防ぐことができ、媒体の表面平滑性を向上することがで
きる。更に本発明の製造方法によれば、本磁気可視記録
媒体を容易に、簡単な工程で製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる磁気可視記録シールの断面図。
【図2】磁気可視記録シールを表面基材への固定方法の
説明図。
【図3】表面基材を射出金型への配置方法の説明図。
【図4】第1発明に係わる磁気可視記録媒体の製造方法
の一実施例の説明図。
【図5】第2発明に係わる磁気可視記録媒体の製造方法
の一実施例の説明図。
【図6】第1発明に係わる磁気可視記録媒体の一実施例
の断面図。
【図7】第2発明に係わる磁気可視記録媒体の一実施例
の断面図。
【図8】本発明に係わるマイクロカプセルの一実施例の
断面図。
【図9】本発明の磁気可視記録媒体の平面図。
【図10】(a),(b),(c)は本発明磁気表示部
における磁性粒子の配向状態を示す断面図。
【図11】ICモジュールの概略説明図。
【符号の説明】
1‥‥磁気可視記録媒体 2‥‥磁気可視記録媒体 10‥‥表面基材 11‥‥磁気可視記録シール 12‥‥着色層 13‥‥マイクロカプセル層(磁気画像表示部) 14‥‥透明支持体 15‥‥接着層 16‥‥表面ラベル 17‥‥本体 18‥‥印刷層 19‥‥磁気ストライプ 20、20' ‥‥ICモジュール 21‥‥射出成形用金型 22‥‥射出成形用金型 23‥‥キャビティ 24‥‥射出口 25‥‥マイクロカプセル 26‥‥殻物質 27‥‥分散媒 28‥‥フレーク状磁性粒子 29‥‥芯物質 30‥‥バインダー 31‥‥(磁気可視情報の)表示面 32‥‥記録消去ヘッド 33‥‥プリント基板 34‥‥ICチップ 35‥‥電子回路部品 36‥‥ループアンテナ 37‥‥アンテナ端子 38‥‥電池

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明支持体上に少なくとも磁性粒子とこれ
    を分散してなる分散媒とを包含するマイクロカプセルを
    分散したバインダーにより構成されるマイクロカプセル
    層よりなる磁気可視記録部、バック色となる着色層を順
    次に積層してなる磁気可視記録シールを、所定の形状に
    断裁して、熱可塑性表面基材の所定位置に固定配置して
    から、射出成形用金型により形成されるキャビティ内
    に、前記磁気可視記録シールの配置された熱可塑性表面
    基材を、磁気可視記録シールの配置された側が金型一側
    に位置するように射出成形用金型内に配置し、金型のキ
    ャビティ内に、射出樹脂を充填して磁気可視記録部を一
    体成形することを特徴とする磁気可視記録媒体の製造方
    法。
  2. 【請求項2】透明支持体上に少なくとも磁性粒子とこれ
    を分散してなる分散媒とを包含するマイクロカプセルを
    分散したバインダーにより構成されるマイクロカプセル
    層よりなる磁気可視記録媒部、バック色となる着色層を
    順次に積層してなる磁気可視記録シールを、所定の形状
    に断裁して、熱可塑性表面基材の所定位置に固定配置し
    てから、射出成形用金型により形成されるキャビティ内
    に、前記磁気可視記録シールの配置された熱可塑性表面
    基材を、磁気可視記録シールの配置された側が金型一側
    に位置するように射出成形用金型内に配置し、更に反対
    側の金型に表面ラベルを配置し、表面基材と表面ラベル
    の間に、射出樹脂を充填して磁気可視記録部を一体成形
    することを特徴とする磁気可視記録媒体の製造方法。
  3. 【請求項3】前記の磁気可視記録シールを固定する表面
    基材が、磁気記録媒体の全面の大きさであることを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載の磁気可視記録媒体
    の製造方法。
  4. 【請求項4】前記の表面基材の厚みが、は25μmから
    500μmであることを特徴とする請求項1、請求項2
    又は請求項3に記載の磁気可視記録媒体の製造方法。
  5. 【請求項5】磁性粒子の配向により可視情報を表示する
    磁気可視記録部を有する磁気可視記録媒体であって、透
    明支持体上に少なくとも磁性粒子とこれを分散してなる
    分散媒とを包含するマイクロカプセルを分散したバイン
    ダーにより構成されるマイクロカプセル層、バック色と
    なる着色層を順次に積層してなる磁気可視記録シールの
    透明支持体面を外向きに、かつ射出成形の熱及び圧力に
    より基材表面と面一に形成してなるように基材中に埋設
    されてなることを特徴とする磁気可視記録媒体。
  6. 【請求項6】請求項5に記載のマイクロカプセルは、少
    なくともフレーク状磁性粒子と、これを分散し常温にお
    いて固相状態を示す分散媒とを包含してなるマイクロカ
    プセルであることを特徴とする磁気可視情報記録媒体。
  7. 【請求項7】前記分散媒が、融点20℃以上100℃以
    下の有機化合物であることを特徴とする請求項5又は6
    に記載の磁気可視情報記録媒体。
  8. 【請求項8】前記マイクロカプセルは、平均粒径が10
    μm以上1000μmの間にあることを特徴とする請求
    項4、5、6又は7に記載の磁気可視情報記録媒体。
  9. 【請求項9】前記磁性粒子は、100Oe以下の保磁力
    を有することを特徴とする請求項4、5、6、7又は8
    に記載の磁気可視情報記録媒体。
  10. 【請求項10】前記磁性粒子は、平均粒径が5μmから
    50μmまでのフレーク状の磁性粒子であることを特徴
    とする請求項4、5、6、7、8又は9に記載の磁気可
    視情報記録媒体。
JP1389697A 1997-01-28 1997-01-28 磁気可視記録媒体の製造方法及び磁気可視記録媒体 Pending JPH10208243A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001042795A (ja) * 1999-08-04 2001-02-16 Toppan Printing Co Ltd 可逆性記録媒体及びそれを用いたカード及びその製造方法

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