JPH08314396A - 磁気記録体 - Google Patents

磁気記録体

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JPH08314396A
JPH08314396A JP7122330A JP12233095A JPH08314396A JP H08314396 A JPH08314396 A JP H08314396A JP 7122330 A JP7122330 A JP 7122330A JP 12233095 A JP12233095 A JP 12233095A JP H08314396 A JPH08314396 A JP H08314396A
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JP
Japan
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magnetic
magnetic particles
colored
recording medium
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Application number
JP7122330A
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English (en)
Inventor
Yoshiko Matsumoto
美子 松本
Akiyoshi Matsumoto
陽美 松本
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】磁気印加した部分と、無印加の部分とが異なる
明暗を示し、かつ解像度が高く、鮮明で、さらに画像の
安定性に優れた、可逆表示及びカラー表示可能な磁気記
録体を提供する。 【構成】磁気記録体1は、支持体2上に着色層により被
覆されたフレーク状着色磁性粒子23と常温において固
相状態を示す分散媒とを内包するマイクロカプセル14
を含む磁気記録層12を有し、加熱とともに磁気記録層
12に対して水平又は垂直方向の磁気印加によるフレー
ク状着色磁性粒子23の配向から得られる反射光のコン
トラストにより画像情報が表示され、またフレーク状着
色磁性粒子23の配向を水平又は垂直方向のいずれか一
方とすることにより画像情報が消去される。フレーク状
磁性粒子23の着色層24により鮮明なカラー画像とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱とともに磁気の印
加により画像を表示する磁気記録体に係り、とくにカラ
ー表示可能であり、かつ解像度及び画像の安定性に優れ
た可逆表示可能な磁気記録体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気を利用した磁気記録体とし
て、例えば、特開昭48−56393号公報に記載され
ているように、着色分散媒中に磁性粒子が分散されたサ
スペンジョンに磁界を作用させることにより、磁性粒子
を移動させ、着色分散媒の色を変化させて表示を行う方
法が知られている。
【0003】しかし、このような磁気記録体は、サスペ
ンジョンを2枚の基板間に封じこんで一方の基板から磁
気ペンで文字、模様を描いて磁気を作用させると、サス
ペンジョンの磁性粒子が吸引されて、その通りの文字や
模様が得られるが、磁性粒子の比重は分散媒のそれより
も極めて大きいので吸引された磁性粒子は、時間ととも
に沈降するため文字や模様を長時間保持できない欠点を
有する。
【0004】また、磁気ペンにより磁気を受けた磁性粒
子はすべて磁気ペンに吸引されるので、磁気ペンから離
れて存在していた磁性粒子まで吸引されるため、不鮮明
な文字や模様しか得られない欠点も有していた。磁性粒
子の沈降を防止するため、例えば磁性粒子を細かくする
か、磁性粒子に低比重のポリマー等を被覆して、磁性粒
子の見かけの比重を分散媒のそれと近似させると、磁性
粒子に働く磁気力が極端に小さくなるため、磁気ペンに
よって吸引されにくくなり、濃度の濃い、鮮明な文字や
模様が得られなくなるという欠陥を生じる。
【0005】さらに、磁性粒子の見かけの比重を分散媒
のそれと近似させると、文字や模様を消去する際も、磁
性粒子が基板の反対側に吸引されにくくなり、完全に消
去できず、これを繰り返していると全体的に黒ずんでし
まい、実用的ではなかった。
【0006】これらの欠点を解決する形態として、例え
ば、特公昭57−27463号公報、特開昭62−53
359号公報に記載されているように、分散媒として、
一定値以上の降伏値を有する液体、あるいは、増稠剤を
用いることによって、ぼけのない鮮明でコントラストの
高い文字、画像が表示でき、その表示は長時間安定に保
持でき、かつ、消去を完全にきれいに行える磁気記録体
が知られている。
【0007】しかし、この磁気記録体は、透明プラスチ
ックシートの全面に、一辺および深さが各2mm程度の
ハニカム状のセルを設けるように成形して、そのセルの
中に、磁性粒子と白色顔料を分散媒に分散したサスペン
ジョンを注入し、これを透明シートで密封した形態であ
り、以下の欠点を有していた。即ち、ハニカム状のセル
の中で磁性粒子を裏面より表面に移動させて像を形成す
るため、像の解像度をハニカム状のセルより小さくする
ことは不可能である。また、ハニカム状のセルを成形す
ること、ハニカム状のセルを大型化、あるいは非常に小
型化すること、ハニカム状のセルにサスペンジョンを注
入する工程等が困難である。
【0008】別の形態として、例えば、特開平特開平2
−146082号公報、特開平4−233581号公報
に記載されているように、前記のようなハニカム状のセ
ルに磁性粒子と顔料を密封した磁気記録体とは異なり、
磁性粒子をマイクロカプセルに封入し、これを支持体上
に塗布した磁気記録体が知られている。この方法によれ
ば、マイクロカプセルの粒径を制御することにより、解
像度を高くすることができ、製造工程も容易である。ま
た、マイクロカプセルを塗布する基板に種々のフィルム
等の選択が可能となり、形状、大きさも自由に選択が可
能となる。
【0009】しかし、ここで示される画像形成は以下の
方法で行なわれる。まず永久磁石によって、マイクロカ
プセル内の光吸収性の磁性粒子を磁気記録体の裏面側に
吸引し、それに伴い、光反射性の非磁性粒子が磁気記録
体の表面に残留することによって、表面が非磁性粒子の
色となり、消去状態となる。次に磁気記録体表面から永
久磁石によって磁気を印加・記録することにより、表面
に光吸収性の磁性粒子が磁気によって吸引され、所望の
文字、画像が形成される。従って、このような画像形成
では、磁気粒子の吸引に時間がかかり、感度の劣る磁気
記録体となる。
【0010】さらに、マイクロカプセルを利用した別の
形態として、例えば、1−145637号公報、特開昭
63−153197号公報、特公平4−7518号公
報、特開平6−79986号公報、特開平6−9206
8号公報、あるいは、EyneS.Trumble
P.S.&E.7 213(1963)に記載されてい
るように、光吸収性の磁性粒子と、光反射性の非磁性粒
子をマイクロカプセルに封入した磁気記録体が知られて
いる。
【0011】この形態の画像形成の方法は、まず磁気記
録体作製時に、塗布したカプセル中の磁性粒子をあらか
じめ磁気記録体平面に平行に配向させることにより入射
光を全部反射させ明るく見せておく。次に、磁気的な記
録をすることにより、磁性粒子が回転し入射光を散乱、
吸収するようになり、コントラストが生じ黒色の像が形
成される。
【0012】しかし、このようにして得た磁気記録体
は、磁気の力が広範囲に及ぶため、解像度が他の熱や光
による記録と比べ、非常に劣るものである。さらに、上
記磁気記録体は、磁気の力で容易に印字、消去が行える
ため、磁石に触れただけで、未印字部にかぶりを生じた
り、画像が消去されてしまったりとするように画像の安
定性が悪いという欠点を有する。
【0013】さらに、カラー表示を行える磁気記録体と
して、例えば特開平1−63991号公報に記載される
磁性粒子のN極とS極を異なる色に着色し、磁力の印加
により磁性粒子を回転させカラー表示を行う磁気記録
体、また特開平4−175196号公報に記載される磁
気特性の異なる磁性粒子をそれぞれ異なる色に着色し、
磁界強度を制御してカラー表示を行う磁気記録体が知ら
れている。
【0014】ところが、上記のカラー表示を行う磁気記
録体は、前者では微小な磁性粒子に着色用染料溶液をス
プレーして着色するなどの作製工程、例えば磁性粒子の
N極とS極を異なる色に着色する場合の微細な磁性粒子
へ着色が困難であることで、各極の色分けが不完全であ
ること、また後者では表示時の磁界強度の制御が難し
く、磁界の制御の曖昧さがあるという問題を有してお
り、両者とも鮮明なカラー表示を行うことができないと
する欠点を有する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上から従来の磁性体
を表示手段として利用した磁気記録体は、高い解像度の
画像を表示することができず、また外部からの磁気の影
響により表示した画像の部分的又は判読が不可能な状態
に画像が消去或いは未印字部にかぶりを生じるため、安
定した記録を行うことができず、さらに鮮明なカラー表
示を行うことができなかった。また内包される磁性粒子
の移動性、すなわち記録の反応性の良さと記録画像の安
定性の両方を備える磁気記録体は存在していなかった。
そこで、本発明は磁気印加した部分と、無印加の部分と
が異なる明暗を示し、かつ解像度が高く、鮮明で、さら
に画像の安定性に優れた、可逆表示及びカラー表示可能
な磁気記録体を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであり、請求項1に記載の発
明は、非磁性材料からなる支持体上に、少なくとも着色
層により被覆されたフレーク状磁性粒子と、これを分散
してなる常温において固相状態を示す分散媒とを内包す
るマイクロカプセルをバインダー中に分散配置してなる
磁気記録層を形成したことを特徴とする磁気記録体であ
る。
【0017】請求項2の発明は、請求項1に記載の磁気
記録体において、着色層が透明性を有する高屈折率の金
属酸化物からなる光干渉性薄膜であるとを特徴とするも
のである。
【0018】請求項3の発明は、請求項1に記載の磁気
記録体において、着色層が顔料を主成分とする被膜から
なることを特徴とするものである。
【0019】請求項4の発明は、請求項1に記載の磁気
記録体において、分散媒が融点35℃以上80℃以下の
有機化合物であることを特徴とするものである。
【0020】請求項5の発明は、請求項1に記載の磁気
記録体において、マイクロカプセルの平均粒径が10μ
mから1000μmの間にあることを特徴とするもので
ある。
【0021】請求項6の発明は、請求項1に記載の磁気
記録体において、フレーク状磁性粒子の平均粒径が1μ
mから50μmの間にあることを特徴とするものであ
る。
【0022】請求項7の発明は、請求項1に記載の磁気
記録体において、磁気記録層上に保護層を形成してなる
ことを特徴とするものである。
【0023】
【作用】本発明の磁気記録体は、支持体間に着色層によ
り被覆されたフレーク状磁性粒子と常温において固相状
態を示す分散媒とを内包するマイクロカプセルを含む磁
気記録層を有しており、消去時は加熱とともに磁気記録
層全面に対して垂直又は水平磁場を印加することにより
フレーク状磁性粒子は垂直方向又は水平方向に配向さ
れ、磁気記録層全面で入射光を散乱・吸収、又は磁気記
録層全面で入射光を反射する。また記録時は水平方向又
は垂直方向に配向された磁気記録層に対して文字・数字
・マーク・模様等の記録内容に応じて部分的に加熱とと
もに磁気記録層に対して垂直又は水平磁場を印加するこ
とにより、同様に入射光を散乱・吸収、又は反射する。
入射光の散乱・吸収による暗い像又は入射光の磁気記録
層透過・支持体表面の反射による支持体の色彩の表示
と、フレーク状磁性粒子の着色層による明るい像の表示
とのコントラストにより可視情報の表示が行なわれる。
とくに着色層により鮮明なカラー画像となる。
【0024】
【実施例】以下、本発明を図面を用いて詳細に説明す
る。図1は本発明の磁気記録体の一実施例を示す断面図
であり、図2は本発明で磁気記録層に用いられるマイク
ロカプセルの一実施例を示す断面図であり、図3は透明
性を有する高屈折率の金属酸化物からなる光干渉性薄膜
の着色層で被覆されたフレーク状磁性粒子の断面図であ
り、図4は顔料を主成分とする着色層で被覆されたフレ
ーク状磁性粒子の断面図であり、図5は本発明の磁気記
録体の磁気記録層に対し平行にフレーク状磁性粒子を配
向させてなる状態を示す説明図であり、図6は本発明の
磁気記録体の磁気記録層に対し垂直方向にフレーク状磁
性粒子を配向させてなる状態を示す説明図である。
【0025】図1は、本発明の磁気記録体1の構成を示
し、支持体11、フレーク状磁性粒子等を含むマイクロ
カプセル14をバインダー15に分散してなる塗布材が
塗布される磁気記録層12、保護層13が順次積層され
ている。
【0026】また、図2は本発明で磁気記録層12に用
いられるマイクロカプセル14の一実施例を示す断面図
である。マイクロカプセル14は、フレーク状着色磁性
粒子23(又は23’)が常温において固相状態を示す
分散媒(例えばワックスなど有機化合物)25中に分散
されたサスペンジョンを主成分とする芯物質21を、ポ
リマー等よりなる殻物質26でカプセル化した構成であ
る。
【0027】フレーク状着色磁性粒子23は図3に示す
ようにフレーク状磁性粒子22の表面に透明性を有する
高屈折率の金属酸化物からなる光干渉性薄膜からなる着
色層24を形成してなるものである。これは着色の原理
が光の干渉作用であるため、金属酸化物の膜厚を変化さ
せることで、フレーク状磁性粒子22の表面をパール光
沢を有する多種多色に着色することができる。
【0028】またフレーク状着色磁性粒子23’は図4
に示すようにフレーク状磁性粒子22の表面に顔料を主
成分とする被膜からなる着色層24’を形成してなるも
のである。
【0029】フレーク状磁性粒子22は、例えば鉄、ニ
ッケル、鉄・ニッケル、鉄・ニッケル・クロム等のステ
ンレススチール、コバルト、コバルト・アルミニウムや
サマリウム・コバルト合金等の微粒子等をアトマイザー
やハンマーミル等でフレーク状としたものを用いること
ができる。とくに磁性粒子を有機溶媒等との親和性を高
めるために、高級エステル処理、シランカップリング処
理、チタネート系カップリング処理等を施しておくとよ
い。本発明におけるフレーク状磁性粒子22の大きさ
は、磁気印加によるマイクロカプセル内での回転のしや
すさ、磁気記録層12の画像コントラスト等を考慮する
と粒径が5μmから30μm、厚さが0.1μmから5
μmの間であることが好ましい。
【0030】着色層24を構成する透明性を有する高屈
折率の金属酸化物は、例えば高屈折率を示す二酸化チタ
ン、酸化スズ、酸化ジルコニウム等が挙げられる。この
着色層24の形成方法としては、フレーク状磁性粒子2
2を有機金属化合物溶液に浸漬し引き上げて乾燥した後
に、焼成し有機金属化合物を分解することにより金属酸
化物からなる薄膜を形成する方法、金属塩の希薄酸性溶
液中にフレーク状磁性粒子を懸濁させ、金属塩を加水分
解し、その表面に水和金属酸化物を析出させた後に、焼
成し金属酸化物からなる薄膜を形成する方法などが挙げ
られるが、これらの方法に限定されるものではない。
【0031】具体例として、最も一般的に用いられる酸
化チタン薄膜の形成方法を詳述する。フレーク状磁性粒
子22をpH3〜5.5の水に懸濁し、この懸濁液に
0.1〜3Nに相当する遊離酸を含有する0.1〜5モ
ルのチタン塩水溶液と、1〜10Nの塩基とを同時に添
加する。塩基の添加速度は、チタン塩溶液に含有される
酸及び反応中に産出される酸を中和できるように維持す
る。反応(加水分解)温度は50〜100℃、好ましく
は70〜80℃である。この加水分解反応では、添加さ
れるチタン塩の量とフレーク状磁性粒子表面で析出する
二酸化チタンの量が均衡を保つように、すなわち懸濁液
中に遊離チタン塩が残存しないように注意する必要があ
る。塩基は、アルカリ金属水酸化物が有用であり、とく
に水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウム、或いはアン
モニアガスが好ましい。また反応中pHを維持するため
に必要であれば緩衝剤を添加することも可能である。な
お、添加するチタン塩水溶液の濃度、反応温度等を制御
することにより、フレーク状磁性粒子表面に析出する二
酸化チタンの膜厚を任意に変えることが可能であり、こ
れにより種々の色調(とくにパール光沢)を有するフレ
ーク状着色磁性粒子を得ることができる。
【0032】上記の加水分解反応により、含水二酸化チ
タン被膜が形成され、この被膜は、空気中に放置、或い
は強制乾燥により脱水され、二酸化チタン薄膜となる。
【0033】また着色層24’を構成する被膜に用いら
れる顔料は、例えば周知の二酸化チタン、硫化亜鉛、チ
タン酸鉛、酸化ジルコニウム、鉛白、カドミウム赤、カ
ドミウム黄等の無機顔料、フタロシアニン系顔料などの
有機顔料の微粒子があり、顔料単独、或いは数種の顔料
の混合物、さらには顔料とポリマーからなる混合物を用
いることができる。着色層24’の形成方法としては、
各種マイクロカプセル化技法を用いることができるが、
これらに限定されるものではない。
【0034】分散媒25としては、常温(約10〜35
℃の範囲)で固体のもの(固相状態を示す)で、かつ常
温以上の温度(約40〜80℃の範囲)に加熱されると
流動状態になるものであればよく、例えば有機化合物
で、パラフィンワックス、カルナバワックスなどの天然
或いは合成ワックス、天然或いは合成樹脂、またはカル
ボン酸エステルなど上記条件を満たす一般に公知である
ものを単独、或いは混合して適宜使用することができ
る。なお、光透過性を妨げない範囲で着色してもよい。
【0035】上記したフレーク状磁性粒子22、分散媒
25などを主成分とする芯物質21をポリマー等の殻物
質26で覆い、マイクロカプセル化する。この殻物質2
6として用いられる樹脂には、一般に用いられている樹
脂、例えばアクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリス
チレン、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリウ
レア樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、天然樹脂等
が挙げられ、これらを単独、あるいは2種以上混合して
使用することも可能である。
【0036】上述の殻物質を有するマイクロカプセル1
4の製造法としては、ポリマー溶液に分散させた芯物質
のまわりにポリマーの濃厚相を分離させる相分離法、ポ
リマー溶液中の芯物質のまわりにポリマーの硬化試験薬
等によりポリマーを硬化させる液中硬化被覆法、芯物質
を分散させたエマルジョンの内、あるいは外相のいずれ
か一方からモノマーや重合触媒を供給し芯物質の表面を
ポリマーで覆うインシチュー重合法、芯物質を分散させ
たエマルジョンの内相と外相の両方からモノマーを供給
する界面重合法等のマイクロカプセル化技法が好適であ
るが、これらの方法に限定されるものではない。
【0037】とくに芯物質21であるフレーク状磁性粒
子22を分散媒25に均一に分散させたサスペンジョン
の外相からモノマーを供給するインシチュー重合法、あ
るいは相分離法を用いて製造することにより、粒径の揃
った、かつフレーク状磁性粒子22の移動が容易なマイ
クロカプセル14を製造することができる。ここで用い
る重合性モノマーは、アクリル酸エステル、メタクリル
酸エステル、スチレンおよびその誘導体、イソシアネー
ト、各種アミン、エポキシ基を有する化合物等が好適で
ある。
【0038】本発明の磁気記録体1は、支持体11上に
上述の構成を有するマイクロカプセル14をバインダー
15とともに塗布し磁気記録層12を形成、さらに保護
層13を積層することにより作製される。
【0039】支持体11はポリ塩化ビニル、ポリエステ
ル、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリ
スチレン,ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂
類、天然樹脂、紙、合成紙、金属、セラッミクスなどを
単独または組み合わせた複合体として用いることができ
る。またその形状もカード状あるいはシート状、フィル
ム状など用途に応じて選択でき、さらに用途に応じて要
求される物性、例えば強度、剛性、隠蔽性、光不透過性
等を考慮し、上記材料から適宜選択することができる。
【0040】また、マイクロカプセル14を分散するバ
インダー15としては、水系バインダー、溶剤系バイン
ダー、エマルション系バインダー等が適宜用いられる。
さらに、保護層13としては、エポキシ樹脂、テトラフ
ルオロエチレン等、またはポリ塩化ビニル、ポリエステ
ル、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリ
スチレン,ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂、
天然樹脂等が使用可能である。この保護層13は、支持
体11上に形成されたマイクロカプセル14を保持する
とともに、外部からマイクロカプセル14内のフレーク
状着色磁性粒子23(又は23’)が見えるような光透
過性を有している必要があり、強度など必要な条件を満
たすものであれば用いることができる。
【0041】なお、保護層13は、下層の磁気記録層の
表示読み取りに影響しない範囲で着色してもよく、また
光透過性を有する着色層(図示しない)を設けてもよ
い。なお保護層の着色には顔料又は染料を混合するか、
着色層(図示しない)を設ける場合は顔料又は染料をバ
インダー等に分散、或いは溶解させたものを磁気記録層
12上に塗布形成する。顔料又は染料としては、顔料単
独、数種の顔料の混合物、顔料とポリマーからなる混合
物、染料単独、数種の染料の混合物などを用いることが
できる。例えば、顔料は一般に知られている二酸化チタ
ン、硫化亜鉛、チタン酸鉛、酸化ジルコニウム、鉛白、
カドミウム赤、カドミウム黄等の無機顔料、フタロシア
ニン系顔料等の有機顔料の微粒子、また染料はアゾ染
料、キノリン染料、フタロシアニン系染料など公知の各
種顔料、染料が用いられる。また、顔料或いは顔料とポ
リマーからなる混合物を用いる場合には、上述の顔料或
いは顔料とポリマーを混練後、粉砕する、または、顔料
或いは顔料を分散したモノマーを、乳化重合、懸濁重
合、分散重合等の方法を用い重合する等の方法が用いら
れる。この場合、ポリマーは架橋性のものとすることが
好ましい。これらの顔料又は染料を分散、溶解させるバ
インダーは、水系バインダー、溶剤系バインダー、エマ
ルジョン系バインダーなどが用いられる。
【0042】これらの磁気記録層12、保護層13、の
形成方法は、例えばオフセット印刷法、グラビア印刷
法、シルクスクリーン印刷法等の周知の印刷方式や、ロ
ール塗布法、ナイフエッジ法などの塗布方式、上述のマ
イクロカプセル14を混入した転写層に有する転写シー
トによる転写方式、また上述のマイクロカプセル14を
混入したインキを基材に吹き付けるインキジェット方
式、支持体11と保護層13との間に上述のマイクロカ
プセル14を混入した溶液を充填する方式などの形成方
法により作成することができ、作成する情報記録媒体の
用途、数量に応じて上述の方式から適宜選択することが
できる。
【0043】次に、本発明の磁気記録体における表示画
像の形成方法を説明する。図1は、図2に示すフレーク
状着色磁性粒子23(又は23’)が分散媒25である
有機溶媒に分散されたサスペンジョンを内包したマイク
ロカプセル14を支持体11上に塗布した本発明の磁気
記録体1の一部を拡大した断面図を表す説明図である。
作製された当初は、マイクロカプセル14内で、フレー
ク状着色磁性粒子23(又は23’)は均一に分散され
た状態で分散媒25中に固定化されている。
【0044】図5は、磁気記録層12に対し平行にマイ
クロカプセル14内のフレーク状着色磁性粒子23(又
は23’)を配向させてなる状態を示す説明図である。
この磁気記録層12を熱・磁気記録ヘッド30により加
熱すると、マイクロカプセル内の分散媒25が溶融状態
になり、フレーク状着色磁性粒子23(又は23’)が
配向又は移動(回転)可能となる。そしてその配向状態
が磁気印加方向と同じになる。したがって、図中では磁
気記録層12を一様に加熱・水平方向に印加された磁界
により、マイクロカプセル14中のフレーク状磁性粒子
22は磁気記録層12に水平に配向される。これによ
り、磁気記録体表面は、フレーク状磁性粒子23(又は
23’)により入射光の大部分が反射され、フレーク状
磁性粒子23(又は23’)の有する色による均一な明
るい色調となる。なお、図示しないが加熱・垂直方向に
印加された磁界によりマイクロカプセル14中のフレー
ク状着色磁性粒子23(又は23’)は磁気記録層12
に水平に配向される。これにより、磁気記録体表面は、
入射光はほとんど反射されず、散乱・吸収され、暗い色
調となるか、或いは入射光は磁気記録層を透過し支持体
表面の反射による支持体の色彩が表示される。
【0045】図6は、磁気記録体1の磁気記録層12に
対して熱・磁気記録ヘッドによる部分的に加熱し、マイ
クロカプセル内の分散媒25が溶融状態とするととも
に、フレーク状着色磁性粒子23(又は23’)が移動
(回転)可能となり、その配向状態は磁気印加方向と同
じとなる。したがって、図中では磁気記録層12のマイ
クロカプセル14中の水平方向の配向されたフレーク状
着色磁性粒子23(又は23’)は磁気記録層12に垂
直方向に配向される。これにより入射光は、フレーク状
着色磁性粒子23(又は23’)によりほとんど反射
(又は吸収)されない状態となるため、磁気記録層12
に水平方向に配向されたフレーク状着色磁性粒子23
(又は23’)と垂直方向に配向されたフレーク状磁性
粒子22との反射の差、すなわちコントラストが得ら
れ、これにより可視表示情報を記録することができる。
なお、図示しないが磁気記録層12のマイクロカプセル
14中の垂直方向の配向されたフレーク状着色磁性粒子
23(又は23’)を磁気記録層12に水平方向に配向
し、同様に磁気記録層12に水平方向に配向されたフレ
ーク状着色磁性粒子23(又は23’)と垂直方向に配
向されたフレーク状磁性粒子22との反射の差、すなわ
ちコントラストが得られ、これにより可視表示情報を記
録することができる。
【0046】この熱・磁気ヘッド30は、例えば全体に
一様な磁場を形成した後記録箇所のみに熱を印加して記
録を行なう方法、全体に一様に熱を印加した後記録箇所
のみに磁場を形成して記録を行なう方法があり、(1)
具体的にはレーザ光などの熱変換が可能な光ヘッドと一
様な磁場の印加が可能な磁場形成手段、(2)熱ヘッド
と一様な磁場の印加が可能な磁場形成手段、(3)磁気
ヘッドと一様な熱印加可能な熱印加手段などがあり、ま
た熱と磁場をライン状に走査する構成としてもよく、用
途に応じて適宜選択することができる。とくに熱印加す
る加熱手段はワックス、有機化合物など上記した分散媒
25を溶融させるだけの加熱能力を有していればよい。
【0047】この画像形成は、磁気と分散媒の粘度を低
下させる程度の低エネルギーの熱による単純なものであ
るため、記録が容易であり、マイクロカプセルの粒径を
制御することにより、解像度の高い像形成が可能であ
る。また熱・磁気ヘッドで形成された画像は、分散媒が
常温に戻ると同時に固定状態となるため、その記録安定
性がよく、しかも、溶融状態以外では磁気のみでの画像
形成が行えないため、磁石に触れてかぶりを生ずること
がない。本発明による磁気記録体は内包されるフレーク
状着色磁性粒子の記録時の移動性(回転)、すなわち記
録の反応性の良さと記録画像の安定性の両方を備えるも
のである。また、磁気記録層に対してフレーク状着色磁
性粒子の配向状態が平行方向又は垂直方向の何れか一方
をベースとし、部分的に他方とすることにより情報を記
録することができるため、上記とは逆にフレーク状着色
磁性粒子の配向状態が垂直方向にあるのをベースとし、
部分的に平行方向に配向状態を変化させて可視表示情報
の記録をを行なうようにしてもよい。
【0048】さらに、マイクロカプセルはバインダーに
混ぜることで塗液化することができるため、様々な支持
体に塗布することができ、また、様々な形状に加工する
ことが可能であり、製造工程も簡単であることから、用
途範囲を広げることができる。さらにフレーク状磁性粒
子の着色、分散媒の着色、保護層の着色など適宜選択す
ることにより、種々の色を示す磁気記録媒体を得ること
ができる。
【0049】以下、本発明の具体的な実施例を挙げて、
詳細に説明する。 <実施例1>フレーク状のニッケル粉250重量部を硫
酸チタンの硫酸酸性溶液1000重量部に加え、回転速
度500rpmで攪拌しながら、75〜80℃で1時間
加熱する。冷却後、水酸化ナトリウムにより中和し、硫
酸イオンが検出されなくなるまで水洗する。これをろ別
乾燥して光沢を有する青色のフレーク状着色磁性粒子
(A)を生成した。このフレーク状着色磁性粒子(A)
60重量部を、60℃に加熱し融解したパラフィンワッ
クス80重量部に均一に分散し、この分散液を60℃に
加熱した10%ゼラチン水溶液200重量部中に、ホモ
ジナイザーを用いて、回転数2000rpmで平均粒径
75μmとなるように約5分間分散させた。得られた分
散液に10%アラビアゴム水溶液200重量部を混合
し、さらに水1000重量部を添加し、40℃に保ち、
10%酢酸水溶液を滴下し、pHを4に調節した。その
後、液温を7℃に冷却し、30%ホルマリン水溶液10
重量部を加え、10%水酸化ナトリウム水溶液を滴下し
pHを9に調節し、ゼラチン−アラビアゴム壁のマイク
ロカプセルを作製した。
【0050】次に黒色のポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルム上に、得られたマイクロカプセルを
ポリビニルアルコール水溶液に分散した塗液を塗布し磁
気記録層を設け、さらにアクリル樹脂からなる保護層を
順次形成し本発明の磁気記録体を得た。この磁気記録体
の全面を加熱し、外部から磁気記録層に平行となる磁界
を印加し、マイクロカプセル中のフレーク状着色磁性粒
子を磁気記録層の表面に対して平行となるように配向さ
せ、次に加熱機能付き磁気ヘッド等を用いて記録する可
視表示情報に合わせて部分的に加熱するとともに磁気記
録層に垂直方向に磁界を印加しフレーク状磁性粒子を磁
気記録層に対して垂直となるように配向させることによ
り支持体の黒色にフレーク状着色磁性粒子の青色のパー
ル光沢の明暗のはっきりした鮮明な画像が得られた。
【0051】<実施例2>磁性粒子としてフレーク状コ
バルト・アルミニウム合金15重量部、ウォッチングレ
ッド(顔料名)30重量部、ポリウレタン樹脂60重量
部、架橋剤である2,4−トルイジンイソシアネート1
5重量部をメチルエチルケトン600重量部溶液中に超
高速ホモジナイザーを用いて回転数5000rpmで分
散させた。この溶液にn−ヘキサン150重量部を滴下
し、磁性粒子のまわりにウォッチングレッドを含むポリ
ウレタン樹脂を相分離させ、着色層を形成し、のフレー
ク状着色磁性粒子(B)を生成した。このフレーク状着
色磁性粒子(B)60重量部を、50℃に加熱し融解し
たパラフィンワックスとフタル酸ジブチルの混合溶媒8
0重量部に均一に分散し、この分散液を50℃に加熱し
た5%ポリビニルアルコール200重量部中にホモジナ
イザーを用いて、回転数2000rpmで平均粒径75
μmとなるように約5分間分散させた。得られた分散液
にメラミン−ホルマリンプレポリマー水溶液100重量
部を加え、20%酢酸水溶液を滴下しpHを6に調節し
た。その後、液温を65℃に昇温し30分間重合反応を
行い、メラミン−ホルマリン壁のマイクロカプセルを作
製した。
【0052】次に黒色コート紙上に、得られたマイクロ
カプセルをアクリル系エマルジョン樹脂に分散した塗液
を塗布し磁気記録層を設け、さらに磁気記録層上にアク
リル樹脂からなる保護層を順次形成し本発明の磁気記録
体を得た。この磁気記録体の全面を加熱し、外部から磁
気記録層に水平となる磁界を印加し、マイクロカプセル
中のフレーク状磁性粒子を磁気記録層に対して水平とな
るように配向させ、次に記録する可視表示情報に合わせ
て部分的に加熱するとともに磁気記録層に垂直方向に磁
界を印加しフレーク状着色磁性粒子を磁気記録層に対し
て垂直となるように配向させることにより支持体の黒色
にフレーク状着色磁性粒子の赤色のコントラストからは
っきりとした鮮明な画像が得られた。
【0053】
【発明の効果】本発明の磁気記録体は、着色層により被
覆されたフレーク状磁性粒子と、これを分散し常温で固
相状態を示す分散媒を内包するマイクロカプセルを含む
磁気記録層を有し、加熱によりマイクロカプセル内の分
散媒を溶融状態として、このフレーク状磁性粒子を磁気
記録層に対し平行又は垂直に配向させることにより、反
射光のコントラストから画像情報の記録表示ができる。
また、フレーク状磁性粒子の配向状態を磁気記録層に対
し平行又は垂直の何れか一方に配向させることにより画
像情報を消去することができる。すなわち、本発明は磁
気を印加した部分と無印加の部分とが明確に異なるよう
に明暗がはっきりとし、かつ解像度の高く、鮮明で、さ
らに画像の安定性に優れた記録消去可能な磁気記録体で
ある。
【0054】とくにフレーク状磁性粒子を着色層により
被覆することにより明るい像の表示とすることができ、
着色層を種々変更することにより多種多様の色により可
視情報の表示を行うことができる。
【0055】また本発明の磁気記録体は、低温度の加熱
と磁気の印加により簡易に像形成を行うことができるた
め、低エネルギー消費であり、記録層にマイクロカプセ
ルを用いることにより、マイクロカプセルの粒径を制御
することで解像度を高めることができる。しかもマイク
ロカプセル内で磁性粒子が常温で固相状態を示す分散媒
に分散され、記録消去時以外は固定されているため、情
報記録後に外部から磁石などの磁気が印加されても、マ
イクロカプセル内の磁性粒子に移動を生じることがな
く、安定した記録が得られる。加熱・磁気印加された部
分のみに磁性粒子の移動(配向)をほぼ限定できるた
め、解像度が高く、常温で固相状態を示す分散媒を用い
ることで画像の安定性も優れる。
【0056】またマイクロカプセルを含む塗液を塗布す
る工程とすることができるため、磁気記録体の製造工程
を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気記録体の一実施例の断面図であ
る。
【図2】本発明の磁気記録体の磁気記録層に用いられる
マイクロカプセルの一実施例を示す断面図である。
【図3】透明性を有する高屈折率の金属酸化物からなる
光干渉性薄膜の着色層で被覆されたフレーク状磁性粒子
の断面図である。
【図4】顔料を主成分とする着色層で被覆されたフレー
ク状磁性粒子の断面図である。
【図5】本発明の磁気記録体の磁気記録層に対し平行に
フレーク状磁性粒子を配向させてなる状態を示す説明図
である。
【図6】本発明の磁気記録体の磁気記録層に対し垂直方
向にフレーク状磁性粒子を配向させてなる状態を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 磁気記録体 11 支持体 12 磁気記録層 13 保護層 14 マイクロカプセル 15 バインダー 21 芯物質 22 フレーク状磁性粒子 23、23’ フレーク状着色磁性粒子 24、24’ 着色層 25 分散媒 26 殻物質 30 熱・磁気ヘッド

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性材料からなる支持体上に、少なくと
    も着色層により被覆されたフレーク状磁性粒子と、これ
    を分散してなる常温において固相状態を示す分散媒とを
    内包するマイクロカプセルをバインダー中に分散配置し
    てなる磁気記録層を形成したことを特徴とする磁気記録
    体。
  2. 【請求項2】前記着色層が透明性を有する高屈折率の金
    属酸化物からなる光干渉性薄膜であるとを特徴とする請
    求項1記載の磁気記録体。
  3. 【請求項3】前記着色層が顔料を主成分とする被膜から
    なることを特徴とする請求項1記載の磁気記録体。
  4. 【請求項4】前記分散媒が融点35℃以上80℃以下の
    有機化合物であることを特徴とする請求項1記載の磁気
    記録体。
  5. 【請求項5】前記マイクロカプセルの平均粒径が10μ
    mから1000μmの間にあることを特徴とする請求項
    1記載の磁気記録体。
  6. 【請求項6】前記フレーク状磁性粒子の平均粒径が1μ
    mから50μmの間にあることを特徴とする請求項1記
    載の磁気記録体。
  7. 【請求項7】前記磁気記録層上に保護層を形成してなる
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気記録体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11249594A (ja) * 1998-02-27 1999-09-17 Pilot Ink Co Ltd 磁気表示装置
JP2014213469A (ja) * 2013-04-23 2014-11-17 凸版印刷株式会社 転写媒体及び転写体
KR20190081752A (ko) * 2017-12-29 2019-07-09 한국조폐공사 마이크로캡슐 보안 요소
CN115798361A (zh) * 2022-11-23 2023-03-14 惠科股份有限公司 显示装置

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CN115798361B (zh) * 2022-11-23 2023-10-13 惠科股份有限公司 显示装置

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