JPH10207906A - 検索履歴管理装置 - Google Patents

検索履歴管理装置

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JPH10207906A
JPH10207906A JP9012654A JP1265497A JPH10207906A JP H10207906 A JPH10207906 A JP H10207906A JP 9012654 A JP9012654 A JP 9012654A JP 1265497 A JP1265497 A JP 1265497A JP H10207906 A JPH10207906 A JP H10207906A
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JP9012654A
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Sunao Hashimoto
直 橋元
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検索処理の際の履歴情報を有効に利用できる
ようにする。 【解決手段】 分類項目管理手段2は、検索を実行する
際の分類項目を木構造で管理している。検索指令入力手
段3は、分類項目管理手段2内の任意の分類項目を指定
して、検索指令4を入力する。検索手段5は、入力され
た検索指令4に従って、情報保持手段1内の情報を検索
し、検索結果5aを取得する。評価手段6は、検索手段
5の検索結果5aの中の任意情報の情報に対して、その
情報の有効性を評価する。履歴管理手段7は、検索手段
5による検索処理に用いられた検索式4a、検索結果5
b、及び検索コンテキスト情報5cを分類項目に対応付
けて管理するとともに、情報識別子5b、評価値6a、
情報の評価に関する評価コンテキスト情報6b、及び検
索式4aを、分類項目4bに対応付けて管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報を検索した際の
履歴を管理する検索履歴管理装置に関し、特に、検索結
果やその評価などの過去の検索履歴を有効に役立てるこ
とのできる検索履歴管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報通信の発達により、コンピュ
ータで取り扱われる情報量は増大化の傾向にある。情報
量が多くなるほど、利用者が必要とする情報をいかに効
率よく取り出すかが重要課題となる。
【0003】そこで従来は、検索結果を利用者が閲覧し
て、利用者が指定した情報を利用者が指定した分類項目
で分類することが、一般的に行われていた。例えば、特
開平7−28834号公報では、情報を保存する際に分
類を設定しておき、検索を行う時に分類を指定して検索
対象となる情報を絞り込む方式について説明されてい
る。この公開公報に開示された発明は、情報と分類との
データ構造を分離したこと、及び一つの情報に対する分
類を複数設定できることに特徴がある。
【0004】また、特開平7−152771号公報で
は、与えられた情報に対して分類先を計算し、その計算
結果により分類先を特定する方式について説明されてい
る。この公開公報に開示された発明は、与えられた情報
内のキーワードから連想される関連キーワードを取得
し、各関連キーワード毎に計算された得点に応じて、情
報の分類先を特定することに特徴がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方式で
は、分類の対象となるのは利用者が指定した情報だけで
あり、検索式、検索結果、あるいは検索処理の内容を理
解するのに有用なコンテキスト情報は分類の対象外であ
った。ここで、コンテキスト情報とは、その検索処理を
実行した日時や、その処理を指令した利用者名などの情
報である。このように、検索の対象とされる情報以外の
履歴情報が分類して管理されていないため、検索効率向
上の効果が十分ではなかった。
【0006】また、情報の検索を行った際に、その検索
結果の有効性を利用者が評価する場合がある。一般的に
は、検出された情報が、利用者の意図した検索目的に合
致していたかどうかが評価の基準となる。ところが、検
出された情報に対する評価は、同じような目的の検索を
効率的に行うために付加しているにもかかわらず、分類
して管理されていなかったため、過去に入力された評価
を有効に利用することができなかった。
【0007】例えば、検索の目的が異なれば、検索結果
に対する評価も異なる。従って、検索結果に対する評価
を分類せずに保持していても、検索の目的が分からなけ
れば、検索を実行した本人以外はその検索結果の有効性
が判別できない。もし、検索式や検索結果が検索目的な
どにより分類されていれば、後に検索処理を行う利用者
は、自分の目的と同じ検索目的で検索したものの中から
評価の高いものを選び出せばよく、新たな検索を行わず
にすむ場合がある。
【0008】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、検索処理の内容を理解するのに有用な各種情
報を、以後の検索時に有効に利用できるようにした検索
履歴管理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、情報を検索した際の検索履歴を管理する
検索履歴管理装置において、各種情報を格納する情報保
持手段と、任意の分類項目を指定して、検索指令を入力
する検索指令入力手段と、前記検索指令に従って、前記
情報保持手段内の情報を検索する検索手段と、前記検索
手段が行った検索処理における検索式、検索結果、及び
実行された検索処理の理解に有用な検索コンテキスト情
報からなる履歴情報に、前記検索指令入力手段により入
力された分類項目を対応付けて管理する履歴管理手段
と、を有することを特徴とする検索履歴管理装置が提供
される。
【0010】このような検索履歴管理装置によれば、ま
ず、検索指令入力手段により、任意の分類項目を指定し
た検索指令が入力される。すると、検索手段により、検
索指令に従った、情報保持手段内の情報の検索が行われ
る。そして、履歴管理手段により、検索手段による検索
処理に用いられた検索式、検索結果、及び実行された検
索処理の理解に有用な検索コンテキスト情報からなる履
歴情報が、検索指令入力手段により入力された分類項目
に対応付けて管理される。
【0011】これにより、検索処理に関係する各種情報
が所定の分類項目で分類されて管理されるため、後に検
索を行う者は、適当な分類項目の履歴情報を参照して、
自己の必要とする情報を容易に取得することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の原理構成図であ
る。情報保持手段1は、各種情報を格納して管理してい
る。分類項目管理手段2は、検索を実行する際の分類項
目を段階的に細かくして、それらの分類項目を木構造で
管理している。検索指令入力手段3は、分類項目管理手
段2内の任意の分類項目を指定して、検索指令4を入力
する。この検索指令4には、検索式4aと特定の分類項
目4bが含まれている。
【0013】検索手段5は、入力された検索指令4に従
って、情報保持手段1内の情報を検索し、検索結果5a
を取得する。そして、検索式4a、検索結果5a、及び
検索処理の処理内容を理解するのに有用な検索コンテキ
スト情報5cからなる履歴情報に、分類項目4bを対応
付けて、履歴管理手段7に送る。ここで、検索コンテキ
スト情報5cとは、検索処理を指定したユーザ名、検索
の日時等の情報である。
【0014】評価手段6は、検索手段5の検索結果5a
の中の任意の情報に対して、その情報の有効性を評価す
る。その評価値6aは、情報識別子5bに付加される。
そして、その情報識別子5bと評価値6aとは、評価処
理の理解に有用な評価コンテキスト情報6bや、検索式
4a等と共に分類項目4bに対応付けられ、履歴管理手
段7に送られる。
【0015】履歴管理手段7は、検索手段5による検索
処理に用いられた検索式4a、検索結果5a、及び検索
コンテキスト情報5cを分類項目に対応付けて管理する
とともに、情報識別子5b、評価値6a、情報の評価に
関する評価コンテキスト情報6b、及び検索式4aを、
分類項目4bに対応付けて管理する。ここで、評価コン
テキスト情報6bとは、評価を下したユーザのユーザ名
や、評価の日時等である。
【0016】このような構成の検索履歴管理装置によれ
ば、検索式4aによる検索結果等の履歴情報が分類項目
4bに対応付けて管理され、さらに、検索結果に対して
評価値6aが与えられると、評価された情報の情報識別
子5bとその評価値6aが分類項目4bに対応付けて管
理される。その結果、後に情報検索を行う者は、適当な
分類項目に対応付けられた検索結果や情報の評価などを
参照し、自己の必要とする情報を容易に見つけ出すこと
ができる。
【0017】図1に示した検索履歴管理装置は、一つの
コンピュータ内に全ての手段が設けられていてもよい
が、ネットワークを介して接続されたクライアントサー
バシステムで実現することもできる。そこで、サーバで
管理している情報に対して、クライアント側のユーザが
検索を行う場合を例にとり、実施の形態を説明する。な
お、以下の実施の形態では、検索目的を、履歴情報を分
類するための分類項目として使用する。
【0018】図2は、本発明の実施の形態のハードウェ
ア構成図である。この実施の形態では、複数のクライア
ントコンピュータ(クライアント)12,13とサーバ
コンピュータ(サーバ)20とが、ネットワーク14を
介して接続されている。ユーザ11は、クライアント1
2,13の入力装置を操作して、検索指令の入力等を行
う。クライアント12,13は、ユーザ11の操作に応
じて、サーバ20との間で情報通信を行うとともに、サ
ーバ20から受け取った情報を表示装置の画面上に表示
して、その情報の内容をユーザ11に提示する。
【0019】サーバ20は、グループ管理手段21、検
索目的管理手段22、対応管理手段23、履歴管理手段
24、情報管理手段25を有している。これらは、次の
ような処理機能を有している。
【0020】グループ管理手段21は、グループやユー
ザに関する情報と、グループの構造を管理し、グループ
やユーザに関する問い合わせやグループの構造について
の問い合わせに答える。
【0021】検索目的管理手段22は、検索目的と検索
目的の構造についての情報を管理し、検索目的と検索目
的の構造についての問い合わせに答える。対応管理手段
23は、検索目的の木構造とグループとの対応関係を管
理しており、検索目的の木構造とグループとの対応につ
いての問い合わせに答える。
【0022】履歴管理手段24は、検索式や検索結果な
どの検索履歴や、ユーザによって検索結果に付与される
評価を、検索目的と対応付けて管理する。また、検索を
行ったユーザのユーザ名や、その時の日付、時間などの
コンテキスト情報も、検索履歴や評価と対応付けて管理
する。
【0023】情報管理手段25は、大量の文書情報を保
持しており、文書情報の内容や属性と、情報に付けられ
た識別子を対応付けて管理する。また、外部からの検索
要求に対し、保持する文書情報の検索を行い、検索結果
を返す。
【0024】以上ような検索履歴分類装置において、ユ
ーザ11がクライアント12を操作して文書検索を行う
際には、以下のような処理が行われる。図3は、本発明
の実施の形態における文書検索時の処理の流れを示す図
である。以下図3にしたがって説明する。
【0025】まずユーザ11は、クライアント12のシ
ステムに予め登録されているユーザ名でログインする
(ステップST1)。ユーザ11がログインすると、ク
ライアント12は、ネットワーク14を介してサーバ2
0側のグループ管理手段21に問い合わせを行い、ユー
ザ名に基づき、ユーザ11が属するグループとその上位
に位置するグループを調べる(ステップST2)。グル
ープ管理手段21は、ユーザ11が属するグループのグ
ループ名及びその上位のグループのグループ名を、クラ
イアント12に返す(ステップST3)。
【0026】ユーザ11は、クライアント12が受けと
ったグループ名の中から任意のグループを選択する(ス
テップST4)。すると、クライアント12は対応管理
手段23に対し、選択されたグループ名に対応する検索
目的の構造を問い合わせる(ステップST5)。対応管
理手段23は、指定されたグループ名に対応する検索目
的の構造を、クライアント12に返す(ステップST
6)。
【0027】クライアント12は、対応管理手段23か
ら受け取った構造の内容を、検索目的管理手段22に問
い合わせる(ステップST7)。検索目的管理手段22
は、、指定された検索目的の構造をクライアント12に
返す(ステップST8)。
【0028】ユーザ11は、検索目的管理手段22から
送られた検索目的の構造の中から、自己の目的に合致す
る検索目的を選択すると共に、検索式を入力する(ステ
ップST9)。すると、クライアント12は、入力され
た検索式を情報管理手段25へ転送する(ステップST
10)。情報管理手段25は、送られた検索式により、
情報の検索を行い、検索結果をクライアント12に返す
(ステップST11)。クライアント12は、検索結果
を受け取ると、履歴管理手段24に対して、ユーザ名、
検索目的、検索式、日時、検索結果の各情報を転送する
(ステップST12)。転送された情報は、履歴管理手
段24に格納される。
【0029】ユーザ11は、検索結果の中から参照した
い文書を選択する(ステップST13)。すると、クラ
イアント12が、選択された文書の識別子を、情報管理
手段25へ送る(ステップST14)。情報管理手段2
5は、送られた文書の識別子に対応する文書の内容を、
クライアント12に返す(ステップST15)。
【0030】ユーザ11は、クライアント12が受け取
った文書の内容を閲覧し、検索目的にどの程度合致して
いるかの評価を入力する(ステップST16)。クライ
アント12は、入力された評価に、ユーザ名、検索目
的、検索式、日時、文書の識別子の各情報加え、履歴管
理手段24に転送する(ステップST17)。履歴管理
手段24は、受け取った情報を格納する。
【0031】このようにして、ユーザ11が検索を行っ
た際の検索式、検索結果、ユーザ名や日時等のコンテキ
スト情報、及び検出された文書に対する評価が、検索目
的を基準として分類して管理される。その結果、次に検
索を行う際に、同じ検索目的の検索履歴の中から、適当
な検索式や、必要とする文書の識別子などを容易に見つ
け出すことができ、検索効率が向上する。
【0032】なお、図1の本発明の原理構成と、図2の
実施の形態の構成との対応関係は以下の通りである。情
報保持手段1及び検索手段5の機能は、情報管理手段2
5が有している。分類項目管理手段2の機能は、検索目
的管理手段22が有している。検索指令入力手段3及び
評価手段6の機能は、各クライアント12,13が有し
ている。履歴管理手段7の機能は、履歴管理手段24が
有している。
【0033】次に、本実施の形態において取り扱う各種
情報について具体的に説明し、その情報に基づいて検索
を行う場合の処理内容を説明する。まず、グループ管理
手段21が管理しているグループの構造について説明す
る。この実施の形態では、グループ管理手段21は、グ
ループの構造を木構造の形式で管理している。
【0034】図4は、グループ管理手段21で管理され
ているグループの構造を示す図である。図中の木構造の
各ノードが、この装置を使用する組織のグループ名S1
〜S7若しくはユーザ名U1〜U5を表している。グル
ープには他のグループまたは、ユーザが属する。木構造
の各ノードに位置するグループやユーザは、親のノード
に位置するグループに属することを表している。この図
では、例えばユーザ名U1〜U3のユーザはグループ名
S7のグループに属し、グループ名S7のグループはグ
ループ名S3のグループに属する。
【0035】一人のユーザは、複数のグループに属して
もよい。この例では、ユーザ名U1のユーザは、グルー
プ名S4とグループ名S7との双方のグループに属して
いる。
【0036】次に、検索目的管理手段22が管理してい
る検索目的の構造について説明する。検索目的は、検索
意図を表す文字列で表現されており、各検索目的は木構
造を構成している。この木構造において、子供のノード
に位置する検索目的は、親のノードに位置する検索目的
をより詳細化したものである。検索目的管理手段22で
は、検索目的の木構造を複数管理している。
【0037】図5は、検索目的管理手段22が管理する
検索目的の木構造を示す図である。検索目的の木構造T
1〜T4の各ノードが、検索目的M1〜M17である。
図中、木構造T2の検索目的M2と検索目的M3は、検
索目的M1の子供のノードにあたるので、検索目的M
2,M3は、検索目的M1をより詳細化した検索目的で
ある。例えば、検索目的M1を「テレビに関するものの
検索」という検索目的だとすると、検索目的M2は「カ
ラーテレビに関するものの検索」、検索目的M3は「白
黒テレビに関するものの検索」というふうに検索目的の
木構造を構成することができる。
【0038】対応管理手段23は、検索目的の木構造と
グループとの対応関係を、表形式で管理している。図6
は、検索目的の木構造とグループとの対応関係を示す図
である。この図では、検索目的の木構造T1,T2は、
共にグループ名S3のグループに対応する。また、木構
造T3はグループ名S6のグループに対応し、木構造T
4はグループ名S7のグループに対応する。
【0039】履歴管理手段24が管理するデータは以下
の通りである。図7は、履歴管理手段が管理するデータ
を表す図である。管理されているデータは、「ユー
ザ」、「検索目的」、「検索式」、「日時」、「評
価」、「文書の識別子」、及び「検索結果」である。
【0040】図中、「ユーザ」の項目には、検索を行っ
た各ユーザがクライアント12,13にログインした際
のユーザ名U1〜U4が登録されている。「検索目的」
の項目には、検索目的管理手段22が管理する検索目的
M2〜M4が登録されている。「検索式」の項目には、
検索を実行した際の検索式K1〜K5が登録されてい
る。「日時」の項目には、検索若しくは評価が行われた
日時TI1〜TI10が登録されている。「評価」の項
目には、検索指令を入力したユーザが検出された文書に
対して与えた評価値H1〜H3が登録されている。「文
書の識別子」の項目には、評価が行われた文書に対応す
る文書の識別子DI10、DI2〜DI5が登録されて
いる。「検索結果」の項目には、文書の識別子がリスト
形式で表された検索結果RE1〜RE5が登録されてい
る。
【0041】情報管理手段25が管理するデータは以下
の通りである。図8は、情報管理手段25が保持するデ
ータを示す図である。管理されているデータは、「文書
の識別子」、「タイトル」、「キーワード」、「著
者」、及び「内容」である。
【0042】図中、「文書の識別子」の項目には、管理
されている文書の識別子DI2〜DI5、DI10〜D
I12が登録されている。「タイトル」の項目には、各
文書のタイトルDT2〜DT5、DT10〜DT12が
登録されている。「キーワード」の項目には、各文書に
含まれるキーワードKE1〜KE7が登録されている。
「著者」の項目には、著者名TY1〜TY7が登録され
ている。「内容」の項目には、文書の内容NA1〜NA
7が登録されている。
【0043】次に、上記のような各種情報が登録されて
いる状態で、ユーザ11(ユーザ名U1)がクライアン
ト12を操作して検索処理を指令する場合の処理を、具
体的に説明する。
【0044】まず、ユーザ11が自己のユーザ名U1で
クライアント12にログインする。すると、グループ管
理手段21により、ユーザ名U1に基づいて、ユーザ1
1が属するグループが割り出される。図4に示したよう
に、ユーザ名U1は、グループ名S4とグループ名S7
との二つのグループに属しているので、グループ管理手
段21からクライアント12に対して、二つのグループ
名S4,S7,および各グループの上位のグループのグ
ループ名S1,S2,S3が返される。その結果、選択
可能なグループとして、クライアント12の画面に五つ
のグループ名S1,S2,S3,S4,S7が表示され
る。
【0045】図9は、選択可能グループの表示画面の例
を示す図である。クライアント12の画面40には、複
数のウィンドウ41〜44が表示されている。ウィンド
ウ41にはグループの木構造が表示されている。この画
面40では、他のウィンドウ42〜44には何も表示さ
れていないが、ウィンドウ42は検索目的の木構造を表
示するためのウィンドウであり、ウィンドウ43は検索
などのコマンドのメニューを表示するためのウィンドウ
であり、ウィンドウ44は評価入力用のボタンを表示す
るためのウィンドウである。
【0046】ウィンドウ41に表示されている木構造の
各ノードの中で、選択可能なグループ名S1,S2,S
3,S4,S7は点線で囲まれている。これにより、ユ
ーザ11は、選択可能なグループを容易に認識できる。
【0047】なお、ユーザが属するグループが一つしか
ない場合は、そのグループが選択された状態で図9の画
面が表示されるようにしてもよい。この例では、ユーザ
が属するグループ、及びその上位のグループの検索目的
をユーザが使用できるように制御している。つまり、グ
ループのより上位の階層を選択することにより、より多
くのユーザと共有できる検索目的を選ぶことができる。
【0048】なお、この例では、上記のようにユーザが
選択できるグループを制限したが、他の方法をとっても
よい。例えば、ユーザが所属するグループだけを選択で
きるように制限してもよい。また、全てのグループを選
択できるようにしてもよい。
【0049】図9の画面を見たユーザ11は、適当なグ
ループを選択する。ここでは、グループ名S3のグルー
プを選択したものとする。すると、選択されたグループ
名S3のノードは太線で囲まれる。
【0050】グループ名S3のグループが選択される
と、クライアント12は対応管理手段23に対し、選択
されたグループに対応する検索目的の木構造を問い合わ
せる。図6に示したように、グループ名S3には検索目
的の木構造T1、T2が属しているため、対応管理手段
23はクライアント12に対し、木構造T1,T2を返
す。
【0051】クライアント12は、検索目的管理手段2
2に木構造T1,T2の内容を問い合わせ、その結果を
ウィンドウ42に表示する。図10は、検索目的の木構
造の表示画面の例を示す図である。この図では、ウィン
ドウ42に検索目的の木構造T1、T2が表示される。
また、ウィンドウ43には、検索ボタン43a、検索式
の履歴表示ボタン43b、及び評価結果の表示ボタン4
3cが表示される。
【0052】ここでは、選択されたグループに属する検
索目的の木構造だけを表示するようにしたが、選択され
たグループの下位のグループに属する検索目的の木構造
も表示するようにしてもよい。
【0053】図11は、検索目的構造の表示の具体例を
示す図である。これは図10のウィンドウ41,42の
表示内容を具体的な文字列で表したものである。ウィン
ドウ41には、社内の個々の組織をグループとした場合
の木構造が表されている。図中の「部1」、「課1」、
「課2」、「係1」〜「係4」がグループを表してい
る。また、ウィンドウ42には、車に関する検索目的の
木構造が表示されている。図中の「車」、「二輪」、
「四輪」、「二輪駆動」、「四輪駆動」が検索目的を表
している。
【0054】図10の説明に戻り、例えば、ユーザ11
が、検索目的としてT2の中の検索目的M2を選択した
とする。すると、選択されたことを表すために、検索目
的M2が太線で囲まれる。
【0055】以後、検索目的が変更されるまでは、検索
の際の検索履歴や評価結果等は、検索目的M2と対応付
けて履歴管理手段24に格納される。検索を実行する際
には、ユーザ11は、ウィンドウ43内の検索ボタン4
3aを押す。すると、ウィンドウ43の表示内容が切り
替わり、検索式の入力画面が表示される。
【0056】図12は、検索式入力時の表示画面の例を
示す図である。この画面40のウィンドウ43では、検
索式を作成するための情報の入力領域43d〜43fが
表示されている。なお、この例における入力項目は「タ
イトル」、「キーワード」、「著者」を用意している
が、この他の項目を入力項目として用意してもよい。ま
た、論理演算などのより複雑な検索を入力できるように
してもよい。
【0057】ここでは、タイトルフィールドに「DT
1」、キーワードに「KE1」、著者に「TY1」を入
力したとする。入力が完了したら、ユーザ11は検索ボ
タン43gを押す。
【0058】すると、クライアント12から情報管理手
段25へ、タイトルフィールドが「DT1」、キーワー
ドが「KE1」、著者が「TY1」という条件を表す検
索式K1が転送される。
【0059】情報管理手段25は、クライアント12か
ら転送された検索式K1で検索を行う。そして、その結
果をクライアント12へ返す。すると、クライアント1
2上には、検索結果を表示する画面が現れる。
【0060】この時、ユーザ名U1、検索目的M2、検
索式K1、日時TI1、検索結果RE1の各情報が、ク
ライアント12から履歴管理手段24に転送され、履歴
管理手段24において格納される。
【0061】なお、この例では、検索目的M2が決まれ
ば、検索目的の木構造T2が一意に決まると仮定してい
るが、一意に決まらない場合は、クライアント12から
履歴管理手段24へ転送する内容に検索目的の木構造T
2を含ませてもよい。
【0062】図13は、検索結果の表示画面の例を示す
図である。ウィンドウ43には、情報管理手段25から
送られた検索結果が表示されている。この例では、「識
別子」、「タイトル」、「著者」の項目が表示されてい
る。「識別子」には、検出された文書の識別子DI10
〜DI12が表示され、「タイトル」には、検出された
文書のタイトルDT10〜DT12が表示され、「著
者」には、検出された文書の著者名TY1〜TY3が表
示される。
【0063】それぞれのタイトルDT10〜DT12
は、サーバ側の情報との間でリンクが張られている。す
なわち、任意のタイトルを選択することで、対応する情
報を取り出すことができる。ここでは、タイトルDT1
0を選択する。
【0064】すると、クライアント12から情報管理手
段25へ、タイトルDT10に対応する文書の識別子D
I10が送られる。情報管理手段25は、文書の識別子
DI10に対応する文書の内容NA1を保持しているデ
ータ(図8に示す)から調べ、クライアント12に返
す。その結果、クライアント12には、タイトルDT1
0に対応する文書の内容NA1を表示する画面が現れ
る。
【0065】図14は、文書の内容の表示画面の例を示
す図である。ウィンドウ43は、タイトルDT10に対
応する文書の著者TY1とその文書の内容NA1を表示
している。
【0066】また、ウィンドウ44には、ウィンドウ4
3に表示された文書を評価するための評価基準HYが表
示されている。この図では、「H1」、「H2」、及び
「H3」の三つの評価指定ボタン44a〜44cの中か
ら適当なものを選べるようになっている。
【0067】ここでは、「H1」の評価指定ボタン44
aを選択したとする。その結果、ユーザ名U1、検索目
的M2、検索式K1、日時TI2、評価H1、文書の識
別子DI10の各情報が、クライアント12から履歴管
理手段24に転送され、履歴管理手段24に格納され
る。
【0068】なお、この例では、デフォールトの評価基
準が表示される例について説明したが、複数の評価基準
の中から一つまたは複数の評価基準を選択するようにし
てもよい。
【0069】また、評価基準を管理する評価基準管理手
段を持つように構成してもよい。この場合、例えば、サ
ーバ20側に設けられた評価基準管理手段において、検
索目的と評価基準を対応付けて管理しておく。そして、
ユーザ11が検索結果の中から選択した任意の文書の内
容を閲覧する際には、その検索結果を取得した際の検索
目的に対応した評価基準をクライアント12側へ送る。
これにより、検出された文書は、検索目的に沿った評価
が与えられる。
【0070】また、この例では、一つの文書に一つの評
価を付与する例について説明したが、一つの文書に複数
の評価を付与するようにしてもよい。また、検索目的と
同じように評価基準もグループと対応付けて管理するよ
うにしてもよい。また、検索目的と同様に、評価も木構
造を持つように構成してもよい。
【0071】さらに、本実施の形態では、検索を行った
時の情報や検索結果を評価した時の情報を、検索目的に
対応付けて履歴として管理する例について説明したが、
検索式の履歴や評価結果を表示装置の画面に表示し、ユ
ーザが閲覧した時の情報も検索目的と対応付けて履歴と
して管理するようにしてもよい。
【0072】さらに、上記以外の動作、例えば、検索結
果をプリンタに出力した時の情報などを検索目的と対応
付けて履歴として管理するようにしてもよい。また、上
記の例では、検索を行う時について説明したが、検索以
外の動作、たとえば、WWW(World Wide Web)のブラウ
ザーでネットサーフィンを行うような場合のURL(Uni
form Resource Locator)の履歴を、検索目的と対応付け
て管理するようにしてもよい。
【0073】以上の説明が、文書の検索を行い、検索式
や検索結果等の検索履歴を検索目的によって分類して格
納するまでの処理に関する説明である。以下に、格納さ
れた検索履歴を閲覧する際の処理について説明する。
【0074】図15は、検索式の履歴を表示する場合の
処理の流れを表す図である。まず、ユーザ11は、クラ
イアント12に対して、検索式の履歴を表示すべき旨の
指令を入力する(ステップST21)。具体的には、図
10に示すウィンドウ43に表示されている検索式の履
歴表示ボタン43bをユーザ11が押す。なお、この時
の検索目的は図10の状態のまま、すなわち、検索目的
M2が指定されているものとする。
【0075】「検索式の履歴表示」の指令を受け取った
クライアント12は、検索目的M2とともに検索式の履
歴の要求を履歴管理手段24に送る(ステップST2
2)。履歴管理手段24は、検索目的管理手段22に対
して検索目的M2の下位のレベルの検索目的を要求する
(ステップST23)。検索目的管理手段22は、要求
にしたがって、検索目的M2の下位のレベルの検索目的
を返す(ステップST24)。この例では、図5に示す
ように、検索目的M2の下位のレベルの検索目的は存在
しないので、検索目的管理手段22は、履歴管理手段2
4に対し、検索目的M2の下位のレベルの検索目的は存
在しないことを表す情報を返す。
【0076】履歴管理手段24は、図7に基づき、指定
された検索目的M2が含まれ、かつ検索結果が含まれる
履歴を検索し、クライアント12に返す(ステップST
25)。
【0077】この結果、クライアント12上に検索式の
履歴が表示される。図16は、検索履歴の表示画面の例
を示す図である。この図では、検索目的M2が選択され
ているので、その検索目的M2で行われた検索式がウィ
ンドウ43内に表示されている。また、図16には、操
作を行っている本人のユーザ名U1だけでなく、他人の
ユーザ名U4の検索履歴も含まれている。これは、検索
目的M2が木構造T2に属し、木構造T2はグループ名
S3のグループに対応していることから、グループ名S
3のグループよりも下位のグループの全ての構成員は、
木構造T2の検索目的を指定する可能性があるからであ
る。この例では、ユーザ名U1のユーザは、グループ名
S3のグループのメンバーであるグループ名S7のグル
ープに属し、ユーザ名U4のユーザは、グループ名S3
のグループのメンバーであるグループ名S6のグループ
に属するので、同じ検索目的M2を使用する場合があ
る。
【0078】図16では、ユーザ名U1,U4、検索目
的M2以外に、検索式K1〜K3、検索が行われた日時
TI1,TI3,TI4、検索結果RE1〜RE3が表
示されている。
【0079】このようにして、システムに許された範囲
内で検索目的を共有する他のユーザの検索履歴を利用す
ることができる。従って、同じ検索目的の検索が以前に
行われていれば、その検索式や検索結果を利用して、目
的の文書を簡単に入手することができる。
【0080】また、検索結果に付加された評価を参照す
れば、どの検索結果が有効であるかを容易に判断でき
る。以下に、評価結果の表示処理について説明する。図
17は、評価結果の表示を行う場合の処理の流れを表す
図である。
【0081】まず、ユーザ11は、クライアント12に
対して結果の表示指令を入力する(ステップST3
1)。具体的には、図10のウィンドウ43上で評価結
果の表示ボタン43cを押す。
【0082】すると、クライアント12から履歴管理手
段24へ、検索目的M2とともに評価結果の要求が送ら
れる(ステップST32)。履歴管理手段24は、検索
目的管理手段22に対して検索目的M2の下位のレベル
の検索目的を要求する(ステップST33)。検索目的
管理手段22は、要求にしたがって、検索目的M2の下
位のレベルの検索目的を返す(ステップST34)。こ
の例では、図5に示すように検索目的M2の下位のレベ
ルの検索目的は存在しないので、検索目的管理手段22
は、履歴管理手段24に対し、検索目的M2の下位のレ
ベルの検索目的は存在しないことを表す情報を返す。
【0083】履歴管理手段24は、図7に基づき、検索
目的M2が含まれ、かつ評価が含まれる履歴を検索し、
クライアント12に返す(ステップST35)。その結
果、クライアント12上に評価結果の画面が表示され
る。
【0084】図18は、評価結果の表示画面の例を示す
図である。この図では、検索目的M2が選択されている
ので、検索目的M2で評価された情報が表示されてい
る。図中表示されているのは、文書の識別子DI10,
DI2,DI3、ユーザ名U1,U4、評価が行われた
日時TI2,TI5,TI6、評価H1,H2、検索目
的M2、及び検索式K1,K2である。
【0085】このようにして、システムに許された範囲
で、検索目的を共有する他のユーザの評価を利用するこ
とができる。すなわち、同じ目的で以前に検出された文
書の評価を見れば、その文書が検索目的に合致している
か否の判別が容易となる。
【0086】ところで、前記の説明では、最初に設定し
た検索目的が固定されているものとして説明したが、検
索や評価の途中で検索目的を随時変更することも可能で
ある。このような場合について以下に説明する。
【0087】例として、検索目的M1で検索式の履歴の
表示する場合を示す。検索目的を変更するには、図10
の画面上で、所望の検索目的を指定し直せばよい。図1
0のウィンドウ42では検索目的M2が選択されている
が、ここでユーザ11が検索目的M1を選択し、ウィン
ドウ43で検索式の履歴表示ボタン43bを押したとす
る。なお、検索式の履歴表示ボタン43bを押した後の
処理の流れは、図15に示した処理と同じである。
【0088】検索式の履歴表示ボタン43bが押される
と、クライアント12から履歴管理手段24へ、検索目
的M1とともに検索式の履歴の要求が送られる。履歴管
理手段24は、検索目的管理手段22に対して検索目的
M1の下位のレベルの検索目的を要求する。
【0089】図5より、検索目的M1の下位のレベルに
は、三つの検索目的M2,M3,M4が存在する。従っ
て、検索目的管理手段22は、履歴管理手段24に対
し、検索目的M2,M3,M4を返す。
【0090】履歴管理手段24は、図7より、検索目的
M1,M2,M3,M4を含み、かつ検索結果が含まれ
る履歴を検索し、クライアント12に返す。その結果、
クライアント12上に、変更した検索目的M1による検
索式の履歴が表示される。
【0091】図19は、検索目的変更後の検索履歴の表
示画面の例を示す図である。この例では、検索目的M2
の上位の検索目的M1を選択しているので、検索目的M
1より下位の検索目的M2,M3,M4で検索された検
索式の履歴も表示されている。このように、検索式の履
歴を表示する時に上位の検索目的を選択すると、より広
い範囲の検索目的の履歴を表示することができる。
【0092】図中、表示されているのは、ユーザ名U1
〜U4、検索が行われた日時TI1,TI3,TI4,
TI7,TI8、検索目的M2〜M4、検索式K1〜K
5、検索結果RE1〜RE5である。このように、自己
の検索目的と同じ検索目的による検索履歴の検索結果の
中に、必要としていた文書が含まれなかった場合には、
検索目的の概念を上位の概念に変更することにより、広
範囲の検索履歴を取得することができる。そのため、所
望の文書が検索結果の中に含まれている可能性も高くな
る。
【0093】また、変更した後の検索目的M1により、
評価結果を表示することもできる。この場合、図10の
ウィンドウ42において、ユーザ11が検索目的M1を
選択し、ウィンドウ43で評価結果の表示ボタン43c
を押す。なお、評価結果の表示ボタン43cを押した後
の処理の流れは、図17に示した処理と同じである。
【0094】評価結果の表示ボタン43cが押される
と、クライアント12から履歴管理手段24へ、検索目
的M1とともに評価結果の要求が送られる。履歴管理手
段24は、検索目的管理手段22に対して検索目的M1
の下位のレベルの検索目的を要求する。この例では、M
1の下位のレベルには、三つの検索目的M2,M3,M
4が存在する。そこで検索目的管理手段22は、履歴管
理手段24に対し、検索目的M2,M3,M4を返す。
【0095】履歴管理手段24は、図5より、検索目的
M1,M2,M3,M4を含み、かつ評価結果が含まれ
る履歴を検索し、クライアント12に返す。その結果、
クライアント12上に、変更した検索目的M1による評
価結果が表示される。
【0096】図20は、検索目的変更後の評価結果の表
示画面の例を示す図である。この例では、検索目的M2
の上位の検索目的M1を選択しているので、検索目的M
1より下位の検索目的M2,M3,M4の検索目的で評
価された情報も表示されている。
【0097】図中表示されているのは、文書の識別子D
I10,DI2〜DI5、ユーザ名U1〜U4、評価が
行われた日時TI2,TI5,TI6,TI9,TI1
0、評価H1〜H3、検索目的M2〜M4、及び検索式
K1,K2,K4,K5である。
【0098】また、図14において評価を行う場合にお
いても、ウィンドウ42で検索目的を変更することで、
参照している文書に対応させる検索目的を変更できる。
例えば、検索目的M3を指定して評価H1のボタン44
aを押せば、タイトルDT10に対応する文書は、検索
目的M3で評価H1となる。すると、ユーザ名U1、検
索目的M3、検索式K1、日時TI2、評価H1、文書
の識別子DI10の各情報が、履歴管理手段24に転送
され、履歴管理手段24において保持される。
【0099】このように、ある検索目的を指定して作業
を行っている場合でも、検索目的を随時変更して作業を
続けることができる。以上説明したように、本実施の形
態では、検索履歴を検索目的別に分類したため、検索時
にユーザが自己の検索目的を選択しておくことで、以後
行った検索結果や評価結果がその分類項目で分類されて
管理される。管理されている情報は、検索目的を指定す
れば簡単に取り出せるため、同じ目的で検索を行う場合
の手間が少なくなる。
【0100】また、検索項目の相関関係を複数の木構造
で表し、その木構造とユーザの集合体であるグループと
の対応関係を管理しているため、例えば、各グループが
企業の部課を表したものであれば、ユーザは、自己の職
務内容に応じた木構造に基づいて検索目的の選択ができ
る。しかも、グループ同士及びグループとユーザとの関
係も、木構造で管理しているため、自己の属するグルー
プの職務に関わりの深いグループに対応する検索目的の
木構造をも、指定の対象とすることができる。
【0101】また、木構造の一つのノードである検索目
的で検索を行う場合に、検索目的を指定して検索式の履
歴表示指令や評価結果の表示指令を入力すれば、その検
索目的に対応する検索履歴に加え、その検索目的の下位
に位置する検索目的に対応する検索履歴を閲覧すること
ができる。これにより、自己の検索目的に関連の深い検
索結果を取得することができ、過去の検索履歴を有効に
利用することができる。
【0102】また、利用者が所属するグループと分類項
目の対応関係を利用して、分類項目の利用を制限するよ
うにしたため、各利用者が無秩序に分類項目を指定する
ことがなくなり、履歴情報の分類が正確に行われると共
に、履歴情報を表示する際にも的確な分類項目を指定す
ることができる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、検索処
理を行った際に、検索式、検索結果、及び検索コンテキ
スト情報を履歴情報とし、その履歴情報を分類項目に対
応付けて管理するようにしたため、分類項目を指定すれ
ば対応関係にある履歴情報を取り出すことができ、過去
の検索履歴を有効に利用し、検索効率の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の実施の形態のハードウェア構成図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態における文書検索時の処理
の流れを示す図である。
【図4】グループ管理手段で管理されているグループの
構造を示す図である。
【図5】検索目的管理手段が管理する検索目的の木構造
を示す図である。
【図6】検索目的の木構造とグループとの対応関係を示
す図である。
【図7】履歴管理手段が管理するデータを表す図であ
る。
【図8】情報管理手段が保持するデータを示す図であ
る。
【図9】選択可能グループの表示画面の例を示す図であ
る。
【図10】検索目的の木構造の表示画面の例を示す図で
ある。
【図11】検索目的構造の表示の具体例を示す図であ
る。
【図12】検索式入力時の表示画面の例を示す図であ
る。
【図13】検索結果の表示画面の例を示す図である。
【図14】文書の内容の表示画面の例を示す図である。
【図15】検索式の履歴を表示する場合の処理の流れを
表す図である。
【図16】検索履歴の表示画面の例を示す図である。
【図17】評価結果の表示を行う場合の処理の流れを表
す図である。
【図18】評価結果の表示画面の例を示す図である。
【図19】検索目的変更後の検索履歴の表示画面の例を
示す図である。
【図20】検索目的変更後の評価結果の表示画面の例を
示す図である。
【符号の説明】
1 情報保持手段 2 分類項目管理手段 3 検索指令入力手段 4 検索指令 5 検索手段 6 評価手段 7 履歴管理手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を検索した際の検索履歴を管理する
    検索履歴管理装置において、 各種情報を格納する情報保持手段と、 任意の分類項目を指定して、検索指令を入力する検索指
    令入力手段と、 前記検索指令に従って、前記情報保持手段内の情報を検
    索する検索手段と、 前記検索手段が行った検索処理における検索式、検索結
    果、及び実行された検索処理の理解に有用な検索コンテ
    キスト情報からなる履歴情報に、前記検索指令入力手段
    により入力された分類項目を対応付けて管理する履歴管
    理手段と、 を有することを特徴とする検索履歴管理装置。
  2. 【請求項2】 前記検索手段が検出した情報に対して評
    価を付与する評価手段をさらに有し、 前記履歴管理手段は、前記評価手段による評価が行われ
    ると、評価された情報の識別子、評価の値、及び評価処
    理の理解に有用な評価コンテキスト情報からなる評価履
    歴情報に、前記検索指令入力手段により入力された分類
    項目を対応付けて管理する、 ことを特徴とする請求項1記載の検索履歴管理装置。
  3. 【請求項3】 分類項目間の相関関係を複数の分類用木
    構造で表し、前記分類用木構造と利用者の集合体である
    グループとの対応関係を管理しており、利用者の識別情
    報を受け取ると、前記識別情報に基づいて利用者の所属
    するグループに対応する分類用木構造を抽出する分類項
    目管理手段をさらに有し、 前記検索指令入力手段は、検索を行う利用者の識別情報
    を前記分類項目管理手段に渡し、前記分類項目管理手段
    が抽出した分類用木構造の中から検索指令の際に指定す
    る分類項目を特定する、 ことを特徴とする請求項1記載の検索履歴管理装置。
  4. 【請求項4】 前記分類項目管理手段は、グループ同士
    及びグループと利用者との間の相関関係を表す組織定義
    木構造を有しており、利用者の識別情報を受け取った際
    には、前記組織定義木構造に基づいて、利用者の所属す
    るグループを抽出することを特徴とする請求項3記載の
    検索履歴管理装置。
  5. 【請求項5】 前記検索指令入力手段は、利用者が属す
    るグループと分類用木構造との対応関係を利用して、前
    記分類管理手段が抽出した分類用木構造の中の選択可能
    な分類項目を制限することを特徴とする請求項3記載の
    検索履歴管理装置。
  6. 【請求項6】 任意の分類項目を指定して履歴取得要求
    を入力し、前記履歴取得要求に応じて送られてきた履歴
    情報を表示装置に表示する履歴情報閲覧手段をさらに有
    し、 前記分類項目管理手段は、前記履歴取得要求が入力され
    ると、指定された分類項目の下位に位置する分類項目を
    検出し、 前記履歴管理手段は、前記履歴取得要求が入力される
    と、前記履歴情報閲覧手段で指定された指定分類項目と
    前記分類項目管理手段が検出した分類項目とのそれぞれ
    に対応する履歴情報を、前記履歴情報閲覧手段に渡す、 ことを特徴とする請求項3記載の検索履歴管理装置。
JP9012654A 1997-01-27 1997-01-27 検索履歴管理装置 Pending JPH10207906A (ja)

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