JPH1020705A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1020705A
JPH1020705A JP17015896A JP17015896A JPH1020705A JP H1020705 A JPH1020705 A JP H1020705A JP 17015896 A JP17015896 A JP 17015896A JP 17015896 A JP17015896 A JP 17015896A JP H1020705 A JPH1020705 A JP H1020705A
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JP
Japan
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heater
turned
temperature
fixing
control
Prior art date
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Pending
Application number
JP17015896A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Hosaka
弘史 保坂
Yoshiyuki Kimura
祥之 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着装置の温度を速やかに所望の制御温度に
することができ良好な定着を行うことのできる画像形成
装置を提供する。 【解決手段】 スキャナランプ露光中に定着ローラのヒ
ータに供給する電力の位相角を固定する(S1、S2、
S11)ことで、スキャナランプへの悪影響(光量変動
等)を抑えて定着ヒータの点灯を可能とし、定着ローラ
温度を待機時温度(150℃)からフルカラー時制御温
度(160度)まで速やかに上昇させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ等の画像読取手段を備えた画像形成装置に関し、さ
らに詳しく言えば、熱定着装置を備える画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ等の画像読取手段
(スキャナ)を備えた画像形成装置において、トナー等
により形成された未定着画像を記録媒体上に定着させる
ための熱定着装置は周知である。従来の熱定着装置を備
えた画像形成装置においては、限られた電源容量の中で
の定着ヒータの制御として、露光ランプ点灯中には定着
ヒータをオンしないという制御が行われているものがあ
る。あるいは、定着ヒータをオフからオンへ切り替える
際の過大電流による露光ランプの光量変動を防ぐため
に、露光ランプ点灯中には定着ヒータをオン/オフしな
いという制御などが行われていた。
【0003】また、定着ヒータの制御モードにはオン/
オフ制御と位相制御がある。オン/オフ制御はノイズの
発生は少ないが、ヒータをオフからオンへ切り替える際
の過大電流により電圧変動を引き起こし、同じコンセン
トに接続されている他の電気機器に対して電源(電圧)
変動の影響、例えば、蛍光燈のちらつき等を与える恐れ
がある。一方、位相制御は他の電気機器に対して電源変
動の影響を与えることはないが、ノイズを発生させる恐
れがある。一般的な画像形成装置は定着ヒータの制御モ
ードとしてオン/オフ制御を採用する場合が多いが、サ
ービスマンプログラムモード等により位相制御に切り替
え可能になっているものもある。
【0004】ところで、近年ではカラー画像形成装置が
普及してきている。白黒の画像形成装置においては定着
ローラ側のみにヒータを備える場合が多いが、カラー画
像形成装置では、定着ローラと加圧ローラの双方にヒー
タを備えていることが多い。
【0005】定着ローラと加圧ローラの双方にヒータを
備えている画像形成装置においては、前述したような露
光ランプ点灯中にはヒータをオンしないという制御や、
露光ランプ点灯中に一方のヒータをオフするといった制
御が行われている。また、露光ランプ点灯中には定着ヒ
ータをオン/オフしないという制御も行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像形成装置における定着ヒータの制御では、待機時に
おける制御温度と画像形成時における制御温度の差が大
きい場合には、待機状態からスタートして記録用紙が定
着装置に到着するまでにヒータ温度が画像形成時制御温
度に到達しないことがあった。特に、待機状態からの1
枚目の画像形成においてこの恐れが強い。そして、位相
制御の場合、交流電流のゼロクロス間のオフのタイミン
グ(位相制御を行う制御素子が点弧されていないタイミ
ング)でスキャナ露光が開始されてしまうと露光中はオ
フ状態となって、記録用紙が定着装置に到着するまでに
所望の制御温度に到達しない恐れが高くなるという問題
があった。
【0007】また、露光ランプ点灯中にはヒータをオン
しないという制御を行っている場合、位相制御では少し
ずつしか位相角を変更しないため、露光間隔が短いとき
にはヒータへの電力供給オフ状態から100%供給状態
に達する前にオフしなければならないので、加熱力が小
さくなり、所望の制御温度に上昇するまで時間がかかる
という問題があった。
【0008】さらに、露光ランプ点灯中にはヒータをオ
ンしないという制御を行っている場合、露光開始時にヒ
ータへの電力供給を強制的にオフ状態とさせると、電源
容量によっては位相制御の効果を得られなくなるという
問題もある。
【0009】また、定着ローラ及び加圧ローラ双方の温
度をサーミスタ等により検知してフィードバック制御し
た場合、片方のローラ温度が制御温度よりも高く他方の
ローラ温度が制御温度よりも低いときに、温度が低い方
のローラのヒータを発熱させると温度が高い方のローラ
もその影響を受けることになり、温度が高い方のローラ
はヒータを発熱させないにもかかわらず温度低下が通常
よりも遅くなることがあった。
【0010】さらに、ローラ温度が制御温度に到達しな
い状態で定着を行った場合、ローラ温度が制御温度より
低いときには定着不良が、また、ローラ温度が制御温度
より高いときには光沢が出過ぎるという問題があり、満
足な画像を得ることができない。特にカラーの画像形成
装置では、各色のトナーの融着温度が異なり、また、色
モードによってトナー付着量が異なるので、待機時や色
モードによる画像形成時の定着制御温度の差が大きく、
上記のような不具合を発生させる恐れが強い。
【0011】本発明は、従来の熱定着装置を備える画像
形成装置における上述の問題を解決し、定着装置の温度
を速やかに所望の制御温度にすることができ良好な定着
を行うことのできる画像形成装置を提供することを課題
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、本発明に
より、原稿画像を読み取る画像読取手段と、定着ローラ
と加圧ローラの内部にそれぞれヒータを有する定着装置
とを備え、前記定着装置の温度制御として位相制御モー
ドを有する画像形成装置において、前記定着装置の位相
制御モード時に、前記画像読取手段の露光ランプ点灯中
に前記定着装置ヒータへ位相角を固定して電力供給する
ことにより解決される。
【0013】また、本発明は、前記の課題を解決するた
めに、原稿画像を読み取る画像読取手段と、定着ローラ
と加圧ローラの内部にそれぞれヒータを有する定着装置
とを備え、前記定着装置の温度制御として位相制御モー
ドを有する画像形成装置において、前記定着装置の位相
制御モード時に、前記画像読取手段の露光ランプ点灯中
に前記定着装置ヒータへ位相角を変更して電力供給する
ことを提案する。
【0014】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、前記位相角変更時の変動幅を所定量に制限する
ことを提案する。さらに、本発明は、前記の課題を解決
するために、前記画像読取手段の露光ランプ点灯中は、
前記両ローラのヒータのうち何れかのヒータをオフする
ことを提案する。
【0015】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、前記露光ランプ点灯中にオフさせるヒータに対
し、露光ランプ点灯時に供給電力位相角を100%供給
状態から直ちに0%供給状態に切り替え、露光ランプ消
灯時に供給電力位相角を0%供給状態から直ちに100
%供給状態に切り替えることを提案する。
【0016】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、前記露光ランプ点灯中にオフさせるヒータに対
し、露光ランプ消灯時の供給電力位相角を所定量に制限
することを提案する。
【0017】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、前記両ローラのうち何れかのローラが所定の制
御温度を越えている場合、他方のローラが所定の制御温
度より低い場合でも前記両ローラのヒータを共にオフさ
せることを提案する。
【0018】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、前記両ローラが圧接されて回転駆動されている
状態に限り、前記両ローラのうち何れかのローラが所定
の制御温度を越えている場合、他方のローラが所定の制
御温度より低い場合でも前記両ローラのヒータを共にオ
フさせることを提案する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の一実施例である複写機の基本構
成を示す概略構成図である。この図に示す複写機は、電
子写真プロセスによるカラー画像形成を行うプリンタ部
1と、原稿画像を読み取って画像データをプリンタ部1
へ転送するためのスキャナ部2と、プリンタ部1へ転写
紙を供給するための給紙装置であるバンク3と、スキャ
ナ部2へ原稿を給送するための原稿給送装置であるDF
4と、プリンタ部1から排出される転写紙を仕分けした
りする後処理装置であるソータ5とからなっている。こ
の複写機の全般的な説明は本発明に関連する説明の後で
行なうことにする。また、この複写機の全体的構成は後
述する本発明の各実施例に共通するものである。
【0020】図2は、図1に示した複写機におけるプリ
ンタ部1の主要部分を示す構成図である。プリンタ部1
は、感光体ドラム10を中心に現像リボルバユニット2
0,中間転写ベルト30,書き込みユニット40,定着
ユニット52等からなっている。ここでは定着ユニット
52に絞って説明する。
【0021】図2において、定着ユニット52は定着ロ
ーラ53及び加圧ローラ54を有している。本実施例で
は、定着ローラ53及び加圧ローラ54の双方にヒータ
が内蔵されている(ヒータは図示せず)。本実施例で
は、両ローラ間に通紙される転写の上面に未定着トナー
像があるので、上側の定着ローラのヒータ容量を下側の
加圧ローラヒータよりも大きくしている。ちなみに加圧
ローラにヒータを装備している理由は、主に両ローラを
当接させて回転させるときに定着ローラ側の熱を奪わな
いようにするためである。また、各ローラ53,54に
近接して上サーミスタ55及び下サーミスタ56が配設
され、各ローラの温度を検出している。そして、各サー
ミスタの検出温度に基づいて各ローラ53,54が所定
の温度になるようにヒータを制御している。そのヒータ
制御モードとして本実施例では位相制御を採用してい
る。なお、ヒータ制御モードをオン/オフ制御モードに
切り替えることも可能である。
【0022】図3は、ヒータの位相制御を行うための制
御回路の構成を示す回路図である。ここでは定着ローラ
及び加圧ローラの双方に設けられたヒータのうち一方の
ヒータとその制御回路のみ図示しているが、他方のヒー
タとその制御回路もこれと同様である。ヒータ57には
電源60からトライアック58を介して電力が供給され
る。そのトライアック58は、後述するCPUからのヒ
ータ制御信号によりSSR(ソリッドステートリレー)
59がオンしたときに出されるトリガパルスにより導通
し、電源60からの電力をヒータ57に供給する。従っ
て、トライアック58の導通タイミングを制御すること
により供給電力の大小を制御して、ヒータ温度を制御す
ることができる。
【0023】すなわち、図4に位相制御時のヒータ電流
波形の一例を示すように、ゼロクロス間の位相角により
ヒータ電流を制御している。図では位相角θがほぼπ
(及び1.5π)でトライアック58が導通した状態を
示しており、図に示される電力のうちonの部分がヒー
タ57に供給される。図示の場合、電源60のほぼ半分
の電力(電圧)がヒータ57に供給されることになる。
この位相角θを進めてやれば供給電力は増大し、遅くし
てやれば供給電力は減少することになる。100%供給
時にはゼロクロス後直ちにon状態になり、0%供給時
には位相角をπ以上に設定して次のゼロクロスが入るま
でにonにならないようにする。
【0024】このような位相制御による定着制御温度の
設定例は、本実施例では次のようになっている。 待機時の制御温度:定着ローラ150℃、加圧ローラ1
50℃ 単色画像定着時の制御温度:定着ローラ140℃、加圧
ローラ150℃ フルカラー画像定着時の制御温度:定着ローラ160
℃、加圧ローラ150℃ 加圧ローラの制御温度は各モードで同じになっている
が、定着ローラについては単色モードとフルカラーモー
ドで大きな差を付けている。また、待機時にはどのモー
ドで画像形成を開始しても良好な定着動作を実行できる
ように、定着ローラ制御温度は中間の値を設定してい
る。なお、単色モードの制御温度が低いのは、主に単位
面積当たりのトナー付着量が少ないためであり、フルカ
ラーモードの制御温度が高いのは、色重ねして発色させ
るために単位面積当たりのトナー付着量が多くより多く
の熱量を必要とするためである。加圧ローラについて
は、フルカラー画像形成時になるべく定着ローラの温度
を逃がさないような温度に設定されている。
【0025】ところで、待機時から画像形成を開始する
場合、150℃に制御されている定着ローラ温度をなる
べく早く各モードにおける制御温度にして、転写紙の定
着装置への到達に間に合うようにすることが本発明の目
的となる。
【0026】フルカラー画像形成の場合、待機時よりも
作像時の方が制御温度が高いので、転写紙が定着装置に
到達するまでに定着ローラが所定の制御温度(本実施例
では160℃)になるようにヒータを点灯させる必要が
ある。ただし、ヒータに供給できる電力には限界がある
ので、その限られた電力の中で定着ローラ温度を効率良
く上昇させるために、本実施例ではスキャナランプ露光
中は加圧ローラのヒータを必ずオフするようにしてい
る。そして、本実施例においては、スキャナランプ露光
中に定着ローラのヒータに供給する電力の位相角を固定
することで、スキャナランプへの悪影響(光量変動等)
を抑えて定着ヒータの点灯を可能とし、定着ローラ温度
を待機時温度(150℃)からフルカラー時制御温度
(160度)まで速やかに上昇させるようにしている。
以下、その制御について図5のフローチャートを参照し
て説明する。
【0027】図5において、まずステップ1(以下、ス
テップをSと略記する)でスキャナ露光中か否かが判断
され、露光中であればS2へ進み、定着ヒータへの供給
電力位相θUを現在保持している値に固定するととも
に、加圧ローラヒータへの供給電力位相θL=πに設定
する。θL=πというのは供給電力0%でヒータオフの
状態を意味する。そして、S11へ進み、S2で設定さ
れたθU及びθLで位相角タイマ(図示せず)を設定し
て定着ヒータのみが点灯される。加圧ローラヒータがオ
フしていれば、スキャナの露光ランプ点灯中でも装置電
源能力に余裕があるので、定着ヒータへの電力の位相を
固定することにより露光ランプに影響を及ぼさずに定着
ヒータの点灯を可能とし、定着ローラが制御温度に到達
する時間を短縮することができる。
【0028】一方、スキャナ露光中(露光ランプ点灯
中)の場合はS2からS3に進み、ヒータ温度のサンプ
リングタイミングであるか否かが判断される。ヒータ温
度サンプリング時間とは、所定の時間間隔でローラ温度
を読み取る(検知する)タイミングになったことを意味
し、スキャナ露光開始とは非同期のタイミングである。
このタイミングになると上下のローラ(定着ローラと加
圧ローラ)温度をサンプリングし(S4)、コピー中か
否かを判断する(S5)。コピー中であればそのコピー
がフルカラーモードであるか否かを判断し(S6)、フ
ルカラーモードであれば定着ローラの制御温度を保持す
るバッファTU及び加圧ローラの制御温度を保持するバ
ッファTLに夫々フルカラー時の制御温度TfcU及び
TfcLを格納する(S7)。また、コピーモードがフ
ルカラーモードでないときは、上記TU及びTLに夫々
単色時の制御温度TmcU及びTmcLを格納する(S
9)。そして、コピー中でない場合はS5からS8に進
み、上記TU及びTLに夫々待機時の制御温度TUwt
及びTLwtを格納する。
【0029】この後、各ローラのヒータへの供給電力位
相角の前回値θUlast及びθLlastを夫々θU
及びθLに書き換え、そのθU及びθLを、所定の計算
式(位相制御モードPID計算式)により算出した値:
FpidUph(TU)及びFpidLph(TL)と
する(S10)。そして、その位相角の値をタイマ設定
し(S11)、定着ヒータ及び加圧ローラヒータに電力
を供給する。
【0030】従来の定着制御では、スキャナ露光中は露
光ランプの光量を変動させる恐れがあるため、スキャナ
露光中は、ヒータをオフのままにするか、あるいはオフ
からオンへの切り替えを不可としていた(オン/オフ制
御の場合)。制御モードが位相制御の場合、交流周波数
の短い間隔ながらオン/オフを繰り返すので、0%供給
か100%供給状態としなければならなかった。また、
低い%での供給から一気に100%供給に移行させると
位相制御の効果が得られないという問題があった。しか
し、本実施例では、上述したように、加圧ローラヒータ
がオフしていれば、スキャナの露光ランプ点灯中でも装
置電源能力に余裕があるので、定着ヒータへの電力の位
相を固定することにより露光ランプに影響を及ぼさずに
定着ヒータの点灯を可能とし、定着ローラが制御温度に
到達する時間を短縮することができる。
【0031】なお、露光ランプ点灯中に電源能力の範囲
内で定着ヒータ及び加圧ローラヒータの双方を点灯させ
ることも可能である。その場合、許容される範囲内で各
ヒータへの供給電力位相を固定してやればよい。ただ
し、転写紙上の未定着トナー像は定着ローラ側にあるの
で、両ヒータを点灯させる(両ヒータに電力を供給す
る)よりも定着ヒータのみを位相角固定で点灯させた方
が効率的である。また、本実施例では、供給電力の位相
角を固定する制御をスキャナ露光ランプ点灯中とした
が、原稿画像の読み取り時以外のタイミングで露光ラン
プの光量変動を許容できるならば、上記制御を原稿画像
の読み取り中のみに限定することも可能である。
【0032】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。本実施例は、待機時から画像形成を開始する場合、
スキャナ露光中にヒータに供給する電力の位相角を変動
させることにより、定着ローラ温度をさらに素早く所定
の制御温度まで上昇させるものである。本実施例では、
スキャナ露光中にヒータに電力供給した場合でも露光ラ
ンプの光量を変動させないよう、供給電力の位相角の変
動幅を所定の範囲内に制限している。これにより、前記
実施例のように位相角を固定した場合よりも短い時間で
ヒータ供給電力を100%供給状態に近づけることが可
能となる。以下、本実施例におけるヒータ制御について
図6及び図7を参照して説明する。
【0033】図6は、待機時からフルカラー画像を得る
際の、定着ローラ及び加圧ローラの温度状態とスキャナ
露光タイミング及び各ローラのヒータへの供給電力位相
角の割合を示したものである。図においてスタート時点
を示す縦線の左側部分が待機時を示しており、このと
き、定着ローラ及び加圧ローラは150℃を中心に温度
制御されている。画像形成がスタートすると、上ヒータ
(定着ヒータ)への供給電力の位相角が進められて上ヒ
ータへ供給される電力が100%供給に近づいていく。
ここで、上ヒータへの供給電力が100%供給となる少
し手前の時点で最初の露光ランプが点灯されている。す
なわち、最初に露光ランプが点灯された時点では上ヒー
タへの供給電力位相角は変動(進められている)状態で
ある。この上ヒータへの供給電力は、100%供給に達
した後は定着ローラ温度が160℃になるまでその状態
が維持されている(位相角を固定するという意味ではな
く、100%以上にはなり得ないので結果的に100%
供給状態が維持されている)。一方、下ヒータ(加圧ロ
ーラのヒータ)は、露光ランプ点灯中は必ずオフ(0%
供給)するように制御される。この制御をフローチャー
トにより示すと図7のようになる。
【0034】図7において、まずヒータ温度のサンプリ
ングタイミングが判断され(S1)、サンプリングタイ
ミングでないときはスキャナ露光中か否か判断され(S
3)、露光中であれば加圧ローラヒータをオフすなわち
位相角を0%供給とする(S4)。一方、サンプリング
タイミングであれば定着ローラ及び加圧ローラ温度のサ
ンプリングを行い(S2)、コピー中か否か判断する
(S5)。コピー中であればそのコピーがフルカラーモ
ードであるか否かを判断し(S6)、フルカラーモード
であればローラ制御温度バッファTU及びTLに夫々フ
ルカラー時制御温度TfcU及びTfcLを格納する
(S7)。また、コピーモードがフルカラーモードでな
いときは、TU及びTLに夫々単色時制御温度TmcU
及びTmcLを格納する(S9)。そして、コピー中で
ない場合はS5からS8に進み、TU及びTLに夫々待
機時制御温度TUwt及びTLwtを格納する。この
後、供給電力位相角前回値θUlast及びθLlas
tを夫々θU及びθLに書き換え、そのθU及びθLを
位相制御モードPID計算式により算出した値:Fpi
dUph(TU)及びFpidLph(TL)とする
(S10)。
【0035】次にスキャナ露光中か否か判断し(S1
1)、定着ヒータへの供給電力の位相角変動量ΔθUを
所定の式により求める(S12)。そして、その定着ヒ
ータ供給電力位相角変動量ΔθUがスキャナ露光中にお
ける供給電力位相角変動量の制限値Δθscnlmtよ
り大きいかどうかを判断する(S13)。ΔθUがΔθ
scnlmtより大きい場合は、定着ヒータ供給電力位
相角θUとして供給電力位相角前回値θUlastに供
給電力位相角変動量制限値Δθscnlmtを加えたも
のとし(S14)、次に、加圧ローラヒータ供給電力位
相角をπとして0%供給とする(S15)。一方、S1
3でΔθUがΔθscnlmtより大きくなければ、そ
のまま(S12で求めた位相角変動量ΔθUを維持し
て)S15に進む。そして、位相角タイマを設定して
(S16)、電力供給を行う。
【0036】このように、本実施例においては、露光ラ
ンプ点灯中は、加圧ローラヒータへの供給電力位相を0
%供給とするとともに、定着ヒータへ供給する電力の位
相角変動量を所定の範囲(露光ランプの光量変動を起こ
さない範囲)に制限しながら位相角を進める(供給電力
を増大させる)ことで、前記実施例のように位相角を固
定した場合よりもさらに短い時間でヒータ供給電力を1
00%供給状態に近づけることが可能となる。すなわ
ち、待機状態からより短時間で定着ローラ温度を上昇さ
せることができる。なお、本実施例では、供給電力の位
相角変動量を制限する制御をスキャナ露光ランプ点灯中
としたが、原稿画像の読み取り時以外のタイミングで露
光ランプの光量変動を許容できるならば、上記制御を原
稿画像の読み取り中のみに限定することも可能である。
次に、本発明のさらに他の実施例について説明する。
【0037】従来の定着制御においては、電源能力に余
裕がない場合は露光ランプ点灯中は加圧ローラヒータは
オフ(0%供給)しなければならないので、加圧ローラ
ヒータを位相制御している場合には、露光ランプ消灯に
より加圧ローラヒータへの供給電力の位相角を徐々に変
化させても(進めていっても)次の露光ランプ点灯タイ
ミングがくると0%供給としなければならず、加圧ロー
ラヒータへの電力を100%供給とすることができな
い。そのため、加圧ローラ側は急激に温度が低下する恐
れがあった。
【0038】そこで、本実施例では、加圧ローラヒータ
の容量が小さく、このヒータだけを100%電力供給状
態から0%電力供給状態、又は、その逆に制御しても他
に悪影響を及ぼさないことを利用して、露光ランプ点灯
時に加圧ローラヒータを消灯させる制御において、露光
ランプ点灯時に100%供給から0%供給に移行し、ラ
ンプ消灯時には0%供給から100%供給に移行させる
ようにして、加圧ローラの温度低下を極力抑えるように
している。以下、その制御について図8のフローチャー
トを参照して説明する。
【0039】図8において、S1からS9までは図7の
フローチャートと同様であるので説明を省略し、異なる
部分についてのみ説明する。S10で、供給電力位相角
前回値θUlast及びθLlastを夫々θU及びθ
Lに書き換え、そのθUを位相制御モードPID計算式
により算出した値:FpidUph(TU)とし、θL
をオン/オフ(100%供給/0%供給)制御モードP
ID計算式により算出した値:FpidLon(TL)
とした後、スキャナ露光中か否か判断し(S11)、露
光中であれば加圧ローラヒータへの供給電力位相角をπ
(0%供給)として(S12)、露光中でないときはS
10で求めた位相角θU及びθLで、位相角タイマの設
定を行い(S13)、電力を供給する。
【0040】本実施例においては、加圧ローラを点灯さ
せる際に0%供給(オフ状態)から直ちに100%供給
(オン状態)に移行できるので、位相角を徐々に進める
場合に比べ加圧ローラの温度上昇が速やかに行われ、加
圧ローラの温度低下を極力抑えることができる。
【0041】次に、本発明の第4の実施例について説明
する。定着装置の位相制御モードにおいて、図8により
説明した前記実施例のように加圧ローラヒータを100
%電力供給状態から0%電力供給状態、又は、0%電力
供給状態から100%電力供給状態へと制御できない場
合は、露光ランプの点灯開始がどのようなタイミングで
来ても加圧ローラヒータを0%供給へ移行できるよう
に、画像形成動作中における加圧ローラヒータへの供給
電力の位相角を電源能力の範囲内で所定の位相角に制限
することにより、この装置とコンセントを共有する他の
電気機器に影響を及ぼさないようにすることができる。
以下、その制御について図9のフローチャートを参照し
て説明する。
【0042】図9において、S1からS10までは図7
のフローチャートと同様であるので説明を省略し、異な
る部分についてのみ説明する。S10で、供給電力位相
角前回値θUlast及びθLlastを夫々θU及び
θLに書き換え、そのθU及びθLを位相制御モードP
ID計算式により算出した値:FpidUph(TU)
及びFpidLph(TL)とした後、コピー動作中で
あるか否かを判断し(S11)、動作中であれば加圧ロ
ーラ供給電力位相角θLが画像形成動作中における加圧
ローラヒータ供給電力位相角の制限値θcpylmtよ
り大きいか否かを判断する(S12)。ここでθLがθ
cpylmtより大きい場合はθLとしてθcpylm
tの値を採用する(S13)。一方、S11でコピー動
作中でない場合及びS12でθLがθcpylmtより
大きくない場合は、共にS14に進む。そして、スキャ
ナ露光中か否か判断し(S14)、露光中であれば加圧
ローラヒータへの供給電力位相角をπ(0%供給)とし
て(S15)、露光中でないときはS10で求めた位相
角θU及びθLで、又は、S13で設定したθLで、位
相角タイマの設定を行い(S13)電力を供給する。
【0043】本実施例においては、コピー動作中は加圧
ローラヒータへの供給電力位相角を所定の範囲(その位
相角で加圧ローラヒータを点灯させた状態から直ちに0
%供給に移行してもノイズを出さない範囲)に制限する
ので、露光ランプ点灯時に加圧ローラヒータをオフ(0
%供給)してもノイズを発生することがなく、他の電気
機器への影響を無くすことができる。
【0044】次に、本発明の第5の実施例について説明
する。図10は、待機時から単色画像を得る際の、定着
ローラ及び加圧ローラの温度状態とスキャナ露光タイミ
ング及び各ローラのヒータへの供給電力位相角の割合を
示したものである。
【0045】待機状態から単色モードの画像形成を行う
ときに、単色モードにおける定着ヒータ制御温度(14
0℃)が待機時制御温度(150℃)よりもかなり低い
場合、とうぜん定着ヒータへの電力を0%供給(オフ)
状態にする。もし、この時に加圧ローラ温度が制御温度
(150℃)よりも低いことにより加圧ローラヒータに
電力供給した場合には、加圧ローラの影響を受けて定着
ローラの温度低下が遅くなる。すなわち、定着ヒータが
オフしても加圧ローラヒータがオンした場合には図中に
tdownで示す時間(定着ローラ温度が150度から14
0に下がる時間)が長くなってしまう。定着ローラの制
御温度が単色モード制御温度に下がる前に転写紙が定着
ローラに到達してしまった場合には、定着後の画像は光
沢が多すぎてテカテカの画像になる恐れがある。そこ
で、定着ローラ温度が制御温度以上の所定の温度(制御
温度+α)より高いときには加圧ローラヒータへの供給
電力を必ず0%供給として、定着ローラ温度を速やかに
降下させるようにすることが考えられる。
【0046】しかし、待機状態からフルカラーモードに
移行する可能性もある。その場合には加圧ローラが冷え
ていたのでは逆に温度上昇を遅くする結果になってしま
う。そこで、本実施例においては、定着ローラ温度が制
御温度以上の所定の温度(制御温度+α)より高いとき
には加圧ローラヒータへの供給電力を0%供給とする制
御を、画像形成動作開始後のローラ駆動時のみに限定す
るようにした。これにより、待機状態から単色モード又
はフルカラーモードのどちらのモードが選択された場合
でも、ローラ温度を素早く所望の制御温度とすることが
可能となる。以下、本実施例における制御を図11のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0047】図11のフローチャートにおいて、露光ラ
ンプが点灯しているときは定着ヒータへの供給電力位相
角θUを現在保持している値とすること及び加圧ローラ
ヒータへの供給電力位相角θLをπとしてオフすること
は図5のフローチャートと同じである。一方、露光ラン
プが消えている場合のS10までは図5に示したフロー
チャートと同様なので説明を省略する。
【0048】S10で、供給電力位相角前回値θUla
st及びθLlastを夫々θU及びθLに書き換え、
そのθU及びθLを位相制御モードPID計算式により
算出した値:FpidUph(TU)及びFpidLp
h(TL)とした後、コピー動作中であるか否かを判断
し(S11)、コピー中であればサーミスタ55(図2
参照)が検出した定着ローラ温度TempUが上述した
制御温度以上の所定の温度TU2より高いか否かを判断
する(S12)。温度TU2とは、この温度以上のとき
に加圧ローラヒータへの電力を0%供給とする温度であ
る。そして、TempUがTU2より高ければ定着ヒー
タ及び加圧ローラヒータへの電力を共に0%供給として
(S13)、位相角タイマの設定を行う(S14)。一
方、S11でコピー中でない場合及びS12でTemp
UがTU2より高くない場合は、共にS10で求めたθ
U及びθLにより位相角タイマの設定を行う(S1
4)。
【0049】以上本発明に係る部分の説明を行ったが、
ここで、上記各実施例のフローチャートにおいて用いた
記号・式を一覧にて示す。 TU:定着ローラ制御温度バッファ TL:加圧ローラ制御温度バッファ TfcU:定着ローラ・フルカラー時制御温度 TfcL:加圧ローラ・フルカラー時制御温度 TmcU:定着ローラ・単色時制御温度 TmcL:加圧ローラ・単色時制御温度 TUwt:定着ローラ・待機時制御温度 TLwt:加圧ローラ・待機時制御温度 θU:定着ヒータ供給電力位相角 θL:加圧ローラヒータ供給電力位相角 θUlast:定着ヒータ供給電力位相角前回値 θLlast:加圧ローラヒータ供給電力位相角前回値 FpidUph( ):定着ローラ位相制御モードPI
D計算式 FpidLph( ):加圧ローラ位相制御モードPI
D計算式 ΔθU:定着ヒータ供給電力位相角変動量 Δθscnlmt:スキャナ露光中定着ヒータ供給電力
位相角変動量制限値 FpidLon( ):加圧ローラオンオフ制御モード
PID計算式 θcpylmt:画像形成中加圧ローラヒータ供給電力
位相角制限値 TU2:定着ローラ制御温度+α(この温度以上のとき
に加圧ローラヒータへの電力を0%供給とする温度) TempU:定着ローラサーミスタ検出温度 以下の説明は、図1に示した複写機の全体的な構成と動
作についての説明である。
【0050】図12は、図1に示した複写機の制御系統
を示すブロック図である。この複写機の制御系統はプリ
ンタ制御部100を中心に、スキャナ制御部200,バ
ンク制御部300,DF制御部400,ソータ制御部5
00,システム制御部800及び操作部制御900から
なっている。
【0051】プリンタ制御部100は、電子写真プロセ
ス・シーケンス及び記録用紙搬送処理を制御する制御部
である。この制御部は、バンク制御部300及びソータ
制御部500と光ファイバ・シリアル通信によって接続
されており、コマンドにより作像タイミングに応じた制
御を行っている。
【0052】スキャナ制御部200は、原稿画像データ
の読み取り制御や画像処理制御を行う。この制御部は、
DF制御部400と光ファイバ・シリアル通信によって
接続されており、コマンドにより原稿供給シーケンスを
制御している。また、プリンタ制御部100とスキャナ
制御部200とは、画像重ね時の位置合わせ及び記録用
紙と画像の位置合わせに厳しい精度を要求されることか
ら、直接に、シーケンス制御が可能なように光ファイバ
・シリアル通信によって接続されるとともに、画像デー
タをスキャナ制御部200からプリンタ制御部100に
直接転送するためのデータバスも装備している。
【0053】システム制御部800は、複写機のシステ
ム全体を制御するものであり、操作部制御900からの
入力によりプリンタ制御部100とスキャナ制御部20
0に作像条件を送ったり、装置全体の状態を管理制御
し、表示や指令をつかさどる。各制御部とは光ファイバ
・シリアル通信によって接続されている。
【0054】図13は、上記プリンタ制御部100の構
成を示すブロック図である。この図において、CPU1
01はプログラム内容の演算及び実行を行い。その制御
プログラムはROM102に格納されている。RAM1
03は、CPU101の作動に伴いデータを格納及び待
避させる。CPU101とROM102,RAM103
は、夫々データバス及びアドレスバスによって接続され
ている。
【0055】シリアル通信コントローラ104は、図に
示す各制御部とのコマンド送受信を行うものであり、C
PU101とはデータバス及びアドレスバスによって接
続されている。
【0056】符号105は、画像データの露光制御を行
う書き込み制御ICであり、CPU101とはデータバ
ス及びアドレスバスによって接続されている。この制御
IC105は、露光用のLD(レーザダイオード)制御
ユニット106及び書き込みユニット内のポリゴンモー
タ115と接続されてそれらを制御している。
【0057】I/Oコントローラ107は、後述するク
ラッチやソレノイド等への出力や各センサ等からの入力
を制御する。定着制御160は、定着サーミスタからの
A/D入力値を元に定着ヒータ制御用のPWM(パルス
巾変調)出力を行う。
【0058】パワーパック制御170は、パワーパック
からフィードバックされるA/D入力を元にパワーパッ
ク出力をPWMによって制御している。なお、パワーパ
ックユニットの出力としては、帯電チャージャ,帯電グ
リッド,現像DCバイアス,現像ACバイアス,ベルト
転写チャージャ,転写チャージャの出力を具備してい
る。
【0059】符号180は、感光体の表面電位を測定す
る電位計回路であり、その出力はCPU101のA/D
入力に接続されている。符号181は、感光体上のトナ
ー付着量を測定するためのPセンサ回路であり、Pセン
サのフォトトランジスタ出力がCPU101のA/D入
力に、又、CPUからのPWM出力がPセンサのLED
の駆動回路に接続されている。
【0060】符号110は紙搬送系を駆動するためのメ
インモータであり、符号111は感光体及び中間転写ベ
ルトを駆動するためのドラムモータである。そして、符
号112は現像スリーブを駆動するための現像モータで
あり、それぞれ、オン信号及び速度を半分に落とすため
の半速信号がCPUから出力され、また、速度が目的速
度に達したことを判断するためのロック検出信号がCP
Uに入力される。
【0061】符号113は各色現像器を具備するリボル
バユニットを回転させるためのリボルバモータであり、
4相出力がCPUから出力され、指定色の現像器を現像
位置に停止させる。
【0062】符号114はトナーカートリッジから現像
器内にトナーを補給するための補給モータであり、トナ
ー付着量に応じてオン時間が制御される。符号150
は、色重ね時の位置合わせの基準となる中間転写マーク
センサであり、このセンサからの信号はタイミング的に
厳しい精度を要求されるのでCPU101の割り込み入
力に接続されている。
【0063】符号151は、リボルバユニットの停止位
置基準となるリボルバホームポジション(HP)センサ
であり、信号はリボルバ回転中に出力パルスを切り替え
るというタイミング的に厳しい精度を要求されるのでC
PU101の割り込み入力に接続されている。
【0064】図14は、図13に示されたI/Oコント
ローラ107の接続ブロック図である。この図に示すよ
うに、コントローラからの出力を受けるものとして、レ
ジストクラッチ(CL)130,手差しクラッチ13
1,手差しピックアップソレノイド(Sol)132,
除電ランプ(QL)133,中間転写ベルトクリーニン
グ接離用ソレノイド134,潤滑剤塗布ソレノイド13
5がある。
【0065】また、コントローラに信号を入力させるも
のとして、レジストセンサ140,手差しぺーパエンド
センサ141,黒カートリッジセンサ142,カラーカ
ートリッジセンサ143,ドアスイッチ入力144,排
紙センサ145がある。
【0066】次に、図2に示すプリンタ部主要構成部分
について説明する。前述したように、プリンタ部1は、
感光体ドラム10を中心に現像リボルバユニット20,
中間転写ベルト30,書き込みユニット40,定着ユニ
ット52等からなっている。感光体10の周りには、除
電ランプ11、帯電スコロトロンチャージャ(以下、帯
電CHという)12、電位計13、Pセンサ14、転写
前除電ランプ(以下、PTLという)15、ベルト転写
チャージャ16、ドラムクリーニング17が配設されて
いる。
【0067】現像リボルバユニット20の現像位置は、
感光体10上の電位計13とPセンサ14の間に位置し
ており、ユニットの中にはブラック,シアン,マゼン
タ,イエロー(以下、K,C,M,Yと略記する)の4
色の現像器21,22,23,24が備えられている。
そして、前述のCPU101からの4相出力によりリボ
ルバモータ113を回転させて、指定色の現像器を現像
位置に停止させるようになっている。
【0068】書き込みユニット40には、レーザーダイ
オード、前述のポリゴンモータ115によって回転され
るポリゴンミラー等が配設され、感光体10上に帯電C
H12と電位計13の間で露光するように設置されてい
る。
【0069】中間転写ベルト30の周りには、ベルト転
写チャージャ16から回転方向(図中時計回り)に、色
重ね時の位置合わせの基準となるベルト内側につけられ
たマーク(図示せず)を読み取るベルトマークセンサ1
50、ベルト30上に潤滑剤を塗布するための潤滑剤塗
布ユニット32、ベルト30上に転写されたトナー像を
記録用紙に転写するための紙転写チャージャ33、ベル
ト30上の未転写トナー及び残トナーをクリーニングす
るためのベルトクリーニングユニット34が配設されて
いる。なお、中間転写ベルト30の周長は、最大画像サ
イズにPセンサパターン領域(画像後端との間隔及びパ
ターン余裕長を含む)を加えた長さよりも長い構成とな
っている。
【0070】また、感光体10と中間転写ベルト30は
前述のドラムモータ111によって駆動される。そし
て、ベルトクリーニングユニット34は、前述の中間転
写ベルトクリーニング用ソレノイド134によって中間
転写ベルト30と接離可能になっている。また、ベルト
30への潤滑剤の塗布も潤滑剤塗布ソレノイド135に
よって塗布の可否ができるようになっている。
【0071】さらに、紙転写チャージャ33の用紙搬送
経路上流にレジストローラ50が配設され、下流側には
搬送ベルト51及び定着ユニット52が設けられてい
る。レジストローラ50,搬送ベルト51及び定着ロー
ラ53は前述のメインモータ110によって駆動され、
レジストローラ50はレジストクラッチ130によって
オン/オフされる。
【0072】画像形成時のプリンタ部における主要シー
ケンスの例を以下に示す。停止状態において、現像リボ
ルバユニット20は現像色Kの位置で停止しているもの
とする。
【0073】単色モードの場合、システム制御部800
よりスタート命令が来ると、除電ランプ11とドラムモ
ータ111をオンさせる。感光体10上の除電ランプ点
灯開始位置が帯電位置に到達したときに帯電CH12を
オンさせる。さらに、その帯電CH12をオンさせた位
置が現像位置に到達すると現像バイアス(AC+DC)
及び現像モータ112をオンさせる。また、その感光体
10上の現像バイアス・オン位置がベルト転写位置に到
達したときにベルト転写チャージャ16をオンさせる。
ここまでが前回転となる。ただし、停止時の現像器色と
指定色が異なる場合には、現像バイアス・オン後にリボ
ルバユニット20を指定色の現像器が現像位置になるま
で回転させる。この場合にはここまでが前回転となる。
【0074】感光体10上の露光位置が帯電された状態
になっていれば、感光体10上に潜像を形成することが
可能となる。そのタイミング以降に、画像データを送る
ようにプリンタ制御部100からスキャナ制御部200
に対して露光ランプオン及びスキャナスタートの指令を
光ファイバ通信により送信する。
【0075】スキャン動作が行われると、スキャナ制御
部200から書き込み制御IC105に画像データが転
送され、書き込み制御IC105で露光データに変換さ
れて感光体10上に静電潜像を形成すべく露光を行う。
感光体10上に形成された静電潜像は現像器によって現
像され、転写チャージャによって中間転写ベルト30に
転写される。そして、ベルト30上に転写されたトナー
像が紙転写位置に到達する直前に紙転写チャージャ33
をオンして記録用紙(転写紙)に画像を転写する。な
お、紙転写のタイミングに間に合うように転写紙は給紙
されており、レジストローラ50に転写紙先端を突き当
てて待機状態となった後、紙転写位置で画像先端と転写
紙先端とが合致するタイミングでレジストクラッチ13
0がオンされる。
【0076】画像を転写された転写紙は、搬送ベルト5
1により定着ユニット52まで搬送され、定着ローラ5
3・加圧ローラ54間を通過する際に熱定着されて排紙
トレイ(図示せず)に排出される。
【0077】また、紙転写が終了し、次の作像がない度
判断された場合は終了シーケンスに移行する。その終了
シーケンスでは、まずベルト転写チャージャ16をオフ
し、感光体10上のベルト転写チャージャ16のオフし
た位置が帯電CH12の位置に到達したときに帯電CH
12をオフし、さらにその位置が現像位置に到達したと
きに現像バイアス及び現像モータ112をオフする。こ
の時点から、マークセンサ150の基準マーク検出待機
状態となり、マーク検出後、基準マークを所定の位置に
停止させるまでドラムモータ111をオンさせ、ドラム
モータ111のオフと同時に除電ランプ11をオフす
る。
【0078】次に、色重ね時の例として、A4サイズ
(用紙搬送方向に短い場合)のフルカラーの基本シーケ
ンスを説明する。単色時と同様の前回転を行うととも
に、同時に中間転写ベルト30の回転によりマークセン
サ150が基準マークを検出すると、マークセンサ15
0がCPU101の割り込み端子に接続されているの
で、プログラム上では割り込み処理が実行される。その
処理の中で、1色目(K)の現像器21が現像位置に来
るようにリボルバ20を回転させる。そして、1色目の
ベルト転写が終了すると、それまで中間転写ベルト30
に当接させていたベルトクリーニングユニット34を離
間させてベルト上の画像を消さないようにする。
【0079】その後、再度マークセンサ150からの割
り込みが入った際に、2色目(C)のスキャン開始コマ
ンドを送信する。1色目同様にベルト転写を行い、中間
転写ベルト30上に未転写の画像を重畳させる。ベルト
転写が終了すると、3色目(M)の現像器23が現像位
置に移動するようリボルバ20を回転させる。3色目
(M)、4色目(Y)も同様に現像して中間転写ベルト
30上に重畳させる。
【0080】ベルト転写されたフルカラー画像を転写紙
に転写すべく、画像が転写位置に到達する直前に紙転写
チャージャ33をオンして転写紙にフルカラー画像を転
写する。紙の搬送に関しては単色モードと同じである。
【0081】4色目(Y)のベルト転写が終了すると、
1色目(K)の現像器21が現像位置に来るようにリボ
ルバ20を回転させてリピートに備える。また、同時に
ベルトクリーニングユニット34を離間状態から当接状
態にして紙転写後のベルト30上の転写残トナーをクリ
ーニングして次の作像に備える。終了シーケンスについ
ては単色の場合と同じである。
【0082】単色時のシーケンスのタイミングチャート
を図15に、また、フルカラー時のシーケンスのタイミ
ングチャートを図16及び図17にそれぞれ示す。な
お、図16はA4サイズ(用紙搬送方向に短い場合)の
ときを、図17はA3サイズ(用紙搬送方向に短い場
合)のときを示すものである。図16(A4サイズ)で
は、1色の作像周期は中間転写ベルト30の1周である
が、図17(A3サイズ)では、1色の作像周期は2周
になっている。この複写機の場合、A3サイズにおい
て、ベルト転写が終了したときには次の基準マーク検出
タイミングが既に来ており、中間転写ベルト30の1周
では次の現像色に切り替えるタイミングがないためであ
る。従って、マークセンサ150の基準マーク検出を1
色につき1回飛ばしている。また、ベルトクリーニング
ユニット34の当接と紙転写のタイミング関係がA4と
A3とで異なっているが、A4の場合は、ベルト転写チ
ャージャ16の位置から紙転写チャージャ33の位置ま
でに画像が全部収まるので、紙転写より前のタイミング
でベルトクリーニングユニット34を当接させており、
A3では、その間隔内に画像が全部収まらないため及び
紙転写中にベルトクリーニングユニット34の当接の振
動による転写不良を避けるために紙転写後にベルトクリ
ーニングユニット34を当接させている。なお、タイミ
ングチャートにおけるFGATEとは画像データのゲー
ト信号であり、これがオンの間、画像データは感光体に
書き込まれる。
【0083】また、ここでは、複写機の構成に基づいた
コピーシーケンスについて説明しているが、この複写機
を例えばプリンタとして使用する場合、外部から受け取
った画像データにより画像形成する際に、作像に関して
は、スキャナ2に対してスキャンスタート命令を出さな
いこと以外は同様であり、色重ねについてもマークセン
サ150の基準マーク検出をトリガにして画像データを
出力することにより、所望のプリント出力を得ることが
可能である。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、ヒータへの電力の位相を固定することに
より露光ランプに影響を及ぼさずにヒータの点灯を可能
とし、定着装置ローラが制御温度に到達する時間を短縮
することができる。
【0085】請求項2の構成により、位相角を固定した
場合よりもさらに短い時間でヒータ供給電力を100%
供給状態に近づけることが可能となり、待機状態からよ
り短時間で定着装置ローラ温度を上昇させることができ
る。
【0086】請求項3の構成により、露光ランプの光量
変動等を防ぐことができる。請求項4の構成により、露
光ランプ点灯中に一方のヒータをオフすることで、他方
のヒータの発熱を許容し、より効率的な定着を行うこと
ができる。
【0087】請求項5の構成により、ヒータを発熱させ
る際に0%供給(オフ状態)から直ちに100%供給
(オン状態)に移行できるので、ローラの温度上昇が速
やかに行われ、露光ランプ点灯時のローラ温度低下を極
力抑えることができる。
【0088】請求項6の構成により、露光ランプ点灯時
にヒータをオフ(0%供給)してもノイズを発生するこ
とがなく、他の電気機器への影響を無くすことができ
る。請求項7の構成により、制御温度より低いローラの
影響を受けずに、もう一方の制御温度より高いローラを
制御温度に低下させることができる。
【0089】請求項8の構成により、待機状態から、よ
り高い制御温度またはより低い制御温度に、ローラ温度
を速やかに移行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である複写機の基本構成を示
す概略構成図である。
【図2】その複写機におけるプリンタ部の主要部分を示
す構成図である。
【図3】その複写機における定着ヒータの位相制御を行
うための制御回路の構成を示す回路図である。
【図4】その複写機における定着位相制御時のヒータ電
流波形の一例を示す図である。
【図5】本実施例における定着装置の位相制御を示すフ
ローチャートである。
【図6】本発明の他の実施例における、待機時からフル
カラー画像を得る際の、定着ローラ及び加圧ローラの温
度状態とスキャナ露光タイミング及び各ローラのヒータ
への供給電力位相角の割合を示した図である。
【図7】その実施例における定着装置の位相制御を示す
フローチャートである。
【図8】本発明のさらに他の実施例における定着装置の
位相制御を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第4の実施例における定着装置の位相
制御を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第5の実施例における、待機時から
単色画像を得る際の、定着ローラ及び加圧ローラの温度
状態とスキャナ露光タイミング及び各ローラのヒータへ
の供給電力位相角の割合を示した図である。
【図11】その実施例における定着装置の位相制御を示
すフローチャートである。
【図12】図1に示した複写機の制御系統を示すブロッ
ク図である。
【図13】図12に示されたプリンタ制御部の構成を示
すブロック図である。
【図14】図13に示されたI/Oコントローラの接続
ブロック図である。
【図15】図1に示した複写機における、単色時の画像
形成シーケンスのタイミングチャートである。
【図16】図1に示した複写機における、フルカラー時
(A4サイズ)の画像形成シーケンスのタイミングチャ
ートである。
【図17】図1に示した複写機における、フルカラー時
(A3サイズ)の画像形成シーケンスのタイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
1 プリンタ部 2 スキャナ 10 感光体 20 現像リボルバユニット 30 中間転写ベルト 40 書き込みユニット 52 定着ユニット 53 定着ローラ 54 加圧ローラ 57 ヒータ 58 トライアック 59 ソリッド・ステート・リレー 60 電源 100 プリンタ制御部 200 スキャナ制御部 800 システム制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を読み取る画像読取手段と、定
    着ローラと加圧ローラの内部にそれぞれヒータを有する
    定着装置とを備え、前記定着装置の温度制御として位相
    制御モードを有する画像形成装置において、 前記定着装置の位相制御モード時に、前記画像読取手段
    の露光ランプ点灯中に前記定着装置ヒータへ位相角を固
    定して電力供給することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿画像を読み取る画像読取手段と、定
    着ローラと加圧ローラの内部にそれぞれヒータを有する
    定着装置とを備え、前記定着装置の温度制御として位相
    制御モードを有する画像形成装置において、 前記定着装置の位相制御モード時に、前記画像読取手段
    の露光ランプ点灯中に前記定着装置ヒータへ位相角を変
    更して電力供給することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記位相角変更時の変動幅を所定量に制
    限することを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記画像読取手段の露光ランプ点灯中
    は、前記両ローラのヒータのうち何れかのヒータをオフ
    することを特徴とする、請求項1または2に記載の画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 前記露光ランプ点灯中にオフさせるヒー
    タに対し、露光ランプ点灯時に供給電力位相角を100
    %供給状態から直ちに0%供給状態に切り替え、露光ラ
    ンプ消灯時に供給電力位相角を0%供給状態から直ちに
    100%供給状態に切り替えることを特徴とする、請求
    項4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記露光ランプ点灯中にオフさせるヒー
    タに対し、露光ランプ消灯時の供給電力位相角を所定量
    に制限することを特徴とする、請求項4に記載の画像形
    成装置。
  7. 【請求項7】 前記両ローラのうち何れかのローラが所
    定の制御温度を越えている場合、他方のローラが所定の
    制御温度より低い場合でも前記両ローラのヒータを共に
    オフさせることを特徴とする、請求項1または2に記載
    の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記両ローラが圧接されて回転駆動され
    ている状態に限り、前記両ローラのうち何れかのローラ
    が所定の制御温度を越えている場合、他方のローラが所
    定の制御温度より低い場合でも前記両ローラのヒータを
    共にオフさせることを特徴とする、請求項7に記載の画
    像形成装置。
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