JPH10206882A - 反射型カラー液晶表示装置 - Google Patents

反射型カラー液晶表示装置

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JPH10206882A
JPH10206882A JP2724997A JP2724997A JPH10206882A JP H10206882 A JPH10206882 A JP H10206882A JP 2724997 A JP2724997 A JP 2724997A JP 2724997 A JP2724997 A JP 2724997A JP H10206882 A JPH10206882 A JP H10206882A
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liquid crystal
phase
cholesteric liquid
electrodes
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Haruo Harada
陽雄 原田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射型カラー液晶表示装置で、十分なコント
ラストが得られるだけでなく、視差が小さくなり、かつ
製造コストが低減するとともに、1画素内でホワイト、
ブラック、レッド、グリーン、ブルー、イエロー、マゼ
ンタ、シアンの8色すべてを表示できるようにする。 【解決手段】 基板1,2の一面に、それぞれ電極3,
4を形成し、電極3,4間に、それぞれ高分子6R,6
G,6B中にコレステリック液晶7R,7G,7Bを分
散させた選択反射層5R,5G,5Bを、選択反射層5
R,5Gは互いに界面が接するように、かつ選択反射層
5G,5B間にはグランド電極11を形成して、積層す
る。選択反射層5R,5Gのコレステリック液晶7R,
7Gの、プレーナ相からフォーカルコニック相への変化
のしきい値電圧、およびフォーカルコニック相からホメ
オトロピック相への変化のしきい値電圧を、それぞれ互
いに異なる電圧とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、反射型カラー液
晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】反射型液晶表示装置は、バックライトの
ような専用の光源を必要とせず、消費電力が少ないとと
もに、薄型軽量に構成できることから、小型情報機器や
携帯情報端末などの表示装置として注目されている。
【0003】多色表示が可能な反射型液晶表示装置とし
ては、カラーフィルタを用いたものが知られている。し
かしながら、カラーフィルタを用いる場合には、光のロ
スを生じるので、バックライトを用いる透過型液晶表示
装置のように光量の増幅ができない反射型液晶表示装置
としては、十分なコントラストが得られない欠点があ
る。
【0004】そこで、カラーフィルタを用いることなく
多色表示を可能にした反射型液晶表示装置が、いくつか
提案されている。
【0005】例えば、特開平3−209425号には、
図12に示すように、透明基板21aの一面に透明電極
22aを、透明基板21bの一面および他面に透明電極
23aおよび22bを、透明基板21cの一面および他
面に透明電極23bおよび22cを、透明基板21dの
一面に透明電極23cを、それぞれ形成し、透明電極2
2a,23a間、22b,23b間、および22c,2
3c間に、それぞれ反射層24a,24bおよび24c
として、それぞれコレステリック液晶を高分子中に分散
させた、それぞれレッド、グリーンおよびブルーの色光
を選択反射する選択反射層を形成し、反射層24a,2
4bおよび24cを、それぞれ駆動回路25a,25b
および25cによって別個に駆動して、加法混色の原理
により任意の色を表示するものが示されている。
【0006】また、特開平4−178623号には、図
12の反射層24a,24bおよび24cとして、それ
ぞれ屈折率の異なる2種の層が交互に積層され、少なく
とも一方の層は電圧により屈折率が変化する、それぞれ
レッド、グリーンおよびブルーの色光を反射する干渉フ
ィルタを形成し、外光の入射側と反対側の透明基板21
dの裏面に黒色膜を形成し、反射層24a,24bおよ
び24cを、それぞれ駆動回路25a,25bおよび2
5cによって別個に駆動して、加法混色の原理により任
意の色を表示するものが示されている。
【0007】さらに、Optical Enginee
ring,23(1984),p247には、図12の
反射層24a,24bおよび24cとして、それぞれイ
エロー、シアンおよびマゼンタの二色性色素を含有させ
たゲストホストセルを用いることによって、多色表示を
実現することが示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カラー
フィルタを用いることなく多色表示を可能にした、図1
2に示して上述した反射型液晶表示装置は、駆動電極お
よび駆動回路が3色分必要となり、製造コストが高くな
るとともに、各色の反射層24a,24b,24cの間
に透明電極および透明基板を有し、各色の反射層24
a,24b,24cの間の間隔が大きくなるため、視差
が大きくなる欠点がある。
【0009】そこで、発明者は先に、多色表示が可能な
反射型液晶表示装置で、十分なコントラストが得られる
とともに、視差が小さくなり、かつ製造コストが低減す
るものを発明し、特願平8−353684号(平成8年
12月17日、出願)によって提案した。
【0010】この先願の発明では、図9に示すように、
基板1,2の一面に、それぞれ電極3,4を形成し、電
極3,4間に、例えば、それぞれレッド、グリーン、ブ
ルーの色光を選択反射する、正の誘電異方性を有するコ
レステリック液晶7R,7G,7Bを高分子6R,6
G,6B中に分散させた選択反射層5R,5G,5Bを
積層するとともに、後述するように、それぞれの選択反
射層5R,5G,5Bのコレステリック液晶7R,7
G,7Bの相変化しきい値電圧を互いに異ならせる。
【0011】電極3,4は、駆動回路8に接続するとと
もに、例えば、基板1,2は、ともに透明基板とし、電
極3,4は、ともに透明電極とする。また、外光の入射
側と反対側の基板2には、その裏面に、選択反射層5
R,5Gおよび5Bを透過した可視光成分を吸収するた
めの黒色膜9を形成する。
【0012】液晶分子が螺旋構造を有する、正の誘電異
方性を有するコレステリック液晶は、螺旋軸に平行に入
射した光を右旋光と左旋光に分離して、螺旋の捩じれ方
向に一致する円偏光成分を反射し、残りの円偏光成分を
透過させる選択反射を生じる。そして、螺旋ピッチを
p、螺旋軸に直交する平面内の平均屈折率をn、複屈折
率をΔnとすると、反射中心波長λおよび反射波長幅Δ
λは、それぞれλ=n・pおよびΔλ=Δn・pで表さ
れ、コレステリック液晶による反射光は螺旋ピッチpに
依存した鮮やかな色を呈する。
【0013】図6に示すように、電極3,4間に装填さ
れた正の誘電異方性を有するコレステリック液晶7は、
電極3,4間に印加される電界の増加に伴って、同図
(A)のように螺旋軸がセル表面に垂直となって選択反
射を生じるプレーナ相、同図(B)のように螺旋軸がラ
ンダムな方向を向くフォーカルコニック相、および同図
(C)のように螺旋構造がほどけて液晶ダイレクタが電
界方向を向くホメオトロピック相、の3つの状態を示
す。そして、界面でのアンカリング効果がないときに
は、自由エネルギ最小のプレーナ相が無電界での基底状
態となる。
【0014】しかしながら、選択反射層5R,5G,5
Bのようにコレステリック液晶7R,7G,7Bが高分
子6R,6G,6B中に分散された高分子分散コレステ
リック液晶(PDCLC:Polymer Dispe
rsed Cholesteric Liquid C
rystal)では、高分子界面との相互作用によっ
て、熱揺動によるフォーカルコニック相からプレーナ相
への相転移を生じず、これら2つの状態が無電界で安定
に存在する。
【0015】すなわち、正の誘電異方性を有する高分子
分散コレステリック液晶からなる選択反射層5R,5
G,5Bは、それぞれ、パルス印加中は、上記のように
電圧の増加に伴って、プレーナ相からフォーカルコニッ
ク相に変化し、フォーカルコニック相からホメオトロピ
ック相に変化するが、電圧除去後は、図7に印加パルス
の電圧値とパルス印加後の反射率との関係を示すよう
に、ホメオトロピック相がプレーナ相に変化し、上記の
メモリ効果によってプレーナ相とフォーカルコニック相
のいずれかが保持される。
【0016】したがって、それぞれの選択反射層5R,
5G,5Bの、プレーナ相からフォーカルコニック相へ
の変化のしきい値電圧をVth1、フォーカルコニック
相からホメオトロピック相への変化のしきい値電圧をV
th2とすると、それぞれの選択反射層5R,5G,5
Bは、電圧除去後は、除去前の電圧がVth2以上のと
きにはプレーナ相による選択反射状態となり、Vth1
とVth2の間のときにはフォーカルコニック相による
透過状態となり、Vth1以下のときには電圧印加前の
状態を継続した状態、すなわちプレーナ相による選択反
射状態またはフォーカルコニック相による透過状態とな
る。
【0017】先願の発明では、この高分子分散コレステ
リック液晶の双安定現象を利用して、それぞれの選択反
射層5R,5G,5Bにつき、図8(A)に示すような
プレーナ相による選択反射状態と、同図(B)に示すよ
うな後方散乱の小さいフォーカルコニック相による透過
状態とを、スイッチングすることによって、表示を行
う。
【0018】しかも、図10に印加パルスの電圧値とパ
ルス印加後の反射率との関係で示すように、それぞれの
選択反射層5R,5G,5Bのコレステリック液晶7
R,7G,7Bの相変化しきい値電圧Vth1およびV
th2を、それぞれ互いに異なる電圧Vr1,Vg1,
Vb1およびVr2,Vg2,Vb2とする。図10の
例は、Vr1<Vg1<Vb1およびVr2<Vg2<
Vb2とした場合である。
【0019】そして、電極3,4間には、駆動信号とし
て、図3に示すように、それぞれ例えば1kHzのパル
ス電圧のリフレッシュ期間およびセレクト期間と、その
後の無電圧の表示期間で構成される信号を印加するとと
もに、その駆動信号のリフレッシュ電圧Vrおよびセレ
クト電圧Vsを、Vr>Vsの関係をもって、入力デー
タに基づいて、図10に示す7段階の電圧Va〜Vgの
間で変化させる。
【0020】図11は、この場合のリフレッシュ電圧V
rとセレクト電圧Vsの組み合わせによる、それぞれの
選択反射層5R,5G,5Bの相変化の様子を示したも
ので、「0??」「00?」「000」「100」など
の数値の最上位(左側)は選択反射層5Rの、中位(中
央)は選択反射層5Gの、最下位(右側)は選択反射層
5Bの、それぞれ相状態を示し、「1」はプレーナ相に
よる選択反射状態、「0」はフォーカルコニック相によ
る透過状態、「?」は駆動信号の印加前の状態に依存す
る未確定状態、をそれぞれ示す。ただし、有意であるV
r>Vsの場合のみを示している。
【0021】これから明らかなように、電極3,4間に
Vg→Va→0Vの順で変化する駆動信号を印加すると
きには、選択反射層5R,5G,5Bがすべて選択反射
状態となって、白色が表示され、Vg→Vd→0Vの順
で変化する駆動信号を印加するときには、選択反射層5
R,5G,5Bがすべて透過状態となって、選択反射層
5R,5Gおよび5Bを透過した光が黒色膜9に吸収さ
れ、黒色が表示される。
【0022】また、Vg→Ve→0Vの順で変化する駆
動信号を印加するときには、選択反射層5Rのみが選択
反射状態となって、レッドが表示され、Vf→Vb→0
Vの順で変化する駆動信号を印加するときには、選択反
射層5Gのみが選択反射状態となって、グリーンが表示
され、Vg→Vc→0Vの順で変化する駆動信号を印加
するときには、選択反射層5Bのみが選択反射状態とな
って、ブルーが表示される。
【0023】さらに、Vg→Vf→0Vの順で変化する
駆動信号を印加するときには、選択反射層5Rおよび5
Gが選択反射状態となって、イエローが表示され、Vg
→Vb→0Vの順で変化する駆動信号を印加するときに
は、選択反射層5Gおよび5Bが選択反射状態となっ
て、シアンが表示される。
【0024】したがって、1画素内でホワイト、ブラッ
ク、レッド、グリーン、ブルー、イエロー、シアンの7
色を表示することができ、多色表示が可能となる。
【0025】そして、コレステリック液晶7R,7G,
7Bによる選択反射の反射率は原理的に50%となるの
で、コントラストが高くなる。しかも、選択反射層5
R,5G,5Bは、間に透明電極および透明基板を介す
ることなく直接積層され、駆動電極および駆動回路を共
通とするので、視差が小さくなるとともに、製造コスト
が低減する。
【0026】なお、上記の例は、2層の選択反射層から
の反射光の加法混色により表示される色がイエローおよ
びシアンとなる場合であるが、それぞれのコレステリッ
ク液晶7R,7G,7Bの相変化しきい値電圧Vr1,
Vg1,Vb1およびVr2,Vg2,Vb2の大小関
係を上記の例とは変えることによって、2層の選択反射
層からの反射光の加法混色により表示される色をシアン
およびマゼンタ、またはマゼンタおよびイエローとする
ことができる。
【0027】しかしながら、この先願の発明の反射型カ
ラー液晶表示装置では、上記のように1画素内ではホワ
イト、ブラック、レッド、グリーン、ブルー、イエロ
ー、マゼンタ、シアンの8色のうちのイエロー、マゼン
タまたはシアンを除く7色しか表示することができな
い。
【0028】そこで、この発明は、十分なコントラスト
が得られることは勿論、視差が小さくなり、かつ製造コ
ストが低減するとともに、1画素内でホワイト、ブラッ
ク、レッド、グリーン、ブルー、イエロー、マゼンタ、
シアンの8色すべてを表示することができるようにした
ものである。
【0029】
【課題を解決するための手段】この発明では、それぞれ
電極を有し、少なくとも一方が透明の一対の基板間に、
それぞれ可視光中の互いに異なる波長の光を選択反射す
るコレステリック液晶が高分子中に分散された3つ以上
の選択反射層を、そのうちの2つ以上の選択反射層と他
の選択反射層との間にグランド電極を介在させた状態で
積層し、前記グランド電極の片側の、互いに界面が接す
る選択反射層の間で、それぞれのコレステリック液晶の
相変化しきい値電圧を異ならせる。
【0030】この場合、前記3つ以上の選択反射層は、
それぞれ螺旋方向が互いに逆方向の2種類のコレステリ
ック液晶で構成することができる。
【0031】
【作用】上記のように構成した、この発明の反射型カラ
ー液晶表示装置においては、一方の基板上の電極とグラ
ンド電極との間に、それぞれのコレステリック液晶の相
変化しきい値電圧が異なる第1反射層および第2反射層
を形成し、他方の基板上の電極とグランド電極との間
に、第3反射層を形成する代表的な場合について示す
と、一方の基板上の電極とグランド電極との間に印加す
る電圧に応じて、第1反射層および第2反射層のうちの
任意の一方もしくは双方を選択反射状態とし、または双
方を透過状態とすることができるとともに、これとは独
立に、他方の基板上の電極とグランド電極との間に印加
する電圧に応じて、第3反射層を選択反射状態または透
過状態とすることができる。
【0032】したがって、3層の選択反射層のうちの1
層をレッドの色光を選択反射するものとし、残りの2層
のうちの1層をグリーンの色光を選択反射するものと
し、残りの1層をブルーの色光を選択反射するものとす
ることによって、一方の基板上の電極とグランド電極と
の間に印加する電圧、および他方の基板上の電極とグラ
ンド電極との間に印加する電圧に応じて、(1)3層の
選択反射層がすべて選択反射状態となって、白色が表示
される状態、(2)3層の選択反射層がすべて透過状態
となり、3層の選択反射層を透過した光が外光の入射側
と反対側に設けられた黒色膜に吸収されて、黒色が表示
される状態、(3)3層の選択反射層のうちのいずれか
1層のみが選択反射状態となって、レッド、グリーンま
たはブルーが表示される状態、(4)3層の選択反射層
のうちのいずれか2層が選択反射状態となって、イエロ
ー、マゼンタまたはシアンが表示される状態、とを取り
得るようになり、1画素内でホワイト、ブラック、レッ
ド、グリーン、ブルー、イエロー、マゼンタ、シアンの
8色すべてを表示することができる。
【0033】また、3層の選択反射層は、そのうちの2
層と他の1層との間にグランド電極を介するだけで、透
明基板および他の透明電極を介することなく積層される
ので、視差が小さくなるとともに、3層の選択反射層の
間にはグランド電極のみを形成すればよく、駆動回路も
2つでよいので、製造コストが低減する。
【0034】さらに、コレステリック液晶による選択反
射の反射率は原理的に50%となるので、コントラスト
が高くなる。特に、3層の選択反射層を、それぞれ螺旋
方向が互いに逆方向の2種類のコレステリック液晶で構
成する場合には、原理的に選択反射の反射率が100%
となり、コントラストが非常に高くなる。
【0035】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の反射型カラー
液晶表示装置の一実施形態を示す。この実施形態では、
基板1,2の一面に、それぞれアドレス電極3,4を形
成し、アドレス電極3,4間に、それぞれ高分子6R,
6G,6B中にコレステリック液晶7R,7G,7Bを
分散させた高分子分散コレステリック液晶(PDCL
C)構造の選択反射層5R,5G,5Bを、選択反射層
5R,5Gは互いに界面が接するように、かつ選択反射
層5G,5B間にはグランド電極11を形成して、積層
する。
【0036】アドレス電極3およびグランド電極11を
駆動回路8aに接続し、アドレス電極4およびグランド
電極11を駆動回路8bに接続する。
【0037】基板1,2は、ガラスやプラスチックなど
の透明な絶縁材料により形成し、アドレス電極3,4お
よびグランド電極11は、ITOなどの透明な導電材料
により形成する。具体的に、基板1,2およびアドレス
電極3,4としては、ITO電極付きガラス基板、例え
ばコーニング社製7059を用いることができ、グラン
ド電極11は、スパッタ法により形成することができ
る。
【0038】外光の入射側と反対側の基板2には、その
裏面に、選択反射層5R,5Gおよび5Bを透過した可
視光成分を吸収するための黒色膜9を形成する。具体的
には、ブラック樹脂、例えば日本化薬社製BKR−10
5を塗布する。
【0039】選択反射層5R,5G,5Bは、例えば、
PIPS(Polymerization Induc
ed Phase Separation)法によって
形成する。
【0040】すなわち、重合後に液晶とほぼ同一の屈折
率が得られる光重合高分子前駆体、例えばノーランド社
製NOA65を、コレステリック液晶7Bに添加して、
アドレス電極4が形成された基板2上に塗布する。これ
に、例えば10mW/cmの強度の紫外光を照射する
ことによって、光重合反応による高分子6Bの骨格を形
成し、コレステリック液晶7Bが微小液滴として分散さ
れた選択反射層5Bを得る。
【0041】この選択反射層5B上にグランド電極11
を形成した後、同様の方法でグランド電極11上に選択
反射層5Gを形成し、さらに選択反射層5G上に選択反
射層5Rとなる材料を塗布し、アドレス電極3が形成さ
れた基板1を重ね合わせた状態で紫外光により重合する
ことによって選択反射層5Rを形成する。
【0042】コレステリック液晶7R,7G,7Bは、
それぞれ、正の誘電異方性を有するネマチック液晶に、
カイラル剤と呼ばれる末端基として、光学活性の2−メ
チルブチル基、2−メチルブトキシ基、または4−メチ
ルヘキシル基などが結合された液晶を添加することによ
って、得ることができる。それぞれの螺旋ピッチpb,
pg,prは、カイラル剤の添加量によって決まる。
【0043】一例として、コレステリック液晶7B,7
G,7Rとして、シアノビフェニル系ネマチック液晶、
例えばメルク社製E8に、右旋性カイラル剤、例えばメ
ルク社製CB15を、それぞれ重量比で50%、42
%、33%添加することによって、選択反射層7Bの選
択反射の中心波長λbは、ブルー領域を含む380〜5
30nmの範囲となり、選択反射層7Gの選択反射の中
心波長λgは、グリーン領域を含む480〜630nm
の範囲となり、選択反射層7Rの選択反射の中心波長λ
rは、レッド領域を含む570〜780nmの範囲とな
るように、それぞれの螺旋ピッチpb,pg,prを調
整する。
【0044】図6に示して上述したように、電極3,4
間に装填された正の誘電異方性を有するコレステリック
液晶7は、電極3,4間に印加される電界の増加に伴っ
て、同図(A)のように螺旋軸がセル表面に垂直となっ
て選択反射を生じるプレーナ相、同図(B)のように螺
旋軸がランダムな方向を向くフォーカルコニック相、お
よび同図(C)のように螺旋構造がほどけて液晶ダイレ
クタが電界方向を向くホメオトロピック相、の3つの状
態を示す。そして、界面でのアンカリング効果がないと
きには、自由エネルギ最小のプレーナ相が無電界での基
底状態となる。
【0045】しかしながら、選択反射層5R,5G,5
Bのようにコレステリック液晶7R,7G,7Bが高分
子6R,6G,6B中に分散された高分子分散コレステ
リック液晶では、高分子界面との相互作用によって、熱
揺動によるフォーカルコニック相からプレーナ相への相
転移を生じず、これら2つの状態が無電界で安定に存在
する。
【0046】すなわち、正の誘電異方性を有する高分子
分散コレステリック液晶からなる選択反射層5R,5
G,5Bは、それぞれ、パルス印加中は、上記のように
電圧の増加に伴って、プレーナ相からフォーカルコニッ
ク相に変化し、フォーカルコニック相からホメオトロピ
ック相に変化するが、電圧除去後は、図7に印加パルス
の電圧値とパルス印加後の反射率との関係を示したよう
に、ホメオトロピック相がプレーナ相に変化し、上記の
メモリ効果によってプレーナ相とフォーカルコニック相
のいずれかが保持される。
【0047】したがって、それぞれの選択反射層5R,
5G,5Bの、プレーナ相からフォーカルコニック相へ
の変化のしきい値電圧をVth1、フォーカルコニック
相からホメオトロピック相への変化のしきい値電圧をV
th2とすると、それぞれの選択反射層5R,5G,5
Bは、電圧除去後は、除去前の電圧がVth2以上のと
きにはプレーナ相による選択反射状態となり、Vth1
とVth2の間のときにはフォーカルコニック相による
透過状態となり、Vth1以下のときには電圧印加前の
状態を継続した状態、すなわちプレーナ相による選択反
射状態またはフォーカルコニック相による透過状態とな
る。
【0048】図1の実施形態の反射型カラー液晶表示装
置では、この高分子分散コレステリック液晶の双安定現
象を利用して、それぞれの選択反射層5R,5G,5B
につき、図8(A)に示したようなプレーナ相による選
択反射状態と、同図(B)に示したような後方散乱の小
さいフォーカルコニック相による透過状態とを、スイッ
チングすることによって、表示を行う。
【0049】しかも、図2(B)に印加パルスの電圧値
とパルス印加後の反射率との関係で示すように、互いに
界面が接する選択反射層5R,5Gのコレステリック液
晶7R,7Gの相変化しきい値電圧Vth1およびVt
h2を、それぞれ互いに異なる電圧Vr1,Vg1およ
びVr2,Vg2とする。図2(B)の例は、Vr1<
Vg1およびVr2<Vg2とした場合である。
【0050】選択反射層5Bのコレステリック液晶7B
の相変化しきい値電圧Vth1およびVth2は、図2
(A)に印加パルスの電圧値とパルス印加後の反射率と
の関係で示すように、上記のしきい値電圧Vr1,Vg
1およびVr2,Vg2とは別に、それぞれある電圧V
b1およびVb2とする。ただし、図2(A)の例は、
後述する螺旋ピッチpr,pg,pbの関係から、Vb
1>Vg1およびVb2>Vg2とした場合である。
【0051】コレステリック液晶の誘電異方性をΔε、
ツイスト弾性率をK22、ベンド弾性率をK33とする
と、しきい値電圧Vth1は、p−1,Δε−1/2
K22およびK33−1/2の関数で表され、しきい値
電圧Vth2は、p−1,Δε−1/2およびK22
1/2の関数で表される。
【0052】したがって、上述したように、コレステリ
ック液晶7R,7G,7Bの螺旋ピッチpr,pg,p
bを、pr>pg>pbの関係として、コレステリック
液晶7R,7G,7Bの反射中心波長λr,λg,λb
を、λr>λg>λbの関係とするとともに、コレステ
リック液晶7R,7G,7Bを、同一のネマチック液晶
によって形成する場合、螺旋ピッチpr,pgに依存し
て、Vr1<Vg1およびVr2<Vg2とすることが
できる。
【0053】ただし、より大きな駆動マージンを得るた
めには、それぞれのコレステリック液晶7R,7G,7
Bを、誘電異方性Δεまたはツイスト弾性率K22もし
くはベンド弾性率K33が異なるネマチック液晶によっ
て形成することが望ましい。
【0054】そして、駆動回路8bによってアドレス電
極4とグランド電極11との間に、および駆動回路8a
によってアドレス電極3とグランド電極11との間に、
それぞれ駆動信号として、図3に示すように、それぞれ
例えば1kHzのパルス電圧のリフレッシュ期間および
セレクト期間と、その後の無電圧の表示期間で構成され
る信号を印加する。
【0055】しかも、アドレス電極4とグランド電極1
1との間に印加する駆動信号は、リフレッシュ電圧Vr
およびセレクト電圧Vsを、Vr>Vsの関係をもっ
て、入力データに基づいて、図2(A)に示す3段階の
電圧Va〜Vcの間で変化させるとともに、アドレス電
極3とグランド電極11との間に印加する駆動信号は、
リフレッシュ電圧Vrおよびセレクト電圧Vsを、Vr
>Vsの関係をもって、入力データに基づいて、図2
(B)に示す5段階の電圧Vd〜Vhの間で変化させ
る。
【0056】図4(A)は、この場合のリフレッシュ電
圧Vrとセレクト電圧Vsの組み合わせによる、選択反
射層5Bの相変化の様子を示したもので、「1」はプレ
ーナ相による選択反射状態、「0」はフォーカルコニッ
ク相による透過状態、をそれぞれ示す。ただし、有意で
あるVr>Vsの場合のみを示している。
【0057】また、図4(B)は、この場合のリフレッ
シュ電圧Vrとセレクト電圧Vsの組み合わせによる、
選択反射層5R,5Gの相変化の様子を示したもので、
「0?」「00」「10」「11」などの数値の上位
(左側)は選択反射層5Rの、下位(右側)は選択反射
層5Gの、それぞれ相状態を示し、「1」はプレーナ相
による選択反射状態、「0」はフォーカルコニック相に
よる透過状態、「?」は駆動信号の印加前の状態に依存
する未確定状態、をそれぞれ示す。ただし、有意である
Vr>Vsの場合のみを示している。
【0058】これから明らかなように、例えば、電極
4,11間にVc→Vb→0Vの順で変化する駆動信号
を印加し、電極3,11間にVh→Vf→0Vの順で変
化する駆動信号を印加するときには、選択反射層5R,
5G,5Bがすべて透過状態となって、選択反射層5
R,5Gおよび5Bを透過した光が黒色膜9に吸収さ
れ、黒色が表示される。
【0059】電極4,11間にVc→Va→0Vの順で
変化する駆動信号を印加し、電極3,11間にVh→V
d→0Vの順で変化する駆動信号を印加するときには、
選択反射層5R,5G,5Bがすべて選択反射状態とな
って、白色が表示される。
【0060】また、電極4,11間にVc→Vb→0V
の順で変化する駆動信号を印加し、電極3,11間にV
h→Vg→0Vの順で変化する駆動信号を印加するとき
には、選択反射層5Rのみが選択反射状態となって、レ
ッドが表示される。
【0061】電極4,11間にVc→Vb→0Vの順で
変化する駆動信号を印加し、電極3,11間にVh→V
e→0Vの順で変化する駆動信号を印加するときには、
選択反射層5Gのみが選択反射状態となって、グリーン
が表示される。
【0062】電極4,11間にVc→Va→0Vの順で
変化する駆動信号を印加し、電極3,11間にVh→V
f→0Vの順で変化する駆動信号を印加するときには、
選択反射層5Bのみが選択反射状態となって、ブルーが
表示される。
【0063】さらに、電極4,11間にVc→Vb→0
Vの順で変化する駆動信号を印加し、電極3,11間に
Vh→Vd→0Vの順で変化する駆動信号を印加すると
きには、選択反射層5Rおよび5Gが選択反射状態とな
って、イエローが表示される。
【0064】電極4,11間にVc→Va→0Vの順で
変化する駆動信号を印加し、電極3,11間にVh→V
g→0Vの順で変化する駆動信号を印加するときには、
選択反射層5Bおよび5Rが選択反射状態となって、マ
ゼンタが表示される。
【0065】電極4,11間にVc→Va→0Vの順で
変化する駆動信号を印加し、電極3,11間にVh→V
e→0Vの順で変化する駆動信号を印加するときには、
選択反射層5Bおよび5Gが選択反射状態となって、シ
アンが表示される。
【0066】したがって、1画素内でホワイト、ブラッ
ク、レッド、グリーン、ブルー、イエロー、マゼンタ、
シアンの8色すべてを表示することができる。
【0067】そして、コレステリック液晶7R,7G,
7Bによる選択反射の反射率は原理的に50%となるの
で、コントラストが高くなる。しかも、選択反射層5
R,5G,5Bは、選択反射層5Gと選択反射層5Bと
の間にグランド電極11を介するだけで、透明基板およ
び他の透明電極を介することなく積層されるので、視差
が小さくなるとともに、選択反射層5R,5G,5Bの
間にはグランド電極11のみを形成すればよく、駆動回
路も2つでよいので、製造コストが低減する。
【0068】図5は、この発明の反射型カラー液晶表示
装置の他の実施形態を示し、図1の実施形態に示した選
択反射層5R,5G,5Bを、それぞれ、右旋性カイラ
ル剤の添加によって螺旋方向が右方向とされたコレステ
リック液晶7Ra,7Ga,7Baが高分子中に分散さ
れた上部反射層5Ra,5Ga,5Baと、左旋性カイ
ラル剤の添加によって螺旋方向が左方向とされたコレス
テリック液晶7Rb,7Gb,7Bbが高分子中に分散
された下部反射層5Rb,5Gb,5Bbとの2層構造
とした場合である。
【0069】上述したように、正の誘電異方性を有する
コレステリック液晶は、その螺旋ピッチによって決まる
波長の光のうちの、螺旋方向と同一方向の円偏光のみを
反射し、したがって図1の実施形態の反射型カラー液晶
表示装置では、原理的に選択反射の反射率が50%とな
る。
【0070】これに対して、図5の実施形態の反射型カ
ラー液晶表示装置では、それぞれの選択反射層5R,5
G,5Bは、螺旋方向が右方向のコレステリック液晶7
Ra,7Ga,7Baと、螺旋方向が左方向のコレステ
リック液晶7Rb,7Gb,7Bbとを有するので、選
択反射の反射率が原理的に100%となり、コントラス
トが非常に高くなる。
【0071】なお、上部反射層5Ra,5Ga,5Ba
のコレステリック液晶7Ra,7Ga,7Baの螺旋方
向を左方向とし、下部反射層5Rb,5Gb,5Bbの
コレステリック液晶7Rb,7Gb,7Bbの螺旋方向
を右方向としてもよい。
【0072】図1および図5の実施形態は、それぞれ
赤、緑の色光を選択反射する選択反射層5R,5Gを、
外光入射側のアドレス電極3とグランド電極11との間
に形成し、青の色光を選択反射する選択反射層5Bを、
グランド電極11と他方のアドレス電極4との間に形成
する場合であるが、3層の選択反射層のうちのいずれの
2層を、外光入射側のアドレス電極3とグランド電極1
1との間に形成してもよい。
【0073】また、3層の選択反射層のうちのいずれか
2層を、外光入射側と反対側のアドレス電極4とグラン
ド電極11との間に形成し、残りの1層を、グランド電
極11と外光入射側のアドレス電極3との間に形成して
もよい。
【0074】
【発明の効果】上述したように、この発明によれば、十
分なコントラストが得られることは勿論、視差が小さく
なり、かつ製造コストが低減するとともに、1画素内で
ホワイト、ブラック、レッド、グリーン、ブルー、イエ
ロー、マゼンタ、シアンの8色すべてを表示することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の反射型カラー液晶表示装置の一実施
形態を示す図である。
【図2】図1の反射型カラー液晶表示装置における各選
択反射層のコレステリック液晶の相変化しきい値電圧の
関係の一例を示す図である。
【図3】図1の反射型カラー液晶表示装置の電極間に印
加する駆動信号の態様の一例を示す図である。
【図4】図1の反射型カラー液晶表示装置におけるリフ
レッシュ電圧とセレクト電圧の組み合わせによる各選択
反射層の相変化の様子の一例を示す図である。
【図5】この発明の反射型カラー液晶表示装置の他の実
施形態を示す図である。
【図6】正の誘電異方性を有するコレステリック液晶の
相変化を示す図である。
【図7】正の誘電異方性を有するコレステリック液晶の
スイッチング動作を示す図である。
【図8】図1または図5の反射型カラー液晶表示装置の
各選択反射層の双安定状態を示す図である。
【図9】先願の発明の反射型カラー液晶表示装置の一実
施形態を示す図である。
【図10】図9の反射型カラー液晶表示装置における各
選択反射層のコレステリック液晶の相変化しきい値電圧
の関係の一例を示す図である。
【図11】図9の反射型カラー液晶表示装置におけるリ
フレッシュ電圧とセレクト電圧の組み合わせによる各選
択反射層の相変化の様子の一例を示す図である。
【図12】従来の反射型カラー液晶表示装置の一例を示
す図である。
【符号の説明】
1,2 基板 3,4 アドレス電極 5R,5G,5B 選択反射層 6R,6G,6B 高分子 7R,7G,7B コレステリック液晶 8a,8b 駆動回路 9 黒色膜 11 グランド電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ電極を有し、少なくとも一方が透
    明の一対の基板間に、それぞれ可視光中の互いに異なる
    波長の光を選択反射するコレステリック液晶が高分子中
    に分散された3つ以上の選択反射層が、そのうちの2つ
    以上の選択反射層と他の選択反射層との間にグランド電
    極が介在した状態で積層され、 前記グランド電極の片側の、互いに界面が接する選択反
    射層の間で、それぞれのコレステリック液晶の相変化し
    きい値電圧が変えられた、ことを特徴とする反射型カラ
    ー液晶表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1の反射型カラー液晶表示装置にお
    いて、 前記3つ以上の選択反射層は、それぞれ、螺旋方向が互
    いに逆方向の2種類のコレステリック液晶で構成された
    ことを特徴とする反射型カラー液晶表示装置。
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