JPH10206254A - 感圧スイッチ - Google Patents

感圧スイッチ

Info

Publication number
JPH10206254A
JPH10206254A JP9008452A JP845297A JPH10206254A JP H10206254 A JPH10206254 A JP H10206254A JP 9008452 A JP9008452 A JP 9008452A JP 845297 A JP845297 A JP 845297A JP H10206254 A JPH10206254 A JP H10206254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
film
sensitive switch
spacer
seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9008452A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Okada
田 尚 司 岡
Toshimitsu Oka
俊 光 岡
Naofumi Fujie
江 直 文 藤
Kazuya Tanaka
中 和 也 田
Hitoshi Takayanagi
柳 均 高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP9008452A priority Critical patent/JPH10206254A/ja
Publication of JPH10206254A publication Critical patent/JPH10206254A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/01Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents
    • B60R21/015Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting the presence or position of passengers, passenger seats or child seats, and the related safety parameters therefor, e.g. speed or timing of airbag inflation in relation to occupant position or seat belt use
    • B60R21/01512Passenger detection systems
    • B60R21/01516Passenger detection systems using force or pressure sensing means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 対衝撃性,信頼性,耐久性が高く安価な感圧
スイッチの提供。 【解決手段】 裏面に導電層1aを有し、x,y平面に
沿う曲りと分岐1L,1Rを有する、x,y平面に分布
する絶縁体の帯状の第1フィルム1;第1フィルム1と
同様な形状であるが、少くとも1つが曲りと分岐1L,
1Rの連接部に位置する厚み方向zに貫通し厚みに対し
て大開口の複数の穴2a,2aL,2aRを有し、表面
が第1フィルム1の裏面に接合した絶縁体の帯状のスペ
−サ2;および、第1フィルム1と同様な形状であって
表面に導電層3aを有し、表面が前記スペ−サ2の裏面
に接合した絶縁体の帯状の第2フィルム3;を備える。
第1,第2フィルムおよびスペ−サの曲りおよび分岐の
先端は、それらの直近の穴の縁より、穴幅以上離れ、曲
り角および分岐の角は所定値以上のア−ルを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押え力によって機
械的に複数の電気導体同志が接,離する機械スイッチに
関し、特に、特に、これに限定する意図ではないが、シ
−ト(座席)に装着されてそれに着座者が居るか否かを
電気導体の接,離によって2値的に検知するためのシ−
ト状(可撓性薄板状)の感圧スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両の座席に人が着席している
ことを感知するセンサーとして、従来より知られている
ものでは、シートに磁気発生体を設けるとともに、シー
トの上下動に伴い上下移動する磁気発生体による移動磁
界の変化を検出する磁気検出装置を車両フロアに設け
て、磁気検出装置が磁界の変化に基づいてシートの下降
を検出することより着座検知を行うものがある。また、
特公平8−2535120号公報に開示される方法にお
いては、人の着席により変化する座席の圧力を、圧電フ
ィルムの抵抗値の変化に基づいて検出している。
【0003】なお、上記した座席の着座状態を感知する
以外の目的で使用されている感圧センサとしては、特公
平2−49029号公報に開示されているような、楽音
を発生させる為の電気的装置の鍵盤の感圧スイッチとし
て、半導電体を挟んで対向する2枚の導体板間の抵抗値
の変化により、加えられた圧力を検出する感圧センサが
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、磁気手段の上
下移動による磁界の変化を磁気検出手段により検出する
方法においては、シートの車両フロアに対する上下動か
ら着座検知を行うこととなるため、確実な着座検知を行
うためには、シートへの着座がなされた場合に確実にシ
ートが車両フロアに対して上下動することを保証しなけ
ればならず、結果的に検出精度を上げるために装置自体
が複雑なものとなってコストアップを招く。また、特公
平8−2535120号公報に開示される方法において
も、圧電フィルムが高価であり、しかも、圧電フィルム
を常に発振させておく為のフィードバックループや、圧
電フィルムの発振信号を検出する為のフィルタを設ける
必要があり、装置が複雑になるので、やはりコスト高と
なる。
【0005】さらに、特公平2−49029号公報に開
示される感圧センサは、演奏者が指で叩く鍵盤の圧力を
感知する為に設けられるものであり、人の体重による圧
力を感知する感圧スイッチとして用いるには、対衝撃性
に問題がある。しかも、導体板に銀や銅を使用する等、
スイッチそのものが高価となる。低コストとする為に
は、装置そのものを低価格とする必要があるが、その一
方では、検出の信頼性および耐久性を高く維持すること
が肝要である。
【0006】また、座席に着座者が居るか否かの検知に
おいては、シ−トベ−ス(人の体重を受ける着座台)に
荷重が面分布しかつ荷重分布は不均一であるので、一点
に機械スイッチを配したのでは、検出ミスを生じる可能
性が高い。また、一点の機械ス井ッチの存在が、着座者
に違和感を与える。
【0007】本発明は、安価で耐衝撃性が高い感圧スイ
ッチを提供することを第1の目的とし、検出ミスが少い
感圧スイッチを提供することを第2の目的とし、着座セ
ンサとして用いる場合において着座検出の信頼性が高
く、着座者に違和感を与えず、耐久性が高い感圧スイッ
チを提供することを第3の目的とする。
【0008】
【課題を解決する為の手段】
(1)本発明の感圧スイッチは、裏面に導電層(1a)を有
し、x,y平面に沿う曲りと分岐(1L,1R)を有する、
x,y平面に分布する絶縁体の帯状の第1フィルム
(1);第1フィルム(1)と同様な形状であるが、少くとも
1つ(2aL,2aR)が曲りと分岐(1L,1R)の連接部に位置する
厚み方向(z)に貫通し厚みに対して大開口の複数の穴(2
a)を有し、表面が第1フィルム(1)の裏面に接合した絶
縁体の帯状のスペ−サ(2);および、第1フィルム(1)と
同様な形状であって表面に導電層(3a)を有し、表面が前
記スペ−サ(2)の裏面に接合した絶縁体の帯状の第2フ
ィルム(3);を備える。
【0009】なお、理解を容易にするためにカッコ内に
は、図面に示し後述する実施例の対応要素の記号を、参
考までに付記した。
【0010】この感圧スイッチによれば、格別な押し力
が作用していないときには、スペ−サ(2)の穴(2a)にお
いて、相対向する導電層(1a,3a)は各フィルムの弾性に
より離れている。すなわち感圧スイッチはスイッチ開
(スイッチオフ)である。ところが、第1フィルム(1)と
第2フィルム(3)あるいはスイッチの備えられている座
席の着座部の弾性材料を撓ませる強い押し力が作用する
と、大開口の穴(2a)に、第1フィルム(1)と第2フィル
ム(3)が落ち込んで、それらの導電層(1a,3a)が接触す
る。すなわちスイッチ閉(スイッチオン)となる。
【0011】複数個の穴(2a)が帯の各所に分布するの
で、座席に着座者が居る場合には、いずれかの穴部にお
いて第1フィルムと第2フィルムの導電層(1a,3a)が接
触するので、着座検出が確実である。帯体は、その長さ
方向を折り返すような撓みは容易であるが、帯体の幅方
向を折り返すような撓みは生じにくいので、帯体の撓み
には方向性がある。分岐はそれが延びる方向(分岐がな
いときの幅方向を折り返す方向)を折り返すような撓み
を容易にするので、曲りと分岐(1L,1R)の連接部の穴(2a
L,2aR)部では、曲りの長さ方向を折り返す撓みが低くな
って分岐(1L,1R)の延びる方向を折り返す方向の撓みを
生じ易く、分岐を付けることにより、撓み易さの方向が
変り1箇所への曲げ応力の集中が緩和される。したがっ
て、折り曲げ応力が集中し易い箇所に分岐(1L,1R)を設
けて、撓み方向を調整すると同時に応力分布を均一化し
ている。これにより、感圧スイッチの着座検出の信頼性
と耐久性が向上する。
【0012】スイッチ基材がフィルムであるので、対衝
撃性が高い。また感圧スイッチが可撓性帯状シ−トであ
るので逮更には帯状であってx,y平面に沿って曲って
いるので、全体としてもまた局所的にも撓み易く、着座
者に違和感を与えない。
【0013】
【発明の実施の形態】
(2)第1,第2フィルムおよびスペ−サの曲りおよび
分岐の先端は、それらの直近の穴の縁より、穴幅以上離
れた感圧スイッチ。この余長部(耳部)がてことなって
穴部がたわみ易くなるので、連接部あるい最端部の穴で
の検出感度が高くなる。
【0014】(3)曲り角および分岐の角は所定値以上
のア−ルを有する。これにより平範に沿って折れ曲った
コナ−や分岐角の集中する応力がア−ルの弧に沿って分
散し、角部に応力が集中することによる亀裂を生じにく
く、感圧スイッチの耐久性が高い。
【0015】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0016】
【実施例】図1に、本発明の一実施例の感圧スイッチP
SSの外観を示す。この感圧スイッチPSSは、カバ−
フィルム1(第1フィルム),絶縁スペーサ2および支
持フィルム3(第2フィルム)を、サンドイッチ状に積
層し一体に接合したものである。これら3者1〜3を、
分解して図2に示す。図1および図2を参照されたい。
【0017】感圧スイッチPSSは、材質がポリエチレ
ンナフタレートである支持フィルム3(本実施例におい
ては厚さ100μm)と、同じく材質がポリエチレンナ
フタレートであり、支持フィルム3の表面と平行に対向
するカバーフィルム1(本実施例においては厚さ100
μm)および、支持フィルム3とカバーフィルム1の間
に挟まれた絶縁体(本実施例においてはポリエチレンテ
レフタレートを使用している)のスペーサ2(本実施例
においては厚さ125μm)により構成されている。感
圧スイッチPPSは、図4に示すように、車両上のシ−
ト(座席)の腰掛け部の表層近くに内蔵される着座検出
スイッチである。各フィルム1,3と絶縁スペーサ2は
厚さは異るが形状は同じであり、大略で、「S字形の図
形(S字形部)」とそれと線対称な「S字を反転した図
形(反転S字形部)」が互いに向い合い、つなぎ合わさ
れた形状である。
【0018】支持フィルム3の「S字形部」の頭部に位
置する一部からは、後述する線状のパターン端子(3b
1)を案内し保護する為の板状の案内バーが外方向に向
って放射状に突出しており、これを端子バー3c1と称
する。支持フィルム3の反転S字形部の頭部にも端子バ
ー3c1と線対称に延びる、パターン端子(3b2)を
案内し保護する為の端子バー3c2がある。さらに、
「S字型部」と「反転S字型部」のそれぞれのカーブの
切り返しとなる位置の外周縁には、互いに線対称に外方
向に向って斜めに突出している突起状の耳部(分岐)3
L,3Rがある。支持フィルム3の表面(上面)には支
持フィルム3の外形に沿って導電層3a(本実施例にお
いてはプリント配線技術で形成した銅箔)が、支持フィ
ルム3の端縁部を避けて形成されている。導電層3a
は、支持フィルム3の端から一定の幅をとって内側に形
成されているが、S字型部および反転S字型部の端子バ
ー3c1,3c2の基部(連接部)近くの一部から、端
子バー3c1,3c2それぞれの側縁に沿ってその上面
に、線状のパターン端子3b1,3b2が1本づつ突出
して延びている。
【0019】カバーフィルム1も支持フィルム3と同形
であり、大略で、「S字型の図形」とそれと線対称な
「S字を反転した図形」が互いに向い合い、つなぎ合わ
された形状である。カバーフィルム1にも図1に示すよ
うに支持フィルム3,スペ−サ2およびカバーフィルム
1を一体に積層したときに、支持フィルム3の端子バー
3c1,3c2と対向する位置に、後述する線状のパタ
ーン端子(1b1,1b2)を案内し保護する為の板状
の案内バーが外方向に向って放射状に突出しており、こ
れを端子バー1c1,1c2と称する。また、支持フィ
ルム3の耳部3L,3Rと対向する位置に、耳部3L,
3Rと同形の耳部1L,1Rがある。
【0020】また、カバーフィルム1の裏面(下面)に
はカバーフィルム1の外形に沿って導電層1a(本実施
例においてはプリント配線技術で形成した銅箔)が、カ
バーフィルム1の端縁部を避けて均一に形成されてい
る。導電層1aは、カバーフィルム1の端から一定の幅
をとって内側に形成されているが、S字形部と反転S字
形部の端子バー3c1,3c2の基部近くの一部から、
端子バー3c1,3c2それぞれの側縁に沿ってその上
面に、線状のパターン端子1b1,1b2が1本づつ突
出して延びている。カバーフィルム1に形成されている
導電層1aの、パターン端子1b1,1b2を除く部分
の領域および位置は、図1に示すように支持フィルム
3,スペ−サ2およびカバーフィルム1を一体に積層し
たときに、支持フィルム3の導電層3aの、パターン端
子3b1,3b2を除く部分の領域および位置と重なる
(互いに対向する)。しかし、パターン端子3b1(3
b2)と1b1(1b2)とは対向せず、相対的にずれ
ており、上下で重ならない。
【0021】絶縁スペーサ2も、カバーフィルム1およ
び支持フィルム3と同形であり、大略で、「S字型の図
形」とそれと線対称な「S字を反転した図形」が互いに
向い合い、つなぎ合わされた形状である。絶縁スペーサ
2にもカバーフィルム1および支持フィルム3の端子バ
ー1c1,1c2,3c1,3c2と同形のバーがあ
り、端子バー1c1(1c2)と3c1(3c2)の間
に挾まれる。また、耳部1L,1R,3L,3Rと同形
の対向する位置に2つの耳部があり、1L(1R)と3
L(3R)の間に挾まれる。図1に示すように支持フィ
ルム3およびカバーフィルム1と一体に接合すると、カ
バーフィルム1の導電層1aと支持フィルム3の導電層
3aは絶縁スペーサ2により絶縁される。
【0022】また絶縁スペーサ2には、支持フィルム3
とカバーフィルム1の導電層3a,1aの、端子バー3
c1,3c2,1c1,1c2,は除く領域に対向する
範囲内に、本実施例においては円形の、スペ−サ2を厚
み方向に貫通する穴2a(直径10mm)が「S字形部」
と「反転S字形部」に、それぞれ8個×2=16個開い
ている。ただし、穴2aのうちの2つの穴2aL,2a
Rはそれぞれ、「S字形部」と「反転S字形部」のカー
ブの切り返しとなる位置の外縁と耳部の基部との境目に
ある。スペ−サ2の厚みが125μm、穴の直径が10
mmであるので、スペ−サ厚に対して穴2aは大開口であ
り、スペ−サ厚に対する穴直径の比(倍率)は、この穴
部に、カバーフィルム1を支持フィルム3に又はその逆
に押す方向の力を加えたときフィルムが撓んで、設定値
以上の力で導電層1aと3aが接触し、設定値未満では
フィルムの弾性により両フィルムが離れて導電層1aと
3aが離れるように定めている。
【0023】支持フィルム3,絶縁スペーサ2およびカ
バーフィルム1の順(図2)で重ね合わせて3者が一体
に接合される。すると、カバーフィルム1及び支持フィ
ルム3は、絶縁スペーサ2により絶縁される。以上によ
り、図1に示す感圧スイッチPSSが出来上る。パター
ン端子1b1,1b2,3b1,3b2は外部のコネク
タに接続される。パターン端子の1b1または1b2,
3b1または3b2のどちらを出力端子として使用する
かは、それぞれ使用環境(例えば運転席,助手席等)に
応じて選択すればよく、どちらを使用しても(あるいは
補償用として両方用いても)よい。
【0024】図3に、図1の3A−3A線断面を拡大し
て示す。例えばこの感圧スイッチPSSを、図4に示す
ように車両上のシ−ト(座席)に装備した場合、人が着
座していないときには、感圧スイッチPSSに押え力が
実質上加わらないので、穴2a部において導電層3aと
1aは接触せず、パターン端子の1b1(または1b
2)と3b1(または3b2)間は断(スイッチオフ)
である。感圧スイッチPSSが配設されている範囲に人
が着座すると、カバーフィルム1が着座者の重み(押し
力)によりたわみ、絶縁スペーサ2の穴2aに突出し、
カバーフィルム1の下面の導電層1aが、支持フィルム
3の上面の導電層3aに接触する。これにより、パター
ン端子の1b1(または1b2)と3b1(または3b
2)が接(スイッチオン)となる。
【0025】一方、着座者の体格あるいは着座姿勢によ
り、感圧スイッチPSS以外の部分に局所的に押し力が
加えられることがある。耳部1Lと3L,耳部1Rと3
Rは、絶縁スペーサ2により絶縁されている。人が着座
していないときには、感圧スイッチPSSに押え力が実
質上加わらないので、穴2aL,2aR部において導電
層3aと1aは接触せず、パターン端子の1b1(また
は1b2)と3b1(または3b2)間は断(スイッチ
オフ)である。着座者の体格あるいは着座姿勢により、
感圧スイッチPSS以外の部分に局所的に押し力が加え
られると、その押し力により、シートが変形する。この
シートの変形に応じてカバーフィルム1の耳部1L(ま
たは耳部1R)と支持フィルム3の耳部3L(または耳
部3R)が着座者の重み(押し力)により感圧スイッチ
PSSのS字部(または反転S字部)につながる基部か
ら折れ曲がる。耳部1L,3L(または耳部1R,3
R)の基部には絶縁スペーサ2の穴2aL(2aR)が
あり、耳部1L,3L(または耳部1R,3R)の基部
が折れ曲がることにより、カバーフィルム1の下面の導
電層1aが、支持フィルム3の上面の導電層3aに接触
する。これにより、パターン端子の1b1(または1b
2)と3b1(または3b2)が接(スイッチオン)と
なる。
【0026】感圧スイッチPSSの配設範囲以外の部分
に押し力が加えられた時にも、シートの変形に応じて感
圧スイッチPSSの耳部が基部から折れ曲がることによ
り、感圧スイッチPSSがオンとなるので、圧力検出の
範囲が拡く、検出感度が高い。
【0027】カバーフィルム1と支持フィルム3の材料
として使用したポリエチレンナフタレートは、機械的強
度が高く、座席下で人の体重による圧力を受けるのに適
する。また、その物理的性質(比熱,膨張率,圧縮率
等)が変化するガラス転移点Tg点が113度と高く、
高熱に対する耐久性も良いので、車内の過酷な使用条件
に耐え得る。導電層1a,3aは導電体であればよく、
比較的に簡易かつ安価に形成しうるので、感圧スイッチ
PSSは低コストで提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の外観を表す斜視図であ
る。
【図2】 図1に示す感圧スイッチPSSの、カバーフ
ィルム1,スペ−サ2および支持フィルム3の分解斜視
図である。
【図3】 図1の3A−3A線拡大断面図である。
【図4】 車両上シ−トの側面図であり、図1に示す感
圧スイッチPSSを着座検出スイッチとして、車両上の
シ−ト(座席)に装着したときの該スイッチの位置を示
す。
【符号の説明】
PSS:感圧スイッチ 1:カバーフィルム 1a:導電層 1b1,1b2:パターン
端子 1c1,1c2:端子バー 1L,1R:耳部 2:絶縁スペーサ 2a,2aL,2aR:穴 3:支持フィルム 3a:導電層 3b1,1b1:パターン端子 3c1,1c2:端子バー 3L,3R:耳部
フロントページの続き (72)発明者 田 中 和 也 愛知県刈谷市八軒町1丁目15番地 アイシ ン・エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 高 柳 均 愛知県刈谷市八軒町1丁目15番地 アイシ ン・エンジニアリング株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】裏面に導電層を有し、x,y平面に沿う曲
    りと分岐を有する、x,y平面に分布する絶縁体の帯状
    の第1フィルム;第1フィルムと同様な形状であるが、
    少くとも1つが曲りと分岐の連接部に位置する厚み方向
    に貫通し厚みに対して大開口の複数の穴を有し、表面が
    第1フィルムの裏面に接合した絶縁体の帯状のスペ−
    サ;および、 第1フィルムと同様な形状であって表面に導電層を有
    し、表面が前記スペ−サの裏面に接合した絶縁体の帯状
    の第2フィルム;を備える感圧スイッチ。
  2. 【請求項2】第1,第2フィルムおよびスペ−サの曲り
    および分岐の先端は、それらの直近の穴の縁より、穴幅
    以上離れた、請求項1記載の感圧スイッチ。
  3. 【請求項3】曲り角および分岐の角は所定値以上のア−
    ルを有する、請求項1又は請求項2記載の感圧スイッ
    チ。
JP9008452A 1997-01-21 1997-01-21 感圧スイッチ Pending JPH10206254A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9008452A JPH10206254A (ja) 1997-01-21 1997-01-21 感圧スイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9008452A JPH10206254A (ja) 1997-01-21 1997-01-21 感圧スイッチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10206254A true JPH10206254A (ja) 1998-08-07

Family

ID=11693530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9008452A Pending JPH10206254A (ja) 1997-01-21 1997-01-21 感圧スイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10206254A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000044584A1 (en) * 1999-01-27 2000-08-03 The Furukawa Electric Co., Ltd. Occupant detecting device
JP2003068166A (ja) * 2001-08-29 2003-03-07 Aisin Seiki Co Ltd 感圧スイッチ
KR100903300B1 (ko) 2008-03-07 2009-06-16 (주)동성기공 차량용 압력센서시트와 그 제조방법

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000044584A1 (en) * 1999-01-27 2000-08-03 The Furukawa Electric Co., Ltd. Occupant detecting device
US6490515B1 (en) 1999-01-27 2002-12-03 The Furukawa Electric Co., Ltd. Passenger detecting apparatus
JP2003068166A (ja) * 2001-08-29 2003-03-07 Aisin Seiki Co Ltd 感圧スイッチ
US6750412B2 (en) 2001-08-29 2004-06-15 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Pressure sensing switch
JP4595267B2 (ja) * 2001-08-29 2010-12-08 アイシン精機株式会社 感圧スイッチ
KR100903300B1 (ko) 2008-03-07 2009-06-16 (주)동성기공 차량용 압력센서시트와 그 제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3728711B2 (ja) 着座検出装置
JP2909961B2 (ja) 着座検知装置
JP6283126B2 (ja) 荷重検知センサユニット
JP2001133339A (ja) 着座センサ及びこれを用いた検出装置
JP3962959B2 (ja) 感圧スイッチ
JPH10206253A (ja) 感圧スイッチ
JPH10206254A (ja) 感圧スイッチ
JP3343541B2 (ja) プローブカード
JPH10155593A (ja) 感圧スイッチ
JP4157609B2 (ja) 感圧スイッチ
JP3782642B2 (ja) 入力装置
JP2007066914A (ja) 感圧スイッチ
JP4595267B2 (ja) 感圧スイッチ
JPH08273720A (ja) 電子部品の端子部接続構造
JP2018016154A (ja) 荷重検知センサユニット
JP4925321B2 (ja) 両面接続用配線板、両面接続用配線板の製造方法
CN206446462U (zh) 载荷检测传感器单元
JPH10115564A (ja) 乗員検知シートセンサ
JP2000275115A (ja) 圧力検出装置及びそれを用いた自動車用着座検出装置
JP2857265B2 (ja) クリックアクションスイッチユニット
JPH10175471A (ja) 着座検出装置
JP4166858B2 (ja) メンブレンスイッチ
JP2018040596A (ja) 荷重検知センサ、荷重検知センサユニット
JPH05205567A (ja) パネルスイッチ
JPH05144345A (ja) クリツクアクシヨンスイツチユニツト