JPH10205947A - 冷蔵庫の自動製氷装置 - Google Patents

冷蔵庫の自動製氷装置

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JPH10205947A
JPH10205947A JP9007510A JP751097A JPH10205947A JP H10205947 A JPH10205947 A JP H10205947A JP 9007510 A JP9007510 A JP 9007510A JP 751097 A JP751097 A JP 751097A JP H10205947 A JPH10205947 A JP H10205947A
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俊司 上野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯水タンクから製氷容器に自動的に給水して
製氷を行い、製氷完了後、製氷容器を反転させて離氷動
作を行わせるようにした冷蔵庫の自動製氷装置におい
て、空になった貯水タンクに水を入れて再セットした時
点で行われる給水時に製氷容器に異常に多量の水が溜め
られないようにする。 【解決手段】 空になった貯水タンクに水を満たして所
定位置に再セットすると、貯水タンクの給水弁を開放状
態に維持する時間を通常(ステップS2〜4)よりも短
くする(ステップS15〜17)。これにより、貯水タ
ンクからの流出水量が通常の時よりも少なくなるので、
貯水タンクの残水量が極く少ない状態で行われた前回の
給水により、製氷容器内に既に少量ではあるが水が溜め
られていたとしても、今回の給水により製氷容器内の水
量が異常に多くなることが防止され、角氷が板状の氷で
連ねられた状態になることが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は製氷容器に一定量の
水を自動的に供給して製氷する冷蔵庫の自動製氷装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷蔵庫に搭載される自動製氷装置
では、貯水タンクから製氷容器への定量給水は、貯水タ
ンクから一旦定量給水器に給水し、この定量給水器内に
溜められた一定量の水を給水ポンプにより製氷容器内に
汲み入れるようにしている。
【0003】この給水ポンプを用いた給水構成では、ポ
ンプモータの音がうるさいため、最近、ポンプを用いる
ことなく給水を行うために、冷蔵室の下方に製氷室を設
け、冷蔵室内に配置された貯水タンクの給水弁を電磁ソ
レノイドを駆動源とする弁操作装置によって開閉する構
成とし、給水弁の開時に貯水タンクから流出する水を落
差によって直接的に製氷容器内に供給する構成とするこ
とが考えられている。
【0004】この場合、貯水タンクから流出する水量は
給水弁の開放時間に比例すると考えられるので、給水
時、弁操作装置による給水弁の開時間を一定に定めるこ
とによって製氷容器内への定量給水を実現するように構
成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来より自動製氷装置
では、製氷容器の外底面に温度センサが設けられてい
て、制御装置はその温度センサの検出温度に基づいて、
製氷容器内に実際に水が溜められたこと、およびその水
が完全に凍って製氷完了したことを検知するようにして
いる。
【0006】すなわち、水が完全に凍ると、製氷容器の
温度はマイナスの極低温度になる。また、離氷後に給水
動作が行われて製氷容器内に実際に水が溜められると、
それまで極低温度にあった製氷容器が水により暖められ
る状態になって温度上昇する。そこで、温度センサが、
例えば−13.5℃以下を検出したとき製氷完了とし、
また給水動作を終了してから所定時間経過した時点で−
9.5℃以上を検出したとき実際に水が製氷容器に供給
されたと判断するように構成されている。
【0007】このような検出構成のもとにおいて、貯水
タンク内の水が残り少なくなった状態で給水が行われる
と、製氷容器には僅かの水しか供給できず、この結果、
製氷容器の温度が給水検出温度(−9.5℃以上)まで
上がらなくなる場合がある。
【0008】すると、貯水タンクを冷蔵室から取り出し
て水を入れた後、該貯水タンクを元の位置に再セットし
たとき、再び給水動作が行われる。このときの給水は通
常の定量給水となるので、製氷容器には先の給水動作に
よって既に溜められている水量だけ余分に溜められた状
態になる。
【0009】特に、空になった貯水タンクのキャップを
外して水を満たし、そしてキャップを締め付けると、貯
水タンクの内圧が上がるため、貯水タンクを再セットし
た後の初回給水時には貯水タンクからの吐出水量は通常
の給水時よりも多くる。
【0010】ところで、製氷容器は角氷を作るために複
数の凹部に区画されている。通常の給水動作によって製
氷容器に供給される水量はこれら凹部の仕切壁を越えな
い程度にそれら凹部を満たすような量に設定されてい
る。しかしながら、上述のような貯水タンクの再セット
時の給水により、通常よりも多くの水が製氷容器に溜め
られるようになると、角氷製造用の凹部の仕切壁が冠水
状態となるので、製氷が完了した状態では複数個の角氷
が一枚の板状の氷で連ねられた状態になってしまうとい
う問題があった。
【0011】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、電磁ソレノイドを駆動源とする弁操作
装置によって貯水タンクの給水弁を開閉制御して製氷容
器への給水を制御するものにおいて、貯水タンクの再セ
ット時の給水動作によって製氷容器に通常よりも多量に
水が溜められた状態となることを回避できる冷蔵庫の自
動製氷装置を提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の冷蔵庫の自動製氷装置は、製氷容器と、下
部に給水口を有すると共にこの給水口を常には閉状態に
保持する給水弁を備え、前記製氷容器よりも上位に着脱
可能にセットされる貯水タンクと、上下動可能なロッド
および通電されるとロッドを上昇動作させる電磁ソレノ
イドを備え、前記給水弁の下方に配置されて前記製氷容
器への給水時に、電磁ソレノイドの通電によるロッドの
上昇動作により前記給水弁を開放動作させると共にその
給水弁の開放時間を制御することにより前記給水口から
の流出水量を制御する弁操作装置と、前記貯水タンクの
給水口から流出する水を前記製氷容器内に案内する給水
路とを具備し、前記弁操作装置による前記給水弁の開放
時間を、前記貯水タンクをセットした後の初回給水時
は、通常時よりも短くすることを特徴とするものであ
る。
【0013】この手段によれば、貯水タンクを再セット
した後の初回給水時には、通常時よりも給水弁の開放時
間が短くされるので、製氷容器への給水量は通常時より
も少なくなる。このため、前回の給水動作により製氷容
器内に既に少量の水が溜められていたとしても、製氷容
器の貯水量が異常に多くなるおそれはない。
【0014】このときの給水弁の開放時間が通常時より
も短くされる初回給水は、空になった貯水タンクに水を
満たした後の初回の給水であることが好ましい。これに
より、貯水タンクに水を満たしてキャップを締め付ける
と、貯水タンクの内圧がやや上昇するため、その後の初
回給水時にはより多量の水が貯水タンクから流出すると
いう事情があっても、製氷容器の貯水量が異常に多くな
ることを防止できる。
【0015】上記弁操作装置において、ロッドは、筒状
ガイドに上下動可能に嵌合支持されて電磁ソレノイドの
通断電に伴い上下動するプランジャにより上下動される
ように構成することができる。この構成では、プランジ
ャはその上下動時に筒状がイドに対して摺動するが、プ
ランジャやガイドの端部が角張っていると、互いに相手
を傷付けるようになるので、これを防止するために、そ
れら筒状ガイドの上端内周部とプランジャの下端外周部
とは円弧状に縁取りすることが好ましい。更に、筒状ガ
イドおよびプランジャは摺動抵抗を減ずるための表面処
理がなされていることが好ましい。
【0016】また、上記弁操作装置は給水路の下側に配
設し、その弁操作装置のケースの外部上面にロッドの通
し孔を囲むように環状突部を突設して該環状突部に給水
路の底面のロッドの突出孔に嵌着されたパッキンを押さ
えるためのパッキン押さえを嵌合する構成とすることが
できる。この場合、弁操作装置において、ケーシングの
内部上面に環状突部に対応する凹部を形成することによ
り、ロッドのストロークを大きくとることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。冷蔵庫の全体構成を示す図8および
図9において、冷蔵庫本体1には、貯蔵室として上段か
ら順に、冷蔵室2、左右に並ぶ製氷室3および仕様切替
室4、冷凍室5、野菜室6が設けられており、各室2〜
6は扉7〜11によって開閉されるようになっている。
【0018】それら貯蔵室のうち、仕様切替室4はその
冷却温度を広い範囲で切り替えることができ、その切り
替えにより、冷凍室、パーシャルフリージング室、チル
ド室、冷蔵室および野菜室のいずれかに選択して使用す
ることができるようになっている。
【0019】さて、前記製氷室3と冷凍室5とは温度帯
が同一であることから、両室3,5は互いに連通されて
いる。そして、これら製氷室3および冷凍室5内の後部
には、冷却器12が配置されており、この冷却器12を
前側から覆うようにして仕切部材13を製氷室3および
冷凍室5の後部に配置することにより、これら両室3,
5の後部に冷却器室14が形成されている。
【0020】上記仕切部材13の内部には冷気供給路1
5が形成されており、冷却器室14内の冷気はファン装
置16によりこの冷気供給路15内に送り出されるよう
になっている。冷気供給路15内に送風された冷気のう
ち、一部は仕切部材13の前部に形成された複数の吹出
口17から製氷室3および冷凍室5内に吹き出される。
残る冷気は冷気供給路15の後側から仕様切替室4の後
部に設けられたダンパ装置18を介して冷蔵室2と仕様
切替室4とに供給される。
【0021】ここで、図示はしないが、冷蔵室2、仕様
切替室4および冷凍室5にはそれぞれ温度センサが設け
られている。そして、冷凍室用温度センサの検出温度に
応じてコンプレッサ19およびファン装置16の運転が
制御され、これにて、製氷室3および冷凍室5が所定の
低温度に制御される。
【0022】また、ダンパ装置18は冷蔵室側バッフル
と仕様切替室側バッフル(いずれも図示せず)を備え、
これら各バッフルは冷蔵室用温度センサ、仕様切替室用
温度センサの検出温度に応じて開閉制御されるようにな
っており、これにて、冷蔵室2、仕様切替室4の温度制
御がなされる。この場合、仕様切替室側バッフルの開閉
温度は冷蔵室2内の下部位に設けられた操作部20のボ
リューム21を操作することにより切り替えることがで
きるようになっており、この切り替えにより、仕様切替
室4の仕様を、冷凍室、チルド室、パーシャル室、冷蔵
室、野菜室などの複数仕様に切り替えることができるよ
うになっている。
【0023】さて、前記製氷室3内の上部には、図7に
示すように、製氷装置本体22が配設されている。この
製氷装置本体22は、製氷室3内の上部に略矩形の支持
枠23を固定配置し、この支持枠23の内側にプラスチ
ック製の製氷容器24を回動可能に支持してなる。支持
枠23の前部には装置ケーシング25が設けられ、この
装置ケーシング25内には離氷時に製氷容器24を上下
反転させるためのモータ26が設けられている。
【0024】上記製氷容器24の内部は角氷を作るため
に複数個の凹部24aに区画されているが、それら各凹
部24aを仕切る仕切部分には図示はしないが溝が形成
されていて製氷容器24内に供給された水がその溝を通
じて各凹部24aに均等に行き渡るようになっている。
また、製氷容器24の底部外側には温度センサ27が装
着されている。この温度センサ27は冷気に直接晒され
ることなく製氷容器24の底部温度をより正確に検出す
るために樹脂モールドされている。
【0025】ここで、製氷容器24の離氷は、該製氷容
器24が上下反転の終了間近の位置に至ると、その後端
部が支持枠23に設けられた係合突部(図示せず)に当
たって回転を止められることにより行われる。すなわ
ち、製氷皿24の後端部が係止突部に当たって回転を止
められると、その後も前端部はモータ26により若干の
角度回転されることから、製氷容器24全体が捻られる
状態になるので、この捻りによって凹部24aから角氷
が剥離されるものである。そして、製氷容器24の捻り
により離氷が行われると、該製氷容器24はモータ26
の反転により元の水平位置に戻されるようになってお
り、このとき製氷容器24の反転位置、水平位置は図6
に示す位置検出センサ28により検出される。
【0026】製氷容器24から剥離された角氷は貯氷ケ
ース29内に貯留される。そして、装置ケース25には
貯氷ケース29内の貯氷量を検出するために検知レバー
30が上下方向に回動可能に枢着されていると共に、そ
の検知レバー30の回動位置に応じて動作する貯氷量検
知スイッチ31(図6参照)が設けられている。製氷室
3の扉8は仕様切替室4、冷凍室5、野菜室6の扉9〜
11と同様に引き出し式として構成されており(冷蔵室
2の扉7は回動式)、貯氷ケース29はその扉8に一体
化されていて該扉8の引き出しにより製氷室3から引き
出されるようになっている。
【0027】このような製氷装置本体22に対し、冷蔵
室2内の底部には製氷室3の直上に対応位置して給水室
32が設けられており、この給水室32に給水装置33
が設けられている。この給水装置33は図2に示すよう
に給水タンク34が有する給水弁35を弁操作装置36
で開操作することによって給水タンク34内の水を落差
により製氷用24内に供給するように構成されている。
【0028】すなわち、給水室32の底部にはタンク台
37が設けられており、上記給水タンク34はこのタン
ク台37に着脱可能に載置されるようになっている。そ
して、給水タンク34がタンク台37上にセットされた
ことを検出するために、タンク台34の後端部には給水
タンク34のセットにより矢印A方向に回動するレバー
38およびこのレバー38の矢印A方向の回動によりオ
ン動作するタンク検出スイッチ39からなるタンク検出
手段40が設けられている。
【0029】図2に示すように、給水タンク34の下部
には筒部34aが突設されており、この筒部34aには
キャップ41が螺着されている。キャップ41には給水
口42が形成されている。前記給水弁35は給水口42
を開閉するためのもので、キャップ41に装着されてい
る。また、キャップ41には浄水フィルタ43が装着さ
れている。
【0030】給水弁35はキャップ41に一体に形成さ
れた枠部41aに上下動可に支持された弁棒44と、こ
の弁棒44の下端部に取り付けられた弁体45と、弁棒
44を閉鎖方向である下方に付勢する付勢手段としての
圧縮コイルばね46とから構成されている。なお、貯水
タンク34は給水口42を通じて外部に連なる以外は密
閉されている。
【0031】給水弁35は圧縮コイルばね46のばね力
により常には弁体45により給水口42を閉鎖した状態
に保持している。そして、弁棒44の押し上げにより弁
体45が給水口42を開くと、給水タンク34内の水が
給水口42から流出する。この給水口42から流出した
水は前記タンク台37に陥没形成された水受皿47に受
けられ、該水受皿47から冷蔵室2と製氷室3とを区画
する断熱壁48に設けられた注水パイプ49を介して製
氷皿24内へと供給される。従って、水受皿47および
注水パイプ49は給水口42から流出した水を製氷容器
24内に案内する給水路50として機能する。
【0032】貯水タンク24の給水弁35を開閉する前
記弁操作装置36は水受皿47の底面部の下方に設けら
れている。この弁操作装置36はロッド51を上下動さ
せて給水弁35を開閉する構成のもので、その駆動源と
しては電磁ソレノイド52が用いられている。電磁ソレ
ノイド52は樹脂モールドされて上下二分割形のケース
53内に収納され、そのケース53は外底部に所定深さ
の防水パン54を装着した上で水受皿47の底部にねじ
止めにより固定されている。
【0033】この防水パン54は冷蔵室2内で水やジュ
ースなどをこぼしてしまった場合、その水やジュースは
冷蔵室2の内底面に溜まるので、その溜まった水やジュ
ースが或る液位になるまではケース53内に浸入するこ
とのないようにするためのもので、これによりプランジ
ャ58がこびりついて動かなくなったり、電磁ソレノイ
ド52が絶縁劣化したりすることを極力防止するように
している。
【0034】上記電磁ソレノイド52の樹脂モールド層
52aの空心部には中間にゴムワッシャ55を挟んでス
ペーサ56と筒状ガイド57がケース53の上分割ケー
ス53aと下分割ケース53bとの間に締め付け固定さ
れている。そして、筒状ガイド57内にはプランジャ5
8が上下動可能に嵌合されており、このプランジャ58
に前記ロッド51の下端部の径小部51aが嵌着されて
いる。
【0035】ここで、弁操作装置36の構成部品のう
ち、ロッド51、上下両分割ケース53a,53b、ス
ペーサ56、筒状ガイド57、プランジャ58は防錆の
観点からステンレスが使用されているが、そのうち、上
下両分割ケース53a,53b、筒状ガイド57、プラ
ンジャ58は磁性を有するステンレス、その他は非磁性
のステンレスが用いられている。従って、電磁ソレノイ
ド52が通電されると、プランジャ58は筒状ガイド5
7と上分割ケース53aとの間を閉じて閉ループの磁気
回路を形成されるように上昇する。
【0036】そして、プランジャ58は電磁ソレノイド
52の通断電により上下動するが、このときプランジャ
58が筒状ガイド57と円滑に摺動するようにするため
に、両者表面には滑性層としてテフロン或いはメッキ、
この実施例ではテフロン入りの無電界ニッケルメッキが
施されている。また、プランジャ58の下端外周部の角
部で筒状ガイド57の内周面を傷付けることのないよう
に、或いは筒状ガイド57の上端外周部の角部でプラン
ジャ58の外周面を傷付けることのないようにするため
に、筒状ガイド57の上端内周部の角部およびプランジ
ャ58の下端外周部の角部は丸められて円弧状角部57
aおよび58aに形成されている。
【0037】上記ロッド51の径小部51aはプランジ
ャ58から一部突出され、このプランジャ58から突出
した部分にはやや硬質の弾性材製のリング59が上下動
自在に嵌合されている。そして、リング59とプランジ
ャ58との間には付勢手段としての圧縮コイルばね60
が介在されていてリング59は常には径小部51aの上
端段部面に当接した位置に止められている。
【0038】そして、図3に示すように、上分割ケース
53aのうちロッド51を突出させるべく形成された突
出孔61の周囲部は外側に凸となる環状突部62に形成
され、この環状突部62は上分割ケース53aの内面か
らみると凹部62aとして形成された形態になってい
る。そして、ロッド51が上昇動作したとき、前記環状
リング59がこの凹部62a内に入り込むようになって
いてこれによりケース53全体の高さの増大化を招くこ
となくロッド51のストロークの増大化を図るようにし
ている。
【0039】ロッド51は水受皿47の底面に形成され
た通し孔63を挿通されて貯水タンク34の給水弁35
の弁棒44の直下に位置されている。上記通し孔63に
は軟質のウレタンゴムなどにより形成されたパッキン6
4が嵌着され、このパッキン64により通し孔63を水
封するようにしている。このパッキン64は下端の嵌着
部64aを通し孔63の開口縁部を包囲するように嵌合
することにより取り付けられるが、その嵌着部64aが
通し孔63の開口縁部が外れることを防止するために、
パッキン押さえ65が設けられている。
【0040】このパッキン押さえ65は硬質プラスチッ
クにより形成したもので、図4にも示すように、嵌着部
64aの下端面を受ける環状板部65aとこの環状板部
65aの内周部から立ち上がって嵌着部64aの内周面
に接する筒状部65bとを備えている。そして、このパ
ッキン押さえ65により嵌着部64aを通し孔63の開
口縁部との間に挟み付けることにより、軟質の嵌着部6
4aが変形することのないようにして通し孔63の開口
縁部からの外れを防止するようにしている。
【0041】ここで、弁操作装置36のケース53はパ
ッキン64を通し孔63に装着した後に水受皿47の下
部に固定される。一方、パッキン押さえ65は、ケース
53を水受皿47の下側に取り付ける前行程で筒状部6
5bを環状突部62に嵌合することにより位置決め状態
にしてケース53上面に載置される。そして、ケース5
3を予め定められた位置に配設することにより、位置決
めされたパッキン押さえ65の筒状部65bがパッキン
64の嵌着部64a内に支承なく挿入される。このよう
に環状凸部62をパッキン押さえ65の位置決め部とし
て利用することにより、組み立て性の向上を図ってい
る。なお、図7において、66は給水弁35の開時に貯
水タンク34の給水口42から流出した水が一時に大量
に水受皿47から流出することを防止するために、水受
皿47の水出口を絞るボール弁である。
【0042】弁操作装置36の電磁ソレノイド52に
は、図5に示すように、商用交流電源67を、ダイオー
ドブリッジ回路68aと平滑用コンデンサ68bとで構
成される直流電源回路68により整流し平滑化して得ら
れた直流が供給されるようになっている。そして、電磁
ソレノイド52の通断電は交流電源67とダイオードブ
リッジ回路68aとの間に接続されたリレー69により
行うように構成されている。
【0043】図6は製氷装置の制御装置70を示す。こ
の制御装置70はマイクロコンピュータを主体とするも
ので、制御装置70には、製氷容器24の温度センサ2
7、製氷容器24の位置検出スイッチ28、貯氷量検出
スイッチ31、タンク検出スイッチ39、扉7〜11の
開閉を検出する扉スイッチ71a〜71eなどから検出
信号が入力されるようになっている。そして、制御装置
70はそれら入力信号および予め設定されたプログラム
に基づいて製氷容器24の反転用モータ26、給水装置
33の電磁ソレノイド52の通断電用のリレー69を制
御する。
【0044】この場合、制御装置70は後述のようにし
て貯水タンク24の水切れを検知すると、操作部20に
設けられた報知手段としての発光ダイオードからなる水
切れランプ71を点灯させるようになっている。なお、
操作部20はタンク台37の前部に設けられている。
【0045】次に上記構成の作用について、制御装置7
0の制御内容を示す図1のフローチャートをも参照しな
がら説明する。まず、製氷は製氷容器24に給水するこ
とから行われる。この給水は、冷蔵室2の扉7が閉じら
れ、且つタンク台37に貯水タンク34がセットされて
いることを前提にして実行される。すなわち、制御装置
70は、冷蔵室用の扉スイッチ71aの検出信号により
冷蔵室2の扉7が閉じられ、且つタンク検出スイッチ3
9の検出信号により貯水タンク24がタンク台37上に
セットされているか否かを判断する(ステップS1)。
【0046】冷蔵室2の扉7が閉じられ、且つ貯水タン
ク24がタンク台37上にセットされていると(ステッ
プS1で「YES」)、制御装置70はリレー69を例
えば2.1秒オンして弁操作装置36の電磁ソレノイド
52を2.1秒間だけ通電する通常給水を行う(ステッ
プS2、ステップS3で「NO」の繰り返し実行)。
【0047】さて、電磁ソレノイド52が通電される
と、図3に示すように、プランジャ58が磁気力により
吸引されて上昇する。このとき、プランジャ58の上昇
に伴ってリング59が上分割ケース53aの環状凹部6
2aの上面に当接するが、プランジャ58は更に圧縮コ
イルばね60を押し縮めてリング59に当接するまで上
昇する。これにより、プランジャ58と上分割ケース5
3aとの間には僅かな隙間が生じはするが、上下の両分
割ケース53a,53b、筒状ガイド57、プランジャ
58という閉ループ状の低抵抗の磁気回路が形成され
る。なお、プランジャ58が直接上分割ケース53aに
当接しないことにより、衝突音の発生が極力防止され
る。
【0048】上記のようにしてプランジャ58が上昇す
ると、ロッド51がパッキン64を介して給水弁35の
弁棒44を押し上げるようになり、これにて給水口42
が開放される。すると、貯水タンク34内の水が給水口
42から流出し、その流出水は水受皿47により受けら
れて注水パイプ49を介して製氷容器24内に供給され
る。そして、給水開始から2.1秒経過すると(ステッ
プS3で「YES」)、制御装置70は、給水を停止す
べく電磁ソレノイド52を断電する。
【0049】電磁ソレノイド52が断電されると、プラ
ンジャ58(ロッド51)が自重で降下するため、給水
弁35の弁体45が圧縮コイルばね46のばね力により
押し下げられて給水口42を閉鎖し、これにより貯水タ
ンク34から製氷容器24への給水が停止される。この
ように通常給水では給水口42が2.1秒間だけ開放さ
れるものであり、この開放時間制御によって製氷容器2
4に常に一定量の水が供給されるようになるのである。
【0050】ところで、電磁ソレノイド52が断電され
ても、残留磁気の影響でプランジャ58の降下時点に遅
れを生じたり、極端な場合には降下せず上分割ケース5
3aに吸着されたままになることがある。特に、ロッド
51により弁棒44を圧縮コイルばね46のばね力に抗
して押し上げる必要がある本実施例では、電磁ソレノイ
ド52の磁化力を大きくしており、これに伴って残留磁
気も多くなり、プランジャ58の降下時点に遅れを生じ
たり、降下せずに上分割ケース53aに吸着されたまま
になるおそれが出てくるのである。
【0051】しかしながら、本実施例ではプランジャ5
8は圧縮コイルばね60により下方に付勢された状態に
あるので、電磁ソレノイド52が断電されると、残留磁
気が存在しても、圧縮コイルばね60のばね力によって
強制的に上分割ケース53aから離反される。このた
め、プランジャ58ひいてはロッド51は電磁ソレノイ
ド52が断電されると直ちに下降するようになり、これ
は電磁ソレノイド52の通電時間の制御、換言すれば給
水口42の開放時間の制御により製氷容器24への給水
量を制御する構成の本実施例において、その給水量の正
確性を確保することができることを意味する。
【0052】以上のような給水動作が終了すると、その
後、制御装置70は上記2.1秒間の通常給水中に貯水
タンク34が抜き出されなかったか否かを判断し(ステ
ップS4)、抜き出されなかったとき(ステップS4で
「YES」)には、所定時間経過した時点で制御装置7
0は温度センサ27の検出温度を入力し(ステップS
5)、その検出温度により正常に給水が行われたか否か
を判断する(ステップS6)。給水が正常に行われる
と、それまで極低温にあった製氷容器24が新たに供給
された水により暖められるようになって温度上昇、例え
ば−9℃異常に温度上昇するため、給水終了から所定時
間経過した時点で製氷容器24の温度を検出することに
より、正常に給水が行われたか否かを判断できるもので
ある。
【0053】さて、ステップS5で入力した製氷容器2
4の温度が−9℃以上のとき、制御装置70は給水が正
常に行われたと判断し(ステップS6で「YES」)、
以後、その水が完全に氷になったか否かを検出するため
に、温度センサ27の検出温度を入力し(ステップS
7)、その検出温度が製氷完了温度である例えば−1
3.5℃以下になったか否かによって製氷が完了したか
否かを判断すること(ステップS8)を繰り返す。
【0054】そして、温度センサ27が−13.5℃以
下を検出すると、制御装置70は製氷完了と判断し(ス
テップS8で「YES」)、その後、製氷室3の扉8が
閉じられていることを確認(ステップS9で「YE
S」)しながら、離氷のためにモータ26を駆動して製
氷容器24を上下反転させる(ステップS10)。これ
により製氷容器24は捻られて製造された角氷が貯氷ケ
ース29に落下貯留される。この後、製氷容器24はモ
ータ26の逆転により元の水平位置に戻されるようにな
り、位置検出センサ28により水平位置に戻ったことが
検出されると、離氷完了となる。
【0055】なお、離氷動作により貯氷ケース29内に
は新たに製氷された角氷で溜められる。このとき、検知
レバー30により貯氷ケース29の満杯が検出される
と、図1のフローチャートには示していないが、制御装
置70は貯氷ケース29から氷が取り出されるまで次の
ステップに移行せず待機した状態となる。
【0056】離氷動作が終了すると(ステップS11で
「YES」)、制御装置70は再び冷蔵室2の扉7が閉
じられているか否かを判断するステップS1を実行し、
冷蔵室2の扉7が閉じられていることを確認した後、前
述したと同様の通常給水動作を行う、ということを繰り
返す。このように、給水動作は冷蔵室2の扉7が閉じら
れている状態で行われるので、電磁ソレノイド52の通
電によりプランジャ58が上分割ケース53aに衝突す
る際の耳障りな音が使用者に聞こえることのないように
することができるものである。
【0057】さて、給水の繰り返しにより、貯水タンク
34内の水が残り少なくなった状態で製氷容器24への
給水が行われると、製氷容器24に水は溜められても、
その量が少ないために製氷容器24の温度が−9℃以上
に上昇しない場合がある。すると、制御装置70は給水
が正常に行われたか否かを判断するステップS6で「N
O」となり、水切れランプ72を点灯させる(ステップ
S12)。
【0058】使用者は冷蔵室2の扉7を開いた時、水切
れランプ72の点灯により貯水タンク34が空になって
いることを知る。そこで、貯水タンク34をタンク台3
7から取り外し、そしてキャップ41を筒部34aから
取り外してその筒部34aから貯水タンク34内に注水
する。この後、キャップ41を筒部34aに螺着する
が、この螺着により貯水タンク34内の圧力がやや高ま
る。
【0059】この後、貯水タンク34をタンク台37上
に再セットする。すると、制御装置70は貯水タンク3
4の取り外し時点でのタンク検出スイッチ39のオフ動
作と貯水タンク34の再セット時点でのタンク検出スイ
ッチ39のオン動作とにより、貯水タンク34が一旦取
り外された後、再セットされたと判断する(ステップS
13で「YES」)。次いで、冷蔵室2の扉7が閉鎖さ
れていることを確認した上で(ステップS14で「YE
S」)、制御装置70は、リレー69を通常給水時の通
電時間(2.1秒)よりも短い例えば1.7秒間だけオ
ンして弁操作装置36の電磁ソレノイド52を1.7秒
間通電する初回給水を行う(ステップS15、ステップ
S16で「NO」の繰り返し実行)。
【0060】この初回給水動作は上述のように電磁ソレ
ノイド52を通常給水の時よりも短い1.7秒間だけ通
電することにより行われる。これにより、貯水タンク3
4から流出する水量が通常時よりも少量に制限されるの
で、製氷容器24に既に前回の給水動作により少量の水
が溜められていたとしても、また、キャップ41の螺着
により貯水タンク34の内圧が若干上昇することによ
り、給水口42からの流出水量が瞬間的にでも通常より
も多量の水が流出するようになっても、今回の給水によ
り角氷を作るための凹部24aの仕切部分を乗り越える
ような多量の水が溜められるおそれはない。
【0061】そして、初回給水が終了すると(ステップ
S16で「YES」)、制御装置70は、上記1.7秒
間の初回給水中に貯水タンク34が抜き出されなかった
か否かを判断し(ステップS17)、抜き出されなかっ
たとき(ステップS17で「YES」)には、前述した
ステップS5に移行して所定時間経過後に温度センサ2
7の検出温度を入力し、この検出温度から給水が正常に
行われたか否かを判断し(ステップS6)、以後上述し
たような製氷動作を繰り返す。
【0062】なお、通常給水および初回給水の実行中に
貯水タンク34がタンク台37から抜き出された場合、
制御装置70はタンク無しのフラグをセットし、給水動
作終了後にフラグの有無により給水中に貯水タンク34
が抜き出されか否かを判断する。そして、給水中に貯水
タンク34が抜き出されていた場合(ステップS4、ス
テップS17で「NO」)、制御装置70は、所定時間
経過後に温度センサ27の検出温度を入力し(ステップ
S18、ステップS20)、この検出温度により給水が
正常に行われたか否かを判断し(ステップS19、ステ
ップS21)、正常であるならば(ステップS19、ス
テップS21で「YES」)、ステップS7に移行して
製氷の完了を監視する状態となり、正常でないと判断し
た場合(ステップS19、ステップS21で「NO」)
には、再度、給水を行う。
【0063】なお、給水動作途中での貯水タンク34の
抜き出しにより再給水が行われても、第1回目の給水動
作で正常給水が行われなかったと判断されるような場合
には、その貯水量は極く僅かである。従って、通常給水
のときにステップS19で「NO」となって再度2.1
秒間の通常給水が行われる場合でも、空になった貯水タ
ンク34に水を満たした後にキャップ41を締め付ける
ことにより貯水タンク34の内圧上昇がある場合とは異
なり、2回目の通常給水により角氷製造用の凹部24a
の仕切部分を乗り越える程多量の水が製氷容器24内に
溜められることはほとんどなく、まして製氷容器24か
ら溢れる程多くの水は供給されることはない。
【0064】なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施
例に限定されるものではなく、以下のような拡張或いは
変更が可能である。プランジャ58を下方に付勢する圧
縮コイルばね60は板ばねに置き換えても良い。給水弁
35を開閉操作する弁操作装置36の駆動源はモータに
置換してもよく、この場合には例えばモータにより駆動
されるカムによってロッド51を上下動させるように構
成すれば良い。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果を得ることができる。請求項1記載の発明
では、貯水タンクを再セットした後の初回給水時には通
常の時よりも給水弁の開放時間を短くするので、前回の
給水時に少量ではあるが既に製氷容器に水が溜められた
としても、製氷容器の貯水量が異常に多くなることを防
止できる。
【0066】請求項2記載の発明では、貯水タンクに水
を満たした後の初回の給水時に通常時よりも給水弁の開
放時間が短くされるので、特に水を満たした後にキャッ
プを締め付けることによって貯水タンクの内圧が高まる
ために、初回給水時には貯水タンクからの流出水量が多
くなるという事情があっても、製氷容器の貯水量が異常
に多くなることをより確実に防止できる。
【0067】請求項3記載の発明では、弁操作装置の電
磁ソレノイドの通断電により上下動するプランジャの下
端外周部と、このプランジャの筒状ガイドの上端内周部
とは共に円弧状に縁取されているので、プランジャが上
下動する際にプランジャや筒状ガイドが傷付けられるこ
とを防止できる。請求項4記載の発明では、プランジャ
と筒状ガイドとは摺動抵抗を減ずるための表面処理がな
されているので、プランジャは円滑に上下動する。請求
項5記載の発明では、弁操作装置のケーシングの外部上
面にロッドの突出部を囲む環状突部を突設したので、こ
の環状突部をパッキン押さえの位置決め部として利用す
ることができる。
【0068】請求項6記載の発明では、ケーシングの内
部上面には環状突部に対応する凹部を形成したので、上
記のように環状突部を、外側ではパッキン押さえの位置
決め部として利用しながら、しかも内側に生ずる凹部を
もプランジャの上下動のための空間に利用することがで
き、ロッドのストロークを大きくとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の制御内容を示すフローチャ
ート
【図2】給水停止時の状態で示す要部の縦断側面図
【図3】給水時の状態で示す要部の縦断側面図
【図4】弁操作装置の外観斜視図
【図5】電磁ソレノイドに関する電気回路図
【図6】制御構成のブロック図
【図7】製氷装置を示す縦断側面図
【図8】冷蔵庫全体の縦断側面図
【図9】正面図
【符号の説明】
図中、1は冷蔵庫本体、2は冷蔵室、3は製氷室、5は
冷凍室、22は製氷装置本体、24は製氷容器、27は
温度センサ、33は給水装置、34は貯水タンク、35
は給水弁、36は弁操作装置、37はタンク台、39は
タンク検出スイッチ、42は給水口、45は弁体、47
は水受皿、50は給水路、51はロッド、52は電磁ソ
レノイド、53はケース、57は筒状ガイド、58はプ
ランジャ、62は環状突部、62aは環状凹部、64は
パッキン、70は制御装置である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製氷容器と、 下部に給水口を有すると共にこの給水口を常には閉状態
    に保持する給水弁を備え、前記製氷容器よりも上位に着
    脱可能にセットされる貯水タンクと、 上下動可能なロッドおよび通電されるとロッドを上昇動
    作させる電磁ソレノイドを備え、前記給水弁の下方に配
    置されて前記製氷容器への給水時に、電磁ソレノイドの
    通電によるロッドの上昇動作により前記給水弁を開放動
    作させると共にその給水弁の開放時間を制御することに
    より前記給水口からの流出水量を制御する弁操作装置
    と、 前記貯水タンクの給水口から流出する水を前記製氷容器
    内に案内する給水路とを具備し、 前記弁操作装置による前記給水弁の開放時間を、前記貯
    水タンクをセットした後の初回給水時は、通常時よりも
    短くすることを特徴とする冷蔵庫の自動製氷装置。
  2. 【請求項2】 給水弁の開放時間が通常時よりも短くさ
    れる初回給水は、空になった貯水タンクに水を満たした
    後の初回の給水であることを特徴とする請求項1記載の
    冷蔵庫の自動製氷装置。
  3. 【請求項3】 弁操作装置において、ロッドは、筒状ガ
    イドに上下動可能に嵌合支持されて電磁ソレノイドの通
    断電に伴い上下動するプランジャにより上下動されるよ
    うに構成され、それら筒状ガイドの上端内周部とプラン
    ジャの下端外周部とは円弧状に縁取りされていることを
    特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫の自動製氷装
    置。
  4. 【請求項4】 筒状ガイドおよびプランジャは摺動抵抗
    を減ずるための表面処理がなされていることを特徴とす
    る請求項3記載の冷蔵庫の自動製氷装置。
  5. 【請求項5】 弁操作装置は給水路の下側に配設され、
    その弁操作装置のケースの外部上面にロッドの通し孔を
    囲むように環状突部を突設して該環状突部に給水路の底
    面のロッドの突出孔に嵌着されたパッキンを押さえるた
    めのパッキン押さえを嵌合したことを特徴とする請求項
    3または4記載の冷蔵庫の自動製氷装置。
  6. 【請求項6】 弁操作装置において、ケーシングの内部
    上面には環状突部に対応する凹部が形成されていること
    を特徴とする請求項5記載の冷蔵庫の自動製氷装置。
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