JPH10205251A - 開閉装置 - Google Patents

開閉装置

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Publication number
JPH10205251A
JPH10205251A JP9012405A JP1240597A JPH10205251A JP H10205251 A JPH10205251 A JP H10205251A JP 9012405 A JP9012405 A JP 9012405A JP 1240597 A JP1240597 A JP 1240597A JP H10205251 A JPH10205251 A JP H10205251A
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JP
Japan
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geared
rope
opening
slider
driving
Prior art date
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Application number
JP9012405A
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English (en)
Inventor
Nobukuni Kamiya
信邦 神谷
Ryoichi Nakagawa
亮一 中川
Masao Watanabe
正夫 渡辺
Osamu Tsuchida
治 土田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
METAKO KK
Fujisash Co Ltd
Chuo Hatsujo KK
Chuo Spring Co Ltd
Metaco Inc
Original Assignee
METAKO KK
Fujisash Co Ltd
Chuo Hatsujo KK
Chuo Spring Co Ltd
Metaco Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by METAKO KK, Fujisash Co Ltd, Chuo Hatsujo KK, Chuo Spring Co Ltd, Metaco Inc filed Critical METAKO KK
Priority to JP9012405A priority Critical patent/JPH10205251A/ja
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の遮光スクリーン装置は、スライダーの
駆動負荷が小さい場合、従来ではエンドレスロープを用
いてスライダーをスライドさせていたが、部品点数が多
く、また調節に時間を要する不具合があった。 【解決手段】 矩形枠体2の一辺の両側にパイプで結合
した駆動歯車5a、5bを設け、対向辺の両側に従動歯
車6a、6bを設ける。柔軟なギヤ付きロープ7a、7
bによって、一方の駆動歯車5aと従動歯車6a、他方
の駆動歯車5b、従動歯車6bに架け渡す。ギヤ付きロ
ープ7a、7bのそれぞれの一端は、圧縮バネ10を介
してスライダー3に固定されるとともに、それぞれの他
端は引張バネ11を介して連結される。このように設け
ることで、上記の不具合が解消されるとともに、長期に
亘って安定した開閉作動を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開口部を開閉する
開閉装置に関するもので、特に遮光スクリーンの開閉に
用いて好適な技術である。
【0002】
【従来の技術】従来の開閉装置の一例として、遮光スク
リーンの開閉を行う装置を例に示す。従来、この種の開
閉装置として、バネによって巻戻ろうとするロールスク
リーンを用いたものと、折り畳み式シェードを用いたも
のとがある。ロールスクリーンを用いた開閉装置とし
て、図7に示すワイヤ駆動タイプと、図8に示すギヤー
ドケーブルタイプとがある。
【0003】図7に示すワイヤ駆動タイプは、スクリー
ンJ1 の一端縁に固定されたスライダーJ2 を備え、こ
のスライダーJ2 が枠体(図示しない)の一辺側から対
向する他辺側へスライド可能に設けられている。スクリ
ーンJ1 は巻戻ろうとするため、スライダーJ2 にワイ
ヤーJ3 を取り付け、このワイヤーJ3 を電動モータJ
4 で巻き取ることでスクリーンJ1 を伸ばすように設け
たものである。
【0004】図8に示すギヤードケーブルタイプも、ス
ライダーJ2 を備え、この巻戻ろうとするスクリーンJ
1 にギヤードケーブルJ5 を取り付け、このギヤードケ
ーブルJ5 を電動モータJ4 でスライドさせることでス
クリーンJ1 を伸ばすように設けたものである。
【0005】折り畳み式シェードを用いた開閉装置とし
て、特開平8−68279号公報に開示された技術が知
られている。この開閉装置は図9に示されるもので、折
り畳み式シェードJ6 も一端縁がスライダーJ2 に固定
され、そのスライダーJ2 はエンドレスロープJ7 に取
り付けられ、このエンドレスロープJ7 を電動モータJ
4 で駆動することで、スライダーJ2 をスライドさせ、
折り畳み式シェードJ6 を開閉するように設けたもので
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ロールスクリーンJ1
を用いた開閉装置(ワイヤ駆動タイプおよびギヤードケ
ーブルタイプ)は、巻戻ろうとするスクリーンJ1 を駆
動するため、スクリーンJ1 が開口部を閉じるに従って
駆動負荷が大きくなる。このため、スクリーンJ1 が開
口部を閉じるに従って電動モータJ4 の余力が減り、ス
クリーンJ1 の開閉速度が遅くなる不具合が生じるとと
もに、電動モータJ4 に大きな駆動能力が要求されるた
め、電動モータJ4 あるいは減速機が大型化し、コスト
が上昇する不具合が生じる。
【0007】一方、折り畳み式シェードJ6 を用いた開
閉装置は、スライダーJ2 を駆動する負荷が小さくて済
むため、電動モータJ4 を小型化できるが、エンドレス
ロープJ7 の取り回しのための部品点数が多く、エンド
レスロープJ7 の組付け性が悪いとともに、調節にも時
間を要してしまう。つまり、折り畳み式シェードJ6 を
用いた開閉装置のように、スライダーJ2の駆動負荷が
小さくて済む開閉装置であっても、スライダーJ2 をエ
ンドレスロープJ7 で駆動する方式のものでは、エンド
レスロープJ7 の組付け性が悪く、調節に時間を要する
不具合があった。
【0008】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、スライダーの駆動負荷が小さい開
閉装置に用いられるもので、スライダーを駆動するため
のロープの組付け性に優れ、且つ調節も容易な開閉装置
の提供にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の開閉装置は、次
の技術的手段を採用した。 〔請求項1の手段〕開閉装置は、内部に開口部を備える
矩形の枠体と、この枠体の一辺側から対向する他辺側へ
スライド可能に設けられたスライダーと、このスライダ
ーに一端縁が固定され、前記スライダーのスライドによ
り、前記開口部内を開閉する開閉部材と、前記スライダ
ーを駆動する駆動手段と、を備える。
【0010】そして、前記駆動手段は、前記一辺の両側
にそれぞれ設けられた一方および他方の駆動歯車と、前
記他辺の両側にそれぞれ設けられた一方および他方の従
動歯車と、前記一方の駆動歯車と前記一方の従動歯車に
架け渡された可撓性を呈する一方のギヤ付きロープと、
前記他方の駆動歯車と前記他方の従動歯車に架け渡され
た可撓性を呈する他方のギヤ付きロープと、前記一方の
駆動歯車と前記他方の駆動歯車を結合する結合部材と、
この結合部材によって結合された前記一方および他方の
駆動歯車を回転駆動する電動モータと、この電動モータ
の作動時に、負荷の増大により過電流が生じた際に前記
電動モータの作動を停止する制御手段と、を備える。
【0011】さらに、前記一方のギヤ付きロープの一
端、および前記他方のギヤ付きロープの一端は、それぞ
れ圧縮バネを介して前記スライダーに取り付けられ、前
記一方のギヤ付きロープの他端、および前記他方のギヤ
付きロープの他端は、引張バネを介して連結されたこと
を特徴とする。
【0012】〔請求項2の手段〕請求項1の開閉装置に
おいて、前記開閉部材は、光の通過を阻止する遮光スク
リーンであることを特徴とする。
【0013】〔請求項3の手段〕請求項2の開閉装置に
おいて、前記遮光スクリーンは、蛇腹状に設けられて伸
縮する折り畳み式シェードであることを特徴とする。
【0014】〔請求項4の手段〕請求項1ないし請求項
3のいずれかの開閉装置において、前記ギア付きロープ
は、可撓性の芯線の周囲に、可撓性の線を螺旋状に巻き
付けて接合してなることを特徴とする。
【0015】
【発明の作用】
(閉→開)電動モータが作動して、開側にスライダーが
移動し、開閉部材が開いてスライダーが移動できなくな
ると、一方のギヤ付きロープの他端および他方のギヤ付
きロープの他端を連結する引張バネが伸び、張力が増
す。この張力の上昇により、電動モータに過電流が流
れ、制御手段が電動モータの作動を停止する。なお、引
張バネが伸びると、それぞれの圧縮バネも伸びて、一方
のギヤ付きロープおよび他方のギヤ付きロープの弛みを
吸収する。
【0016】(開→閉)電動モータが作動して、閉側に
スライダーが移動し、開閉部材が閉じてスライダーが移
動できなくなると、一方のギヤ付きロープの一端および
他方のギヤ付きロープの一端に設けられた圧縮バネが縮
み、張力が増す。この張力の上昇により、電動モータに
過電流が流れ、制御手段が電動モータの作動を停止す
る。なお、圧縮バネが縮むと、引張バネも縮んで、一方
のギヤ付きロープおよび他方のギヤ付きロープの弛みを
吸収する。
【0017】
【発明の効果】上記の作用で示したように、開閉装置
は、駆動手段を構成する部品点数が少なく、組付け性に
優れる。また、動力を伝達する一方のギヤ付きロープお
よび他方のギヤ付きロープは、圧縮バネおよび引張バネ
によって、張力が自動調節されるため、従来のような調
節が不要になる。
【0018】電動モータの作動時にスライダーが移動で
きなくなると、ギヤ付きロープと駆動歯車との噛み合い
部分に大きな負荷がかかるが、この負荷を圧縮バネおよ
び引張バネが吸収するため、ギヤ付きロープと駆動歯車
の歯飛びを防ぐことができる。
【0019】ギヤ付きロープを採用するとともに、これ
を案内する滑車も歯車(駆動歯車および従動歯車)とす
ることにより、ギヤ付きロープと歯車(駆動歯車および
従動歯車)との間に滑りがなくなる。このため、スライ
ダーを確実にスライドさせることができる。また、一方
の駆動歯車と他方の駆動歯車とを結合部材で連結してい
るため、一方のギヤ付きロープと他方のギヤ付きロープ
が同時に駆動され、結果的にスライダーの両端が同時に
スライドする。このため、開閉部材の開閉時にズレが生
じない。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例およ
び変形例に基づき説明する。 〔実施例の構成〕図1ないし図6は本発明の開閉装置を
天窓の遮光スクリーン装置に適用した実施例を示すもの
で、図1は遮光スクリーン装置の上視図、図2は遮光ス
クリーン装置の断面図、図3ないし図5は遮光スクリー
ン装置の作動説明図、図6は遮光スクリーン装置の斜視
図である。
【0021】遮光スクリーン装置1は、図示しない天窓
の下部に取り付けられるもので、内部に天窓内に連通す
る開口部2aを備える矩形の枠体2を備える。また、遮
光スクリーン装置1には、枠体2の一辺側から対向する
他辺側へスライド可能に設けられたスライダー3と、こ
のスライダー3に一端縁が固定され、スライダー3のス
ライドにより、開口部2a内を開閉する折り畳み式シェ
ード4(開閉部材に相当する)と、スライダー3を駆動
する駆動手段とを備える。
【0022】スライダー3は、開閉部材の一端縁に固定
されるスライド片3aと、このスライド片3aの両側に
それぞれ固定されるとともに、後述するギア付きロープ
に固定されたスライドブロック3bとからなり、両辺の
スライドブロック3bは、枠体2の両辺に設けられたレ
ール2bに嵌め合わされて、レール2bに沿って移動可
能なものである。
【0023】折り畳み式シェード4は、蛇腹状に設けら
れて伸縮する膜体(布材、表面に樹脂をコーティングし
た布材、樹脂膜等)で、光の通過を阻止する遮光スクリ
ーンとして作用する。なお、一端は、上述のようにスラ
イダー3のスライド片3aに固定されており、他端が枠
体2に固定されている。このため、スライダー3がスラ
イドすると、折り畳み式シェード4が伸縮し、枠体2の
開口部2a内を開閉する。なお、枠体2には、折り畳み
式シェード4が縮んだ際(スクリーンが開の時)に、縮
んだ折り畳み式シェード4を収納する収容室2cが設け
られている。
【0024】駆動手段は、スライダー3をスライド駆動
させることによって折り畳み式シェード4を開閉するも
ので、枠体2の一辺(この実施例では、収容室2cが設
けられる辺)の両側にそれぞれ設けられた一方および他
方の駆動歯車5a、5bと、枠体2の他辺(この実施例
では、収容室2cの対向辺)の両側にそれぞれ設けられ
た一方および他方の従動歯車6a、6bとを備える。
【0025】駆動手段は、一方の駆動歯車5aと一方の
従動歯車6aに架け渡された可撓性を呈する一方のギヤ
付きロープ7aと、他方の駆動歯車5bと他方の従動歯
車6bに架け渡された可撓性を呈する他方のギヤ付きロ
ープ7bとを備える。一方および他方のギヤ付きロープ
7a、7bは、可撓性の金属製芯線の周囲に、可撓性の
金属線を螺旋状に規則的に巻き付けて接合し、その表面
に樹脂をコーティングしてなる柔軟なギヤードケーブル
(例えば、シンクロメッシュロープ=商品名)を採用し
ている。
【0026】また、駆動手段は、一方の駆動歯車5aと
他方の駆動歯車5bを結合するパイプ(結合部材に相当
する)を備えるとともに、このパイプ8によって結合さ
れた一方および他方の駆動歯車5a、5bを回転駆動す
る電動モータを備える。この電動モータは、パイプ8内
に内蔵された図示されないギヤードモータで、通電され
るとパイプ8を介して一方および他方の駆動歯車5a、
5bを同時駆動する。
【0027】パイプ8内の電動モータは、開スイッチ9
a、閉スイッチ9b、停止スイッチ9cを備えるスイッ
チボックス9(制御手段に相当する)によって作動が制
御されるもので、開スイッチ9aがONされると折り畳み
式シェード4が開く方向に電動モータを回転させ、閉ス
イッチ9bがONされると折り畳み式シェード4が閉じる
方向に電動モータを回転させ、作動途中に停止スイッチ
9cがONされるとON時点で電動モータの回転を停止させ
るものである。また、スイッチボックス9は、電動モー
タの作動時に、負荷の増大により過電流が生じた際に
(全開あるいは全閉時にスライダー3が枠体2に当接し
て移動できなくなった際に)、電動モータの作動を停止
する機能が設けられている。
【0028】一方のギヤ付きロープ7aの一端、および
他方のギヤ付きロープ7bの一端は、それぞれ圧縮バネ
10を介してスライダー3に取り付けられている。具体
的には、圧縮バネ10の一端がスライドブロック3bに
固定され、圧縮バネ10の他端が一方のギヤ付きロープ
7aの一端(他方のギヤ付きロープ7bの一端)に固定
されている。このため、一方のギヤ付きロープ7aの一
端(他方のギヤ付きロープ7bの一端)の張力が大きく
なると圧縮バネ10が縮み、逆に一方のギヤ付きロープ
7aの一端(他方のギヤ付きロープ7bの一端)の張力
が小さくなると圧縮バネ10が伸びる。
【0029】また、一方のギヤ付きロープ7aの他端、
および他方のギヤ付きロープ7bの他端は、引張バネ1
1を介して連結されている。このため、一方のギヤ付き
ロープ7aの他端および他方のギヤ付きロープ7bの他
端の張力が大きくなると引張バネ11が伸び、逆に一方
のギヤ付きロープ7aの他端および他方のギヤ付きロー
プ7bの他端の張力が小さくなると引張バネ11が縮
む。
【0030】〔実施例の作動〕 (閉→開)開スイッチ9aがONされると、スイッチボッ
クス9が電動モータを開方向に回転作動させる。電動モ
ータの回転出力は、パイプ8を介して一方および他方の
駆動歯車5a、5bに同様に伝えられ、一方および他方
の駆動歯車5a、5bに噛合する一方および他方のギヤ
付きロープ7a、7bが回転駆動される。すると、スラ
イダー3が開側へ移動し、折り畳み式シェード4が折り
畳まれて収容室2c内に収容される。なお、図3はスラ
イダー3の移動途中を示す図である。
【0031】開口部2aが開かれ、スライダー3が枠体
2に当接して移動できなくなると、当接直後は一方およ
び他方のギヤ付きロープ7a、7bが回転を続けようと
するため、結果的に図4に示すように、一方のギヤ付き
ロープ7aの他端および他方のギヤ付きロープ7bの他
端を連結する引張バネ11が伸び、張力が増す。この張
力の上昇により、電動モータに過電流が流れ、スイッチ
ボックス9が電動モータの作動を停止する。なお、引張
バネ11が伸びると、その分、一方のギヤ付きロープ7
aおよび他方のギヤ付きロープ7bが回転するため、そ
のロープの回転によりそれぞれの圧縮バネ10も延び
て、一方および他方のギヤ付きロープ7a、7bの弛み
を吸収する。
【0032】(開→閉)閉スイッチ9bがONされると、
スイッチボックス9が電動モータを閉方向に回転作動さ
せる。電動モータの回転出力は、パイプ8を介して一方
および他方の駆動歯車5a、5bに同様に伝えられ、一
方および他方の駆動歯車5a、5bに噛合する一方およ
び他方のギヤ付きロープ7a、7bが開時とは逆方向へ
回転駆動される。すると、スライダー3が閉側へ移動
し、収容室2c内に収容されていた折り畳み式シェード
4が引き出されて開口部2aを閉じる。
【0033】開口部2aが閉じられ、スライダー3が枠
体2に当接して移動できなくなると、当接直後は一方お
よび他方のギヤ付きロープ7a、7bが回転を続けよう
とするため、結果的に図5に示すように、一方のギヤ付
きロープ7aの一端および他方のギヤ付きロープ7bの
他一端の圧縮バネ10が縮み、張力が増す。この張力の
上昇により、電動モータに過電流が流れ、スイッチボッ
クス9が電動モータの作動を停止する。なお、それぞれ
の圧縮バネ10が縮むと、その分、一方のギヤ付きロー
プ7aおよび他方のギヤ付きロープ7bが回転するた
め、そのロープの回転により引張バネ11も縮んで、一
方のおよび他方のギヤ付きロープ7a、7bの弛みを吸
収する。
【0034】〔実施例の効果〕本実施例の遮光スクリー
ン装置1は、上記の作用で示したように、駆動手段を構
成する部品点数が少なく、組付け性に優れる。また、動
力を伝達する一方のギヤ付きロープ7aおよび他方のギ
ヤ付きロープ7bは、圧縮バネ10および引張バネ11
によって、張力が自動調節されるため、従来のような調
節が不要になる。このため、特寸対応に容易に対応で
き、短い日数での製造が可能になる。
【0035】開閉部材に折り畳み式シェード4を用いた
ことにより、スライダー3の駆動負荷を小さくできると
ともに、駆動のために柔軟なギヤ付きロープ7a、7b
を用いたため、電動モータの負荷が小さくて済み、電動
モータを小型化できるるとともに、電動モータのコスト
を下げることができる。枠体2を天窓とは別体に設けて
いるため、天窓に後付けできる。
【0036】電動モータの作動時にスライダー3が移動
できなくなると、ギヤ付きロープ7a、7bと駆動歯車
5a、5bとの噛み合い部分に大きな負荷がかかるが、
この負荷を圧縮バネ10および引張バネ11が吸収する
ため、ギヤ付きロープ7a、7bと駆動歯車5a、5b
の歯飛びを防ぐことができる。このため、歯飛びによる
作動不良の発生をなくすことができる。
【0037】ギヤ付きロープ7a、7bを採用するとと
もに、これを案内する滑車も歯車(駆動歯車5a、5b
および従動歯車6a、6b)とすることにより、ギヤ付
きロープ7a、7bと歯車(駆動歯車5a、5bおよび
従動歯車6a、6b)との間に滑りがなくなる。このた
め、スライダー3を確実にスライドさせることができ、
長期に亘って安定作動を行うことができる。また、一方
の駆動歯車5aと他方の駆動歯車5bとをパイプ8で連
結しているため、一方のギヤ付きロープ7aと他方のギ
ヤ付きロープ7bが同時に駆動され、結果的にスライダ
ー3の両端が同時にスライドする。このため、折り畳み
式シェード4の開閉時にズレが生じず、常に高品位な作
動を行うことができる。
【0038】〔変形例〕上記の実施例では、スライダー
3が駆動歯車5a、5b側から従動歯車6a、6b側へ
スライドすることにより開→閉となる開閉装置を例に示
したが、逆にスライダー3が駆動歯車5a、5b側から
従動歯車6a、6b側へスライドすることにより閉→開
となるように設けても良い。上記の実施例では、折り畳
み式シェード4を開閉部材に用いてスライダー3の駆動
負荷を小さくしたが、スライダー3の駆動負荷が小さい
ものであれば、他の開閉部材を用いても良い。一例を示
せば、ロールスクリーンを用いる場合では、スクリーン
の巻き取り側もスライダー3のスライドと同時に回転さ
せるように設けることにより、スライダー3の駆動負荷
を小さくすることができ、本発明を適用することができ
る。
【0039】上記の実施例では、電動モータをパイプ8
内に収納した例を示したが、枠体2に電動モータを固定
し、出力軸の回転で一方および他方の駆動歯車5a、5
bを駆動しても良い。また、一方および他方の駆動歯車
5a、5bをパイプ8で結合した例を示したが、電動モ
ータを枠体2に固定する場合では、軸によって一方およ
び他方の駆動歯車5a、5bを結合しても良い。
【0040】上記の実施例では、遮光スクリーン装置1
を天窓に適用した例を示したが、側面窓など、他の窓に
用いても良い。上記の実施例では、開閉装置の一例とし
て遮光スクリーン装置1に適用した例を示した。つま
り、開閉部材の一例として遮光スクリーンを例に示した
例を示したが、開閉部材としてスライド窓を適用するな
ど、他の開閉装置に本発明を適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】遮光スクリーン装置の上視図である(実施
例)。
【図2】遮光スクリーン装置の断面図である(実施
例)。
【図3】遮光スクリーン装置の作動途中の説明図である
(実施例)。
【図4】遮光スクリーン装置の全開時の説明図である
(実施例)。
【図5】遮光スクリーン装置の全閉時の説明図である
(実施例)。
【図6】遮光スクリーン装置の斜視図である(実施
例)。
【図7】ロールスクリーンを用いたワイヤ駆動タイプの
開閉装置の要部概略図である(従来例)。
【図8】ロールスクリーンを用いたギヤードケーブルタ
イプの開閉装置の要部概略図である(従来例)。
【図9】折り畳み式シェードを用いた開閉装置の要部概
略図である(従来例)。
【符号の説明】
1 遮光スクリーン装置(開閉装置) 2 枠体 2a 開口部 3 スライダー 4 折り畳み式シェード(開閉部材) 5a 一方の駆動歯車 5b 他方の駆動歯車 6a 一方の従動歯車 6b 他方の従動歯車 7a 一方のギヤ付きロープ 7b 他方のギヤ付きロープ 8 パイプ(結合部材) 9 スイッチボックス(制御手段) 10 圧縮バネ 11 引張バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神谷 信邦 愛知県名古屋市緑区鳴海町字上汐田68番地 中央発條株式会社内 (72)発明者 中川 亮一 愛知県名古屋市緑区鳴海町字上汐田68番地 中央発條株式会社内 (72)発明者 渡辺 正夫 神奈川県川崎市中原区中丸子135番地 不 二サッシ株式会社内 (72)発明者 土田 治 東京都港区六本木7丁目3番8号 永谷ヒ ル・プラザ六本木203号株式会社メタコ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に開口部を備える矩形の枠体と、 この枠体の一辺側から対向する他辺側へスライド可能に
    設けられたスライダーと、 このスライダーに一端縁が固定され、前記スライダーの
    スライドにより、前記開口部内を開閉する開閉部材と、 前記スライダーを駆動する駆動手段と、を備える開閉装
    置において、 前記駆動手段は、 前記一辺の両側にそれぞれ設けられた一方および他方の
    駆動歯車と、 前記他辺の両側にそれぞれ設けられた一方および他方の
    従動歯車と、 前記一方の駆動歯車と前記一方の従動歯車に架け渡され
    た可撓性を呈する一方のギヤ付きロープと、 前記他方の駆動歯車と前記他方の従動歯車に架け渡され
    た可撓性を呈する他方のギヤ付きロープと、 前記一方の駆動歯車と前記他方の駆動歯車を結合する結
    合部材と、 この結合部材によって結合された前記一方および他方の
    駆動歯車を回転駆動する電動モータと、 この電動モータの作動時に、負荷の増大により過電流が
    生じた際に前記電動モータの作動を停止する制御手段
    と、を備え、 前記一方のギヤ付きロープの一端、および前記他方のギ
    ヤ付きロープの一端は、それぞれ圧縮バネを介して前記
    スライダーに取り付けられ、 前記一方のギヤ付きロープの他端、および前記他方のギ
    ヤ付きロープの他端は、引張バネを介して連結されたこ
    とを特徴とする開閉装置。
  2. 【請求項2】請求項1の開閉装置において、 前記開閉部材は、光の通過を阻止する遮光スクリーンで
    あることを特徴とする開閉装置。
  3. 【請求項3】請求項2の開閉装置において、 前記遮光スクリーンは、蛇腹状に設けられて伸縮する折
    り畳み式シェードであることを特徴とする開閉装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかの開閉
    装置において、 前記ギア付きロープは、可撓性の芯線の周囲に、可撓性
    の線を螺旋状に巻き付けて接合してなることを特徴とす
    る開閉装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006274800A (ja) * 2006-07-18 2006-10-12 Misawa Homes Co Ltd 微気候デザイン建物
CN115217391A (zh) * 2022-06-01 2022-10-21 国网浙江省电力有限公司建设分公司 一种输变电工程临建设施雨水感应自动关窗装置

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