JP2939683B2 - フイルムカートリッジの遮光蓋開閉装置 - Google Patents
フイルムカートリッジの遮光蓋開閉装置Info
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Description
イルムカートリッジの遮光蓋開閉装置に関するものであ
る。
トリッジ本体内に写真フイルムの先端までを巻き込み、
写真フイルムの出口を開閉するような遮光蓋を有するフ
イルムカートリッジが提案されている。
口の遮光の為に貼着されているテレンプが、フイルムに
密着するためにフイルムの引き出し負荷が大きくなり、
カメラ側の巻き取り機構及び巻き戻し機構に強度が要求
されるという問題があったが、上記公報記載のカートリ
ッジによれば、このような問題が解決される。
するカートリッジの場合には、従来技術とは違い新たに
遮光蓋を確実に開閉する課題が生じる。
が考えられる。
構 2.鏡筒の動作に連動する機構 3.遮光蓋開閉専用のアクチュエータを設ける 4.給送用モータに連動する機構 上記の4つの機構が考えられるが、各々次のような課題
がある。
ロックおよびロック解除のタイミングと遮光蓋の開閉の
タイミングが、遮光を考慮した場合に問題となる。
までの機構部の連結が問題となる。 (3)の場合、遮光蓋開閉のために専用アクチュエータ
を設けることは、コスト的に不利である。
送モータとスプール駆動軸とを連動させて、カートリッ
ジの遮光蓋を開閉できるカメラの遮光蓋開閉装置を提供
することを目的とするものである。
ートリッジの遮光蓋開閉機構は、スプールに巻装したフ
イルムを収容し、かつフイルム送出口を開閉する遮光蓋
を備えたフイルムカートリッジを用い、フイルム送り出
し時およびフイルム巻き戻し時に、上記スプールを駆動
するスプール駆動軸を給送モータにより駆動力伝達系を
介して回転駆動するフイルム送り機構を備えたカメラに
おけるフイルムカートリッジの遮光蓋開閉装置であっ
て、 遮光蓋開閉時には、前記駆動力伝達系の一部を、フ
イルムを送り出し得る状態またはフイルムを巻き戻し得
る状態から遮光蓋開閉機構に連結される状態に切り替え
る切替機構を備えていることを特徴とするものである。
また、上記駆動力伝達系が、フイルム送り出し時とフイ
ルム巻き戻し時との間で駆動力伝達経路を切り替える遊
星ギヤ機構を備えている場合、上記切替機構は、遮光蓋
開閉時に遊星ギヤ機構の切替動作を規制してこの遊星ギ
ヤ機構を遮光蓋開閉機構に連結する規制手段を備えた構
成とすることができる。 さらに、上記規制手段は、遮光
蓋開閉時に上記遊星ギヤ機構の遊星ギヤの軸を固定する
手段とすることができる。
閉装置は、上述したように、遮光蓋開閉時には、給送モ
ーターからスプール駆動軸に駆動力を伝達する駆動力伝
達系の一部を、フイルムを送り出し得る状態またはフイ
ルムを巻き戻し得る状態から、遮光蓋開閉機構に連結さ
れる状態に切り替える切替機構を備えているので、カー
トリッジ取り出し蓋のロックおよびロック解除のタイミ
ングと遮光蓋の開閉のタイミングとを一致させることが
できる。また、上記駆動力伝達系が、フイルム送り出し
時とフイルム巻き戻し時との間で駆動力伝達経路を切り
替える遊星ギヤ機構を備えている場合、上記切替機構
が、遮光蓋開閉時に遊星ギヤ機構の切替動作を規制して
この遊星ギヤ機構を遮光蓋開閉機構に連結する規制手段
を備えたものとすることにより、上記切替機構の構成が
簡単になる。
て問題となる鏡筒の駆動部より遮光蓋部までの機構部の
連結も問題とはならず、さらに、アクチュエータを設け
る必要もないためコスト的にも有利となる。
説明する。図1は本発明のフイルムカートリッジの遮光
蓋開閉装置の全体を表す図である。
ギヤ1を駆動する。ギヤ1の回転は遊星ギヤ機構2の太
陽ギヤ2aに伝達され、太陽ギヤ2aの回転方向によ
り、遊星ギヤ2bの遊星地板2cが左右に動き、スプー
ル駆動軸に固着されたスプール駆動ギヤ4の回転方向を
切り替えて、フイルムの送り出しや巻き戻しを行う。
閉について説明する。
の遮光蓋22の開閉を説明するための図である。図2
(a)に示すように、カートリッジ21にはスプールを
回転させるためのスプール穴11と遮光蓋22開閉する
ための遮光蓋開閉穴12およびフイルムの出入り口13
が設けられている。また、遮光蓋22には図2(b)に
示すようにフイルム出入り口15が設けられている。そ
して、遮光蓋22を図示した矢印方向に回転させること
により、遮光蓋22のフイルム出入り口15とカートリ
ッジのフイルム出入り口13との位置関係を変化させ、
フイルムの出し入れを行うものである。
22のフイルム出入り口15とカートリッジ21のフイ
ルム出入り口13の位置が一致していないときは、遮光
蓋22は閉じられ、フイルム23はカートリッジ21か
ら出ることができない。また図3(a)に示すように、
遮光蓋22のフイルム出入り口15とカートリッジのフ
イルム出入り口13の位置が一致しているときには、カ
ートリッジ21の内部と外部とが連通され、フイルム2
3の出し入れを行うことができる。
の遮光蓋開閉装置の一実施の形態の構成とこの装置が作
動する状態について説明する。図4はカートリッジ21
からフイルム23を送り出すときの状態を表す図であ
る。遊星ギヤ機構2における遊星ギヤ2bは、太陽ギヤ
2aが矢印の方向に回転することによりギヤ5とかみ合
い、スプール駆動ギヤ4を矢印Aの方向に回転する。本
実施例においては、遮光蓋開閉時に遊星ギヤ2bの中心
軸Sに係合してこの軸Sを固定し得る溝7aを先端に備
え、かつギヤ8を回動自在に軸支した遊星規制部材7
と、この遊星規制部材7を駆動するためのソレノイド6
が設けられている。そして、ソレノイド6が非動作状態
にあるときは、その鉄心6bがバネ6aの引っ張り力に
よって引っ込んだ状態にあるから、この鉄心6bに固定
されている遊星規制部材7は、その溝7aが遊星ギヤ2
bの中心軸Sに係合しない位置にある。したがって、遊
星ギヤ2bは移動可能である。
き戻すときの状態を表す図である。ソレノイド6は図4
と同様に非動作状態にあり、遊星ギヤ機構2における遊
星ギヤ2bは、太陽ギヤ2aが矢印の方向に回転するこ
とによりギヤ3とかみ合い、スプール駆動ギヤ4を矢印
Bの方向に回転する。この場合は、遊星ギヤ2bの移動
量の規制は、図示しないカメラボディの穴により決めら
れている。
る。カメラ内のマイコンの信号により、ソレノイド6が
動作すると、その鉄心6bがバネ6aの引っ張り力に抗
して突出するから遊星規制部材7が矢印Cに示す左方向
へ移動する。これにより、遊星規制部材7の溝7aに遊
星ギヤ2bの中心軸Sが係入して軸Sが固定され、遊星
ギヤ2bはギヤ3およびに5とかみ合わなくなる一方
で、ギヤ8が太陽ギヤ2aおよびギヤ9にかみ合う。こ
れにより、遮光蓋駆動軸10が給送モータの回転に連動
して遮光蓋22を開閉する。
るフイルムカートリッジの遮光蓋開閉機構は、遮光蓋開
閉時には、給送モータからスプール駆動軸に駆動力を伝
達する駆動力伝達系の一部を、フイルムを送り出し得る
状態またはフイルムを巻き戻し得る状態から、遮光蓋開
閉機構に連結される状態に切り替える切替機構を備えて
いるので、これにより、カートリッジ取り出し蓋のロッ
クおよびロック解除のタイミングと遮光蓋の開閉のタイ
ミングとを一致させることができ、また、前述した
(2)に示した機構において問題となる鏡筒の駆動部よ
り遮光蓋部までの機構部の連結も問題とはならないた
め、遮光蓋の開閉を確実に行うことができる。さらに、
アクチュエータを設ける必要もないためコスト的にも有
利となる。
構の全体を表す図
るための図
るための図
態を表す図
を表す図
Claims (3)
- 【請求項1】 スプールに巻装したフイルムを収容し、
かつフイルム送出口を開閉する遮光蓋を備えたフイルム
カートリッジを用い、フイルム送り出し時およびフイル
ム巻き戻し時に、前記スプールを駆動するスプール駆動
軸を給送モータにより駆動力伝達系を介して回転駆動す
るフイルム送り機構を備えたカメラにおけるフイルムカ
ートリッジの遮光蓋開閉装置であって、 遮光蓋開閉時には、前記駆動力伝達系の一部を、フイル
ムを送り出し得る状態またはフイルムを巻き戻し得る状
態から、遮光蓋開閉機構に連結される状態に切り替える
切替機構を備えていることを特徴とするフイルムカート
リッジ の遮光蓋開閉装置。 - 【請求項2】 前記駆動力伝達系が、フイルム送り出し
時とフイルム巻き戻し時との間で駆動力伝達経路を切り
替える遊星ギヤ機構を備え、前記切替機構が、遮光蓋開
閉時に前記遊星ギヤ機構の切替動作を規制して該遊星ギ
ヤ機構を遮光蓋開閉機構に連結する規制手段を備えてい
ることを特徴とする請求項1記載のフイルムカートリッ
ジの遮光蓋開閉装置。 - 【請求項3】 前記規制手段が、遮光蓋開閉時に前記遊
星ギヤ機構の遊星ギヤの軸を固定する手段よりなること
を特徴とする請求項2記載のフイルムカートリッジの遮
光蓋開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23389692A JP2939683B2 (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | フイルムカートリッジの遮光蓋開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP23389692A JP2939683B2 (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | フイルムカートリッジの遮光蓋開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0682972A JPH0682972A (ja) | 1994-03-25 |
JP2939683B2 true JP2939683B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=16962272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23389692A Expired - Fee Related JP2939683B2 (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | フイルムカートリッジの遮光蓋開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2939683B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0895151A (ja) * | 1994-09-21 | 1996-04-12 | Canon Inc | カメラ |
US5617169A (en) * | 1994-12-19 | 1997-04-01 | Konica Corporation | Film detection member for a single-use camera |
JPH08314073A (ja) * | 1995-05-18 | 1996-11-29 | Konica Corp | フィルム巻き取り方法、レンズ付きフィルムユニットへのフィルム装填方法、及びフィルム巻き取りスプール |
US5629750A (en) * | 1996-01-24 | 1997-05-13 | Eastman Kodak Company | One-time use camera uncovers ingress opening for insertion tool to eject cassette when cassette closed |
-
1992
- 1992-09-01 JP JP23389692A patent/JP2939683B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0682972A (ja) | 1994-03-25 |
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