JPH10205106A - 冷暖房用畳 - Google Patents
冷暖房用畳Info
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- JPH10205106A JPH10205106A JP9027296A JP2729697A JPH10205106A JP H10205106 A JPH10205106 A JP H10205106A JP 9027296 A JP9027296 A JP 9027296A JP 2729697 A JP2729697 A JP 2729697A JP H10205106 A JPH10205106 A JP H10205106A
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- Japan
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- tatami
- straw mat
- valleys
- heating
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- Pending
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Abstract
がら、コストを低減し、かつ、薄型にできる冷暖房用畳
を提供することである。 【解決手段】 弾性を有する素材で成形するとともに、
幅方向に切った断面を山と谷とが繰り返す波形とし、そ
の山を裾広がりにしてなる整列シートを備え、平行に並
べた山と谷とのうち、谷にパイプを敷設し、かつ、山の
高さをパイプの径よりも高くして、山を畳表部材側に、
谷を畳床部材側に配置しながら、この整列シートを畳床
部材と畳表部材との間に介在させている。
Description
流して冷暖房をおこなう冷暖房用畳に関する。
示すものがあった。図7に示すように、畳床部材1とし
て断熱材を用いるとともに、その縦横の比率を2:1と
して畳とほぼ同じ大きさにしている。この畳床部材1の
表面には、長手方向に沿って複数のガイド溝2を形成し
ている。そして、畳床部材1の表面及びガイド溝2に
は、熱伝導性をよくするため、アルミ箔などの放熱材3
を貼りつけている。図8に示すように、畳床部材1の両
端には、その内部に一対のメインパイプ4a、4bを組
み込んでいる。そして、メインパイプ4a、4bを複数
の熱交換パイプ5で連通させ、これら熱交換パイプ5を
畳床部材1の表面に臨ませている。このとき、これら熱
交換パイプ5のそれぞれを、上記ガイド溝2にはめ込ん
でいる。
ション材6を設けている。そして、畳表部材7を縫い付
けるなどして、暖房用畳を完成させている。このように
した暖房用畳を、部屋の畳数にあわせて敷設する。そし
て、具体的には図示しないが、各暖房用畳のメインパイ
プ4a、4bのうち、いずれか一方をポンプ側に、か
つ、他方をタンク側に接続している。したがって、ポン
プから温水あるいは冷水が供給されると、それが各熱交
換パイプ5を通過して、暖房あるいは冷房をおこないな
がらタンクに戻されることになる。
してのクッション性を確保するために、クッション材6
を設けている。このクッション材6としては、例えば、
空気層を形成したプラスチック積層板などが使用されて
いる。しかし、クッション性を高くしようとすれば、ク
ッション材6をそれだけ厚くしなければならない。とこ
ろが、クッション材6を厚くすると、それだけ熱伝導性
が悪くなってしまう。このように、クッション材6は、
クッション性と熱伝導性という面で、二律背反的な性質
を持っていた。
整列させるために、畳床部材1の表面にガイド溝2を形
成している。しかし、畳床部材1にガイド溝2を形成す
ると、その加工が面倒で、コストもかかってしまう。し
かも、ガイド溝2の深さ分だけ、畳床部材1を厚くしな
ければならず、どうしても暖房用畳が厚くなってしま
う。この発明の目的は、クッション性と熱伝導性との両
方を確保しながら、コストダウンを可能とし、かつ、薄
型にできる冷暖房用畳を提供することである。
する素材で成形するとともに、幅方向に切った断面を山
と谷とが繰り返す波形とし、その山を裾広がりにしてな
る整列シートを備え、平行に並べた山と谷のうち、谷に
パイプを敷接し、かつ、山の高さをパイプの径よりも高
くして、山を畳表部材側に、谷を畳床部材側に配置しな
がら、この整列シートを畳床部材と畳表部材との間に介
在させた点に特徴を有する。第2の発明は、第1の発明
において、幅方向に切った断面の波形を台形にした点に
特徴を有する。第3の発明は、第1、2の発明におい
て、整列シートの山に、アルミ箔などの放熱材を貼りつ
けるとともに、この放熱材には、谷に沿って複数のスリ
ットを形成した点に特徴を有する。
畳の一実施例を示す。この実施例は、整列シート8を用
いたものであり、以下では、従来例の冷暖房用畳と同一
の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説
明を省略する。従来例と同じように、畳床部材1を畳と
ほぼ大きさにしている。そして、この畳床部材1の両端
に一対のメインパイプ4a、4bを組み込むとともに、
メインパイプ4a、4bを連通する複数の熱交換パイプ
5を、畳床部材1の表面に臨ませている。なお、図1
(d)で、符号1aは、メインパイプ4a、4bを組み込
むための収納部で、符号1bは、熱交換パイプ5を畳床
部材1の表面に導くガイド部である。
び複数の熱交換パイプ5は、樹脂などから成形され、可
撓性を有している。この畳床部材1の表面には、従来例
のようにガイド溝2を形成せず、その代りに、図1に示
す整列シート8を設けている。整列シート8は、弾性を
有する樹脂などから成形され、畳床部材1の表面に臨ま
せた熱交換パイプ5の長さL(図8参照)とほぼ同じ長
さとなっている。そして、その幅方向に切った断面形状
を、図1(c)、2に示すように山10と谷9とが繰り返
す波形とするとともに、これら山10と谷9とを平行に
並べている。ここでは、この波形を、側面11を適当な
角度だけ傾斜させた台形にして、山10を裾広がりにし
ている。
床部材1側に配置しながら、畳床部材1の表面に設け
る。そして、その谷9に、熱交換パイプ5をそれぞれ敷
設している。したがって、これら熱交換パイプ5は、谷
9に沿って複数列に整列させられることになる。また、
図3に示すように、整列シート8の山10の高さhを、
熱交換パイプ5の径rよりも大きくしている。熱交換パ
イプ5を整列させたら、この整列シート8の山10に、
アルミ箔などの放熱材3を貼りつけている。このとき、
放熱材3には、谷9に対応する部分、すなわち、熱交換
パイプ5の上に位置する部分に、熱交換パイプ5に沿っ
て複数のスリット12を形成している。そして、畳表部
材7を縫い付けるなどして、暖房用畳を完成させてい
る。
この冷暖房用畳を、部屋の畳数にあわせて敷設し、従来
例と同じようにして温水あるいは冷水を流すようにセッ
ティングする。このようにしてセッティングし終わる
と、敷設された冷暖房用畳上には物が置かれ、人が生活
するようになる。ここで、冷暖房用畳のある部分に、荷
重Fが作用したとする。このとき、図3に示すように、
整列シート8の山10が荷重Fを受けるが、このとき、
傾斜する側面11が横方向に押し広げられ、その荷重F
を吸収することになる。したがって、この整列シート8
自体が、適度なクッション性を有することになる。ま
た、山10の裏側に形成された空気層13も相まって、
クッション性を発揮することになる。
と、山10の高さは低くなるが、もともと熱交換パイプ
5の径rを小さくしているので、この熱交換パイプ5が
押し潰されてしまうことはない。また、荷重Fを受けて
整列シート8が変形すると、その部分で熱交換パイプ5
も図4に示すようにたわむ。しかし、熱交換パイプ5に
は可撓性を持たせているので、そのたわみに対応するこ
とができる。さらに、整列シート8が変形すると、その
山10に貼りつけたアルミ箔などの放熱材3が引っ張ら
れる。しかし、この放熱材3には、スリット12を形成
したので、そのぶん広がることができる。したがって、
放熱材3が無理に引っ張られて、破れてしまったりする
ことがない。
整列シート8自体にクッション性を持たせたので、クッ
ション材6がなくても、畳としてのクッション性を確保
することができる。そして、クッション材6がなくなれ
ば、畳表部材7に対する熱伝導性を向上させることがで
き、熱効率の高い冷暖房をおこなうことが可能となる。
しかも、クッション材6がない分、冷暖房用畳を薄くす
ることができ、デザインの自由度が広がり、消費者の好
みに合せて薄い畳を作ることも可能となる。
列させられるので、畳床部材1の表面にガイド溝2を形
成しなくてもよい。したがって、畳床部材1になんら加
工する必要がなく、コストダウンが可能となる。しか
も、ガイド溝2を形成しない分だけ畳床部材1を薄く成
形でき、冷暖房用畳をさらに薄くすることができる。な
お、整列シート8のクッション性は、その材質、波形の
幅等によって決められる。そして、畳として適度なクッ
ション性を有するように、それらを設定しておけばよ
い。もし、整列シート8だけで畳としてのクッション性
を得られなければ、その上にクッション材6を設けても
かまわない。この場合でも、そのクッション材6は従来
例のものに比べれば非常に薄くてすみ、格段に熱効率を
よくすることができる。
プ5が、この発明でいうパイプを構成している。ただ
し、例えば、図5に示すように、畳床部材1の表面に1
本のパイプ14を蛇行させる場合、このパイプ14のう
ち平行に並んだ直線部分(範囲X)を、整列シート8で
整列させればよい。そして、この場合は、このパイプ1
4の直線部分が相まって、この発明でいうパイプを構成
することになる。また、この実施例では、整列シート8
の波形を台形としたが、図6に示すように、滑らかな波
形としてもかまわない。この場合も、その谷9で熱交換
パイプ5をそれぞれ整列させるとともに、その山10の
高さhを、熱交換パイプ5の径rよりも大きくすること
は同じである。
荷重が作用すると、整列シートが変形して、その荷重を
吸収することができる。したがって、畳としてのクッシ
ョン性を確保することができ、従来必要だったクッショ
ン材を薄くしたり、なくしたりすることができる。この
ように、クッション材を薄くしたり、なくしたりできれ
ば、畳表部材に対する熱伝導性を向上させることがで
き、熱効率の高い冷暖房をおこなうことが可能となる。
しかも、冷暖房用畳を薄くすることができ、デザインの
自由度が広がり、消費者の好みに合せることができる。
また、パイプを整列シートで整列させるので、畳床部材
の表面にガイド溝を形成しなくてもよい。したがって、
畳床部材のなんら加工の必要がなく、コストダウンが可
能となる。しかも、ガイド溝を形成しない分だけ畳床部
材を薄く成形でき、冷暖房用畳をさらに薄くすることが
できる。
アルミ箔などの放熱材を貼りつけたので、さらに熱伝導
性をよくすることができる。しかも、スリットを形成し
たので、整列シートが変形して放熱材が引っ張られたと
しても、破れてしまったりすることがない。
(a)が放熱材3、(b)がメインパイプ4a、4b及び
熱交換パイプ5、(c)が整列シート8、(d)が畳床部材
1を示している。
である。
の状態を示す図である。
面図である。
ある。
換パイプ5との関係を示した図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 弾性を有する素材で成形するとともに、
幅方向に切った断面を山と谷とが繰り返す波形とし、そ
の山を裾広がりにしてなる整列シートを備え、平行に並
べた山と谷のうち、谷にパイプを敷接し、かつ、山の高
さをパイプの径よりも高くして、山を畳表部材側に、谷
を畳床部材側に配置しながら、この整列シートを畳床部
材と畳表部材との間に介在させたことを特徴とする冷暖
房用畳。 - 【請求項2】 幅方向に切った断面の波形を台形にした
ことを特徴とする請求項1記載の冷暖房用畳。 - 【請求項3】 整列シートの山に、アルミ箔などの放熱
材を貼りつけるとともに、この放熱材には、谷に沿って
複数のスリットを形成したことを特徴とする請求項1又
は2記載の冷暖房用畳。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9027296A JPH10205106A (ja) | 1997-01-28 | 1997-01-28 | 冷暖房用畳 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9027296A JPH10205106A (ja) | 1997-01-28 | 1997-01-28 | 冷暖房用畳 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10205106A true JPH10205106A (ja) | 1998-08-04 |
Family
ID=12217135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9027296A Pending JPH10205106A (ja) | 1997-01-28 | 1997-01-28 | 冷暖房用畳 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10205106A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4669999B2 (ja) * | 2001-06-21 | 2011-04-13 | 株式会社トヨックス | 天井の冷暖房用輻射パネル |
-
1997
- 1997-01-28 JP JP9027296A patent/JPH10205106A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4669999B2 (ja) * | 2001-06-21 | 2011-04-13 | 株式会社トヨックス | 天井の冷暖房用輻射パネル |
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