JPH10205042A - 床きしみ防止方法 - Google Patents

床きしみ防止方法

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JPH10205042A
JPH10205042A JP942997A JP942997A JPH10205042A JP H10205042 A JPH10205042 A JP H10205042A JP 942997 A JP942997 A JP 942997A JP 942997 A JP942997 A JP 942997A JP H10205042 A JPH10205042 A JP H10205042A
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JP
Japan
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creaking
floor
adhesive
members
gap
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Pending
Application number
JP942997A
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English (en)
Inventor
Kiichiro Sumi
毅一郎 角
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S S JAPAN KK
Original Assignee
S S JAPAN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】施工後の見栄えが良く、軽作業で、短時間で、
費用も安く、きしみの再発生のない床きしみ防止方法を
提供することにある。 【解決手段】床構造物の床材4から部材間のきしみ発生
部位に到達する導通路11を形成し、導通路11を介し
て低粘度のシアノアクリレート系接着剤を注入し、この
接着剤を短時間で硬化させてきしみ発生部位の部材間を
接着固定させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建造物の木製床構造
物に発生するきしみを防止する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】建造物の木製床構造物は、組み付けの仕
方や、経時変化等によって部材の収縮、反り等からきし
みが生じ、独特のきしみ音が発生する。これは不愉快で
あるばかりではなく、建造物の価値を著しく下げるもの
である。そこで、従来この種のきしみが発生したときの
きしみ防止方法としては、以下の方法が採られている。
【0003】a.床材を剥がして張り替える。 b.釘を打って固定する。 c.床下から隙間にスペーサを差し込む。 d.シリコンゴムを注入し直接部材同士がこすれ合わな
いようにする。 e.油を注入し直接部材同士がこすれ合わないようにす
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、次のよ
うな問題がある。a.の手段では大作業になり、時間が
掛かり、費用が嵩み部材の無駄も出やすい。b.の手段
では、釘打ちの補修が必要であり、他の部分へのひずみ
が発生し再釘打ちの可能性があるし、なによりも施主が
嫌う。c.の手段では、床下に潜るわずらわしさと他へ
のひずみ発生の恐れがある。d.の手段では、高粘度の
ため大きな口径の穴が必要であり、その穴埋め補修やそ
の後その部分の収縮の発生の恐れがある。e.の手段で
は、乾燥し油ぎれを起こし、きしみが出始める。
【0005】そこで、この発明の目的は、施工後の見栄
えが良く、軽作業で、短時間で、費用も安く、きしみの
再発生のない床きしみ防止方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1の発明は、床構造物の各部材間に発生する
きしみの発生を防止する床きしみ防止方法において、前
記床構造物の床材から前記部材間のきしみ発生部位に到
達する導通路を形成し、該導通路を介して低粘度のシア
ノアクリレート系接着剤を注入し、短時間で硬化させ前
記きしみ発生部位の前記部材間を接着固定させることを
特徴とする床きしみ防止方法としている。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、前記導通路は、前記部材間の接合部間隙であること
を特徴とする床きしみ防止方法としている。
【0008】また、請求項3の発明は、請求項1におい
て、前記導通路は、前記部材を貫通する直径4ミリメー
トル以下、望ましくは1.5ミリメートル以下の小孔で
あることを特徴とする床きしみ防止方法としている。
【0009】さらに、請求項4の発明は、請求項1にお
いて、前記接着剤硬化後の前記導通路にパテを充填する
ことを特徴とする床きしみ防止方法としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0011】図1および図2はこの発明の方法を説明す
る実施の形態の一例である。
【0012】図1は木造家屋の木製床構造物の要部を示
している。ここにおいて、柱1間に梁2が渡され、梁2
に多くの根太3が所定間隔を置いて配置され、この上に
て定尺の床材4が接合部5を根太3の上に位置させて床
が張られている。接合部5は、互いに入り込むような凹
凸に形成され、ここに隠し釘10を打つことによって隙
間の発生や浮き上がり防止をしている。さらに、柱1や
図示しない壁の下端に巾木6を回すことによって仕舞を
している。
【0013】図2はマンション等に多い木製床構造物の
要部を示している。ここにおいて、コンクリート打設面
7に根太足8を配置し、そのうえにコンパネ9と称す合
板を張り、そのうえに前述の様な床材4を張っている。
【0014】このような木製床構造物を構成する各部材
間には、素材の変形、組み付け不具合、経時変化によ
り、人間が歩くなどの外力を受けてこすれが生じ、きし
みが発生するきしみ発生部位が生ずることがある。
【0015】きしみ発生部位は、柱1と梁2、根太3、
床材4、巾木6との間、梁2と根太3との間、根太3と
床材4との間、床材4同士の間、根太足8とコンパネ9
との間、コンパネ9と床材4との間である。また隠し釘
10を含めた部材間にもきしみは発生しうる。
【0016】このきしみ発生部位に到達する導通路11
を形成させる。導通路11は、床材4同士のように床面
からきしみ発生部位に到達する間隙が前記シアノアクリ
レート系接着剤を導く場合には、接合部間隙そのものに
なる。また、きしみ発生部位が床面からどれほど深い位
置にあるかによって、同一系の接着剤でも粘度の違いに
よって穿孔する孔径が異なってくる。深く、粘度の高い
場合には、直径4ミリメートル程度までであるが、作業
性や後処理を考慮すると1.5ミリメートル以下が好ま
しい。1.5ミリメートル以下であれば、接着剤を注入
後固化した後にはパテでほとんどの場合穴埋めなどをす
る必要がない。
【0017】<作用>次に床きしみ防止方法について説
明する。
【0018】床に歩くなどの外力が加わり、きしみが発
生したときには、きしみ発生部位を特定し、床からの深
さやその範囲を判断し、導通路を接合部間隙そのままに
するか、その大きさを決定し、必要な場所に導通路11
を形成する。
【0019】接合部間隙の場合には、そこにシアノアク
リレート系接着剤を注入し、瞬間的に硬化し、部材間の
動きを阻止する。
【0020】導通路11が1.5ミリメートルの孔径の
小孔である場合には、穿孔の後、シアノアクリレート系
接着剤を注入する。この接着剤は孔の中をきしみ発生部
位にスムースに到着し、即座に硬化し、部材間の動きを
止める。
【0021】導通路11が1.5を越え4ミリメートル
以下の場合には、きしみ発生部位に接着剤が届いた後、
必要に応じて接着剤を充填し、硬化させて接着し、注入
は適当なところでやめて残り部分にはパテなどで穴埋め
を行う。パテは、床材4の色に合わせた顔料を練り込ん
だりして、違和感がなく、美観を備えるようにする。
【0022】この接着剤は、シアノアクリレート系で、
いわゆる瞬間接着剤といわれるもので、硬化に時間がか
からず接着が完了するので、きしみがまだ発生するかど
うかその場ですぐに確認が出来る。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、施工後の見栄えが良く、軽作業で、短時間で、費用
も安く、きしみの再発生のない床きしみ防止方法を提供
することが確実に出来る。
【0024】請求項2の発明は、請求項1の効果に加え
て、特別な導通路を形成することなく、間隙をそのまま
利用できる。
【0025】請求項3の発明は、請求項1の効果に加え
て、深いところで広範囲にきしみ発生部位があっても4
ミリ以下の小孔で確実にきしみを解消することが出来
る。1.5ミリ以下の小孔の場合には、穴埋めなどの後
処理もすることなく終えることが出来る。
【0026】請求項4の発明は、請求項1の効果に加え
て、小径の導通路とすることが出来るので充填パテの収
縮も小さく取れたり、隙がでたりすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る床きしみ防止方法を適用する木
造家屋の床構造物の要部正面図である。
【図2】この発明に係る床きしみ防止方法を適用するマ
ンションなどコンクリート建造物の床構造物の要部正面
図である。
【符号の説明】
1…柱 2…梁 3…根太 4…床材 5…接合部 6…巾木 7…コンクリート打設面 8…根太足 9…コンパネ 10…隠し釘 11…導通路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床構造物の各部材間に発生するきしみの
    発生を防止する床きしみ防止方法において、 前記床構造物の床材から前記部材間のきしみ発生部位に
    到達する導通路を形成し、該導通路を介して低粘度のシ
    アノアクリレート系接着剤を注入し、短時間で硬化させ
    前記きしみ発生部位の前記部材間を接着固定させること
    を特徴とする床きしみ防止方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記導通路は、前記
    部材間の接合部間隙であることを特徴とする床きしみ防
    止方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記導通路は、前記
    部材を貫通する直径4ミリメートル以下、望ましくは
    1.5ミリメートル以下の小孔であることを特徴とする
    床きしみ防止方法。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記接着剤硬化後の
    前記導通路にパテを充填することを特徴とする床きしみ
    防止方法。
JP942997A 1997-01-22 1997-01-22 床きしみ防止方法 Pending JPH10205042A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002030797A (ja) * 2000-07-14 2002-01-31 Topics:Kk 二重床
KR101399050B1 (ko) * 2006-03-31 2014-05-27 쇼 인더스트리즈 그룹, 인코포레이티드 바닥재 프로파일

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