JPH10204929A - バックホウ - Google Patents

バックホウ

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JPH10204929A
JPH10204929A JP1354297A JP1354297A JPH10204929A JP H10204929 A JPH10204929 A JP H10204929A JP 1354297 A JP1354297 A JP 1354297A JP 1354297 A JP1354297 A JP 1354297A JP H10204929 A JPH10204929 A JP H10204929A
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JP
Japan
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pilot
valve
oil passage
control valve
oil
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JP1354297A
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English (en)
Inventor
Takanori Miura
敬典 三浦
Kenichi Oyama
賢一 大山
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイロット弁と制御弁との間のパイロット油
路に電磁弁を介装した油圧系を複雑化させず簡便に組立
て得るバックホウを構成する。 【解決手段】 パイロット弁を備えたパイロット弁ケー
ス22と、電磁弁を備えた油路フレーム24との間に油
路プレート23を挟み込む形態で連結して一体化すると
共に、夫々の連結面にパイロット弁ケース22のパイロ
ット油路と、油路プレート23のパイロット油路と、油
路フレーム24のパイロット油路とを連結面で連通させ
る開口を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機台に対して油圧
アクチュエータで作動する掘削装置を備えると共に、操
作具で操作されるパイロット弁からのパイロット圧の変
化で制御弁を切換操作して前記油圧アクチュエータに対
する作動油の制御を行うよう油圧アクチュエータの制御
系を構成し、パイロット弁と制御弁との間のパイロット
油路のパイロット圧を制御して制御弁の開度を調節する
電磁弁を備えたバックホウの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のように構成されたバックホウとし
て特開平6‐17452号公報に示されるものが存在
し、従来、この種の油圧回路を有するバックホウではパ
イロット弁、電磁弁、制御弁夫々を独立に形成してい
た。尚、この従来例では運転部を基準に形成された領域
までバケットが接近した場合には電磁弁を駆動する信号
のデューティ比の調節でパイロット圧を減じてバケット
の移動速度を低下させ、更に運転部の基準に形成された
牽制面までバケットが達すると電磁弁の操作でパイロッ
ト圧を解除してバケットが運転部に接近する作動を完全
に停止させるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のように
パイロット弁、電磁弁、制御弁夫々を独立に形成したも
のでは夫々を別個に取り付ける作業を必要とするばかり
でなく、夫々独立して配置されるパイロット弁、電磁
弁、制御弁の間に管状材を配設してパイロット油路を形
成するものでは、この管状材を取り付ける手間ばかりで
なく、管状材との連結部位に融通を形成する、あるい
は、管状材の曲げ方向への弾性変形を許すように管状材
の形状を設定する等、夫々が取付けられた状態での相対
位置の誤差を吸収するための特殊な構造を必要とする点
で改善の余地があった。特に、前述のようにパイロット
弁と制御弁との間のパイロット油路に電磁弁を介装する
ものでは適当な強度を有する部材に対して固定する状態
で電磁弁を備える必要を生じ、該電磁弁を備えるだけの
ために特別の部材を必要とする点で構造を複雑化するこ
ともあり改善の余地があった。
【0004】本発明の目的は、パイロット弁と制御弁と
の間のパイロット油路に電磁弁を介装する形態の油圧系
の配置の複雑化を招来することなく簡便に組立て得るバ
ックホウを合理的に構成する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴(請
求項1)は冒頭に記したように、操作具で操作されるパ
イロット弁からのパイロット圧の変化で制御弁を切換操
作して油圧アクチュエータに対する作動油の制御を行う
よう油圧アクチュエータの制御系を構成し、パイロット
弁と制御弁との間のパイロット油路のパイロット圧を制
御して制御弁の開度を調節する電磁弁を備えたバックホ
ウにおいて、前記電磁弁と前記パイロット弁とを一体物
となるブロック状に形成してある点にあり、その作用は
次の通りである。
【0006】本発明の第2の特徴(請求項2)は請求項
1において、前記パイロット弁を備えた部材と前記電磁
弁を備えた部材との対向する面同士にパイロット油路を
穿設し、夫々の部材を連結することで互いのパイロット
油路が連通する状態となるよう連結固定して一体物に構
成してある点にあり、その作用は次の通りである。
【0007】本発明の第3の特徴(請求項3)は請求項
1において、前記パイロット弁を備えた部材と前記電磁
弁を備えた部材との対向する面同士にパイロット油路を
穿設し、夫々の油路を連通させる油路が形成された油路
プレートを挟み込んで夫々の部材を連結することで互い
のパイロット油路が連通する状態となるよう連結固定し
て一体物に構成してある点にあり、その作用は次の通り
である。
【0008】〔作用〕上記第1の特徴によると、パイロ
ット弁と電磁弁とがブロック状の一体化物となるので、
従来のように電磁弁のみを備え付けるための専用の部材
を確保する必要がなく、又、パイロット弁と電磁弁との
相対位置関係の精度を高く維持できるので、例えば、夫
々の間に管状材を用いてパイロット油路を形成する構造
を採用してもパイロット弁と電磁弁との相対位置の誤差
を吸収するための構造を必要としない。
【0009】上記第2の特徴によると、夫々の部材を連
結することで、夫々の対向する面に穿設されたパイロッ
ト油路同士が連通状態に達するものとなることから、管
状材等パイロット油路を形成するための特別の部材が不
要になり、パイロット油路を形成するための手間も解消
されるものとなる。
【0010】上記第3の特徴によると、油路プレートを
挟み込む状態で夫々の部材を連結して一体化することで
夫々の部材の対向する面に穿設されたパイロット油路同
士が油路プレートを介して連通状態に達するものとなる
ことから管状材等パイロット油路を形成するための特別
の部材が不要になり、パイロット油路を形成するための
手間が解消される。しかも、油路プレートの油路に対す
る夫々の部材の連通位置に制限がないので、パイロット
弁、電磁弁夫々におけるパイロット油路を単純化できる
ばかりでなく、設計の自由度も高くなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、ドーザ装置1
を有したゴムクローラ式の走行装置2に対して縦向き姿
勢の軸芯Y周りに旋回自在に機台3を備え、この機台3
を旋回操作する油圧式の旋回モータMを備えると共に、
機台3の前部位置にブーム4、アーム5、バケット6夫
々を一連に連結して成るバックホウ装置Bを備え、又、
機台3にエンジン7を有した原動部E、及び、運転座席
8、キャビン9を有した運転部Fを備えてバックホウを
構成する。
【0012】前記ドーザ装置1はドーザシリンダC1で
駆動昇降自在に構成され、前記バックホウ装置Bはブー
ム4が基端部材4E、中間部材4F、先端部材4Gとの
3つの部材を縦向き姿勢の軸芯周りで平行4連リンク式
に揺動自在に連結することで基端部材4Eに対して先端
部材4Gを横方向に平行移動自在となるよう構成され、
機台3に対してブーム4を揺動駆動する油圧式のブーム
シリンダC4、ブーム4に対してアーム5を揺動駆動す
る油圧式のアームシリンダC5、アーム5に対してバケ
ット6を揺動駆動する油圧式のバケットシリンダC6を
備え、又、ブーム4の基端部材4Eに対して先端部材4
Gの横方向へ移動駆動する油圧式のオフセットシリンダ
C4Gを備えている。
【0013】又、ブーム4の機台3に対する揺動量を計
測するポテンショメータ型のブームセンサ4S、ブーム
4に対するアーム5の揺動量を計測するポテンショメー
タ型のアームセンサ5S夫々を備えると共に、ブーム4
の基端部材4Eに対して先端部材4Gの横方向へのオフ
セット量を計測するポテンショメータ型のオフセットセ
ンサ4GS夫々を備えている。
【0014】前記キャビン9は前面と右側面とに透明樹
脂、透明ガラス等の透明壁面と天井面と備えて構成さ
れ、図2に示すように前記運転部Fには運転座席8の前
方位置に左右一対の走行制御レバー10L,10Rと、
人為操作具としての左右一対の操作レバー11L,11
Rとを備え、又、運転部Fのステップ12にはオフセッ
トペダル13を備え、運転座席8の右側位置にドーザ昇
降レバー14とエンジン7の回転数を設定するアクセル
レバー15とを備えたパネル16が配置されている。前
記走行制御レバー10L,10Rは、前後方向への揺動
操作によって、走行装置2の左右のクローラベルトの駆
動速度を独立して調節して走行速度の設定と操向制御と
を行い、右側の操作レバー11Rは前方への操作でブー
ムシリンダC4を上げ側に制御し、後方への操作でブー
ムシリンダC4を下げ側に制御し、左方への操作でバケ
ットシリンダC6を掻込み側に制御し、右方への操作で
バケットシリンダC6を排土側に制御し、又、左側の操
作レバー11Lは前方への操作でアームシリンダC5を
上昇側に制御し、後方への操作でアームシリンダC5を
掻込み側に制御し、右方への操作で旋回モータMを右旋
回側に制御し、左方への操作で旋回モータMを左旋回側
に制御し、図5に仮想線で示すように、オフセットペダ
ル13は右方への踏込み操作でオフセットシリンダC4
Gの作動でバケット6を右オフセット側に制御し、左方
への踏込み操作でオフセットシリンダC4Gの作動でバ
ケット6を左オフセット側に制御するものとなってい
る。
【0015】該バックホウの油圧図系は図3に示すよう
に構成され、同図に示すようにエンジン7で駆動される
可変容量型の作動油ポンプ18とパイロット油ポンプ1
9とを備えると共に、作動油ポンプ18から作動油路P
1を介して供給される作動油はバケットシリンダC6に
対するバケット制御弁V6、ブームシリンダC4に対す
るブーム制御弁V4、走行装置2の右側のクローラベル
トを駆動する油圧モータ20Rに対する右モータ制御弁
V20R、左側のクローラを駆動する油圧モータ20L
に対する左モータ制御弁V20L、アームシリンダC5
に対するアーム制御弁V5、該バックホウに油圧機器を
別途備えた場合に使用されるサービス制御弁VS、オフ
セットシリンダC4Gに対するオフセット制御弁V4
G、ドーザシリンダC1に対するドーザ制御弁V1、旋
回モータMに対する旋回制御弁V2夫々に対して作動油
を供給する作動油路が形成されている。
【0016】又、バケット制御弁V6、ブーム制御弁V
4、アーム制御弁V5、オフセット制御弁V4G、旋回
制御弁V2夫々は作用するパイロット圧に対応した開度
を得るパイロット操作型に構成され、右モータ制御弁V
20R、左モータ制御弁V20L、サービス制御弁V
S、ドーザ制御弁V1は機械操作型に構成され、又、前
記左右の操作レバー11L,11Rは非操作時に略垂直
となる中立姿勢に復帰するようバネ付勢され、前記オフ
セットペダル13は非操作時にはその操作面が略水平と
なる中立姿勢に復帰するようバネ付勢されている。
【0017】図9に示すように、左右の操作レバー11
L,11Rで操作される左右のパイロット弁ケース2
2,22と、油路プレート23と、油路フレーム24を
上下方向に重合わせた状態でブロック状に一体連結し、
この一体連結部材を覆う状態にカバー25を備えて操縦
塔を構成し、図6及び図7に示すように、左右のパイロ
ット弁ケース22,22からのパイロット圧が油路プレ
ート23と、油路フレーム24とを介してステップ下面
側に配置された旋回制御弁V2、アーム制御弁V5、バ
ケット制御弁V6、ブーム制御弁V4に導くようパイロ
ット油路系が形成されている。尚、左右の走行制御制御
レバー10L,10Rは、ステップ12の下面側に配置
された右モータ制御弁V20R、左モータ制御弁V20
L夫々とリンク機構(図示せず)を介して機械的に連繋
している。
【0018】具体的には図6に示すように、左側のパイ
ロット弁ケース22には左側の操作レバー11Lの前後
方向への操作で押圧操作される一対のパイロット弁2
6,26と、左右方向への操作で押圧操作される一対の
パイロット弁26,26が内蔵され、これと同様に図7
に示すように、右側のパイロット弁ケース22には左側
の操作レバー11Lの前後方向への操作で押圧操作され
る一対のパイロット弁26,26と、左右方向への操作
で押圧操作される一対のパイロット弁26,26が内蔵
され、夫々のパイロット弁ケース22,22の下面には
パイロット弁26,26から第1パイロット油路PL
1,PL1を介して伝えられるパイロット圧を導く開口
22Tと、このパイロット弁26,26に対して前記パ
イロット油ポンプ19からの圧を導く受圧孔22Pと、
パイロット弁26,26からの排油を送り出す排油孔2
2Dとが形成されている。
【0019】油路プレート23の上面には、該油路プレ
ート23とパイロット弁ケース22とが連結することで
前記第1パイロット油路PL1,PL1の開口22Tに
連通する開口23Tが形成され、この開口23Tと連通
する第2パイロット油路PL2,PL2が該油路プレー
ト23に対するドリル加工、あるいは、溝を形成する加
工で形成され、この油路プレート23の下面には第2パ
イロット油路PL2,PL2と連通する開口23Tが形
成されている。又、この油路プレート23の上面には前
記受圧孔22P、排油孔22Dと連通する開口23P、
23Dが形成されている。
【0020】又、油路フレーム24にの上面には、該油
路フレーム24が油路プレート23と連結することで前
記第2パイロット油路PL2,PL2の開口23Tに連
通する開口24Tが形成され、この開口24と連通する
第3パイロット油路PL3,PL3が該油路フレーム2
4に対するドリル加工等で形成され、この油路フレーム
24の内部にはブーム制御弁V4、アーム制御弁V5夫
々に対する一対の第3パイロット油路PL3,PL3の
パイロット圧を調節する電磁弁としての電磁操作型の圧
力調節弁27,27を備えている。尚、この圧力調節弁
27,27は、その電磁ソレノイドを駆動する電流に比
例して閉じ状態から開放状態まで無段階に開度を変更し
得るよう構成され、制御時には電磁ソレノイドに対する
間歇駆動電流のデューティ比の調節で、パイロット圧を
調節してブーム制御弁V4、アーム制御弁V5の開度を
調節し得るよう構成されている。
【0021】又、油路フレーム24の下部には第3パイ
ロット油路PL3,PL3と連通する制御ポートVP,
VPが形成され、これらのパイロットポートVP,VP
とバケット制御弁V6、ブーム制御弁V4、アーム制御
弁V5、オフセット制御弁V4G、旋回制御弁V2夫々
が管路28を介して連係している。
【0022】図6に示すように、前記パイロット弁ケー
ス22と油路プレート23と油路フレーム24が連結し
た状態でパイロット弁ケース22の下面に形成された受
圧孔と排油孔と連通する油路FL,DLを油路プレート
23と油路フレーム24夫々に形成し、これらの油路F
L,DLと連通する受圧ポートPPと排油ポートDPと
を油路フレーム24の下部に形成し、ポンプポートPP
と前記パイロット油ポンプ19の油路P2とが管路29
を介して連通し、排油ポートDPとタンクTとが管路3
0を介して連通している。
【0023】図10,図11に示すように、ステップ1
2に対する取付け用のフランジ31Fを有したケース3
1の上部位置に支軸32周りで揺動自在に前記オフセッ
トペダル13を備えると共に、この接当操作部を覆うゴ
ム製の蛇腹33を備え、又、オフセットペダル13の下
面の接当部13A,13Aで押し操作されるプランジャ
26A,26Aを備えた前記パイロット弁26,26を
該ケースに内装し、この弁ケース31の内部に電磁弁と
しての電磁操作型の圧力調節弁27,27を備え、この
圧力調節弁27,27の電磁ソレノイド27Aをケース
該に露出させている。
【0024】又、ケース31に前記パイロット油ポンプ
19からの圧油が供給されるポンプポートPPと、排油
用の排油ポートDPと、前記オフセット制御弁V4Gに
対する一対の制御ポートVP,VPとが形成され、内部
には図8に示すように、ポンプポートPPからの圧油を
パイロット弁21,21に導く油路FLと、パイロット
弁21,21からの排油を排油用の排油ポートDPに導
く油路DLと、パイロット弁21,21からのパイロッ
ト圧を制御ポートVP,VPに導くパイロット油路P
L,PLが該弁ケース31に対するドリル加工等で穿設
されている。
【0025】更に、制御ポートVP,VPとオフセット
制御弁V4Gとが管路28を介して連係し、ポンプポー
トPPと作動油ポンプ18からの油路P2とが管路29
を介して連通し、排油ポートDPとタンクTとが管路3
0を介して連通している。
【0026】このバックホウでは、作業時に運転部Fに
対してバケット6が接近し過ぎる状態を回避する干渉防
止制御を行い得るものとなっている。つまり、干渉防止
制御は、図4及び図5に示す如く、運転部Fのキャビン
9の前面を基準にして所定距離外方位置に停止位置S
と、減速域Dとを形成し、これと同様に、キャビン9の
右側面を基準にして所定距離外方位置に停止位置Sと、
減速域Dとを形成してある。
【0027】そして、制御時にはアームの先端にバケッ
ト6を連結するバケットピン6Pの位置をブームセンサ
4S、アームセンサ5S、オフセットセンサ4GSから
の信号に基づいて計測すると共に、ブームシリンダC
4、アームシリンダC5の作動に起因してバケットピン
6Pが運転部前方の減速域Dの域内に達した際には、バ
ケット6が運転部Fの側に接近するほど速度を大きく減
じ、更に接近する作動でバケットピン6Pが停止位置S
に達した際には、バケット6の接近作動を停止させる制
御を行う。又、オフセットシリンダC4Gの作動に起因
して運転部側方の減速域Dの域内にバケットピン6Pが
達した際には、バケット6が運転部Fの側に接近するほ
ど速度を大きく減じ、更に接近する作動でバケットピン
6Pが停止位置に達した際には、バケット6の接近作動
を停止させる制御を行うものとなっている。
【0028】尚、キャビン9の前方側の停止位置Sにバ
ケットピン6Pが達した状態ではバケット6がどのよう
な姿勢にあってもバケット6の先端が運転部Fのキャビ
ン9の前面に接触しない位置に該停止位置Sが設定さ
れ、減速域Dで人為的に停止させた後、停止位置Sで停
止した後に、バケット6を運転部Fから離間する方向に
作動を開始した場合には、運転部Fから離間するほど移
動速度を増大させ、バケットピン6Pが減速域D外に達
した際には操作レバー11、あるいは、オフセットペダ
ル13の操作に対応した速度でバケット6の移動を行う
よう制御動作が設定されている。
【0029】具体的に、この干渉防止制御では前記ブー
ムセンサ4S、アームセンサ5S、オフセットセンサ4
GSからの信号に基づいてアーム5とバケット6とを連
結するバケットピン6Pの位置を計測しておき、このバ
ケットピン6Pが減速域Dに達すると、制御装置29が
接近操作側のパイロット油路PL(PL1〜PL3の総
称)の圧力制御弁27を操作する間歇信号のデューティ
比の調節で制御弁に対するパイロット圧を低減して、該
制御弁の開度を小さくしてバケット6が運転部Fに接近
する作動の減速を行うものとなっている。次に、更に接
近してバケットピン6Pが停止位置Sに達した場合に
は、制御装置(図示せず)が、アーム下げ側のパイロッ
ト油路PL、アーム掻込み側のパイロット油路PL、あ
るいは、オフセット左側のパイロット油路PLの圧力制
御弁27を閉じ状態にするものとなっている。
【0030】この後に、バケットピン6Sが停止位置
S、あるいは、減速域Dに位置する状態からバケット6
をキャビン9から離間させる方向に作動させた場合には
制御装置が離間操作側のパイロット油路PLの圧力制御
弁27を操作する間歇信号のデューティ比の調節で制御
弁に対するパイロット圧を増大して、該制御弁の開度を
大きくしてバケット6が運転部Fから離間するほど増速
させ、バケットピン6Pの位置が減速域D外に達すると
操作レバー11L,11R、オフセットペダル13の操
作に対応した速度でバケット6を作動させるものとなっ
ている。
【0031】このように本発明ではパイロット弁26か
らのパイロット圧を制御弁に導くパイロット油路PLを
ブロック状の部材の内部に形成し、このパイロット油路
PLと連通する状態で電磁弁としての圧力調節弁27を
ブロック状の部材に備えることで、パイロット弁26と
圧力調節弁27との間に従来から配置されていた管路を
不要にするものとなっており、しかも圧力調節弁27を
ブロック状の部材に直接備えることで該圧力調節弁26
を備えるために取付け用の空間を確保しなくて済むばか
りでなく、ブラケットやステー等の部材を必要としない
ものとなっており、又、複数のパイロット弁27対する
ポンプポートPPや排油ポートDPの兼用化を可能にし
て油路系を一層単純簡素化し得るものとなっている。
【0032】〔別実施の形態〕本発明は上記実施の形態
以外に、オフセットペダル13で制御される系を例に上
げると、図12に示すように、一対のパイロット弁2
6,26を備えた上部ケース31Aと、一対の圧力調節
弁27,27を備えた下部ケース31Bとをボルト38
で連結して一体化するよう構成し、夫々の連結面の対向
する面同士にパイロット弁27,27からのパイロット
油路と、圧力調節弁27,27に対するパイロット油路
とを連通させる開口、下部ケース31Bのポンプポート
PPからの油路と上部ケース31Aの圧力調節弁27,
27に圧油を供給する油路とを連通させる開口と、排油
ポートDPからの油路とパイロット弁27,27からの
油路とを連通させる開口とを形成して実施することも可
能である。
【0033】
【発明の効果】従って、パイロット弁と制御弁との間の
パイロット油路に電磁弁を介装する形態の油圧系を単純
化して簡便な組立てを可能にすると共に、パイロット油
路の短縮によって操作具の操作に対して高い応答性でア
クチュエータを制御し得るバックホウが合理的に構成さ
れたのである(請求項1)。又、パイロット油路を形成
するための手間が軽減され(請求項2)、パイロット油
路を形成するための手間が軽減されると同時に、パイロ
ット油路の単純化で弁の製造が容易で、設計の自由度も
高まるものとなった(請求項3)。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックホウの全体側面図
【図2】運転部の平面図
【図3】作動油系の油圧回路図
【図4】減速域、停止位置の概略を示す側面図
【図5】減速域、停止位置の概略を示す平面図
【図6】左側の操作レバーと連係するパイロット油圧系
の油圧回路図
【図7】右側の操作レバーと連係するパイロット油圧系
の油圧回路図
【図8】オフセットペダルと連係するパイロット油圧系
の油圧回路図
【図9】操縦塔の概略後面図
【図10】オフセットペダルの油路系を収めるケースの
後面図
【図11】オフセットペダルの油路系を収めるケースの
側面図
【図12】別実施の形態のオフセットペダルの油路系を
収めるケースの後面図
【符号の説明】
2 機台 26 パイロット弁 27 電磁弁 PL パイロット油路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機台に対して油圧アクチュエータで作動
    する掘削装置を備えると共に、操作具で操作されるパイ
    ロット弁からのパイロット圧の変化で制御弁を切換操作
    して前記油圧アクチュエータに対する作動油の制御を行
    うよう油圧アクチュエータの制御系を構成し、パイロッ
    ト弁と制御弁との間のパイロット油路のパイロット圧を
    制御して制御弁の開度を調節する電磁弁を備えたバック
    ホウであって、 前記電磁弁と前記パイロット弁とを一体物となるブロッ
    ク状に形成してあるバックホウ。
  2. 【請求項2】 前記パイロット弁を備えた部材と前記電
    磁弁を備えた部材との対向する面同士にパイロット油路
    を穿設し、夫々の部材を連結することで互いのパイロッ
    ト油路が連通する状態となるよう連結固定して一体物に
    構成してある請求項1記載のバックホウ。
  3. 【請求項3】 前記パイロット弁を備えた部材と前記電
    磁弁を備えた部材との対向する面同士にパイロット油路
    を穿設し、夫々の油路を連通させる油路が形成された油
    路プレートを挟み込んで夫々の部材を連結することで互
    いのパイロット油路が連通する状態となるよう連結固定
    して一体物に構成してある請求項1記載のバックホウ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6789412B2 (en) 2001-10-29 2004-09-14 Komatsu Ltd. Oil pressure signal output device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6789412B2 (en) 2001-10-29 2004-09-14 Komatsu Ltd. Oil pressure signal output device

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