JPH10204822A - 路面表示塗料削除装置 - Google Patents

路面表示塗料削除装置

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JPH10204822A
JPH10204822A JP888497A JP888497A JPH10204822A JP H10204822 A JPH10204822 A JP H10204822A JP 888497 A JP888497 A JP 888497A JP 888497 A JP888497 A JP 888497A JP H10204822 A JPH10204822 A JP H10204822A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回動フレームの振動の小さい路面表示塗料削
除装置を提供する。 【解決手段】 路面表示塗料削除装置10は、押圧装置70
を構成する部品のうち回動フレーム40側に固定されるも
のは下方ばね受部材80しか存在せず、しかも、その下方
ばね受部材80は僅かな高さの形状であってその質量は比
較的小さなものであるので、回動フレーム40の回動中心
から離隔した側の質量がそれほど増加しない。したがっ
て、回動フレーム40の共振周波数がそれほど低下せず、
削除工具44を有する回転盤46や回転軸43、或いはそれを
回転駆動する回転駆動装置48の振動に起因する回動フレ
ーム40の振動振幅の増加が抑制されるので、削除工具44
の上下振動が増加せず、削除工具44の寿命が長くなる。
また、回動フレーム40の振動振幅が抑制されると、路面
表示塗料削除装置10のハンドル20を把持する作業者の手
に伝達される振動が小さくなるので、路面表示塗料削除
装置10の直進性や、路面表示塗料削除装置10を操作する
作業者の疲れが改善されるので、十分な操作性が得られ
るようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、路面に所定の表示をす
るためにその路面上に固着された表示塗料を削除するた
めの装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車道、歩道などの路面には、路肩、車
線、中央線、横断歩道などを表すためのラインや、交通
標識などを表す文字、記号などが路面表示塗料を用いて
所定の形状で描かれている。このような路面上に固着さ
れた路面表示塗料は、その路面の利用領域の変更や、再
塗布などの目的で、路面上から削除される場合があるの
で、種々の路面表示塗料削除装置が提案されている。
【0003】たとえば、実開昭63−151509号公
報に記載されたものがそれであり、そのような路面表示
塗料削除装置は、車輪によって移動可能に支持された車
体フレームと、水平な一軸まわりに回動可能にその車体
フレームに支持された回動フレームと、その回動フレー
ムに設けられ、路面に対して接触可能に設けられた削除
工具を有する回転円盤を略垂直な軸まわりに回転駆動す
る回転駆動装置と、上記の回動フレームを路面側へ付勢
することにより前記削除工具を有する回転盤を路面に対
して押圧する押圧装置とを備え、路面上を移動しつつ路
面上に所定の厚みで固着された表示塗料を削除するよう
に構成されている。
【0004】
【発明が解決すべき課題】ところで、上記従来の路面表
示塗料削除装置の押圧装置は、回動フレームの回動中心
と反対側に立設された支柱の上端部と車体フレームとの
間に張設された引張スプリングを備え、その引張スプリ
ングの張力を利用して前記削除工具を有する回転盤を路
面に対して押圧するように構成されている。このため、
上記押圧装置の支柱は、上記引張スプリングの最大長よ
りも長く形成される必要があることから、回動フレーム
から相当に高く形成されることになるので、回動フレー
ムの回動中心から離隔した側の質量が大きくなる。した
がって、回動フレームの共振周波数が低下することか
ら、削除工具を有する回転円盤或いはそれを回転駆動す
る内燃機関などの回転駆動装置の振動に起因する回動フ
レームの振動振幅が大きくなるので、上記削除工具の寿
命が低下するという欠点があった。また、上記回動フレ
ームの振動振幅が大きくなる結果、路面表示塗料削除装
置のハンドルを把持する作業者の手に伝達される振動が
大きいので、路面表示塗料削除装置の直進性が低下した
り或いはその路面表示塗料削除装置を操作する作業者の
疲れが大きくなるなど、十分な操作性が得られなかっ
た。
【0005】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、回動フレームの
振動の小さい路面表示塗料削除装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の要旨とするところは、車輪によって移動可能
に支持された車体フレームと、水平な一軸まわりに回動
可能にその車体フレームに支持された回動フレームと、
その回動フレームに設けられ、路面に対して接触可能に
設けられた削除工具を有する回転体を略垂直な軸まわり
に回転駆動する回転駆動装置と、上記の回動フレームを
路面側へ付勢することにより前記削除工具を路面に対し
て押圧する押圧装置とを備え、路面上を移動しつつ路面
上に所定の厚みで固着された表示塗料を削除する形式の
路面表示塗料削除装置であって、前記押圧装置が、(a)
前記車体フレームに固定された水平ブラケットと、(b)
その水平ブラケットに設けられた上方ばね受部材と、
(c) 前記回動フレームの回動中心側とは反対側に固定さ
れた下方ばね受部材と、(d) 前記上方ばね受部材とその
下方ばね受部材との間に介挿された圧縮コイルスプリン
グとを、含むことにある。
【0007】
【発明の効果】このようにすれば、前記押圧装置は、車
体フレームに固定された水平ブラケットに設けられた上
方ばね受部材と、回動フレームの回動中心側とは反対側
に固定された下方ばね受部材との間に介挿された圧縮コ
イルスプリングを備え、この圧縮コイルスプリングの弾
性復帰力によって回動フレームを路面側へ付勢するよう
に構成されていることから、上記押圧装置を構成する部
材のうち、回動フレームに設けられる部材は、圧縮コイ
ルスプリングの下側を受ける下方ばね受部材だけでよ
く、しかもその下方ばね受部材は上記回動フレームから
僅かに突き出す小さな部材であってそれによる質量増加
は僅かなものであるので、回動フレームの回動中心から
離隔した側の質量がそれほど増加しない。したがって、
回動フレームの共振周波数がそれほど変化せず、削除工
具を有する回転体或いはそれを回転駆動する内燃機関な
どの回転駆動装置の振動に起因する回動フレームの振動
振幅が抑制されるので、上記削除工具の寿命が長くな
る。また、上記回動フレームの振動振幅が抑制される結
果、路面表示塗料削除装置のハンドルを把持する作業者
の手に伝達される振動が小さくなるので、路面表示塗料
削除装置の直進性や、その路面表示塗料削除装置を操作
する作業者の疲れが改善されるので、十分な操作性が得
られる。
【0008】
【発明の他の態様】ここで、好適には、前記上方ばね受
部材は、前記水平ブラケットに垂直方向の移動可能に螺
合された圧力調整部材の下端部に設けられたものであ
る。このようにすれば、削除しようとする路面表示塗料
の厚みや粘着力などに応じて、圧縮コイルスプリングの
付勢力が調節される利点がある。
【0009】また、好適には、前記車体フレームを支持
する車輪は、その車輪の回転中心から水平方向に所定寸
法離隔した垂直軸まわりに回転可能に設けられた回転車
輪ブラケットにより水平な車軸を介して回転可能に設け
られたものであり、その回転車輪ブラケットおよび前記
車体フレームには、その回転車輪ブラケットの垂直軸ま
わりの回転位置を直進方向位置に選択的に固定する固定
手段が設けられる。このようにすれば、路面表示塗料が
曲線であるか或いは直線であるかに対応して、回転車輪
ブラケットの垂直軸まわりの回転を許容したり、或いは
直進方向に固定したりすることができので、路面表示塗
料削除装置の作業性が高められる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、本発明が適用された路面表示塗
料削除装置10の構成を説明する図である。
【0011】図1において、路面表示塗料削除装置10
は、一対の前輪12および一対の後輪14により路面1
6上を移動可能に支持された矩形枠状の車体フレーム1
8と、この車体フレーム18の移動方向を操作するため
に車体フレーム18の後方部に固定されたハンドル20
とを備えている。上記前輪12は、一対の回転車輪ブラ
ケット22により水平な車軸24を介して回転可能に支
持されており、その回転車輪ブラケット22は、前輪1
2の回転中心から水平方向に所定寸法離隔した垂直軸ま
わりに回転可能に設けられているため、上記ハンドル2
0に加えられた操作力に従って上記前輪12が進行方向
へ向かって回転させられるようになっている。また、上
記後輪14は、車体フレーム18から下方へ向かって突
設された固定車輪ブラケット26により水平な車軸28
を介して回転可能に支持されている。
【0012】上記一対の回転車輪ブラケット22および
車体フレーム18には、その回転車輪ブラケット22を
直進方向位置すなわち車軸24を車体フレーム18の幅
方向に平行な位置でその垂直軸まわりの回転を固定する
ための固定手段が設けられている。たとえば図3に詳し
く示すように、回転車輪ブラケット22および車体フレ
ーム18には、その回転車輪ブラケット22が前進方向
位置に位置させられたときに相互に一致する貫通穴3
0、32がそれぞれ形成されて水平方向へ突き出す水平
ブラケット34、36が設けられており、それら水平ブ
ラケット34、36の貫通穴30、32に固定ピン38
が差し込まれることにより、回転車輪ブラケット22の
垂直軸まわりの回転が阻止されるようになっている。
【0013】上記水平な車軸28には上記車体フレーム
18の内側に収容される矩形枠状の回動フレーム40か
ら下方へ向かって突設された回動ブラケット42が回動
可能に連結されており、これにより、回動フレーム40
は水平な一軸まわりに回動可能に車体フレーム18に支
持されている。この回動フレーム40には回転軸43が
略垂直な軸心まわりに回転可能に支持されており、この
回転軸43の下端部には、路面16に対して接触可能に
設けられた複数個(本実施例では3個)の削除工具44
を外周部に有する回転盤46が図示しない弾性支持機構
を介して所定の範囲内で傾斜可能に弾性的に固定されて
いる。
【0014】また、たとえば内燃機関から成る回転駆動
装置48が上記回動フレーム40上に設けられており、
その回転駆動装置48の出力軸に設けられたVプーリ5
0と上記回転軸43の上端部に設けられたVプーリ52
との間にVベルト54が巻き掛けられている。これによ
り、上記回転盤46は、回動フレーム40に設けられた
回転駆動装置48にVベルト54を介して作動的に連結
され、その回転駆動装置48によって略垂直な軸まわり
に回転駆動されるようになっている。
【0015】上記削除工具44は、路面16上に固着さ
れた路面表示塗料58を削除するために、図1に示すよ
うに、放射状に突き出す複数本の突出ピン60を外周部
に備え、上記路面16に垂直な回転盤46の回転軸心に
対して直角な面内に位置し且つその回転軸心に対して交
差しない回転軸心まわりに回転可能に回転盤46の外周
部に支持されている。上記複数本の突出ピン60は、た
とえば焼き入れ鋼製または超硬合金製などの耐摩耗性の
高い材質で構成された直径が6〜7mm程度のものであっ
て、周方向に等間隔な位置に設けられている。
【0016】上記の路面表示塗料58は、たとえばJI
SK5665に規定されているように、無機骨材、白色
或いは黄色などの顔料、樹脂を主成分として含み、加熱
によって溶解された流動状態で路面16に所定厚みで塗
布された後に硬化されることにより路面16に固着され
たものであり、路面16のセンターライン、横断歩道、
側線、交通標識文字や記号を表示する。このため、その
路面表示塗料58を上記削除工具44の外周に突設され
た突出ピン60により強制的に削除するに際しては、そ
の突出ピン60の機械的な衝突や前記回転駆動装置48
の作動が振動源となる。削除工具44を外周に備えた回
転盤46は、回動フレーム40の下側に固設された円形
のカッタカバー62およびシールゴム64により覆われ
ており、上記の突出ピン60により剥がされる路面表示
塗料58の小片の飛散が防止されるようになっている。
【0017】前記ハンドル20の基部には、削除工具4
4を外周に備えた回転盤46を路面16から引き上げる
ためのチルト操作レバー66が回動可能に備えられてい
る。このチルト操作レバー66の基端部はリンク68を
介して回動フレーム40の前部と連結されている。これ
により、そのチルト操作レバー66が後方側すなわちハ
ンドル20を把持している作業者側へ操作されると、回
動フレーム40が上方へ向かって僅かに回動させられる
ことにより、削除工具44を外周に備えた回転盤46が
路面16から引き上げられるが、チルト操作レバー66
が前方側すなわち図1、図2、図3に示す位置へ操作さ
れると、削除工具44が路面16へ当接するまで回動フ
レーム40が下方へ向かって僅かに回動させられるよう
になっている。
【0018】上記路面表示塗料削除装置10には、回動
フレーム40を路面側へ付勢することにより削除工具4
4を路面16に対して押圧する押圧装置70が備えられ
ている。この押圧装置70は、図1および図3に詳しく
示すように、車体フレーム18の前部において所定の高
さに固定された水平ブラケット72と、調整ハンドル7
4を上端部に備えてその水平ブラケット72に螺合され
た圧力調整用ねじ部材76と、この圧力調整用ねじ部材
76の下端部に設けられた上方ばね受部材78と、前記
回動フレーム40の前部すなわちその回動中心側とは反
対側に固定された下方ばね受部材80と、上記上方ばね
受部材78と下方ばね受部材80との間に介挿された圧
縮コイルスプリング82とを備えており、上記圧力調整
用ねじ部材76の操作により設定されたその圧縮コイル
スプリング82の弾性復帰力すなわち予荷重に対応した
押圧力で回動フレーム40を路面側へ付勢するようにな
っている。
【0019】以上のように構成された路面表示塗料削除
装置10において、回転駆動装置48が作動させられた
状態でチルト操作レバー66が前方へ操作されると、削
除工具44を外周に備えた回転盤46が回転駆動され
る。この状態で、ハンドル20を把持する作業者により
路面表示塗料削除装置10が前進させられると、路面1
6上に固着された路面表示塗料58が削除される。この
とき、削除工具44の外周面に突設された突出ピン60
が路面表示塗料58に衝突させられて、路面表示塗料5
8が小片に砕かれて削除されるのであるが、その突出ピ
ン60と路面表示塗料58との衝突や回転駆動装置48
の作動が振動源となって、路面表示塗料削除装置10が
励振される。特に、回動フレーム40は、上記振動源を
備えしかも後方側端部で車軸28により支持されること
から、共振作用によりその振動が大きくなる傾向にあ
る。
【0020】しかし、本実施例の路面表示塗料削除装置
10は、上記押圧装置70を構成する部品のうち回動フ
レーム40側に固定されるものは下方ばね受部材80し
か存在せず、しかも、その下方ばね受部材80は僅かな
高さの形状であってその質量は比較的小さなものである
ので、回動フレーム40の回動中心から離隔した側の質
量がそれほど増加しない。したがって、回動フレーム4
0の共振周波数がそれほど低下せず、削除工具44を有
する回転盤46や回転軸43、或いはそれを回転駆動す
る内燃機関などの回転駆動装置48の振動に起因する回
動フレーム40の振動振幅の増加が抑制されるので、上
記削除工具44の上下振動が増加せず、従来に比較して
その削除工具44の寿命が長くなる。
【0021】また、本実施例によれば、上記のように回
動フレーム40の振動振幅が抑制される結果、路面表示
塗料削除装置10のハンドル20を把持する作業者の手
に伝達される振動が小さくなるので、路面表示塗料削除
装置10の直進性や、その路面表示塗料削除装置10を
操作する作業者の疲れが改善されるので、十分な操作性
が得られるようになる。
【0022】また、本実施例によれば、路面16上に固
着された路面表示塗料58の厚みや粘着力などに応じ
て、圧縮コイルスプリング82の弾性復帰力すなわち予
荷重が圧力調整用ねじ部材76の操作により設定される
ようになっているので、路面16に対する押しつけ力が
弱過ぎて路面表示塗料58の一部が残ること、或いは路
面16に対する押しつけ力が強過ぎて路面16が不要に
削除されることがなく、路面表示塗料58が好適に削除
される利点がある。
【0023】因みに、路面表示塗料削除装置に備えられ
た従来の押圧装置90を、図4および図5を用いて説明
する。なお、この図4および図5の説明において、前述
の実施例と共通する機能を有する部分には同一の符号を
付して説明を省略する。
【0024】上記図4および図5において、押圧装置9
0は、回動フレーム40の回動中心とは反対側すなわち
前方側に立設された支柱92と、その支柱92の上端部
において調整ハンドル94に螺合され、その調整ハンド
ル94の回転操作により上下方向に移動させられる圧力
調整ねじ部材96と、車体フレーム18の前方側に固設
された水平ブラケット98と、上記圧力調整ねじ部材9
6と水平ブラケット98との間に張設された弾性部材す
なわち引張コイルスプリング100を備え、その引張コ
イルスプリング100の引張力を利用して削除工具44
を有する回転盤46を路面16に対して押圧するように
構成されている。このため、上記押圧装置90の支柱9
2は、上記引張コイルスプリング100の最大長よりも
長く形成される必要があることから、回動フレーム40
から相当に高く形成されることになるので、回動フレー
ム40の回動中心から離隔した側の質量が大きくなる。
したがって、回動フレーム40の共振周波数が低下する
ことから、削除工具44を有する回転盤46或いはそれ
を回転駆動する内燃機関などの回転駆動装置48の振動
に起因する回動フレーム40の振動振幅が大きくなるの
で、上記削除工具44が不要に路面16に対して衝突さ
せられてその寿命が低下するという欠点があった。ま
た、上記回動フレーム40の振動振幅が大きくなる結
果、路面表示塗料削除装置のハンドル20を把持する作
業者の手に伝達される振動が大きいので、路面表示塗料
削除装置の直進性が低下したり或いはその路面表示塗料
削除装置を操作する作業者の疲れが大きくなるなど、十
分な操作性が得られなかったのである。
【0025】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0026】たとえば、前述の実施例の路面表示塗料削
除装置10は、手動により前進させられる手押形式であ
ったが、エンジンにより前進させられる自走式であって
も差し支えない。
【0027】また、前述の実施例において、押圧装置7
0の調整ハンドル74および圧力調整用ねじ部材76
は、車体フレーム18側に設けられていたが、回動フレ
ーム40側に設けられていても、一応の効果が得られ
る。
【0028】また、前述の実施例において、押圧装置7
0は路面表示塗料削除装置10の前方側に設けられてい
たが、後方側に設けられていても差し支えない。このよ
うにすれば、回動フレーム40の車軸28まわりの慣性
質量が一層小さくされて、その共振振動が抑制される利
点がある。
【0029】その他、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である路面表示塗料削除装置
の外観を示す図であって、一部を切り欠いて示す側面図
である。
【図2】図1の路面表示塗料削除装置の平面図である。
【図3】図1の路面表示塗料削除装置を前方から見た正
面図である。
【図4】従来の路面表示塗料削除装置の一部を切り欠い
て示す側面図であって、図1に相当する図である。
【図5】図4の路面表示塗料削除装置の正面図であっ
て、図3に相当する図である。
【符合の説明】
10:路面表示塗料削除装置 12:前輪、14:後輪(車輪) 18:車体フレーム 40:回動フレーム 44:削除工具 46:回転盤(回転体) 48:回転駆動装置 70:押圧装置 72:水平ブラケット 76:圧力調整用ねじ部材 78:上方ばね受け部材 80:下方ばね受け部材 82:圧縮コイルスプリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪によって移動可能に支持された車体
    フレームと、水平な一軸まわりに回動可能に該車体フレ
    ームに支持された回動フレームと、該回動フレームに設
    けられ、路面に対して接触可能に設けられた削除工具を
    有する回転体を略垂直な軸まわりに回転駆動する回転駆
    動装置と、該回動フレームを路面側へ付勢することによ
    り前記削除工具を路面に対して押圧する押圧装置とを備
    え、路面上を移動しつつ該路面上に所定の厚みで固着さ
    れた表示塗料を削除する形式の路面表示塗料削除装置で
    あって、 前記押圧装置が、 前記車体フレームに固定された水平ブラケットと、 該水平ブラケットに設けられた上方ばね受部材と、 前記回動フレームの回動中心側とは反対側に固定された
    下方ばね受部材と、 前記上方ばね受部材と該下方ばね受部材との間に介挿さ
    れた圧縮コイルスプリングとを、含むことを特徴とする
    路面表示塗料削除装置。
  2. 【請求項2】 前記車体フレームを支持する車輪は、該
    車輪の回転中心から水平方向に所定寸法離隔した垂直軸
    まわりに回転可能に設けられた回転車輪ブラケットによ
    り水平な車軸を介して回転可能に設けられたものであ
    り、該回転車輪ブラケットおよび前記車体フレームに
    は、該回転車輪ブラケットの垂直軸まわりの回転位置を
    直進方向位置に選択的に固定する固定手段が設けられて
    いる請求項1の路面表示塗料削除装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100464025C (zh) * 2007-02-13 2009-02-25 朱建新 一种道路标线清除机
KR200460444Y1 (ko) * 2011-05-09 2012-05-25 박상철 노면 표식 제거 장치

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