JPH10204763A - ニッケル繊維フェルトマットの製造方法及びニッケル繊維フェルトマット - Google Patents

ニッケル繊維フェルトマットの製造方法及びニッケル繊維フェルトマット

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JPH10204763A
JPH10204763A JP9006845A JP684597A JPH10204763A JP H10204763 A JPH10204763 A JP H10204763A JP 9006845 A JP9006845 A JP 9006845A JP 684597 A JP684597 A JP 684597A JP H10204763 A JPH10204763 A JP H10204763A
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JP
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nickel
felt mat
fiber
mat
metal
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JP9006845A
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Hiroyuki Okazaki
博行 岡崎
Koji Moriya
浩二 守家
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マット表裏面間に渡る断熱性に優れるととも
に、耐熱性の点で優れた特性を有するフェルトマットを
得る。 【解決手段】 炭素繊維がシート状に成形された芯材繊
維成形シートを準備する準備工程と、この芯材繊維成形
シートの炭素繊維の露出面にNi被覆処理をし、さらに
このNi被覆処理層の表面にCr、Si等の別種の表面
処理を施し、被覆処理済フェルトマットを得る被覆工程
と、酸素含有ガス存在下で前記被覆処理済フェルトマッ
トを加熱処理し、炭素繊維を酸化除去するとともに、表
面に合金層を有する繊維からなるフェルトマットを得る
熱処理工程を備えて、ニッケル合金繊維フェルトマット
を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば繊維フェル
トマットバーナの燃焼部にも利用することができる断熱
性、耐熱性等を備えたフェルトマットに関するととも
に、このようなフェルトマットを得ることができる製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】繊維フェルトマットバーナは、図4
(イ)に示すように繊維フェルトマット(繊維焼結板)
41の表裏面間に渡って可燃性混合気42を噴出させ、
マット表面43側で燃焼をおこなう。ここで、繊維フェ
ルトマットの構成繊維としては、従来、鉄を主成分とし
た金属性繊維フェルトマット、或いは、セラミック繊維
をマット状に成形したものが利用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな材料を使用する場合にあっては、図4(ロ)に示す
ように燃焼部44の形状等を複雑化した場合、割れ、酸
化消耗等が発生するという問題がある。従って、より割
れの無い、耐熱性(耐酸化消耗性)の高い材料の出現が
望まれていた。さらに、バーナの燃焼を良好におこなう
ためには、このようなフェルトマットは、その表裏面間
に渡る断熱性が高い必要がある。一方、金属繊維フェル
ト状体及びその製造方法としては、特開平4−1105
8が知られている。この出願の方法を採用することによ
り、フェルトマット全体として比較的強度を有するフェ
ルトマットを比較的簡便な方法で製造することが可能で
ある。しかしながら、上記のようなフェルトマットバー
ナの燃焼部に使用できるような十分な、耐割れ性能、断
熱性、耐熱性を備えた合金繊維フェルトマットは無い。
本発明の目的は、マット表裏面間に渡る断熱性に優れる
とともに、耐割れ性能、耐熱性の点で優れた特性を有す
るフェルトマットを得るとともに、この製造方法を得る
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明によるニッケル繊維フェルトマットの製造方法
の特徴手段は、酸化除去可能な芯材繊維がシート状に成
形された芯材繊維成形シートを準備する準備工程と、前
記芯材繊維成形シートに於ける前記芯材繊維の露出面に
ニッケルの被覆層を形成する工程を経て、ニッケル以外
の第1金属の処理層をニッケル被覆層の表面側に形成す
る表面処理を行って被覆処理済フェルトマットを得る被
覆工程と、酸素含有ガス存在下で前記被覆処理済フェル
トマットを加熱処理し、前記芯材繊維を酸化除去すると
ともに、前記ニッケルと第1金属とを合金化して、表面
処理済ニッケル繊維からなるフェルトマットを得る熱処
理工程を備えたことにある。この製造方法においては、
有機繊維、炭素繊維等のような酸化によって除去可能な
繊維である芯材繊維のシートが準備される。このような
シートにあっては、芯材繊維は、シートの表面あるいは
裏面にほぼ平行な状態でその多数が分布されている。こ
のような芯材繊維成形シートを準備した後、これを構成
する芯材繊維の露出面に対して、ニッケルの被覆処理を
施す。さらに、この被覆処理によって得られるニッケル
被覆面の表面側に、第1金属の処理層を形成して被覆処
理済フェルトマットを得る。ここで、このようなニッケ
ル被覆処理の代表としては、メッキ処理を挙げることが
できる。さらに、ニッケル溶液槽内に、芯材繊維シート
を浸漬して芯材繊維表面にニッケルを含む溶液を付着さ
せ、加熱処理等を行いニッケル被覆層を得る等の処理も
採用できる。次に、ニッケル被覆層の表面側に、第1金
属の処理層を形成する。このニッケル被覆層の表面側の
処理にあたっては、例えば、第1金属の被覆層を、メッ
キ手法、ファイバマットの金属溶液内への浸漬による塗
布層の形成手法等により、形成する方法を挙げることが
できる。さらに、粒子状の第1金属をニッケル被覆層の
表面に分散付着させる方法でも、表面処理を施すことが
できる。このような処理により、芯材繊維が中心にあ
り、その周りに、表面に第1金属が添加されたニッケル
被覆層を有する複合繊維からなる被覆処理済フェルトマ
ットを得ることができる。次に、この被覆処理済フェル
トマットは、酸化性雰囲気内で加熱処理される。この処
理により、芯材繊維は酸化除去され、ニッケル被覆層の
表面側においては、母材であるニッケル内にその表面側
から第1金属が拡散するとともに、両者が合金化し、中
空状の表面処理済ニッケル繊維からなるフェルトマット
を得ることができる。このフェルトマットの製造方法に
おいては、母材をニッケルとし、その表面に第1金属の
表面処理を施しているため、成形性に富むとともに、第
1金属の特性に応じた好ましい特性(例えば耐熱性、耐
割れ性能、耐酸化消耗性)のフェルトマットを、比較的
容易に製造することができる。また、このフェルトマッ
トの場合、表面処理済ニッケル繊維もフェルトマットの
表面あるいは裏面に沿って配設され、それらの上下に重
なる繊維の一部のみが結合しているだけの構造となるた
め、フェルトマット全体としてみた場合に、その断熱性
能は、単純な粒子の焼結構造のものに比較して、明らか
に高くすることができる。
【0005】さて、このような製造方法で製造されるフ
ェルトマットにあっては、その構成材料は、酸化物とな
っている。このような状態は、用途によっては、好まし
くない場合がある。従って、上記の熱処理工程の後、還
元性ガスの共存下で、前記表面処理済ニッケル繊維から
なるフェルトマットを加熱処理し、フェルトマットの還
元及び焼結を行うことが好ましい。この処理は、表面処
理済ニッケル繊維を還元処理することとなり、金属自体
が有する特性を発揮させることが可能となる。さらに焼
結を進めて、強度の点で好ましい状態を実現することが
できる。
【0006】さて、前述の熱処理工程に於ける加熱処理
温度としては、800〜1100℃の範囲内に設定する
ことが好ましい。この温度範囲において、芯材繊維の酸
化除去と、ニッケル被覆層表面近傍に於ける、ニッケル
と第1金属との合金化を良好に進めることができるから
である。温度が、上記範囲より低いと酸化除去が不完全
になる場合があるとともに、焼結、合金化を十分に進め
られない場合がある。一方、上記範囲より高いと、焼結
が進み過ぎる場合が発生しやすい。
【0007】前記第1金属が、クロム、コバルト、珪
素、アルミニウム、タングステンから選択される1種以
上であることが好ましい。このような材料とニッケルの
合金層とを表面側に備えることにより、クロム、珪素、
アルミニウムの場合は、表面に酸化膜を形成することが
でき、酸化の内部側への進行をくい止めることができ
る。ここで、クロムを使用する場合は、そのニッケルに
対する割合は、10〜60%の範囲内であることが好ま
しい。この量より少ない場合は、表面処理効果が得難
い。一方、60%より大きい場合は、脆くなり、加工性
が悪くなる問題が起こる場合がある。一方、珪素を使用
する場合は、そのニッケルに対する割合は、0.1〜2
%の範囲内であることが好ましい。この量より少ない場
合は、表面処理効果が得難い。一方、2%より大きい場
合は、脆くなり、加工性が悪くなる問題が起こる場合が
ある。アルミを使用する場合は、そのニッケルに対する
割合は、0.1〜4%の範囲内であることが好ましい。
この量より少ない場合は、表面処理効果が得難い。一
方、4%より大きい場合は、脆くなり、加工性が悪くな
る問題が起こる場合がある。一方、コバルト、タングス
テンの場合は、ニッケルの構造強度を高めることができ
る。そして、上記の方法を使用して、得られるニッケル
繊維フェルトマットは、耐割れ性能、耐熱性、耐酸化消
耗性の点で優れており、例えば、比較的、複雑な形状の
ファイバーマットバーナにも適応可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】本願のニッケル繊維フェルトマッ
ト1の製造形態について説明する。図1は、本願のニッ
ケル繊維フェルトマット1を連続的に製造する工程図で
ある。製造にあたっては、有機繊維、炭素繊維等の酸化
雰囲気内で酸化除去可能な繊維である芯材繊維2をラン
ダムに絡み合わせた長尺のフェルト3を、予め準備して
おく(準備工程)。この繊維フェルトマット1の製造に
あたっては、芯材繊維2は、その大部分が、図2(イ)
に示すように、マット表面3bあるいは裏面3aに沿っ
た方向に配設分布される。ただし、芯材繊維2の配列
は、ニッケル繊維4の配置から確認できるのみである。
即ち、芯材繊維2は、マットの厚み方向Dとは直交する
方向(表裏面に沿った方向)Hに、その過半が分布・配
設される。従って、後述するようにこの心材繊維2の表
面に形成されるニッケル被覆層5も、フェルトマット1
の形成方向Hの分布が多いものとなる。このことによ
り、フェルトマットの断熱性が確保される。芯材繊維2
としては、繊維径15μm、長さ20mm程度のものを
使用することができる。
【0009】そして、このフェルト3を、図1に示すよ
うに、ニッケル被覆処理槽6に導入し、前記芯材繊維2
の外周面を一様な厚さで、図2(ロ)に示すように、ニ
ッケル被覆層5を設けることにより、芯材繊維2とニッ
ケル被覆層5とからなる複合繊維7を形成する。このニ
ッケル被覆層5によって芯材繊維2の接触部分に、ニッ
ケルからなる連結部5aが形成され、複合繊維7が、こ
の連結部5aによって金属的に一体化する(この連結部
5aは、後の熱処理工程で焼結され、強固な繊維間結合
部となり、ニッケル繊維フェルトマット1の強度を保
つ)。前記ニッケル被覆処理槽6としては、ニッケルメ
ッキ浴が代表的である。又メッキ浴には、下地処理用の
無電解メッキ槽を併用することもできる。
【0010】次に、上記のようにして得られたフェルト
マット30が、第1金属表面処理槽8に導入される。そ
して、ニッケル被覆層5の外表面に第1金属処理層9を
設けることにより、ニッケル被覆層5の表面側に第1金
属処理層9を備えたものが形成される(被覆工程)。こ
こで、第1金属処理層9の形成にあたっては、図1に示
すように、先の処理と同様に、メッキ処理槽内にフェル
トマットを投入して、メッキ処理をおこなうことができ
る。さらに、溶液処理槽で、第1金属を含む溶液内にフ
ェルトマット30を浸漬させて、表面に第1金属を含む
溶液成分の被覆層を形成して、乾燥等として第1金属処
理層を形成してもよい。この処理の代わりに、第1金属
粒子等をニッケル被覆層5の表面側に分散、付着させ、
第1金属処理層を形成するものとしてもよい(たとえ
ば、アルミニウムを第1金属とする場合は、有機アルミ
ニウムあるいはアルミニウム化合物をニッケル被覆層の
表面に分散、付着させ、後の熱処理でニッケル被覆層内
に拡散、合金化させる)。
【0011】こうして得られた表面処理済ニッケル被覆
構造の複合繊維からなる被覆処理済フェルトマット31
に、加熱処理を施す(熱処理工程)。この加熱処理は基
本的には脱炭焼結処理であり、さらに必要な場合は、還
元処理を施す。
【0012】脱炭焼結処理は、図1に示すように、酸素
含有ガス存在下で被覆処理済フェルトマット31を加熱
処理し、前記芯材繊維2を酸化除去する工程であり、炭
素繊維を芯材繊維2として用いる場合にあっては、熱処
理部10で、800〜1300℃(800〜1100℃
が好ましい)、10分〜4時間程度の熱処理を行う。こ
のようにすると、芯材繊維2のみを除去できる。なお、
この時、ニッケル被覆層表面側でのニッケルと第1合金
との焼結、合金化が進む。結果、フェルトマットは表面
処理済ニッケル中空繊維からなるフェルトマットとな
る。この場合、各繊維間の結合状態は強く、さらにそれ
が中空状態であるため、マット全体としてみた場合、成
形性に優れている。さらに、このようにして得られるフ
ェルトマットを加圧することにより、薄肉化すると同時
に焼結による連結部5aが燃結した結合部を追加し、さ
らにフェルトマットとしての強度を高めることができ
る。
【0013】還元処理は、図1に示すように、脱炭焼結
処理に伴って酸化物状態にある材料を、還元処理する工
程であり、還元処理部11で、水素ガス等の還元ガスの
共存下で加熱し、還元とさらなる焼結を行わせることに
より、高強度な繊維フェルトマットを得るものである。
【0014】
【実施例】上記の例において、実際に形成されるニッケ
ル繊維フェルトマットの例に関して説明する。ここで、
第1実施例は、第1金属として、クロムを選択した例で
あり、第2実施例は、第1金属として、珪素を選択した
例である。 第1実施例 諸条件は以下の通りである。 a 芯材繊維 炭素繊維 繊維径(mm) 0.015 繊維長(mm) 20 b 第1金属 Cr(組成割合Ni−Cr、70%−30%) c ニッケル被覆処理 メッキ 被覆層厚さ(mm) 0.005 c クロム被覆処理 メッキ 被覆層厚さ(mm) 0.005 熱処理温度 1100℃(処理時間60分) 物性は以下の通りである。 a 目付(g/m2 ) 425 b 引張試験 1.2(kg/cm幅) c 曲げ試験後の引張荷重 1.0(kg/cm幅) d 空孔率 80% e 断熱性 (ニッケル粉末を単純に焼結して得られる多孔質シート
に於ける材料表裏面間に於ける断熱性能との比較)ほぼ
同一の厚みを有し、通気性能が同等と見なせるものにお
いて、実施例1のものは単純な焼結構造のものと比較し
て、熱伝導度比が1/10程度であった。 f 酸化磨耗性 (本願同様の手法によりニッケル単体からなるニッケル
中空繊維フェルトマットと、実施例1の酸化磨耗性を比
較)図3に実線で結果を示した。同図は、1000℃、
空気雰囲気に於ける酸化による重量減少量を比較したも
のである。同図において二点鎖線のものはニッケル中空
繊維フェルトマットの結果を示している。実施例1のも
のが、格段に優れていることが判る。 g 耐割れ性能 図4(ロ)の構成を採用した場合にあって、インプット
107cal/Hr、100時間の燃焼で、割れ等の問
題を起こすことはなかった。
【0015】第2実施例 第2実施例のものは、表面処理に珪素を使用したもので
ある。諸条件は以下の通りである。 a 芯材繊維 炭素繊維 繊維径(mm) 0.015 繊維長(mm) 20 b 第1金属 Si(組成割合Ni−Si、95%−5%) c ニッケル被覆処理 メッキ 被覆層厚さ(mm) 0.005 c Si被覆処理 Si溶液への浸漬による処理層形成 表面処理層厚さ(mm)0.003 d 熱処理温度 1100℃(処理時間60分) 物性は以下の通りであった。 a 目付(g/m2 ) 425 b 引張試験 1.5(kg/cm幅) c 曲げ試験後の引張荷重0.7(kg/cm幅) d 空孔率 80% e 断熱性 第1実施例相当の断熱性を示した。 f 酸化磨耗性 (本願同様の手法によりニッケル単体からなるニッケル
繊維フェルトマットと、実施例2の酸化磨耗性を比較)
図3に破線で結果を示した。評価条件は、先に説明した
ものと同様である。実施例2のものが、ニッケル中空繊
維フェルトマット(二点鎖線)より格段に優れており、
さらに、実施例1のもの相当である。 g 耐割れ性能 この例の場合も、図4(ロ)の構成を採用した場合にあ
って、インプット107cal/Hr、100時間の燃
焼で、割れ等の問題を起こすことはなかった。
【0016】〔別実施の形態例〕本願の別実施の形態に
ついて以下説明する。 (イ) 上記の実施例にあっては、ニッケル被覆処理に
あたって、メッキ手法を採用したが、電気メッキ、化学
メッキなどの他、蒸着、浸漬被覆処理などの方法を使用
してもよい。 (ロ) 上記の実施例にあっては、第1金属として、ク
ロム、珪素、を使用する例を示したが、これまで説明し
てきたように、コバルト、アルミニウム、タングステン
を使用することも、これまで説明していたように好まし
い。この第1金属の処理においては、任意のメッキ手
法、金属溶液付着による表面処理手法、金属粒子の分散
付着による手法等を採用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願のニッケル繊維フェルトマットの製造工程
の一例を示す図
【図2】本願のニッケル繊維フェルトマットの説明図
【図3】第1実施例、第2実施例のニッケル繊維フェル
トマットの酸化消耗性を示す図
【図4】繊維フェルトマットバーナの説明図
【符号の説明】
1 ニッケル繊維フェルトマット 2 芯材繊維 3 フェルトマット 9 第1金属処理層 30 フェルトマット 31 被覆処理済フェルトマット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化除去可能な芯材繊維がシート状に成
    形された芯材繊維成形シートを準備する準備工程と、 前記芯材繊維成形シートに於ける前記芯材繊維の露出面
    にニッケルの被覆層を形成する工程を経て、ニッケル以
    外の第1金属の処理層をニッケル被覆層の表面側に形成
    する表面処理を行って被覆処理済フェルトマットを得る
    被覆工程と、 酸素含有ガス存在下で前記被覆処理済フェルトマットを
    加熱処理し、前記芯材繊維を酸化除去するとともに、前
    記ニッケルと第1金属とを合金化して、表面処理済ニッ
    ケル繊維からなるフェルトマットを得る熱処理工程を備
    えたニッケル繊維フェルトマットの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記熱処理工程の後、還元性ガスの共存
    下で、前記表面処理済ニッケル繊維からなるフェルトマ
    ットを加熱処理し、フェルトマットの還元及び焼結を行
    う請求項1記載のニッケル繊維フェルトマットの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記熱処理工程に於ける加熱処理温度を
    800〜1100℃の範囲内に設定する請求項1、2記
    載のニッケル繊維フェルトマットの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1金属が、クロム、コバルト、珪
    素、アルミニウム、タングステンから選択される1種以
    上である請求項1、2、3記載のニッケル繊維フェルト
    マットの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のニ
    ッケル繊維フェルトマットの製造方法により製造される
    ニッケル繊維フェルトマット。
JP9006845A 1997-01-17 1997-01-17 ニッケル繊維フェルトマットの製造方法及びニッケル繊維フェルトマット Pending JPH10204763A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6639762B2 (en) 2000-01-24 2003-10-28 Alps Electric Co., Ltd. Spin valve thin-film magnetic device having free magnetic layer in ferrimagnetic state and manufacturing method therefor
JP2008192758A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Sumitomo Electric Ind Ltd 電気二重層キャパシタ用電極

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US6639762B2 (en) 2000-01-24 2003-10-28 Alps Electric Co., Ltd. Spin valve thin-film magnetic device having free magnetic layer in ferrimagnetic state and manufacturing method therefor
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