JPH1020409A - コマ位置特定システム - Google Patents

コマ位置特定システム

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JPH1020409A
JPH1020409A JP17897796A JP17897796A JPH1020409A JP H1020409 A JPH1020409 A JP H1020409A JP 17897796 A JP17897796 A JP 17897796A JP 17897796 A JP17897796 A JP 17897796A JP H1020409 A JPH1020409 A JP H1020409A
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frames
film
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Abstract

(57)【要約】 【課題】先端と後端との間で複数のコマを形成している
フィルムから最初の1枚及び最後から2枚は所定コマ数
以下をその他は所定コマ数を有するように切断されたピ
ースフィルムを所定の順番でピースフィルム保管手段に
収納され、この収納された状態における焼付対象コマの
位置を特定するために、最低限の基準となるコマ番号の
入力しか要求されないコマ位置特定システムを提供する
こと。 【解決手段】最後から2枚目のピースフィルムから選択
された第1基準コマのコマ番号と、前記最後から2枚目
のピースフィルムが有するコマ数を算定できるように選
択された第2基準コマのコマ番号とに基づいて、顧客に
よって指定された焼付対象コマが属するピースフィルム
を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、先端と後端との間
で複数のコマを形成しているフィルムから最初の1枚及
び最後から2枚は所定コマ数以下をその他は所定コマ数
を有するように切断されたピースフィルムが所定の順番
でピースフィルム保管手段に収納された状態における焼
付対象コマの位置を特定するためのコマ位置特定システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ店では、顧客から写真の焼き増し
の依頼、つまりリオーダーを受けると、フィルムから所
定のコマ数を有するように切断されたピースフィルムを
収納したネガ袋を預かるとともに、焼付対象となるコマ
番号と焼付枚数を注文伝票に書き込む。その後、写真焼
付装置の操作員が注文伝票を見て、焼付対象となるコマ
番号をもつピースフィルムを選択してネガ袋から取り出
して写真焼付装置にセットし、注文枚数分の焼付を行
う。
【0003】このようなリオーダー作業を機械化する提
案はいくつかされている。例えば、特公昭59-92号公報
では、ピースフィルムを順番に収納したネガ袋を平面上
に拡げた状態で一番上のピースフィルムの右端のコマの
コマ番号を入力することにより、その他のコマが属する
ピースフィルムとそのピースフィルムにおける位置を特
定している。この技術では、一番上のピースフィルムを
除いて、ピースフィルムがもつコマ数が同じであること
が前提となる。しかしながら、ピースフィルムがフィル
ムから切断される際、最後のピースフィルムに1つのコ
マしか残っておらずピースフィルムの長さが短すぎて焼
付処理に支障をきたすことのないように、最後のピース
フィルムが少なくとも2つのコマをもつように最後の2
枚のピースフィルムの切断が調整される。その結果最後
の2枚のピースフィルムのもつコマ数は所定数より少な
くなることがあり、その場合、最後の2枚のピースフィ
ルムにおけるコマ位置の特定が前述のように入力された
コマ番号だけでは不可能となる。
【0004】さらに、特公昭59-34291号公報では、上記
問題を考慮し、ピースフィルムを順番に収納したネガ袋
を平面上に拡げた状態で一番上のピースフィルムの右端
のコマのコマ番号と、最後の2枚のピースフィルムそれ
ぞれがもつコマ数とを入力することで、最後の2枚のピ
ースフィルムがもつコマ数が所定数より少ない場合で
も、その他のコマが属するピースフィルムとそのピース
フィルムにおける位置を特定することを可能にしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】後者の従来技術は、前
者の従来技術がもつ、最後の2枚のピースフィルムにお
けるコマ位置の特定が不可能となる問題を解消している
が、そのために一番上のピースフィルムの右端のコマの
コマ番号と、最後のピースフィルムがもつコマ数と、最
後から2枚目のピースフィルムのもつコマ数の3つの数
字を入力しなければならない。特に、コマ番号とコマ数
といったカテゴリーの異なる複数の数字の入力が要求さ
れ、入力ミスを引き起こし易い。
【0006】本発明の目的は、先端と後端との間で複数
のコマを形成しているフィルムから最初の1枚及び最後
から2枚は所定コマ数以下をその他は所定コマ数を有す
るように切断されたピースフィルムを所定の順番でピー
スフィルム保管手段に収納され、この収納された状態に
おける焼付対象コマの位置を特定するために、同じカテ
ゴリーの最小限の数字の入力しか要求されないコマ位置
特定システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によるコマ位置特定システムでは、任意に指
定されたコマが属するピースフィルムが、最後から2枚
目のピースフィルムから選択された第1基準コマのコマ
番号と、最後から2枚目のピースフィルムが有するコマ
数を算定できるように選択された第2基準コマのコマ番
号とに基づいて、特定される。つまり、最初の1枚及び
最後から2枚以外のピースフィルムは所定コマ数をもっ
ていることから、第1基準コマと第2基準コマとの間に
存在するコマは、所定数のコマをもつピースフィルムに
属するコマと最後から2枚目のピースフィルムに属する
コマとに分けて考えることができ、後者のコマの数から
最後から2枚目のピースフィルムがもつ全コマ数が求め
られる。このことは、任意に指定されたコマ番号に対応
するコマが属するピースフィルム、つまり焼付対象とな
るピースフィルムを、第1基準コマと第2基準コマのコ
マ番号に基づいて、特定することができることを意味す
る。
【0008】さらには、必要に応じて、その指定された
コマのピースフィルムにおける順番も簡単に演算するこ
とも可能である。
【0009】例えば、所定コマ数を6コマとして長尺フ
ィルムから切断され、最後のピースフィルムが3コマを
もち、最後から2枚目のピースフィルムが4コマをもっ
ており、第1基準コマの位置が最後から2枚目のピース
フィルムの右端でそのコマ番号が18、第2基準コマの
位置が最初から3枚目のピースフィルムの右端でそのコ
マ番号が14と入力されたとすれば、18−14=4が
最後から2枚目のピースフィルムのもつコマ数となる。
このように、最後から2枚目のピースフィルムがもつコ
マ数が得られるなら、つまり最後から2枚目の切断状況
が得られることになるので、上述したように切断されて
いるピースフィルムにおける各コマ番号からそのコマが
属するピースフィルムの特定や、その特定されたピース
フィルムにおける順番が得られることが理解されるだろ
う。
【0010】すなわち、指定されたコマ番号:Nが15
(第2基準コマのコマ番号の次の数:最後から2枚目の
左端のコマのコマ番号)〜18ではそのコマは最後から
2枚目のピースフィルムに属すると判断される。さらに
は、そのコマは左端から(N−14)番目に位置する。
ここで14なる数は最後から3枚目のピースフィルムの
右端のコマのコマ番号、つまり第2基準コマのコマ番号
である。
【0011】指定されたコマ番号:Nが第1基準コマの
コマ番号、つまり18より大きい場合そのコマは最後の
ピースフィルムに属すると判断される。さらには、その
左端からの順番も演算式: N−18、 で求めることができる。ここで18なる数は最後から2
枚目のピースフィルムの右端のコマのコマ番号、つまり
第1基準コマのコマ番号である。
【0012】指定されたコマ番号:Nが14以下の場
合、そのコマは最後から QUOT[14−N,6]+3 枚目のピースフィルムに属すると判断される。ここで、
QUOT[数値1,数値2]は数値1を数値2で割った
商の整数部を示す。さらには、その左端からの順番も演
算式: 6−MOD[14−N,6] で求められ、その際MOD[数値1,数値2]は数値1
を数値2で割ったときの剰余を示す。なお、最初のピー
スフィルムは所定数以下のコマをもっているので、左端
から順番を特定できないので、演算式: MOD[14−N,6]+1 で求められる右端からの順番を採用すればよい。指定さ
れたコマ番号をもつコマが最初のピースフィルムに属す
るかどうかは、コマ番号:Nが0であるコマが属してい
るピースフィルムが最後から何枚目のものであるかを求
めておくことにより簡単に判断できる。上記の式におい
て使われている14なる数は最後から3枚目のピースフ
ィルムの右端のコマのコマ番号、つまり第2基準コマの
コマ番号である。
【0013】第1基準コマと第2基準コマの位置は上述
した位置以外に、種々なものを採用することができる
が、特に好ましいのは、最後から2枚目のピースフィル
ムの両端に位置するコマが第1基準コマと第2基準コマ
とすることである。なぜなら、第1基準コマと第2基準
コマのコマ番号の確認のために最後から2枚目のピース
フィルムだけを取り扱えばよいからであり、これによ
り、リオーダー時に必要となる、顧客が持参したピース
フィルムにおける第1基準コマと第2基準コマのコマ番
号の確認作業が簡単となる。
【0014】本発明によるコマ特定システムでは、第1
基準コマのコマ番号と、第2基準コマのコマ番号を入力
する必要があるが、その入力の方法として、写真焼付装
置等がコマ画像のモニターなどのために備えているスキ
ャナといった読取手段を用いることができる。第1基準
コマと第2基準コマの位置をシステムに予め設定させて
おけば、単に焼付対象コマのコマ番号だけを受け取るこ
とにより、自動的に焼付対象となるピースフィルムだけ
を選択して焼付露光部に送り込むことができる。
【0015】他の入力の方法として、第1基準コマのコ
マ番号と第2基準コマのコマ番号をリオーダー情報を記
録した媒体に記録してもよい。これによれば、最初にリ
オーダー情報を読み取ることにより、焼付対象コマが属
するピースフィルムはその焼付対象コマの焼付枚数とと
もに得ることができる。
【0016】本発明の好適な実施形態において、顧客に
より、或いは顧客の依頼により焼付対象となるコマの位
置情報とその焼付枚数とともに第1基準コマのコマ番号
と第2基準コマのコマ番号を記録された媒体をネガ袋な
どのピースフィルム保管手段に収納しておけば、この媒
体とピースフィルムがバラバラになることがなくなる
し、媒体からリオーダー情報を読み取り、必要なピース
フィルムを取り出す一連の作業を同じハンドリング装置
によって実現することができる。この目的のための媒体
の好適な実施形態として、ピースフィルムと類似する寸
法をもつ記録シートである。記録シートへの記録方法
は、マークシート方式や磁気記録方式のなど種々の公知
の方法を採用することができる。
【0017】いずれにしても、記録シートなどの媒体か
らリオーダ情報を読み取るために読取装置が必要になる
が、写真焼付装置に組み込まれている光学式や磁気式の
読取装置を利用することができる。その際、本発明によ
る好適な実施形態の1つでは、ネガ袋などのピースフィ
ルム保管手段から引き出した記録シートを再びピースフ
ィルム保管手段へ戻す際にリオーダー情報を読み取るよ
うに構成されている。一般にピースフィルム保管手段の
収納寸法は融通をもっているため、記録シートのピース
フィルム保管手段からの引き出し行程では、媒体の正確
な位置規制が難しく、媒体を完全にピースフィルム保管
手段から引き出した後さらに記録シートを引き出しなが
らリオーダ情報の読み取りを開始する必要がある。これ
に対して、ピースフィルム保管手段から引き出して位置
規制された記録シートを再びピースフィルム保管手段へ
戻す行程でリオーダ情報の読み取りを行うと、記録シー
トの戻し作業とリオーダ情報の読み取り作業とが同時に
行われるので作業効率が向上する。
【0018】本発明のその他の特徴及び利点は以下図面
を用いた実施の形態の説明により明らかになるだろう。
【0019】
【発明の実施の形態】カメラ店では、顧客から写真の焼
き増し注文(リオーダー)を受ける場合、図1に示すよ
うにピースフィルム1を収納したネガ袋5を受け取る
が、その際焼付したいコマと焼付枚数及び第1・第2基
準コマのコマ番号を記録した図2に示す記録シート10
も同時に預かるか、或いは注文時に記入してもらう。ネ
ガ袋5の形状はよく知られたもので、ピースフィルム1
を一枚づつ収納する帯状の袋部6が、ここでは8個並列
に形成されており、この袋部6同士の境界線に沿って折
り畳むことができる。さらにこのネガ袋5には、記録シ
ート10を収納する袋部6aもその最上段に同様に形成
されており、この目的のため、記録シート10はピース
フィルム1と実質的に同じような寸法をもっていること
が望ましい。この袋部6は6コマをもつピースフィルム
1を収納できる長さをもっている。ピースフィルム1
は、現像処理された長尺フィルムを、一般には6コマ分
の長さごとに切断することによって作られるが(4コマ
分の長さごとに切断するところもあるが、ここでは6コ
マで話をすすめる。4コマやその他の数でも類似して実
施することができる。)、最後のピースフィルム1がコ
マ2を1つしかもたない長さとなると、焼付処理におい
て支障をきたすので、最後のピースフィルム1が少なく
とも2つのコマ2をもつようにするため、例えば最後か
ら2枚目のピースフィルム1を6つ以下のコマ2をもつ
ようにすることで、最後のピースフィルム1の長さを調
整する。図1では、1番目のピースフィルム1aは6コ
マ分の長さとなっているが、カメラの構造上始端から所
定の間隔をあけて最初のコマ2が形成されるため、その
コマ数は3つとなっており、2番目と3番目のピースフ
ィルム1bと1cは6コマ分の長さをもち、最後から2
番目のピースフィルム1dは最後のピースフィルム1e
の長さ調整のために4つのコマ2をもち、最後のピース
フィルム1dは3つのコマ2をもっている。
【0020】各コマ2に対応する0から21までのコマ
番号がピースフィルム1のパーフォレーション部近くに
記されているが、図1では見やすさのためにコマの中央
に記載している。図2に示すように、記録シート10に
は、コマ番号を示すコマ番号エリア11と、所望のコマ
2に対する焼付枚数をマークシート方式で記入する焼付
枚数エリア12と、第1基準コマと第2基準コマのコマ
番号をマークシート方式で記入する基準コマ番号エリア
13が備えられている。なお、この実施の形態では、第
1基準コマの位置を最後から2番目のピースフィルムの
右端のコマR1に、第2基準コマの位置を最後から2番
目のピースフィルムの左端のコマR2に設定されている
ので、図1のピースフィルム1の構成の場合、第1基準
コマの位置R1はコマ番号"18"(この数は以下Xとし
ても表現される)、第2基準コマの位置R2はコマ番号"
15"(この数は以下Yとしても表現される)となる。
従って、図2の基準コマ番号エリア13には、コマ番
号"18"と"15"にマークが付けられている。さらに図
2におけるマーク記入から、コマ番号"6"のコマ2aを
1枚焼き増しすること及びコマ番号"17"のコマ2aを
7枚焼き増しすることを注文したことがわかる。
【0021】このような記録シート10に記録されたデ
ータから、焼付対象となるコマ2aのネガ袋5に収納さ
れた状態での位置を以下のように特定することができ
る。まず、指定されたコマ番号:Nが15(=Y)以上
でかつ18(=X)以下のコマ2は、最後から2枚目の
ピースフィルム1dに属することになり、属するピース
フィルム1dにおける順番は左端から(N−15+1)
番目、一般式で言えば(N−Y+1)番目となる。コマ
番号:Nが19(=X+1)以上のコマ2は、最後のピ
ースフィルム1eに属し、属するピースフィルム1eに
おける順番は左端から(N−18)番目、一般式で言え
ば(N−X)番目となる。コマ番号が14(=Y−1)
以下のコマ2は、最後から2枚のピースフィルム1d、
1e以外のピースフィルム1に属することになるが、指
定されたコマ番号をNとすれば、演算式: QUOT[14−N,6]+3、 一般式で言えばQUOT[Y−1−N,6]+3、で得
られる値がコマ番号Nをもつピースフィルム1の最後か
らの順番を示しており、例えばN=6であれば最後から
4枚目のピースフィルムに属すると判断される。ここ
で、QUOT[数値1,数値2]は数値1を数値2で割
った商の整数部を示す。さらには、属するピースフィル
ムにおける左端からの順番も演算式:6−MOD[14
−N,6]、 一般式で言えば6−MOD[Y−1−N,6]、で求め
られ、その際MOD[数値1,数値2]は数値1を数値
2で割ったときの剰余を示す。なお、最初のピースフィ
ルムは所定枚以下のコマをもっているので、左端から順
番を特定できないので、 MOD[14−N,6]+1、 一般式で言えばMOD[Y−1−N,6]+1、で求め
られる右端からの順番を採用すればよい。指定されたコ
マ番号をもつコマが最初のピースフィルムに属するかど
うかは、コマ番号:Nが0であるコマが属しているピー
スフィルムが最後から何枚目のものであるか(ここでは
最後から5枚目、つまり全体でピースフィルムは5枚あ
ることがわかる)を求めておくことにより簡単に判断で
きる。
【0022】上記のことから、コマ番号6をもつ焼付対
象コマ2aは、最後から4枚目、つまり最初から2枚目
のピースフィルム1bに属し、そのピースフィルム1b
における順番は左端から4番目であり、コマ番号17を
もつ焼付対象コマ2aは、最後から2枚目、つまり最初
から4枚目のピースフィルム1dに属し、そのピースフ
ィルム1dにおける順番は左端から3番目であると算定
される。
【0023】図3に、本発明によるリオーダシステムに
用いられる写真焼付装置100のブロック図が示されて
いる。写真焼付装置100は、ピースフィルム1のコマ
2の画像を印画紙8に投影露光する露光部50と、露光
済の印画紙8を現像する現像処理部60と、各部の作動
を制御するコントローラ70とからなる。コントローラ
70には各種の制御指示を入力するための操作卓71と
スキャナ80にて読み取ったコマ2の画像を表示するモ
ニタ72とが接続されている。焼付対象となるピースフ
ィルム1が、後で詳しく説明されるフィルム搬送ユニッ
ト20によって露光部50に送られると、ピースフィル
ム1の焼付対象コマ2aの画像が読み取られ、その画像
情報はコントローラ70に送られる。コントローラ70
は、読み取られたコマ2の画像情報に基づいて、露光条
件を決定する。そして、その決定した露光条件によって
印画紙8に投影露光した際に得られるであろう画像をシ
ミュレートしてモニタ72に表示する。露光部50に
は、露光用光源51、露光用光路に黄、マゼンタ、シア
ンの各フィルタが出退することにより露光用光源51か
らの照射光の色バランスを調整する調光フィルタ52、
調光フィルタ52にて色バランスを調整した光を均一に
混色するミラートンネル53、焼付対象コマ2aの画像
を印画紙8上に結像する焼付用レンズ54、シャッタ5
5、印画紙8を搬送する搬送ローラ56が備えられてい
る。コントローラ70が決定した露光条件に応じて、調
光フィルタ52の各フィルタの位置、及び、シャッタ5
5の開放時間つまり露光時間が制御される。写真焼付装
置100の操作者は、モニタ72の表示をみて、適正な
画像が得られていなければ、操作卓71から決定した露
光条件の修正指示を入力でき、コントローラ70は、そ
の修正指示に基づいて露光条件を修正して最終的な露光
条件を決定する。そしてその決定した露光条件に基づい
て、露光部50の各部の作動を制御して、印画紙マガジ
ン9から引き出された印画紙8にピースフィルム1の焼
付対象コマ2aの画像を投影露光する。
【0024】以下、ピースフィルム1をネガ袋5から引
き出し、露光部50に搬送して位置決めし、焼付処理が
終わったピースフィルム1をさらにネガ袋5に戻し入れ
るフィルム搬送ユニット20の構成を図4のブロック図
を用いて説明する。フィルム搬送ユニット20は、露光
部50のフィルム搬送ラインLを形成する複数の駆動ロ
ーラ21と、記録シート10とピースフィルム1を収納
したネガ袋5をフィルム搬送ラインLに対して位置決め
するネガ袋キャリア22とを備えている。駆動ローラ2
1はベルト23を介してローラ駆動モータ24によって
駆動される。なお、ピースフィルム1は駆動ローラ21
とここでは図示されていない圧着ローラとの間に挟まれ
て往復搬送される。フィルム搬送ラインLには、ネガマ
スク25が配置されており、このネガマスク25は焼付
対象となるコマの印画紙8に焼き付けるべき領域を規定
する開口25aを設けている。ネガ袋キャリア22は、
ガイドロッド26によって案内されながら、送りネジ2
7の働きでフィルム搬送ラインLの横断方向に往復移動
することができる。送りネジ27は送りネジ駆動モータ
28によって正逆回転される。ネガ袋キャリア22の載
置面の周囲には、ネガ袋5を所定の位置に固定するため
のクランプ29が設けられている。30は、記録シート
10やピースフィルム1を駆動ローラ21とネガ袋キャ
リア22との間でハンドリングする移載装置であり、ネ
ガ袋5から記録シート10やピースフィルム1を引き出
し、駆動ローラ21に送り込んだり、その逆のハンドリ
ングを行う機能をもつ。この移載装置30自体の構造
は、ピースフィルム1のネガ袋5への自動袋詰め装置な
どで公知であり、ここでの詳しい説明は省略する。ロー
ラ駆動モータ24と送りネジ駆動モータ28と移載装置
30はコントローラ70によって制御されている。
【0025】次に、上記写真焼付装置100を用いたリ
オーダー処理を説明する。まず、リオーダーされたピー
スフィルム1と、焼付対象コマ2aの位置と焼付枚数か
らなるリオーダー情報及び第1・第2基準コマ位置R1
とR2のコマ番号からなる基準コマ位置情報をマークシ
ート方式で記録した記録シート10を収納したネガ袋5
がネガ袋キャリア22の所定の位置に固定される。最初
に、リオーダー情報及び基準コマ位置情報を読み取るた
めに、記録シート10がフィルム搬送ラインLに一致す
るようにネガ袋キャリア22を移動させ、移載装置30
によってネガ袋キャリア22から引き出された記録シー
ト10は駆動ローラ21に渡され、さらにフィルム搬送
ラインLに沿って図4において右方向に搬送される。記
録シート10の後端がスキャナ80を通過すると、駆動
ローラ21は逆転し、記録シート10はネガ袋5に向か
って(4図において左方向に)搬送される。この戻り搬
送時にスキャナ80によって記録シート10の焼付枚数
エリア12と基準コマ番号エリア13(いずれもマーク
シート方式でデータ記録されている)が読み取られ、焼
付処理されるべきコマ2aのコマ番号と焼付枚数及び第
1・第2基準コマ位置R1とR2のコマ番号に関するデー
タがコントローラ70に送られる。列状に並んだ駆動ロ
ーラ21によって形成されるフィルム搬送ラインLには
溝状の側部ガイドが形成されているため、このフィルム
搬送ラインLに入った記録シート10は正確に側部ガイ
ドされることになる。従って、一端フィルム搬送ライン
Lに入ってからネガ袋5に戻る記録シート10は正確に
側部ガイドされており、スキャナー読み取りに適してい
る。
【0026】スキャンされた記録シート10の情報か
ら、コントローラ70は、前述したように、焼付対象コ
マ2aの属するピースフィルム1bと1d、及び属する
ピースフィルムにおける順番を算出するプログラム、そ
の算出結果に基づいてフィルム搬送ユニット20を制御
するプログラムも格納している。
【0027】従って、まず、2枚目のピースフィルム1
bがフィルム搬送ラインLに一致するようにネガ袋キャ
リア22を移動させ、移載装置30によってネガ袋5か
ら引き出されたピースフィルム1bは駆動ローラ21に
よりさらに搬送され、その搬送時にスキャナ80によっ
てコマ2が読み取られ、このコマ読み取りデータを利用
してコントローラ70は、左から4番目のコマ2aがネ
ガマスク25の開口25aの位置、つまり露光位置にく
るように駆動モータ24を制御する。焼付対象コマ2a
が露光位置にセットされると、露光部50によって焼付
対象コマ2aの画像が印画紙8に焼き付けられる。焼付
終了後、このピースフィルム1bは再びネガ袋5の元の
袋部6に戻される。
【0028】同様に、4枚目のピースフィルム1dがネ
ガ袋5から引き出され、その左から3番目の焼付対象コ
マ2aの画像も印画紙8に焼き付けられるが、この場合
同じ画像が7回印画紙8に焼き付けられ、7枚のプリン
トが作り出される。
【0029】これまでの説明では、ピースフィルム1に
おける焼付対象コマ2aの順番も第1基準コマと第2基
準コマのコマ番号を用いて算定しているが、ピースフィ
ルム1における焼付対象コマの認識はコマ番号を直接ス
キャナーによって読み取ることによって行っても良い。
本発明の最も基本的な思想は、第1基準コマと第2基準
コマのコマ番号から焼付対象コマが属するピースフィル
ムを特定することである。
【0030】〔変形例〕上記実施の形態では、第1基準
コマと第2基準コマは最後から2枚目のピースフィルム
1dの両端のコマを採用しているが、第1基準コマと第
2基準コマのコマ番号を与えることにより、他のコマが
属するピースフィルム1の特定と、この特定されたピー
スフィルム1における焼付対象コマ2aの順番を算定す
るには、最後から2枚目のピースフィルム1がもつコマ
数が算定できるような第1基準コマと第2基準コマの位
置を用いることが重要であり、そのような条件を満たす
ものなら他の第1基準コマと第2基準コマの位置を採用
することができる。その際、その採用された位置は顧客
やカメラ店に理解してもらうとともに、焼付対象ピース
フィルムの特定や焼付対象コマ2aの順番を求める演算
式はその採用された基準コマ位置に合ったものにすれば
よい。
【0031】さらに記録シート10へのリオーダー情報
の記録の仕方もマークシート方式に代わって、磁気カー
ド方式、バーコード方式、或いはパンチカード方式を用
いることができる。また種々の情報を読み取るスキャナ
ーは兼用としてもよいし、情報毎に専用タイプのものを
設置してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネガ袋に入れられた記録シートとピースフィル
ムとを示す説明図
【図2】記録シートの平面図
【図3】本発明に用いられる焼付処理装置のブロック図
【図4】フィルム搬送ユニットのブロック図
【符号の説明】
1 ピースフィルム 2 コマ 2a 焼付対象コマ 5 ネガ袋 10 記録シート R1 第1基準コマ R2 第2基準コマ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端と後端との間で複数のコマを形成して
    いるフィルムから最初の1枚及び最後から2枚は所定コ
    マ数以下をその他は所定コマ数を有するように切断され
    たピースフィルムが所定の順番でピースフィルム保管手
    段に収納された状態における焼付対象コマの位置を特定
    するためのコマ位置特定システムにおいて、 任意に指定されたコマが属するピースフィルムが、前記
    最後から2枚目のピースフィルムから選択された第1基
    準コマのコマ番号と、前記最後から2枚目のピースフィ
    ルムが有するコマ数を算定できるように選択された第2
    基準コマのコマ番号とに基づいて、特定されることを特
    徴とするコマ位置特定システム。
  2. 【請求項2】前記指定されたコマが属するピースフィル
    ムにおける前記指定されたコマの順番が演算されること
    を特徴とする請求項1に記載のコマ位置特定システム。
  3. 【請求項3】前記第1・第2基準コマのコマ番号は、読
    取手段によって前記ピースフィルムから直接読み取られ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載のコマ位置特
    定システム。
  4. 【請求項4】前記第1・第2基準コマのコマ番号は、リ
    オーダー情報を記録した媒体に記録されることを特徴と
    する請求項1又は2に記載のコマ位置特定システム。
  5. 【請求項5】前記媒体がピースフィルム保管手段に収納
    可能な記録シートであることを特徴とする請求項4に記
    載のコマ位置特定システム。
  6. 【請求項6】前記リオーダー情報を前記媒体から読み取
    る読取装置は、前記ピースフィルム保管手段から引き出
    した前記媒体を前記ピースフィルム保管手段へ戻す際に
    前記リオーダー情報を読み取ることを特徴とする請求項
    5に記載のコマ位置特定システム。
  7. 【請求項7】前記最後から2枚目のピースフィルムの両
    端に位置するコマが前記第1基準コマと前記第2基準コ
    マとして利用されることを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれかに記載のコマ位置特定システム。
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