JPH10203252A - 車室内の荷物支持具 - Google Patents

車室内の荷物支持具

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Publication number
JPH10203252A
JPH10203252A JP2332997A JP2332997A JPH10203252A JP H10203252 A JPH10203252 A JP H10203252A JP 2332997 A JP2332997 A JP 2332997A JP 2332997 A JP2332997 A JP 2332997A JP H10203252 A JPH10203252 A JP H10203252A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
locking
main body
supporting tool
luggage
Prior art date
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Pending
Application number
JP2332997A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsukasa Saito
司 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH10203252A publication Critical patent/JPH10203252A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付性の向上及び取付位置の範囲拡大化が図
れ、かつ汎用性が高い車室内の荷物支持具を提供する。 【解決手段】 可撓性材料からなる支持具本体20の一
端側20aに略刃先形状の複数本の係止突起部21を形
成し、他端側20bに荷物係止部22を形成した。支持
具本体20の一端側20aは隙間19に向けて押される
ことにより隙間19に挿入され、かつこの状態で係止突
起部21が湾曲先端部18に係止されることになって支
持具本体20の取付が完了するので、取付をボルト締め
や溶接等により行う場合に比して、取付を迅速かつ容易
に果たせて取付性を向上できる。支持具本体20を回動
することにより係止突起部21の湾曲先端部18への係
止が解除されるので、この状態で支持具本体20を引っ
張って取り外すことが可能となり、取外し時間の短縮化
を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用車、商用車等
の車両の車室内に設けられる荷物支持具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、車両では、タオル等の荷物を吊し
て保持させる等のために車室に荷物支持具を設ける場合
がある。このような荷物支持具の一例として、図9に示
すものがある。この荷物支持具1は、ボルト(図示省
略)が挿入される孔2を有する基板3と、この基板3に
連接した荷物係止板4とから構成されている。この荷物
支持具1は、ボルトを用いて図示しない車体に取り付け
られ、荷物係止板4に荷物を吊すようにしている。な
お、基板3を溶接して車体に固定するようにしたものも
ある。
【0003】また、荷物支持具の他の例として、図10
に示すものがある。この荷物支持具1は、アシスタント
グリップ5を固定するためのボルト6を利用して車体に
固定されるものであり、ボルト6が挿入される孔2を有
する基板3と、この基板3に連接した荷物係止板4とか
ら構成されている。そして、この荷物支持具1は、基板
3をアシスタントグリップ5と車体との間に介装させ、
基板3の孔2及びアシスタントグリップ5の孔7に挿入
されるボルト6を締め付けることによりアシスタントグ
リップ5と共に車体に取り付けられる。
【0004】さらに他の荷物支持具の例として、図11
に示すものがある。この荷物支持具1は、ヘッドレスト
8固定用のバー9を利用してに固定されるものであり、
バー9が挿入される孔2を有する基板3と、この基板3
に連接した湾曲した形状の荷物係止板4とから構成され
ている。そして、この荷物支持具1は、バー9を基板3
の孔2及びヘッドレスト固定部10の孔11に挿入する
ことにより、ヘッドレスト8と共にヘッドレスト固定部
10に固定されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図9に示す
荷物支持具1では、ボルト取付や溶接作業を伴うため、
取付性が劣ったものになっている。また、図10に示す
荷物支持具1では、アシスタントグリップ5と位置合わ
せしてボルト6の締め付けを行うため、注意深い締め付
けが要求されて、その分、取付性が劣ったものになる。
さらに、図11に示す荷物支持具1では、取付位置がヘ
ッドレスト固定部10に限定される上、異なるタイプの
ヘッドレストに対しては適用できなかった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、取付性の向上及び取付位置の範囲拡大化が図れ、か
つ汎用性が高い車室内の荷物支持具を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
車体のアウターパネルと該アウターパネルの内側に設け
るサイドメンバーの端部側部分との間に形成され略上方
に向いて開口する隙間に一端側が挿入可能で、かつ該一
端側を前記隙間に挿入した状態で他端側が車室内に突出
する板状の支持具本体を有し、該支持具本体の他端側に
荷物係止部を備えると共に、該支持具本体の一端側に係
止突起部を形成したことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成において、支持具本体は、可撓性材料で形成したこと
を特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施の形態の
車室内の荷物支持具を図1ないし図4に基づいて説明す
る。図1及び図3において、車体12のルーフパネル1
3にはサイドアウターパネル14が接合され、このサイ
ドアウターパネル14の内側にはサイドインナーパネル
(サイドメンバー)15が設けられている。図1中16
は、ルーフパネル13の内側に配置されるルーフトリム
である。
【0010】サイドインナーパネル15は、その端部側
に断面略コ字形の湾曲部17を形成し、湾曲部17の先
端部(湾曲先端部という。)18をサイドアウターパネ
ル14に向けて配置することによりサイドアウターパネ
ル14との間に隙間19を形成している。この隙間19
は、略上方に開口している。図1及び図2において、2
0は一端側が前記隙間19に挿入される可撓性材料から
なる板状の支持具本体である。支持具本体20の一端側
20aには、略刃先形状の複数本の係止突起部21が形
成されている。係止突起部21は、その先端側が支持具
本体20の他端側20bに傾いた形状となっている。支
持具本体20の他端側20bには略リング状の荷物係止
部22が形成されており、荷物を吊下し得るようになっ
ている。
【0011】このように構成された車室内の荷物支持具
では、隙間19の開口19aに支持具本体20の一端側
20aを挿入して押圧されると、係止突起部21が湾曲
先端部18からの反力を受けて変形しつつ一端側20a
が隙間19に挿入される。この際、係止突起部21の先
端側が支持具本体20のの他端側20bに向けて設けら
れているので、支持具本体20を隙間19方向に押圧し
た場合に係止突起部21は湾曲先端部18からの反力に
より容易に変形する。このため、支持具本体20は容易
に隙間19に挿入されることになる。そして、支持具本
体20が、隙間19に略中央部分まで挿入した状態で支
持具本体20の挿入を停止し、支持具本体20から手を
離すと、支持具本体20の他端側20bは自重により撓
んだ状態になり、この状態で荷物係止部22に荷物が吊
下されるようになる。荷物を吊下すると、支持具本体2
0には車室方向への引張力(支持具本体20が抜ける方
向の力)が作用する。この際、係止突起部21の先端側
が支持具本体20の他端側20bに向けて設けられてい
るので、係止突起部21が湾曲先端部18に確実に係合
することとなり、支持具本体20が外れてしまうことを
回避できる。
【0012】荷物を吊下する必要がなくなったりした場
合、荷物を支持具本体20の係止突起部21から外し、
支持具本体20を図4に示すように左右方向A(支持具
本体20挿入方向と直交する方向)のいずれかに約90
°回すと、係止突起部21の湾曲先端部18への係合が
容易に解除される。そして、支持具本体20を車室側に
引っ張ることにより支持具本体20は車体12側から取
り外されることになる。
【0013】上述したように支持具本体20を隙間19
に挿入して取付を行え、かつ支持具本体20を回して引
っ張ることにより取り外せるので、取り付け、取り外し
時間の短縮化を図ることができる。また、図9の従来技
術で必要とされた溶接またはボルト締め等の特別な取り
付け作業が不要となるので、その分、取付性を向上でき
る。さらに、図10や図11の従来技術では、取付箇所
が限定されているが、本実施の形態では、サイドインナ
ーパネル15に沿って延びる隙間19のどの部分にも取
り付け可能であり、取付位置を容易に変更できて汎用性
の向上を図ることができる。
【0014】また、支持具本体20を可撓性材料製とし
ているので、支持具本体20を隙間19に挿入する際、
係止突起部21がサイドインナーパネル15に当接した
場合、容易に撓んで挿入しやすくなる。なお、支持具本
体20は、可撓性材料以外の他の材料で形成してもよ
い。また、荷物係止部22のみを剛性を有する材料で形
成してもよい。荷物係止部22を剛性を有する材料で形
成することにより荷物が重くても充分耐えられることに
なる。
【0015】支持具本体20は、上述した図1ないし図
4に示すものに限定されるものでなく、例えば図5、図
6または図7に示すものであってもよい。図5に示す支
持具本体20は、図1ないし図4に示すものに比して、
略刃先形状の複数本の係止突起部21に代えて、一端側
に突出部(係止突起部)23を形成したことが異なって
いる。
【0016】支持具本体20は、突出部23を形成した
ことにより、一端側20aが鋭角に形成され、隙間19
へ挿入しやすくなっていると共に、略中央部分に図5下
方に向く係止壁面24が形成されこの係止壁面24を形
成したことにより湾曲先端部18に係止しやすくなって
いる。突出部23には長孔25が形成されており、支持
具本体20の一端側20aを隙間19に挿入した際、湾
曲先端部18からの反力を受けて容易に撓み挿入しやす
いようになっている。
【0017】図6に示す支持具本体20は、図5に示す
ものに比して、係止壁面24の下端側部分に支持具本体
20の他端側20bに突出する壁面突部26を形成した
ことが異なっている。この支持具本体20によれば、壁
面突部26が湾曲先端部18により確実に係止されるこ
ととなり、大きな引張荷重に耐えられ、その分、より重
い荷物を荷物係止部22に掛けることができる。
【0018】図7に示す支持具本体20は略S字形をな
し、一端側に1本の略刃先形状の係止突起部21を有
し、かつ他端側に湾曲した形状の荷物係止部22を形成
したものになっている。この支持具本体20は、係止突
起部21が1本であり図2に示すものに比して製造しや
すくなっている。
【0019】なお、図1ないし図4に示す実施の形態で
は、支持具本体20の中心部分を中心にして荷物係止部
22が自重により例えば図1に示すように撓む場合を例
にしたが、これに代えて、支持具本体をあらかじめ例え
ば図1に示すように屈曲した形状に設定しておいてもよ
い。このように構成することにより、支持具本体20の
一端側20aを隙間19に挿入した際に図1に示す状態
になり、荷物係止部22が撓み変形することがなく支持
具本体20の長寿命化を図ることができる。
【0020】また、図1ないし図4に示す支持具本体2
0に代えて、図8に示すように荷物係止部22を、ルー
フトリムとサイドインナーパネル15とに当接するよう
に略三角形に形成してもよい。この図8のように荷物係
止部22を形成することにより、荷物係止部22が撓み
変形することがないので、支持具本体20の長寿命化を
図ることができる。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、支持具本体の一
端側を隙間に向けて支持具本体を押して一端側を隙間に
挿入することにより、支持具本体の引っ張力に対して係
止突起部がサイドメンバーの端部側部分に係止されて支
持具本体の取付が完了するので、ボルト締めや溶接等に
より取付けする場合に比して、迅速かつ容易に取付け可
能となり、取り付け性を向上できる。また、支持具本体
の挿入方向と直交する方向に支持具本体を回動すること
により、係止突起部がサイドメンバーに係止することが
避けられ、この状態で、支持具本体を引っ張っることに
より支持具本体が取り外されるので、迅速かつ容易に取
り外すことが可能となり取り外し時間の短縮化を図るこ
とができる。
【0022】また、アシスタントグリップと位置合わせ
してボルトの締め付けにより取り付ける従来技術やヘッ
ドレスト固定用のバーを用いて固定するタイプの従来技
術に比して、サイドメンバーに沿って延びる隙間のどの
部分にも取り付けることができて取付位置の変更が容易
になり汎用性の向上を図ることができる。
【0023】請求項2記載の発明は、支持具本体を隙間
に挿入する際に係止突起部がサイドメンバーに当接した
場合、容易に撓むこととなるので、挿入しやすくなり、
取付性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の車室内の荷物支持具を
示す断面図である。
【図2】図1の支持具本体を示す斜視図である。
【図3】支持具本体の取り付け例を示す斜視図である。
【図4】支持具本体の取り外しの一例を示す図である。
【図5】支持具本体の他の例を示す斜視図である。
【図6】図5と異なるタイプの支持具本体を示す斜視図
である。
【図7】略S字形の支持具本体を示す平面図である。
【図8】荷物係止部を略三角形に構成した支持具本体を
示す正面図である。
【図9】従来の荷物支持具の一例を示す斜視図である。
【図10】アシスタントグリップ用のボルトを用いて固
定する従来技術を示す分解斜視図である。
【図11】ヘッドレスト固定用バーを用いて固定する従
来技術を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
12 車体 14 サイドアウタパネル 15 サイドインナーパネル 18 湾曲先端部 19 隙間 20 支持具本体 20a 一端側 20b 他端側 21 係止突起部 22 荷物係止部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のアウターパネルと該アウターパネ
    ルの内側に設けるサイドメンバーの端部側部分との間に
    形成され略上方に向いて開口する隙間に一端側が挿入可
    能で、かつ該一端側を前記隙間に挿入した状態で他端側
    が車室内に突出する板状の支持具本体を有し、該支持具
    本体の他端側に荷物係止部を備えると共に、該支持具本
    体の一端側に係止突起部を形成したことを特徴とする車
    室内の荷物支持具。
  2. 【請求項2】 支持具本体は、可撓性材料で形成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の車室内の荷物支持具。
JP2332997A 1997-01-22 1997-01-22 車室内の荷物支持具 Pending JPH10203252A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2332997A JPH10203252A (ja) 1997-01-22 1997-01-22 車室内の荷物支持具

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JP2332997A JPH10203252A (ja) 1997-01-22 1997-01-22 車室内の荷物支持具

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JPH10203252A true JPH10203252A (ja) 1998-08-04

Family

ID=12107554

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JP2332997A Pending JPH10203252A (ja) 1997-01-22 1997-01-22 車室内の荷物支持具

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JP (1) JPH10203252A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007038897A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 T S Tec Kk 車両用シート

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007038897A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 T S Tec Kk 車両用シート

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