JPH10203208A - スライドレール装置 - Google Patents

スライドレール装置

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JPH10203208A
JPH10203208A JP1405197A JP1405197A JPH10203208A JP H10203208 A JPH10203208 A JP H10203208A JP 1405197 A JP1405197 A JP 1405197A JP 1405197 A JP1405197 A JP 1405197A JP H10203208 A JPH10203208 A JP H10203208A
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JP
Japan
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slide
rail
roller
rail member
roller member
Prior art date
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Pending
Application number
JP1405197A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Morinishi
康治 森西
Shingo Hisatomi
進吾 久富
Katsushi Kawamura
勝史 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Imasen Electric Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Imasen Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp, Imasen Electric Industrial Co Ltd filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Publication of JPH10203208A publication Critical patent/JPH10203208A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車体側に固定されるレール部材を低くして、床
の取付け位置を低くできるようなスライドレール装置を
提供する。 【解決手段】スライドレール装置1はレール部材2とス
ライド部材3とローラ部材4等を備えている。レール部
材2は平板状の底面部5と底面部5の左右両側から立上
がりかつ内向きに折曲げられた内向き縁部6,7を一体
に有している。内向き縁部6,7の間にスリット部14
が形成されている。金属板15,16からなるスライド
部材3は垂直部17,18を有しかつローラ部材4を設
けるための切欠き部24を有している。プレート部材2
5,26はローラ部材4を挟んだ状態でスライド部材3
に固定されている。ローラ部材4は周面4aの下部が底
面部5に当接した状態でスリット部14に遊挿されてい
る。ローラ部材4の上部はスリット部14の高さまで突
出している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の座席などの
前後方向に移動自在なシート等に用いられるスライドレ
ール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワンボックスカー等の車両の2列目、3
列目などの後部座席などに用いられるシートは、レジャ
ーや荷物輸送等の多様な使用目的に対応するため、車両
の前後方向に移動自在とするのが望まれている。
【0003】そこで、ワンボックスカー等の車両の後部
座席などに用いられるシートは、例えば図5に示される
ようなスライドレール装置51によって、前後方向に移
動自在とされたものが知られている。
【0004】図5に例示する従来のスライドレール装置
51は、図示しないシート座部の下面側の左右に一対設
けられており、それぞれレール部材52とスライド部材
53とローラ部材54等を備えている。
【0005】上記レール部材52は、車体のフロア部等
に取付けられる平板状の底面部55と、この底面部55
の左右両側から立上がりかつ内側に向いて鉤状に折曲げ
られて形成された一対の内向き縁部56,56とを備え
ている。
【0006】内向き縁部56,56の相互対向部間に
は、レール部材52の長手方向(前後方向)に沿って開
口するスリット部57が形成されている。上記スライド
部材53は、車両垂直方向に延びる垂直部58とこの垂
直部58の左右両側に形成された軸部59,59とを備
えている。
【0007】上記ローラ部材54は、側方からみて円盤
状に形成され、かつ上記スライド部材53の一対の軸部
59,59に一対が各々嵌合しているとともに、内輪6
0と外輪61との間に転動自在に収容されたボール62
等を備えている。
【0008】また上記レール部材52は、レール部材5
2とスライド部材53とが相対移動する際に、上記ロー
ラ部材54の周面54aがレール部材52の底面部55
と内向き縁部56,56の内側とに隙間なく転接するよ
うに形成されている。
【0009】上記ローラ部材54は、上記軸部59を中
心とする回転運動に対し、ボール62によって内輪60
と外輪61との間に殆ど摩擦が生じないので、外輪61
が回転しても内輪60が回転することはない。したがっ
て、車体に固定されるレール部材52に対しスライド部
材53がレール部材52の長手方向に移動自在となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ワンボックスカー等の
2列目、3列目に用いられる上記従来のスライドレール
装置51は、あたかも客室の床に埋め込まれるように、
レール部材52の内向き縁部56の上面と客室の床面と
が略面一とされるのが望ましいとされている。これは、
乗員の乗降の際に乗員の足がレール部材52にひっかか
ったり、シートの移動によってレール部材52が床面に
露出して美観を損なうことを防止するためである。
【0011】上記のように、レール部材52を床下に埋
設することによって縁部56を床の高さに揃える場合、
床の高さはレール部材52の高さに依存することにな
る。このため、上記従来のスライドレール装置51のよ
うにレール部材52の内向き縁部56と底面部55との
間にローラ部材54,54をかかえ込むように収容する
と、床が高くなってしまう。
【0012】このローラ部材54は、乗員の体重等の荷
重に対し所望の強度を確保するために、ボール62等の
大きさをある程度確保しなければならず、またボール6
2等を小型化した場合には、材質等を高品質なものに変
更することによってコストが高騰するため、実用的であ
るとはいえなくなる。
【0013】したがって、従来のスライドレール装置5
1のレール部材52の高さは、ローラ部材54の外径に
依存し、しかもこのローラ部材54は所望の強度を確保
するため小型化には限界がある。そのため、ワンボック
スカー等の後部座席に従来のスライドレール装置51を
用いると、客室の床の取付け位置が高くなる傾向があ
り、その結果、客室の容積を縮小させることとなって、
乗員に対する居住性を悪化させる原因となる。
【0014】従って本発明の目的は、レール部材の高さ
がローラ部材の外径に依存せずかつレール部材が低くな
ることによって、床の取付け位置を低くすることができ
るようなスライドレール装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明のスライドレール装置は、車両
の前後方向に延在するとともに車体に固定されるレール
部材と、上記レール部材の長手方向に移動自在に取り付
けられたスライド部材とを備えたスライドレール装置に
おいて、上記レール部材は、車体に取り付けられる底面
部と車体の上方側に該レールの長手方向に沿って開口し
たスリット部とを備え、上記スライド部材は上記スリッ
ト部に遊挿されかつ上記底面部と当接して車両前後方向
に転動可能なローラ部材と、上記ローラ部材を軸支する
プレート部材とを備えたことを特徴としている。
【0016】上記スライドレール装置は、レール部材の
上記スリット部に収容されたローラ部材を介してスライ
ド部材が車両の前後方向に移動自在に支持される。その
ため、ローラ部材の上部をスリットの高さまで突出させ
ることができるため、レール部材の高さがローラ部材の
外径に依存しなくなり、レール部材の高さを低くするこ
とが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態につい
て、図1から図4を参照して説明する。図1〜図4に示
すようにスライドレール装置1は、従来例(図5に示
す)と同様に図示しないシート座部の下面側に左右一対
設けられており、それぞれレール部材2とスライド部材
3とローラ部材4等を備えている。
【0018】上記レール部材2は、1枚の厚手の金属板
等を折曲げるなどして得られ、図2〜4に示すように、
車体側に取付けられる平板状の底面部5と、この底面部
5の左右両側から立上がりかつ上端が内側を向いて鉤状
に折曲げられて形成された一対の内向き縁部6,7とを
一体に備えている。内向き縁部6,7はレール部材2の
長手方向に沿って形成されている。
【0019】一方の内向き縁部6は、一対の垂直壁8,
9と、これら垂直壁8,9間に設けられた上面部12と
を一体に備えている。他方の内向き縁部7も、一対の垂
直壁10,11と、これら垂直壁10,11間に設けら
れた上面部13とを一体に備えている。上記内向き縁部
6,7のレール部材2の内側に位置する垂直壁9,11
の間に、レール部材2の車体の上方側に長手方向(前後
方向)に沿って開口するスリット部14が形成されてい
る。
【0020】上記スライド部材3は、2枚の厚手の金属
板15,16等を折曲げるなどして得られ、後述する垂
直部17,18同士を互いに平行に固定することによっ
て構成されている。垂直部17,18の上方にシート座
部の下面側が固定される。図2に示すように、このスラ
イド部材3を構成する各々の金属板15,16は、スラ
イド部材3の幅方向中央に位置しかつ車両の垂直方向に
沿って設けられた垂直部17,18と、この垂直部1
7,18の下端から部材3の外側に折曲げられた平面部
19,20と、この平面部19,20の端から上方に折
曲げられた縁部21,22とを一体に備えている。
【0021】上記レール部材2とスライド部材3とは、
図2に示すようにスライド部材3の平面部19,20を
レール部材2の底面部5と上面部12,13との間に通
した状態で、スライド部材3がレール部材2の長手方向
に移動できるようにしている。すなわち後述するプレー
ト部材25,26の左右方向の幅Pよりも、レール部材
2のスリット部14の幅Sが若干広く形成されていると
ともに、レール部材2の外側に位置する垂直壁8,10
間の内面幅Rよりもスライド部材3の縁部21,22間
の間隔Uが若干小さく形成されている。上記プレート部
材25,26はローラ部材4を左右から挟み込んだ状態
でスライド部材3に固定されている。
【0022】上記レール部材2とスライド部材3との間
の動きを滑らかにし、かつレール部材2とスライド部材
3との間のがたを抑えるために、レール部材2の内向き
縁部6,7の内側とスライド部材3の縁部21,22と
の間に摩擦係数の小さいフッ素樹脂等からなる低摩擦部
材23を設けるのが望ましい。なおスライド部材3の縁
部21,22の先端をレール部材2の上面部12,13
にそれぞれ当接するように形成した場合には、上記低摩
擦部材23を設けなくても良い。
【0023】上記スライド部材3は、図1に示すように
ローラ部材4の取付けを可能とするために、側方から見
て略四角形に切欠かれた切欠き部24を有している。上
記切欠き部24の上方に、図1及び図3等に示すように
左右両側からスライド部材3の垂直部17,18を挟む
ように一対のプレート部材25,26がボルト27及び
ナット28あるいはリベットによって取付けられてい
る。
【0024】上記プレート部材25,26は、後述する
軸部29にローラ部材4を軸支した際に、ローラ部材4
の周面4aの下部がレール部材2の底面部5に当接でき
る寸法に形成されている。図4に示すように一方(左
側)のプレート部材25は、他方のプレート部材26に
向かって延びた軸部29を一体に備え、かつ他方のプレ
ート部材26は上記軸部29に対応する位置に軸部29
が嵌合する孔30を有している。なお上記軸部29は製
造上の都合等によって、プレート部材25,26と別体
の部品としても良い。
【0025】上記プレート部材25,26の間にローラ
部材4が設けられている。このローラ部材4は、上記軸
部29によって軸支されかつその周面4aの下部がレー
ル部材2の底面部5に当接するようにスリット部14に
遊挿されている。ローラ部材4の上部はスリット部14
の高さまで突出している。
【0026】上記ローラ部材4は、図1に示すように側
方からみて円盤状に形成されており、図4に示すように
内側に位置する内輪31と、外側に位置する外輪32
と、上記内輪31と外輪32との間に複数個収容された
金属等からなるボール33とを有しているとともに、側
方からみて軸部29が係合することのできる孔34が形
成されている。上記内輪31と外輪32とは図1に示す
ように側方からみて上記孔34を中心とする同心円上に
設けられている。
【0027】このように構成されることによって、上記
ローラ部材4は、上記軸部29を中心とする外輪32の
回転運動に対し、ボール33によって内輪31と外輪3
2との間に殆ど摩擦を発生させないので、外輪32が上
記軸部29を中心として回転しても、内輪31が回転す
ることはない。
【0028】このように、ローラ部材4の周面4aの下
部がレール部材2の底面部5に当接しかつこのローラ部
材4がスリット部14に遊挿されているとともに、ロー
ラ部材4がプレート部材25,26を介してスライド部
材3に固定されているので、スライド部材3をレール部
材2の長手方向に移動させるとローラ部材4の外輪32
がレール部材2の長手方向に沿って転動することとな
る。このため、上記レール部材2とスライド部材3と
は、互いにレール部材2の長手方向に移動自在となる。
【0029】上記ローラ部材4は上記レール部材2の長
手方向に沿って開口したスリット部14に遊挿され、ロ
ーラ部材4の上部がスリット部14の高さまで突出して
いる。そして場合によってはローラ部材4の上部をレー
ル部材2より高い位置まで突出して設けることが可能と
なる。
【0030】したがって、レール部材2の高さがローラ
部材4の外径に依存しなくなるとともに、レール部材2
の高さすなわち垂直壁8,9の高さを低く抑えることが
可能となる。
【0031】
【発明の効果】このように、レール部材の上面側に長手
方向に沿うスリット部を形成し、かつこのスリット部に
車両前後方向に転動するローラ部材を遊挿しているた
め、上記ローラ部材の上部を上記レール部材の上端付近
あるいはそれより高い位置まで突出させることが可能と
なる。そのため、レール部材の高さがローラ部材の外径
に依存しなくなるとともに、レール部材の高さを抑制す
ることが可能となる。
【0032】従って、ワンボックスカーなどの2列目、
3列目のシートに本発明のスライドレール装置を用いた
場合に、床の取付け位置を低くして客室の容積を拡大す
ることが可能となり、居住性を改善できる。
【0033】また、副次的な効果として、スライドレー
ル装置の各ローラ取付箇所においてローラ部材を一つし
か用いる必要がないため、部品点数も減らすことがで
き、コストも抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すスライドレール装置
の側面図。
【図2】図1に示されたii−ii線に沿う断面図。
【図3】図1に示されたiii−iii線に沿う断面
図。
【図4】図1に示されたiv−iv線に沿う断面図。
【図5】従来のスライドレール装置を示す断面図。
【符号の説明】
1…スライドレール装置 2…レール部材 3…スライド部材 4…ローラ部材 5…底面部 14…スリット部 25…プレート部材 26…プレート部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河村 勝史 愛知県犬山市字柿畑1番地 株式会社今仙 電機製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の前後方向に延在するとともに車体に
    固定されるレール部材と、 上記レール部材の長手方向に移動自在に取り付けられた
    スライド部材とを備えたスライドレール装置において、 上記レール部材は、 車体に取り付けられる底面部と車体の上方側に該レール
    の長手方向に沿って開口したスリット部とを備え、 上記スライド部材は、 上記スリット部に遊挿されかつ上記底面部と当接して車
    両前後方向に転動可能なローラ部材と、上記ローラ部材
    を軸支するプレート部材とを備えたことを特徴とするス
    ライドレール装置。
JP1405197A 1997-01-28 1997-01-28 スライドレール装置 Pending JPH10203208A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1405197A JPH10203208A (ja) 1997-01-28 1997-01-28 スライドレール装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1405197A JPH10203208A (ja) 1997-01-28 1997-01-28 スライドレール装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10203208A true JPH10203208A (ja) 1998-08-04

Family

ID=11850304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1405197A Pending JPH10203208A (ja) 1997-01-28 1997-01-28 スライドレール装置

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JP (1) JPH10203208A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010515618A (ja) * 2007-01-12 2010-05-13 エアバス・オペレーションズ・ゲーエムベーハー 航空機座席取付けレールまたは航空機座席植込ボルトのコーティング

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010515618A (ja) * 2007-01-12 2010-05-13 エアバス・オペレーションズ・ゲーエムベーハー 航空機座席取付けレールまたは航空機座席植込ボルトのコーティング

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030318