JPH10202877A - インクジェット式記録ヘッド - Google Patents

インクジェット式記録ヘッド

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JPH10202877A
JPH10202877A JP2439197A JP2439197A JPH10202877A JP H10202877 A JPH10202877 A JP H10202877A JP 2439197 A JP2439197 A JP 2439197A JP 2439197 A JP2439197 A JP 2439197A JP H10202877 A JPH10202877 A JP H10202877A
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recording head
ink jet
reservoir
jet recording
pressure generating
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JP2439197A
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Tsuyoshi Kitahara
強 北原
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    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
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    • B41J2/135Nozzles
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リザーバを印刷機能を満たす程度に小型化
し、かつ壁面を垂直な面として形成すること。 【解決手段】 流路形成基板1が、(110)立方晶の
シリコン単結晶基板の異方性エッチングにより(11
0)面に対して垂直となる2つの格子方向<111>を
それぞれ辺2、3、4、5とするように平行四辺形に形
成され、またリザーバ7が、その壁面7a〜7dが辺2
〜5に平行な平行四辺形として、リザーバ7の各辺を単
一の線分からなる平面の壁面で形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズル開口に連通
する圧力発生室の一部を振動するアクチュエータにより
膨張、収縮させて、ノズル開口からインク滴を吐出させ
るインクジェット式記録ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式記録ヘッドには、圧力
発生室を機械的に変形させてインクを加圧する圧電振動
型と、圧力発生室の中に発熱素子を設け、発熱素子の熱
で発生した気泡の圧力によりインクを加圧するバブルジ
ェット型との2種類のものが存在する。そして圧電振動
型の記録ヘッドは、さらにたわみ変位する圧電振動子を
使用した第1の記録ヘッドと、軸方向に変位する圧電振
動子を使用した第2の記録ヘッドと、の2種類に分類さ
れる。第1のインクジェット式記録ヘッドは圧電振動子
が膜状であるため、圧力発生室を構成する弾性板と一体
的に焼成して作り付けることが可能で、製造工程の簡素
化を図ることができるという特徴を有するものの、たわ
み振動できる程度の面積を必要とするため、圧力発生室
の幅が大きくなって配列密度が低下するという問題を抱
えている。これに対して第2の記録ヘッドは、高速駆動
が可能でかつ高い密度での記録が可能であるという特徴
を備えている。
【0003】これら圧電振動子を使用したインクジェッ
ト式記録ヘッドにおいては、製造工程の簡素化と精度の
向上を図るため、流路部を構成する主要部である圧力発
生室やこれに付属するインク供給口、及びリザーバ等を
作り付ける流路形成基板を、シリコン単結晶基板を用
い、これを異方性エッチングして加工することが行われ
ている。しかしながら、異方性エッチングの特性上、圧
力発生室をシリコン単結晶ウエハーの格子方向<111
>に配列せざるを得えない。このため、圧力発生室にイ
ンクを供給するリザーバーの壁面が<111>格子方向
に直交した(110)面に形成されることになる。とこ
ろが、シリコン単結晶基板を異方性エッチングして(1
10)面を形成することはきわめて困難であるため、リ
ザーバを区画する壁面を微少な格子方向<111>の連
続体として近似するようにエッチングする手法が採用さ
れている。このため、リザーバの壁面に凹凸ができ、イ
ンクの流れに停滞が生じやすく、インクの充填性や気泡
の排除性に低下を招くばかりでなく、格子方向<111
>の微小なエッチング面を形成するには、過度なエッチ
ングを防止する必要上、例えば特開平7-125198号公報に
示されたような補正パターンと呼ばれるパターンを形成
する必要がある。この補正パターンは、シリコン単結晶
ウエハーのエッチングと共に徐々に短縮し、エッチング
終了時に微少な格子方向<111>を残留させるに必要
な比較的長い剣状の形状として形成されるため、リザー
バーの幅を少なくとも補正パターンの長さよりも広くす
る必要があり、補正パターンのための余分な領域を必要
としてインクジェットヘッドの大型化や、また高価なウ
エハーの消費を伴うという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたものであって、その目的とするとこ
とは、リザーバのサイズを印刷機能を満たす程度に小型
化でき、かつ壁面を垂直な面として形成することができ
るシリコン単結晶基板を使用したインクジェット式記録
ヘッドを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、複数のノズル開口が穿設さ
れたノズルプレートと、外部からインクの供給を受ける
リザーバ、該リザーバとインク供給口を介して接続する
とともに前記ノズル開口の各々に連通する複数の圧力発
生室とを備えた流路形成基板と、該圧力発生室内のイン
クを加圧する弾性板と、前記圧力発生室に対向する位置
に配置されて前記弾性板を押圧する駆動手段とからなる
インクジェット式記録ヘッドにおいて、前記流路形成基
板が、(110)立方晶のシリコン単結晶基板の異方性
エッチングにより(110)面に対して垂直となる2つ
の格子方向<111>をそれぞれ辺とするように平行四
辺形に形成され、また前記リザーバが、その壁面が前記
辺に平行な平行四辺形に形成するようした。
【0006】
【作用】リザーバの各辺が単一の線分からなる平面の壁
面として形成されいるから、凹凸などによるインクの淀
みがなく、インクの充填性と、気泡の排除性が向上す
る。
【0007】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の詳細を図示
した実施例に基づいて説明する。図1は、それぞれ本発
明の一実施例を示すものであって、図中符号1は流路形
成基板で、(110)立方晶のシリコン単結晶基板を流
路形成基板に適した厚み、例えば300μmに切り出
し、図2に示したように(110)面に対して異方性エ
ッチングを行なった場合に現れる面A,B,Cの内、
(110)面に対して垂直となる格子方向<111>
(図中線A、及び線Bにより示す面、なお、線Cで示す
面は、表面に対して約35度の角度を形成する。)第1
方向、及び第2方向をそれぞれ辺2、3、4、5とする
ように平行四辺形に切り出し、図3に示したように長手
方向の軸が一方の第1方向に平行となり、また配列方向
が第2方向に平行となるように凹部からなる2列の圧力
発生室6、6を対向させて形成し、これら圧力発生室6
にインクを供給するリザーバ7、7を、長手方向が第2
方向に平行で、また短辺側が第1方向に平行となる略平
行四辺形状の凹部となるよう基板1の辺側に形成し、さ
らに各圧力発生室6とリザーバ7とを接続するインク供
給口8、8を形成して構成されている。
【0008】各圧力発生室6のノズル開口と対向する領
域には、圧力発生室6の底部から他面に貫通する開口面
が平行四辺形となるノズル連通孔9、9が形成されてい
る。
【0009】10は、流路形成基板1の他方の面に設け
られたノズルプレートで、ノズル連通孔9を介して圧力
発生室6に接続するノズル開口11を、圧力発生室6の
配列ピッチに一致させて穿設して構成されている。
【0010】12は、弾性板で、流路形成基板1の他方
の面を封止し、圧力発生室6の中心線を通る領域には図
4に示したように圧電振動子13に当接するアイランド
部14を有し、リザーバ7の短辺7b、7cに平行に形
成され、かつ長辺の壁7a、7dに平行な線に並べて形
成されている。
【0011】次に、上述した流路形成基板1の製造方法
を図5、図6に基づいて説明する。表面が(110)で
切り出されたシリコン単結晶基板20を熱酸化法等によ
り全表面に1μm程度のSiO2層21、22を形成した
母材23を用意し、その表面にフォトレジスト剤をスピ
ンコート法等により両面に塗布してフォトレジスト層2
4、25を形成し、図7(イ)に示したリザーバを形成
する窓50、及びノズル連通孔9を形成する窓51を備
えたマスク52を用いて、深い凹部として形成するリザ
ーバ7、また貫通孔として形成するノズル貫通孔9とな
るレジストパターン26、27、27’を形成する(図
5(I))
【0012】このパターニングに際しては、リザーバ7
のパターンを形成する窓50の長辺53が、シリコン単
結晶基板20の(110)面に対して垂直なエッチング
面が形成される格子方向<111>に平行となるように
位置決めする。
【0013】母材23を緩衝フッ酸溶液に浸漬してレジ
ストパターン26、27、27’に対応したパターン2
8、29、29’を酸化シリコン膜21、22のハーフ
エッチングとして転写する(図5(II))。
【0014】ついで、圧力発生室6及びインク供給口8
となる領域を図7(ロ)に示したように圧力発生室6及
びインク供給口8となるパターン54が形成されたマス
ク55を用いて露光し、露光後に現像して圧力発生室
6、インク供給口8のパターン30、31を形成する
(図5(III))。このパターニングに際しては、イン
ク供給口8のパターン形成する窓54の長辺56が、シ
リコン単結晶基板20の(110)面に対して垂直なエ
ッチング面が形成される格子方向<111>に平行とな
るように位置決めする。
【0015】再び母材23を緩衝フッ酸溶液に浸漬し
て、前述の工程(II)で形成したSiO2層のパターン2
8、29、29’が消失するまでエッチングを行うと、
ハーフエッチングとして形成すべき圧力発生室6及びイ
ンク供給口8となる領域のSiO2層21、22の一部が
残る。この結果、表面には深い凹部として形成すべきリ
ザーバ7と、貫通孔として形成すべきノズル連通孔9と
のエッチング用の窓32、33、及び圧力発生室6とイ
ンク供給口8を形成するためのハーフエッチング層3
4、35、及び裏面にはノズル連通孔9の窓33’が形
成される(図5(VI))。
【0016】ノズル連通孔9となる窓33の領域にYA
Gレーザー等により先導用の小径の通孔37を穿設して
から(図6(I))、母材23を摂氏80度に維持され
た20重量%の水酸化カリウム(KOH)の水溶液に浸
潰して異方性エッチングを行うと、リザーバ7、ノズル
連通孔9となる凹部38、及び貫通孔39が形成される
(図6(II))。このエッチング工程では、格子方向<
111>に沿ってエッチングが優先的に進行するため、
凹部38、貫通孔39を形成する壁38a、38b,3
9a、39bは、表面に垂直に形成され、リザーバ7を
他の方向に形成する場合にように補正パターンが不要と
なる。
【0017】ついで、圧力発生室6、及びインク供給口
8を形成すべき領域のSiO2層のハーフエッチング層3
4、35を除去して、圧力発生室6、及びインク供給口
8を形成するための窓40、41を形成し(図6(II
I))、圧力発生室6、及びインク供給口8に適した深
さの凹部42、43となるまで異方性エッチングを実行
する(図6(IV))。このエッチング工程では前述と同
様に格子方向<111>に沿ってエッチングが優先的に
進行するため、凹部42、43を形成する壁は、表面に
垂直に形成される。そして、インク滴の吐出に大きな影
響を与えるインク供給口8を、最後のエッチング工程に
より形成するため、形状がエッチングパターンと、エッ
チング時間にのみ依存するから、エッチング時間を管理
することにより極めて高い精度で形成することが可能と
なる。最後に酸化シリコン膜22をエッチングにより除
去すると流路形成基板1が完成する。
【0018】このようにして構成された流路形成基板1
の一方の面にノズルプレート10を、また他方の面に弾
性板12を固定し、図8(イ)に示したように圧電振動
子13を、ノズル開口11の配列ピッチと同一となるよ
うにその一端を固定基板15に固定し、他端が自由端と
なるように構成した圧電振動子ユニット16を図示しな
い基台を介して取付けるとインクジェット式記録ヘッド
が完成する。
【0019】この実施例の場合には、圧電振動子13が
固定基板15に対して直角に固定されているから、図9
に示したようにアイランド部14の軸線に対して傾き角
αを持つことになるが、アイランド部14は圧力発生室
6の中央部を延びるように設けられているから、インク
吐出に影響を与えることはない。
【0020】なお、図8(ロ)に示したように固定基板
15の固定面15aに対して圧電振動子16を角度β、
約70度程度傾けて固定すれば、図9(ロ)に示したよ
うに圧電振動子17の軸線を、アイランド部14及び圧
力発生室6の軸線に一致させることができる。このよう
な固定基板に対して傾きβを持った圧電振動子17は、
固定基板15に圧電振動板を固定した状態で、固定基板
15の面に対して角度β程度傾けてワイヤーソウ等の切
断具を走行させることより簡単に形成することができ
る。
【0021】このようして構成されたインクジェット式
記録ヘッドに駆動信号を供給すると、圧電振動子13が
収縮して圧力発生室6が膨張し、インク供給口8を経由
してリザーバ7のインクが圧力発生室6に流入する。
【0022】圧力発生室6へのインクの充填が終了した
段階で駆動信号を断つと、圧電振動子13が元の状態に
復帰して圧力発生室6が収縮し、圧力発生室6のインク
が加圧され、ノズル連通孔9を経由してノズル開口11
からインク滴として吐出する。
【0023】長時間の使用によりノズル開口に目詰まり
を生じたり、またインクカートリッジの交換等によりノ
ズル開口6からインクを強制的に排出させる場合には、
ノズルプレート10を図示しないキャップ部材により封
止して負圧を作用させる。これによりインクカートリッ
ジのインクがリザーバに流れ込み、インク供給口8、圧
力発生室6、ノズル連通孔9を経由してノズル開口6か
ら排出される。このとき、リザーバ7が垂直な壁面で囲
まれ、かつ各辺が単一の線分の辺からなる平行四辺形状
に形成されているから、リザーバ7内をインクが滑らか
に流れ、ここに停滞している気泡をインク供給口8から
ノズル開口6に速やかに排出させる。
【0024】ところで、このような流路形成基板は、イ
ンゴットから(110)立方晶を有するシリコン単結晶
のウエファを用いて、多数の流路形成基板を同時にエッ
チングして、エッチング終了後に切分けて製造されてい
る。このような切分けの便を図るため、通常、各流路形
成基板の境界にブレークパターンを形成することが行わ
れている。
【0025】本実施例においては、流路形成基板1を
(110)面に対して垂直となる格子方向<111>を
それぞれ辺2、3、4、5とするよう形成しているか
ら、図10に示したように流路形成基板1、1、1‥‥
を、2つの格子方向<111>を軸線とする方向にマト
リックス状に複数形成し、各流路形成基板1、1、1‥
‥の間に、2つの格子方向<111>を辺とする平行四
辺形の通孔61、61、61‥‥、62、62、62、
‥‥を形成することにより、ブレークパターンを切断可
能な程度にまで細くでき、また直線状に形成することが
できる関係上、エッチングパターンの簡素化と、エッチ
ング精度の向上を図ることができる。
【0026】すなわち、他方向に形成した場合には、異
方性エッチングにより出現する垂直方向の壁を、ブレー
クパターンに添わせるために短い線分の集合としてジグ
ザグに形成する必要があり、いきおい幅が広くなり、ま
たエッチングパターンが複雑になるという問題がある。
【0027】なお、上述の実施例のおいては、圧力発生
室を膨張、収縮させる駆動手段として軸方向に伸縮する
縦振動モードの圧電振動子を使用する場合について説明
したが、弾性板の表面に圧電材料のスパッタリングや、
また圧電材料のグリーンシートの貼着等により圧電体層
を形成し、各圧力発生室の領域だけを選択的に変形させ
るたわみ変位型圧電振動子を使用しても同様の作用を奏
することは明らかである。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
流路形成基板が、(110)立方晶のシリコン単結晶基
板の異方性エッチングにより(110)面に対して垂直
となる2つの格子方向<111>をそれぞれ辺とするよ
うに平行四辺形に形成され、またリザーバが、その壁面
が辺に平行な平行四辺形として形成したので、リザーバ
の各辺が単一の線分からなる平面の壁面として形成でき
て、凹凸などによるインクの淀みを可及的に無くしてイ
ンクの充填性と、気泡の排除性を向上することができ、
またジグザグに形成する場合に比較してエッチング量を
少なくして、ウエファを有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】(110)立方晶のシリコン単結晶基板を異方
性エッチングしたときに現れる面を示す模式図である。
【図3】同上流路形成基板の一実施例を示す斜視図であ
る。
【図4】同上弾性板の一実施例を示す斜視図である。
【図5】図(I)乃至(IV)は、それぞれ同上流路形成
基板の製造方法の内、前半の工程を示す図である。
【図6】図(I)乃至(IV)は、それぞれ同上流路形成
基板の製造方法の内、後半の工程を示す図である。
【図7】図(イ)、(ロ)は、それぞれ同上流路形成基
板の製造に用いるエッチングパターンの一実施例を示す
図である。
【図8】図(イ)、(ロ)は、それぞれ圧電振動子ユニ
ットの一実施例を示す図である。
【図9】図(イ)、(ロ)は、それぞれ圧電振動子とア
イランド部の当接状態を拡大して示す図である。
【図10】同上流路形成基板を大判のシリコン単結晶ウ
エファに多数作り付けた状態を示す図である。
【符号の説明】
1 流路形成基板 2〜5 (110)立方晶の異方性エッチングにより表
面に対して垂直な壁が出現する格子方向 6 圧力発生室 7 リザーバ 8 インク供給口 9 ノズル連通孔 10 ノズルプレート 11 ノズル開口 12 弾性板 13 圧電振動子 14 アイランド部 16 圧電振動子ユニット 61 シリコン単結晶ウエファ 61、62 ブレークパターンを形成する通孔

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノズル開口が穿設されたノズルプ
    レートと、外部からインクの供給を受けるリザーバ、該
    リザーバとインク供給口を介して接続するとともに前記
    ノズル開口の各々に連通する複数の圧力発生室とを備え
    た流路形成基板と、前記圧力発生室内のインクを加圧す
    る弾性板と、前記圧力発生室に対向する位置に配置され
    て前記弾性板を押圧する駆動手段とからなるインクジェ
    ット式記録ヘッドにおいて、 前記流路形成基板が、(110)立方晶のシリコン単結
    晶基板の異方性エッチングにより(110)面に対して
    垂直となる2つの格子方向<111>をそれぞれ辺とす
    るように平行四辺形に形成され、また前記リザーバが、
    その壁面が前記辺に平行な平行四辺形に形成されている
    インクジェット式記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記圧力発生室が、前記リザーバの一辺
    に平行となるように配列されている請求項1に記載のイ
    ンクジェット式記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記圧力発生室の長手側の壁面が、前記
    リザーバの一辺に平行に形成されている請求項1または
    請求項2に記載のインクジェット式記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記圧力発生室の一端側に前記ノズル開
    口に接続するノズル連通孔が形成されている請求項1に
    記載のインクジェット式記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記インク供給口が前記(110)面の
    ハーフエッチングにより形成されている請求項1に記載
    のインクジェット式記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記リザーバが前記インク供給口よりも
    深い凹部として形成されている請求項1に記載のインク
    ジェット式記録ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記流路形成基板が、(110)立方晶
    のシリコン単結晶ウエファに、前記2つの格子方向<1
    11>を軸線とする方向に一定の間隔を開けてマトリッ
    クス状に複数形成し、かつ各流路形成基板の間に前記2
    つの格子方向<111>を辺とする平行四辺形の通孔を
    切断可能なピッチで形成したブレークパターンにより切
    分けられて構成されている請求項1に記載のインクジェ
    ット式記録ヘッド。
  8. 【請求項8】 前記弾性板の前記圧力発生室に対向する
    領域にアイランド部が形成され、前記アイランド部に軸
    方向に伸縮する縦振動モードの圧電振動子の一端が当接
    している請求項1に記載のインクジェット式記録ヘッ
    ド。
  9. 【請求項9】 前記圧電振動子が、その伸縮方向に垂直
    な面の長手方向の軸線を前記圧力発生室の軸線に対して
    約70度傾斜している請求項1または請求項8に記載の
    インクジェット式記録ヘッド。
  10. 【請求項10】 前記駆動手段が、前記弾性板の表面に
    形成され、かつ前記圧力発生室毎に独立してたわみ変位
    する圧電振動子により構成されている請求項1に記載の
    インクジェット式記録ヘッド。
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