JP2002210962A - インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置

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JP2002210962A
JP2002210962A JP2001004949A JP2001004949A JP2002210962A JP 2002210962 A JP2002210962 A JP 2002210962A JP 2001004949 A JP2001004949 A JP 2001004949A JP 2001004949 A JP2001004949 A JP 2001004949A JP 2002210962 A JP2002210962 A JP 2002210962A
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ink
pressure generating
generating chamber
ink jet
jet recording
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Akira Matsuzawa
明 松沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷品質を良好に保持し、且つインク吐出特
性を向上すると共に高速印刷を実現できるインクジェッ
ト式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置を提供す
る。 【解決手段】 ノズル開口が穿設されたノズルプレート
20と、ノズル開口に連通する圧力発生室12が画成さ
れた流路形成基板10と、流路形成基板10の圧力発生
室12に対応する領域に振動板を介して設けられた下電
極60、圧電体層70及び上電極80からなる圧電素子
300とを具備するインクジェット式記録ヘッドにおい
て、圧力発生室12は、その長手方向一端部で各圧力発
生室12の共通インク室であるリザーバ100とインク
供給路14を介して連通されており、ノズルプレート2
0が、圧力発生室12とインク供給路14との境界部に
対向する領域に、圧力発生室12から流出するインクの
流量を規制する流量規制部22を有することにより、イ
ンク滴の吐出に伴うインクの振動を効果的に減衰させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク滴を吐出す
るノズル開口と連通する圧力発生室の一部を振動板で構
成し、この振動板を介して圧電素子を設けて、圧電素子
の変位によりインク滴を吐出させるインクジェット式記
録ヘッド及びインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インク滴を吐出するノズル開口と連通す
る圧力発生室の一部を振動板で構成し、この振動板を圧
電素子により変形させて圧力発生室のインクを加圧して
ノズル開口からインク滴を吐出させるインクジェット式
記録ヘッドには、圧電素子の軸方向に伸長、収縮する縦
振動モードの圧電アクチュエータを使用したものと、た
わみ振動モードの圧電アクチュエータを使用したものの
2種類が実用化されている。
【0003】前者は圧電素子の端面を振動板に当接させ
ることにより圧力発生室の容積を変化させることができ
て、高密度印刷に適したヘッドの製作が可能である反
面、圧電素子をノズル開口の配列ピッチに一致させて櫛
歯状に切り分けるという困難な工程や、切り分けられた
圧電素子を圧力発生室に位置決めして固定する作業が必
要となり、製造工程が複雑であるという問題がある。
【0004】これに対して後者は、圧電材料のグリーン
シートを圧力発生室の形状に合わせて貼付し、これを焼
成するという比較的簡単な工程で振動板に圧電素子を作
り付けることができるものの、たわみ振動を利用する関
係上、ある程度の面積が必要となり、高密度配列が困難
であるという問題がある。
【0005】一方、後者の記録ヘッドの不都合を解消す
べく、特開平5−286131号公報に見られるよう
に、振動板の表面全体に亙って成膜技術により均一な圧
電材料層を形成し、この圧電材料層をリソグラフィ法に
より圧力発生室に対応する形状に切り分けて各圧力発生
室毎に独立するように圧電素子を形成したものが提案さ
れている。
【0006】また、このようなインクジェット式記録ヘ
ッドでは、各圧力発生室と共通インク室であるリザーバ
とがインク供給路を介して連通されており、リザーバ内
のインクはインク供給路を介して各圧力発生室に供給さ
れるようになっている。そして、圧力発生室に供給され
るインクの流量は、インク供給路の流路抵抗、すなわ
ち、幅、深さ及び長さによって決定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成のインクジェット式記録ヘッドでは、圧力発生
室に供給されるインクの流量と共に、ノズル開口からイ
ンクを吐出する際に発生するインクの振動の減衰特性
も、このインク供給路の流路抵抗によって決定されてし
まう。したがって、圧力発生室に供給するインクの流量
とインクの振動の減衰特性との両方を満足するように、
インク供給路の流路抵抗を調整するのは困難であるとい
う問題がある。
【0008】例えば、圧力発生室に供給されるインクの
流量を増加させようとする場合、インク供給路の流路抵
抗を小さくする必要があるが、インク供給路の流路抵抗
を小さくすると、インクの振動の減衰特性が低下、すな
わち、減衰時間が長くなり、良好な印刷品質で高速印刷
を行うことができないという問題が生じる。
【0009】本発明は、このような事情に鑑み、印刷品
質を良好に保持し、且つインク吐出特性が向上すると共
に高速印刷を実現できるインクジェット式記録ヘッド及
びインクジェット式記録装置を提供することを課題とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の第1の態様は、ノズル開口が穿設されたノズルプレ
ートと、前記ノズル開口に連通する圧力発生室が画成さ
れた流路形成基板と、該流路形成基板の前記圧力発生室
に対応する領域に振動板を介して設けられた下電極、圧
電体層及び上電極からなる圧電素子とを具備するインク
ジェット式記録ヘッドにおいて、前記圧力発生室は、そ
の長手方向一端部で各圧力発生室の共通インク室である
リザーバとインク供給路を介して連通されており、前記
ノズルプレートが、前記圧力発生室と前記インク供給路
との境界部に対向する領域に、前記圧力発生室から流出
するインクの流量を規制する流量規制部を有することを
特徴とするインクジェット式記録ヘッドにある。
【0011】かかる第1の態様では、流量規制部が圧力
発生室とインク供給路との境界部に設けられているの
で、圧力発生室に流入するインクの流量を規制すること
なく、圧力発生室から流出するインクの流量が規制され
る。
【0012】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記リザーバと前記圧力発生室との間の流路抵抗
が、前記圧力発生室にインクが流入する方向と前記圧力
発生室からインクが流出する方向とで異なることを特徴
とするインクジェット式記録ヘッドにある。
【0013】かかる第2の態様では、流量規制部が設け
られることにより、リザーバと圧力発生室との間では、
インクの流れる方向で流路抵抗が異なる。
【0014】本発明の第3の態様は、第1又は2の態様
において、前記流量規制部が、前記ノズル開口からのイ
ンク滴の吐出直後に前記圧力発生室から流出するインク
の流量を規制することを特徴とするインクジェット式記
録ヘッドにある。
【0015】かかる第3の態様では、インク滴の吐出に
伴うインクの振動を効果的に減衰させることができる。
【0016】本発明の第4の態様は、第1〜3の何れか
の態様において、前記流量規制部が、連続的に形成され
た複数の略同一パターンからなることを特徴とするイン
クジェット式記録ヘッドにある。
【0017】かかる第4の態様では、流量規制部を容易
に形成することができる。
【0018】本発明の第5の態様は、第4の態様におい
て、前記パターンが前記圧力発生室の幅方向に沿って延
設された溝部であり、前記流量規制部が前記圧力発生室
の長手方向に並設された複数の前記溝部で構成されてい
ることを特徴とするインクジェット式記録ヘッドにあ
る。
【0019】かかる第5の態様では、複数の溝部によっ
て構成されているため、流量規制部を容易に形成できる
と共に、規制量を容易に調整できる。
【0020】本発明の第6の態様は、第5の態様におい
て、前記パターンが前記圧力発生室の幅方向に沿って延
設され前記圧力発生室側に突出する突出壁であり、前記
流量規制部が前記圧力発生室の長手方向に並設された複
数の前記突出壁で構成されていることを特徴とするイン
クジェット式記録ヘッドにある。
【0021】かかる第6の態様では、複数の突出壁によ
って構成されているため、流量規制部を容易に形成でき
ると共に、規制量を容易に調整できる。
【0022】本発明の第7の態様は、第1〜6の何れか
の態様において、前記ノズルプレートが、シリコン、ガ
ラス、ステンレス、ニッケル及びガリウム砒素からなる
群から選択される材料からなることを特徴とするインク
ジェット式記録ヘッドにある。
【0023】かかる第7の態様では、流量規制部を比較
的高精度且つ容易に形成することができる。
【0024】本発明の第8の態様は、第1〜7の何れか
の態様において、前記流量規制部がドライエッチング法
によって形成されていることを特徴とするインクジェッ
ト式記録ヘッドにある。
【0025】かかる第8の態様では、流量規制部を比較
的高精度且つ容易に形成することができる。
【0026】本発明の第9の態様は、第1〜8の何れか
の態様において、前記圧力発生室がシリコン単結晶基板
に異方性エッチングにより形成され、前記圧電素子を構
成する各層が成膜及びリソグラフィ法により形成されて
いることを特徴とするインクジェット式記録ヘッドにあ
る。
【0027】かかる第9の態様では、比較的容易に圧力
発生室を高精度且つ高密度に形成することができる。
【0028】本発明の第10の態様は、第1〜9の何れ
かの態様のインクジェット式記録ヘッドを具備すること
を特徴とするインクジェット式記録装置にある。
【0029】かかる第10の態様では、ヘッドのインク
吐出特性を向上すると共に、高速印刷が可能なインクジ
ェット式記録ヘッドを実現することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に本発明を実施形態に基づい
て詳細に説明する。
【0031】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1に係るインクジェット式記録ヘッドを示す分解斜視図
であり、図2は、図1の平面図及び断面図である。
【0032】図示するように、流路形成基板10は、本
実施形態では面方位(110)のシリコン単結晶基板か
らなり、流路形成基板10には、その一方の面から異方
性エッチングすることにより、複数の隔壁11により区
画された圧力発生室12が幅方向に並設されている。ま
た、圧力発生室12の長手方向外側には、後述するリザ
ーバ形成基板のリザーバ部に連通して各圧力発生室12
の共通のインク室となるリザーバ100の一部を構成す
る連通部13が形成され、各圧力発生室12の長手方向
一端部とそれぞれインク供給路14を介して連通されて
いる。
【0033】また、この流路形成基板10の他方の面に
は、例えば、酸化ジルコニウム(ZrO)等からな
る、厚さ1〜2μmの弾性膜50が形成されている。
【0034】ここで、異方性エッチングは、シリコン単
結晶基板をKOH等のアルカリ溶液に浸漬すると、徐々
に侵食されて(110)面に垂直な第1の(111)面
と、この第1の(111)面と約70度の角度をなし且
つ上記(110)面と約35度の角度をなす第2の(1
11)面とが出現し、(110)面のエッチングレート
と比較して(111)面のエッチングレートが約1/1
80であるという性質を利用して行われるものである。
かかる異方性エッチングにより、二つの第1の(11
1)面と斜めの二つの第2の(111)面とで形成され
る平行四辺形状の深さ加工を基本として精密加工を行う
ことができ、圧力発生室12を高密度に配列することが
できる。
【0035】本実施形態では、各圧力発生室12の長辺
を第1の(111)面で、短辺を第2の(111)面で
形成している。この圧力発生室12は、流路形成基板1
0をほぼ貫通して弾性膜50に達するまでエッチングす
ることにより形成されている。ここで、弾性膜50は、
シリコン単結晶基板をエッチングするアルカリ溶液に侵
される量がきわめて小さい。また各圧力発生室12の一
端に連通する各インク供給路14は、圧力発生室12よ
り浅く形成されており、圧力発生室12に流入するイン
クの流路抵抗を一定に保持している。すなわち、インク
供給路14は、シリコン単結晶基板を厚さ方向に途中ま
でエッチング(ハーフエッチング)することにより形成
されている。なお、ハーフエッチングは、エッチング時
間の調整により行われる。
【0036】なお、このような流路形成基板10の厚さ
は、圧力発生室12を配設する密度に合わせて最適な厚
さを選択する。例えば、1インチ当たり180個(18
0dpi)程度に圧力発生室12を配置する場合、流路
形成基板10の厚さは、180〜280μm程度、より
望ましくは、220μm程度とするのが好適である。ま
た、例えば、360dpi程度と比較的高密度に圧力発
生室12を配置する場合には、流路形成基板10の厚さ
は、100μm以下とするのが好ましい。これは、隣接
する圧力発生室間の隔壁の剛性を保ちつつ、配列密度を
高くできるからである。
【0037】また、流路形成基板10の他方面側には、
各圧力発生室12のインク供給路14とは反対側で連通
するノズル開口21が穿設されたノズルプレート20が
接着剤によって接合されている。このノズルプレート2
0は、例えば、シリコン、ガラス、ステンレス、ニッケ
ル及びガリウム砒素からなる群から選択される材料から
なる。本実施形態のノズルプレート20は、面方位(1
00)のシリコン単結晶基板からなり、ノズル開口21
はこのシリコン単結晶基板をドライエッチングすること
によって形成されている。なお、本実施形態では、ノズ
ル開口21は、インク滴が吐出されるノズル部21a
と、ノズル部21aよりも大きい径で形成されノズル部
21aと圧力発生室12とを連通するノズル連通部21
bとからなる。
【0038】ここで、このノズル開口21のノズル部2
1aの大きさと圧力発生室12の大きさとは、吐出する
インク滴の量、吐出スピード、吐出周波数等に応じて最
適化される。例えば、1インチ当たり360個のインク
滴を記録する場合、ノズル部21aは数十μmの直径で
精度よく形成する必要がある。
【0039】また、ノズルプレート20には、各圧力発
生室12とインク供給路14との境界近傍に対向する領
域に、インクの流量を規制する流量規制部22が、例え
ば、ノズル開口21と同様にドライエッチングによって
形成されている。
【0040】この流量規制部22は、連続する複数の同
一パターンからなり、本実施形態では、圧力発生室12
の幅方向に延設された複数の溝部23で構成されてい
る。すなわち、これら複数の溝部23が圧力発生室12
の長手方向に複数個並設されることにより複数の壁24
が形成される。そして、この壁24の弾性力によってイ
ンクの流れが吸収され、実質的にインクの流量が規制さ
れる。
【0041】また、流量規制部22によるインクの流量
の規制量は、圧力発生室12にインクが流入する方向
と、圧力発生室12からインクが流出する方向とで異な
る。すなわち、圧力発生室12と後述するリザーバとの
間の流路抵抗が、圧力発生室12にインクが流入する方
向と圧力発生室12からインクが流出する方向とで異な
っている。例えば、本実施形態では、この流量規制部2
2によって圧力発生室12から流出するインクの流量の
みが規制され、圧力発生室12とリザーバとの間の流路
抵抗は、圧力発生室12からインクが流出する方向で、
大きくなっている。
【0042】具体的には、ノズル開口21からインク滴
を吐出した場合、その反動でインクには、圧力発生室1
2から流出する方向に流れ(振動)が生じる。すなわ
ち、図3(a)中に矢印で示すように、インクには、広
い空間(圧力発生室12)から狭い空間(インク供給路
14)に向かう流れが生じ、その流れは圧力発生室12
とインク供給路14との境界部に集中することになる。
そして、本実施形態では、このインクの流れが集中する
部分に流量規制部22が設けられているため、この流量
規制部22によってインクの流量が規制される。すなわ
ち、インクの流れが複数の壁24の弾性力によって吸収
され、実質的にインクの流量が規制される。
【0043】このように、圧力発生室12からインクが
流出する方向では、流量規制部22によってインクの流
量が規制されるため、インク滴の吐出に伴うインクの振
動の減衰時間が大幅に短縮される。
【0044】一方、インク供給路14から圧力発生室1
2にインクが供給される場合には、インクは狭い空間
(インク供給路14)から広い空間(圧力発生室12)
に流れることになる。すなわち、図3(b)中に矢印で
示すように、インク供給路14から圧力発生室12に流
入したインクは、圧力発生室12とインク供給路14と
の境界部で多方向に広がるため、流量規制部22によっ
てインクの流量がほとんど規制されることない。すなわ
ち、インクの流れが壁24の弾性力によって吸収される
ことが無く、圧力発生室12に良好にインクを供給する
ことができる。
【0045】このように、本実施形態では、流量規制部
22が、圧力発生室12とインク供給路14との境界部
に対応する領域のノズルプレート20に設けられている
ため、圧力発生室12に供給されるインクの流量はほと
んど規制されることがなく、圧力発生室12から流出す
るインクの流量のみが実質的に規制される。これによ
り、インク滴の吐出に伴うインクの振動の減衰時間が短
縮されると共に、圧力発生室12に常に良好にインクが
供給される。したがって、印刷品質を良好に保持でき、
且つインク吐出特性が向上すると共に高速印刷を実現す
ることができる。
【0046】なお、インクの流量(規制量)の調整は、
壁24の弾性力を調整することによって行えばよい。例
えば、溝部23の深さを調整することによりインクの流
量を調整することができる。具体的には、溝部23の深
さを深くすれば壁24の面積が増加して弾性力が増加す
るため、インクの流量の規制量が多くなりインク流量は
少なくなる。逆に溝部23の深さを浅くすれば壁24の
弾性力が低下するため、インクの流量の規制量が少なく
なりインクの流量が増加する。勿論、溝部23の幅又は
長さ、あるいは壁24の厚さを調整することによってイ
ンクの流量(規制量)を調整するようにしてもよい。
【0047】このようなノズルプレートの形成方法は、
特に限定されないが、例えば、以下に説明する方法で形
成することができる。
【0048】まず、図4に示すように、ノズルプレート
となるシリコン単結晶基板200の一方面側に、例え
ば、酸化シリコンからなり、ノズル開口21となる領域
に所定形状の開口211を有すると共に、溝部23とな
る領域に所定の深さの凹部212を有するマスク層21
0を設け、このマスク層210を介してシリコン単結晶
基板200をドライエッチングすることにより、ノズル
開口21と溝部23とが同時に形成される。なお、本実
施形態では、ノズル部21a及びノズル連通部21bの
それぞれをドライエッチングによって形成するようにし
たが、これに限定されず、ノズル連通部21bは、ウェ
ットエッチングによって形成してもよい。すなわち、ノ
ズルプレートとなるシリコン単結晶基板の一方面側から
ドライエッチングすることによりノズル部を形成し、そ
の後、シリコン単結晶基板の他方面側から異方性エッチ
ングすることにより、ノズル部に連通するノズル連通部
を形成するようにしてもよい。
【0049】一方、流路形成基板10に設けられた弾性
膜50の上には、厚さが例えば、約0.2μmの下電極
膜60と、厚さが例えば、約0.5〜3μmの圧電体層
70と、厚さが例えば、約0.1μmの上電極膜80と
が、後述するプロセスで積層形成されて、圧電素子30
0を構成している。ここで、圧電素子300は、下電極
膜60、圧電体層70、及び上電極膜80を含む部分を
いう。一般的には、圧電素子300の何れか一方の電極
を共通電極とし、他方の電極及び圧電体層70を各圧力
発生室12毎にパターニングして構成する。そして、こ
こではパターニングされた何れか一方の電極及び圧電体
層70から構成され、両電極への電圧の印加により圧電
歪みが生じる部分を圧電体能動部320という。本実施
形態では、下電極膜60は圧電素子300の共通電極と
し、上電極膜80を圧電素子300の個別電極としてい
るが、駆動回路や配線の都合でこれを逆にしても支障は
ない。何れの場合においても、各圧力発生室毎に圧電体
能動部が形成されていることになる。また、ここでは、
圧電素子300と当該圧電素子300の駆動により変位
が生じる振動板とを合わせて圧電アクチュエータと称す
る。
【0050】また、このようなインクジェット式記録ヘ
ッドの製造方法は、特に限定されないが、その一例を以
下に、図5及び図6を参照して説明する。図5及び図6
は、圧力発生室12の長手方向の断面図である。
【0051】まず、図5(a)に示すように、まず、弾
性膜50を形成する。具体的には、流路形成基板10上
にジルコニウム層を形成後、例えば、500〜1200
℃の拡散炉で熱酸化して酸化ジルコニウムからなる弾性
膜50を形成する。
【0052】次に、図5(b)に示すように、スパッタ
リングで下電極膜60を弾性膜50の全面に形成後、下
電極膜60をパターニングして全体パターンを形成す
る。この下電極膜60の材料としては、白金(Pt)等
が好適である。これは、スパッタリング法やゾル−ゲル
法で成膜する後述の圧電体層70は、成膜後に大気雰囲
気下又は酸素雰囲気下で600〜1000℃程度の温度
で焼成して結晶化させる必要があるからである。すなわ
ち、下電極膜60の材料は、このような高温、酸化雰囲
気下で導電性を保持できなければならず、殊に、圧電体
層70としてチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を用いた
場合には、酸化鉛の拡散による導電性の変化が少ないこ
とが望ましく、これらの理由から白金が好適である。
【0053】次に、図5(c)に示すように、圧電体層
70を成膜する。この圧電体層70は、結晶が配向して
いることが好ましい。例えば、本実施形態では、金属有
機物を触媒に溶解・分散したいわゆるゾルを塗布乾燥し
てゲル化し、さらに高温で焼成することで金属酸化物か
らなる圧電体層70を得る、いわゆるゾル−ゲル法を用
いて形成することにより、結晶が配向している圧電体層
70とした。圧電体層70の材料としては、チタン酸ジ
ルコン酸鉛系の材料がインクジェット式記録ヘッドに使
用する場合には好適である。なお、この圧電体層70の
成膜方法は、特に限定されず、例えば、スパッタリング
法で形成してもよい。
【0054】さらに、ゾル−ゲル法又はスパッタリング
法等によりチタン酸ジルコン酸鉛の前駆体膜を形成後、
アルカリ水溶液中での高圧処理法にて低温で結晶成長さ
せる方法を用いてもよい。
【0055】何れにしても、このように成膜された圧電
体層70は、バルクの圧電体とは異なり結晶が優先配向
しており、且つ本実施形態では、圧電体層70は、結晶
が柱状に形成されている。なお、優先配向とは、結晶の
配向方向が無秩序ではなく、特定の結晶面がほぼ一定の
方向に向いている状態をいう。また、結晶が柱状の薄膜
とは、略円柱体の結晶が中心軸を厚さ方向に略一致させ
た状態で面方向に亘って集合して薄膜を形成している状
態をいう。勿論、優先配向した粒状の結晶で形成された
薄膜であってもよい。なお、このように薄膜工程で製造
された圧電体層の厚さは、一般的に0.2〜5μmであ
る。
【0056】次に、図5(d)に示すように、上電極膜
80を成膜する。上電極膜80は、導電性の高い材料で
あればよく、アルミニウム、金、ニッケル、白金等の多
くの金属や、導電性酸化物等を使用できる。本実施形態
では、白金をスパッタリングにより成膜している。
【0057】次に、図6(a)に示すように、圧電体層
70及び上電極膜80のみをエッチングして圧電素子3
00のパターニングを行う。
【0058】次いで、図6(b)に示すように、リード
電極90を形成する。具体的には、例えば、金(Au)
等からなるリード電極90を流路形成基板10の全面に
亘って形成すると共に、各圧電素子300毎にパターニ
ングする。
【0059】以上が膜形成プロセスである。このように
して膜形成を行った後、前述したアルカリ溶液によるシ
リコン単結晶基板の異方性エッチングを行い、図6
(c)に示すように、圧力発生室12、連通部13(図
示なし)及びインク供給路14を同時に形成する。
【0060】なお、実際には、このような一連の膜形成
及び異方性エッチングによって、一枚のウェハ上に多数
のチップを同時に形成し、プロセス終了後、図1に示す
ような一つのチップサイズの流路形成基板10毎に分割
する。そして、分割した流路形成基板10に、後述する
リザーバ形成基板30及びコンプライアンス基板40を
順次接着して一体化し、インクジェット式記録ヘッドと
する。
【0061】すなわち、図1及び図2に示すように、圧
力発生室12等が形成された流路形成基板10の圧電素
子300側には、リザーバ100の少なくとも一部を構
成するリザーバ部31を有するリザーバ形成基板30が
接合されている。このリザーバ部31は、本実施形態で
は、リザーバ形成基板30を厚さ方向に貫通して圧力発
生室12の幅方向に亘って形成されている。そして、こ
のリザーバ部31が、弾性膜50及び下電極膜60を貫
通して設けられる貫通孔51を介して流路形成基板10
の連通部13と連通され、各圧力発生室12の共通のイ
ンク室となるリザーバ100が構成されている。
【0062】このリザーバ形成基板30としては、例え
ば、ガラス、セラミック材料等の流路形成基板10の熱
膨張率と略同一の材料を用いることが好ましく、本実施
形態では、流路形成基板10と同一材料のシリコン単結
晶基板を用いて形成した。これにより、上述のノズルプ
レート20の場合と同様に、熱硬化性の接着剤を用いた
高温での接着であっても両者を確実に接着することがで
きる。したがって、製造工程を簡略化することができ
る。
【0063】さらに、このリザーバ形成基板30には、
封止膜41及び固定板42とからなるコンプライアンス
基板40が接合されている。ここで、封止膜41は、剛
性が低く可撓性を有する材料(例えば、厚さが6μmの
ポリフェニレンスルフィド(PPS)フィルム)からな
り、この封止膜41によってリザーバ部31の一方面が
封止されている。また、固定板42は、金属等の硬質の
材料(例えば、厚さが30μmのステンレス鋼(SU
S)等)で形成される。この固定板42のリザーバ10
0に対向する領域は、厚さ方向に完全に除去された開口
部43となっているため、リザーバ100の一方面は可
撓性を有する封止膜41のみで封止され、内部圧力の変
化によって変形可能な可撓部32となっている。
【0064】また、このリザーバ100の長手方向略中
央部外側のコンプライアンス基板40上には、リザーバ
100にインクを供給するためのインク導入口35が形
成されている。さらに、リザーバ形成基板30には、イ
ンク導入口35とリザーバ100の側壁とを連通するイ
ンク導入路36が設けられている。
【0065】一方、リザーバ形成基板30の圧電素子3
00に対向する領域には、圧電素子300の運動を阻害
しない程度の空間を確保した状態で、その空間を密封可
能な圧電素子保持部33が設けらている。そして、圧電
素子300の少なくとも圧電体能動部320は、この圧
電素子保持部33内に密封され、大気中の水分等の外部
環境に起因する圧電素子300の破壊を防止している。
【0066】このように構成したインクジェット式記録
ヘッドは、図示しない外部インク供給手段と接続したイ
ンク導入口35からインクを取り込み、リザーバ100
からノズル開口21に至るまで内部をインクで満たした
後、図示しない外部の駆動回路からの記録信号に従い、
上電極膜80と下電極膜60との間に電圧を印加し、弾
性膜50、下電極膜60及び圧電体層70をたわみ変形
させることにより、圧力発生室12内の圧力が高まりノ
ズル開口21からインク滴が吐出する。
【0067】そして上述したように、本実施形態では、
圧力発生室12とインク供給路14との境界部に対向す
る領域のノズルプレート20に、流量規制部22が設け
られているので、インク滴の吐出に伴うインクの振動を
効果的に減衰させることができ、且つ圧力発生室12に
供給されるインクの流量は規制されることがない。した
がって、印刷品質を良好に保持でき、且つインク吐出特
性を向上すると共に高速印刷を実現できる。
【0068】(実施形態2)図7は、実施形態2に係る
インクジェット式記録ヘッドの要部断面図である。
【0069】本実施形態は、流量規制部の他の例であ
り、図7に示すように、圧力発生室12とインク供給路
14との境界部に対向する領域のノズルプレート20
に、圧力発生室12側に突出する複数の突出壁25から
なる流量規制部22Aを設けるようにした以外は実施形
態1と同様である。
【0070】このような流量規制部22Aの形成方法
は、特に限定されないが、例えば、ノズル連通部21b
をドライエッチングで形成する際に、溝部23と共に、
圧力発生室12とインク供給路14との境界部近傍で、
流量規制部22Aとなる領域以外を同時にドライエッチ
ングして凹部26とすることによって容易に形成するこ
とができる。なお、この突出壁25は、勿論、ウェット
エッチングで形成してもよい。
【0071】このような構成としても、実施形態1と同
様に、流量規制部22Aによってインク滴の吐出に伴う
インクの振動を効果的に減衰させることができ、且つ圧
力発生室に供給されるインクの流量は規制されることが
ない。したがって、インク吐出特性を向上できると共
に、高速印刷を実現できる。
【0072】なお、このような構成では、圧力発生室1
2から流出するインクの流量だけでなく、圧力発生室1
2に流入するインクの流量も流量規制部22Aによって
規制される場合があるが、この場合には、インク供給路
14に対向する領域の凹部26の大きさを調整すれば、
圧力発生室12に良好にインクを供給することができ
る。
【0073】(他の実施形態)以上、本発明の各実施形
態を説明したが、インクジェット式記録ヘッドの基本的
構成は上述したものに限定されるものではない。
【0074】例えば、上述した各実施形態は、成膜及び
リソグラフィプロセスを応用することにより製造できる
薄膜型のインクジェット式記録ヘッドを例にしたが、勿
論これに限定されるものではなく、例えば、基板を積層
して圧力発生室を形成するもの、あるいはグリーンシー
トを貼付もしくはスクリーン印刷等により圧電体層を形
成するもの、又は水熱法等の結晶成長により圧電体層を
形成するもの等、各種の構造のインクジェット式記録ヘ
ッドに本発明を採用することができる。
【0075】このように、本発明は、その趣旨に反しな
い限り、種々の構造のインクジェット式記録ヘッドに応
用することができる。
【0076】また、これら各実施形態のインクジェット
式記録ヘッドは、インクカートリッジ等と連通するイン
ク流路を具備する記録ヘッドユニットの一部を構成し
て、インクジェット式記録装置に搭載される。図8は、
そのインクジェット式記録装置の一例を示す概略図であ
る。
【0077】図8に示すように、インクジェット式記録
ヘッドを有する記録ヘッドユニット1A及び1Bは、イ
ンク供給手段を構成するカートリッジ2A及び2Bが着
脱可能に設けられ、この記録ヘッドユニット1A及び1
Bを搭載したキャリッジ3は、装置本体4に取り付けら
れたキャリッジ軸5に軸方向移動自在に設けられてい
る。この記録ヘッドユニット1A及び1Bは、例えば、
それぞれブラックインク組成物及びカラーインク組成物
を吐出するものとしている。
【0078】そして、駆動モータ6の駆動力が図示しな
い複数の歯車およびタイミングベルト7を介してキャリ
ッジ3に伝達されることで、記録ヘッドユニット1A及
び1Bを搭載したキャリッジ3はキャリッジ軸5に沿っ
て移動される。一方、装置本体4にはキャリッジ3に沿
ってプラテン8が設けられている。このプラテン8は図
示しない紙送りモータの駆動力により回転できるように
なっており、給紙ローラなどにより給紙された紙等の記
録媒体である記録シートSがプラテン8に巻き掛けられ
て搬送されるようになっている。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、圧力
発生室とインク供給路との境界部に対向する領域のノズ
ルプレートに、インクの流量を規制する流量規制部を設
けるようにした。具体的には、圧力発生室から流出する
インクの流量を規制する流量規制部を設けるようにした
ので、圧力発生室に良好にインクを供給でき、且つイン
ク滴を吐出する際のインクの振動を効果的に減衰させる
ことができる。したがって、印刷品質を良好に保持で
き、且つインク吐出特性が向上すると共に高速印刷を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの分解斜視図である。
【図2】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドを示す図であり、図1の平面図及び断面図であ
る。
【図3】圧力発生室とインク供給路との境界部でのイン
クの流れを模式的に示す図である。
【図4】本発明の実施形態1に係るノズルプレートの製
造工程を示す断面図である。
【図5】本発明の実施形態1の薄膜製造工程を示す断面
図である。
【図6】本発明の実施形態1の薄膜製造工程を示す断面
図である。
【図7】本発明の実施形態2に係るインクジェット式記
録ヘッドの断面図である。
【図8】本発明の一実施形態に係るインクジェット式記
録装置の概略図である。
【符号の説明】
10 流路形成基板 11 隔壁 12 圧力発生室 20 ノズルプレート 21 ノズル開口 22,22A 流量規制部 23 溝部 24 壁 25 突出壁 26 凹部 50 弾性膜 60 下電極膜 70 圧電体層 80 上電極膜 90 リード電極 300 圧電素子 320 圧電体能動部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル開口が穿設されたノズルプレート
    と、前記ノズル開口に連通する圧力発生室が画成された
    流路形成基板と、該流路形成基板の前記圧力発生室に対
    応する領域に振動板を介して設けられた下電極、圧電体
    層及び上電極からなる圧電素子とを具備するインクジェ
    ット式記録ヘッドにおいて、 前記圧力発生室は、その長手方向一端部で各圧力発生室
    の共通インク室であるリザーバとインク供給路を介して
    連通されており、前記ノズルプレートが、前記圧力発生
    室と前記インク供給路との境界部に対向する領域に、前
    記圧力発生室から流出するインクの流量を規制する流量
    規制部を有することを特徴とするインクジェット式記録
    ヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記リザーバと前記
    圧力発生室との間の流路抵抗が、前記圧力発生室にイン
    クが流入する方向と前記圧力発生室からインクが流出す
    る方向とで異なることを特徴とするインクジェット式記
    録ヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記流量規制
    部が、前記ノズル開口からのインク滴の吐出直後に前記
    圧力発生室から流出するインクの流量を規制することを
    特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記流
    量規制部が、連続的に形成された複数の略同一パターン
    からなることを特徴とするインクジェット式記録ヘッ
    ド。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記パターンが前記
    圧力発生室の幅方向に沿って延設された溝部であり、前
    記流量規制部が前記圧力発生室の長手方向に並設された
    複数の前記溝部で構成されていることを特徴とするイン
    クジェット式記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記パターンが前記
    圧力発生室の幅方向に沿って延設され前記圧力発生室側
    に突出する突出壁であり、前記流量規制部が前記圧力発
    生室の長手方向に並設された複数の前記突出壁で構成さ
    れていることを特徴とするインクジェット式記録ヘッ
    ド。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかにおいて、前記ノ
    ズルプレートが、シリコン、ガラス、ステンレス、ニッ
    ケル及びガリウム砒素からなる群から選択される材料か
    らなることを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れかにおいて、前記流
    量規制部がドライエッチング法によって形成されている
    ことを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかにおいて、前記圧
    力発生室がシリコン単結晶基板に異方性エッチングによ
    り形成され、前記圧電素子を構成する各層が成膜及びリ
    ソグラフィ法により形成されていることを特徴とするイ
    ンクジェット式記録ヘッド。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9の何れかのインクジェッ
    ト式記録ヘッドを具備することを特徴とするインクジェ
    ット式記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012158170A (ja) * 2011-01-14 2012-08-23 Panasonic Corp インクジェットヘッド
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