JPH10202333A - 順送り加工方法を利用する部品の製造法 - Google Patents

順送り加工方法を利用する部品の製造法

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JPH10202333A
JPH10202333A JP901597A JP901597A JPH10202333A JP H10202333 A JPH10202333 A JP H10202333A JP 901597 A JP901597 A JP 901597A JP 901597 A JP901597 A JP 901597A JP H10202333 A JPH10202333 A JP H10202333A
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Tomoyuki Maehara
友幸 前原
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MATSUO SEISAKUSHO KK
Matsuo Industries Inc
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MATSUO SEISAKUSHO KK
Matsuo Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 順送り加工による複合加工方法は、結合部品
の移動及び結合を図る構成でない。金型数の増加、加工
工程及び加工作業の複雑化、加工作業時間の増大、結合
部品の高コスト化を招く、課題がある。 【解決手段】 順送り加工中に結合部品の結合部を連繋
・締結操作し、部品を成形して、加工工程及び加工作業
等の簡略化、加工作業の迅速化、結合部品の低コスト化
を図る部品の製造法である。即ち、多数の金型を利用し
て連続的に成形加工する順送り加工方法を利用する。こ
の順送り加工方法の各加工ステージを経て成形された材
料に、一本又は数本のブリッジを介して少くとも対の結
合部品が成形された過程で、当該対の結合部品のブリッ
ジに折曲げ加工を行い、この対の結合部品の少くともい
ずれか一方を結合方向へ移動し、当該対の結合部品の結
合部を連繋し、この結合部を締結して部品を成形し、当
該部品を前記ブリッジより切り離し加工する構成であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、順送り加工方法を
利用する結合部品の製造法であり、例えば、一方に穴を
配置し、他方にバーリング加工、エンボス加工等の加工
をした少なくとも対の結合部品を、金型内で重ね合せ
(重ね)た後、かしめ加工により部品を製造する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、順送り加工方法を利用して結合部
品を結合する製造法は、この順送り加工方法とかしめ加
工方法とを併用した図6に示す複合加工(複合金型加
工)方法が知られている。その概要は、図6に示す。こ
の例では、主ストリップである基板部分に加工された突
起(…第7ステージで…)に第9ステージ位置で直行す
る前後の副ストリップにあけられた穴を填めてからかし
め加工し、同時に副ストリップを分断して主ストリップ
に付属させる。続く第11ステージで基板部分のU字曲
げ加工し、第13ステージで副材のスプリング端子部分
の曲げ成形加工をしている。第15と第16のステージ
の間で主ストリップの前後のブリッジを切り落とし、第
17ステージで中央のブリッジを分断して2つの結合部
品を左右へ放出してこの複合加工型の加工が完了する方
法である。
【0003】また順送り加工方法で、材料相互間を接続
する加工方法としては、特開平6−246498号の順
送り加工方法およびその装置がある。この文献の中に
は、ヘッドの二次元方向への移動により、材料の後端に
次の材料の先端を接続する発明が開示されている。
【0004】更に順送り加工方法で、材料から切り離さ
れた一対の帯状の端子部分に成形加工をする方法として
は、特開平5−50458号及び特開平5−50459
号の電子部品のインサート成形法がある。この文献の中
には、前記端子部分にプレス加工を利用して曲げ加工す
る発明が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図6で示す従来の複合
加工方法では、順送り加工で製造された各結合部品を、
当該加工装置から取外す。その後、他の装置及び場所に
移送した後、かしめ、溶接等の連繋方法で結合する。従
って、少くとも2工程及び移送等の複雑な作業が要求さ
れること、非能率であること、結合部品の付き合せ等の
如く、新たな作業手順を要すること、等の課題がある。
【0006】また先行技術の各発明は、ヘッドの二次元
方向への移動、又は端子部分の曲げ加工、等の如く在来
の順送り加工の部分改良に留まっており、結合部品の移
動及び結合を図る順送り加工を意図する構成となってい
ない。従って、図6に示す在来の複合加工方法とほぼ同
様な課題が考えられる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、順送り加工に
於て、結合部品の結合部を連繋・締結し、その後、切り
離し加工により部品を成形する構成である。従って、加
工工程及び加工作業等の簡略化、加工作業の迅速化、結
合部品の低コスト化が図れる。
【0008】その要旨は、多数の金型を利用して連続的
に成形加工する順送り加工方法を利用して、この順送り
加工方法の各加工ステージを経て成形された材料に、一
本又は数本のブリッジを介して少くとも対の結合部品が
成形された過程において、当該対の結合部品のブリッジ
に折曲げ加工を行い、この対の結合部品の少くともいず
れか一方を結合方向へ移動し、当該対の結合部品の結合
部を連繋し、この結合部を、かしめ、リベツト、スポッ
ト溶接等の連繋方法で締結して部品を成形した後、当該
部品を前記ブリッジより切り離し加工することを特徴と
する順送り加工方法を利用する部品の製造法である。
【0009】
【発明の実施の形態】順送り加工の各加工ステージ、例
えば、サイドカット穴あけステージ、穴抜きステージ、
数工程の結合部品のプレス打抜きステージを経て、ブリ
ッジで連結された少くとも対の結合部品を成形する。こ
の状態は図3の(イ)である。この図3の(イ)から図
3の(ハ)の如く、ブリッジを段階的に折曲げ加工を行
い、対の結合部品のいずれか一方の結合部品を送り方向
に移動させて、この対の結合部品の結合部を重ね合せ
る。この状態は図3(ハ)である。この図3(ハ)から
図3(ニ)、(ホ)の如く、重ね合された結合部を連結
部品で連繋した後、かしめ加工を行って、この結合部を
締結する。その後、ブリッジを切り離し加工することに
より、図5に示す部品が成形される。
【0010】以上の各加工、ブリッジの数、形状又は加
工の回数及び工程並びに手順・操作等は一例であり、同
様な方法により図5の如く(連繋方法は限定されな
い。)結合部品が完成される構成は本発明に含まれる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0012】1は従来公知のプレス機本体で、このプレ
ス機本体1には順送り加工装置2が設けられている。こ
の順送り加工装置2には、スライド3とべッド4が設け
られており、このスライド3とベッド4との間には順送
り加工装置2を構成する各加工ステージ21〜21nが
設けられる。この各加工ステージ21〜21nを利用し
て対の結合部品W2、W3が成形されるとともに、この
対の結合部品W2、W3が締結されて完成した部品Y’
が成形される。
【0013】即ち、この各加工ステージ21〜21nに
は上下金型211〜211n・211’〜211n’が
それぞれ設けられており、この上下金型211〜211
n・211’〜211n’に供給された材料Wには、こ
の上金型211〜211nの昇降を介して、各加工が施
れる。例えば、図1において左側から右側に向って順に
サイドカット穴あけ加工→穴抜き加工→数段のプレス打
抜き加工→ブリッジW1で連結された少くとも対の結合
部品W2、W3のプレス打抜き加工→ブリッジW1の折
曲げ加工→結合部品W2、W3の結合部W2’、W3’
の重ね合わせ加工→結合部W2’、W3’の連結部品用
の穴W2”、W3”への連結部品Xの供給加工→連結部
品Xのかしめ加工→結合されたブリッジ付き部品Yの切
り離し加工の如く、各加工ステージ21〜21nを経て
完成した部品Y’が成形される。勿論、材料Wは単一部
材、複合部材の区別はない。また材料Wは、材質、形状
は自由であり、例えば、鋼板、銅板、プラスチック板、
その他板等の如き板材、又は他の形態、材料(図示せ
ず)でもよい。即ち、順送り加工方法に使用可能のもの
は全て含まれる。
【0014】尚、ブリッジW1は、この例では図3、図
4の如く、少くとも3段階の折曲げ加工を利用してブリ
ッジW1→ブリッジW1a→ブリッジW1bという経由
を辿って結合部品W2、W3の結合部W2’、W3’が
重ね合される構成となっている。勿論、折曲げ加工の回
数、結合部品W2、W3の一方又は他方が個別・同時移
動か、又は移動の方向等の構成、結合部品W2、W3の
個数、等は説明及び図例に限定されない。またかしめ加
工の数、部位、かしめ加工方法等は自由であること、又
はかしめ加工に代替する連繋方法、例えば、溶接、ビス
止め、枢着、嵌着等の他の加工でも可能である。
【0015】以上で詳述した材料、各加工ステージ21
〜21nの形態、又は加工手順、操作並びに結合方法、
連繋方法等は、好ましい一例を説明又は図示した。従っ
て、本発明の技術と同効を奏する技術は、当然、本発明
に包含される。
【0016】
【発明の効果】本発明は、順送り加工方法により結合部
品を成形するとともに、この結合部品の結合部を連繋、
締結操作を介して完成した部品を一工程で成形する方法
である。従って、加工工程及び加工作業等の簡略化、加
工作業の迅速化、部品の低コスト化が図れる効果があ
る。また作業者による結合部品の箱詰め、運搬又は移動
等の手間が省け、労働時間の節約、労働環境の向上等が
達成される効果がある。さらに金型費の低減ができるこ
と、又は在来の汎用プレスを活用して複合金型加工で部
品が成形できる特徴があり、実用面での大きな効果が期
待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す一部省略の模式図であ
る。
【図2】本発明の結合部品のかしめ加工の一例を示す拡
大断面模式図である。
【図3】本発明の結合部品の移動及びかしめ加工を示す
拡大平面模式図である。
【図4】図3の結合部品の移動及びかしめ加工によるか
しめの状況を示す拡大断面模式図であり、(イ)は移動
前の状況、(ロ)は第1回目の移動の状況、(ハ)は第
2回目の移動の状況、(ニ)は連結部品の供給状況、
(ホ)は連結部品のかしめ状況、をそれぞれ示す。
【図5】完成した部品を拡大して示す斜視図である。
【図6】従来の複合加工方法の一例を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 プレス機本体 2 順送り加工装置 21 加工ステージ 21a 加工ステージ 21h 加工ステージ 21n 加工ステージ 211 上金型 211a 上金型 211h 上金型 211n 上金型 211’ 下金型 211a’下金型 211h’下金型 211n’下金型 3 スライド 4 ベッド W 材料 W1 ブリッジ W1a ブリッジ W1b ブリッジ W2 結合部品 W2’ 結合部 W2” 穴 W3 結合部品 W3’ 結合部 W3” 穴 X 連結部品 Y ブリッジ付き部品 Y’ 完成した部品

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の金型を利用して連続的に成形加工
    する順送り加工方法を利用して、この順送り加工方法の
    各加工ステージを経て成形された材料に、一本又は数本
    のブリッジを介して少くとも対の結合部品が成形された
    過程において、当該対の結合部品のブリッジに折曲げ加
    工を行い、この対の結合部品の少くともいずれか一方を
    結合方向へ移動し、当該対の結合部品の結合部を連繋
    し、この結合部を、かしめ、 リベット、スポット溶接
    等の連繋方法で締結して部品を成形した後、当該部品を
    前記ブリッジより切り離し加工することを特徴とする順
    送り加工方法を利用する部品の製造法。
  2. 【請求項2】 上記結合部の連繋が付き合せ、重ね、隣
    接等の繋ぎ合せ構成である請求項1に記載の順送り加工
    方法を利用する部品の製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013248652A (ja) * 2012-06-01 2013-12-12 Honda Motor Co Ltd パネル部品の製造方法及びプレスライン

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