JPH10201769A - レーザ光及び超音波振動治療装置 - Google Patents

レーザ光及び超音波振動治療装置

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JPH10201769A
JPH10201769A JP1152797A JP1152797A JPH10201769A JP H10201769 A JPH10201769 A JP H10201769A JP 1152797 A JP1152797 A JP 1152797A JP 1152797 A JP1152797 A JP 1152797A JP H10201769 A JPH10201769 A JP H10201769A
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JP
Japan
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ultrasonic vibration
laser beam
ultrasonic
laser
laser light
Prior art date
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Pending
Application number
JP1152797A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Usui
薫 臼井
Tomoharu Nakada
智玄 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osada Research Institute Ltd
Original Assignee
Osada Research Institute Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ光と超音波振動とを患部に同時に、又
は、選択的に独立して作用させるようにし、もって、両
者の相乗効果により、より効率的で、かつ、完全な治療
を行えるようにする。 【解決手段】 1はレーザ光発振器、2は該レーザ光発
振器により発振されたレーザ光を伝送するための光ファ
イバー等の光導体ケーブル、3は該光導体ケーブル2の
端部に連結されたハンドピース、4は該ハンドピース3
の先端に設けられた、例えば、スケーラチップ、メス型
レーザチップ等の刃物である。ハンドピース3内には、
光導体ケーブル2を通して伝送されてくるレーザ光によ
って超音波振動される超音波振動体(光歪素子)5が収
容されており、前記チップ4は、該超音波振動体5の振
動を受けて振動し、かつ、前記光導体ケーブル2からの
レーザ光を透過して患部に照射させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光と超音波
振動を同時に、又は、いずれか一方を選択的に独立して
適用可能にしたレーザ光及び超音波振動治療装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】レーザ光を用いて生体組織の切開、凝
固、止血、蒸散等を行うことは周知である。また、超音
波振動を用いて、歯周のスケーリングを行うことも周知
である。しかし、これらレーザ光と超音波振動を同時に
患部に作用させて治療を行う治療具は提案されていな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のごと
き実情に鑑みてなされたもので、特に、レーザ光と超音
波振動とを患部に同時に、又は、いずれか一方を選択的
に独立して作用させるようにし、もって、両者の相乗効
果により、より効率的で、かつ、完全な治療を行えるよ
うにすることを目的としたなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、レー
ザ光源と、該レーザ光源からのレーザ光を伝達する光導
体ケーブルと、該光導体ケーブルの先端部に取り付けら
れたハンドピースとから成り、該ハンドピースは、前記
光導体ケーブルを通して伝送されてきたレーザ光によっ
て超音波振動される超音波振動体と、該超音波振動体に
連結された刃物(メス)とを有し、治療箇所に、レーザ
光と超音波振動を作用させるようにしたことを特徴とし
たものである。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記超音波振動体及び刃物が透明体で構成され、前
記光導体ケーブルを通して伝送されてきたレーザ光によ
って前記超音波振動体を超音波振動させるとともに、該
レーザ光を前記超音波振動体及び刃物を透過させ、治療
箇所に、レーザ光を超音波振動を同時に作用させるよう
にしたことを特徴としたものである。
【0006】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、前記光導体ケーブルを通して伝送されてくる
レーザ光の一部を前記超音波振動体及び刃物を通すこと
なく治療箇所に照射するようにしたことを特徴としたも
のである。
【0007】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、前記ハンドピース内に、レーザ光と超音波振動とを
切り換える切り換え手段を有し、治療箇所に、レーザ光
又は超音波振動を選択的に作用させるようにしたことを
特徴としたものである。
【0008】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れかにおいて、前記レーザ光発振装置は、知覚過敏を抑
える低パワー出力と、硬組織の切除と軟組織の止血、凝
固、切開、蒸散等を行う高パワー出力とに切り換え可能
であることを特徴としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明によるレーザ光及
び超音波治療装置の一実施態を説明するための全体概略
構成図で、図中、1はレーザ光発振器、2は該レーザ光
発振器により発振されたレーザ光を伝送するための光フ
ァイバーからなる光導体ケーブル、3は該光導体ケーブ
ル2の端部に連結されたハンドピース、4は該ハンドピ
ース3の先端に着脱自在に設けられた、例えば、スケー
ラチップ、メス型レーザチップ等の刃物で、ハンドピー
ス3内には、前記光導体ケーブル2を通して伝送されて
くるレーザ光によって超音波振動される超音波振動体
(例えば、光歪素子、光歪素子にレーザ光(又は光)を
断続的に与える)が収容されており、前記チップ4は、
該超音波振動体5の振動を受けて振動し、及び/又は、
前記光導体ケーブル2からのレーザ光を透過して患部に
照射させる。
【0010】ハンドピース3の先端部に取り付けられる
チップ4は、例えば、スケーリングチップ又はメス型の
レーザチップで、これらは着脱自在で交換可能になって
おり、スケーリングチップの場合には、図2に示すよう
に、チップ4の途中にレーザ光を放射するための穴4a
を設けておき、この穴4aを通してレーザ光を照射し、
或いは、該穴4aまで光導体ケーブル2の一部を延長
し、該光導体ケーブルの端面からレーザ光を照射するよ
うにする。また、図3に示すような、メス型レーザチッ
プの場合は、該メス型レーザチップ4を透光部材で構成
し、該メス型レーザチップを超音波振動させるととも
に、該メス型レーザチップ4を通してレーザ光を照射す
る。
【0011】更に詳細に説明すると、本発明を実施する
に当って、以下のような構成が考えられる。 (1)超音波振動体5及び該超音波振動体5によって発
生された超音波振動を伝達するための超音波振動伝達部
材6及びチップ4を透光体で構成し、光導体ケーブル2
を通して伝送されてくるレーザ光の全てを超音波振動体
5に印加し、その一部で該超音波振動体5を超音波振動
させ、その振動を超音波振動伝達部材6を介してチップ
4に伝達するとともに、前記超音振動体5に印加した前
記レーザ光の一部を該超音波振動体5及び前記超音波振
動伝達部材6及び前記チップ4を通して患部に照射す
る。 (2)前記光導体ケーブル2を通して伝送されてくるレ
ーザ光を2分し、その一方のレーザ光で超音波振動体5
を超音波振動させ、他方のレーザ光をチップ4に伝達
し、該チップ4を通して、或いは、該チップ4にあけた
穴を通して患部に照射する。 (3)ハンドピース3にレーザ光の伝達径路を切り換え
る切り換えスイッチを具備し、該切り換えスイッチによ
って、光導体ケーブル2を通して伝送されてくるレーザ
光を超音波振動体5に当てて超音波振動を発生させ、該
超音波振動にてチップ4を駆動させたり、或いは、レー
ザ光を超音波振動体5に当てることなく直接チップ4部
まで導き、該チップ4を通して、或いは、該チップ4の
穴を通して患部(治療箇所)に照射する。
【0012】(4)レーザ発振器1は、レーザ光を断続
的に発生する間欠発振器であり、該レーザ光の間欠照射
により、超音波振動体(光歪素子)を脱音波振動させる
ものであり、該間欠レーザ光の間欠周期の変えることに
より超音波振動数を変え、パワーの大きさを変えること
により振幅を変えるものであるが、その際、レーザ光の
パルスデューティを、止血中心に使用するようなデュー
ティに選択すると、生体組織に対する熱影響層を少なく
できる。なお、レーザ発振器1に、レーザ光をして発振
する連続レーザ発振器をも具備せしめ、該連続レーザ光
にて、治療部位を照射するようにしてもよい。
【0013】(5)更に、レーザ発振器1に、低パワー
出力と高パワー出力に切り換える切り換え手段を備え、
低パワー出力によって歯科の歯周治療等における知覚過
敏を押えつつ、レートプレーニング、スケーリング等を
行い、高パワー出力によって、硬組織の切除と軟組織の
止血、凝固、切除、蒸散等を行う。例えば、レートプレ
ーニング、スケーリング等を行う時は、レーザ発振器の
出力を低パワーにし、該低パワーにて超音波振動体を超
音波振動させてスケーリングチップ4を超音波振動させ
るとともに、低パワーのレーザ光を治療箇所に照射させ
る。また、生体組織の切開等を行う時は、レーザ発振器
の出力を高パワーにし、該高パワーにて超音波振動体を
超音波振動させて、レーザメスチップを超音波振動させ
るとともに、高パワーのレーザ光を治療箇所に照射す
る。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、単一のハンドピースを用いて、レーザ光照射
による治療と超音波振動による治療とを同時に或いは切
り換え手段により切り換えることによって時分割に用い
ることができるので、レーザ光による治療効果と超音波
振動による治療効果との相乗効果により、より効果的に
治療を行うことができる。
【0015】また、レーザ発振器に高パワー出力と低パ
ワー出力とを選択できるスイッチを設けておくことによ
り、例えば、低パワー出力時には、歯科の歯周治療等に
おいて、知覚過敏を抑えつつ(患者の痛みを抑えなが
ら)、歯石の除去を行うことができ、また、高パワー出
力時には、硬組織の切除と軟組織の止血、凝固、切開、
蒸散等を同時に行うことができる。
【0016】また、レーザ光源を共通使用して超音波振
動体を駆動するようにしたので、超音波振動体を駆動さ
せるための特別の駆動回路を必要とせず、構成が簡単で
かつ安価である。
【0017】また、レーザメスチップの超音波前後動と
レーザ光の照射の相乗効果によって、切開能力を高める
ことができる。更に、その際、レーザメスチップが振動
していることにより、チップへの生体組織の焼け付け等
を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるレーザ光及び超音波振動治療装
置の一実施例を説明するための全体構成図である。
【図2】 本発明の実施に用いて好適な刃物の一例とし
てのスケーラチップの例を示す図である。
【図3】 本発明の実施に用いて好適な刃物の一例とし
てのメス型レーザチップの例を示す図である。
【符号の説明】
1…レーザ発振器、2…光導体ケーブル、3…ハンドピ
ース、4…チップ(刃物)、5…超音波振動体、6…超
音波振動伝達部材。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源と、該レーザ光源からのレー
    ザ光を伝達する光導体ケーブルと、該光導体ケーブルの
    先端部に取り付けられたハンドピースとから成り、該ハ
    ンドピースは、前記光導体ケーブルを通して伝送されて
    きたレーザ光によって超音波振動される超音波振動体
    と、該超音波振動体に連結された刃物(メス)とを有
    し、治療箇所に、レーザ光と超音波振動を作用させるよ
    うにしたことを特徴とするレーザ光及び超音波振動治療
    装置。
  2. 【請求項2】 前記超音波振動体及び刃物が透明体で構
    成され、前記光導体ケーブルを通して伝送されてきたレ
    ーザ光によって前記超音波振動体を超音波振動させると
    ともに、該レーザ光と前記超音波振動体及び刃物を透過
    させ、治療箇所に、レーザ光と超音波振動を同時に作用
    させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のレ
    ーザ光及び超音波振動治療装置。
  3. 【請求項3】 前記光導体ケーブルを通して伝送されて
    くるレーザ光の一部を前記超音波振動体及び刃物を通す
    ことなく治療箇所に照射するようにしたことを特徴とす
    る請求項1又は2に記載のレーザ光及び超音波振動治療
    装置。
  4. 【請求項4】 前記ハンドピース内に、レーザ光と超音
    波振動とを切り換える切り換え手段を有し、治療箇所
    に、レーザ光又は超音波振動を選択的に作用させるよう
    にしたことを特徴とする請求項1に記載のレーザ光及び
    超音波振動治療装置。
  5. 【請求項5】 前記レーザ光発振装置は、知覚過敏を抑
    える低パワー出力と、硬組織の切除と軟組織の止血、凝
    固、切開、蒸散等を行う高パワー出力とに切り換え可能
    であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記
    載のレーザ光及び超音波振動治療装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001054524A (ja) * 1999-08-18 2001-02-27 Yoshida Dental Mfg Co Ltd レーザ切削装置
KR101179015B1 (ko) 2011-10-07 2012-08-31 민규석 레이저를 이용한 의료장치 및 상기 의료장치에 적용되는 핸드 피스
KR101655107B1 (ko) * 2015-04-24 2016-09-07 고려대학교 산학협력단 의료용 핸드피스

Cited By (4)

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JP4499214B2 (ja) * 1999-08-18 2010-07-07 株式会社吉田製作所 レーザ切削装置
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KR101655107B1 (ko) * 2015-04-24 2016-09-07 고려대학교 산학협력단 의료용 핸드피스

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Effective date: 20040921

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050201