JPH1020164A - マルチスペーサ型光ケーブル - Google Patents

マルチスペーサ型光ケーブル

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Publication number
JPH1020164A
JPH1020164A JP8170521A JP17052196A JPH1020164A JP H1020164 A JPH1020164 A JP H1020164A JP 8170521 A JP8170521 A JP 8170521A JP 17052196 A JP17052196 A JP 17052196A JP H1020164 A JPH1020164 A JP H1020164A
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JP
Japan
Prior art keywords
spacer
optical cable
type optical
slots
spacers
Prior art date
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Pending
Application number
JP8170521A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Shimizu
繁夫 清水
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Publication of JPH1020164A publication Critical patent/JPH1020164A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テンションメンバの周囲にスロットを有する
スペーサを撚り合わせた光ケーブルのような大容量の光
ケーブルであっても後分岐を容易に行うことのできるス
ペーサ型光ケーブルを提供する。 【解決手段】 スペーサ12外表面に形成されたスロッ
ト13に光ファイバ心線14を収納し、かつスペーサ1
2に押さえ巻き15を施したスペーサユニットとテンシ
ョンメンバ11を撚り合わせたケーブルユニット外周に
一括押さえ巻き16、保護層17を順次設けたスペーサ
型光ケーブル10において、スペーサ12は、組み合わ
せることによりスロット13を形成するスペーサ部材か
らなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高密度光ケーブルで
あるマルチスペーサ型光ケーブルに関する、さらに詳し
くは後分岐が容易なマルチスペーサ型光ケーブルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを高密度に実装できる光ケー
ブルの構造として、スペーサ型光ケーブルがある。図7
は従来のスペーサ型光ケーブル20の一例を示すもので
ある。スペーサ型光ケーブル20は、中心にテンション
メンバ21を有したスペーサ22外表面には長手方向に
螺旋状の複数のスロット23が設けられ、このスロット
23内にテープ状光ファイバ心線24が複数枚収納され
ている。テープ状光ファイバ心線24が収納されたスペ
ーサ22の外周には押さえ巻き25が施され、その外周
には保護層26が被覆されたものである。
【0003】近年、情報網の発達に伴い大容量の光ケー
ブルが要望されている。この要望に沿うものとして、図
8に示すマルチスペーサ型光ケーブル30が提案されて
いる。図8に示すマルチスペーサ型光ケーブル30は、
図7に示すスペーサ22を例えば6本、主テンションメ
ンバ31の外周に撚合わせ、さらにその外周に一括押さ
え巻き32が施され、その外周に保護層33が被覆され
たものである。なお、各スペーサ22のスロット23内
にテープ状光ファイバ心線24が複数枚収納され、スペ
ーサ22の外周には押さえ巻き25が施されていること
は図7と同様である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のマルチスペーサ
型光ケーブルに限らず、通常光ケーブルは敷設後に光ケ
ーブルのルート変更や光ケーブルの途中での増設等の必
要が発生する。例えば、光ケーブルの途中で光ケーブル
の一部の光ファイバ心線を他の光ケーブルに接続する、
いわゆる後分岐が発生することがある。この後分岐は、
分岐する光ファイバ心線のみを取り出し切断して他の光
ケーブルの光ファイバ心線に接続するが、他の光ファイ
バ心線は切断することなくそのままの状態にしておく必
要がある。
【0005】例えば図7に示すスペーサ型光ケーブル2
0の場合は、分岐を行う部分の保護層26および押さえ
巻き25を所定長さ取り除き、その部分のスロット23
の螺旋を撚り戻して直線状にするか、その部分を曲げる
かして、スロット23内のテープ状光ファイバ心線24
に余裕を持たせてスロット23内から引出した後スペー
サ22を切断する。しかる後、取り出したテープ状光フ
ァイバ心線24の内、切断を必要とするもののみ切断
し、所定の手順で図示しない他の光ケーブルのテープ状
光ファイバ心線に接続を行うものである。
【0006】ところが、図8のマルチスペーサ型光ケー
ブル30の場合は、分岐を行う部分の保護層33および
一括押さえ巻き32を所定長さ取り除き、その部分の所
定本数のスペーサ22の撚り合わせの撚りを戻すことは
できても、個々のスペーサ22のスロット23の螺旋を
撚り戻して直線状にすることができないため、光ファイ
バ心線24をスロット23内から取り出すことが極めて
困難となっていた。このため、マルチスペーサ型光ケー
ブルにあっては後分岐が困難であるという問題があっ
た。
【0007】本発明は上記の課題を解決し、テンション
メンバの周囲にスロットを有するスペーサを撚り合わせ
た大容量の光ケーブルであっても後分岐を容易に行うこ
とのできるマルチスペーサ型光ケーブルを提供すること
を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために以下のような手段を有している。
【0009】本発明の請求項1のスペーサ型光ケーブル
は、スペーサ外表面に形成されたスロットに光ファイバ
心線を収納し、かつ前記スペーサに押さえ巻きを施した
スペーサユニットとテンションメンバを撚り合わせたケ
ーブルユニット外周に、一括押さえ巻き、保護層を順次
設けたスペーサ型光ケーブルにおいて、前記スペーサ
は、組み合わせることにより前記スロットを形成するス
ペーサ部材により形成されることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項2のスペーサ型光ケーブル
は、前記スロットの底面は、1つのスペーサ部材により
形成されることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項3のスペーサ型光ケーブル
は、前記スロットは前記スペーサの略中心軸対称位置に
2本配置されており、前記スペーサは前記2本のスロッ
トの底面を結ぶように分割可能となっているスペーサ部
材により形成されることを特徴とする。
【0012】本発明のスペーサ型光ケーブルによれば、
テンションメンバの外周に撚り合わされた複数本のスペ
ーサは、少なくともスロットの底面を含む線で分割可能
となっていて、組み合わせることによりスロットを形成
するスペーサ部材からなっているので次のようにして分
岐を行うことができる。まず、分岐を行う部分の保護層
および一括押さえ巻きを所定長さ取り除き、その部分の
スペーサの撚り合わせの撚りを戻す。撚りを戻した個々
のスペーサは輪が膨らむように浮き上がるので、浮き上
がったスペーサの内、分岐を行うテープ状光ファイバ心
線を収納しているスペーサの押さえ巻きを所定長さ取り
除く。押さえ巻きが取り除かれたスペーサをスロットの
底面を含む分割面で各スペーサ部材に分割した後スペー
サとテープ状光ファイバ心線を分離して取り出し、前記
スペーサを切断する。その後取り出した光ファイバ心線
の内必要とする光ファイバ心線を切断して分岐する他の
光ケーブルの光ファイバ心線に所定の手順で接続を行い
後分岐を完成させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明を実施の形態により
詳細に説明する。図1は本発明のマルチスペーサ型光ケ
ーブルの一実施の形態を示す断面図である。図1に示す
マルチスペーサ型光ケーブル10は、中心にテンション
メンバ11が配置されている。該テンションメンバ11
は中心に例えばポリイミド繊維等の抗張力繊維や鋼線等
の金属線を有し、その外周に例えばポリエチレン樹脂等
が押出被覆されたものである。
【0014】前記テンションメンバ11の外周に図2に
示すスペーサ16が複数本(本実施の形態では6本)螺
旋状に撚り合わされており、その外周に例えばポリエス
テルテープ等からなる一括押さえ巻き17と例えばポリ
エチレン樹脂等を押出被覆してなる保護層18が順次設
けられている。
【0015】前記スペーサユニット16は、スペーサ部
材12a、12bにより形成され長手方向に螺旋状のス
ロット13が設けられたスペーサ12の外周にポリエス
テルテープ等からなる押さえ巻き15が施されている。
なお、前記スロット13内にはテープ状光ファイバ心線
14が複数枚(本実施の形態では5枚)収納されてい
る。また、前記スペーサ部材12a、12bは、例えば
ポリエチレン樹脂等を押出成形することにより形成され
る。
【0016】前記スペーサ12は、その中心軸対象位置
に2本配置されてた前記スロット13の底面を結ぶ線
(以下、分割線という)で分割可能となっている。ここ
で、前記分割線は、図2に示したような形状に限られる
ものではない。例えば図3(イ)に示す様に、Mを横に
したような形状でも良いし、図3(ロ)に示すようにZ
字状でも良い。また、前記分割線は、図3(ハ)に示す
ようにスロットの底面に垂直な直線でもよいが、スペー
サ部材を組み合わせた後の安定性等から、先に示したよ
うに分割線が屈曲しているタイプが好ましい。
【0017】なお、本実施の形態では前記スロットは2
本配置されているが、スロットの本数は2本に限定され
るものではなく、例えば図4に示したようにスペーサ1
2に配置されるスロット13は1本であってもよい。ス
ロット13が1本の場合は分割線の片端がスロット13
の底面に接するようにスペーサ部材は形成される。ま
た、図示していないがスロットが3本以上設けられてい
る場合には、少なくとも各スロットの底面に分割線の片
端が存在するようにスペーサ部砕破形成される。
【0018】上記のように構成されたマルチスペーサ型
光ケーブル10の後分岐は図5および図6に示すように
して行われる。まず、図5(イ)に示すように、マルチ
スペーサ型光ケーブル10において、後分岐を行う部分
の保護層18と一括押さえ巻き17を所定長さ、例えば
1m除去して、撚り合わせたスペーサユニット16を露
出させる。次いで図5(イ)に示すように、その部分の
6本のスペーサユニット16をその撚り合わせ方向と反
対方向に撚り返すことによって該スペーサユニット16
の撚りを戻し、輪が膨らむような形状に浮き上がらせ
る。なお、表示の関係で、図5の(ロ)、(ハ)、
(ニ)、(ホ)には6本のスペーサユニット16のうち
3本のみを図示している。
【0019】その後図5(ハ)に示すように、後分岐を
行うテープ状光ファイバ14を含むスペーサユニット1
6の押さえ巻き15を所定長取り除くことにより、スペ
ーサ12を露出させる。その後、図6に示すように分割
線からスペーサ部材12aとスペーサ部材12bに分割
し、テープ状光ファイバ心線14を分離して取り出す。
そして図5(ニ)に示すように、不要となったスペーサ
部材12a、12bを切断除去する。その後、図5
(ホ)に示すように、分岐するテープ状光ファイバ心線
14aのみを切断して、分岐先である他の光ケーブル1
0Aのテープ状光ファイバ心線14bに所定の手順で接
続を行い、後分岐を完成させる。
【0020】なお、本実施の形態においては、スロット
13内に収納する光ファイバ心線としてテープ状光ファ
イバ心線14を用いた具体例を示したが、スロット13
内に単心状光ファイバ心線や多心撚り合わせ型光ユニッ
ト心線等を収納してもよいことは明らかである。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のマルチスペ
ーサ型光ケーブルによれば、テンションメンバの外周に
撚り合わされた複数本のスペーサが組み合わされてスロ
ットを形成するスペーサ部材により形成されているの
で、一括押さえ巻きを取り除いたスペーサに収納されて
いるものを容易に取り出すことができる。またその後の
スペーサ部材の除去等の際にも作業性が向上する。よっ
て、本発明のマルチスペーサ型光ケーブルは容易に後分
岐を達成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスペーサ型光ケーブルの一実施の形態
を示す断面図である。
【図2】図1のスペーサ型光ケーブルに用いられるスペ
ーサの一例を示す断面図である。
【図3】本発明のスペーサ型光ケーブルに用いられるス
ペーサの他の例を示す断面図である。
【図4】本発明のスペーサ型光ケーブルに用いられるス
ペーサのさらに他の例を示す断面図である。
【図5】本発明のスペーサ型光ケーブルの後分岐の手順
を示す説明図である。
【図6】本発明のスペーサ型光ケーブルの後分岐の手順
の一部を示す説明図である。
【図7】従来のスペーサ型光ケーブルの一例を示す断面
図である。
【図8】従来のスペーサ型光ケーブルの他の一例を示す
断面図である。
【符号の説明】
10 スペーサ型光ケーブル 11 テンションメンバ 12 スペーサ 13 スロット 14 光ファイバ心線 15 押さえ巻き 16 スペーサユニット 17 一括押さえ巻き 18 保護層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スペーサ外表面に形成されたスロットに
    光ファイバ心線を収納し、かつ前記スペーサに押さえ巻
    きを施したスペーサユニットとテンションメンバを撚り
    合わせたケーブルユニット外周に、一括押さえ巻き、保
    護層を順次設けたスペーサ型光ケーブルにおいて、前記
    スペーサは、組み合わせることにより前記スロットを形
    成するスペーサ部材により形成されることを特徴とする
    マルチスペーサ型光ケーブル。
  2. 【請求項2】 前記スロットの底面は、1つのスペーサ
    部材により形成されることを特徴とする請求項1記載の
    マルチスペーサ型光ケーブル。
  3. 【請求項3】 前記スロットは前記スペーサの略中心軸
    対称位置に2本配置されており、前記スペーサは前記2
    本のスロットの底面を結ぶように分割可能となっている
    スペーサ部材により形成されることを特徴とする請求項
    1または請求項2記載のマルチスペーサ型光ケーブル。
JP8170521A 1996-07-01 1996-07-01 マルチスペーサ型光ケーブル Pending JPH1020164A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100341026B1 (ko) * 1998-12-30 2002-09-12 주식회사 머큐리 비대칭형슬롯로드와삼각형슬롯로드및그것들을구비한초다심광케이블
JP2012226024A (ja) * 2011-04-18 2012-11-15 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバケーブル、光ファイバケーブルの分岐方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100341026B1 (ko) * 1998-12-30 2002-09-12 주식회사 머큐리 비대칭형슬롯로드와삼각형슬롯로드및그것들을구비한초다심광케이블
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